JPH11188054A - 皮膚外用部材 - Google Patents

皮膚外用部材

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JPH11188054A
JPH11188054A JP35841997A JP35841997A JPH11188054A JP H11188054 A JPH11188054 A JP H11188054A JP 35841997 A JP35841997 A JP 35841997A JP 35841997 A JP35841997 A JP 35841997A JP H11188054 A JPH11188054 A JP H11188054A
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JP
Japan
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acid
same
sensitive adhesive
red
adhesive
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JP35841997A
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English (en)
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Norio Iida
教雄 飯田
Hajime Goto
肇 後藤
Kimiko Inoue
季未子 井上
Susumu Kamata
進 鎌田
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Lion Corp
Teijin Frontier Co Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Teijin Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた伸縮性と収縮回復力を有し、粘着剤組
成物を塗布した場合に展延ムラや裏ジミ等の不具合がな
い優れた皮膚外用部材の提供。 【解決手段】 本発明の皮膚外用部材は、捲縮加工が施
された熱可塑性合成樹脂のマルチフィラメント糸を複数
段の両面メリヤス編みに編み立てた基布に粘着剤及び/
又は接着剤を塗布、展延、コーティング、或いは含浸さ
せた粘着面及び/又は接着面を有してなり、剤型をパッ
プ剤、プラスター剤、パック剤、パッチ剤、医療用絆創
膏のうちから選択される1種としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パップ剤、プラス
ター剤、パック剤、パッチ剤、医療用絆創膏などの粘着
性被覆部材等の皮膚外用部材に関する。更に詳しくは、
適用時にタテ、ヨコ共に伸縮度に優れ、皮膚の動きに合
わせて伸び縮みし、しわが発生し難い皮膚外用部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】パップ剤、プラスター剤、パック剤、パ
ッチ剤、医療用絆創膏などの粘着性被覆部材において
は、皮膚に貼付した使用中、皮膚の動きに追随する使用
感に優れた基布の開発が進められてきている。特開昭5
4−20128号公報には、縦方向に伸びず、横方向に
50〜130%の伸びを有する織物を基布として用いた
技術が開示されている。また特開平6−56654号公
報には、5〜400デニールの繊維を素材とし、目付け
10〜600g/m2の経編みニットから形成され、伸
び方向の伸展率が140〜500%、直角方向の伸展率
が100〜140%である支持体(基布)を用いたテー
プ製剤が開示されている。しかし、これら従来の基布
は、伸展性は良好であるが戻りが悪く、伸び縮み動作の
繰り返しによって緩み、皮膚から剥離し易い問題があっ
た。さらに、これら従来の基布に粘着剤組成物を塗布
し、パップ剤などの粘着性被覆部材を作製する場合、粘
着剤組成物が裏面に染み出る、いわゆる裏ジミが生じ易
く、肌に付着させたとき、裏ジミした粘着剤などで衣服
を汚すおそれがある。さらに、粘着性被覆部材の基布と
しては織物だけでなく、不織布も使用されているが、不
織布についても伸展性は良好であるが戻りが悪く、伸び
縮み動作の繰り返しによって緩み、皮膚から剥離し易い
問題があった。
【0003】このような問題を解決するための技術とし
て、特開平7−179335号公報には、捲縮加工した
熱可塑性合成樹脂製のマルチフィラメント糸を平編み布
またはこれに挿入糸を入れた編み布とし、これを径方向
に30〜50%伸長し、熱仮セットする。次に熱を伴う
揉み加工を施して、マルチフィラメント糸を構成する各
繊維に捲縮状態を充分に発現させ、経緯共に、ほぼ等し
い伸縮率と、収縮回復力の優れた不織布様にしたパップ
用基布が開示されている。しかしながら、挿入糸を使用
した場合、粘着剤組成物を該基布に塗布する際に展延ム
ラを生じ易く、患部への薬剤接触量を均一化するために
は改善の余地がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術よりも一層優れた伸縮性と収縮回復力を有し、粘
着剤組成物を塗布した場合に展延ムラや裏ジミ等の不具
合がない優れた皮膚外用部材の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による皮膚外用部
材は、捲縮加工が施された熱可塑性合成樹脂のマルチフ
ィラメント糸を複数段の両面メリヤス編みに編み立てた
基布に粘着剤及び/又は接着剤を塗布、展延、コーティ
ング、或いは含浸させた粘着面及び/又は接着面を有し
てなるものである。該皮膚外用部材において、両面メリ
ヤスの段数は3乃至4段であることが望ましい。また、
該粘着剤及び/又は接着剤は親水性のものを使用可能で
ある。さらにその剤型は、パップ剤(いわゆる局方で言
うパップ剤の他、有効成分を含有しないものも含む、以
下同じ)、プラスター剤、パック剤、パッチ剤、医療用
絆創膏のうちから選択される1種とされる。
【0006】本発明による皮膚外用部材は、タテ・ヨコ
共に伸縮度にすぐれ、伸展後にストレッチバック性が高
く、肌へ貼付時の皮膚の動きに合わせて伸び・縮み、伸
びた後の皮膚とほぼ同等の縮みがあるので、シワになら
ない。また伸展後の収縮力が高いため、パップ剤の基布
にして貼付した時、患部の筋力を柔らかくサポートし、
従来、ゴム糸やウレタン糸を使わなければ出来なかった
サポーター等の被覆材の機能と、パップ剤等の粘着性被
覆部材の機能を安価で同時に併せ持つことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による皮膚外用部材は、捲
縮加工が施されている熱可塑性合成樹脂製のマルチフィ
ラメント糸を丸編ニットに編み立てて得られた布(以
下、基布という)を主体としている。本発明による皮膚
外用部材は、上記基布の一面に粘着剤及び/又は接着剤
を塗布し、パップ剤、プラスター剤、パック剤、パッチ
剤、医療用絆創膏などの粘着性被覆部材等の皮膚外用部
材とした。本発明に係る基布の特性としては、 従来の不織布やタテ編みニットにおいて伸展度の高い
パップ剤用の生地はあるが、ストレッチバック性(伸展
前の形状により近付く)が悪く、その生地を用いて作製
したパップ剤等はヨレたりシワになり易い。本発明に係
る基布は、タテ・ヨコ共に伸縮度にすぐれ、伸展後にス
トレッチバック性が高く、肌へ貼付時、皮膚の動きに合
わせて伸び・縮み、伸びた後の皮膚とほぼ同等の縮みが
あるため、基布及びパップ剤等がシワにならない。 本発明に係る基布は、伸展後の収縮力が高い(モジュ
ラスが高い)ため、該基布に粘着剤及び/又は接着剤を
塗布して作製した皮膚外用部材は、貼付時に患部の筋力
を柔らかくサポートし、従来、ゴム糸やウレタン糸を使
