JPH11180004A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11180004A
JPH11180004A JP9350405A JP35040597A JPH11180004A JP H11180004 A JPH11180004 A JP H11180004A JP 9350405 A JP9350405 A JP 9350405A JP 35040597 A JP35040597 A JP 35040597A JP H11180004 A JPH11180004 A JP H11180004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプール機能を有した画像処理装置におい
て、装置全体の高速処理化、小型化および低コスト化を
実現しつつ、電源の切断等があってもジョブ再発行時の
負担が過大にならないようにする。 【解決手段】 上位装置からのジョブを受信する受信手
段2と、ジョブの受信完了を検出する受信完了検出手段
3bと、受信したジョブを蓄積する蓄積手段4と、蓄積
されたジョブに対応して印刷処理を実行する処理手段8
と、印刷処理の実行完了を検出する処理完了検出手段9
と、受信したジョブ毎に前記受信完了検出手段3bおよ
び前記処理完了検出手段9による検出結果を印刷処理情
報として記憶する不揮発性の記憶手段10と、所定の条
件の下で前記記憶手段10内の印刷処理情報を出力する
出力手段8とを備えて、画像処理装置1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位装置からのジ
ョブに対応して印刷処理を行う画像処理装置に係わり、
特に印刷すべき画像データを一旦記憶蓄積するスプール
機能を有した画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理装置としては、コンピュ
ータネットワークの普及に伴い、例えばネットワークプ
リンタのように、複数のホスト装置(パーソナルコンピ
ュータやワークステーション等)と接続して用いられる
ものが広く知られている。このような画像処理装置で
は、一般に、TCP/IP(Transmission ControlProt
ocol/Internet Protocol)やSPX/IPX(Sequenced
Packet Exchange/Internet Packet Exchange)等の既
存の通信プロトコルに従って、それぞれのホスト装置と
の間の通信を行うようになっており、各ホスト装置から
印刷処理要求および印刷すべき画像データをジョブとし
て受信すると、そのジョブに対応して印刷処理を行うよ
うになっている。また、このとき、各ホスト装置からは
通信負荷削減のために例えばページ記述言語で記述され
た画像データが送信されてくるので、画像処理装置で
は、受信した画像データを印刷可能なイメージデータに
展開した後に印刷処理を行うようになっている。
【0003】ただし、画像処理装置は、ネットワーク上
で用いられる場合に、イメージデータへの展開処理を行
いながら画像データを受信していると、その画像データ
を全て受信して展開するまでホスト装置の送信処理を開
放させることができない。また、ネットワーク上に複数
のホスト装置が存在している場合には、各ホスト装置か
らのジョブを受け付ける必要がある。そこで、通常、ネ
ットワーク上で用いられる画像処理装置は、受信した画
像データを一旦記憶蓄積するスプール機能を有すること
により、ホスト装置での画像データの送信時間の短縮化
を図るとともに、あるジョブにおける画像データの印刷
処理が終了していなくても他のジョブの受け付けを可能
にしている。
【0004】このようなスプール機能を有する画像処理
装置では、一旦記憶蓄積した画像データを、順次読み出
してイメージデータに展開した後に印刷する。そのた
め、印刷処理中に紙詰まり等の障害が発生した場合で
も、その障害の解除後、正常に印刷されなかった部分か
ら展開および印刷を再開するリカバリー処理を行うこと
が可能である。例えば、特開平5−11939号公報に
は、画像データとその画像データに関するページ情報と
を関連付けて記憶蓄積することにより、印刷処理を行っ
ている最中に障害が発生した場合であっても、その障害
が発生したページから印刷処理を再開することを可能に
する発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスプ
ール機能を有した画像処理装置では、上述のリカバリー
