JPH1118368A - モータの冷却風通路構造 - Google Patents

モータの冷却風通路構造

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JPH1118368A
JPH1118368A JP18170197A JP18170197A JPH1118368A JP H1118368 A JPH1118368 A JP H1118368A JP 18170197 A JP18170197 A JP 18170197A JP 18170197 A JP18170197 A JP 18170197A JP H1118368 A JPH1118368 A JP H1118368A
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JP
Japan
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cooling air
air passage
motor
brush base
yoke
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JP18170197A
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English (en)
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Shigenori Oohira
滋規 大平
Kazunori Yamada
和則 山田
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの内部機能部位が、水の影響を受けず
効率よく冷却される冷却風通路構造とする。 【解決手段】 ブラシベース1をエンドブラケット7に
取付けたモータにおいて、ブラシベース外周壁14とフ
ランジ12とヨーク8の筒部内壁及びエンドブラケット
に囲まれたリング状の冷却風通路4により、冷却風に含
まれるホコリとスプラッシュは分離され、冷却風取入孔
5から異物を排出できる。よって、クリーンな冷却風だ
けがモータ機能部位に入り冷却できる。また、ブラシベ
ース外周壁の一般部より長く延びた下部張り出し部17
があるため、モータ内部のブラシとコミュテータで削れ
た銅粉等の堆積物を堆積できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のラジエー
タなどの熱交換器用ファン等の駆動に用いられるモータ
の冷却風通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種装置の駆動動力源としてモータが広
く利用されているが、自動車のラジエータのファン駆動
等に用いられる場合には、とくに厳しい環境に曝される
ことから、内部に収納されるコミュテータ、ベアリン
グ、ブラシ等を保護するためのモータ内部環境対策が必
要とされる。とくに上記ファン駆動用モータは走行中ス
プラッシュを受けたり、水が付着したりすることが頻繁
である。このため、まずケーシングを密閉型としたもの
があるが、温度上昇による内部圧力の変動によりベアリ
ング部から水の侵入があるため、モータ機能が障害され
る問題があった。そこで、モータ内部冷却を兼ねてケー
シングに排水穴を設けているものが多い。しかし単純に
ケーシングに排水穴を設定しただけでは、スプラッシュ
が直接機能部位に侵入する。そのため排水穴にドレンパ
イプを設定すれば、直接機能部位への侵入はふせげる
が、別部品設定のためコストアップになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、単に排
水穴あるいは冷却穴を設けただけではスプラッシュによ
る水侵入やホコリ侵入を阻止できず、コミュテータに水
が付着すればショートなどを生じる。また、ブラシが濡
れればブラシホルダとの間に発生する錆によって、モー
タの耐久性や品質を低下させ作動不良になるなど、機能
障害によるモータロックなどの発生のおそれがある。さ
らに、モータ内部のブラシとコミュテータで削れた銅粉
などの堆積物が排水穴からケーシング外部に排出される
ため、モータ周辺のアルミ部品であるラジエータや配線
を腐食させてしまう問題もある。したがって本発明は、
上記従来の問題点に鑑み、モータの内部機能部位が、水
の影響を受けず効率よく内部が冷却される冷却風通路構
造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、筒状
のヨークとその開口端に固定される円盤状のエンドブラ
ケットとで内部空間を形成し、ヨーク底壁およびエンド
ブラケットにそれぞれ設けたベアリングにロータを支持
するとともに、ブラシホルダを備えるブラシベースをエ
ンドブラケットに取付けたモータにおいて、上記ブラシ
ベースが、ブラシベース基部の外周からロータの軸と略