わなければ出来なかったサポーターの機能とパップ剤等
の粘着性被覆部材の機能を安価で同時に併せ持つことが
できる。
【0008】上記基布を構成する繊維は、ポリエチレン
テレフタレート・ポリアミド・ポリオレフィン系など熱
可塑性合成樹脂製のマルチフィラメント糸で、該糸は捲
縮加工が施される。その捲縮加工はウーリー加工・押し
込み捲縮加工・擦過加工などで、繊維の太さは15〜5
00dであり、一本の単糸が0.1〜10dが望まし
い。上記マルチフィラメント糸の捲縮度合は、好ましく
はJIS L1090により測定される伸縮伸長度が1
10〜130%程度の糸が好適である。これは、捲縮加
工を施すことによりマルチフィラメントの一本一本の繊
維がより開繊し、ニットを編み上げた時に、よりバルキ
ーな仕上がりになり、肌に柔らかい風合になること、
嵩高になる為、粘着剤及び/又は接着剤の展延時に裏
ジミを防止できること、120〜300%伸展した基
布がほぼ元の形状に戻ることになる。特に捲縮加工のウ
ーリー加工は、繊維がスパイラルに開繊し、捲縮度と嵩
高性が同時に得られるために、最も望ましい。
【0009】前記捲縮加工を施した熱可塑性合成樹脂製
のマルチフィラメント糸を2段以上の両面メリヤスで編
立てることにより、従来のパップ剤やテープ製材で使用
されているタテ編布や織布、不織布などでは不可能だっ
たストレッチバック性が得られ、特に通常3段以上の両
面メリヤスにすることにより、通常の両面メリヤスに比
べるとシリンダー及びダイヤルで編成されるニット目の
間隔が1つ以上多く、結果として生地に20%以上の厚
みと従来より10%以上大きな伸びが出る。また、この
基布は、2つ以上レースを持った両面編機によって編成
された組織のメリヤスで、従来のタテ織布(トリコッ
ト、ラッシェルなど)に比べて同一繊維量あたりの引
裂、引張り強度にすぐれ、又、ルーズなループが編成さ
れ易い為、ストレッチバック性を付与しやすく、嵩高性
が出るという特徴を持つ。これは丸編布であるため、筒
状になっており、これを切開し、120℃〜230℃に
て30秒から3分程度シート状にて熱炉を通過させ、熱
履歴を与えセットする。その時にシート状の巻取りのス
ピードを100に対してオーバーフィードを80〜15
0%とすることにより生地のタテ方向の伸びを調節し、
この時の目付けが80〜220g/m2、ウェール25
〜50本/吋、コース25〜50本/吋、50m/m幅で
試験片の長さが100m/m(チャックからチャック迄の
距離)、荷重300gにおいて、タテ伸度が10〜20
0%、ヨコ伸度が10〜500%、また、同幅において
荷重解除後の長さが元の試験片の100m/mが150m/m
以内である基布が作製される。
【0010】本発明においては上述した特性を有する基
布の一面に、粘着剤及び/又は接着剤を塗布して作製さ
れるパップ剤、プラスター剤、パック剤、パッチ剤、医
療用絆創膏などの粘着性被覆部材に適用するのが望まし
い。これに用いられる粘着剤及び/又は接着剤として
は、その用途に応じて各種の材料を使用することができ
る。以下、粘着性被覆部材の典型例として、基布に含水
性粘着剤組成物を塗布したパップ剤に上記基布を適用し
た場合を主として説明する。
【0011】この種のパップ剤に使用する粘着剤組成物
は、通常皮膚外用剤に用いられる原料、例えば界面活性
剤、油分、アルコール類、保湿剤、酸化防止剤、キレー
ト剤、pH調整剤、紫外線吸収・散乱剤、アミノ酸類、
薬理活性物質、水性粘着基剤、水溶性高分子物質、無機
粉体、防腐剤、乳化剤、硬化剤(高分子を架橋するもの
も含む)、硬化調整剤、鉱物性粉末、香料、色素、水等
を適宜配合して調製される。
【0012】油分としては、ヒマシ油、オリーブ油、カ
カオ油、パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、
グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク
油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリ
ン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流
動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワッ
クス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリ
ン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等
の天然および合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルア
ルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノー
ル、ラウリルアルコール等の天然および合成高級アルコ
ール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソ
プロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸
オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステ
ル類を例示することができる。
【0013】保湿剤としては、グリセリン、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトー
ル、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール等の多価アルコール類;アミノ酸、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分;ヒアル
ロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸
等の水溶性高分子物質等を例示することができる。
【0014】酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシ
トルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン
酸とその塩類等を;キレート剤としては、エデト酸二ナ
トリウム、エチレンジアミン四酢酸とその塩類、ピロリ
ン酸とその塩類、ヘキサメタリン酸とその塩類、グルコ
ン酸とその塩類等を;pH調整剤としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アン
モニア水、ホウ酸、ホウ砂、リン酸水素カリウム等をそ
れぞれ例示することができる。
【0015】紫外線吸収・散乱剤としては、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチル
パラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシ
サイナメート、酸化チタン、カオリン、タルク等を例示
することができる。
【0016】アミノ酸類としては、グリシン、アラニ
ン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニ
ン、トリプトファン、シスチン、システィン、メチオニ
ン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、
グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジンおよび
その誘導体等を例示することができる。
【0017】このパップ剤には必要に応じて薬理活性物
質、例えば、抗生物質、化学療法剤、静菌・殺菌・消毒
剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド系抗炎症剤、
