JPH11183866A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH11183866A
JPH11183866A JP9353547A JP35354797A JPH11183866A JP H11183866 A JPH11183866 A JP H11183866A JP 9353547 A JP9353547 A JP 9353547A JP 35354797 A JP35354797 A JP 35354797A JP H11183866 A JPH11183866 A JP H11183866A
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image display
slm
spatial light
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JP9353547A
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Goro Noto
悟郎 能登
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示する画像の大きさが大きくなっても、画
像鑑賞時の大きさをコンパクトにできる設計自由度の高
い画像表示装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも画像を書き込む状態と画像を
読み出す状態とを取りうる画面部を備えた空間光変調素
子と、該空間光変調素子に画像を投影する光学手段と、
前記光学手段と前記空間光変調素子との間に配した反射
部材とを有した画像表示装置1において、前記反射部材
108は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能と
し、第1の位置にて前記光学手段から投影された画像を
反射して前記空間光変調素子に投影させる書き込み状態
とし、また、少なくとも前記空間光変調素子に書き込ま
れた画像を読み出すときには、前記反射部材108は前
記光学手段から投影された画像を前記空間光変調素子側
へ反射させない第2の位置に移動するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムビューワ
ー、特にネガフィルムをポジ像にしてユーザーに鑑賞さ
せるような卓上フォトスタンドや電子アルバム等に適し
た画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この様な装置は、一般に、CCDカ
メラを利用して一旦ネガ像を電気信号に変換した後、ブ
ラウン管ディスプレイ(CRT)または液晶ディスプレ
イ(LCD)に表示するようなものがある。また、ポジ
フィルムであれば、光学的に投影して、専用スクリーン
に映すような装置がある。
【0003】しかしながら、前記CCDカメラを利用し
た装置は、撮像装置であるCCDやディスプレイの画素
の密度が粗く、例えば写っている人物の顔が判別できな
いなど、銀塩写真を表示するには適していなかった。
【0004】また、現像されたネガフィルム自体の透過
光量は、平均的なシーンで10%に満たないものであ
り、ましてこの像を拡大して投影するような事は必要光
量が大きすぎて、装置が大型化してしまう場合があっ
た。
【0005】一方、ポジフィルムを使った装置に関して
は、ポジフィルム自体が撮影時にその撮影条件にいろい
ろ気を使ったりして一般ユーザーには受け入れ難く、ま
た現像工程に手間がかかり、更には気に入ったコマをプ
リントする時にも余分な手間がかかるというように、ポ
ジフィルムに比べると、コスト・手間の点で一般ユーザ
ーに受け入れられないものであった。
【0006】そこで本出願人より上記問題点を解消した
フォトスタンドや電子アルバムなどに適した画像表示装
置が提案されている。
【0007】これは、ネガ像をディスプレイスクリーン
に光学的に投影するとともに、ネガ像を反転できるよう
な空間光変調素子(以下、SLMと呼ぶ)をスクリーン
に構成する事により、一般ユーザーの使うネガフィルム
を鑑賞できるようにしたものである。特に、SLMの液
晶に強誘電性液晶(以下、FLCと呼ぶ)を使用する事
によって、FLCの持つメモリー性を利用してカメラな
どに使用されているストロボを用いて、瞬時にネガ像を
SLMに書き込み、その像を読み出し光で観察するとい
う構成である。
【0008】以下にその詳細を述べる。
【0009】図13〜16に従来の画像表示装置を示
す。図13は、画像表示装置101のイメージ図であ
り、ネガフィルムとしてIX240フィルムの現像済み
のもの(以下、Dカート102と呼ぶ)を画像表示装置
101に装填する事によって、撮影画面がネガポジ反転
されて高精細な像として表示される。
【0010】図14は画像表示装置101の断面図であ
る。同図において、103はDカート102から引き出
された、撮影した画像が写っている現像済みのネガフィ
ルムで、公知のフィルム巻き上げ機構によって1コマず
つ図に示す位置に割り出されるように構成されている。
104は乳白色をした拡散板で、後述するストロボ装置
105から発光された光を均一に拡散し、ネガフィルム
103を照明するように構成されている。105はカメ
ラなどに使用されているようなストロボ装置であり、X
e管、反射笠、発光回路等から構成されており、公知の
マイクロプロセッサ(不図示)からのトリガー信号によ
り発光する。106はネガ像からオレンジベースの色を
除去する役目を果たしているオレンジベース除去フィル
タであり、オレンジの補色である青色をした光学フィル
タで構成されている。
【0011】107は投影レンズであり、ネガフィルム
