JPH111820A - 改質セルロース再生繊維とその製造法 - Google Patents

改質セルロース再生繊維とその製造法

Info

Publication number
JPH111820A
JPH111820A JP16655297A JP16655297A JPH111820A JP H111820 A JPH111820 A JP H111820A JP 16655297 A JP16655297 A JP 16655297A JP 16655297 A JP16655297 A JP 16655297A JP H111820 A JPH111820 A JP H111820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regenerated
chitosan
cellulose
fiber
antioxidant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16655297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3424114B2 (ja
Inventor
Fumio Miyazawa
文雄 宮澤
Yoshio Ito
由雄 伊藤
Mitsunori Itoyama
糸山  光紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Spinning Co Ltd
Original Assignee
Fuji Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Spinning Co Ltd filed Critical Fuji Spinning Co Ltd
Priority to JP16655297A priority Critical patent/JP3424114B2/ja
Publication of JPH111820A publication Critical patent/JPH111820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3424114B2 publication Critical patent/JP3424114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品包装材料分野等で、編織布,不織布,抄
紙等の繊維製品での使用において、長期間安定的に抗酸
化能と抗菌効果を共に発揮する改質セルロース再生繊維
と、その製造法を提供する。 【解決手段】 抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物ま
たは抽出物が含まれている微小粒状再生キトサンを、セ
ルロース再生繊維中に分散含有させている改質セルロー
ス再生繊維と、抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物ま
たは抽出物が含まれている微小粒状再生キトサンをセル
ロースビスコース溶液に添加混合し、該溶液を紡糸する
改質セルロース再生繊維の製造法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鮮魚や肉類等の食
品包装材料分野で、編織布,不織布,抄紙等の繊維製品
に使用されるのに好適な、抗酸化能及び抗菌性能を具備
した改質セルロース再生繊維、及びその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、食品の鮮度に悪影響を与える
酸素及び活性酸素を消化する抗酸化剤の研究が広く行わ
れており、ブチルヒドロキシトルエン,ブチルヒドロキ
シアニソール,アスコルビン酸,α−トコフェロール等
が抗酸化剤として食品に添加使用されている。特開平8
−325831号公報には、植物からの抽出物と水不溶
性で昇華性のないアルコールを含有する改質セルロース
繊維が開示されている。しかし、抗酸化能を繊維に具備
させることを目的としたものではない。
【0003】一方、キトサン微小粒状体をセルロースビ
スコースに混合して紡糸しセルロース再生繊維とするこ
とは、本出願人が特公平7−68648号公報に微小粒
状再生キトサンまたは微小粒状アセチル化再生キトサン
をセルロースビスコース溶液に混合して紡糸し抗菌性能
を具備したセルロース再生繊維を、また、特許公報第2
571738号に、微小粒状再生キトサンをセルロース
ビスコース溶液に混合し、紡糸して得られたセルロース
再生繊維を用いて抗菌,抗黴,脱臭性能を具備した不織
布を開示した。しかし、抗酸化剤が含まれている微小粒
