JPH11187955A - 商品の陳列装置および商品の管理方法 - Google Patents

商品の陳列装置および商品の管理方法

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JPH11187955A
JPH11187955A JP35954197A JP35954197A JPH11187955A JP H11187955 A JPH11187955 A JP H11187955A JP 35954197 A JP35954197 A JP 35954197A JP 35954197 A JP35954197 A JP 35954197A JP H11187955 A JPH11187955 A JP H11187955A
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merchandise
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JP35954197A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Junko Suzuki
純子 鈴木
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商品の販売現況の表示管理を簡易かつ的確に行
うことができる商品陳列装置を提供する。 【解決手段】棚ケース10には商品が整列した状態で陳
列されており、棚ケース10)の前面部に設けられた表
示デバイス20には、商品に関連し、商品の現有個数
(陳列個数、在庫個数)に応じた商品の販売現況(補充
必要性の有無、補充必要性有りの場合の補充時間情報、
商品の販売実績)が自動的に表示される。それにより、
店側が所定時期に商品の販売現況を調べて、調べた商品
の販売現況を表示するのに人手を使う必要がなく、商品
の販売現況の表示管理を簡易かつ的確に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数段の棚ケース
を備え、前記各段の棚ケースに商品を前後方向に整列さ
せて陳列するようにした商品の陳列装置および商品の管
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、売れ筋の商品を少量かつ多種類陳
列して、狭い売り場面積であっても売上をできるだけ上
げるようにした小売店であるコンビニエンスストアーが
国内外に数多く出店されている。また、商品の現有個数
の管理をきめ細かに行い、商品の在庫個数をできるだけ
少なくしている。
【0003】特に、このようなコンビニエンスストアー
においては、商品の陳列装置は複数段の棚ケースを備
え、棚ケースには、商品が前後方向に整列した状態で陳
列されていて、棚ケースの前面部には表示部が設けら
れ、表示部はカードを抜き差し可能に支持していて、カ
ードには、陳列されている商品に係る情報(商品の名
称、商品の価格など)が記載されている。
【0004】一方、棚ケースに前後方向に整列した状態
で陳列されている商品は、先頭の商品から順番に購入さ
れていき、店側が商品の陳列個数を例えば所定時期に調
べ、陳列個数が所定数より少ない場合には、在庫があれ
ば、即座に商品を補充する一方、陳列する商品がなくな
り、かつ、その商品の在庫がなければ、商品を注文する
とともに、品切れである旨、近日中に商品が入荷する旨
を表示するようにして、店内の商品の現有個数を管理し
ている。また、商品の売れ行きが良いと、その商品に係
る棚ケースの周囲にその旨(「売れ行き好調です」や
「今売れています」)を表示して、さらに売上を上げる
ようなことが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の商品の陳列装置および商品の管理方法では、
各商品が品切れにならないように、例えば所定時期に店
側が商品の陳列個数を商品ごとに調べ、商品の陳列個数
が少なければ、商品の在庫個数を調べて、商品を補充し
たり、商品を新たに発注したりしているため、商品の現
有個数(陳列個数、在庫個数)の管理に非常に手間がか
かる。例えば、販売時点情報管理装置(POS)によっ
て商品関連データ(発注個数、発注日、入荷予定日、陳
列個数、在庫個数および、売上個数など)の管理を行
い、商品の品切れをある程度防止することが考えられる
が、POSにて商品関連データを管理する場合にも、商