平行に延びる外周壁と、該外周壁の先端から上記ヨーク
の筒部内壁に整合するまでブラシベース基部と略水平に
外方へ延びるフランジとを備え、上記ブラシベース基部
をエンドブラケットに取付けたとき、上記外周壁、フラ
ンジ、ヨークの筒部内壁およびエンドブラケットに囲ま
れた冷却風通路がエンドブラケットの外周部にそって形
成され、モータの設置状態における冷却風通路の最下位
置および最上位置に、冷却風通路の入口および出口が設
けられているものとした。
【0005】上記冷却風通路の入口は、エンドブラケッ
ト近傍におけるヨークの筒部の最下位置に形成した取り
入れ孔を備えるのが望ましい。上記外周壁は、冷却風通
路の入口において一般部よりも長く延びた下部張り出し
部を備えるのが望ましい。また、上記下部張り出し部の
フランジは、取り入れ孔よりオフセットしており、その
下縁に連通孔を有することができる。上記外周壁はその
上部において一般部よりも長く延びた上部張り出し部を
備え、冷却風通路の出口は上部張り出し部の先端部を切
り欠いて形成することができる。上記ブラシベース基部
のエンドブラケット側には、当該ブラシベース基部の外
周にそってリング状に閉じたリブが形成され、該リブが
エンドブラケットに当接しているのが好ましい。
【0006】モータのマグネットが、マグネットホルダ
によりヨークの筒部内壁に固定され、マグネットホルダ
が、冷却風通路入口部においてブラシベース外周壁に重
なるまでブラシベース側へ延びる張り出し部を有するこ
とができる。さらに、上記ロータのシャフトはヨーク底
壁から外部へ突出して回転部材が取付けられるととも
に、該回転部材がヨークの筒部に重なる筒状部を備え、
ヨーク底壁に冷却風の排出孔を設けることができる。
【0007】
【作用】モータ内部には、ブラシベース外周壁、フラン
ジ、ヨークの筒部内壁及びエンドブラケットに囲まれた
冷却風通路がエンドブラケット外周にそってリング状に
形成されるため、ヨークの筒部の最下位置である冷却風
通路の入口からブラシベース外周壁の一般部よりも長く
延びた上部張り出し部の先端部の切り欠きである冷却風
通路の出口までの間で、冷却風に含まれるホコリとスプ
ラッシュは分離される。そして、分離された水や異物は
冷却風取入孔から排出される。よって、クリーンな冷却
風だけがモータ機能部位に入り冷却する。
【0008】ブラシベース外周壁の一般部よりも長く延
びた下部張り出し部を設け、そのフランジを冷却風取入
孔よりオフセットさせることにより、冷却風取入孔にス
プラッシュが直接かかってもモータ機能部位に直接かか
らない。そして、フランジに連通孔を設けることによ
り、モータが冠水した場合でも、その孔から冷却風取入
孔を通りケーシング外部に水を排出できる。同じく、ブ
ラシベース外周壁の一般部より長く延びた下部張り出し
部を備えることにより、ブラシとコミュテータで削れた
銅粉等の堆積物を堆積できるため、ケーシング外部に排
出されない。
【0009】また、ブラシベース外周壁の上部におい
て、一般部よりも長く延びた上部張り出し部を備えるこ
とにより冷却風通路の出口は上部張り出し部の先端部を
切り欠いて形成できる。そのため、冷却風は、冷却風通
路の壁をリング状に進む空間だけより、冷却風通路の最
上部からさらにシャフトと略平行にマグネット側へ進む
空間をプラスしたことによって、冷却風とスプラッシュ
やホコリの分離距離が延長され、一層クリーンになって
モータ機能部位へ入る。さらに、リブとエンドブラケッ
トを密に当接させることにより、冷却風通路を冷却風が
通過中の時、水や異物などはベアリング部など中心部に
侵入できない。
【0010】なお、ブラシベースのかわりにマグネット
ホルダに下部張り出し部を設けることによっても、モー
タ内部のブラシとコミュテータで削れた銅粉等の堆積物
を堆積できるので、ケーシング外部に排出されない。ヨ
ーク底壁に冷却風排出孔を設けることにより、冷却風を
排出できる。また、ヨークの筒部を回転部材の筒状部で
囲んで重ならせることにより、冷却風排出孔において、
直接のスプラッシュの侵入が阻止される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、自
動車のファンモータに適用した実施例により説明する。
図1は、実施例にかかるファンモータの断面図、図2は
ブラシベースを示す正面図、図3は図2におけるA−A
断面図、図4は図2におけるB−B断面図、そして図5
は図1におけるC断面図を示す。筒状のヨーク8とその
開口端に固定される円盤状のエンドブラケット7とでケ
ーシングを形成し、ヨーク底壁11およびエンドブラケ
ット7の各中心部には外方へ膨出するベアリング保持部
20、20’が形成され、それぞれ設けたベアリング2
1、21’にロータ28を支持している。そして、ヨー
ク8とエンドブラケット7の合わせ部は、水密になって
いる。
【0012】ロータ28は、コイル23が巻かれたアー
マチュア22と、コイル23に接続されたコミュテータ
