JPH11179882A - 印刷機の見当合せ装置 - Google Patents

印刷機の見当合せ装置

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JPH11179882A
JPH11179882A JP9357357A JP35735797A JPH11179882A JP H11179882 A JPH11179882 A JP H11179882A JP 9357357 A JP9357357 A JP 9357357A JP 35735797 A JP35735797 A JP 35735797A JP H11179882 A JPH11179882 A JP H11179882A
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JP
Japan
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printing
platen
actuator
preparation
registration mark
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JP9357357A
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English (en)
Inventor
Takanori Nitta
隆規 新田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロメータのオーダの見当合せのために
印刷定盤とは別に準備定盤を用いる見当合せにおいて、
被印刷体を差替公開しても誤差が累積することをなく
す。 【解決手段】 準備定盤7に被印刷体3をセットしたと
きの基板見当マーク2と準備定盤見当マーク6のずれを
記憶手段15Aに記憶し、直近n回分のずれについての
データを加味して、印刷定盤1でのアクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4cを予じめ移動させてから、被
印刷体3を印刷定盤1に移し、そこでの基板見当マーク
2と印刷定盤見当マーク13のずれを記憶手段15Bに
格納し、そのデータに基づいて制御部11Bはアクチュ
エータ式当て具手段4a,4b,4cの位置を認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平台式印刷機の印刷
定盤と被印刷体の見当合せ装置に関する。
【0002】一般に、液晶ディスプレー等に使用する透
明基板の印刷には単色又は多色刷りの平台式印刷機が用
いられる。
【0003】
【従来の技術】被印刷体が透明である場合の、被印刷体
に記された基板見当を、印刷定盤に記された定盤見当に
一致させる見当合せ装置の従来例が図4に概念的に示さ
れている。
【0004】この従来技術による見当合せ装置では、被
印刷体3の隣接する2端面3A,3Bに接し、同端面3
A,3Bに対して垂直に移動できる当て具111を持つ
アクチュエータ113と、他の2端面3C,3Dに接
し、これらの端面に対向する当て具111を持つプッシ
ャ114が、印刷定盤1に配置されている。印刷定盤1
には、被印刷体3を吸着・あるいは浮揚させるためのガ
ス吸入・噴出用の多数の小穴108が設けられている。
【0005】この見当合せ装置では次の手順で見当合せ
が行なわれる:
【0006】(1) 被印刷体3の2端面3A,3Bを
当て具111に当接させて、印刷定盤1の上に載置す
る。
【0007】(2) プッシャ114を作動させて当て
具112を介して被印刷体3を押し、当て具111と1
12の間に被印刷体101をはさみ、さらに小穴108
から負圧で真空吸引をし、印刷定盤1に、被印刷体3を
固定する。
【0008】(3) 図示しないCCDカメラを用い
て、透明基板である被印刷体3上の基板見当マーク2
と、印刷定盤1上の印刷定盤見当マーク13を観察す
る。
【0009】(4) 両見当マークの位置のずれが許容
範囲であれば後段の印刷工程に移る。許容範囲外であれ
ば、真空吸引を解除し、プッシャ114を“脱”状態に
して被印刷体3の位置の修正を行なう。
【0010】(5) 位置の修正は、CCDカメラで観
察される両見当マークが一致するように、アクチュエー
タ113を駆動して、位置設定用当て具111を移動す
ることにより行う。この操作(1)〜(5)を繰り返え
すことにより、両見当マークを一致させる。
【0011】このようなタイプの見当合せ装置において
は次のような問題があった。すなわち、このような透明
基板においてはミクロン単位の高精度が求められる。他
方、見当合せは透明基板の端面101A,101Bの位
置をアクチュエータ13を用いて移動させることにより
