JPH11180421A - 自動製袋方法 - Google Patents

自動製袋方法

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JPH11180421A
JPH11180421A JP9365689A JP36568997A JPH11180421A JP H11180421 A JPH11180421 A JP H11180421A JP 9365689 A JP9365689 A JP 9365689A JP 36568997 A JP36568997 A JP 36568997A JP H11180421 A JPH11180421 A JP H11180421A
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Kazunori Yamagata
一紀 山形
Yosuke Shigemoto
陽介 重本
Yasuhiro Onoe
靖浩 尾上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムを移送する継続移送部と間欠移送部
の間に、フィルムを滞留せしめる段差ロール群を含む移
送量吸収部を配設した製袋装置において、前記移送量吸
収部におけるフィルム滞留量を適正に維持できるように
した自動製袋方法を提供する。 【構成】 間欠移送部に不等間隔に間隔をあけて複数配
設した部分加工ステージにより、間欠移送されるフィル
ムに複数の異種の部分加工を施すに際し、継続移送部に
おけるフィルムの継続移送速度を一定速度に設定する一
方、間欠移送部において停止したフィルムの被加工部を
フィルムの間欠移送により次の部分加工ステージまで到
達せしめるに必要な距離と、該ステージにおける加工時
間の長短に応じて、間欠移送部における間欠駆動手段に
よるフィルムの間欠移送速度を増速又は減速する構成で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ヘッダー
付の商品吊下袋体や、ピロー包装袋体等の袋体を自動製
袋する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の袋体が自動製袋されてお
り、製袋装置には、連続する帯状のフィルムを繰出すフ
ィルム供給部と、前記フィルムを継続駆動手段により継
続的に移送する継続移送部と、前記フィルムを間欠駆動
手段により間欠的に移送する間欠移送部が、フィルムの
移送方向に対して順に配列され、前記継続移送部と間欠
移送部の間にフィルムを滞留せしめる段差ロールを含む
移送量吸収部が配設されている。
【0003】前記フィルム供給部から繰出された連続帯
状のフィルムは、例えば、三角板等の半折手段により半
折されつつ継続的に移送され、前記継続移送部におい
て、連続加工を施される。例えば、半折された表裏フィ
ルム部の両側部に折込まれたガゼット部等を形成される
と共に、表裏フィルム部の自由端縁を溶着され、チュー
ブ状の帯状フィルムとして継続的に移送される。
【0004】その後、連続するフィルムは、段差ロール
等の移送量吸収部を経ると、間欠的に移送されつつ間欠
移送部に至り、そこで各種の部分加工を施される。即
ち、間欠移送部にはフィルム移送方向に対して複数の部
分加工ステージが間隔をあけて配設されており、フィル
ムが間欠移送された後、一時停止する毎に複数の異種の
部分加工を施される。例えば、ヘッダー付の袋体の製袋
を目的とする場合は、芯材取付ステージにおいて、チュ
ーブ状の帯状フィルムの被加工部に直交してテープ状の
ヘッダー用芯材を繰出し、該芯材を被加工部に溶着した
後、分断することにより、ヘッダー片の取付けを行う。
その後、フィルムを間欠的に移送し、前記ヘッダー片を
芯材取付ステージから孔明けステージに移動せしめ、そ
こでヘッダー片に吊下孔を開設する。更に、例えば、尾
端開口部にスリットを設けた袋体の製袋を目的とする場
合は、引き続きフィルムを長距離にわたり間欠的に移送
し、被加工部(袋体の尾端相当部)をスリット形成ステ