26とが軸方向に隣接してシャフト25上に取り付けら
れて構成されている。また、ロータ28のシャフト25
がヨーク底壁11の中心部のベアリング保持部20’を
貫通してヨーク底壁11の外部へ延びており、その先端
にファンボス31が取り付けられている。アーマチュア
22の外周面に対向して、ヨーク8の内周面にはマグネ
ットホルダ15で固定されたマグネット29が設けられ
ている。
【0013】ケーシングの内部空間において、エンドブ
ラケット7にはブラシベース1が取り付けられている。
そのブラシベース1は、ブラシベース基部13、ブラシ
ベース外周壁14およびフランジ12から構成されてい
る。ブラシベース基部13は、アーマチュア22の外径
とほぼ同じ円周サイズであり、このブラシベース基部1
3の外周縁からブラシベース外周壁14が、ロータ28
の軸と略平行にアーマチュア側へ延びている。
【0014】フランジ12は、ブラシベース外周壁14
の先端からヨーク8の筒部内壁に整合するまでブラシベ
ース基部13と略水平に外方へ延びている。フランジ1
2の外周縁は、全周にわたってヨーク8の内周面に整合
するはめあい関係になっている。また、ブラシベース基
部13にはブラシホルダ10が、一体形成されている。
ブラシホルダ10にそってスライド可能のブラシ24が
ブラシスプリング27によりコミュテータ26に押し付
けられるようになっている。ブラシベース基部13のエ
ンドブラケット7側には、エンドブラケット7と円盤状
のブラシベース1を固定するために、リベット用のボス
9が周方向に複数個形成され、さらにリブ2がこれらの
ボス9をつないで、ブラシベース基部13の外周にそっ
てリング状に閉じている。
【0015】ブラシベース外周壁14の底部には、ブラ
シベース外周壁14の一般部よりアーマチュア側に長く
延びている下部張り出し部17があり、それはブラシ2
4とコミュテータ26の接する部位下方まで設けられて
いる。そして、フランジ12は、下部張り出し部17の
先端からブラシベース基部13と略平行に外方へ延びて
いる。また、下部張り出し部17におけるフランジ12
の外周縁の最下位には、半円形の連通孔3が設けられて
いる。ブラシベース外周壁14、フランジ12、ヨーク
8の筒部内壁およびエンドブラケット7に囲まれた空間
が冷却風通路4を形成する。冷却風通路4は、エンドブ
ラケット7の外周にそってリング状をなしている。ま
た、エンドブラケット7近傍におけるヨーク8の筒部の
最下位置に、冷却風取入孔5を設けてある。
【0016】ブラシベース外周壁14の頂部には、ブラ
シベース外周壁14の一般部よりアーマチュア側に長く
延びている上部張り出し部16があり、フランジ12
は、上部張り出し部16の先端からブラシベース基部1
3と略平行に外方へ延びている。そして、上部張り出し
部16の先端部に切り欠き18が設けられている。これ
は、冷却風通路4の出口になる。ヨーク底壁11の外に
延びたシャフト25の先端には、回転部材としてのファ
ン19が取り付けられる。ファン19のファンボス31
は浅い有底筒状をなし、その筒部32がヨーク8方向へ
延びて、ラップ代Sをもってヨーク8の筒部に一部重な
るようになっている。そして、ファンボス31の筒部の
外周面から複数のファン羽根33が放射状に延びてい
る。
【0017】さらに、ヨーク底壁11には、複数の冷却
風排出孔6が設けられている。この冷却風排出孔6は、
図5に示すようにファンボス31がD方向へ回転したと
き、モータ内部空気がE方向に吸い出されるラビリンス
形状となっている。冷却風は、冷却風取入孔5から入り
冷却風通路4の壁をリング状に進み、冷却風通路の最上
部からさらにシャフトと略平行にマグネット側へ進行
し、切り欠き18からブラシ24、コミュテータ26、
ベアリング21等のモータ機能部位のある空間に入りロ
ータ28を冷却後、冷却風排出孔6から排出される。
【0018】本実施例は、以上のように構成されるた
め、冷却風に含まれるホコリやスプラッシュは、直線形
状より長いリング状の冷却風通路4により、有効に分離
される。よって、クリーンな冷却風となって、ブラシ2
4、コミュテータ26、ベアリング21等のモータ機能
部位に入り、悪影響を与えることなくケーシング内を、
効率良く冷却する。また、分離された水や異物は冷却風
通路4に残らず、冷却風取入孔5から排出される。
【0019】ブラシベース外周壁14の一般部よりも長
く延びた下部張り出し部17を設け、そのフランジ12
を冷却風取入孔5よりオフセットさせているため、冷却
風取入孔5にスプラッシュが直接かかってもモータ機能
部位に直接かからない仮に、モータが冠水した場合は、
フランジ12に連通孔3が設けてあるため、その孔から
冷却風取入孔5を通りケーシング外部に水を排出でき
る。リブ2とエンドブラケット7は密に当接しているた
め、冷却風通路4を冷却風が通過中の時、水や異物など
はベアリング21部など中心部に侵入できない。
【0020】次に、モータ作動中において、ブラシ24