処理を可能にするために、画像データを一旦記憶蓄積す
るためのメモリを、大容量かつ不揮発性のハードディス
ク装置等によって形成している。これは、ネットワーク
上の各ホスト装置からの画像データを記憶蓄積するため
に、ある程度の記憶容量が必要となるからであり、しか
も、揮発性のものでは電源の切断があると蓄積した画像
データを失ってしまい、リカバリー処理を行うことがで
きなくなってしまうおそれがあるからである。そのた
め、従来のスプール機能を有した画像処理装置では、ハ
ードディスク装置等がRAM(Random Access Memory)
等の半導体メモリに比べて多くの読み出しまたは書き込
み時間を要し、その大きさも大きく、またコストも高い
ため、結果として装置全体の高速処理化、小型化、低コ
スト化を実現するのが困難である。
【0006】これに対して、スプール機能をRAM等の
揮発性メモリで実現し、電源の切断等があった場合には
ホスト装置から再度ジョブの発行を行わせることも考え
られるが、この場合には、以下の点で問題がある。例え
ば、電源の切断等があると、それ以前に画像処理装置が
複数のジョブを受け付けていても、ホスト装置からは、
これら全てのジョブについて再度印刷処理も要求を最初
から繰り返して行う必要がある。つまり、既に受付済の
ジョブの中で印刷処理が完了しているものと完了してい
ないものとがあっても、電源の切断等によってスプール
内容を失われるため、どのジョブが未処理であるかを容
易に特定することができず、結果として全てのジョブを
ホスト装置から発行しなければならない。したがって、
各ホスト装置のユーザにとっては、操作上の大きな負担
を受けることとなるので、非常に煩わしく、不便なもの
となってしまう。また、ネットワークシステム全体とし
ての処理効率向上の妨げにもなる。
【0007】そこで、本発明は、画像処理装置全体の高
速処理化、小型化および低コスト化を実現しつつ、ジョ
ブの処理状態の特定を容易にすることにより、電源の切
断等があっても未処理のジョブのみの再発行を可能にす
る画像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された画像処理装置で、上位装置から
印刷処理要求および印刷すべき画像データをジョブとし
て受信する受信手段と、前記受信手段がジョブを受信す
る度にそのジョブの受信完了を検出する受信完了検出手
段と、前記受信手段が受信したジョブを蓄積する蓄積手
段と、前記蓄積手段が蓄積しているジョブに対応して印
刷処理を実行する処理手段と、前記処理手段が印刷処理
を実行する度にその印刷処理の実行完了を検出する処理
完了検出手段と、前記受信手段が受信したジョブ毎に、
前記受信完了検出手段および前記処理完了検出手段によ
る検出結果を、そのジョブについての処理実行状態を表
す印刷処理情報として記憶する不揮発性の記憶手段と、
所定の条件の下で前記記憶手段が記憶している印刷処理
情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とするも
のである。
【0009】上記構成の画像処理装置によれば、受信手
段が上位装置からのジョブを受信すると、受信完了検出
手段がその受信完了を検出する。その後、蓄積手段に蓄
積されているジョブに対応して処理手段が印刷処理を実
行すると、処理完了検出手段がその実行完了を検出す
る。そして、これらの検出結果を、不揮発性の記憶手段
がジョブ毎に印刷処理情報として記憶する。この印刷処
理情報は、所定の条件の下で出力手段によって出力され
る。したがって、この画像処理装置では、例えば蓄積手
段が揮発性のもので、電源の切断等によって蓄積内容を
失ってしまった場合であっても、不揮発性の記憶手段が
記憶している印刷処理情報は失われることなく、一定の
条件の下で出力手段によって出力されるので、その出力
結果により蓄積手段内のジョブの印刷処理が完了してい
るか否か、すなわち各ジョブについての処理実行状態が
容易にわかるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る画像処理装置について説明する。ただし、ここでは、
ネットワーク上で用いられるネットワークプリンタに本
発明を適用した場合を例に挙げて説明する。
【0011】図1に示すように、本実施の形態の画像処
理装置1は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等
のネットワーク20上において用いられるもので、その
ネットワーク20を介して、図示しないホスト装置と接
続されているものである。