状再生キトサンをセルロース再生繊維に分散含有させ
て、抗酸化能及び抗菌性能を具備させ、その性能の長期
安定化を図った改質セルロース再生繊維やその製造法は
知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に抗酸化剤は空気
中で極めて不安定なため、空気中に曝される機会の多い
食品包装材料用の繊維製品に利用するには、抗酸化剤の
長期安定性が要求される。しかしながら、単純に後処理
で抗酸化剤を繊維に付与するだけでは、抗酸化能を長期
に亘って維持し難いし、既存の抗酸化剤の補助剤を同時
に、処理する際に用いても十分な耐久性は得られない。
同様に抗菌剤も後処理で繊維に付与するだけでは抗菌剤
の繊維からの脱落という問題があり、耐久性に劣る。本
発明は、食品包装材料分野等で、編織布,不織布,抄紙
等の繊維製品での使用において、長期間安定的に抗酸化
能と抗菌効果を共に発揮する改質セルロース再生繊維
と、その製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、抗酸化能を具
備した植物組織の粉砕物または抽出物が含まれている微
小粒状再生キトサンを、セルロース再生繊維中に分散含
有させている改質セルロース再生繊維と、抗酸化能を具
備した植物組織の粉砕物または抽出物が含まれている微
小粒状再生キトサンをセルロースビスコース溶液に添加
混合し、該溶液を紡糸することを特徴とする改質セルロ
ース再生繊維の製造法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の改質セルロース再生繊維
に用いられるセルロースビスコース溶液としては、通常
のレーヨンビスコース溶液(ポリノジックビスコース溶
液を含む)が挙げられ、セルロースビスコース溶液中に
ダル化等のため酸化チタン等が混合されたものでもよ
い。
【0007】本発明に用いられる抗酸化剤としての抗酸
化能を具備した植物組織の粉砕物または抽出物として
は、炭素−炭素間の二重結合,フェノール性水酸基,β
−ジケトン構造のいずれかを持つ、例えばアスコルビン
酸やα−トコフェロールに代表されるビタミン類、ま
た、カテキン,フラボノールに代表されるフラボノイド
類、また、タンニン類、また、β−カロテンやリコペン
に代表されるカロテノイド類やテルペノイド類、及びセ
サミンに代表されるリグナン類等を含有するもので、こ
れらを含む具体的なものとしては、ツバキ科のチャ、モ
チノキ科のマテ、バラ科の甜茶、クルミ科の黄杞、ガガ
イモ科のギムネマ・シルベスタ、マメ科のアスパラサス
・リネアリス、及びトチュウ科のトチュウ等の茶の原料
となるもの、又、ハーブ類、生薬類やスパイス類に属す
るコショウ科のペッパー、ニクヅク科のナットメグ、ク
スノキ科のシナモンやローレル、アブラナ科のマスター
ドやワサビ、マメ科のフェヌグリーク、フトモモ科のク
ローブ,オールスパイスやユーカリ、セリ科のディル,
セロリシード,キャラウエイ,コリアンダー,クミン,
フェンネル,パセリやアニス、ユリ科のガーリックやオ
ニオン、ショウガ科のカルダモン,ジンジャーやターメ
リック、シソ科のシソ,バジル,マジョラム,オレガ
ノ,セージ,ローズマリー,タイム,コガネバナ,ラベ
ンダーやハッカ、ナス科のレッドペパーやパプリカ、ユ
キノシタ科のユキノシタ、キク科のカミツレ,ヨモギ,
マリーゴールドやヒマワリ、イネ科のレモングラス、ボ
タン科のシャクヤク、ラン科のバニラ、ミカン科のサン
ショウ,レモンやオレンジ、ゴマ科のゴマ、バラ科のモ
モ,ウメやアンズなどが挙げられ、更にこれらを焙煎若
しくは発酵させたものも含まれる。これらの中で特にチ
ャ、甜茶、ローズマリー、セージの粉砕物または抽出物
を用いるのが好ましい。これらの抗酸化能を具備した植
物組織の粉砕物または抽出物の1種または2種以上を組
み合わせて使用することもできる。本発明においては、
抗酸化剤の粒径は微小粒状再生キトサンに含有させるた
め出来るだけ小さくしておく必要がある。
【0008】本発明に用いられるキトサンは、平均分子
量が10,000〜230,000の低分子量キトサン
を用いるのが好ましい。本発明の改質セルロース再生繊
維は、以下のようにして得ることができる。抗酸化能を
具備した植物組織の粉砕物または抽出物が含まれている
微小粒状再生キトサンを得る方法は特に限定されるもの
ではないが、以下の方法が好ましい。即ち、キトサンを
酢酸,ジクロル酢酸,蟻酸等の単独、又はこれらを混合
してなる酸性水溶液に溶解してキトサン酸性水溶液と
し、このキトサン酸性水溶液に抗酸化能を具備した植物
組織の粉砕物または抽出物を混合攪拌し、該混合水溶液