103のネガ像を所定の拡大倍率で反射ミラー108を
介して後述するSLM109の光電変換層に投影してい
る。109はSLMであり、図15を用いて構成を詳述
する。なお、図15の(a)は画像書き込み時、(b)
は画像観察時のSLM109の構成を示している。10
9aは純色あるいは補色のカラーフィルタで、例えばビ
デオカメラ等に使われている撮像素子CCDに使われて
いる目の細かいものが、銀塩画像を劣化させることなく
観察する事が出来るので、本画像表示装置には望まし
い。109b及び109hは後述の液晶層を挟んだ偏光
板で、図15の構成では109bは偏光方向が紙面に対
して裏表方向で、109hは紙面に対して左右方向であ
り、いわゆるクロスニコル構成となっている。109c
及び109fは通常酸化インジウム等で構成される透明
導電膜(以下、ITO膜と呼ぶ)で、AC電源110及
びそれを駆動する回路(不図示)がSW111によって
それぞれのITO膜109c,109fに異なる極性の
電位が発生するように構成されている。109dはフォ
トコン層で、アモルファス膜あるいはOPC(有機半導
体膜)等によるフォトダイード層で形成されており、片
面はITO膜109cに密着しており、もう片面は後述
のFLC109eに密着している。109eは液晶層で
あるFLCで、前述の如く片面をフォトコン層109d
に密着させており、もう片面を前述のITO膜109f
に密着させている。109gはガラスで、液晶層を封止
していると同時にその他の各層を保護する役目を果たし
ている。109jは前述した投影レンズ107により投
影されたネガフィルム103の画素の虚像を説明のため
に描いたネガフィルム像である。
【0012】また図14において、112はフラットデ
ィスプレイ等によく使われる直管型の照明装置である。
【0013】次に、図16のフローチャートを使ってこ
の画像表示装置の動作を説明する。ユーザーが画像表示
装置101を使ってDカート102の中の画像を鑑賞す
べくDカート102を画像表示装置101に装填すると
(S501)、画像表示装置101はDカート102内
のネガフィルム103を送り出すスラスト動作を行い、
画像表示装置101のアパーチャー部(不図示)にDカ
ート102の1コマ目を位置出しして停止する(S50
2)。この状態で各スイッチ(不図示)からの信号を受
付け待ちする待機モード状態となる(S503)。
【0014】ここで例えばリモコン等からの信号で、あ
るコマまで画面を進めるような信号が入ると(S50
4)、指定されたコマを画像表示装置101のアパーチ
ャー部に持ってきて(S505)、このコマを表示する
か否かのコマンド待ち状態で待機する(S506)。
【0015】この状態よりユーザーからのディスプレイ
コマンドを受け付けると(S507)、まず前回表示し
ていたコマの画像を消去するためにSW111を通電状
態にした後(S508)、照明装置112を点灯して
(S509)電源110より書き込み時とは逆側の電界
をかける(S510)。
【0016】するとFLC109eは、図15中に一部
示されている横向き状態に全てのセルが反転してニュー
トラル状態になる(S511)。全てのセルが上記状態
になるための十分な時間の上記リセット動作を行った後
にSW111をOFFして照明装置112を消灯する
(S512,S513)。
【0017】ここからは新しい画像の書き込み動作のフ
ローとなる。
【0018】現在の画像表示装置101の状態は、例え
ばオフィスの机の上や家庭の壁などの棚の上に置かれて
いて、およそ数百ルクスの明るさの中に置かれている。
これらの外光は一枚の偏光板109h及び液晶層109
eを通る事によって約半減してフォトコン層109dに
入射している訳であるが、現在の状態ではSW111が
開いているためITO膜109c,109fの間には電
界がかからず、従ってFLC109eは反応しない。
【0019】ここでSW111を閉じて通電状態にした
後(S514)、電源110より画像を書き込む時の順
電界をITO膜109c,109fに印加する(S51
5)。そしてストロボ装置105を発光して(S51
6)、そのストロボ光によってネガフィルム103の画
像を投影してSLM109に像を焼き付ける。ところ
が、この書き込み動作は前記したように外光が入射して
いる状態で行うので、外光に対して投影光が規定のS/
N比を持つような条件で速やかに行わなければならな
い。しかし、S516で行われるストロボ発光は時間に
して約500μsec.程度で全ての発光を終えるの
で、S515で行われるSW111のONもほぼそれと
同じくらいの時間のタイミングで行われ、発光終了後速
やかにSW111をOFFすることによって電界がカッ
トされる(S517)。その後SLM109に記録され
た画像は照明装置112の点灯によりユーザーに透過照
明式に視認される(S518)。
【0020】この後、画像表示装置101は次のコマン
ドを受け付ける待機状態となるが(S503)、ユーザ
ーは上記の動作で設定されたSLM109の画像を見続
ける事となる。
【0021】以上のような構成により、ストロボ装置1
05の発光に同期させてSLM109のフォトコン層1
09dにわずかな時間だけ電位を供給してSLM109
への画像の書き込みが可能となったので、外光除去のた
めのSLM109を覆う遮光カバーのようなものが必要
なくなった結果、高精細な画像表示装置の小型化が可能
となった。また、書き込み時の電位を切った後のメモリ
ー画像を、書き込み光とは別の蛍光灯のようなもので照
明した結果、消費電力を少なくする事が出来た。
【0022】しかしながら従来の画像表示装置におい
て、SLM109を外光にさらしたまま画像の書き込み
を行うため、ノイズとなる外光の影響を排除したり画像
をきれいに出そうとするには、ストロボ装置105から