制ガン剤、向精神薬、局所麻酔剤、抗パーキンソン病
剤、性ホルモン剤、抗発汗剤、サンスクリーン剤、抗ア
レルギー剤、抗不整脈剤、抗高血圧剤、血管拡張剤、血
管補強剤、筋弛緩剤、制吐剤、乾癬治療剤、皮膚軟化
剤、皮膚緩和剤、プロスタグランジン類、脂溶性ビタミ
ン類、酵素類、ペプチドホルモン類、糖尿病治療剤、多
糖類、植物抽出エキス及び精油類、診断薬、殺虫剤、防
虫剤、染色剤、農薬などを添加することも可能である。
これらの薬物の具体例は以下の通りである。
【0018】〔抗生物質〕ペニシリンG、ペニシリン
V、メチシリン、オキサシリン、クロキサシリン、アン
ピシリン、ヘタシリン、シクラシリン、アモキシシリ
ン、カルベニシリン、スルベニシリン等のペニシリン系
抗生物質。セファロリジン、セファロチン、セファゾリ
ン、セファログリシン、セファレキシン等のセファロス
ポリン系抗生物質。ストレプトマイシン、カナマイシ
ン、ジベカシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等
のアミノグルコシド系抗生物質。オキシテトラサイクリ
ン、テトラサイクリン、ジメチルクロルテトラサイクリ
ン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン等のテトラサイ
クリン系抗生物質。エリスロマイシン、ロイコマイシ
ン、ジョサマイシン等のマクロライド系抗生物質。リン
コマイシン、クリンダマイシン等のリンコマイシン系抗
生物質。クロラムフェニコール、ミカマイシン、グラミ
シジン、グラミシジンS、カプレオマイシン、サイクロ
セリン、エンビオマイシン、リファンピシン、ナイスタ
チン、トリコマイシン、アムホテリシンB、グリセオフ
ルビン、バリオチン、ピロールニトリン、シッカニン、
ニトロフラントイン、5−ヨード−2−デオキシウリジ
ン、セファメジン、フォスフォノマイシン、N−ホルム
イミドイルチェナマイシン1水和物などが挙げられる。 〔化学療法剤〕酢酸マフェニド、スルファジアジン、ス
ルファジアジン銀、スルファメトキサゾールナトリウ
ム、スルフィソミジン、スルフィソミジンナトリウム等
の外用サルファ剤などが挙げられる。 〔静菌・殺菌・消毒剤〕ヨウ素、ポンピドンヨード、ジヨ
ードヒドロキシプロパン、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、ヘキサクロロ
フェン、クロルヘキシジン、ベンゾイルパーオキサイド
トルナフテートなどが挙げられる。 〔抗真菌剤〕ナフチオメート、クロトリマゾール、グリ
セオフルビン、シッカニン、トリコマイシン、ナイスタ
チン、ピロールニトリン、エキサラミド、塩酸クロコナ
ゾール、硝酸イソコナゾール、硝酸エコナゾール、硝酸
オキシコナゾール、硝酸スルコナゾール、ミコナゾー
ル、チオコナゾール、トルシクラート、バリオテン、ハ
ロプロジン、フェニルヨードウンデシレート、ビフォナ
ゾール、ナフティフィン、ケトコナゾール、オクトピロ
ックス、シクロピロックス、オラミンなどが挙げられ
る。 〔非ステロイド系抗炎症剤〕サリチル酸とその塩類、ア
スピリンなどのサリチル酸誘導体、アセトアミノフェ
ン、アミノピリン、アンチピリン、オキシフェンブタゾ
ン、スルピリン、アンフェナックナトリウム、インドメ
タシン、ジクロフェナックナトリウム、フェルビナク、
イブプロフェン、スリンダック、ナプロキセン、ケトプ
ロフェン、スプロフェン、エトフェナメート、サリチル
アミド、トリエタノールアミンサリチレート、フルフェ
ナム酸とその塩類及びその誘導体、メクロフェナム酸と
その塩類及びその誘導体、コルヒチン、ブフェキサマッ
ク、イブフェナック、ロキソプロフェン、フェンブフェ
ン、ジフルニサル、アルクロフェナック、フェニルブタ
ゾン、メフェナム酸とその塩類及びその誘導体、フェノ
プロフェン、ベンダザック、ピロキシカム、フルルビプ
ロフェン、ザルトプロフェン、エトドラクなどが挙げら
れる。 〔ステロイド系抗炎症剤〕アムシノイド、吉草酸プレド
ニゾロン、吉草酸ジフルコルトロン、吉草酸ベータメタ
ゾン、酢酸ベータメタゾン、酢酸デキサメタゾン、ジプ
ロピオン酸ベータメタゾン、デキサメタゾン、トリアム
シノロンアセトニド、リルシノニド、ヒドロコルチゾ
ン、ピバル酸フルメタゾン、フルオシノニド、フルオシ
ノロンアセトニド、フルオトメトロン、フルドロキシコ
ルチド、プレドニゾロン、プロピオン酸クロベタゾー
ル、プロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、メチ
ルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロンアセテート、
酪酸ヒドロコルチゾン等が挙げられる。 〔制ガン剤〕5−フルオロウラシル、6−メルカプトプ
リン、メトトレキサート、ブレオマイシン、マイトマイ
シンC、アドリアマイシン、カルボコン、アクチノマイ
シンC、ダウノルビシン、ネオカルチノスタチン、クロ
モマイシンA、L−アスパラギナーゼ、ピシバニール、
ビンプラスチン、ビンクリスチンなどが挙げられる。 〔向精神剤〕クロルプロマジン、レセルピン、クロルジ
アゼポキシドなどが挙げられる。 〔抗パーキンソン病剤〕L−ドーパ、クロルゾキサゾン
などが挙げられる。 〔性ホルモン剤〕エストロゲン、アンドロゲン、エスト
ラジオール、テストステロン、プロゲステロンなどが挙
げられる。 〔抗発汗剤〕プロパンテリンブロマイド、スコポラミ
ン、第四級アシロキシメチルアンモニウム塩などが挙げ
られる。 〔サンスクリーン剤〕p−アミノ安息香酸、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸あるいはそれらのアルキルエステルな
どが挙げられる。 〔抗アレルギー剤〕ジプロヘプタジンハイドロクロライ
ド、クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェンなどが挙
げられる。 〔抗不整脈剤〕アセブトロール、アルプレノロール、イ
ンデノロール、カルテオロール、ブクモロール、ブフェ
トロール、ブプラノロール、プロプラノロール、ピンド
ロールなどが挙げられる。 〔抗高血圧剤〕レセルピン、レシナミンなどのラウロル
フィアアルカロイド類。クロニジン、プラゾシン、ナシ
ル酸ジヒドロエルゴトキシン、メチクラン、メチルドー
パ、グアネチジン、ベタニジンなどが挙げられる。 〔血管拡張剤〕エフロキサート、エタフェノン、オキシ
フェドリン、カルボクロメン、ジラゼプ、ジルチアゼ
ム、トリメタジジン、四硝酸ペンタエリスリトール、ジ
ピリダモール、硝酸イソソルビド、トラピジル、ニトロ
グリセリン、ニフェジピン、プレニラミン、モルシドミ
ン、リン酸トロールニトラート、イノシトールヘキサニ
コチネート、イソクスプリン、ナイリドリン、クエン酸
ニカメタート、シクランデレート、シンナリジン、ニコ
チニックアルコール、ヘプロニカートなどが挙げられ
る。 〔血管補強剤〕ルチンなどが挙げられる。 〔筋弛緩剤〕ジアゼパムなどが挙げられる。 〔制吐剤〕クロルプロマジンなどが挙げられる。 〔乾癬治療剤〕メトキサレンなどが挙げられる。 〔皮膚軟化剤あるいは皮膚緩和剤〕ヒドロキノン、尿
素、ヘパリン、コンドロイチン硫酸、サリチル酸、乳
酸、リンゴ酸、タルトロン酸、酒石酸、ピルビン酸、2
−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、グリコール
酸、クエン酸、ピルビン酸エチルメチル、グルクロン酸
などが挙げられる。 〔プロスタグランジン類〕プロスタグランジンF2α、
プロスタサイクリン、プロスタグランジンE1、プロス
タグランジンE2、7−チアプロスタグランジンE1、1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロペンチル−7−チアプロスタグランジンE 1、16,
16−ジメチル−7−チアプロスタグランジンE1、1