品の現有個数(陳列個数、在庫個数)に応じて商品補充
情報(「早急に補充することができる旨」、「品薄であ
る旨」あるいは、「近日中に入荷することができる旨」
等)を、店側の人手により、わざわざ、棚ケース周りに
表示する必要があり、商品補充情報の表示等の管理がし
にくいという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、商品の現有個数に応じた商品補充
情報を表示デバイスに自動的に表示するようにして、商
品補充情報の表示管理を簡易に行うことができるように
した商品の陳列装置および商品の管理方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]複数段の棚ケース(10)を備え、前記各段の棚
ケース(10)に商品を前後方向に整列させて陳列する
ようにした商品の陳列装置において、前記棚ケース(1
0)は表示デバイス(20)を有しており、前記表示デ
バイス(20)は、前記棚ケース(10)の前面部に配
されていて、該棚ケース(10)に係る商品の販売現況
を表示することを特徴とする商品の陳列装置。
【0008】[2]前記表示デバイス(20)は、販売
時点情報管理装置(30)が管理する商品の販売現況を
表示することを特徴とする[1]に記載の商品の陳列装
置。
【0009】[3]前記商品の販売現況は、商品の補充
必要性情報および、商品の補充に費やす補充時間情報を
含む商品の補充情報と、商品の販売実績とを含むことを
特徴とする[1]または[2]に記載の商品の陳列装
置。
【0010】[4]商品の陳列装置は、商品の陳列個数
が所定数より少なくなった場合に、販売時点情報管理装
置(30)が、商品の補充必要性情報および、商品の補
充に費やす補充時間情報を含む商品の補充情報を前記表
示デバイス(20)に出力することを特徴とする[1]
に記載の商品の陳列装置。
【0011】[5]複数段の棚ケース(10)を備え、
前記各段の棚ケース(10)に商品を前後方向に整列さ
せて陳列するようにした商品の陳列装置において、前記
棚ケース(10)は、底部(12)および、表示デバイ
ス(20)を有しており、前記棚ケース(10)の底部
(12)は、商品がその自重により前方へ流下する程度
の傾斜角を有しており、前記商品の陳列装置は商品検出
部(15)を有しており、前記商品検出部(15)は、
先頭から所定番目に相当する商品の有無を検出し、前記
表示デバイス(20)は、前記棚ケース(10)の前面
部に配されていて、前記商品検出部(15)の検出信号
により、商品の補充必要性情報および、商品の補充に費
やす補充時間情報を含む前記商品の補充情報を表示する
ことを特徴とする商品の陳列装置。
【0012】[6]複数段の棚ケース(10)を備え、
前記各段の棚ケース(10)に商品を前後方向に整列さ
せて陳列するようにした商品の管理方法において、各商
品の陳列個数が所定数より少なくなった場合に、販売時
点情報管理装置(30)が前記棚ケース(10)の前面
部に配されている表示デバイス(20)へ、商品の補充
必要性情報および、商品の補充に費やす補充時間情報を
含む商品の補充情報を出力することを特徴とする商品の
管理方法。
【0013】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。本発明の一つの構成では、棚ケース
(10)には商品が整列した状態で陳列されており、棚
ケース(10)の前面部に設けられた表示デバイス(2
0)には、商品に関連し、商品の現有個数(陳列個数、
在庫個数)に応じた商品の販売現況(補充必要性の有
無、補充必要性有りの場合の補充時間情報、商品の販売
実績)が自動的に表示される。それにより、店側が所定
時期に商品の販売現況を調べて、調べた商品の販売現況
を表示するのに人手を使う必要がなく、商品の販売現況
の表示管理を簡易かつ的確に行うことができる。
【0014】また、本発明の別の構成では、販売時点情
報管理装置(30)は、商品関連データ(発注個数、発
注日、入荷予定日、陳列個数、在庫個数および売上個数
など)を常時算出しており、商品関連データに応じて、
商品の販売現況を表示デバイス(20)に出力する。そ
れにより、商品関連データから、商品の販売現況の表示
情報を生成することができ、表示デバイス(20)に販
売現況を適時に表示することができる。
【0015】さらに、本発明の別の構成では、表示デバ
イス(20)に商品の補充情報(商品の補充必要性情報
と商品の補充時間情報とを含む)が表示される。それに