を水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,炭酸ナトリウ
ム,アンモニア,エチレンジアミンの水、又は極性を有
するアルコールの単独、又はこれらを混合してなる塩基
性溶液中に落下等の手段で凝固再生させて抗酸化能を具
備した植物組織の粉砕物または抽出物が含まれた再生キ
トサン粒状体を得る。これを中性になるまで充分水洗し
た後、該再生キトサン粒状体をホモジナイザー等の通常
の湿式粉砕機で予め粉砕分散せしめて、平均粒径を50
μm以下の乳状の懸濁液とし、この懸濁液をノズルの周
辺から吐出される加圧空気と共に100〜180℃の高
温雰囲気中に吐出乾燥し、これを分級機により分級する
ことにより抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物または
抽出物が含まれた粒子径が10μm以下の微小粒状再生
キトサンを得る。
【0009】もう1つの方法としては、キトサンを上記
した酸性水溶液に溶解してキトサン酸性水溶液とし、こ
のキトサン酸性水溶液に抗酸化能を具備した植物組織の
粉砕物または抽出物を混合攪拌し、該混合水溶液をノズ
ルの周辺から吐出される加圧空気と共に100〜200
℃の高温雰囲気中に吐出乾燥させて抗酸化能を具備した
植物組織の粉砕物または抽出物が含まれたキトサン酸塩
粒状体を得る。これを上記と同様の塩基性水溶液で中和
再生した後乾燥させてこれを分級機にて分級し、抗酸化
能を具備した植物組織の粉砕物または抽出物が含まれた
粒子径10μm以下の微小粒状再生キトサンを得る。
【0010】上記方法において用いられる抗酸化能を具
備した植物組織の粉砕物または抽出物が含まれている微
小粒状キトサンの粒子径は10μm以下が好ましく、粒
子径が10μmを超えると、紡糸時に糸切れを引き起こ
す恐れがあり好ましくない。
【0011】また、キトサンに対する抗酸化能を具備し
た植物組織の粉砕物または抽出物の配合重量比は1:
0.2〜1が好ましい。配合重量比が0.2未満である
と得られた繊維の抗酸化能が低く、1を超えるとキトサ
ンと抗酸化剤のバランスが崩れ、抗酸化能の長期安定性
に欠ける。
【0012】次に、上述の微小粒状再生キトサンをセル
ロース再生繊維に含有させるには、セルロースビスコー
ス溶液に該微小粒状キトサンを添加混合して該溶液を紡
糸するか、又は、予め水またはアルカリ水溶液、あるい
は添加させる適量のセルロースビスコース溶液に微小粒
状再生キトサンを分散混合させて添加溶液とし、紡糸直
前にセルロースビスコース溶液に配合量になる如くに添
加して紡糸する。このときの繊維形成の紡糸条件は、通
常のセルロースビスコース溶液からセルロース再生繊維
を得るときの製造条件が適用される。抗酸化能を具備し
た植物組織の粉砕物または抽出物が含まれている微小粒
状再生キトサンのセルロースビスコース溶液への添加量
は、セルロースに対し0.5〜3重量%が好ましい。添
加量が0.5重量%未満であると得られた繊維に所望の
抗酸化能と抗菌性能が付与されず、3重量%を超えると
繊維の強度が低下し好ましくない。本発明の改質セルロ
ース再生繊維は、ステープル,フィラメント等いかなる
形状でもよい。
【0013】本発明の改質セルロース再生繊維とその製
造法はビスコース法に適用されるものであるが、この発
明を、銅アンモニア法,溶剤法,アセテート法等にも応
用することも当然可能である。本発明の改質セルロース
再生繊維を用い、編織布,不織布,抄紙等を成形する場
合、該繊維を単独で用いる以外に、他の繊維、例えばポ
リアミド,ポリアクリロニトリル,ポリビニルアルコー
ル,ポリエステル,ポリプロピレン,ポリエチレン等の
合成繊維や、綿,絹,ウール,パルプ等の天然繊維、お
よびレーヨン,アセテート等の再生繊維の1種または2
種以上を混繊することもできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明について、実施例により具体的
に説明するが、本発明はこの範囲に限定されるものでは
ない。なお本実施例で得られた繊維の評価は、以下の方
法に基づいて行った。
【0015】・繊維の乾強度,湿強度,結節強度の測定
方法 JIS L1015 「化学繊維のステープル試験方
法」により測定した。
【0016】・抗酸化度の測定方法 β−カロチンを0.2mg/l、リノール酸40mg/
l、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを主
成分とするノニオン界面活性剤(Atlas PowderCo.製、
商品名:Tween20 )を400mg/l含む溶液1lに製
造直後の試料10gを加え、50℃にて70分間緩く攪
拌しながら反応させた後、吸光光度計(ベックマン
