JPH11182485A - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びそれを用いた電気掃除機

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JPH11182485A
JPH11182485A JP34603897A JP34603897A JPH11182485A JP H11182485 A JPH11182485 A JP H11182485A JP 34603897 A JP34603897 A JP 34603897A JP 34603897 A JP34603897 A JP 34603897A JP H11182485 A JPH11182485 A JP H11182485A
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air
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和久 森下
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
Yoshitaka Murata
吉隆 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流子電動送風機においてインペラの吹き出
し風をエアーガイドにより折り返しモータ部に流し込ん
で冷却を行っていたので、吸気のロスが発生し、ファン
部での吸い込み力の低減の要因となっていた。 【解決手段】 インペラ11の吹き出し口からの吹き出
し風を外周方向に排出する案内羽根30を備えた全開放
型エア−ガイド21を備え、案内羽根30をインペラ1
1の吹き出し口の外周に配するとともに、インペラ11
と案内羽根30を覆う全開放型ケ−シング23を設ける
ことにより、インペラ11から排出された吹き出し風は
モ−タ部32に折り返さずに、外周に向かってそのまま
排気するため、全開放型エア−ガイド21の案内羽根3
0を通過した吸気がモ−タ部32の冷却風としてモ−タ
部32に流れ込む際の通気ロスをなくし、ファン部31
の吸込み力のアップを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インペラから吹き
出した風を整流するエアーガイドを有する電動送風機及
びそれを用いた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動送風機の一種である整流子電
動送風機の構成を、図10により説明する。整流子電動
送風機19はモータ部32と、このモータ部32により
回転駆動されるファン部31とから構成されており、以
下、モータ部32及びファン部31の構成を説明する。
【0003】モータ部32は、整流子2を有する電機子
1と、電機子1により回転する回転軸3と、回転軸3の
両端を軸支する軸受4と、この軸受4を支持するととも
に、電機子1などを負荷側ブラケット5及び反負荷側ブ
ラケット6と、整流子2に電力を供給するカーボンブラ
シ8と、このカーボンブラシ8を内蔵し、反負荷側ブラ
ケット6に保持される金属製のブラシホルダー7と、電
機子1に回転磁界を与える界磁コアー9から構成されて
いる。
【0004】ファン部31は、回転軸3に固定されたイ
ンペラ11と、インペラ11の外周から吹き出された風
を整流し、負荷側ブラケット5側へと風の流れを変更す
るエアーガイド10と、インペラ11及びエアーガイド
10の上方を覆うケーシング12と、ケーシング12の
吸気口を形成する吸気管16から構成されている。
【0005】インペラ11はスペーサー13、座金14
及びナット15により回転軸3に固定され、回転軸3と
ともに回転する。エアーガイド10は、ネジ(図示せ
ず)等にて負荷側ブラケット5に固定しており、負荷側
ブラケット5と反負荷側ブラケット6もネジ(図示せ
ず)等にて固定してある。吸気管16はケーシング12
へ溶着等で固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の整流子電動送風
機では、ケーシング12、インペラ11、エアーガイド
10の案内羽根を通過した吹き出し風は、モータ部32
の冷却のため冷却風としてモータ部32へ流すため、エ
アーガイド12の表面から裏面側へと風の流れを変更す
るため、さらにエアーガイド12の裏面の出口からモー
タ部32の入り口の間で通気面積が急激に減少するた
め、通気ロスが発生し、ファン部31での吸い込み力の
低減の要因となっていた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、ファ
ン部での吸い込み力を向上させた電動送風機及びそれを