より、店側が所定時期に商品の陳列個数をわざわざ調べ
ることなく、補充必要性情報を見ることにより、商品の
補充業務を行うべき時期を簡易かつ確実に知ることがで
き、また、在庫個数を装置に記録しておけば、商品の補
充時間情報をわざわざ調べなくとも自動的に購買者に知
らしめることができる。
【0016】また、表示デバイス(20)には商品の販
売実績(単位期間ごとの販売数、同属商品中の順位な
ど)が表示される。それにより、例えば、商品の売れ筋
が店員や購買者に知らされ、売れ筋商品の購買意欲を増
大させることができるとともに、売れ筋商品の発注を迅
速に行うことができる。反対に、売れ筋でない商品の整
理(商品陳列の廃止や、商品陳列に係る列数の削減な
ど)を迅速に行うことができる。それにより、売り場面
積当たりの売上を向上することができ、また、発注シス
テムや物流システムを顕在化して、発注ミスなどをなく
すことができる。
【0017】さらに、本発明の別の構成では、商品の陳
列個数が所定数以上であれば、表示デバイス(20)に
は商品の補充必要性情報(「補充」あるいは、点滅)は
表示されないで、商品の一般的な情報(商品の価格、商
品の名称など)が表示される。それにより、店員等は、
補充必要性情報から商品の補充の必要性がないことを、
表示デバイス(20)の表示内容を見るだけで簡易かつ
正確に判断することができる。
【0018】商品の陳列個数が所定数より少なくなった
場合に、販売時点情報管理装置(30)が、商品の補充
情報(商品の補充必要性情報および、商品の補充時間情
報)を表示デバイス(20)に出力し、表示デバイス
(20)には商品の補充必要性情報並びに、補充時間情
報(「早急に補充することができます」等)が表示され
る。それにより、店側は、補充の必要性がある商品を、
表示デバイス(20)の表示内容を見るだけで簡易かつ
確実に判断することができ、商品の補充業務や発注業務
を迅速に行うことができる。また、購入者は、商品の補
充時間情報を見るだけで、店側に問い合わせることな
く、その商品を購入するための待ち時間を知ることがで
きる。
【0019】さらに、本発明の別の構成では、棚ケース
(10)に陳列される商品は、先頭の商品を抜き出す
と、後続の商品はその自重により前方へ移動するように
なる。すなわち、後続の商品は整列した状態を維持して
前方へ移動する。商品検出部(15)は先頭から所定番
目の商品の存在を検出する。所定番目の商品の存在が有
るとの検出信号により、表示デバイス(20)には商品
の補充情報は表示されない。
【0020】先頭の商品を抜き出していき、商品検出部
(15)が所定番目の商品の存在を検出しないと、所定
番目の商品の存在が無いとの検出信号により、表示デバ
イス(20)には、商品の補充情報が表示される。それ
により、店側あるいは購入者は、商品の補充情報を確実
にかつ容易に得ることができる。
【0021】また、陳列された商品が短期間でなくなる
売れ筋の商品においては、売れ筋の程度に応じて、商品
検出部(15)が検出する商品の順位を下げていけば、
陳列商品を切らすことなく、商品の補充を適時に行うこ
とができる。
【0022】さらに、本発明の別の構成では、商品の陳
列個数が所定数以上であれば、表示デバイス(20)に
は商品の補充情報が表示されず、商品の一般的な情報
(商品の価格、商品の名称など)が表示される。それに
より、店側は、補充情報が表示されない商品に関して
は、補充の必要性がないことを、表示デバイス(20)
の表示内容を見るだけで簡易かつ確実に判断することが
できる。
【0023】商品の陳列個数が所定数より少なくなった
場合に、販売時点情報管理装置(30)が、商品の補充
情報(商品の補充必要性情報および、商品の補充時間情
報)を表示デバイス(20)に出力し、表示デバイス
(20)には商品の補充情報が表示される。それによ
り、係員等は、補充情報が表示された商品に関しては、
補充の必要性があることを、表示デバイス(20)の表
示内容を見るだけで簡易かつ確実に判断することがで
き、商品の補充業務や発注業務を迅速に行うことができ
る。また、購入者は、商品の補充時間情報を見るだけ
で、店員に問い合わせることなく、その商品を購入する
ための待ち時間を知ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1は、本発明の一実施の形態に係る陳列装
置の斜視図である。図2は同じく、陳列装置の斜視図で
ある。図3は同じく、棚ケースの斜視図である。図4は