【0012】ホスト装置は、例えばパーソナルコンピュ
ータやワークステーション等からなるもので、画像処理
装置の上位装置として機能するものである。このホスト
装置では、画像処理装置1に対応したプリンタドライバ
を有しており、ユーザからの指示に従って、画像処理装
置1に印刷処理を行わせるためのジョブを送信するよう
になっている。
【0013】ただし、ホスト装置は、ジョブの送信を所
定のプロトコル、例えばRFC1179に規定されてい
るLpd(Line Printer Daemon)プロトコルに準拠して
行い、しかもそのジョブを、所定フォーマット(例えば
ページ記述言語による記述)の画像データとこの画像デ
ータの印刷処理を指示するコマンドデータとの組み合わ
せによって構成するようになっている。なお、コマンド
データには、アスキー(ASCII)等の文字列で記載された
画像データのファイル名、ホスト装置で印刷指示をした
ユーザのログイン名、ホスト装置のホスト名等が含まれ
ているものとする。
【0014】一方、このようなホスト装置に接続される
画像処理装置1は、ネットワークインタフェース部2
と、受信データ処理部3と、蓄積装置4と、印刷処理管
理部5と、画像データ展開処理部6と、メモリ管理部7
と、記録出力部8と、記録出力制御部9と、NVRAM
(Nonvolatile Random Access Memory)10と、操作表
示処理部11と、システム制御部12と、これらを互い
に接続する内部バス13と、を備えているものである。
【0015】ネットワークインタフェース部2は、ネッ
トワーク20に接続され、そのネットワーク20を介し
てホスト装置からのジョブ、すなわち画像データおよび
コマンドデータを受信するものである。
【0016】受信データ処理部3は、ネットワークイン
タフェース部2がジョブを受信すると、これを受け取っ
て、そのジョブに係る画像データを蓄積装置4に蓄積さ
せたり、その蓄積装置4から蓄積されている画像データ
を読み出したりするものである。そのために、受信デー
タ処理部3は、ホストコマンド判定処理部3aと、受信
データ処理制御部3bと、受信データ蓄積部3cと、印
刷処理要求部3dと、を備えている。
【0017】ホストコマンド判定処理部3aは、ネット
ワークインタフェース部2から受け取ったジョブに対し
て、画像データとコマンドデータとの判別を行うもので
ある。
【0018】受信データ処理制御部3bは、画像データ
の受信管理を行うものであり、その管理の一つとして画
像データの受信完了の検出を行うものである。この検出
は、ホストコマンド判定処理部3aによる判定結果を基
に、ホスト装置からの送信完了を表すコマンドやデータ
の終わりを表すEOF信号等を認識することによって、
ジョブ毎に行う。また、受信データ処理制御部3bで
は、画像データの受信完了を検出した場合、その旨を表
すフラグ情報である受信完了情報と、ホストコマンド判
定処理部3aで判別されたコマンドデータとを、互いに
関連付けてNVRAM10に書き込む処理も行うように
なっている。
【0019】受信データ蓄積部3cは、受信した画像デ
ータを蓄積装置4に蓄積させるものである。
【0020】印刷処理要求部3dは、蓄積装置4に蓄積
された画像データについての印刷処理要求を印刷処理管
理部5に対して行うとともに、その印刷処理要求が認め
られた画像データを蓄積装置4から読み出すものであ
る。
【0021】蓄積装置4は、画像処理装置1におけるス
プール機能を実現するためのメモリであり、受信データ
蓄積部3cおよび印刷処理要求部3dによる出し入れに
従って、画像データを記憶蓄積するものである。ただ
し、蓄積装置4は、不揮発性メモリであるRAMディス
クによって形成されているものとする。RAMディスク
としたのは、画像データを記憶蓄積するための容量を確
保しつつ、読み出しまたは書き込み時間の高速化、その
大きさの小型化、低コスト化を実現するためである。
【0022】印刷処理管理部5は、ネットワークインタ
フェース部2が受信したジョブについての印刷処理を管
理するものである。例えば、印刷処理管理部5では、印
刷処理要求部3dからの印刷処理要求があった画像デー
タに対して、その要求順に印刷処理を行うように管理を
行う。また、印刷処理管理部5は、詳細を後述するよう
に、所定の条件の下、例えば画像処理装置1への電源投
入時に、NVRAM10が保持記憶している情報のうち
の一部を、記録出力部8に出力させるようになってい
る。
【0023】画像データ展開処理部6は、印刷処理管理
部5による管理に従い、印刷処理要求部3dが蓄積装置
