JPH11183391A - 自動外観検査装置 - Google Patents

自動外観検査装置

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JPH11183391A
JPH11183391A JP35744397A JP35744397A JPH11183391A JP H11183391 A JPH11183391 A JP H11183391A JP 35744397 A JP35744397 A JP 35744397A JP 35744397 A JP35744397 A JP 35744397A JP H11183391 A JPH11183391 A JP H11183391A
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JP
Japan
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line sensor
outer peripheral
peripheral surface
inspection object
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP35744397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Saito
幸雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒状被検査対象物外周面の外観の欠陥部を適
切に容易に検出可能な自動外観検査装置を提供する。 【解決手段】円筒状被検査対象物(1)をその中心軸の
回りに回転させる回転機構と、該被検査対象物(1)の
外周面に光を照射する光源(2)と、該被検査対象物
(1)の外周面を走査し外周面からの前記照射光の反射
光を受光して反射光強度を検出するラインセンサー
(3)と、ラインセンサー(3)の出力を処理して被検
査対象物の外観欠陥部を検出する画像処理器(4)とを
備えた自動外観検査装置において、被検査対象物の外周
長をAとし、ラインセンサー(3)のスキャンスピード
をB,スキャンス周期をC,分解能をDとしたとき、前
記被検査対象物の回転数を60/〔A/(B/C×
D)〕±30%の範囲とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒状被検査対
象物,例えば電子写真応用製品である複写機やプリンタ
に用いられる電子写真感光ドラムなどの外観の欠陥を検
出する自動外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真応用製品である複写機や
プリンタにおいて画像形成部材として用いられる電子写
真感光ドラムとしては、有機感光ドラムが普及してきて
いる。このような有機感光ドラムは、通常、導電性の円
筒状の支持体の外周面上に有機材料を主要材料とする感
光層を塗布法で形成することにより製造される。さら
に、必要に応じて、同様に塗布法で、支持体と感光層と
の間に下引き層を設けたり、感光層表面に保護層を設け
ることも行われている。
【0003】このような感光ドラムにおいて、支持体の
表面に傷などの物理的欠陥や汚染,酸化物などの化学的
欠陥が存在したり、支持体の上に形成される感光層,あ
るいは下引き層や保護層に傷,塗布ムラ,異物の混在な
どによる欠陥が存在すると、3光ドラムとしての画像処
理機能が阻害され、得られる画像に欠陥が発生する。従
って、このような欠陥を有する感光ドラムを排除するこ
とが必要となる。
【0004】このような欠陥を有する感光ドラムの外周
面に一定強度の光を照射しその反射光を観察すると、欠
陥部からの反射光強度は、欠陥の種類に応じて、正常部
の反射光強度に比して強く,あるいは弱くなる。これに
着目して、感光ドラム製造の最終工程で、感光ドラムの
外周面に光を照射し反射光を観察する外観検査を行い、
欠陥を有する感光ドラムを選別,除去することが行われ
てきた。
【0005】上述のような外観検査としては、従来、検
査員による目視検査が採られてきたが、目視検査は人間
による官能検査であるため、検査レベルの変動,誤判
定,見落としなどがある程度発生することは避けられ
ず、そのために、検査レベルを厳しくしたり,検査に多
くの時間をかけたりして、不良品の見落としを防止しな
ければならず、リスクの大きい,しかもコスト高の検査
であった。また、検査員の目の疲労度が大きく健康面で
も心配な検査方法であった。
【0006】その対策として、自動外観検査装置の開発
が進められている。その一つの有効な自動検査方法とし
て、感光ドラム外周面を光で走査し、その反射光を感光
ドラム外周面を走査するラインセンサーに受けて反射光
強度を検出し、その出力を画像処理器で処理して外観欠
陥部を検出する方法が知られている。感光ドラム外周面
を走査するラインセンサーとしては、CCDラインセン
サーが好適に用いられる。
【0007】上述のような自動外観検査装置は、感光ド
ラム外周面の外観検査に限られることはなく、同様な円