同じく、陳列装置のブロック図である。図5は同じく、
商品管理のフロー図である。
【0025】図1および図2に示すように、商品の陳列
装置は、複数段の棚ケース10を備えた貯蔵庫に成って
いて、コンビニエンスストアーなどの店舗の壁面に沿っ
て並べられる。陳列装置は、飲料水などの商品によって
は冷蔵庫にも成っている。
【0026】各段の棚ケース10は、底部12、前枠1
3および側枠14を有していて、商品を前後方向に整列
させて陳列可能である。棚ケース10の底部12は、陳
列された各商品がその自重で前方へ移動するように前方
へ向かって下方へ傾斜している。
【0027】棚ケース10の前面部を成す前枠13には
表示デバイス20が装着されている。棚ケース10の前
面部は、表示デバイス20により構成し、表示デバイス
20が前枠13の機能を有していても良い。また、表示
デバイス20には、液晶パネルが用いられるが、これに
限らず、ELパネル、プラズマディスプレイパネルある
いは、フラットCRTを用いても良い。
【0028】図1および図3に示すように、棚ケース1
0の底部12は、商品がその自重により前方へ流下する
程度の傾斜角を有している。また、棚ケース10は、商
品を種類毎に区分けするための仕切り柵16を有してい
る。棚ケース10には、商品検出部15が設けられてい
る。商品検出部15は、陳列される商品を間にして発光
素子と対向する受光センサとを有している。
【0029】本実施の形態では、商品検出部15が側枠
14あるいは仕切り柵16に設けられていて、その場合
には、検出すべき商品を間にしてその発光素子と受光セ
ンサとが水平方向で対向している。一方、商品検出部1
5が棚ケース10の底部12に設けられた場合には、検
出すべき商品を間にしてその発光素子と受光センサとが
垂直方向で対向すれば良い。
【0030】商品検出部15は、先頭から所定番目に相
当する商品の有無をそれぞれ検出するものであり、商品
の陳列方向に沿って前後位置に一対設けられている。各
商品検出部15を、商品の売れ行きの度合いに応じて前
後方向へ移動可能にそれぞれ支持してもよい。すなわ
ち、各商品検出部15が検出すべき商品の所定番目を、
商品の売れ行きが好調な場合は下げる一方、商品の売れ
行きが不調の場合は上げるようにする。
【0031】店舗には、POSである販売時点情報管理
装置30および、ストアーコンピュータである管理コン
ピュータ40が設置されている。商品検出部15の商品
の有無の検出は、所定時期かつ自動的に行われ、商品検
出部15は、AND回路を有していて、一対の受光セン
サの検出信号がAD変換されてAND回路に入力される
ものである。すなわち、一対の受光センサの少なくとも
一方が受光しないと、非品薄検出信号(Lレベル信号)
を販売時点情報管理装置30に出力する一方、一対の受
光センサが共に受光すると、品薄検出信号(Hレベル信
号)を販売時点情報管理装置30に出力する。
【0032】販売時点情報管理装置30は、店舗におけ
る商品関連データを記録している。商品関連データと
は、発注個数、発注日、入荷予定日、陳列個数、在庫個
数および売上個数などである。また、販売時点情報管理
装置30は商品ごとの現有個数を算出する。現有個数
は、陳列個数および在庫個数を加算したものであり、現
有個数は、商品が入荷すると入荷個数分増加し、売上が
あると売上個数分減少する。
【0033】販売時点情報管理装置30と管理コンピュ
ータ40とは通信ケーブルで接続されている。また、管
理コンピュータ40は、通信回線を介してサーバーに接
続されている。管理コンピュータ40は、店舗の商品関
連データ(発注商品、発注個数、発注日)を受信して、
卸あるいはメーカーの取引端末へ発注データ(発注商
品、発注個数、送り先、送り日時)を発信する。
【0034】販売時点情報管理装置30は、商品検出部
15の検出信号(品薄検出信号)により補充情報を生成
して表示デバイス20に出力し、表示デバイス20は、
商品の補充必要性情報(「補充」あるいは、点滅)を表
示する。販売時点情報管理装置30は、補充必要性有り
の場合に、商品の現有個数に照らして、補充情報を生成
して、表示デバイス20に出力し、表示デバイス20
は、在庫個数および入荷予定日に基づく商品の補充に費
やす補充時間情報(「早急に補充することができま
す」、「近日中に補充することができます」等)を表示
する。
【0035】表示デバイス20は、販売現況(商品の販
売実績および、商品の補充情報)を表示する。商品の販