4から読み出した画像データを受け取って、これをイメ
ージデータ(ビットマップデータ等)に展開するもので
ある。メモリ管理部7は、画像データ展開処理部6での
展開の際に使用されるメモリの管理を行うものである。
このメモリ管理部7が管理するメモリとしては、ページ
メモリ7aやリングバッファ7bがある。
【0024】記録出力部8は、画像データ展開処理部6
が展開したイメージデータを、周知の電子写真方式を用
いて、記録用紙等の上に可視画像として出力するもので
ある。つまり、記録出力部8は、ホスト装置から送信さ
れたジョブに対応して、印刷処理を実行するものであ
る。
【0025】記録出力制御部9は、記録出力部8の制
御、例えば記録出力部8の一時停止および再開や、記録
出力部8での出力ページ順の管理などを行うものであ
る。また、記録出力制御部9では、記録出力部8が印刷
処理を実行する度に、その印刷処理の実行完了を検出す
るようになっている。この検出は、記録出力部8からの
印刷完了信号を認識することによって、ジョブ毎に行
う。さらに、記録出力制御部9では、印刷処理の実行完
了を検出した場合、その旨を表すフラグ情報である実行
完了情報を、NVRAM10に書き込む処理も行うよう
になっている。
【0026】NVRAM10は、読み出しおよび書き込
みを行うことのできる不揮発性メモリからなるものであ
り、画像処理装置1の初期化パラメータや印刷処理情報
等を保持記憶するものである。不揮発性メモリとしたの
は、電源の切断があっても、その記憶内容を失うことが
ないようにするためである。ここで、印刷処理情報と
は、受信データ処理制御部3bによって書き込まれる受
信完了情報およびコマンドデータと、これに対応して記
録出力制御部9によって書き込まれる実行完了情報とか
らなる情報のことである。つまり、印刷処理情報は、受
信データ処理部3が受信したジョブ毎に、そのジョブに
ついての処理実行状態を、受信データ処理制御部3bで
の受信完了の検出結果および記録出力制御部9での印刷
完了の検出結果によって表した情報である。
【0027】操作表示処理部11は、画像処理装置1の
ユーザが操作するためのもので、液晶パネルやキースイ
ッチ等からなる操作パネルを備え、ユーザからの指示内
容を印刷処理管理部5やシステム制御部12に通知する
ものである。システム制御部12は、画像処理装置1全
体の制御を行う制御部で、ハード的なエラーを検出した
り、電源起動時の初期化処理を行ったりするものであ
る。
【0028】次に、以上のように構成された画像処理装
置1における処理動作例について説明する。先ず、ここ
では、画像処理装置1がホスト装置からのジョブを受信
した場合における処理動作例を、図2のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0029】ホスト装置からジョブとして画像データお
よびコマンドデータが送信されてくると、ネットワーク
インタフェース部2は、これらのデータの受信を開始し
て(ステップ101、以下ステップをSと略す)、受信
したデータを受信データ処理部3に受け渡す。そして、
受信データ処理部3では、受信データ処理制御部3bが
これらの受信を認識するとともに(S102)、ホスト
コマンド判定処理部3aがその受信内容についてコマン
ドデータであるか画像データであるかを判別する(S1
03)。
【0030】ここで、ホストコマンド判定処理部3aが
コマンドデータであると判別すると、続いて、ホストコ
マンド判定処理部3aは、そのコマンドデータの内容の
判定を行う(S104)。一方、ホストコマンド判定処
理部3aが画像データであると判別すると、受信データ
蓄積部3cは、その画像データを蓄積装置4に蓄積させ
る(S105)。
【0031】その後、受信データ処理制御部3bは、ホ
スト装置からジョブとして送信された全ての画像データ
およびコマンドデータの受信が完了したか否かを判断し
(S106)、その受信が完了するまで上述のステップ
を繰り返す(S102〜S106)。全ての画像データ
およびコマンドデータの受信が完了すると、受信データ
処理制御部3bは、そのことを検出し、受信完了情報と
して、ホストコマンド判定処理部3aで判別されたコマ
ンドデータと関連付けて、NVRAM10に保持記憶さ
せる(S107)。このとき、NVRAM10内に新た
なデータのための記憶容量がなければ、古いデータ(不
要なデータ)を削除するかその上に上書きすればよい。
【0032】なお、ホスト装置から複数のジョブが送信
された場合、あるいは、ネットワーク20上の複数のホ
スト装置からジョブが送信された場合に、画像処理装置