用いた電気掃除機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、モータ部と、このモータ部により回転駆動
され、外周に空気吹き出し用の吹き出し口を設けたイン
ペラと、前記吹き出し口からの吹き出し風を外周方向に
排出する案内羽根を設けたエアーガイドとを備え、前記
案内羽根を前記吹き出し口の外周に配するとともに、前
記インペラと前記案内羽根を覆うケーシングを設けたも
ので、この構成によれば、ケーシング、インペラ、エア
ーガイドの案内羽根を通過した吹き出し風は、そのまま
エアーガイドの外周方向に整流されて流れるので、通気
ロスを低減し、エアーガイドの整流作用の向上によるフ
ァン部での吸い込み力のアップを図ることができる。
【0009】また、本発明は、電気掃除機本体内に集塵
室と電動送風機室とを設け、電動送風機室内には上記電
動送風機を配し、電動送風機のインペラの吹き出し口に
対応させて掃除機本体に排気口を設けたもので、電動送
風機からの排気を掃除機本体の排気口からスムーズに流
し、通風抵抗を極力抑え、電動送風機の吸引性能を向上
させている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
モータ部と、このモータ部により回転駆動され、外周に
空気吹き出し用の吹き出し口を設けたインペラと、前記
吹き出し口からの吹き出し風を外周方向に排出する案内
羽根を設けたエアーガイドとを備え、前記案内羽根を前
記吹き出し口の外周に配するとともに、前記インペラと
前記案内羽根を覆うケーシングを設けたもので、この構
成によれば、ケーシング、インペラ、エアーガイドの案
内羽根を通過した吹き出し風は、そのままエアーガイド
の外周方向に整流されて流れるので、通気ロスを低減
し、エアーガイドの整流作用の向上によるファン部での
吸い込み力のアップを図ることができる。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明のモータ部の側部に冷却風取り入れ用の開口
部を設けたもので、この開口部より冷却風を取り入れ、
モータ部内部を効果的に冷却する。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明のインペラと反対側のモータ部の回転軸に冷
却ファンを取り付けたもので、この冷却ファンにより、
開口部からモータ内部に流れる冷却風の流れを強制的に
発生させることができ、よりモータ部内部の冷却性能を
向上させることができる。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明において、ケーシング
をインペラを覆う部分と、案内羽根を覆う部分に分割
し、エアーガイドをモータ部の回転軸方向に移動自在に
することにより、エアーガイドの案内羽根によって発生
する風切り音を低減する場合には、エアーガイドを移動
させてインペラからの吹き出し風がエアーガイドの案内
羽根に直接当たらないようにすることができる。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明において、案内羽根及
びケーシングをそれぞれ径方向で2分割し、この2分割
した案内羽根及びケーシングのいずれか一方を周方向に
回動自在としたものである。この構成により、エアーガ
イドの案内羽根によって発生する風切り音を低減したい
場合、固定側のエアーガイドのボリュート室間に、移動
側のエアーガイドの案内羽根が位置するように移動させ
ることにより、エアーガイド全体としての案内羽根のチ
ャネル数を外周のエアーガイド移動前の倍にすることが
で、エアーガイドの案内羽根によって発生する風切り音
を移動前の周波数から倍にし、人が不快と感じにくい周
波数に自在に変換することができる。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、電気掃除
機本体内に集塵室と電動送風機室とを設け、電動送風機
室内には請求項1〜5のいずれか1項記載の電動送風機
を配し、電動送風機のインペラの吹き出し口に対応させ
て掃除機本体に排気口を設けた電気掃除機としたもので
ある。この構成により、電動送風機からの排気を掃除機
本体の排気口からスムーズに流し、通風抵抗を極力抑
え、電動送風機の吸引性能を向上させている。特に、冷
却ファンを取り付けた電動送風機にあっては、インペラ
からの排気と冷却ファンによる排気の2つに分けること
ができ、排気によるごみの舞上げ状態を抑制することが
できる。
【0016】本発明の請求項7記載の発明は、請求項6
記載の発明の排気口にフィルターを配したもので、この
フィルターにより電動送風機のインペラからの排気中に
含まれる微細なゴミなどを捕集し、掃除機本体外に漏れ
出るのを防止する。
【0017】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて、図1〜3を参照しながら説明する。なお、従来