売実績は、売上個数あるいは、売れ行き情報などであ
る。売れ行き情報は、基準売上個数に基づいた売れ行き
度合いであり、「売れ行き好調です」などの売れ行き度
合いのメッセージあるいは、同属商品中の当該商品の順
位である。
【0036】商品の売れ行き度合いのメッセージあるい
は、商品の順位は、当該商品を陳列する棚ケース10に
係る一または二以上の表示デバイス20を用いて表示さ
れる。また、表示デバイス20は、商品の一般情報(商
品の名称、商品の価格など)を表示する。
【0037】次に作用を説明する。棚ケース10には商
品が整列した状態で陳列されており、棚ケース10の前
枠13に設けられた表示デバイス20には、商品の一般
情報が表示されている(ステップS110)。販売時点
情報管理装置30は、商品関連データ(発注個数、発注
日、入荷予定日、陳列個数、在庫個数および売上個数な
ど)を常時算出しており、商品関連データに応じて、商
品の販売現況を表示デバイス20に出力する。それによ
り、商品関連データから、商品の販売現況の表示情報を
生成することができ、表示デバイス20に販売現況を適
時に表示することができる。
【0038】棚ケース10に陳列される商品は、先頭の
商品を抜き出すと、後続の商品はその自重により前方へ
移動するようになる。すなわち、後続の商品は整列した
状態を維持して前方へ移動する。
【0039】商品検出部15の一対の受光センサは先頭
から所定番目(例えば、2番目および4番目)の商品に
それぞれ対応していて、商品を間にして対向する各発光
素子の光を受光するか否か(受光の有無)によって当該
商品の存在の有無を検出する。商品の存在の有無の検出
は所定時期(例えば、販売時点情報管理装置が当該商品
の売上情報を出力するごとあるいは、定期的)に行われ
る(ステップS111,S112)。所定番目(例え
ば、2番目)の商品に発光素子の光が遮られていて、一
対の受光センサの少なくとも一方の受光が無い場合に
は、商品検出部15のAND回路が非品薄検出信号(L
レベル信号)を販売時点情報管理装置30に出力し、表
示デバイス20は商品の補充情報を表示しない。
【0040】すなわち、表示デバイス20は商品の補充
必要性情報(「補充」あるいは、点滅)を表示しない
で、商品の一般的な情報(商品の価格、商品の名称な
ど)を表示する(ステップS110〜S112)。それ
により、店員等は、商品の補充の必要性がないことを、
表示デバイス20の表示内容を見るだけで簡易かつ正確
に判断することができる。
【0041】先頭の商品を抜き出していき、商品個数が
減少して、所定番目(2番目および4番目)の商品が無
く、商品検出部15の一対の受光センサの受光が共に有
る場合には、商品検出部15のAND回路が品薄検出信
号(Hレベル信号)を販売時点情報管理装置30に出力
し、販売時点情報管理装置30が、商品の補充情報(商
品の補充必要性情報および、商品の補充時間情報)を表
示デバイス20に出力し、補充商品の有無に応じて、表
示デバイス20には商品の補充必要性情報(「補充」あ
るいは、点滅)並びに、補充時間情報(「早急に補充す
ることができます」、「○時に入荷します」など)が表
示される(ステップS113〜S115、S118)。
【0042】それにより、店側は、補充の必要性がある
商品を、表示デバイス20の表示内容を見るだけで簡易
かつ確実に判断することができ、商品の補充業務や発注
業務を迅速に行うことができる(ステップS117)。
また、購入者は、商品の補充時間情報を見るだけで、店
側に問い合わせることなく、その商品を購入するための
待ち時間を知ることができる。補充が完了すると、商品
の一般情報が表示され、補充情報が販売時点情報管理装
置30に入力される(ステップS116,S119,S
120)。
【0043】また、表示デバイス20には商品の販売実
績(単位期間ごとの販売数、同属商品中の順位など)が
表示される。それにより、例えば、商品の売れ筋が店員
や購買者に知らされ、売れ筋商品の購買意欲を増大させ
ることができるとともに、売れ筋商品の発注を迅速に行
うことができる。
【0044】反対に、売れ筋でない商品の整理(商品陳
列の廃止や、商品陳列に係る列数の削減など)を迅速に
行うことができる。それにより、売り場面積当たりの売
上を向上することができ、また、発注システムや物流シ
ステムを顕在化して、発注ミスなどをなくすことができ
る。
【0045】また、陳列された商品が短期間でなくなる
売れ筋の商品の場合には、売れ行きの度合いに応じて、