1では、各ジョブ毎に上述した処理を行い、各ジョブに
係る画像データを、順次蓄積装置4に蓄積させる。
【0033】次に、ホスト装置からのジョブの受信完了
後、そのジョブに対応した印刷処理を行う場合における
処理動作例を、図3のフローチャートを参照しながら説
明する。受信データ処理制御部3bが受信完了を検出す
ると(S201)、受信した画像データが蓄積装置4内
に蓄積されるので、印刷処理要求部3dは、蓄積装置4
内における画像データの蓄積状態を確認して(S20
2)、蓄積装置4内に印刷処理すべき画像データがある
か否かを判断する(S203)。
【0034】この判断の結果、蓄積装置4内に印刷処理
すべき画像データがなければ、印刷処理を行うことがで
きないので、印刷処理要求部3dは、エラー情報を登録
して処理を終了する(S204)。一方、印刷処理すべ
き画像データがあれば、印刷処理要求部3dは、印刷処
理管理部5に印刷要求を発行する(S205)。なお、
この印刷要求の発行は、ジョブ毎に行うものとする。
【0035】印刷処理要求部3dからの印刷要求がある
と、印刷処理管理部5は、記録出力部8における印刷処
理状態を確認して(S206)、新たな印刷処理の開始
が可能であるか否かを判断する(S207)。ここで、
開始不可能であれば、印刷処理管理部5は、記録出力部
8での印刷処理が開始可能になるまで、印刷処理要求部
3dからの印刷要求を印刷処理の待ち行列に登録する。
【0036】また、印刷処理が開始可能であれば、印刷
処理要求部3dは、蓄積装置4から印刷処理すべき画像
データを読み出しながら(S208)、その画像データ
を画像データ展開処理部6に送出する。画像データ展開
処理部6は、その画像データを印刷可能なイメージデー
タに展開して(S209)、展開後のイメージデータを
記録出力部8に送出する。そして、記録出力部8は、送
出されたイメージデータを記録用紙等の上に出力する
(S210)。
【0037】ここで、印刷処理要求部3dは、印刷処理
すべき画像データの全て、すなわち一つのジョブあたり
の全ての画像データについて、蓄積装置4からの読み出
しが終了したか否かを判断し(S211)、その読み出
しが終了するまで上述のステップを繰り返す(S208
〜S211)。
【0038】そして、一つのジョブあたりの全ての画像
データについての印刷処理が完了すると、記録出力制御
部9は、そのことを検出し、印刷完了情報として、ホス
トコマンド判定処理部3aで判別されたコマンドデータ
と関連付けて、NVRAM10に保持記憶させる(S2
12)。また、記録出力制御部9は、印刷処理の完了を
検出すると、その旨を印刷処理管理部5に通知し、次の
ジョブについての印刷処理の開始を可能にする。このよ
うにして、画像処理装置1では、複数のジョブに対応し
た印刷処理を、順次実行する。
【0039】次に、このような画像処理装置1に電源が
投入された起動時における処理動作例を、図4のフロー
チャートを参照しながら説明する。この画像処理装置1
では、ユーザまたはネットワークのシステム管理者等に
よる電源が投入されると(S301)、システム制御部
12が、画像処理装置1全体の初期化処理を行う(S3
02)。
【0040】初期化処理が終了すると、続いて、印刷処
理管理部5は、NVRAM10から印刷処理情報を読み
出して(S303)、その印刷処理情報から、電源投入
前、すなわち電源が切断される以前における画像処理装
置1での印刷処理実行状態を判定する(S304)。詳
しくは、印刷処理管理部5では、印刷処理情報のうちの
受信完了情報と実行完了情報とから、画像データの受信
が完了しているが印刷が未完了のもの、画像データの受
信を開始したが完了していないもの等、未処理のジョブ
が存在しているか否かを判定する(S305)。
【0041】この判定の結果、未処理のジョブが存在し
ていなければ、画像処理装置1は、通常通り、ホスト装
置からのジョブ送信待ちの待機処理に入る(S30
8)。一方、未処理のジョブが存在している場合には、
印刷処理管理部5は、受信データ処理部3に蓄積装置4
の蓄積内容を問い合わせ、蓄積装置4内にそのジョブに
係る画像データがないことを確認した後、印刷が未完了
であることを通知するための未処理情報を生成し(S3
06)、この未処理情報、すなわち印刷処理情報の一部
を、記録出力部8に出力させる(S307)。そして、
記録出力部8から未処理情報が出力された後に、画像処
理装置1は、ホスト装置からのジョブ送信待ちの待機処
理に入る(S308)。
【0042】このようにして、記録出力部8から出力さ
れる未処理情報としては、例えば図5に示すようなもの
がある。すなわち、印刷処理情報のうちのコマンドデー
タに基づく「ホスト名」、「ユーザ(ログイン)名」お
よび「ファイル名」と、受信完了情報に基づく「受信完
了時刻」および「受信状態」と、実行完了情報に基づく
「印刷状態」とからなるものがある。なお、「受信完了
時刻」は、画像処理装置1内のクロック等を利用して認
識すればよい。
【0043】このうち、受信が完了しているのに印刷処
理が終了しているジョブについては、「受信状態」が完
了で、「印刷状態」が未了と出力される。また、受信デ
ータ処理制御部3bが受信開始を認識したのに受信が完
了していないジョブについては、「受信状態」と「印刷
状態」との両方共に未了と出力される。
【0044】ただし、受信と印刷処理とが共に完了して
いるジョブは、未処理情報としては出力されない。つま
り、記録出力部8からは、未処理情報のみ、すなわち印
刷処理情報の一部のみが出力される。これは、印刷が完
了しているジョブについては、その出力の必要性が低い
ためであり、また未処理情報の出力時間を短縮するため
である。
【0045】以上のように、本実施の形態の画像処理装
置1によれば、受信データ処理制御部3bジョブの受信
完了を検出するとともに、記録出力制御部9が印刷処理
の実行完了を検出する。そして、これらの検出結果を、
NVRAM10がジョブ毎に印刷処理情報として記憶す
る。そのため、この画像処理装置1では、蓄積装置4が
揮発性のRAMディスクからなるもので、電源の切断等
によって蓄積内容を失ってしまった場合であっても、N
VRAM10がが記憶している印刷処理情報は失われる
ことない。しかも、その後の電源投入時に、その印刷処
理情報を記録出力部8が記録用紙等の上に出力するの
で、その出力結果を参照すれば、各ジョブについての処
理実行状態、具体的には未処理のジョブが容易にわかる
ようになる。
【0046】この未処理のジョブには、紙詰まり等の印
刷障害によって正しく印刷処理が行われなかったジョ
ブ、ネットワーク上の障害等によって正しく受信されな
かったジョブ、電源切断等の装置障害によって受信や印
刷処理が行われなかったジョブ等が含まれる。
【0047】したがって、この画像処理装置1では、電
源の切断等によってスプールした内容を失ってしまって
も、印刷処理情報に基づいて未処理のジョブのみ再発行
すればよいので、スプール機能を実現するための蓄積装
置4を揮発性のRAMディスクで形成しても、電源切断
時等における各ホスト装置のユーザへの負担を従来より
も軽減することができる。すなわち、蓄積装置4を揮発
性のRAMディスクで形成することが可能となり、結果
として装置全体の高速処理化、小型化、低コスト化を実
現することができる。また、各ホスト装置のユーザへの
負担軽減に伴い、煩わしさや不便さをも解消することが
できる。さらには、未処理のジョブのみ再発行すればよ
いので、ジョブ再発行時における処理効率を従来よりも
向上させることができる。
【0048】なお、本実施の形態では、印刷処理情報を
記録用紙等の上に出力する場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、印刷処理
情報を出力することによってその内容をユーザに通知す
るものであればよい。例えば、印刷処理情報を、ネット
ワーク20を介して所定のプロトコルでホスト装置へ送
信し、そのホスト装置のCRT(Cathode Ray Tube)等
で出力させるようにしても、上述の場合と同様の効果が
得られ、しかも各ホスト装置のユーザにとっては記録用
紙等を必要としなくなるのでより一層便利なものとな
る。さらには、印刷処理情報を操作表示処理部11で出
力するようにしてもよい。
【0049】また、本実施の形態では、印刷処理情報を
出力する条件として、画像処理装置1に電源が投入され
た場合を例に挙げて説明したが、例えば、これ以外に
も、ホスト装置から印刷処理情報の出力要求があった場
合やNVRAM10の記憶容量に余裕が無くなった時点
等に出力するようにしてもよい。つまり、印刷処理情報
は、所定の条件の下で出力するようにすればよい。
【0050】また、本実施の形態では、印刷処理情報と
して、ホスト装置のホスト名、ユーザのログイン名およ
び画像データのファイル名を出力する場合を例に挙げて
説明したが、ジョブを特定することが可能であれば、こ
れら以外のもの、例えばネットワークシステム内で一意
に定められるジョブID等を出力するようにしてもよ
い。さらには、印刷処理情報として、印刷処理あるいは
受信処理が完了しなかった場合にシステム制御部12が