(株)製、機種名:DU−65)にて波長470nmの
吸光度を測定し、次式で抗酸化度を算出した。又、製造
3ケ月後及び6カ月後の抗酸化度は各試料を製造後3カ
月間及び6カ月間室内光に曝される場所で室温にて保存
した後、上述と同様の操作を行い、抗酸化度を算出し
た。
【0017】
【数1】
【0018】・抗菌性能の測定方法 繊維製品衛生加工協議会の、抗菌防臭加工効果評価試験
マニュアルの、菌数測定法によって製造直後の試料につ
いてその抗菌性能を測定した。その方法は次の通りであ
る。 菌数測定法 黄色ブドウ球菌IFO12732を試験菌体とし、これ
を予め普通ブイヨン培地で5〜30×105 個/mlと
なるように培養調整し試験菌懸濁液とする。該懸濁液
0.2mlを滅菌処理をしたネジ付きバイアル瓶中の試
料0.2gに均一に接種し、35〜37℃、18時間静
置培養後、容器中に滅菌緩衝生理食塩液を20ml加
え、手で振幅約30cmで25〜30回強く振盪して試
験中の生菌を液中に分散させた後、滅菌緩衝生理食塩液
で適当な希釈系列を作り、各段階の希釈液1mlを各滅
菌シャーレに入れ標準寒天培地の約15ml混釈平板を
同一希釈液につき各2枚づつ作成した。これを35〜3
7℃で24〜48時間培養した後、成育コロニー数を計
測しその希釈倍率を乗じて試料中の生菌数を算出した。
そしてその効果は、抗酸化能を具備した植物組織の粉砕
物または抽出物が含まれている微小粒状再生キトサンの
無添加試料検体と、添加試料検体の平均菌数を基に次式
で増減値差を求め、1.6以上を抗菌効果有りとした。
【0019】
【数2】
【0020】〔実施例1〕脱アセチル化度92%、平均
分子量40,000のキトサン500gを酢酸250g
を含む水7750gに溶解させ、キトサン酢酸水溶液と
し、該水溶液に抗酸化剤としてシソ科のセージ微粉砕物
((株)カネカサンスパイス製のセージ末を更に微粉砕
し、400メッシュの篩により粗粉を除いたもの)25
0gを添加し、混合しながら4.0kg/cm2 の加圧
空気と共に毎時5lの流量で180℃の高温雰囲気中に
吐出し乾燥し、セージ微粉砕物が含まれている粒状キト
サン酢酸塩の乾燥物をサイクロンコレクターに捕集し
た。
【0021】このセージ微粉砕物が含まれている粒状キ
トサン酢酸塩を、水酸化ナトリウム10重量%,エタノ
ール30重量%、及び水60重量%からなる塩基性水溶
液1.5l中で室温にて60分間攪拌し中和した後、こ
れを1,500r.p.mで10分間遠心分離し、上澄
み液を除去した。これを水で中性になるまで繰り返し処
理した後、乾燥し、風力分級機((株)セイシン企業
製、商品名:スペディック250)を用いて分級し、セ
ージ微粉砕物が含まれている粒子径10μm以下である
微小粒状再生キトサン300gを得た。該微小粒状再生
キトサンを、従来法によって得られたポリノジックビス
コース溶液各15l(セルロース5.0%,全アルカリ
3.5%,全硫黄3.0%)にセルロースに対し、0.
2,0.5,1.0,2.0,3.0,4.0重量%に
なるよう予め水に分散させておいたセージ微粉砕物が含
まれている微小粒状再生キトサンの分散液を添加し、均
一になるようポリノジックビスコース溶液に混合し、脱
泡後、直ちに夫々を0.07mm×500Hの紡糸口金
を用い、紡糸速度30m/minで硫酸22g/l,硫
酸ナトリウム65g/l,硫酸亜鉛0.5g/l,温度
35℃の紡糸浴中に紡糸した。次いで硫酸2g/l,硫
酸亜鉛0.05g/l,温度25℃の条件で2倍延伸
し、38mmに切断後、炭酸ナトリウム1g/l,硫酸
ナトリウム2g/l,温度65℃の条件で処理を行い、
再度硫酸5g/l,温度60℃で処理し、通常の精練乾
燥をして繊度1.25デニール、繊維長38mmの改質
セルロース再生繊維を製造した(試料No.1〜6)。
【0022】次に比較例としてセージ微粉砕物が含まれ
ている微小粒状再生キトサンの代りに、セージ微粉砕物
のみをセルロースに対して2.0重量%を混合して製造
したセルロース再生繊維(試料No.7)と、セージ微
粉砕物を含まない微小粒状再生キトサンのみをセルロー
スに対して2.0重量%混合して製造したセルロース再
生繊維(試料No.8)、更に通常のポリノジック繊維
(試料No.9)を夫々得た。得られた試料No.1〜
9について、乾強度,湿強度,結節強度と製造直後、3
カ月後,6カ月後の抗酸化度及び抗菌性能を測定し、そ
の結果を表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】表1より、比較例の試料No.7はセージ
微粉砕物のみしか含有していないため抗菌性能がなく、
又、3カ月後,6カ月後の抗酸化度が低く、試料No.