7,20−ジメチル−7−チアプロスタグランジン
1、16,17,18,19,20−ペンタノル−1
5−シクロヘキシル−Δ2−7−チアプロスタグランジ
ンE1、16,16−ジメチル−Δ2−7−チアプロスタ
グランジンE1、7−フルオロプロスタサイクリン、5
−フルオロプロスタサイクリン、16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロヘキシルプロスタ
サイクリン、16,17,18,19,20−ペンタノ
ル−15−シクロペンチルプロスタサイクリンなどが挙
げられる。 〔ビタミン類〕1,25−ジヒドロキシビタミンD3
1α−ヒドロキシビタミンD3、1,24−ジヒドロキ
シビタミンD3、24,25−ジヒドロキシビタミン
3、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3−26,2
3−ラクトン、25−ヒドロキシビタミンD3−26,
23−ラクトン、ビタミンA、ビタミンE、酢酸トコフ
ェロール、ビタミンK、ビタミンB群、ビタミンC、ビ
タミンF、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェ
ルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸お
よびその誘導体などが挙げられる。 〔酵素製剤〕トリプシン、パパイン、プロテアーゼ、リ
ゾチーム、ストレプトキナーゼ、プラスミン、ウロキナ
ーゼ、ヒアルロニダーゼ、α−キモトリプシン、セラチ
オペプチダーゼ、ブロメライン、セミアルカリペプチダ
ーゼなどが挙げられる。 〔ペプチドホルモン〕インシュリン、アンジオテンシ
ン、バゾプレッシン、フェリプレシン、プロチレリン、
ゴナドトロピン放出ホルモン、コルチコトロピン、プロ
ラクチン、ソマトロピン、サイロトロピン、黄体形成ホ
ルモン、カルシトニン、カリクレイン、パラサイリン、
グルカゴン、オキシトシン、ガストリン、セクレチン、
血清性性腺刺激ホルモンなどが挙げられる。 〔糖尿病治療薬〕グリベンクラミド、グリクラジドなど
が挙げられる。 〔多糖類〕ヘパリン、コンドロイチン硫酸などが挙げら
れる。 〔生薬類〕カプサイシンや、更にはオオバク等の生薬末
や、トウガラシエキス等の生薬軟エキス、オオバク乾燥
エキス等の生薬乾燥エキス、センブリ流エキス等の生薬
流エキス、アルニカチンキ等の生薬チンキ、ハッカ油、
ケイ皮油等の精油、トウキ、シコン、カンゾウ、ベラド
ンナ、シャクヤク、ヨモギ、セイヨウトチノキ、(種
子、芽)、カミツレ(エキス、精油)、セイヨウシナノ
キ、セイジ、シラカバなどが挙げられる。上記薬効成分
は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用する
ことができ、その配合量は、適宜選定することができ
る。
【0019】粘着剤組成物中に上記薬理活性物質を配合
する場合、その物質が日本薬局方に収載されているか、
他の文献等によって使用適量が定められている場合に
は、該使用適量に合わせて配合するのが好ましい。その
他の特に使用適量が定められていない物質の配合量は、
0.0001〜10%、好ましくは0.001〜5%程
度とするのが望ましい。0.0001%より低いと薬理
活性物質としての効果が認められず、10%以上を配合
しても効果は変わらない。
【0020】このパップ剤において、水性粘着基剤とし
て、ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩との架橋体を含
有する水性粘着基剤を使用するとより好適である。この
水性粘着基剤は、含水率が高く、しかも、皮膚への粘着
力に優れている。ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩と
の架橋体は、特に制限されることはなく、公知のものを
使用し得るが、例えば特開昭59−110614号、同
59−110616号、同59−110617号、同6
0−99180号、同60−260512号、同60−
260513号公報等に記載されたポリアクリル酸とポ
リアクリル酸塩との金属架橋体を含有する水性粘着基剤
が好ましい。
【0021】具体的には、上記ポリアクリル酸としては
いずれのものでも使用でき、その分子量及び直鎖状、分
岐鎖状等の形状には特に制限はないが、分子量1万〜1
000万のものを用いることが好ましく、特に重量平均
分子量が1万〜50万未満、50万〜200万未満、2
00万〜400万の平均分子量を有するポリアクリル酸
を2種以上組み合わせると、使用感が向上するので好適
である。なお、通常のアクリル酸を重合して得られた重
合体のほか、カーボポール(商品名:米国グッドリッチ
社製)等のアクリル酸重合体を一部架橋したものも好適
に使用し得る。
【0022】また、ポリアクリル酸塩としてはポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等のポリア
クリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノール
アミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアク
リル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミ
ン塩、ポリアクリル酸のアンモニウム塩等の1種又は2
種以上が好適に使用し得る。
【0023】ここで、ポリアクリル酸塩とポリアクリル
酸との配合比(重量比)は1:0.1〜1:10、特に
1:1〜1:9とすることが好ましいが、ポリアクリル
酸又は塩を一部中和してポリアクリル酸塩が上記比率に
なるようにしたものを用いても差し支えない。また、ポ
リアクリル酸及びポリアクリル酸塩の合計配合量は組成
物全体の0.5〜20%、特に1〜15%とすることが
好ましく、0.5%未満では粘着力が不足する場合があ
り、20%を超えると粘度が高くなり、製造時の作業性
に問題が生じることがある。
【0024】さらに、この粘着剤組成物にはセルロース
誘導体及び多価アルコールを添加し得る。この場合、セ
ルロース誘導体としてはいずれのものも使用し得、例え
ばカルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース
等の1種又は2種以上が使用し得るが、特にカルボキシ
メチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロ
ースカリウム等のカルボキシメチルセルロースのアルカ
リ金属塩が好適に使用し得る。なお、セルロース誘導体
を添加する場合、その配合量は組成物全体の15%以下
とすることが好ましい。15%を超えると粘度が高くな
り、製造時の作業性に問題が生じる場合がある。また、
多価アルコールとしては通常用いられるいずれのもので
も使用し得、例えばグリセリン、ソルビトール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、マルチトール、キシリトール等の1種又は2
種以上を使用し得る。多価アルコールを粘着剤組成物に
添加する場合、その配合量は組成物全体の50%以下と
することが好ましい。50%を超えると、該組成物中の
水性粘着基剤の凝集力が低下し、剥離時に水性粘着基剤
が被着体に残る場合が生じる。
【0025】また、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
塩、セルロース誘導体の水溶性高分子物質として、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、
ペクチン、ビニルピロリドン・ビニルアセテート共重合
体、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム、キサンタンガム、トラガントなどを配合し得る。