大光量の書き込み光でフィルム画像を投影する必要が生
じる。その結果、ストロボ装置105が大型化するた
め、画像表示装置101をコンパクト化する際のネック
となっている。また、投影レンズ107のFNOを明るく
する必要も生じる事から、投影光学系のレンズ外径が大
きくなったり、コンパクトに設計する事が難しくなると
いう場合があった。そこで上記問題点を解決するため
に、以下に紹介する画像表示装置が本出願人より提案さ
れている。
【0023】前述の画像表示装置101と異なる点を中
心に説明する。図17は画像表示装置201の縦断面図
であり、同図において、210は少なくとも画像表示装
置201の開口部201aの全面を覆う状態と、画像表
示装置201の開口部201aの少なくとも一部を開口
する状態を取りうる遮光部材であり、詳しくは図18に
示すように、開口部210aと、その開口部210aが
画像表示装置201の開口部201aにセットされた時
に後述の位置検出手段214によって検出される切り欠
き部210bと、遮光部材210の開口部210aが画
像表示装置201の開口部201aから完全に退避した
時に位置検出手段214によって検出される切り欠き部
210cとが設けられている。
【0024】211及び212は遮光部材210を巻き
取る為の巻取り軸であり、それぞれの一端にはギア部2
11a,212aが一体的に形成されている。213は
遮光部材210に適当な張力を与えて平面性を与えると
ともに、巻取り軸211及び212に巻き取る為のガイ
ドにもなっているガイド軸である。214は、先述し
た、遮光部材210に設けられた切り欠き部210b,
210cを検出する、フォトインタラプタ等の位置検出
手段であり、遮光部材210を挟むような形で構成され
ている。215は、巻取り軸212と同軸上に配置され
たモータで、このモータ215と後述するギア列によっ
て遮光部材210が上下に駆動されて、画像表示装置2
01の開口部201aを進退することとなる。このギア
列の一部分(図17のA部)を拡大したものが図19,
33であるので、図19及び図20を用いて以下にギア
列の説明を行う。
【0025】モータ215の一端にはピニオンギア21
5aが一体的に設けられており、図面簡略化の為に不図
示にしたギア列を介して、モータ215の出力はギア2
16へと伝わる。ギア216と同一軸を回転中心とする
レバー217があり、その先端部217aには公知のフ
リクション機能を有したギア218が備わっている。こ
れによって、ギア216が時計回り方向に回転する時
は、図19に示すようにギア216の回転がギア21
8、ギア219を介して巻取り軸212のギア部212
aへと伝わるが、その状態からモータ215が逆回転し
てギア216が反時計回りに回転した場合は、ギア21
8のフリクションによってレバー217が図19の状態
から反時計回りに回転することにより、ギア218はギ
ア220と噛み合うようになる(図20参照)。
【0026】ギア220からギア221、ギア222へ
と伝わった動力は、連結軸223を介して巻取り軸21
1に設けられたギア部211aへと伝わって行く。
【0027】以上が画像表示装置201の概略の構成で
ある。
【0028】図21は、画像装置201のブロック図で
あり、同図において、231は画像表示装置201の全
体のシーケンスを司る制御手段であり、232はモータ
215の正逆回転の制御を行うモータ制御回路、233
はストロボ装置105の発光を制御する発光回路、23
4はSLM109への通電のON/OFFを切り替える
SW111を制御するSLM制御回路である。
【0029】図22のフローチャートを用いて、画像表
示装置201における遮光部材210の動きを以下に説
明する。なおフローチャートは、画像表示装置201に
Dカート102が装填されたところから開始されるが、
この時の遮光部材210は画像表示装置201の開口部
201aを覆っている状態、つまり、ユーザーがSLM
109の画像を観察できない状態にある。
【0030】ユーザーが画像表示装置201を使ってD
カート102の中の画像を鑑賞すべくDカート102を
画像表示装置201に装填し(S601)、ローディン
グ動作を行ってから待機モード状態となり(S602,
S603)、ユーザーからの指定コマ出しコマンドを受
けて指定コマ出し動作を行ってから、そのコマを表示す
るか否かのコマンド待ち状態で待機するところまでは従
来と同じなので、詳細な説明は省略する(S604〜S
606)。
【0031】この状態よりユーザーからディスプレイコ
マンドを受け付けると(S607)、制御手段231が
位置検出手段214によって切り欠き部210cを検出
したか否かを確認する。つまり、以下説明する動作(前
回表示していたコマ画像の消去及び新しい画像の書込
み)を遮光部材210の開口部210aが画像表示装置
201の開口部201aから完全に退避した状態で行う
為に、遮光部材210がその状態にセットされているか
否かの確認を行う事となる(S608)。ここで遮光部
材210の開口部210aが画像表示装置201の開口
部201aから退避していない場合は後述する『幕セッ
ト』のサブルーチンに進む。
【0032】上記遮光部材210の位置を確認した後、
まず前回表示していたコマの画像を消去し、新しい画像
の書き込み動作を行ってSW111をOFFするところ
までは従来と同じであるので(S609〜S618)、
詳細の説明は省略する。その後SLM109に記録され
た画像をユーザーが観察できるように、後述する、遮光
部材210の開口部210aを画像表示装置201の開
口部201aにセットする為のサブルーチン『幕オープ
ン』へと進んでから(S619)、照明装置112の点
灯を行ってユーザーに透過照明式に視認される状態にす
る(S620)。この後、画像表示装置201は次のコ