商品検出部15の一対の受光センサが検出すべき商品の
所定番目の順位を、例えば、2番目および4番目から、
4番目および6番目のように全体的に下げていけば、商
品検出部15が早めに品薄検出信号(Hレベル信号)を
出力して、売れ筋の陳列商品を切らすことなく、陳列商
品の補充や商品の発注を早めに行うことができる。
【0046】前記実施の形態においては、商品検出部1
5が一対の受光センサにより構成したものを示したが、
一つの受光センサにて構成してもよい。また、装置の貯
蔵庫本体の上部に、商品の販売現況を表示する表示デバ
イスを設置してもよい。
【0047】なお、管理コンピュータ40に通信回線を
介して接続されるサーバーが、店舗の商品関連データ
(発注商品、発注個数、発注日)を受信して、サーバー
が卸あるいはメーカーの取引端末へ発注データ(発注商
品、発注個数、送り先、送り日時)を発信するようにし
てもよい。
【0048】
【発明の効果】前述した発明の実施の形態から理解され
るように、棚ケースには商品が整列した状態で陳列され
ており、棚ケースの前面部に設けられた表示デバイスに
は、商品に関連し、商品の現有個数に応じた商品の販売
現況が自動的に表示されるので、店側が所定時期に商品
の販売現況を調べて、調べた商品の販売現況を表示する
のに人手を使う必要がなく、商品の販売現況の表示管理
を簡易かつ的確に行うことができる。
【0049】また、本発明の別の構成では、販売時点情
報管理装置は、商品関連データを常時算出しており、商
品関連データに応じて、商品の販売現況を表示デバイス
に出力する。それにより、商品関連データから、商品の
販売現況の表示情報を生成することができ、表示デバイ
スに販売現況を適時に表示することができる。
【0050】さらに、本発明の別の構成では、表示デバ
イスに商品の補充情報が表示されるので、店側が所定時
期に商品の陳列個数をわざわざ調べることなく、補充必
要性情報を見ることにより、商品の補充業務を行うべき
時期を簡易かつ確実に知ることができ、また、在庫個数
を装置に記録しておけば、商品の補充時間情報をわざわ
ざ調べなくとも自動的に購買者に知らしめることができ
る。また、表示デバイスには商品の販売実績が表示され
るので、例えば、商品の売れ筋が店員や購買者に知らさ
れ、売れ筋商品の購買意欲を増大させることができると
ともに、売れ筋商品の発注を迅速に行うことができる。
反対に、売れ筋でない商品の整理を迅速に行うことがで
きる。それにより、売り場面積当たりの売上を向上する
ことができ、また、発注システムや物流システムを顕在
化して、発注ミスなどをなくすことができる。
【0051】さらに、本発明の別の構成では、商品の陳
列個数が所定数以上であれば、表示デバイスには商品の
補充必要性情報は表示されないで、商品の一般的な情報
が表示される。それにより、店員等は、補充必要性情報
から商品の補充の必要性がないことを、表示デバイスの
表示内容を見るだけで簡易かつ正確に判断することがで
きる。商品の陳列個数が所定数より少なくなった場合
に、販売時点情報管理装置が、商品の補充情報を表示デ
バイスに出力し、表示デバイスには商品の補充必要性情
報並びに、補充時間情報が表示されるので、店側は、補
充の必要性がある商品を、表示デバイスの表示内容を見
るだけで簡易かつ確実に判断することができ、商品の補
充業務や発注業務を迅速に行うことができる。また、購
入者は、商品の補充時間情報を見るだけで、店側に問い
合わせることなく、その商品を購入するための待ち時間
を知ることができる。
【0052】さらに、本発明の別の構成では、棚ケース
に陳列される商品は、先頭の商品を抜き出すと、後続の
商品はその自重により前方へ移動するようになる。すな
わち、後続の商品は整列した状態を維持して前方へ移動
する。商品検出部は先頭から所定番目の商品の存在を検
出する。所定番目の商品の存在が有るとの検出信号によ
り、表示デバイスには商品の補充情報は表示されない。
先頭の商品を抜き出していき、商品検出部が所定番目の
商品の存在を検出しないと、所定番目の商品の存在が無
いとの検出信号により、表示デバイスには、商品の補充
情報が表示される。それにより、店側あるいは購入者
は、商品の補充情報を確実にかつ容易に得ることができ
る。また、陳列された商品が短期間でなくなる売れ筋の
商品においては、売れ筋の程度に応じて、商品検出部が
検出する商品の順位を下げていけば、陳列商品を切らす
ことなく、商品の補充を適時に行うことができる。
【0053】さらに、本発明の別の構成では、商品の陳