これら水溶性高分子を配合する場合、その配合量は粘着
剤組成物全体の0〜10%とすることが好ましい。10
%より多いと組成物が硬くなるため、パップ剤を製造す
る場合に問題となる。
【0026】防腐剤としては、アミノエチルスルホン
酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸ベンジ
ル、アンソッコウ、液状フェノール、エタノール、エデ
ト酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ベンゼトニウム、乾燥硫酸ナトリウ
ム、カンテン、dl−カンフル、強力サンプレザーN
(商品名:三栄源エフ.エフ.アイ.社製)、クエン
酸、クエン酸ナトリウム、クロロクレゾール、クロロブ
タノール、ゲンチジン酸エタノールアミド、サリチル
酸、サリチル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、
セイセプト(商品名:成和化成社製)、ソルビン酸、ソ
ルビン酸カリウム、窒素、チモール、デヒドロ酢酸、デ
ヒドロ酢酸ナトリウム、2−ナフトール、ヒノキチオー
ル、白糖、ハチミツ、パラオキシ安息香酸イソブチル、
パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸
エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香
酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、パラホルムア
ルデヒド、フェニルエチルアルコール、フェノール、プ
ロキセルGXL(商品名:ゼネカ社製)、ベンジルアル
コール、ホウ酸、ホウ砂、d−ボルネオール、l−メン
トール、ユーカリ油、硫酸オキシキノリン、イソプロピ
ルメチルフェノール、ウンデシレン酸モノエタノールア
ミド、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム、塩酸アルキルジアミノエチ
ルグリシン液、塩酸(グルコン酸)クロルヘキシジン、
オルトフェニルフェノール、クレゾール、クロラミン
T、クロルキシレノール、クロルフェネシン、臭化アル
キルイソキノリニウム液、臭化ドミフェン、チアントー
ル、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、
ハロカルバン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、ヘキサクロロフェン、レゾ
ルシン、フェノキシエタノールなどを添加し得る。
【0027】乳化剤としては、アクリル酸メチル・アク
リル酸−2−エチルヘキシル共重合樹脂エマルジョン、
N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、アトモス3
00(商品名:花王社製)、アマコールCAB(商品
名:永広堂社製)、アリルグリシジルエーテル、エタノ
ール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エマミ
ンD500B(商品名:共栄社油脂化学工業社製)、エ
マレックスAC−10(商品名:日本エマルジョン社
製)、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウ
ム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、オイムル
ギンC1000(商品名:ヘンケル白水社製)、オクチ
ルドデカノール、オレイルアルコール、カラギーナン、
カリ石ケン、カルボキシビニルポリマー、カルメロース
ナトリウム、還元ラノリン、グアーガム、クラウデーベ
ース25(商品名:高田香料社製)、グリセリン、高度
精製卵黄レシチン、サニマル234NS(商品名:日本
乳化剤社製)、サニマル235(同)、サニマル250
−C(同)、サニマル250C(75)(同)、サニマ
ル258B2(同)、サニマル258BA(同)、サニ
マル258BA2(同)、サニマル258N(同)、サ
ニマル265(同)、サニマル451−KT(同)、サ
ニマル55−HX(同)、サニマル55−LX(同)、
サニマルDVP(同)、サニマルK−51(同)、サニ
マルK−51(75)(同)、サニマルPCS(同)、
サニマルSN−155(同)、サニマルST−451
(同)、サラシミツロウ、ジイソプロパノールアミン、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジオクチル
ソジウムスルホサクシネート、自己乳化型モノステアリ
ン酸グリセリン、ジステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、ジセチルリン酸、ジブナートナトリウム、ショ糖脂
肪酸エステル、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油
型モノステアリン酸グリセリン、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水素添加大豆リン脂質、水素添加ラノリ
ンアルコール、スクアレン、スクワラン、ステアリルア
ルコール、ステアリン酸、ステアリン酸カリウム、ステ
アリン酸ナトリウム、ステアリン酸ポリオキシル40、
精製大豆レシチン、精製ラノリン、精製卵黄レシチン、
セスキオレイン酸ソルビタン、セタノール、セチル硫酸
ナトリウム、セトステアリルアルコール、セトマクロゴ
ール1000、セバシン酸ジエチル、ゼラチン、D−ソ
ルビトール、ソルポール200(商品名:東邦化学工業
社製)、ソルポール2242(同)、ソルポール253
9A(同)、ソルポール2500A(同)、ソルポール
2540A(同)、ソルポール2676−S(同)、ソ
ルポール2720(同)、ソルポール2721(同)、
ソルポール2850A(同)、ソルポール2852
(同)、ソルポール2942−S(同)、ソルポール2
944−S(同)、ソルポール3006−K(同)、ソ
ルポール3006A(同)、ソルポール3006DB
(同)、ソルポール3008−K(同)、ソルポール3
008A(同)、ソルポール3080(同)、ソルポー
ル3269(同)、ソルポール50(同)、ソルポール
900A(同)、ソルポール900B(同)、ソルポー
ルAC−2357A(同)、ソルポールAC−2411
A(同)、ソルポールAC−2721A(同)、ソルポ
ールAE102(同)、ソルポールM2242(同)、
ソルポールSM−100P(同)、ソルポールSM−1
00S(同)、ソルポールSM−200(同)、ソルポ
ールTM2(同)、大豆レシチン、タルク、炭酸カルシ
ウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド、中性無水硫酸ナトリ
ウム、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビッ
ト、デヒムルスE(商品名:ヘンケル白水社製)、灯
油、トキサノンV1D(商品名:三洋化成工業社製)、
トキサノンXK−30(同)、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセ
リル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセ
リン(3E.O.)、トリエタノールアミン、トリオレ
イン酸ソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.)、トリステアリン酸ソルビ
タン、ニッコールPBC−14(商品名:日光日光ケミ
カルズ社製)、ニッコールワックス220(同)、乳化
剤AC2338A(商品名:東邦化学工業社製)、ニュ
ーカルゲン1015(商品名:竹本油脂社製)、ニュー