8は微小粒状キトサンにセージ微粉砕物が含まれていな
いため抗酸化度が極めて低い。試料No.1はセージ微
粉砕物が含まれている微小粒状キトサンのセルロースに
対する添加量が0.2重量%と少ないため抗酸化度が低
く、又、抗菌性能がなく、試料No.6は逆に4.0重
量%と多すぎて繊維の強度が低下し好ましくない。キト
サンとセージ微粉砕物の配合重量比が1:0.5で、ポ
リノジックビスコース溶液のセルロースに対するセージ
微粉砕物が含まれている微小粒状再生キトサンの添加量
が0.5〜3重量%の試料No.2〜5は製造直後、3
カ月後,6カ月後の抗酸化度も良好で抗菌性能もあり、
かつ繊維の物性も良好である。
【0025】〔実施例2〕実施例1の抗酸化剤としての
セージ微粉砕物の代りにシソ科のローズマリー微粉砕物
((株)カネカサンスパイス製のローズマリー末を更に
微粉砕し、400メッシュの篩により粗粉を除いたも
の)を用いる以外は実施例1と同一条件と方法で夫々改
質セルロース再生繊維を製造した(試料No.10〜1
5)。又比較例としてローズマリー微粉砕物のみをセル
ロースに対して2.0重量%用いてセルロース再生繊維
を製造した(試料No.16)。得られた試料No.1
0〜16について、乾強度,湿強度,結節強度と製造直
後、3カ月後,6カ月後の抗酸化度及び抗菌性能を測定
し、その結果を表2に示した。
【0026】
【表2】
【0027】表2よりキトサンとローズマリー微粉砕物
の配合重量比が1:0.5で、ローズマリー微粉砕物が
含まれている微小粒状再生キトサンをポリノジックビス
コース溶液のセルロースに対して0.5〜3重量%の範
囲で添加した試料No.11〜14は抗酸化度も良好で
長期間安定しており、抗菌性能もあり、かつ繊維の物性
も良好である。
【0028】〔実施例3〕脱アセチル化度92%、平均
分子量40,000のキトサン500gを酢酸250g
を含む水7,750gに溶解させキトサン酢酸水溶液と
し、該水溶液を5等分し、夫々に抗酸化剤であるツバキ
科のチャのカテキンを含む烏竜茶抽出物粉末(サントリ
ー(株)製,商品名:サンウーロン純粉末)をキトサン
に対し烏竜茶抽出物がそれぞ10,20,50,10
0,150重量%になるように添加し、攪拌混合した。
夫々の混合液を実施例1と同じ方法で処理し、夫々烏竜
茶抽出物が含まれている粒子径10μm以下の微小粒状
再生キトサンを5種、夫々60g得た。この夫々の烏竜
茶抽出物が含まれている微小粒状再生キトサンを実施例
1で用いたものと同一のポリノジックビスコース溶液各
15lに、セルロースに対して2.0重量%になるよう
にそれぞれ添加し、実施例1と同様の操作により繊度
1.25デニール、繊維長38mmの改質セルロース再
生繊維を得た(試料No.17〜21)。次に比較例と
して烏竜茶抽出物が含まれている微小粒状再生キトサン
の代りに烏竜茶抽出物のみをポリノジックビスコース溶
液のセルロースに対して2重量%の配合量になるように
添加し上述と同様の操作によりセルロース再生繊維を製
造した(試料No.22)。得られた試料No.17〜
22について、乾強度,湿強度,結節強度と製造直後、
3カ月後、6カ月後の抗酸化度及び抗菌性能を測定し、
その結果を表3に示した。
【0029】
【表3】
【0030】表3より、試料No.17はキトサンに対
する烏竜茶抽出物の配合重量比が1:0.1と低いため
抗酸化度が低く、逆に試料No.21はその比が1:
1.5と多すぎるため3カ月後,6カ月後の抗酸化度が
低くなり好ましくない。又比較例の試料No.22は抗
酸化剤である烏竜茶抽出物のみで再生キトサンを含有し
ていないので抗酸化度が低く又抗菌性能がない。キトサ
ンと烏竜茶抽出物の配合重量比が1:0.2〜1:1.
0の範囲にあり、ポリノジックビスコース溶液のセルロ
ースに対する烏竜茶抽出物が含まれている微小粒状再生
キトサンの添加量が2.0重量%の試料No.18〜2
0は製造直後、3カ月後、6カ月後の抗酸化度に優れ、
抗菌性能があり、繊維の物性の低下もなく良好である。
【0031】〔実施例4〕脱アセチル化度82%、平均
分子量45,000のキトサン500gを酢酸250g
を含む水7,750gに溶解させキトサン酢酸水溶液と
し、該水溶液に抗酸化剤としてツバキ科のチャのカテキ
ンを含む緑茶抽出物粉末(シティメックス社製、商品
名:緑茶ポリフェノールCTP95)250gを加え、
攪拌した後、該水溶液を5%水酸化ナトリウム水溶液に
落下させ緑茶抽出物が含まれている再生キトサン粒状体
を得た。該粒状体を中性になるまで充分水で洗浄した
後、これを予め固形分濃度が3.0%になるように水を
加えて分散液とし、粉砕分散機(日鉄工業(株)製、商
品名:キャビトロン)により回転数10,000r.