筒状物体の外周面の外観検査には有効に適用できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような自動外観
検査装置において、ラインセンサーは受光した反射光を
光電変換し、変換した電気信号を増幅回路で増幅した後
出力する。その場合、装置の欠陥部の検出精度は、ライ
ンセンサーの性能とラインセンサーと被検査対象物外周
面との相対的移動速度により左右される。ラインセンサ
ーの性能に対してこの相対的移動速度が適切でないと検
出精度が低下する。すなわち、相対的移動速度が適切な
速度より遅すぎると欠陥部が大きい,あるいは欠陥部の
個数が多いという誤判定が生じ、速すぎると欠陥部が小
さい,あるいは見落とすという誤判定が生じる恐れがあ
る。
【0009】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、円筒状被検査対象物外周面の外観欠陥につ
いて、その大きさおよび個数を精度良く検出する自動外
観検査装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、円筒状被検査対象物をその中心軸の回りに回
転させる回転機構と、該被検査対象物外周面に光を照射
する光源と、該被検査対象物外周面を走査し外周面から
の前記照射光の反射光を受光して反射光強度を検出する
ラインセンサーと、そのラインセンサーの出力を処理し
て前記被検査対象物外周面の外観の欠陥部を検出する画
像処理器とを備えた自動外観検査装置において、前記被
検査対象物の周長をAとし、前記ラインセンサーのスキ
ャンスピードをB,スキャン周期をC,分解能をDとし
たとき、前記被検査対象物の回転数を60/〔A/(B
/C×D)〕±30%の範囲とする自動外観検査装置に
よって解決される。
【0011】このとき、ラインセンサーの撮像時の1画
素当たりのX:Y比率がほぼ1であると欠陥部の形状が
的確に捕らえられるので好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、電子写真感光ドラムを例にして説明する。図1
は、この発明に係わる自動外観検査装置の一例の構成を
示す概念図である。感光ドラム1の外周面に対してその
軸方向に沿って帯状に均一に光を照射する光源2(例え
ば蛍光灯)が配置されている。感光ドラム1の光源2の
照射面でもっとも照度の高いところにピントが合うよう
にCCDラインセンサー3が配置されている。4はCC
Dラインセンサー3の出力を受けてその信号を処理する
画像処理器であり、5は感光ドラム1をその円筒軸を中
心に回転させる駆動モーターである。6は感光ドラム1
の回転に合わせて移動する回転検知用金具であり、7は
感光ドラム1の1回転を検出する回転センサーである。
このような構成の装置で、光源2より感光ドラム1の外
周面に軸方向に沿って光を照射し、その反射光をCCD
ラインセンサー3に受けてその光強度を検出し、その出
力を画像処理器4で処理して欠陥を検出する。感光ドラ
ム1を駆動モーター5により円筒軸の回りに回転させ、
回転検知用金具6を回転センサー7で検出し画像処理器
4に入力することによりCCDラインセンサー3での撮
像を開始し1回転後回転検知用金具6を回転センサー7
で再度検出して画像処理器4に入力して撮像を終えるこ
とにより、感光ドラム1の外周1回転全面を容易に検査
することができる。
【0013】この発明によれば、図1に示したような装
置を用いて感光ドラムの外観検査を行うに際して、感光
ドラムの周長をA、CCDラインセンサーのスキャンス
ピードをB,スキャン周期をC,分解能をDとすると
き、感光ドラムの回転数を60/〔A/(B/C×
D)〕±30%の範囲とすることにより、欠陥を精度良
く検出することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、具体的な実施例について説明する。 実施例 図1に示した構成の装置を用い、外径30mm,有効長
さ120mmの感光ドラムの外観検査を行う。CCDラ
インセンサーとしては、スキャンスピード2MHz,ス
キャン周期2500のものを用いる。CCDラインセン
サーの有効画素2048のうちの2000画素を使用し
視野幅120mmを撮像するとして分解能は0.06と
なる。従って、この発明によれば、最適な感光ドラムの
回転数は、60/〔30π/(2,000,000/2
500×0.06)〕で30.56rpmとなる。
【0015】このようにして求めた回転数30.56r
pm,その1/2倍の15.28rpm,2倍の61.
12rpmの3通りの回転数により外周面に大きさ約
0.04mm2 の欠陥が1個ある感光ドラムの外観検査
を行った。回転数の誤差は±0.5rpmであった。検
査はそれぞれの回転数で5回ずつ行った。その結果を表
1に示す。表1において、数は不良として検出された欠
陥の個数を示し、不可は検出されなかったことを示す。
また、S,M,Lは検出された欠陥がどの程度の大きさ
と判定されたかを示すもので、Sは0.0324mm2
以下の大きさ,Mは0.0324mm2 超0.0576
mm2 以下の大きさ,Lは0.0576超の大きさと判
定されたことを示す。
【0016】