カルゲン1015−P(同)、ニューカルゲン1066
K(同)、ニューカルゲン1070(同)、ニューカル
ゲン1071(同)、ニューカルゲン1500TE1
(同)、ニューカルゲン1585TE1(同)、ニュー
カルゲン1616−D1(同)、ニューカルゲン161
6−D6(同)、ニューカルゲン1616M(同)、ニ
ューカルゲン165(同)、ニューカルゲン185−K
4(同)、ニューカルゲン1880SB(同)、ニュー
カルゲン204(同)、ニューカルゲン2119−K
(同)、ニューカルゲンCP−120(同)、ニューカ
ルゲンEP3(同)、ニューカルゲンKH−13
(同)、ニューカルゲンKH−15(同)、ニューカル
ゲンKH−20M(同)、ニューカルゲンKH−25
(同)、ニューカルゲンKL−13(同)、ニューカル
ゲンKL−20M(同)、ニューカルゲンKL−26
(同)、ニューコールNN15(商品名:日本乳化剤社
製)、ニューポールLB−65(商品名:三洋化成工業
社製)、ハイマール212(商品名:松本油脂製薬社
製)、ハイマルCX−8C(商品名:松本油脂製薬社
製)、ハイマルPS−90A(同)、パラフィン、非イ
オン性自己乳化型ワックス、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、プロピレングリコール、プロピレングリコール脂
肪酸エステル、ペクチン、ホスタファットKW−340
(商品名:ヘキスト社製)、ポリオキシエチレン(2
0)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオ
キシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチ
ルエーテルリン酸ナトリウム(5E.O.)、ポリオキ
シエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンソ
ルビットミツロウ(6E.O.)、ポリオキシエチレン
ヒマシ油、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリ
オキシエチレンベヘニルエーテル(20E.O.)、ポ
リオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(3
0)グリコール、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリソルベート4
0、ポリソルベート60、ポリソルベート65、ポリソ
ルベート80、マクロゴール20000、マクロゴール
300、マクロゴール400、ミリスチルアルコール、
ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、メチルセルロース、メチルナフタレン、α−モノ
イソステアリルグリセリルエーテル、モノオレイン酸ソ
ルビタン、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モ
ノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.
O.)、モノステアリン酸エチレングリコール、モノス
テアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、
モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリ
ン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリオ
キシエチレングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(6E.O.)、モノパルミチン酸
ソルビタン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール
(10E.O.)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソ
ルビタン(20E.O.)、薬用石ケン、ヤシ脂肪酸、
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、N−ラウロイル−L−
グルタミン酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、ラウロ
マクロゴール(6E.O.)、ラウロマクロゴール(9
E.O.)、卵黄油、卵黄リン脂質、流動パラフィン、
デカグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトル脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチ
レンラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アル
キル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、N−アシルアミノ酸とその塩、N−アシルメチルタ
ウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルリン酸塩、アルキルアンモニウム塩、アル
キルベンジルアンモニウム塩、酢酸ベタイン、イミダゾ
リウムベタイン、レシチン、脂肪酸エステル、多価アル
コール脂肪酸エステル、アルキルグリセリエーテルと脂
肪酸エステル、高級アルコール、炭化水素、天然動植物
油、ビタミン誘導体、グリチルリチン酸、グリチルレチ
ン酸とその誘導体などを添加し得る。
【0028】硬化剤としては、その種類は特に制限され
ず、従来より膏体等に使用されているものを使用するこ
とができるが、各成分を均一に混合して膏体(粘着剤組
成物)を調製し、その後の展延工程において膏体を均一
に塗布する点から、即効的に作用するものよりも徐々に
作用するものが好ましく、このような硬化剤として、例
えば多価金属化合物が好適に使用される。この場合、多
価金属化合物としてはマグネシウム化合物、カルシウム
化合物、亜鉛化合物、カドミウム化合物、アルミニウム
化合物、チタン化合物、錫化合物、鉄化合物、クロム化
合物、マンガン化合物、コバルト化合物、ニッケル化合
物等が使用し得るが、皮膚に対する安全性を考慮するな
らば、アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、カル
シウム化合物等を用いることが好ましい。
【0029】この場合、アルミニウム化合物、マグネシ
ウム化合物及びカルシウム化合物はいずれのものも好適
に使用し得、例えばカリウムミョウバン、アンモニウム
ミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類、水酸化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムアン
モニウム、硫酸アルミニウムカリウム、塩化アルミニウ
ム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、酢酸
アルミニウム、酸化アルミニウム、合成ケイ酸アルミニ
ウム、メタケイ酸アルミニウム、水酸化カルシウム、炭
酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化
カルシウム、酢酸カルシウム、酸化カルシウム、リン酸
カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、
硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ケイ酸マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナ・マグネシウ
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、これらの金