認識するエラーコード等を、付加することも考えられ
る。この場合には、エラーコード等によって、これらの
処理が完了しなかった理由が分かるようになるので、ネ
ットワーク20に接続された画像処理装置1のメンテナ
ンスを、ユーザや保守員がより一層容易に行うことが可
能になる。
【0051】また、本実施の形態では、蓄積装置4とし
てRAMディスクを用いた場合について説明したが、そ
の他の揮発性メモリを用いても、印刷処理情報をNVR
AM10のような不揮発性メモリに記憶させれば、本発
明の効果は得られる。
【0052】また、本実施の形態では、本発明をネット
ワークプリンタに適用した場合を例に挙げて説明した
が、上位装置からのジョブに対応して印刷処理を行い、
かつ、スプール機能を有するものであれば、他のもので
あっても適用することができる。例えば、複写機能、プ
リンタ機能、FAX機能を兼ね備えた複合機などについ
ての適用が考えられる。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像処
理装置は、蓄積手段を揮発性のもので構成しても、印刷
処理情報によりジョブの処理実行状態が分かるようにな
っているので、例えば電源の切断等があってもその印刷
処理情報に基づいて未処理のジョブのみ再発行すること
が可能になる。したがって、蓄積手段を揮発性のもので
構成することで、装置全体の高速処理化、小型化、低コ
スト化を実現することができる。また、蓄積手段を揮発
性のもので構成しても、電源切断時等における上位装置
での負担を従来よりも軽減することができ、ユーザにと
っての煩わしさや不便さが解消できる。さらには、電源
の切断等があっても未処理のジョブのみ再発行すればよ
いので、ジョブ再発行時における処理効率を従来よりも
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像処理装置の実施の形態の
一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の画像処理装置でホスト装置からのジョ
ブを受信した場合における処理動作例を示すフローチャ
ートである。
【図3】 図1の画像処理装置でジョブに対応した印刷
処理を行う場合における処理動作例を示すフローチャー
トである。
【図4】 図1の画像処理装置で電源が投入された起動
時における処理動作例を示すフローチャートである。
【図5】 記録用紙上に出力された未処理情報(印刷処
理情報)の具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…ネットワークインタフェース
部、3…受信データ処理部、3a…ホストコマンド判定
処理部、3b…受信データ処理制御部、3c…受信デー
タ蓄積部、3d…印刷処理要求部、4…蓄積装置、5…
印刷処理管理部、8…記録出力部、9…記録出力制御
部、10…NVRAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から印刷処理要求および印刷す
    べき画像データをジョブとして受信する受信手段と、 前記受信手段がジョブを受信する度に該ジョブの受信完
    了を検出する受信完了検出手段と、 前記受信手段が受信したジョブを蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段が蓄積しているジョブに対応して印刷処理
    を実行する処理手段と、 前記処理手段が印刷処理を実行する度に該印刷処理の実
    行完了を検出する処理完了検出手段と、 前記受信手段が受信したジョブ毎に、前記受信完了検出
    手段および前記処理完了検出手段による検出結果を、該
    ジョブについての処理実行状態を表す印刷処理情報とし
    て記憶する不揮発性の記憶手段と、 所定の条件の下で前記記憶手段が記憶している印刷処理
    情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は、前記印刷処理情報を可
    視画像化して出力するものであることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記印刷処理情報を前
    記上位装置へ送信して、該上位装置で可視画像化として
    出力させるものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
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