p.mで800l/hの流量で供給し、これを7回繰り
返して粉砕分散させ乳状の懸濁液とした。該懸濁液を攪
拌機で攪拌しながら、5.0kg/cm2 の加圧空気と
ともに毎時20lの流量で170℃の高温雰囲気中に吐
出して乾燥し、緑茶抽出物が含まれている微小粒状再生
キトサンの乾燥物をサイクロンコレクターに捕集した。
該乾燥物を風力分級機((株)セイシン企業製、商品
名:スペディック250)を用いて分級し、緑茶抽出物
が含まれている粒子径10μm以下の微小粒状再生キト
サン300gを得た。この緑茶抽出物が含まれている微
小粒状再生キトサンを、従来法によって得られたレーヨ
ンビスコース溶液各15l(セルロース9.0%,全ア
ルカリ6.0%,全硫黄2.5%)にセルロースに対
し、0.2,0.5,1.0,2.0,3.0,4.0
重量%になるよう予め水に分散させておいた緑茶抽出物
が含まれている微小粒状再生キトサンの分散液を均一に
レーヨンビスコース溶液に混合し、脱泡後、直ちに0.
09mm×100Hの紡糸口金を使用し、紡糸速度55
m/minで硫酸110g/l,硫酸ナトリウム300
g/l,硫酸亜鉛15g/l,温度50℃の紡糸浴中に
紡糸し、通常の二浴緊張紡糸法により延伸し、51mm
に切断後、通常の精練乾燥をして繊度3.0デニール、
繊維長51mmの改質セルロース再生繊維を製造した
(試料No.23〜28)。
【0032】次に比較例として上述の試料No.26で
用いた緑茶抽出物が含まれている微小粒状再生キトサン
の代りに、緑茶抽出物のみを混合して製造したセルロー
ス再生繊維(試料No.29)と、微小粒状再生キトサ
ンのみを混合して製造したセルロース再生繊維(試料N
o.30)と通常のレーヨン再生繊維(試料No.3
1)を夫々得た。得られた試料No.23〜31につい
て、乾強度,湿強度,結節強度と製造直後、3カ月後,
6カ月後の抗酸化度及び抗菌性能を測定し、その結果を
表4に示した。
【0033】
【表4】
【0034】表4より、キトサンと緑茶抽出物の配合重
量比が1:0.5で、レーヨンビスコース溶液のセルロ
ースに対して緑茶抽出物が含まれている微小粒状再生キ
トサンの添加量が0.5〜3重量%の試料No.24〜
27は製造直後,3カ月後,6カ月後の抗酸化度に優
れ、抗菌性能もあり、繊維の物性の低下も小さい。
【0035】〔実施例5〕脱アセチル化度87%、平均
分子量37,000のキトサン500gを酢酸250g
を含む水7,750gに溶解させキトサン酢酸水溶液と
し、該水溶液を5等分し夫々に抗酸化剤としてバラ科の
カテキンを含む甜茶抽出物粉末(サントリー(株)製,
商品名:サンテンチャS粉末)をキトサンに対し甜茶抽
出物が夫々10,20,50,100,150重量%に
なるように添加し攪拌混合した。次に夫々の水溶液を5
%水酸化ナトリウム水溶液に落下させ、甜茶抽出物が含
まれている再生キトサン粒状体を得た。該粒状体を夫々
中性になるまで充分水で洗浄した後、これを予め固形分
濃度が3.0%になるように水を加えて分散液とし、粉
砕分散機(日鉄工業(株)製、商品名:キャビトロン)
により10,000r.p.mの回転数で800l/h
の流量で供給し、これを7回繰り返して粉砕分散させ、
乳状の懸濁液とした。該懸濁液を攪拌機で攪拌しなが
ら、5.0kg/cm2 の加圧空気と共に毎時20lの
流量で170℃の高温雰囲気中に吐出して乾燥し、甜茶
抽出物が含まれている再生キトサンの乾燥物をサイクロ
ンコレクターに捕集した。該乾燥物を風力分級機
((株)セイシン企業製、商品名:スペディック25
0)を用いて分級し、上記重量%の甜茶抽出物が含まれ
ている粒子径10μm以下である微小粒状再生キトサン
夫々60gを得た。この甜茶抽出物が含まれている微小
粒状再生キトサンを実施例1で用いたのと同じポリノジ
ックビスコース溶液各15lに、セルロースに対し2重
量%の配合量になるように夫々均一にポリノジックビス
コース溶液に混合し、実施例1と同じ操作により繊度
1.25デニール、繊維長38mmの改質セルロース再
生繊維を製造した(試料No.32〜36)。
【0036】次に比較例として甜茶抽出物が含まれてい
る微小粒状再生キトサンの代りに甜茶抽出物のみをセル
ロースに対して2.0重量%添加する以外は上述と同一
の方法でセルロース再生繊維を製造した(試料No.3
7)。得られた試料No.32〜37について、乾強
度,湿強度,結節強度と製造直後、3カ月後,6カ月後
の抗酸化度及び抗菌性能を測定し、その結果を表5に示
した。
【0037】
【表5】
【0038】表5より、キトサンと甜茶抽出物の配合重
量比が1:0.2〜1.0で、ポリノジックビスコース
溶液のセルロースに対する甜茶抽出物が含まれている微
小粒状再生キトサンの添加量が2.0重量%の試料N
o.33〜35は、製造直後,3カ月後,6カ月後の抗
酸化度も良好で長期間安定しており、抗菌性能もあり、
かつ繊維物性の低下も小さく、良好である。
【0039】〔実施例6〕ツバキ科のチャの緑茶抽出物
粉末(シティメックス社製、商品名:緑茶ポリフェノー
ルCTP95)とバラ科の甜茶抽出物粉末(サントリー
(株)製の商品名:サンテンチャS粉末)を重量比1:
1に混合し、緑茶抽出物と甜茶抽出物の混合物を得た。
抗酸化剤として実施例1のセージ微粉砕物の代りに該混
合物を用いる以外は実施例1と同一の方法で改質セルロ
ース再生繊維を製造した(試料No.38〜43)。
【0040】次に比較例として前述で用いた緑茶と甜茶
の抽出物の混合物が含まれている微小粒状再生キトサン
