JPH0274402A - 車両でトラクシヨンおよび走行安定性を向上するための方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、路面への車輪の粘着を高める手段の作動を行
なう、車両でトラクションおよび走行安定性を向上させ
るための方法およびこの方法を実施するための、路面へ
の車輪の粘着を高めるトラクション向上系の作動を行な
う、車両でトラクションおよび走行安定性を向上させる
ための装置に関する。

従来技術 アンチブロック系（八ＢＳ　）といわゆる駆動スリップ
コントロール（ＡＳＲ）との組合せの公知の方法によっ
てＡＢＳ−分野に存在する構成部材、例えば車輪センサ
、調節部材その他を駆動スリップコントロールにも利用
することに成功しており、この意味においてＡＢＳ−系
可能性の拡大が得られた〔ライネツ、ｆ　（Ｍ、　Ｅｒ
１ｃｈ　Ｒｅ１ｎｅｃｋｅ　）の論文”　Ｓｙｓｔ６ｍ
ｅ　ａｎ、ｔｉｂｌｏｃａｇｅ　ａｖｅｃ　ｆｏｎｃｔ
ｉｏｎｓｅｌａｒｇｉｅｓ　　　　”　　Ｉｎｇｅｎｉ
ｅｕｒｓ　ｄｅ　　ＰＡｕｔｏｍｏｂｉｌｅ誌所収、１
１０〜１１６頁〕。アンチスリップコントロールへ拡大
されたＡＢＳ−系の基体機能は、アンチブロック系の場
合には逆の意味においてであれ車輪運動の制御が始動時
にも行なわれることにあり、すなわちＡＢＳ−系のため
に設けられたセンサが（駆動）車輪の起り得るスリップ
を検出し、かつ適切な調節部材の制御によって、スリッ
プ車輪に対してブレーキ圧上昇が起るように配慮し、こ
れによりこの車輪は、その都度の路面に対して正常な車
輪粘着が再び得られるまで制動される。かかる駆動スリ
ップコントロールは強力なエンジンを搭載した乗用車の
高速始動時に車輪の空転を阻止するのに有利であるのみ
ならず、トラクションの増大および走行安定性の改善（
特に冬季状況下において）に有利に使用され、凍結また
は積雪した斜面でも始動すること、まだは駆動輪の１つ
が僅かな摩擦係数を持つにすぎない地層上へ乗上げた際
にこの駆動輪の空転を阻止することが可能である。この
公知の駆動スリップコントロール（ＡＳＲ）は、はぼ差
動ロックの形式により作動するが、その欠点は持ってい
す、更にはＡＢＳ−系の構成部材を一緒に使用すること
ができるので、自動車でトラクションおよび走行安定性
を高める際にコスト上有利な付加系として得られる。

特に冬季状況下で摩擦係数を高めるためには自動車、主
にトラックまたはバスの少なくとも駆動される車輪の前
にじやり容器を配置することが知られておシ〔ロバート
−ボッシュ社（シュトットガルト）出版、ＶＤＴ　−Ｕ
ＢＢ　１６０　（１０，５６）　”　Ｂｏｓｃｈ　−５
ｐｌｉｔｔｓｔｒｅｕｅｒ　（ボッシュ−じやシ撒き装
置）”〕、このじやり容器は別個の、運転者によって手
動で、したがってその決定に従って操作される制御ボタ
ンまたは切換えリングによって必要な場合に長短の区間
においてじやりを駆動輪の前方へ撒くようにすることが
できる。そのためには電磁制御弁によって圧縮空気で負
荷される回転スライダが各しやり撒き容器に配属され、
回転スライダは軸も移動させ、したがって固くくっ付い
たしやりを引離すことができる。

同様の作用はいわゆるスリップ止めチェーンの使用によ
って達成することができる〔“ツアイトシュリフト・ヌ
ツツフアールツオイク（Ｚｅｉｂｓｃｈｒｉｆｔ　Ｎｕ
ｔｚｆａｈｒｚｅｕｇ　）　”　　１９８６年１１月、
５２〜５４頁〕。スリップ止めチェーンは様々な形式で
自動車、主にパスま・たはトランクの（駆動）車輪の範
囲に配置することができ、運転者は斜面等でチェーンを
装着する苦労が免れる一方で、スイッチの任意の操作に
よってスリップ止めチェーンをトラクション能力を高め
るために車輪の前方へもたらすことができる。かかる系
はスリップ止めチェーン用に空気圧で作動する旋回機構
を備えている。しかしいわゆるロトグリップーチェーン
ラグ［Ｒｏｔ、ｏｇｒｉｐ−Ｋｅｔｔｅｎｔｅｐｐｉｃ
ｈ　）を備えた電子機械系も知られている。じやり撒き
装置およびスリップ止めチェーンは冬季条件下で特に凍
結した斜面区間等で制動挙動の改善に役立ち、かつ開示
されたヨーロッパ特許出願００７８３９２に記載されて
いるようにこれらはＡＢ８〜系と一緒に使用してもよい
。この場合アンチブロック系を備えた路面車両ではじや
シ撒き装置はアンチブロック系が応答した場合に自動的
にスイッチオンされる。もちろんこの操作は、じやシを
節約するために制御弁の前後における圧力差が所定の量
を越え、かつ相応して低い摩擦値が存在する場合に初め
て行なわれる。圧力差の検出には後続の評価回路を備え
た差圧変換器が設けられている。