例と同一部分については、同一符号を付して説明を省略
する。
【0018】モータ部32についてはほとんど従来の構
成と同一であるが、モータ部32のブラシホルダー7が
設けられている側、すなわち、インペラ11と反対側に
回転軸3を突出させ、この回転軸3に冷却用ファン20
を固定している。また、モータ部32の外郭を構成する
反負荷側ブラケット6の側面には冷却風を取り入れるた
めの開口部41を設け、冷却用ファン20を回転駆動す
ると矢印Cのように冷却風を取り入れ、モータ部32内
を冷却した後、矢印Dに示すように排気を行う。
【0019】ファン部31の全開放型のエアーガイド2
1はインペラ11の外周吹き出し方向にむけて案内羽根
30を配置し、モータ部32側に吹き出し風を折り返さ
ない構成としている。つまり、インペラ11を回転駆動
すると、矢印Aに示すように吸気され、インペラ11の
外周からエアーガイド21の案内羽根30に沿って、す
なわち矢印Bに示すように排気される。tA また、案内
羽根30の天面には溶着用リブ21を設け、インペラ1
1とエアーガイド21との上部を覆うケーシング23に
溶着にて固定され、全開放型のエアーガイド21を通過
した吹き出し風は全て全開放型のケーシング23の外周
方向に吹き出されるよう、全開放型のエアーガイド21
の吹き出し口に沿って外周方向に向け全開放とする。こ
のような構造で整流子電動送風機19が構成されてい
る。
【0020】加えて、前記整流子電動送風機19を電気
掃除機本体24に組み込む場合は、図2、3に示すよう
に、全開放型のエアーガイド21の吹き出し口に対応さ
せて、電気掃除機本体24の上面、側面に排気口43を
設け、さらにこの排気口43を覆うように排気用フィル
ター25を設け、冷却用ファン20の冷却風の排気に対
応させて電気掃除機本体24の後方部にはモータ部排気
口44を設け、このモータ部排気口をモータ部排気用フ
ィルター26で覆っている。なお、電気掃除機本体24
の両側には一対の移動用ローラー42を配し、また本体
24の前方にはゴミを捕集する集塵フィルターを装着す
る集塵室45を配し、この集塵室45の後方には整流子
電動送風機19を収納した電動送風機室46を設け、整
流子電動送風機19の吸引力により、前方の集塵室19
内の集塵フィルターにゴミを溜めるようにしている。
【0021】上記構成による作用は以下の通りである。
すなわち、全開放型のケーシング23、インペラ11を
通過した吹き出し風は、全開放型のエアーガイド21の
案内羽根30を通り、外周方向に沿ってスムーズに排気
として排出される。モータ部32の冷却はブラシホルダ
ー7側に設けられた冷却用ファン20によって冷却さ
れ、モータ部32内の各部品を冷却することができる。
【0022】このように、従来のようにエアーガイド2
1の案内羽根30を通過した吹き出し風が、冷却風とし
てモータ部32内に侵入することなく、全て外周方向に
吐き出されるため、エアーガイド21の案内羽根30を
通過した吹き出し風が冷却風としてモータ部32に入り
込む際の通気ロスをなくすことができる。すなわちファ
ン部31の吸い込み力アップを図ることができる。
【0023】加えて、整流子電動送風機19を電気掃除
機本体24に組み込む際、全開放型のエアーガイド21
の排気部分に当たる本体上面、側面にはファン部排気用
フィルター25を、冷却用ファン20の排気部分に当た
る本体後方にはモータ部排気用フィルター26をそれぞ
れ設け、フィルターを2分することにより、磨耗したカ
ーボン粉を含んだ排気は全て本体後方のモータ部排気用
フィルター26を通して排出され、ファン部31のみを
通過した排気は本体上面、側面に設けたファン部排気用
フィルター25を通して排出されるため、電気掃除機本
体24を使用している人に対してはファン部31のみを
通過したカーボン粉を含まない、よりきれいな排気のみ
が吐き出される。また排気を2分しているために、本体
後方から吐き出される排気の勢いも弱く、床、絨毯等の
ほこり、ゴミの巻き上げを少なくすることもできる。
【0024】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図4〜6を参照しながら説明する。なお、上記
実施例と同一部分については、同一符号を付して説明を
省略する。
【0025】インペラ11の吹き出し口11aから外周
部分の全開放型のエアーガイド21、全開放型のケーシ
ング23を分離し、分離した全開放型のエアーガイド2
1、全開放型のケーシング23は、回転軸3を中心にE
方向へ回すと、反負荷側ブラケット6に設けたネジ式移
動用溝33に沿って、エアーガイド21の下部を固定し
た外周移動部ブラケット35のネジ式移動用窪み34が
F方向に移動する。すなわち、外周部分の全開放型のエ