列個数が所定数以上であれば、表示デバイスには商品の
補充情報が表示されず、商品の一般的な情報が表示され
るので、店側は、補充情報が表示されない商品に関して
は、補充の必要性がないことを、表示デバイスの表示内
容を見るだけで簡易かつ確実に判断することができる。
商品の陳列個数が所定数より少なくなった場合に、販売
時点情報管理装置が、商品の補充情報を表示デバイスに
出力し、表示デバイスには商品の補充情報が表示される
ので、係員等は、補充情報が表示された商品に関して
は、補充の必要性があることを、表示デバイスの表示内
容を見るだけで簡易かつ確実に判断することができ、商
品の補充業務や発注業務を迅速に行うことができる。ま
た、購入者は、商品の補充時間情報を見るだけで、店員
に問い合わせることなく、その商品を購入するための待
ち時間を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る陳列装置の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る陳列装置の斜視図
である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る棚ケースの斜視図
である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る陳列装置のブロッ
ク図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る商品管理のフロー
図である。
【符号の説明】
10…棚ケース 12…底部 12…底部 13…前枠 14…側枠 15…商品検出部 16…仕切り柵 20…表示デバイス 30…販売時点情報管理装置 40…管理コンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段の棚ケースを備え、前記各段の棚ケ
    ースに商品を前後方向に整列させて陳列するようにした
    商品の陳列装置において、 前記棚ケースは表示デバイスを有しており、 前記表示デバイスは、前記棚ケースの前面部に配されて
    いて、該棚ケースに係る商品の販売現況を表示すること
    を特徴とする商品の陳列装置。
  2. 【請求項2】前記表示デバイスは、販売時点情報管理装
    置が管理する商品の販売現況を表示することを特徴とす
    る請求項1に記載の商品の陳列装置。
  3. 【請求項3】前記商品の販売現況は、商品の補充必要性
    情報および、商品の補充に費やす補充時間情報を含む商
    品の補充情報と、商品の販売実績とを含むことを特徴と
    する請求項1または2に記載の商品の陳列装置。
  4. 【請求項4】商品の陳列装置は、商品の陳列個数が所定
    数より少なくなった場合に、販売時点情報管理装置が、
    商品の補充必要性情報および、商品の補充に費やす補充
    時間情報を含む商品の補充情報を前記表示デバイスに出
    力することを特徴とする請求項1に記載の商品の陳列装
    置。
  5. 【請求項5】複数段の棚ケースを備え、前記各段の棚ケ
    ースに商品を前後方向に整列させて陳列するようにした
    商品の陳列装置において、 前記棚ケースは、底部および、表示デバイスを有してお
    り、 前記棚ケースの底部は、商品がその自重により前方へ流
    下する程度の傾斜角を有しており、 前記商品の陳列装置は商品検出部を有しており、 前記商品検出部は、先頭から所定番目に相当する商品の
    有無を検出し、 前記表示デバイスは、前記棚ケースの前面部に配されて
    いて、前記商品検出部の検出信号により、商品の補充必
    要性情報および、商品の補充に費やす補充時間情報を含
    む前記商品の補充情報を表示することを特徴とする商品
    の陳列装置。
  6. 【請求項6】複数段の棚ケースを備え、前記各段の棚ケ
    ースに商品を前後方向に整列させて陳列するようにした
    商品の管理方法において、 各商品の陳列個数が所定数より少なくなった場合に、販
    売時点情報管理装置が前記棚ケースの前面部に配されて
    いる表示デバイスへ、商品の補充必要性情報および、商
    品の補充に費やす補充時間情報を含む商品の補充情報を
    出力することを特徴とする商品の管理方法。
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