更にじやシ撒き装置と比較し得る系はいわゆる砂撒き装
置として知られており（ｙＧＢ−ｐｓ２０４０８３８も
しくはＵＳ−ＰＳ３７９７８６７）、この装置では運転
者室からのフットスインチまたはハンドスイッチの操作
によって砂を中央容器から重力によって駆動輪の前方へ
もたらすことができるか（ＱＢ−ＰＳ２０４０８３８）
、または空気圧式に空気流の発生により砂容器から摩擦
値を高める手段を駆動輪の前方へ噴震する。

発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、自動車の始動時または走行時に、特に
冬季状況下において良好なトラクションをよシ確実な走
行安定性とともに達成することである。

問題点を解決するための手段 上記の課題を解決するだめの本発明如よる方法の手段は
、冒頭に記載の方法において自動的に、駆動スリップコ
ントロールの作動時にその信号を評価し、かつ車輪の粘
着を高める手段の調節部材へ送ることである。

上記の課題を解決するだめの本発明による装置の手段は
冒頭に記載の装置において空気圧式まだは液圧式の調節
シリンダとして構成された調節部材が設けられておシ、
この調節部材がトきに制御されるように構成されている
ことである。

発明の効果 本発明は、路面への車輪の粘着を高めるために摩擦係数
を改善する手段が、設けられた駆動スリップコントロー
ルが応答したときに、すなわち始動運転時または走行運
転時に１つ以上の車輪が走行路面で滑ったときに初めて
使用されるという利点を有している。この場合もちろん
じやυ撒き装置まだはその代わりにスリップ止めチェー
ン系の作用は完全自動で開始し、そのために例えばトラ
ックまたはバスの走行安定性が決定的に悪化する瞬間、
すなわち傾斜区間でスリップが生じる瞬間に運転者の注
意がそらされることはなく、彼は完全に車両の操作に専
念することができる。これによυ本発明は、いずれの場
合にも車両の粘着を決定的な瞬間に著しく高める手段、
例えばスリップ止めチェーンまたはじやり撒き装置が実
際に作動され、かつこの瞬間には外部の出来事にいずれ
如せよ著しく気を取られる運転者によりこの系の作動し
損じが生じないように保証する。したがって本発明は、
きわめて不都合な道路状態、例えば凍結等であっても斜
面走行時に割合確実にかかる系を備えた車両の傾斜を起
こさないことを保証する。

この場合駆動スリップコントロール始動の瞬間に車輪の
粘着を高める系が全車輪でまたは駆動れ 輪のみで作動さザる。

更に本発明によれば車輪の粘着を高める手段の作動を行
なう調節シリンダの制御の時間的な遅延が絞りを介して
行なわれる。したがって短いＡＳＲ−要求は濾別するこ
とができる。更に調節シリンダのだめのスイッチを設け
ると有利であろう、これにより堅固な基盤上で、もしく
は冬季の走行路状態ではない場合に運転者の任意の介入
によって調節シリンダの制御がいずれにしても止められ
る。

実施例 本発明の基本思想は、補完的に設けられるトラクション
を向上する系、すなわちスリップ止めチェーンまだはじ
やり撒き装置、またはまた他の補完手段をいずれにして
も設けられる駆動スリップコントロール（ＡＳＲ）と結
合することによって自動的に使用することにあり、これ
によりかかる装備を持った自動車のトラクション能力お
よび安定性を著しく向上することができる。

図面にはＡＳＲ−系（これは駆動スリップを制限するた
めの系とも呼ぶことができる）、同様に通常かかるＡＳ
Ｂ−系と結合されるＡＢＳ−系は別個には示されていな
い、それというのもこれら２つの装置自体は十分に知ら
れており、説明する必要がないからである。

第１図、第２図、第６図の図面内のノ・−ドウエア構成
部材を通じて有効な、本発明による基本機能を実現する
回路および構成部材が別個の制御段または制御ブロック
であってよいこと、しかし有利には全部が、または部分
的にまとめられてプログラム制御されるディジタル系、
すなわちマイクロプロセッサ、コンピュータ等の適切な
領域を占めていてもよいことは自明であり、しだがって
以下の実施例は単に本発明を基本機能と作用形式に関し
て説明するだめのものであシ、本発明は図示の実施例に
限定されるものではない。