ージに移動せしめ、そこでフィルムの両側縁にスリット
を形成する。尚、このようにして連続フィルムに各袋体
構成部を直列状に部分加工を実施した後、各袋体構成部
の間を分断することにより、順次完成された1枚宛の袋
体を搬出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記間欠移送部におけ
る複数の異種の部分加工は、フィルムを間欠移送するこ
とにより、該フィルムが一時停止せしめられた間に行わ
れる。このような間欠移送は、継続移送部と間欠移送部
の間に配設された段差ロール群を含む移送量吸収部によ
り可能とされている。即ち、移送量吸収部は、間欠移送
部においてフィルムが一時停止している間、後続する継
続移送部から継続的に移送されて来るフィルムを滞留せ
しめている。そして、間欠移送部においてフィルムが間
欠移送される際は、先に滞留せしめられたフィルムを繰
出供給する。尚、移送量吸収部におけるフィルムが滞留
過剰となったり、繰出供給過剰となったときは、リミッ
トスイッチが働き、製袋機の稼働を中止することにより
フィルムの移送を停止する。従って、移送量供給部には
フィルム滞留の許容量が設定されており、許容量を下回
る場合も上回る場合も、自動的に製袋機の稼働を中止す
る。
【0006】ところで、商品包装のための袋体には種々
の形式が存在するが、例えば、本出願人がカーテンレー
ル等の長尺商品の包装袋として提供する袋体には、1m
を超えるほどの長尺の袋体が存在する。このような長尺
袋体の製袋に際しては、間欠移送部における複数の部分
加工ステージの間隔が長短多様であり、しかも、部分加
工内容によって加工時間も長短多様とならざるを得な
い。このため、従来の製袋機によりこのような長尺袋体
を製袋すると、間欠移送部においてフィルムを間欠移送
する際、移送量吸収部におけるフィルムの滞留が許容量
の範囲を逸脱してしまい、製袋機の稼働の中止を余儀な
くされる事態を招来する。
【0007】即ち、段差ロール群を含む移送量吸収部に
は、常に、継続移送部から休みなく連続的にフィルムが
供給されている。従って、間欠移送部においてフィルム
が停止し、部分加工ステージにより部分加工されている
間、移送量吸収部には、継続的にフィルムが供給され続
けているから、加工時間が長いと、間欠移送部における
フィルムの停止時間が長くなり、移送量吸収部でのフィ
ルム滞留量が許容量を超えてしまい製袋機の稼働を自動
的に中止してしまう。
【0008】一方、間欠移送部において間欠駆動手段に
よりフィルムを所定の位置から次の部分加工ステージま
で到達せしめるように間欠移送せしめるときは、移送量
吸収部に滞留していたフィルムが間欠移送距離に相当す
る長さだけ引き出される。この間欠移送中も、継続駆動
手段により移送量吸収部には連続的にフィルムが供給さ
れ続けている。この点について、従来技術は、間欠移送
速度が一定速度に設定されている。このため、間欠移送
距離が長いと移送時間も長くなり、反対に、間欠移送距
離が短いと移送時間も短くなるので、移送量吸収部にお
けるフィルムの滞留量が不足状態又は過剰状態となり、
許容量の範囲を逸脱すると、製袋機の稼働を自動的に中
止してしまう問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した自動製袋方法を提供するものであり、その第一の
手段として構成したところは、連続する帯状のフィルム
を繰出すフィルム供給部と、前記フィルムを継続駆動手
段により継続的に移送する継続移送部と、前記フィルム
を間欠駆動手段により間欠的に移送する間欠移送部を、
フィルムの移送方向に対して順に配列し、前記継続移送
部と間欠移送部の間にフィルムを滞留せしめる段差ロー
ル群を含む移送量吸収部を配設した自動製袋装置により
製袋を行うに際し、前記間欠移送部において間欠的に停
止したフィルムに部分加工を施す部分加工ステージをフ
ィルム移送方向に対して不等間隔に間隔をあけて複数配
設することにより、間欠移送されるフィルムに複数の異