マンドを受け付ける待機状態となる(S603)。
【0033】以下に『幕セット』及び『幕オープン』の
サブルーチンの動作を説明する。
【0034】『幕セット』(図23のフローチャート参
照) 遮光部材210の開口部210aを画像表示装置201
の開口部201aから完全に退避させるために、まず、
モータ215を正回転させる(S630)。すると、モ
ータ215のピニオン215aの回転に伴い、不図示の
ギア列を介してモータ215の回転がギア216へと伝
わる。この時、ギア216は時計回り方向に回転する。
この時、ギア218のフリクション機能によって、ギア
216の回転ギア218からギア219を介して巻取り
軸212のギア部212aへと伝わる。この結果、巻取
り軸212が図17中、反時計回り方向に回転する。こ
れによって遮光部材210は巻取り軸212に巻き取ら
れていくので、図17中矢印Aの方向に移動するから、
開口部210aも巻取り軸212に巻き取られて行く。
そして、遮光部材210の開口部210aが画像表示装
置201の開口部201aから完全に退避するとほぼ同
じタイミングで、遮光部材210の切り欠き部210c
が位置検出手段214に掛かる。よって、位置検出手段
214が切り欠き部210cを検出した事を制御手段2
31に出力するので(S631)、制御手段231より
モータ制御手段232にモータ215の回転をストップ
する信号が出力されることによってモータ215の回転
がストップする(S632)。ここでこのサブルーチン
は終了する。
【0035】『幕オープン』(図24のフローチャート
参照) 遮光部材210の開口部210aを画像表示装置201
の開口部201aにセットするために、まず、モータ2
15を逆回転させる(S640)。すると、モータ21
5のピニオン215aの回転に伴い、不図示のギア列を
介してモータ215の回転がギア216へと伝わる。こ
の時、ギア216は反時計回り方向に回転する。この
時、ギア218のフリクション機能によって、ギア21
6の回転はギア218からギア220へと伝わり、最終
的には巻取り軸211のギア部211aへと伝わる。こ
の結果、巻取り軸211が図17中、時計回り方向に回
転する。これによって遮光部材210は巻取り軸211
に巻き取られていくので、図17中矢印Bの方向に移動
するから、巻取り軸212に巻き取られていた開口部2
10aも移動し、その結果、画像表示装置201の開口
部201a全域でSLM109が観察可能になるのとほ
ぼ同じタイミングで、遮光部材210の切り欠き部21
0bが位置検出手段214に掛かる。よって、位置検出
手段214が切り欠き部210bを検出した事を制御手
段231に出力するので(S641)、制御手段231
よりモータ制御手段232にモータの回転をストップす
る信号が出力されることによってモータ215の回転が
ストップする(S642)。ここでこのサブルーチンは
終了する。
【0036】以上説明したように、SLM109に新し
い画像が書き込まれる際には、外光から遮光された状態
で行う事が出来るので、従来よりもストロボ装置105
の光量を小さくする事が可能となり、また、投影レンズ
107のFNOを明るくしなくても画像を書き込めるよう
になるから、投影光学系のレンズ外径を従来よりも小さ
く出来るので、全体として画像表示装置201を小型化
する事が出来るようになった。
【0037】また、SLM109全域を遮光しているの
で、SLM109に画像を一括で書き込む構成が可能と
なっているので、書き込み時間の大幅な短縮と、画像を
書込むためのメカ構成の単純化を達成する事が出来た。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例においては、画像表示装置101,201に表示され
る画像の大きさを大きくすると、それに比例する形で反
射ミラー108が大きくなる。そして従来では、反射ミ
ラー108が画像表示装置101,201内で固定され
ているため、画像表示装置全体の大きさを決める要因に
なったり、画像読み出し用の光源である照明装置112
のレイアウトを制限するので、画像表示装置全体の設計
自由度を低くさせたり、コンパクト化の妨げとなる場合
を有していた。
【0039】本出願に係る第1の発明の目的は、表示す
る画像の大きさが大きくなっても、画像鑑賞時の大きさ
をコンパクトにできる設計自由度の高い画像表示装置を
提供することにある。
【0040】本出願に係る第2の発明の目的は、空間光
変調素子を照明する照明手段のレイアウトの自由度を大
きくすることにある。
【0041】本出願に係る第3の発明の目的は、空間光
変調素子に書き込まれた画像を観察する時には、前記空
間光変調素子を画像表示装置全体から分離することがで
きるようにして、画像読み出し時の画像表示装置のコン
パクト化を達成することにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する構成としては、請求項1記載のよう
に、少なくとも画像を書き込む状態と画像を読み出す状
態とを取りうる画面部を備えた空間光変調素子と、該空
間光変調素子に画像を投影する光学手段と、前記光学手
段と前記空間光変調素子との間に配した反射部材とを有
する画像表示装置において、前記反射部材は、第1の位
置と第2の位置との間で移動可能とし、第1の位置にて
前記光学手段から投影された画像を反射して前記空間光
変調素子に投影させて画像の書き込み状態とし、また、
少なくとも前記空間光変調素子に書き込まれた画像を読
み出すときには、前記反射部材は前記光学手段から投影
された画像の反射光路を遮断するよう前記空間光変調素
子背面側へ退避させる第2の位置に移動することを特徴
とする。
【0043】上記した構成によれば、反射部材が移動す
る第2の位置を空間光変調素子の近傍に設定することに