【表1】 表1に見られるように、回転数がこの発明による回転数
より少ない場合には、欠陥の大きさが大きく判定され、
また、2個と検出されることもあった。逆に回転数が多
い場合には、欠陥の大きさが小さく判定され、また、検
出されないこともあった。この発明による回転数を採る
ことの効果は明らかである。実用的には、この回転数の
±30%の範囲の回転数(例えば30.56±30%で
21.39rpm〜39.73rpmの回転数)で有効
な検査能力がえられる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、円筒状被検査対象物
をその中心軸の回りに回転させる回転機構と該被検査対
象物外周面に光を照射する光源と、該被検査対象物外周
面を走査し外周面からの前記照射光の反射光を受光して
反射光強度を検出するラインセンサーと、そのラインセ
ンサーの出力を処理して該円筒状被検査対象物外周面の
外観の欠陥部を検出する画像処理器とを備えた自動外観
検査装置において、前記円筒状被検査対象物の外周長を
Aとし、前記ラインセンサーのスキャンスピードをB,
スキャン周期をC,分解能をDとしたとき、前記被検査
対象物の回転数を60/〔A/(B/C×D)〕±30
%の範囲とする自動外観検査装置により、円筒状被検査
対象物外周面の外観検査を自動的に精度良く行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる装置の一例の構成を示す概念
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 光源 3 CCDラインセンサー 4 画像処理器 5 駆動モーター 6 回転検知用金具 7 回転センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状被検査対象物をその中心軸の回りに
    回転させる回転機構と該被検査対象物外周面に光を照射
    する光源と、該被検査対象物外周面を走査し外周面から
    の前記照射光の反射光を受光して反射光強度を検出する
    ラインセンサーと、そのラインセンサーの出力を処理し
    て該円筒状被検査対象物外周面の外観の欠陥部を検出す
    る画像処理器とを備えた自動外観検査装置において、前
    記円筒状被検査対象物の外周長をAとし、前記ラインセ
    ンサーのスキャンスピードをB,スキャン周期をC,分
    解能をDとしたとき、前記被検査対象物の回転数を60
    /〔A/(B/C×D)〕±30%の範囲とすることを
    特徴する自動外観検査装置。
  2. 【請求項2】ラインセンサーの撮像時の1画素当たりの
    X:Y比率がほぼ1であることを特徴とする請求項1記
    載の自動外観検査装置。
JP35744397A 1997-12-25 1997-12-25 自動外観検査装置 Pending JPH11183391A (ja)

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JP35744397A JPH11183391A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 自動外観検査装置

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JP35744397A JPH11183391A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 自動外観検査装置

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JPH11183391A true JPH11183391A (ja) 1999-07-09

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ID=18454153

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JP35744397A Pending JPH11183391A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 自動外観検査装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001311693A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Nitto Kogyo Co Ltd 検査装置
KR100791170B1 (ko) 2006-04-14 2008-01-02 엘에스전선 주식회사 금속 드럼 스크래치 화상 검출 장치 및 방법
JP2010027002A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Toshiba Corp 検査員の支援方法、支援システム及び支援プログラム

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