とコミュテータ26の削れた銅粉は、下部張り出し部1
7に堆積されるため、ケーシング外部に排出されない。
ブラシベース外周壁14の上部において、一般部よりも
長く延びた上部張り出し部16を備えることにより冷却
風通路4の出口は上部張り出し部16の先端部を切り欠
いて形成できる。そのため、冷却風は、冷却風通路4の
壁をリング状に進む空間だけより、冷却風通路4の最上
部からシャフト25と略平行にマグネット29側へ進む
空間をプラスしたことによって、冷却風とスプラッシュ
やホコリの分離距離が延長され、一層クリーンになって
モータ機能部位へ入る。シャフト25には、ファンボス
31が取り付けられるから、自動車の走行中でもスプラ
ッシュが冷却風排出孔6に直接かかることはない。
【0021】なお、上記実施例では、ブラシベース1の
下部張り出し部17を利用して銅粉を堆積させるように
しているが、変形例として、ブラシベース1のかわりに
マグネットホルダ15に下部張り出し部を設けることも
できる。すなわち、冷却風通路4の入口部において、マ
グネットホルダ15からブラシベース外周壁14に重な
るまでブラシベース1側へ張り出し部を延ばす。
【0022】これにより、内部のブラシ24とコミュテ
ータ26の削れた銅粉を、マグネットホルダ15に堆積
できるため、ケーシング外部に排出されない。また、冷
却風取入孔5にスプラッシュがかかった場合、マグネッ
トホルダ15があるため直接侵入できない。また実施例
は、自動車のファンモータを例として説明したが、その
他水やスプラッシュの侵入と冠水のおそれがある種々の
モータに適用可能である。
【0023】
【発明の効果】モータ内部には、ブラシベース外周壁、
フランジ、ヨークの筒部内壁及びエンドブラケットに囲
まれた冷却風通路がエンドブラケット外周にそってリン
グ状に形成されるため、ヨークの筒部の最下位置である
冷却風通路の入口からブラシベース外周壁の一般部より
も長く延びた上部張り出し部の先端部の切り欠きの冷却
風通路の出口までの間で、追加の部品を要することなく
スプラッシュやホコリとクリーンな冷却風を分離できる
ので効率良くモータ機能部位を冷却でき、モータの耐久
性や品質を低下させる機能障害を防止できる効果があ
る。そして、分離された水や異物は冷却風取入孔から排
出される。よって、クリーンな冷却風だけがモータ機能
部位に入り冷却する。
【0024】ブラシベース外周壁の一般部よりも長く延
びた下部張り出し部を設け、そのフランジを冷却風取入
孔よりオフセットさせることにより、冷却風取入孔にス
プラッシュが直接かかってもモータ機能部位に直接かか
らない。そして、フランジに連通孔を設けることによ
り、モータが冠水した場合でも、その孔から冷却風取入
孔を通りケーシング外部に水を排出できる。同じく、ブ
ラシベース外周壁の一般部より長く延びた下部張り出し
部を備えることにより、ブラシとコミュテータで削れた
銅粉等の堆積物を堆積できるため、ケーシング外部に排
出されない。
【0025】また、ブラシベース外周壁の上部におい
て、一般部よりも長く延びた上部張り出し部を備えるこ
とにより冷却風通路の出口は上部張り出し部の先端部を
切り欠いて形成できる。そのため、冷却風は、冷却風通
路の壁をリング状に進む空間だけより、冷却風通路の最
上部からさらにシャフトと略平行にマグネット側へ進む
空間をプラスしたことによって、冷却風とスプラッシュ
やホコリの分離距離が延長され、一層クリーンになって
モータ機能部位へ入る。さらに、リブとエンドブラケッ
トを密に当接させることにより、冷却風通路を冷却風が
通過中の時、水や異物などはベアリング部など中心部に
侵入できない。
【0026】なお、ブラシベースのかわりにマグネット
ホルダに下部張り出し部を設けることによっても、モー
タ内部のブラシとコミュテータで削れた銅粉等の堆積物
を堆積できるので、ケーシング外部に排出されない。ヨ
ークの底壁に冷却風排出孔を設けることにより、冷却風
を排出できる。また、ヨークの筒部を回転部材の筒状部
が囲んで重ならせることにより、冷却風排出孔におい
て、直接のスプラッシュの侵入が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるモータの断面を示す図
である。
【図2】ブラシベースを示す正面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図2におけるB−B断面図である。
【図5】図1におけるC断面図である。
【符号の説明】
1 ブラシベース 2 リブ 3 連通孔 4 冷却風通路 5 冷却風取入孔 6 冷却風排出孔 7 エンドブラケット 8 ヨーク 9 ボス 10 ブラシホルダ 11 ヨーク底壁 12 フランジ 13 ブラシベース基部 14 ブラシベース外周壁 15 マグネットホルダ 16 上部張り出し部 17 下部張り出し部 18 切り欠き 19 ファン(回転部材) 20、20’ ベアリング保持部 21、21’ ベアリング 22 アーマチュア 23 コイル 24 ブラシ 25 シャフト 26 コミュテータ 27 ブラシスプリング 28 ロータ 29 マグネット 30 配線 31 ファンボス 32 ファン筒部(筒状部) 33 ファン羽根