より、画像読み出し時の画像表示装置のコンパクト化を
達成することが可能となる。
【0044】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
構成としては、請求項2記載のように、前記画像表示装
置には、少なくとも前記反射部材を介して空間光変調素
子背面を照明する反射照明手段を有し、前記空間光変調
素子に書き込まれた画像を読み出すときには、前記反射
部材は前記第2の位置に移動すると共に、前記反射照明
手段は前記反射部材を介して前記空間光変調素子背面を
照明することを特徴とする。
【0045】上記した構成によれば、反射部材が移動す
る第2の位置を空間光変調素子の近傍に設定し、その反
射部材を介して反射照明手段は空間光変調素子背面を照
明することができるので、照明のレイアウトの自由度を
大きくすることができ、画像読み出し時の画像表示装置
のコンパクト化を達成すると同時に、画像表示装置全体
の設計自由度を大きくすることが可能となる。
【0046】本出願に係る第3の発明の目的を実現する
構成としては、請求項3記載のように、前記画像表示装
置は、少なくとも前記空間光変調素子を保持する部分が
分離可能であることを特徴とする。
【0047】上記した構成によれば、反射部材が移動す
る第2の位置を空間光変調素子の近傍に設定し、その反
射部材を介して反射照明手段は空間光変調素子背面を照
明することができ、さらには空間光変調素子に書き込ま
れた画像を観察する時には、少なくとも前記空間光変調
素子を画像表示装置全体から分離することができるの
で、照明のレイアウトの自由度を大きくすることがで
き、画像読み出し時の画像表示装置のコンパクト化を達
成すると同時に、画像表示装置全体の設計自由度を大き
くすることが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1〜図4
に本発明の第1の実施の形態を示す。なお、従来と同一
の構成部分に対しては同じ符号を与え、説明を省略す
る。
【0049】図1は本実施の形態における画像表示装置
1の縦断面図であり、画像表示装置1内のSLM109
に新しい画像を書き込む状態を示すものである。同図に
おいて、画像表示装置1は開口部1aを有しており、観
察者はこの開口部1aを通してSLM109に書き込ま
れた画像を観察する事が出来る。
【0050】10は後述する画像表示装置1の各部材を
保持する本体であり、11は反射ミラー108を保持す
るミラーホルダで、軸11aを中心として、本体10に
対して回転可能となっている。12はミラーホルダ11
のカバー、13,14は本体10のガイド部10a(詳
細は後述)の両端10b,10cに設けられ、ミラーホ
ルダ11の位置を検出する位置検出手段である。なお、
本実施の形態では位置検出手段13,14として公知の
フォトリフレクタを例にする。
【0051】ミラーホルダ11の一方の端面には鍔部1
1bがあって、本体10のガイド部10aと接してい
る。なお、鍔部11bとガイド部10aの接触面の形状
は、軸11aを中心とし、略同一寸法の円弧形状をして
いる。そのため、ミラーホルダ11のところから画像表
示装置1の内部にゴミやホコリ等の異物が侵入するおそ
れはない。
【0052】以上より、ミラーホルダ11の鍔部11b
が位置検手段13および14の「真上」に来ると、フォ
トリフレクタが発生した信号光を受光する事が出来るの
で、これにより、ミラーホルダ11の位置を2点で検出
する事が出来る。
【0053】15は、ミラーホルダ11の駆動源である
モータであり、公知のギア列やレバ(いずれも不図示)
によって、軸11aを中心としてミラーホルダ11を回
転させる事が出来る。なお、モータ15が正回転した時
には、ミラーホルダ11は軸11aを中心に時計回り方
向に回転し、モータ15が逆回転した時には、ミラーホ
ルダ11は軸11aを中心に反時計回り方向に回転する
ものとするが、逆の関係でも良いことは勿論である。
【0054】20は、SLM109を保持するSLMホ
ルダであり、SLM109を保護する保護ガラス21と
ともに、緩衝部材22で挟み込むようにしてSLM10
9を保持している。なお、緩衝部材22は、画像表示装
置1が倒れたり、開口部1aを介して保護ガラス21を
突くなどしてSLM109に衝撃力が加わった時に、S
LM109のガラス109gが割れるのを防ぐ、つま
り、耐衝撃性を向上させるためのものであり、また11
3は、ストロボ装置105からのストロボ光をネガフィ
ルム103に導くための導光板である。
【0055】図2は、画像表示装置1内のSLM109
に書き込まれた画像を観察する状態時の、画像表示装置
1の縦断面図である。
【0056】図3は、本実施の形態の画像表示装置1の
ブロック図であり、同図において、31は画像表示装置
1の全体のシーケンスを司る制御手段であり、32はモ
ータ15の駆動を制御するモータ制御手段である。
【0057】図4のフローチャートを用いて、本実施の
形態の画像表示装置1における画像の書き込み動作、ミ
ラーホルダ11の動きについて以下に説明する。
【0058】ユーザーが画像表示装置1を使ってDカー
ト102の中の画像を鑑賞すべくDカート102を画像
表示装置1に装填し(S101)、ローディング動作を
行ってから待機モード状態となり(S102,S10
3)、ユーザーから指定コマ出しコマンドを受けて指定
コマ出し動作を行ってから、そのコマを表示するか否か
のコマンド待ち状態で待機するところまでは従来と同じ
(S104〜S106)なので、詳細な説明は省略す
る。
【0059】この状態よりユーザーからディスプレイコ
マンドを受け付けると(S107)、制御手段31が位
置検出手段13の状態を確認する(S108)。つま
り、以下説明する動作として前回表示していたコマ画像