の代りに緑茶と甜茶の抽出物の混合物のみをセルロース
に対して2.0重量%ポリノジックビスコースに添加す
る以外は上述と同じ方法でセルロース再生繊維を製造し
た(試料No.44)。得られた試料No.38〜44
について、乾強度,湿強度,結節強度と製造直後、3カ
月後,6カ月後の抗酸化度及び抗菌性能を測定し、その
結果を表6に示した。
【0041】
【表6】
【0042】表6より、キトサンと緑茶と甜茶の抽出物
の混合物の配合重量比が1:0.5で、ポリノジックビ
スコース溶液のセルロースに対する緑茶と甜茶の抽出物
の混合物が含まれている微小粒状再生キトサンの添加量
が0.5〜3重量%の試料No.39〜42は抗酸化度
も良好で長期間安定しており、抗菌性能もあり、かつ繊
維物性の低下も小さく良好であり、植物組織の抽出物を
2種混合してもその効果が優れていることが明らかであ
る。。
【0043】
【発明の効果】上述の実施例から明らかなように、本発
明の抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物又は抽出物が
含まれている微小粒状再生キトサンをセルロースビスコ
ース溶液に添加混合し、該溶液を紡糸する製造方法によ
り得られるセルロース再生繊維は、セルロース再生繊維
中に抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物又は抽出物が
含まれている微小粒状再生キトサンを分散含有させるこ
とによって、再生繊維本来の物性を損う事なく、抗酸化
能を長期間保持させると共に、抗菌性能が具備された改
質セルロース再生繊維である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物ま
    たは抽出物が含まれている微小粒状再生キトサンを、セ
    ルロース再生繊維中に分散含有させていることを特徴と
    する改質セルロース再生繊維。
  2. 【請求項2】 抗酸化能を具備した植物組織の粉砕物ま
    たは抽出物が含まれている微小粒状再生キトサンをセル
    ロースビスコース溶液に添加混合し、該溶液を紡糸する
    ことを特徴とする改質セルロース再生繊維の製造法。
JP16655297A 1997-06-09 1997-06-09 改質セルロース再生繊維とその製造法 Expired - Fee Related JP3424114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16655297A JP3424114B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 改質セルロース再生繊維とその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16655297A JP3424114B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 改質セルロース再生繊維とその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH111820A true JPH111820A (ja) 1999-01-06
JP3424114B2 JP3424114B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=15833387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16655297A Expired - Fee Related JP3424114B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 改質セルロース再生繊維とその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3424114B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010067991A (ko) * 2001-04-13 2001-07-13 도영수 키토산을 함유하는 기능성섬유
JP2005307384A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Adachi Kogyo Kk 茶葉セルロース複合再生繊維およびその製造方法
JP2009091322A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Kao Corp 抗菌剤組成物
JP2011057578A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Noevir Co Ltd 過酸化脂質抑制剤及び皮膚外用剤
CN103866421A (zh) * 2014-02-25 2014-06-18 西安工程大学 一种防蚊再生纤维素纤维的制备方法
CN107142541A (zh) * 2017-06-23 2017-09-08 宜宾屏山辉瑞油脂有限公司 一种超细三七粉纤维素纤维、其制备方法及其应用
JP2021134442A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 株式会社Gsiクレオス レーヨン繊維及び繊維製品並びにレーヨン繊維の製造方法