調節シリンダＩａｌｌｂが設けられておシ、調節シリン
ダは適切な（空気圧または液圧の）圧力媒体で負荷する
ことによりトラクションを向上する系を作動させる。こ
の系の詳説は省略する、それというのも前出の刊行物、
すなわちトラクションを向上する系としてのしやシ撒き
装置の使用についてはロバート・ボッシュ社の文献を、
また−船釣な構成のスリップ止めチェーン系については
０ツアイトシユリフト・ヌツソファールツオイク誌を参
照できるからである。

したがって調節シリンダ１ａ、１ｂはじやシ撒き装置の
範囲内で直接軸または回転スライダを作動させ、すなわ
ち文献の像１に示されているようにじやり撒きシリンダ
として構成することができるかまたは調節シリンダは、
各調節シリンダ（１ａ、ｌｂの機械的な出口の適切なレ
バー系の作動を介してスリップ止めチェーンの、車両の
その都度負荷すべき車輪への接近を惹起する。

詳説すると、実施例で有利には空気圧式の調節シリンダ
１ａ、ｌｂとして構成された端部部材がチェーンを備え
た付加的な車輪を例えばレバー系またはラック−スピン
ドル伝動装置を介して駆動輪のタイヤサイド面へ押しつ
ける。これにより駆動輪は同時にチェーンを支持した車
輪を回転させ、かつチェーンを自動車の負荷すべき車輪
のタイヤの走行面の下方へ飛ばす。

これに対してじやシ撒き装置を第２のトラクションを向
上する系として代わりに、場合によっては補完的に使用
することができ、この場合には空気圧式調節シリンダ１
ａｔｌｂは回転スライダーを介して駆動輪の前方に取付
けられたじやシ容器の放出開口を開放し、かつじやりを
タイヤ幅にわたって走行路上へ撒く。

第１図には圧力貯蔵源が符号１０で示されている。圧力
貯蔵源はここに貯蔵され、かつ所定の値に有利には一定
に保持された圧力媒体（空気圧式）の圧力を公知のＡＳ
Ｒ−弁４へ供給する。

ＡＳＲ−弁は出口４ａ１４ｂを介して通常の形式で、始
動運転または走行運転で空輸が例えばＡＢＳ−センサに
よって検出された車輪の、駆動スリップコントロールに
対応するブレーキシリンダまだは前置の構成部材１１を
制御する。

へＳＲ−弁（これは二重の作用を行なう弁として構成す
ることができる）の制御は電気的な信号線路４ｃｙ　　
４ｄを介して適切に構成されたＡＳＲ−制御装置または
まだコンピュータ（ここには所定の部材が駆動スリップ
コントロールのだめにプログラム範囲内に配置されてい
る）によって行なわれる。

制御は組合わされた八ＢＳ　−／　ＡＳＲ−制御装置に
よって行なうこともできる。

ＡＳＲ−弁作動的には最終的に車輪ブレーキシリンダに
圧力貯蔵源１０から圧力媒体が供給されるのみならず、
調節シリンダ１ａ＋１ｂまで更に案内された圧力媒体導
管１２ａ１１２ｂを介して調節シリンダも負荷され、し
たがってＡＳＲ−弁に接続されだ系またはＡＳＲ−弁に
よって制御されるトラクションを向上する系の対応する
作動が行なわれる。

有利な構成では圧力媒体１２ａ１１２ｂ内に絞り２が接
続され、絞りは調節シリンダ１ａ。

１ｂの制御の時間的な遅延を配慮するので、短時間の、
または比較的短いＡＳＲ−要求は濾別され、かつトラク
ションを向上する系が不必要には接続されず、これは例
えばじやり撒き装置で早い ７迷な消費を回避する。

第２図に示された別の実施例では、調節シリンダＩａｔ
ｌｂを介してトラクションを向上する系を作動するため
に別個の電磁弁３ａ＋３ｂが設けられ、電磁弁の圧力入
口は更に分岐管１３ａ＋　　１３ｂを備えた分岐導管１
３を介して圧力貯蔵源１０から延びた導管に、ＡＳＲ−
弁の前方で直接接続されている。電磁弁３ａ、３ｂの制
御はＡＳＲ−弁に対して並列に、ＡＳＲ−弁の電気的な
信号線路を制御線路１４ａ＋１４ｂを介して対応する電
磁弁３ａ＋３ｂと結合するととによって行なわれる。

この実施例では、トラクションを向上する系の使用が必
要ではない走行条件では、例えば堅固な基盤の存在、ま
たは冬季走行状況の不在の場合に調節シリンダｔａ＋ｔ
ｂへの圧力媒体供給を阻止するだめに二重スイッチ５の
切換えによって電気的な制御線路１４ａ＋１４ｂを介し
ての電磁弁３ａ、３ｂへのＡＳＲ−信号供給を完全に遮
断することが可能である。