属を含む複塩等の水溶性化合物、水難溶性化合物のうち
の1種又は2種以上を使用し得る。その他、エポキシ系
の硬化剤として、トリグリシジルイソシアヌレート、ア
ルデヒド系の硬化剤として、ジアルデヒドデンプン等も
使用し得る。これらの硬化剤の配合量は特に限定されな
い。配合量が少なすぎると配合による効果が十分に得ら
れず、多すぎると硬化速度を調整することが困難となる
場合があるので、使用する硬化剤の種類に応じて適宜設
定される。
【0030】上記硬化剤による硬化を調整する硬化調整
剤としては、その種類は特に制限されず、従来より膏体
等に使用されているものを使用することができ、このよ
うな硬化調整剤として、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒
石酸、エデト酸二ナトリウム等を挙げることができ、こ
れらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用
することができる。硬化調整剤の配合量は、適宜選定す
ることができるが、通常、粘着剤組成物全体の0.00
1〜10%が好適である。配合量が少なすぎると配合に
よる効果が十分に得られず、多すぎると硬化速度を調整
することが困難となる場合がある。
【0031】また、鉱物性粉末としては、その種類は特
に制限されず、従来より膏体等に使用されているものを
使用することができ、このような鉱物性粉末として、例
えばカオリン、ベントナイト、モンモリロナイト、酸化
亜鉛、酸化チタン、無水ケイ酸等が挙げられ、これらは
1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用する
ことができる。鉱物性粉末の配合量は、適宜選定するこ
とができるが、通常、粘着剤組成物全体の0.01〜3
0%程度、更に好ましくは0.1〜15%が好適であ
る。多すぎると展延ができなくなる程膏体硬度が硬くな
る場合がある。
【0032】香料としては、その種類は特に限定され
ず、従来よりパップ剤などの香料として使用されている
ものを使用することができ、このような香料として、例
えばアニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル、カモ
ミール、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラ
ウェイ、キャロットシード、グアアックウッド、グレー
プフルーツ、オレンジ、サイプレス、サンダルウッド、
シダーウッド、ジュニパー、スターアニス、セージ、ゼ
ラニウム、セロリ、タイム、タラゴン、テレビン、トウ
ヒ、乳香、バイオレット、パイン、パセリ、バーチ、パ
チュリー、バラ、ヒソップ、フェンネル、ブラックペッ
パー、ボダイジュ花、没薬、ヤロウ、レモン、レモング
ラス、ローズマリー、ローレル、シモツケギク、モモ、
ヤグルマギク、ユーカリ、ユズ、ラベンダー、ウイキョ
ウ、ダイウイキョウ、ケイヒ、チョウジ、チアミン、テ
レビン、ヘノポジ、ヤマジン、トウカ、ベルガモット、
シトロネラ、ゼラニウム等のハーブ系精油類またはエキ
ス類、その他低級アルコール類、アルデヒド類などが挙
げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合
わせて使用することができる。香料の配合量は、適宜選
定することができるが、通常、粘着剤組成物全体に対し
て0.0001〜1%程度が好適である。配合量が少な
すぎると配合による効果が十分に得られず、多すぎると
皮膚刺激を発生するおそれがある。
【0033】清涼感を付与する物質としては、例えばl
−メントール、N−置換−p−メンタン−3−カルボク
サミド、3−置換−p−メンタン、2−又は3−置換−
p−メンタンジオール、トリアルキル置換シクロヘキサ
ンカルボキシアマイド等を挙げることができ、これらを
1種単独でまたは2種以上を併用して用いることができ
るが、これらの中でも、特にl−メントールが鎮痛抗炎
症作用を強く発揮させるので好ましく、l−メントール
を単独で、又は他の清涼化剤と併用して使用することが
望ましい。なお、l−メントールを使用する場合、l−
メントールそのものを配合してもよく、香料成分として
精油中に含有されたままの状態、例えばハッカ油等とし
て配合しても差し支えなく、これらを併用してもよい。
【0034】上記清涼感を付与する物質の配合量は、粘
着剤組成物全体の0.001〜5%、特に0.05〜3
%とすることが好ましい。0.001%未満では、該物
質配合の効果を十分に得ることができない場合があり、
5%を超えると皮膚への刺激感が強くなる場合がある。
【0035】色素としては、その種類は特に限定され
ず、従来よりパップ剤等に使用されているものを使用す
ることができ、このような色素として、例えば赤色2
号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色10
5号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤
色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206
号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色
214号、赤色215号、赤色218号、赤色219
号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色
225号、赤色226号、赤色227号、赤色228
号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤
色231号、赤色232号、赤色401号、赤色404
号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色
503号、赤色504号、赤色505号、赤色506
号、黄色4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号
の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色
204号、黄色205号、黄色401号、黄色402
号、黄色403号の(1)、黄色404号、黄色405
号、黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色20
1号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑
色401号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色
201号、青色202号、青色203号、青色204
号、青色205号、青色403号、青色404号、橙色
201号、橙色203号、橙色204号、橙色205
号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色
402号、橙色403号、褐色201号、紫色201
号、紫色401号、黒色401号などが挙げられ、これ
らは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用す
ることができる。色素の配合量は、適宜選択することが
できるが、通常、粘着剤組成物全体に対して0.000
01〜1.0%、特に0.00005〜0.5%程度が
好適であり、粘着剤組成物に色彩を付与し、見た目の心
地良さ等の嗜好性を高めることができる。配合量が少な
すぎると配合による効果が十分に得られず、多すぎると
色調が強くなりすぎる場合がある。なお、色素を配合す
る場合、組成物を展延した際に色素の濃淡や斑点が生じ
ないように、色素を水、油脂、アルコール等に溶かした
後、他成分と練合することが好ましい。
【0036】本発明を含水性パップ剤に適用する場合、