の消去及び新しい画像の書き込み等を行う時に、ミラー
ホルダ11(反射ミラー108)が図1に示す画像書き
込み位置に配されていなければならない為である。ここ
で、ミラーホルダ11が画像書き込み位置にいない場
合、つまり、位置検出手段13がミラーホルダ11の鍔
部11bを検知しない場合は、制御手段31はモータ制
御手段32を介してモータ15を逆回転させる(S13
0)。すると、ミラーホルダ11は軸11aを中心に反
時計回りに回転する。その後、位置検出手段13がミラ
ーホルダ11の鍔部11bを検知するまでモータ15の
回転を続け、検知したところでモータ15の回転をスト
ップさせる(S131,S132)。そして、S109
に戻る。
【0060】ミラーホルダ11(反射ミラー108)が
画像書き込み位置に配されている事を確認した後、まず
前回表示していたコマの画像を消去し、新しい画像の書
き込み動作を行ってSW111をOFFするところまで
(S109〜S118)も従来と同じであるから、詳細
な説明は省略する。
【0061】次に、制御手段31によってモータ制御手
段32を介してモータ15を正回転させる(S11
9)。その後、位置検出手段14がミラーホルダ11の
鍔部11bを検知するまでモータ15の回転を続け、検
知したところ、つまり、ミラーホルダ11(反射ミラー
108)が画像読み出し位置に配された時にモータ15
の回転をストップさせる(S120,S121)。そし
て、SLM109に記録された画像をユーザーが観察で
きるよう、従来と同じように照明装置112を点灯する
(S122)。
【0062】上記動作後、図2に示すように、画像表示
装置1の本体10に設けた凹部10dに別部材であるフ
タ23をセットすれば、本体10の開口部10eから画
像表示装置1内部にゴミやホコリ等の異物が侵入するの
を防ぐ事が出来る。
【0063】以上説明したように、SLM109に書き
込まれた画像を観察する時に反射ミラー108をSLM
109の近傍に移動させることによって、画像観察時の
画像表示装置1の大きさを、図2に示した斜線の範囲の
分だけコンパクトにする事が出来る。
【0064】なお、本実施の形態で説明した方式等はこ
れに限定するものではなく、製品の仕様や公知の他の構
成の組合せで自由に変更しても、本実施の形態と同等の
効果が得られる事は言うまでもない。
【0065】(第2の実施の形態)図5〜図7に本発明
の第2の実施の形態を示す。なお、従来及び第1の実施
の形態と同一の構成部分に対しては同じ符号を与え、説
明を省略する。図5は本実施の形態の画像表示装置1の
縦断面図であり、同図において、40はSLM109を
照明する照明装置であり、従来及び第1の実施の形態の
照明装置112と同一のものであるが、その照明方向が
異なっている。
【0066】図6は、画像表示装置1内のSLM109
に書き込まれた画像を観察する状態時の、画像表示装置
1の縦断面図である。
【0067】図7のフローチャートを用いて、本実施の
形態の画像表示装置1における画像の書き込み動作、ミ
ラーホルダ11の動きについて以下に説明する。
【0068】ユーザーが画像表示装置1を使ってDカー
ト102の中の画像を鑑賞すべくDカート102を画像
表示装置1に装填し(S201)、ローディング動作を
行ってから待機モード状態となり(S202,S20
3)、ユーザーから指定コマ出しコマンドを受けて指定
コマ出し動作を行ってから、そのコマを表示するか否か
のコマンド待ち状態で待機するところまでは従来と同じ
(S204〜S206)なので、詳細な説明は省略す
る。
【0069】この状態よりユーザーからディスプレイコ
マンドを受け付けると(S207)、制御手段31が位
置検出手段14の状態を確認する(S208)。つま
り、以下説明する動作の内、前回表示していたコマ画像
の消去はミラーホルダ11(反射ミラー108)が図6
に示す画像消去及び鑑賞位置で、また新しい画像の書き
込みを行う時は、ミラーホルダ11(反射ミラー10
8)が図5に示す画像書き込み位置に配されていなけれ
ばならない為である。ここで、ミラーホルダ11が画像
消去及び鑑賞位置にいない場合、つまり、位置検出手段
14がミラーホルダ11の鍔部11bを検知しない場合
は、制御手段31はモータ制御手段32を介してモータ
15を正回転させる(S230)。すると、ミラーホル
ダ11は軸11aを中心に時計回りに回転する。その
後、位置検出手段14がミラーホルダ11の鍔部11b
を検知するまでモータ15の回転を続け、検知したとこ
ろでモータ15の回転をストップさせる(S231,S
232)。そして、S209に戻る。
【0070】ミラーホルダ11(反射ミラー108)が
画像消去及び鑑賞位置に配されている事を確認した後、
まず以下説明する、前回表示していたコマ画像の消去動
作を行う(S209〜S213)。
【0071】前回表示していたコマの画像を消去するた
めにSW111を通電状態にした後(S209)、照明
装置40を点灯して(S210)電源110より書き込
み時とは逆側の電界をかける(S211)。
【0072】するとFLC109eは、図15中に一部
示されている横向き状態に全てのセルが反転してニュー
トラル状態になる(S212)。全てのセルが上記状態
になるための十分な時間だけ上記リセット動作を行った
後にSW111をOFFして照明装置40を消灯する
(S213,S214)。
【0073】以上で前回表示していた画像の消去工程が
終了したので、次に、新しい画像の書き込みフローに入
る。
【0074】まず、ミラーホルダ11(反射ミラー10
8)を画像書き込み位置にセットするために、モータ1
5を逆回転する(S215)。すると、ミラーホルダ1
1は軸11aを中心として反時計回りに回転する。そし
て、ミラーホルダ11が画像書き込み位置に配されて、