最後に第３図の実施例によれば電磁弁３ａ。

３ｂ（これらは圧力供給源１０から絞り２を介して圧力
媒体を調節シリンダ１ａ、１ｂへ供給する）を直接電気
的に制御するために八ＢＳ　／ＡＳＲ−制御装置とこの
場合にも（二重）遮断スイッチ５の介在下に結合するこ
とが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はスリップ止めチェーンまたはじやシ撒き装置の
作動のための調節シリンダの制御が直接既存のＡＳＲ−
弁を介して行なわれる形式の本発明の第１の実施例を示
した図、第２図は別個に設けられた電磁弁への信号供給
をＡＳＲ−弁に対してと並列に行なうことにより調節シ
リンダの制御が行なわれる形式の本発明の第２の実施例
を示した図、第３図はスリップ止めチェーンまたはじや
り撒き装置の作動のだめの電磁弁が直接ＡＢＳ　／　Ａ
ＳＲ−制御装置によって制御される形式の本発明の第３
の実施例を示した図である。 １ａ、１ｂ・・・調節シリンダ、２・・・絞り、３ａ。 ３ｂ・・・電磁弁、４・・・ＡＳＲ−弁、４ａｌ　　４
ｂ・・・出口、４ｃ、４ｄ・・・信号線路、５・・・二
重スイッチ、１０・・・圧力貯蔵源、１１・・・構成部
材、１２ａ。 １２ｂ・・・圧力媒体導管、１３．・・分岐導管、１３
ａ、１３ｂ・・・分岐管、１４ａ１１４ｂ・・・制御線
路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、路面への車輪の粘着を高める手段の作動を行なう、
   車両でトラクションおよび走行安定性を向上させるため
   の方法において、自動的に、駆動スリップコントロール
   （ＡＳＲ）の作動時にその信号を評価し、かつ車輪の粘
   着を高める手段の調節部材（１ａ、１ｂ）へ送ることを
   特徴とする、車両でトラクションおよび走行安定性を向
   上するための方法。 ２、短いＡＳＲ−要求を抑えるために、トラクション向
   上系のための調節部材への圧力媒体供給を絞り作用によ
   り行なう、請求項１記載の方法。 ３、請求項１または２記載の方法を実施するための、路
   面への車輪の粘着を高めるトラクション向上系の作動を
   行なう、車両でトラクションおよび走行安定性を向上さ
   せるための装置において、空気圧式または液圧式の調節
   シリンダ（１ａ、１ｂ）として構成された調節部材が設
   けられており、この調節部材がトラクション向上系を作
   動させ、かつ駆動スリップコントロール（ＡＳＲ）の信
   号が与えられたときに制御されるように構成されている
   ことを特徴とする、車両でトラクションおよび走行安定
   性を向上させるための装置。 ４、調節シリンダ（１ａ、１ｂ）が車輪ブレーキシリン
   ダの制御に対して並列にＡＳＲ−弁（４）の圧力媒体出
   口導管（４ａ、４ｂ；１２ａ、１２ｂ）と接続されてい
   る、請求項３記載の装置。 ５、圧力貯蔵源（１０）と接続された、付加的な電磁弁
   （３ａ、３ｂ）が設けられており、ＡＳＲ−弁（４）へ
   案内される電気制御信号がこれと並列でトラクション向
   上系の同時作動のために電磁弁へ送られるようになつて
   いる、請求項３または４記載の装置。 ６、出口でもつて調節シリンダ（１ａ、１ｂ）と接続さ
   れた電磁弁（３ａ、３ｂ）がＡＢＳ／ＡＳＲ−制御装置
   によつて直接制御されるようになつている、請求項３か
   ら５までのいずれか１項記載の装置。 ７、短時間にすぎないＡＳＲ−要求の場合に調節シリン
   ダ制御を時間的に遅延させるために圧力媒体を調節シリ
   ンダ（１ａ、１ｂ）へ送る導管内に絞り（２）が接続さ
   れている、請求項３から５までのいずれか１項記載の装
   置。 ８、空気圧式の調節シリンダ（１ａ、１ｂ）がレバー系
   またはラック−スピンドル伝動装置を介してチェーンを
   備えた車を乗用車の駆動輪のタイヤサイド部へ押しつけ
   るようになつている、請求項３から７までのいずれか１
   項記載の装置。 ９、調節シリンダ（１ａ、１ｂ）が駆動輪の前方に配置
   されたじやり容器の排出開口内の回転スライダを開放す
   るようになつている、請求項３から７までのいずれか１
   項記載の装置。 １０、調節シリンダ（１ａ、１ｂ）の制御が選択的に、
   センサによつて空転が検出された車輪に対して行なわれ
   る、請求項３から９までのいずれか１項記載の装置。