アーガイド21、全開放型のケーシング23及び外周移
動部ブラケット35からなる外周分離ファン部47をE
方向に回すことにより、ネジの原理で外周部分の全開放
型のエアーガイド21、全開放型のケーシング23及び
エアーガイド21の下部を固定した外周移動部ブラケッ
ト35が反負荷側へ移動するような構成とする。このよ
うな構造で整流子電動送風機19が構成されている。
【0026】上記構成による作用は以下の通りである。
すなわち、図4からわかるように、分離した外周分離フ
ァン部分47は、ネジの原理で回転軸3を中心にE方向
に回せば、回転軸方向で反負荷側、すなわち冷却用ファ
ン20側に外周分離ファン部分47が移動する構成とな
っている。すなわち、通常の状態では図5のようにイン
ペラ11から吐き出された吹き出し風は、分離した全開
放型のエアーガイド21の案内羽根30を通過して、外
部に排気される。次に、ファンの吸込み力が若干低下し
たとしても、全開放型のエアーガイド21の案内羽根3
0によって発生する風切り音を低減したい場合には、図
6のように外周分離ファン部分47を回転軸3を中心に
E方向に回し、矢印Gに示す方向に移動させることによ
って、インペラ11の出口には全開放型のエアーガイド
21の案内羽根30が存在しないため風切り音はなくな
り、外周分離ファン部分47を自在にスラスト方向に移
動させることにより、風切り音の大幅な低減を自在に行
うことができる。
【0027】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図7〜9を参照しながら説明する。なお、上
記実施例と同一部分については、同一符号を付して説明
を省略する。
【0028】外周方向に向かって全開放型のエアーガイ
ド21の入口36と出口37の中間付近で全開放型のエ
アーガイド21、全開放型のケーシング23を分割し、
分割した外周側の全開放型のエアーガイド21a、全開
放型のファンケース23aは、反負荷側ブラケット6に
設けた外周移動用レール39に沿って分割移動用溝38
が左右に可動な構成とする。なお、内周側の全開放型の
エアーガイド21b、全開放型のファンケース23bは
固定されている。このような構造で整流子電動送風機1
9が構成されている。
【0029】上記構成による作用は以下の通りである。
図7からわかるように、案内羽根30の中心部分で分割
されたファン部分の外周側は、モータ部の回転軸3を中
心に左右に回転可能な構成となっている。すなわち、通
常の状態の図8と、分離した固定側の全開放型のエアー
ガイド21bのボリュート室40間に、左右移動側の全
開放型のエアーガイド21aの案内羽根30が位置する
ように移動させた図9とでは、全開放型のエアーガイド
21の案内羽根30の枚数が倍異なってくる。よって、
図8の通常の状態で案内羽根30から発生する風切り音
が気になるときには、図9のように分離した固定側の全
開放型のエアーガイド21bのボリュート室40間に、
左右移動側の全開放型のエアーガイド21aの案内羽根
30が位置するように移動させることにより、風切り音
の周波数を倍にし、より人に聞きとりにくい周波数に変
換し、風を切る不快音を見かけ上自在に低減することが
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
インペラの吹き出し口からの吹き出し風を外周方向に排
出する案内羽根を設けたエアーガイドとを備え、前記案
内羽根を前記吹き出し口の外周に配するとともに、前記
インペラと前記案内羽根を覆うケーシングを設けること
により、エアーガイドの案内羽根を通過した吹き出し風
がモータ部の冷却風としてモータ部に流れ込む際の通気
ロスをなくし、ファン部の吸い込み力のアップを図るこ
とができる。
【0031】本発明の請求項2記載の発明によれば、モ
ータ部の側部に冷却風取り入れ用の開口部を設けたもの
で、この開口部より冷却風を取り入れ、モータ部内部を
効果的に冷却することができる。
【0032】本発明の請求項3記載の発明によれば、イ
ンペラと反対側のモータ部の回転軸に冷却ファンを取り
付けたもので、この冷却ファンにより、開口部からモー
タ内部に流れる冷却風の流れを強制的に発生させること
ができ、よりモータ部内部の冷却性能を向上させること
ができる。
【0033】本発明の請求項4記載の発明によれば、ケ
ーシングをインペラを覆う部分と、案内羽根を覆う部分
に分割し、エアーガイドをモータ部の回転軸方向に移動
自在にすることにより、エアーガイドの案内羽根によっ
て発生する風切り音を低減する場合には、エアーガイド
を移動させてインペラからの吹き出し風がエアーガイド
の案内羽根に直接当たらないようにすることができる。
したがって、必要に応じてエアーガイドを移動させるだ
けで風切り音を低減することができる。
【0034】本発明の請求項5記載の発明によれば、案