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のヨーク(8)とその開口端に固定
    される円盤状のエンドブラケット(7)とで内部空間を
    形成し、ヨーク底壁(11)およびエンドブラケットに
    それぞれ設けたベアリング(21、21’)にロータ
    (28)を支持するとともに、ブラシホルダ(10)を
    備えるブラシベース(1)をエンドブラケットに取り付
    けたモータにおいて、前記ブラシベースが、ブラシベー
    ス基部(13)の外周からロータの軸と略平行に延びる
    外周壁(14)と、該外周壁の先端から前記ヨークの筒
    部内壁に整合するまでブラシベース基部と略平行に外方
    へ延びるフランジ(12)とを備え、前記ブラシベース
    基部をエンドブラケットに取付けたとき、前記外周壁、
    フランジ、ヨークの筒部内壁およびエンドブラケットに
    囲まれた冷却風通路(4)がエンドブラケットの外周部
    にそって形成され、モータの設置状態における冷却風通
    路の最下位置および最上位置に冷却風通路の入口および
    出口が設けられていることを特徴とするモータの冷却風
    通路構造。
  2. 【請求項2】 前記冷却風通路(4)の入口は、エンド
    ブラケット(7)近傍におけるヨーク(8)の筒部の最
    下位置に形成した取り入れ孔(5)を備えていることを
    特徴とする請求項1記載のモータの冷却風通路構造。
  3. 【請求項3】 前記外周壁(14)は、冷却風通路
    (4)の入口において一般部よりも長く延びた下部張り
    出し部(17)を備えていることを特徴とする請求項1
    または2記載のモータの冷却風通路構造。
  4. 【請求項4】 前記下部張り出し部(17)のフランジ
    (12)は、前記取り入れ孔(5)よりオフセットして
    おり、その下縁に連通孔(3)を有していることを特徴
    とする請求項1、2または3記載のモータの冷却風通路
    構造。
  5. 【請求項5】 前記外周壁(14)は前記上部において
    一般部よりも長く延びた上部張り出し部(16)を備
    え、前記冷却風通路(4)の出口は上部張り出し部の先
    端部を切り欠いて形成されていることを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載のモータの冷却風通路構造。
  6. 【請求項6】 前記ブラシベース基部(13)のエンド
    ブラケット(7)側には当該ブラシベース基部の外周に
    そってリング状に閉じたリブ(2)が形成され、該リブ
    がエンドブラケットに当接していることを特徴とする請
    求項1、2、3、4または5記載のモータの冷却風通路
    構造。
  7. 【請求項7】 モータのマグネット(29)がマグネッ
    トホルダ(15)によりヨーク(8)の筒部内壁に固定
    され、前記マグネットホルダが、前記冷却風通路(4)
    の入口部において前記外周壁(14)に重なるまでブラ
    シベース(1)側へ延びる張り出し部を有していること
    を特徴とする請求項1または2記載のモータの冷却風通
    路構造。
  8. 【請求項8】 前記ロータ(28)のシャフト(25)
    はヨーク底壁(11)から外部へ突出して回転部材(1
    9)が取付けられるとともに、該回転部材がヨーク
    (8)の筒部に重なる筒状部(32)を備え、前記ヨー
    ク底壁に冷却風の排出孔(6)が設けられていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載
    のモータの冷却風通路構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312454A (ja) * 1999-04-23 2000-11-07 Matsushita Electric Works Ltd モーター
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JP2017005934A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 日立オートモティブシステムズエンジニアリング株式会社 直流モータ
CN106329829A (zh) * 2016-09-05 2017-01-11 山东齐鲁电机制造有限公司 一种适用于空冷汽轮发电机的冷却风路装置

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