ミラーホルダ11の鍔部11bを位置検出手段13が検
知したところで、モータ15の回転をストップさせる
(S216,S217)。これ以降、SW111をON
し、新しい画像の書き込み動作を行ってSW111をO
FFするところまで(S218〜S221)は従来と同
じであるから、詳細な説明は省略する。
【0075】次に、制御手段31によってモータ制御手
段32を介してモータ15を正回転させる(S22
2)。その後、位置検出手段14がミラーホルダ11の
鍔部11bを検知するまでモータ15の回転を続け、検
知したところ、つまり、ミラーホルダ11(反射ミラー
108)が画像読み出し位置に配された時にモータ15
の回転をストップさせる(S223,S224)。そし
て、SLM109に記録された画像をユーザーが観察で
きるよう、従来と同じように照明装置40を点灯する
(S225)。
【0076】上記動作後、図6に示すように、画像表示
装置1の本体10に設けた凹部10dに別部材であるフ
タ23をセットすれば、本体10の開口部10eから画
像表示装置1内部にゴミやホコリ等の異物が侵入するの
を防ぐ事が出来る。
【0077】以上説明したように上記構成によれば、第
1の実施の形態と同様にSLM109に書き込まれた画
像を観察する時に反射ミラー108をSLM109の近
傍に移動させることによって、画像観察時の画像表示装
置1の大きさを、図2に示した斜線の範囲分だけコンパ
クトにする事が出来るとともに、照明装置40の照明光
を反射ミラー108を介してSLM109に照射する事
によって、照明装置40をSLM109近傍に近付ける
事が可能になるから、第1の実施の形態に比べて、SL
M109周りのスペースをよりコンパクトにする事が出
来る。
【0078】なお、本実施の形態で説明した方式等はこ
れに限定するものではなく、製品の仕様や公知の他の構
成の組合せで自由に変更しても、本実施の形態と同等の
効果を得られる事は言うまでもない。
【0079】(第3の実施の形態)図8〜図12に本発
明の第3の実施の形態を示す。なお、従来及び第1,2
の実施の形態と同一の構成部分に対しては同じ符号を与
え、説明を省略する。また本実施の形態は、第2の実施
の形態の画像表示装置1を応用して、SLM109に書
き込まれた画像を観察する時の装置の大きさを更にコン
パクトにするものである。
【0080】図8〜図10は本実施の形態の画像表示装
置1の縦断面図であり、基本構成は第2の実施の形態と
同一であるが、大きく異なるところは、画像表示装置1
及び本体10が図10に示すように、SLM109近傍
部分と投影レンズ107近傍とで二体化されていて、そ
れぞれ観察ブロック50、書き込みブロック51、及び
観察側本体55及び書き込み側本体56とで構成されて
いる事である。
【0081】また、観察ブロック50と書き込みブロッ
ク51は不図示のロック機構(例えばフック爪やビス、
マグネットによる吸着等)で脱着可能に構成されてお
り、新しい画像を書き込んだ後に観察ブロック50を書
き込みブロック51から外すか外さないかは、ユーザー
の選択に任されている。
【0082】第2の実施の形態と同様に前回の表示画像
の消去及び新しい画像の書き込み動作を行った後(図
8,9参照)、上述の不図示のロック機構を解除して観
察ブロック50と書き込みブロック51とを分離させる
と(図10参照)、図11に示したように観察ブロック
50側に電源コード52を接続すれば、照明装置112
を点灯する事が出来るので、SLM109に書き込まれ
た新しい画像を観察する事が出来る。
【0083】以上説明したように、第2の実施の形態と
同様に、照明装置40の照明光を反射ミラー108を介
してSLM109に照射する事によって、照明装置40
をSLM109近傍に近付ける事が可能になるから、第
1の実施の形態に比べて、SLM109周りのスペース
をよりコンパクトにする事が出来ると同時に、画像表示
装置1を観察ブロック50と書き込みブロック51とに
分割する事によって、SLM109に書き込まれた画像
を観察する時には書き込みブロック51が不要になる
分、観察時の装置の設置スペースをコンパクトにする事
が出来るようになる。
【0084】なお、観察ブロック50、書き込みブロッ
ク51及び画像表示装置1、ミラーホルダ11の構成
や、その駆動メカ構成は、本実施の形態で説明したもの
に限るものではなく、例えばSLM109に書き込まれ
た画像を観察する時に、観察ブロック50中のSLMホ
ルダ20のみを取り外して市販されているバックライト
装置上にセットして観察できるような構成にしても、本
実施の形態で説明したものと同一の効果を得られる事は
言うまでもない事である(図12参照)。
【0085】また、空間光変調素子に書き込む画像とし
て、Dカートのフィルム画像を例に取り上げたが、これ
意外のフィルム画像を取り扱う場合でも、そのフィルム
をアパーチャにセットする機構をそれに対応するだけで
あって、本発明の趣旨である遮光手段や拡散手段の構成
に何ら影響しない事、つまり、書き込まれる画像の種類
が何であれ本発明の効果が得られる事も付け加えてお
く。
【0086】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、反射部材
が移動する第2の位置を空間光変調素子の近傍に設定す
ることにより、画像読み出し時の画像表示装置のコンパ
クト化を達成することが可能となる。
【0087】請求項2に係る発明によれば、反射部材が
移動する第2の位置を空間光変調素子の近傍に設定し、
その反射部材を介して反射照明手段は空間光変調素子背
面を照明することができるので、照明のレイアウトの自
由度を大きくすることができ、画像読み出し時の画像表
示装置のコンパクト化を達成すると同時に、画像表示装
置全体の設計自由度を大きくすることが可能となる。
【0088】請求項3に係る発明によれば、反射部材が
移動する第2の位置を空間光変調素子の近傍に設定し、
その反射部材を介して反射照明手段は空間光変調素子背
面を照明することができ、さらには空間光変調素子に書
き込まれた画像を観察する時には、少なくとも前記空間
光変調素子を画像表示装置全体から分離することができ
るので、照明のレイアウトの自由度を大きくすることが
でき、画像読み出し時の画像表示装置のコンパクト化を
達成すると同時に、画像表示装置全体の設計自由度を大
きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
画像表示装置の画像書き込み時の縦断面図。
【図2】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
画像表示装置の画像観察時の縦断面図。
【図3】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
ブロック図。
【図4】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
フローチャート。
【図5】本出願に係る発明の第2の実施の形態における
画像表示装置の画像書き込み時の縦断面図。
【図6】本出願に係る発明の第2の実施の形態における
画像表示装置の画像観察時の縦断面図。
【図7】本出願に係る発明の第2の実施の形態における
フローチャート。
【図8】本出願に係る発明の第3の実施の形態における
画像表示装置の画像書き込み時の縦断面図。
【図9】本出願に係る発明の第3の実施の形態における
画像表示装置の画像観察時の縦断面図。
【図10】本出願に係る発明の第3の実施の形態におけ
る画像表示装置が分割された時の縦断面図。
【図11】本出願に係る発明の第3の実施の形態におけ
る観察ブロックの斜視図。
【図12】本出願に係る発明の第3の実施の形態におけ
る変形例を示す縦断面図。
【図13】従来の画像表示装置のイメージ図。
【図14】従来の画像表示装置の断面図。
【図15】SLMの構成図。
【図16】従来の画像表示装置のフローチャート。
【図17】従来の他の画像表示装置の断面図。
【図18】従来の他の画像表示装置の遮光部材の断面
図。
【図19】従来の他の画像表示装置のギア列の拡大図。
【図20】従来の他の画像表示装置のギア列の拡大図。
【図21】従来の他の画像表示装置のブロック図。
【図22】従来の他の画像表示装置のフローチャート。
【図23】従来の他の画像表示装置のフローチャートの
「幕セット」のサブルーチン。
【図24】従来の他の画像表示装置のフローチャートの
「幕オープン」のサブルーチン。
【符号の説明】
1,101,201…画像表示装置 10…本体 11…ミラーホルダ 12…カバー 13,14…位置検出手段 15…モータ 20…SLMホルダ 21…保護ガラ
ス 22…緩衝部材 31…制御手段 32…モータ制御手段 102…Dカー
ト 103…ネガフィルム 40,112…
照明装置 105…ストロボ装置 108…反射ミ
ラー 109…SLM 113…導光板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像を書き込む状態と画像を
    読み出す状態とを取りうる画面部を備えた空間光変調素
    子と、該空間光変調素子に画像を投影する光学手段と、
    前記光学手段と前記空間光変調素子との間に配した反射
    部材とを有する画像表示装置において、前記反射部材
    は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能とし、第
    1の位置にて前記光学手段から投影された画像を反射し
    て前記空間光変調素子に投影させて画像の書き込み状態
    とし、また、少なくとも前記空間光変調素子に書き込ま
    れた画像を読み出すときには、前記反射部材は前記光学
    手段から投影された画像の反射光路を遮断するよう前記
    空間光変調素子背面側へ退避させる第2の位置に移動す
    ることを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示装置には、少なくとも前記
    反射部材を介して空間光変調素子背面を照明する反射照
    明手段を有し、前記空間光変調素子に書き込まれた画像
    を読み出すときには、前記反射部材は前記第2の位置に
    移動すると共に、前記反射照明手段は前記反射部材を介
    して前記空間光変調素子背面を照明することを特徴とす
    る請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示装置は、少なくとも前記空
    間光変調素子を保持する部分が分離可能であることを特
    徴とする請求項1または2記載の画像表示装置。
JP9353547A 1997-12-22 1997-12-22 画像表示装置 Pending JPH11183866A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166377A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Olympus Optical Co Ltd 画像投影システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166377A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Olympus Optical Co Ltd 画像投影システム

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