種の部分加工を順に施す自動製袋方法において、前記継
続駆動手段によるフィルムの継続移送速度を一定速度に
する一方、間欠移送部において停止したフィルムの被加
工部をフィルムの間欠移送により次の部分加工ステージ
まで到達せしめるに必要な距離と、該部分加工ステージ
における加工時間の長短に応じて、前記間欠駆動手段に
よるフィルムの間欠移送速度を増速又は減速する点にあ
る。
【0010】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、連続する帯状のフィルムを繰出すフィルム供
給部と、前記フィルムを継続駆動手段により一定速度で
継続的に移送する継続移送部と、前記フィルムを間欠駆
動手段により間欠的に移送する間欠移送部を、フィルム
の移送方向に対して順に配列し、前記継続移送部と間欠
移送部の間にフィルムを滞留せしめる段差ロール群を含
む移送量吸収部を配設した自動製袋装置により製袋を行
うに際し、前記間欠移送部において間欠的に停止したフ
ィルムに部分加工を施す部分加工ステージをフィルム移
送方向に対して不等間隔に間隔をあけて複数配設するこ
とにより、間欠移送されるフィルムに複数の異種の部分
加工を順に施す自動製袋方法において、前記継続駆動手
段により移送量吸収部に対して移送されるフィルムの継
続移送量をDrTr(但し、Drは継続駆動手段による
フィルムの継続移送速度、Trは移送時間)、間欠移送
部において停止したフィルムの被加工部をフィルムの間
欠移送により次の部分加工ステージまで到達せしめるに
必要なフィルムの間欠移送量をVRTR(但し、VRは
間欠駆動手段によるフィルムの間欠移送速度、TRは移
送時間)、フィルムの被加工部をi番目の部分加工ステ
ージに移送して加工する際に前記DrTrとVRTRの
差として積算された移送量吸収部のフィルム滞留量をK
i 、該移送量吸収部におけるフィルム滞留量Ki の許容
量の下限値をP、上限値をQとしたとき、式:P−Ki
+DrTri <VRi TRi <Q−Ki-1 +DrTRi
の範囲内で間欠駆動手段によるフィルムの間欠移送速度
VRi と移送時間TRi を制御する点にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0012】図1(A)に示す自動製袋装置の1実施形
態において、製袋装置には、連続する帯状のフィルム1
を繰出すフィルム供給部2と、フィルム1をモータ等の
継続駆動手段3により継続的に移送する継続移送部4
と、フィルム1をサーボモータ又はステップモータ等の
間欠駆動手段5により間欠的に移送する間欠移送部6
を、フィルムの移送方向に対して順に配列し、前記継続
移送部4と間欠移送部6の間にフィルム1を滞留せしめ
る段差ロール群7を含む移送量吸収部8を配設してい
る。更に、間欠移送部6に引き続いて順に、間欠移送コ
ンベヤ9及び搬出コンベヤ10を配列している。
【0013】前記フィルム供給部2のフィルムロール1
1から繰出された連続帯状のフィルム1は、例えば、三
角板等の半折手段12により半折されつつ継続的に移送
され、前記継続移送部4において、継続加工を施され
る。例えば、図例の場合、継続移送部4には、ティアテ
ープ貼着手段13、ガゼット形成手段14、シーム溶着
手段15等が必要に応じて選択され配設されている。
【0014】ティアテープ貼着手段13は、図2(A)
に示すように、半折された表裏フィルム部1a、1bの
少なくとも一方にティアテープ16を貼着する。このテ
ィアテープ16は、製袋後の袋体を引裂き自在とするも
のであり、フィルム1の帯長手方向に連続して貼着され
る。
【0015】ガゼット形成手段14は、図2(B)に示
すように、半折された表裏フィルム部1a、1bの両側
部を内側に折込むことによりガゼット部16a、16b
を形成する。このガゼット部16a、16bは、フィル
ム1の帯長手方向に連続して形成される。
【0016】シーム溶着手段15は、半折された表裏フ
ィルム部1a、1bの自由端縁を溶断及び/又は溶着
し、これによりフィルムによるチューブ体1cを形成す
る。ガゼット部16a、16bを形成した実施例の場
合、図2(C)に示すように、一方のガゼット部16b
に位置する表裏フィルム部1a、1bの自由端縁を溶断
刃17により溶断することによりシーム溶着部18を形
成し、これによりガゼット部16a、16b付のチュー
ブ体1cを形成する。
【0017】このようなティアテープ貼着手段13や、
ガゼット形成手段14や、シーム溶着手段15から選択
される継続加工は、何れも、継続的に移送されるフィル
ム1の帯長手方向に連続して実施される。即ち、継続駆
動手段3は、休みなく連続して作動され、常にフィルム
1を一定速度で継続的に移送している。換言すれば、こ
のような継続加工は、もしも、フィルム1が間欠移送さ
れる状態で実施されると、連続的な仕上げ状態を損なう
ため、フィルム1を常に継続的に移送した状態で実施す
る必要がある。
【0018】一方、間欠移送部6においては、フィルム
1を間欠的に移送しなければ実施できない部分加工が施
される。即ち、連続するフィルム1(本例ではチューブ
体1c)は、段差ロール群7を含む移送量吸収部8を経
ると、間欠駆動手段5により間欠的に移送されつつ間欠
移送部6に至り、そこで各種の部分加工を施される。こ
のため、間欠移送部6には、光電管等の位置検出センサ
ー19と、複数の部分加工ステージS1、S2、S3が
フィルム移送方向に対して間隔をあけて配設されてお
り、フィルム1(チューブ体1c)が間欠移送された
後、一時停止する毎に複数の異種の部分加工を施され
る。
【0019】このような部分加工ステージS1、S2、
S3には、製袋を目的とする袋体の形式に応じて適宜選
択された手段が設けられるが、例えば、ヘッダー付の袋
体の製袋を目的とする場合は、部分加工ステージS1に
より芯材取付ステージ20を構成し、部分加工ステージ
S2により孔明けステージ21を構成することができ
る。また、尾端開口縁に折込み片を備えた袋体の製袋を
目的とする場合は、部分加工ステージS3によりスリッ
ト形成ステージ22を構成することができる。その他、
ノッチを形成したり、接着テープを貼着する等、種々の
部分加工を形成するためのステージを構成することがで
きる。
【0020】部分加工ステージS1により芯材取付ステ
ージ20を構成し、部分加工ステージS2により孔明け
ステージ21を構成する場合、図3(A)(B)に示す
ように、フィルム1(チューブ体1c)の被加工部に直
交してテープ状のヘッダー用芯材23を繰出し、該芯材
を被加工部に溶着24した後、分断することにより、ヘ
ッダー片25の取付けを行い、その後、フィルム1(チ
ューブ体1c)を間欠的に移送し、前記ヘッダー片25
を芯材取付ステージ20から孔明けステージ21に移動
せしめ、そこでヘッダー片25に吊下孔26を開設す
る。
【0021】部分加工ステージS3によりスリット形成
ステージ22を構成する場合、図3(C)に示すよう
に、引き続きフィルムを長距離にわたり間欠的に移送
し、被加工部(袋体の尾端相当部)をスリット形成ステ
ージ22に移動せしめ、そこでフィルム(チューブ体1
c)の両側縁にスリット27、27を形成する。
【0022】部分加工を終了したフィルム1(チューブ
体1c)は、間欠移送部6から間欠移送コンベヤ9に移
送され、そこで、溶断又は切断による分断手段28によ
り各袋体を構成するように分断され、順次完成された1
枚宛の袋体29を搬出コンベヤ10から搬出せしめられ
る。前述した実施例の場合、図3(D)に示すように、
搬出された袋体29は、両側縁にガゼット部16a、1
6bを備え、先端部に吊下孔26付きのヘッダー片25
を一体化し、尾端部にスリットを介して折込み片30を
備えている。
【0023】上述のように、継続移送部4における連続
加工と、間欠移送部6における部分加工を可能とするた
め、フィルム1(チューブ体1c)は、継続移送部4に
おいて継続駆動手段3により常に連続継続的に移送せし
められる一方、間欠移送部6においては間欠駆動手段5
により間欠的に移送せしめられる。そして、このような
継続的移送と間欠的移送を可能ならしめるため、継続移
送部4と間欠移送部6の間には段差ロール群7を含む移
送量吸収部8が配設されている。
【0024】図1(B)に示すように、移送量吸収部8
は、フィルム1の移送方向に間隔をあけて平行に配置さ
れた複数の固定ロール群31と、該固定ロール群31の
下方に昇降自在なフレーム32を介して設けられた段差
ロール群7とを備え、継続移送部4から送られたフィル
ム1を固定ロールと段差ロールに交互に巻掛せしめた
後、間欠移送部6へと送る。従って、間欠移送部6にお
いてフィルム1が一時停止している間、移送量吸収部8
に向けて後続する継続移送部4からフィルム1が継続的
に移送されて来ると、段差ロール群7と共にフレーム3
2が下降してフィルム1を滞留せしめる。一方、間欠移
送部6においてフィルム1が間欠移送されると、先に滞
留せしめられたフィルム1を移送量吸収部8から間欠移
送部6に向けて繰出供給する。この際、段差ロール群7
と共にフレーム32が上昇する。
【0025】上述のように、移送量吸収部8におけるフ
ィルム1が滞留過剰となり、フレーム32が最下点MA
Xを超えて下降すると、リミットスイッチ33が働き、
継続駆動手段3を停止せしめる。また、移送量吸収部8
におけるフィルム1が繰出供給過剰となり、フレーム3
2に最上点MINを超えて上昇すると、リミットスイッ
チ34が働き、継続駆動手段3を停止せしめる。このた
め、移送量吸収部8におけるフィルム滞留の許容量は、
前記MINとMAXの範囲に制限される。
【0026】ところで、本発明は、上述のように、継続
駆動手段3によるフィルムの継続移送速度を一定速度に
する一方、間欠移送部6において停止したフィルムの被
加工部をフィルムの間欠移送により次の部分加工ステー
ジまで到達せしめるに必要な距離と、該部分加工ステー
ジにおける加工時間の長短に応じて、間欠駆動手段5に
よるフィルムの間欠移送速度を増速又は減速することを
特徴とする。
【0027】図4は、移送量吸収部8から間欠移送部6
に移送されたフィルムを、順次複数の部分加工ステージ
に間欠移送すると共に部分加工したときのシュミレーシ
ョンをダイヤグラムに表している。横軸は、各ステージ
に対する間欠移送時間TRとそこでの加工時間TSを一
組として単位時間Tを表しており、T1 からTN までの
N個の単位時間が積算される。縦軸は、間欠移送により
移送量吸収部8から引き出されるフィルムの送り量を示
しており、移送量吸収部8におけるフィルム滞留量の許
容量を折れ線グラフを挟む平行線として表しており、上
側の線が下限値MIN(P)、下側の線が上限値MAX
(Q)を示している。
【0028】そこで、本発明によれば、以下に説明する
ように、間欠駆動手段5の駆動速度をT1 からTN まで
の各単位時間で表される各ステージ毎にコンピュータ制
御することにより、移送量吸収部8におけるフィルム滞
留量が常に適正となるように制御する。
【0029】継続駆動手段3により移送量吸収部8に対
して移送されるフィルムの継続移送量をDrTr(但
し、Drは継続駆動手段によるフィルムの継続移送速
度、Trは移送時間)、間欠移送部6において停止した
フィルムの被加工部をフィルムの間欠移送により次の部
分加工ステージまで到達せしめるに必要なフィルムの間
欠移送量をVRTR(但し、VRは間欠駆動手段による
フィルムの間欠移送速度、TRは移送時間)、移送量吸
収部8におけるフィルム滞留量の許容量の下限値をP、
上限値をQとしたとき、例えば、フィルムがi番目の部
分加工ステージTiまで進んだ場合、そこで部分加工を
終えた時点(TSi を終えた時点であり図4に符号で
示す)における移送量吸収部8のフィルム滞留量は、次
の〔数1〕により示される通りであり、これが許容量の
下限値Pと上限値Qの間であることを要する(第一条
件)。
【0030】
【数1】
【0031】また、i番目の部分加工ステージTi まで
フィルムを間欠移送する際、移送を終えてフィルムを停
止させた時点(TRi を終えた時点であり図4に符号
で示す)における移送量吸収部8のフィルム滞留量は、
次の〔数2〕により示される通りであり、これが許容量
の下限値Pと上限値Qの間であることを要する(第二条
件)。
【0032】
【数2】
【0033】そこで、前記〔数2〕から次の〔数3〕が
得られる。
【0034】
【数3】
【0035】従って、i番目の部分加工ステージにフィ
ルムを移送した時点において、それまでに移送量吸収部
8にてフィルム滞留量の増減を繰返した後の積算滞留量
iは、次の〔数4〕により表されるから、このKi
前記〔数1〕に代入すると、次の〔数5〕に示す式−
1及び式−2が得られる。
【0036】
【数4】
【数5】
【0037】また、前記積算滞留量Ki を前記〔数3〕
に代入すると、次の〔数6〕が得られる。
【0038】
【数6】
【0039】その結果、フィルムの間欠移送速度VRi
と移送時間TRi が式:P−Ki +DrTri <VRi
TRi <Q−Ki-1 +DrTRi の範囲内にあるよう
に、間欠駆動手段5を増速又は減速すれば、前述した第
一条件と第二条件が常に同時に満足され、図4に示すよ
うに、間欠移送と部分加工を繰返して行うに際し、T1
からTN までの単位時間で表される全ステージにわた
り、移送量吸収部8におけるフィルム滞留量が常に上限
値Qと下限値Pの間に維持されるよう適正状態に制御さ
れる。
【0040】従って、本発明によれば、部分加工ステー
ジ間の距離や、各ステージにおける部分加工に要する加
工時間を自由に設定した製袋装置においても、装置の稼
働が中断されるような事態は防止される。
【0041】この際、間欠駆動手段5の速度制御は、該
駆動手段としてステップモータやサーボモータ等の制御
可能な駆動源を用いると共に、マイコン等を用いること
により、部分加工ステージ間の距離や、各ステージにお
ける部分加工に要する加工時間をデータとするコンピュ
ータプログラムにより自動制御システムを構築すること
により、容易に実施できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、連続する帯状のフィル
ムを繰出すフィルム供給部2と、フィルムを継続駆動手
段3により継続的に移送する継続移送部4と、フィルム
を間欠駆動手段5により間欠的に移送する間欠移送部6
を、フィルムの移送方向に対して順に配列し、前記継続
移送部と間欠移送部の間にフィルムを滞留せしめる段差
ロール群7を含む移送量吸収部8を配設した自動製袋装
置により製袋を行うに際し、前記間欠移送部6において
間欠的に停止したフィルムに部分加工を施す部分加工ス
テージをフィルム移送方向に対して不等間隔に間隔をあ
けて複数配設することにより、間欠移送されるフィルム
に複数の異種の部分加工を順に施す自動製袋方法におい
て、前記継続駆動手段3によるフィルムの継続移送速度
を一定速度にする一方、間欠移送部6において停止した
フィルムの被加工部をフィルムの間欠移送により次の部
分加工ステージまで到達せしめるに必要な距離と、該部
分加工ステージにおける加工時間の長短に応じて、前記
間欠駆動手段5によるフィルムの間欠移送速度を制御す
るものであるから、移送量吸収部8におけるフィルム滞
留量を常に適正な許容量の範囲内に規制することが可能
であるから、長尺包装袋のような袋体を製袋するに際し
ても、装置全体をコンパクトに構成した上で、部分加工
ステージ間の距離や、各ステージにおける部分加工に要
する加工時間を自由に設定することが可能になり、従来
のように製袋中に装置の稼働を中断してしまうことはな
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための製袋装置の1実施形態
を示しており、(A)は全体の説明図、(B)は移送量
吸収部を拡大して示す説明図である。
【図2】継続移送部における連続加工を例示しており、
(A)はティアテープ貼着状態を示す斜視図、(B)は
ガゼット形成状態を示す斜視図、(C)はシーム溶着状
態を示す斜視図である。
【図3】間欠移送部における部分加工と、完成した袋体
を例示しており、(A)は芯材取付状態を示す斜視図、
(B)は孔明け状態を示す斜視図、(C)はスリット形
成状態を示す斜視図、(D)は完成した袋体の1例を示
す斜視図である。
【図4】本発明の1実施形態により間欠移送速度を制御
したシュミレーションを示すダイヤグラムである。
【符号の説明】
1 フィルム 2 フィルム供給部 3 継続駆動手段 4 継続移送部 5 間欠駆動手段 6 間欠移送部 7 段差ロール群 8 移送量吸収部 19 位置検出センサー 20 芯材取付ステージ(部分加工ステージ) 21 孔明けステージ(部分加工ステージ) 22 スリット形成ステージ(部分加工ステージ) 29 袋体 31 固定ロール群 32 フレーム 33、34 リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する帯状のフィルムを繰出すフィル
    ム供給部と、前記フィルムを継続駆動手段により継続的
    に移送する継続移送部と、前記フィルムを間欠駆動手段
    により間欠的に移送する間欠移送部を、フィルムの移送
    方向に対して順に配列し、前記継続移送部と間欠移送部
    の間にフィルムを滞留せしめる段差ロール群を含む移送
    量吸収部を配設した自動製袋装置により製袋を行うに際
    し、前記間欠移送部において間欠的に停止したフィルム
    に部分加工を施す部分加工ステージをフィルム移送方向
    に対して不等間隔に間隔をあけて複数配設することによ
    り、間欠移送されるフィルムに複数の異種の部分加工を
    順に施す自動製袋方法において、 前記継続駆動手段によるフィルムの継続移送速度を一定
    速度にする一方、間欠移送部において停止したフィルム
    の被加工部をフィルムの間欠移送により次の部分加工ス
    テージまで到達せしめるに必要な距離と、該部分加工ス
    テージにおける加工時間の長短に応じて、前記間欠駆動
    手段によるフィルムの間欠移送速度を増速又は減速する
    ことを特徴とする自動製袋方法。
  2. 【請求項2】 連続する帯状のフィルムを繰出すフィル
    ム供給部と、前記フィルムを継続駆動手段により一定速
    度で継続的に移送する継続移送部と、前記フィルムを間
    欠駆動手段により間欠的に移送する間欠移送部を、フィ
    ルムの移送方向に対して順に配列し、前記継続移送部と
    間欠移送部の間にフィルムを滞留せしめる段差ロール群
    を含む移送量吸収部を配設した自動製袋装置により製袋
    を行うに際し、前記間欠移送部において間欠的に停止し
    たフィルムに部分加工を施す部分加工ステージをフィル
    ム移送方向に対して不等間隔に間隔をあけて複数配設す
    ることにより、間欠移送されるフィルムに複数の異種の
    部分加工を順に施す自動製袋方法において、 前記継続駆動手段により移送量吸収部に対して移送され
    るフィルムの継続移送量をDrTr(但し、Drは継続
    駆動手段によるフィルムの継続移送速度、Trは移送時
    間)、間欠移送部において停止したフィルムの被加工部
    をフィルムの間欠移送により次の部分加工ステージまで
    到達せしめるに必要なフィルムの間欠移送量をVRTR
    (但し、VRは間欠駆動手段によるフィルムの間欠移送
    速度、TRは移送時間)、フィルムの被加工部をi番目
    の部分加工ステージに移送して加工する際に前記DrT
    rとVRTRの差として積算された移送量吸収部のフィ
    ルム滞留量をKi 、該移送量吸収部におけるフィルム滞
    留量Ki の許容量の下限値をP、上限値をQとしたと
    き、 式:P−Ki +DrTri <VRi TRi <Q−Ki-1
    +DrTRi の範囲内で間欠駆動手段によるフィルムの間欠移送速度
    VRi と移送時間TRiを制御することを特徴とする自
    動製袋方法。
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