組成物中の水の含有量は、30〜90%、好ましくは3
5〜85%、最も好ましくは40〜80%とされる。水
の含有率が少なすぎると薬効成分の吸収性が劣り、使用
感も低下し、多すぎると粘着剤のダレが起こり易い。こ
のパップ剤は、上記各配合成分のうちから使用形態に合
わせて選定された所望の成分と適宜量の水を加えて公知
の方法で均一になるまで混練することによって粘着剤組
成物を調製し、該組成物を剥離フィルム上に均一に塗布
し、その上に上述したストレッチバック性に優れた伸縮
性の基布を積層するか、或いは上記粘着剤組成物を基布
上に塗布し、均一な厚さに展延し、これにプラスチック
フィルムなどを貼着して作製される。ここで、含水性パ
ップ剤の裁断形状や大きさは特に限定されず、使用形態
に応じて種々の形状、例えば矩形、帯状、或いは鼻や頬
に貼着するのに好適な形状とすることができる。プラス
チックフィルムを使用する場合、フィルム素材として
は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレンが好ましい。また、これらフィルムは、粘着
剤の製造時や使用時に粘着剤の剥離性を向上させる目的
で、シリコーン等で表面処理したものを用いても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明による皮膚外用部材は、タテ・ヨ
コ共に伸縮度にすぐれ、伸展後にストレッチバック性が
高く、肌へ貼付時の皮膚の動きに合わせて伸び・縮み、
伸びた後の皮膚とほぼ同等の縮みがあるので、シワにな
らない。また伸展後の収縮力が高いため、パップ剤の基
布にして貼付した時、患部の筋力を柔らかくサポート
し、従来、ゴム糸やウレタン糸を使わなければ出来なか
ったサポーター等の被覆材の機能と、パップ剤等の粘着
性被覆部材の機能を安価で同時に併せ持つことができ
る。
【0038】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0039】<実施例1〜3>太さ75dのポリエステ
ル製のマルチフィラメント糸を素材とし、三段両面組織
に編成し切開して巻取テンション100に対してオーバ
ーフィードを120にて熱加工を施して作製した基布を
用いて含水性パップ剤を作製した。この基布は目付けが
150g/m2、ウェール35本/吋、コース33本/
吋、50m/m幅で試験片の長さが100m/m(チャックか
らチャック迄の距離)、荷重300gにおいて、タテ伸
度が40%、ヨコ伸度が50%、また、同幅において荷
重解除後の長さが元の試験片の100m/mが110m/m以
内である。表1に記した各成分を混合し、ペースト状に
なるまでニーダーで十分混合し、粘着剤組成物を調製し
た。得られた粘着剤組成物を基布上に均一に塗布し(塗
布量は表1中に記載)、ポリプロピレンを施し、パップ
剤を作製した。
【0040】
【表1】
【0041】<比較例1〜6>表2に記した各成分を混
合し、ペースト状になるまでニーダーで十分混合し、粘
着剤組成物を調製した。得られた粘着剤組成物を表2中
に記した各種の基布上に均一に塗布し(塗布量は表2中
に記載)、ポリプロピレンを施し、パップ剤を作製し
た。
【0042】
【表2】
【0043】<裏ジミの評価>実施例1〜3、比較例1
〜6の各パップ剤について、裏ジミを評価した。裏ジミ
は、粘着剤組成物100部中に赤色102号あるいはそ
のアルミニウムレーキを0.05部配合し、シートの粘
着剤側、基布側それぞれにハロゲンランプの照射により
色差を測定し、a値の比を算出する(a値……JIS8
730,色差表示方法による)。 裏ジミ=[基布側a値]/[粘着剤側a値] なお、官能評価との対比は以下の通り。 〜0.3:裏ジミは認められない。 〜0.5:ごく僅かな裏ジミ。 〜0.7:若干の裏ジミ、使用限界レベル。 0.7〜:しっとり濡れていることが確認できる。
【0044】<使用性の評価>実施例2、比較例4及び
比較例5のパップ剤をパネラー34名のひじ部に貼付
し、はがれ・めくれの程度と、使用感(違和感)に関し
て官能評価を行った。はがれ・めくれについての官能評
価を図1のグラフと表3に示す。
【0045】
【表3】
【0046】また使用感(違和感)についての官能評価
を図2のグラフと表4に示す。
【0047】
【表4】
【0048】 <実施例4> エラストマー: スチレン-イソフ゜レン-スチレンフ゛ロック共重合体 13部 粘着付与剤: C9系石油系樹脂 16部 軟化剤: ポリブテン 1部 流動パラフィン 9部 溶剤: シクロヘキサン 60部 上記ゴム系粘着剤99部にフルルビプロフェン1部を混
合した粘着剤組成物を、PETに片面シリコンコート処
理した剥離紙上に乾燥後の厚みが50μmとなるように
塗布した後、60℃で30分間乾燥させ、目付150g
の基布を積層させパップ剤を得た。
【0049】 <実施例5> モノマー: アクリル酸2−エチルヘキシル 302部 N−ビニル−2−ピロリドン 98部 ヘキサメチレンク゛リコールシ゛メタクリレート 0.04部 溶剤: 酢酸エチル 400部 重合開始剤: シクロヘキサン100部に溶解させた過酸化ラウロイル 2部 不活性ガス中に上記溶剤、モノマーを投入し、60℃に
加温、その後重合開始剤を6時間かけて滴下重合させ、
さらに19時間反応させ、アクリル系粘着剤を得た。反
応中は暴走しないよう適宜酢酸エチルを滴下した。上記
アクリル系粘着剤は、固形分28%となるよう酢酸エチ
ルを加え、固形分99部に対しケトプロフェン1部を加
え練合する。PETにシリコーン処理した剥離紙上に、
上記混合液を乾燥後の厚みが70μmとなるように塗布
し、60℃で乾燥させ、粘着面に目付180gのニット
支持体を積層させ、貼付剤を得た。
【0050】<実施例6> ナプロキセン 0.5部 シリコーン系粘着剤 55部 テルペン系樹脂 45部イソフ゜ロヒ゜ルミリステート (IPM) 5部 シリコーン系粘着剤、テルペン系樹脂はテトラヒドロフ
ランに固形分15wt%となるように溶解させ、そこへ
IPMに溶解させたナプロキセンを混合し粘着剤組成物
を得た。PETシリコーン処理した剥離紙上に乾燥後の
厚さが100μmとなるように塗布し、60℃でテトラ
ヒドロフランを揮散させ、目付130gの基布を積層し
てパップ剤を得た。実施例4〜6のパップ剤について、
裏ジミ評価の結果を表5に示す。
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例でのはがれ・めくれの程度の
官能評価の結果を示グラフである。
【図2】 本発明の実施例での使用感の官能評価の結果
を示グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 季未子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 鎌田 進 東京都中央区京橋2丁目9番2号第1ぬ利 彦ビル 帝人商事株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捲縮加工が施された熱可塑性合成樹脂の
    マルチフィラメント糸を複数段の両面メリヤス編みに編
    み立てた基布に粘着剤及び/又は接着剤を塗布、展延、
    コーティング、或いは含浸させた粘着面及び/又は接着
    面を有してなり、剤型をパップ剤、プラスター剤、パッ
    ク剤、パッチ剤、医療用絆創膏のうちから選択される1
    種とした皮膚外用部材。
  2. 【請求項2】 両面メリヤスの段数が3乃至4段である
    ことを特徴とする請求項1記載の皮膚外用部材。
  3. 【請求項3】 粘着剤及び/又は接着剤が親水性である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の皮膚外用部
    材。
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