内羽根及びケーシングをそれぞれ径方向で2分割し、こ
の2分割した案内羽根及びケーシングのいずれか一方を
周方向に回動自在としたので、エアーガイドの案内羽根
によって発生する風切り音を低減したい場合、移動側の
エアーガイドを移動させ、エアーガイド全体としての案
内羽根のチャネル数を移動前の倍にすることができ、エ
アーガイドの案内羽根によって発生する風切り音を移動
前の周波数から倍にし、人が不快と感じにくい周波数に
自在に変換することができる。
【0035】本発明の請求項6記載の発明によれば、電
気掃除機本体内に集塵室と電動送風機室とを設け、電動
送風機室内には請求項1〜5のいずれか1項記載の電動
送風機を配し、電動送風機のインペラの吹き出し口に対
応させて掃除機本体に排気口を設けたので、電動送風機
からの排気を掃除機本体の排気口からスムーズに流し、
通風抵抗を極力抑え、電動送風機の吸引性能を向上させ
ることができる。特に、冷却ファンを取り付けた電動送
風機にあっては、インペラからの排気と冷却ファンによ
る排気の2つに分けることができ、排気によるごみの舞
上げ状態を抑制することができる。
【0036】本発明の請求項7記載の発明によれば、排
気口にフィルターを配したもので、このフィルターによ
り電動送風機のインペラからの排気中に含まれる微細な
ゴミなどを捕集し、掃除機本体外に漏れ出るのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す整流子電動送風機
の要部断面図
【図2】同整流子電動送風機を組み込んだ掃除機の部分
断面図
【図3】同整流子電動送風機を組み込んだ掃除機の全体
部分断面図
【図4】本発明の第2の実施例を示す整流子電動送風機
の外観斜視図
【図5】同整流子電動送風機の通常時における要部断面
【図6】同整流子電動送風機の風切り音低減時における
要部断面図
【図7】本発明の第3の実施例を示す整流子電動送風機
の要部断面図
【図8】同整流子電動送風機の通常時における要部断面
【図9】同整流子電動送風機の風切り音低減時における
要部断面図
【図10】従来の整流子電動送風機の一部破断側面図
【符号の説明】
11 インペラ 20 冷却用ファン 21 エアーガイド 21a 移動側のエアーガイド 21b 固定側のエアーガイド 23 ケーシング 23a 移動側のケーシング 23b 固定側のケーシング 24 電気掃除機本体 25 ファン部排気用フィルター 30 案内羽根 31 ファン部 32 モータ部 33 ネジ式移動用溝 34 ネジ式移動用窪み 35 外周移動部ブラケット 38 分割移動用溝 39 外周移動用レール 40 ボリュート室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H02K 7/14 H02K 7/14 Z 9/06 9/06 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ部と、このモータ部により回転駆
    動され、外周に空気吹き出し用の吹き出し口を設けたイ
    ンペラと、前記吹き出し口からの吹き出し風を外周方向
    に排出する案内羽根を設けたエアーガイドとを備え、前
    記案内羽根を前記吹き出し口の外周に配するとともに、
    前記インペラと前記案内羽根を覆うケーシングを設けた
    電動送風機。
  2. 【請求項2】 モータ部の側部に冷却風取り入れ用の開
    口部を設けた請求項1記載の電動送風機。
  3. 【請求項3】 インペラと反対側のモータ部の回転軸に
    冷却ファンを取り付けた請求項2記載の電動送風機。
  4. 【請求項4】 ケーシングをインペラを覆う部分と、案
    内羽根を覆う部分に分割し、エアーガイドをモータ部の
    軸方向に移動自在にした請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の電動送風機。
  5. 【請求項5】 案内羽根及びケーシングをそれぞれ径方
    向で2分割し、この2分割した案内羽根及びケーシング
    のいずれか一方を周方向に回動自在にした請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の電動送風機。
  6. 【請求項6】 電気掃除機本体内に集塵室と電動送風機
    室とを設け、電動送風機室内には請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の電動送風機を配し、電動送風機のインペラ
    の吹き出し口に対応させて掃除機本体に排気口を設けた
    電気掃除機。
  7. 【請求項7】 排気口にフィルターを配した請求項6記
    載の電気掃除機。
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