JP2022017147A (ja) * 2020-07-13 2022-01-25 青島迦南美地家居用品有限公司 抗菌性および脱臭性を有するビスコースフィラメント繊維、ならびに製造方法
KR102569220B1 (ko) * 2023-02-14 2023-08-22 (주)에코컴퍼니 친환경 복합섬유 원단 및 이의 제조방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010067991A (ko) * 2001-04-13 2001-07-13 도영수 키토산을 함유하는 기능성섬유
JP2005307384A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Adachi Kogyo Kk 茶葉セルロース複合再生繊維およびその製造方法
JP4505255B2 (ja) * 2004-04-20 2010-07-21 安達興業株式会社 茶葉セルロース複合再生繊維の製造方法
JP2009091322A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Kao Corp 抗菌剤組成物
JP2011057578A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Noevir Co Ltd 過酸化脂質抑制剤及び皮膚外用剤
CN103866421A (zh) * 2014-02-25 2014-06-18 西安工程大学 一种防蚊再生纤维素纤维的制备方法
CN107142541A (zh) * 2017-06-23 2017-09-08 宜宾屏山辉瑞油脂有限公司 一种超细三七粉纤维素纤维、其制备方法及其应用
JP2021134442A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 株式会社Gsiクレオス レーヨン繊維及び繊維製品並びにレーヨン繊維の製造方法
JP2022017147A (ja) * 2020-07-13 2022-01-25 青島迦南美地家居用品有限公司 抗菌性および脱臭性を有するビスコースフィラメント繊維、ならびに製造方法
KR102569220B1 (ko) * 2023-02-14 2023-08-22 (주)에코컴퍼니 친환경 복합섬유 원단 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3424114B2 (ja) 2003-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109833667B (zh) 一种含NaCl微粒的滤材及其制备方法与应用
CN101720785B (zh) 一种复合抗菌剂及其制备方法
US20200115511A1 (en) A method for preparing masterbatch and fiber with composite antibacterial and deodorizing functions
US7595428B2 (en) Water-absorbing agent composition and method for production thereof, absorptive article and absorbing material
CN107326470B (zh) 一种抗菌持久改性聚酯纤维的加工方法
JPH111820A (ja) 改質セルロース再生繊維とその製造法
CN104725956B (zh) 一种包装印刷用抗菌水性光油的制备方法
CN101999346B (zh) 一种含醚菊酯组合物的可乳化粒剂及制备方法
JP4311603B2 (ja) 吸水剤組成物、その製造方法、吸収性物品および吸収体
CN101856018B (zh) 醚菊酯可乳化粉剂及制造方法
KR20170050872A (ko) 키토산과 식물추출물을 이용한 천연식품보존용 조성물과 제조방법
CN111961251A (zh) 纳米抗菌材料及其制备方法、抗菌纤维材料与应用
CN1969626A (zh) 一种噻嗪酮复配杀虫剂
EP1352927B1 (en) Water absorbing agent composition and method for production thereof, absorptive article and absorbing material
CN102031722B (zh) 沸石负载钒离子掺杂的二氧化钛抗菌纸及其制备方法
JP3413631B2 (ja) 抗菌性セルロース再生繊維
CN106857505B (zh) 一种昆虫核型多角体病毒干悬浮剂及其制备方法
JPH11172522A (ja) 抗酸化性セルロース再生繊維の製造方法
CN115197544B (zh) 医用卫生抗菌防紫外功能填充母粒及其用途
JP2802988B2 (ja) 改質セルロース再生繊維
CN111441101B (zh) 一种PLGA/ε-PL抗菌纳米纤维的制备方法
CN113712051A (zh) 植物抑菌剂组合物及其应用
AU2018101558B4 (en) Synthetic method for a butroxydim water dispersible granule
CN109675427A (zh) 空气净化组合物及其制备方法和应用
KR102133640B1 (ko) 항균 섬유

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees