JPH11180269A - エアーによる緊急停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は，雪道，圧雪，凍結道路などでの運
転中に，車がスリップ状態に陥った時，運転席からの連
動装置により，エアーの圧力を利用した緊急停止装置で
ある． 【構成】 車に，エアータンクとジャバラゴムバッグ，
ブレーキアームを取り付け，緊急時にエアー弁レバーを
ＯＮにすると，運転席からの連動装置により，エアータ
ンク内の電磁弁を開放し，ジャバラゴムバッグにエアー
が流れ，その圧力で金属ピンとゴムの付いたブレーキア
ームを，路面へ押付け，その摩擦力で車が停止する．
又，エアー弁レバーをＯＦＦにもどすと，ジャバラゴム
バック内のエアーが外にぬけ，スプリングの収縮により
ブレーキアームがもとの状態にもどる．エアータンク内
の空気が無くなるまで何度でも使用が可能である．

Description

【発明の詳細な説明】 本考案は，雪道，圧雪道路，凍結道路などで車がスリッ
プ状態に陥った時，即座に車が停止できる様に考案され
たエアーバック緊急停止装置である．現在，雪道用タイ
ヤは，スタットレスタイヤであるが，３０年位前のスノ
ータイヤとさほど効果は変わりがなく，圧雪道路や，凍
結道路では，ほとんど効果がなくチェーンやそれに変わ
る代用品を装着しなければならないのが現状である．タ
イヤチェーンやそれに変わる装着品では，脱着が大変
で．又道路などがいたむ原因にもなる．圧雪道路や，凍
結道路でのブレーキングによってスリップ状態に陥った
時に，エアーの圧力で金属ピンとゴムを取り付けたブレ
ーキアームを，道路に押し付けて，その摩擦力で車が停
止するように考案されている．まず，エアータンクに，
エアー吸入口よりエアーコンプレッサーにより，空気を
満タンに入れておく．緊急時に運転席近くのエアー弁レ
バーをＯＮにすると，連動装置により．エアー弁が開く
と，瞬時にエアータンクよりジャバラゴムバッグにエア
ーが流れ．金属ピンとゴムの付いたブレーキアームを，
路面へ押し付ける．図Ｂのように，ブレーキアームと路
面との摩擦により車が停止する．又，レバーをＯＦＦに
もどすとジャバラゴムバックのエアーがぬけ，スプリン
グの収縮により図Ａのように，もとの状態にもどる．エ
アータンクの空気がなくなるまで，何度でも使用が可能
である．又エアー調節メターで空気の強弱を道路状況，
車に応じて，調節する事により停止力が加減できる．ス
パイクタイヤが禁止されてから３年目になり現在スタッ
トレスタイヤやチェーンなどの装着品で，雪道や凍結道
路の運転をしている．私が生活している信州の冬は，非
常に寒く夜などは，鏡のような凍結道路になり追突事故
が多発している．本考案は，このような道路走行をする
時に装着していればとっさの場合に，非常に短い制動距
離で，停止でき，追突事故が激減する．又，エアーがな
くなるまで何度でも使用が可能なため雪道での運転が安
全に走行できる．

【図面の簡単な説明】

【図Ａ】通常走行時の側面図と後部立面図である．

【図Ｂ】緊急時でのエアーバックが開放した時の側面図
と後部立面図である．

【符号の説明】

Ａエアー弁レバー Ｇ金属ピン Ｂ連動装置 Ｈ電磁弁 Ｃエアータンク Ｉエアー調節器 Ｄスプリング Ｊエアー吸入口 Ｅブレーキアーム Ｋジャバラゴムバック Ｆゴム

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】車にエアータンクとジャバラゴムバック．
   ブレーキアームを取り付け緊急時に，エアー弁レバーを
   ＯＮにする事により，エアーの力でブレーキアームを路
   面へ押付け，その摩擦力で車を停止させる．
2. 【請求項２】ブレーキアームの底部に，金属ピンとゴム
   を取り付け，摩擦力を強化する．
3. 【請求項３】エアー弁レバーをＯＦＦにもどす事によ
   り，エアータンクのエアー弁がＯＦＦになり，ジャバラ
   バックのエアーが外にぬけ，スプリングの収縮によりブ
   レーキアムがもとの状態にもどる．