行なわれている。しかしながら、透明基板の寸法には製
造誤差が避けられず、端面3A,3Bから基板見当マー
ク2までの距離は10〜100ミクロン程度のバラツキ
がある。したがって、印刷定盤1上の印刷定盤見当マー
ク13と基板見当マーク2の距離はこの程度のバラツキ
がある。これ故、見当合せを完了するまで、長い時間を
要することがある。
【0012】この問題を解決した見当合せ装置が特開平
9−57950号公報に開示されている。図5は、その
見当合せ装置の概念図である。
【0013】この見当合せ装置で見当合せされる被印刷
体3は、基板見当マーク2を有する透明な基板である。
【0014】見当合せ装置は印刷定盤部Aと準備定盤部
Bを備える。
【0015】印刷定盤部Aは、印刷定盤1と、被印刷体
3が印刷定盤1上に載置されたとき被印刷体3の2つの
隣接する端面に接触するように配置されその端面に垂直
に移動可能なアクチュエータ式当て具手段4a,4b,
4cと、各当て具手段4a,4b,4cに対向して被印
刷体3の他の2端面に接触するように配置されている押
し付け手段5を備え、さらに印刷定盤1に印刷定盤見当
マーク13が記されている。
【0016】準備定盤部Bは、印刷定盤部Aとほぼ同じ
構造である。すなわち印刷定盤1と同形状の基準定盤7
と、印刷定盤見当マーク13と対応する準備定盤上の位
置に記された準備定盤見当マーク6と、印刷定盤1のア
クチュエータ式当て具手段4a,4b,4cと対応する
位置に設けられた固定式当て具手段8a,8b,8c
と、押し付け手段5と対応する位置に設けられた準備押
し付け手段9を備える。
【0017】さらに印刷定盤部Aは印刷定盤見当マーク
13の上方に印刷定盤見当マーク13と被印刷体3の基
板見当マーク2を観察するCCDカメラ12を備え、同
様に、準備定盤部Bは準備定盤見当マーク6と被印刷体
3の基板見当マーク2を観察するCCDカメラ10を、
準備定盤見当マーク6の上方に備える。
【0018】この見当合せ装置の基本原理は次のとおり
である:印刷定盤1の上のアクチュエータ式当て具手段
4a,4b,4cと印刷定盤見当マーク13の配置は準
備定盤7の上の固定式当て具手段8a,8b,8cと準
備定盤見当マーク6の配置と同一である。従って、準備
定盤7の上の固定式当て具手段8a,8b,8cに2端
面当接させて被印刷体3を載置したとき準備定盤見当マ
ーク6と基板見当マーク2が一致するとき、印刷定盤1
に被印刷体3を移してアクチュエータ式当て具手段4
a,4b,4cに2端面を当接させると、印刷定盤見当
マーク13と基板見当マーク2は一致する。
【0019】また準備定盤7の上の固定式当て具手段8
a,8b,8cに2端面を当接させて被印刷体3を載置
したとき準備定盤見当マーク6と基板見当マーク2が一
致せずずれがある時は、そのずれに相等する距離だけ印
刷定盤1上のアクチュエータ式当て具手段4a,4b,
4cを予かじめ移動させてから、被印刷体3を印刷定盤
1に移してアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4
cに2端面を当接させると、基板見当マーク2は印刷定
盤見当マーク13とほとんど一致する。したがって、僅
かな調整をするだけで両者を一致させることができる。
【0020】このような原理に基づいて、この見当合せ
装置では、次の工程によって見当合せが行なわれる。 (1) 先ず被印刷体3を準備定盤7に載置し、固定式
当て具手段8a,8b,8cに2端面を当接させて準備
押し付け手段9で固定する。
【0021】(2) 準備定盤7のCCDカメラ10
で、基板見当マーク2と準備定盤見当マーク6を観察
し、それらのずれ量を制御装置の演算部11Aで算出す
る。制御装置11の制御部11Bがそのずれ量だけ印刷
定盤部のアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4c
を移動させる。
【0022】(3) アクチュエータ式当て具手段4
a,4b,4cを移動させた後、被印刷体3を準備定盤
7に移し、その2端面をアクチュエータ式当て具手段4
a,4b,4cに当接させる。このとき基板見当マーク
2と印刷定盤見当マークはほぼ一致している。 (4) 印刷定盤部のCCDカメラ12はこれを確認す
る。
【0023】しかしながら加工精度に起因して僅かなず
れをさらに検出したときは、制御部11Bはさらにアク
チュエータ式当て具手段4a,4b,4cを駆動して、
そのずれを無くす。
【0024】この際被印刷体3の基板見当マークと準備
定盤見当マークのずれを算出し、現在の印刷定盤1のア
クチュエータ式当て具手段4a,4b,4cの位置を差
し引くことによりアクチュエータ式当て具手段4a,4
b,4cを移動させる量を算出している。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−57950
号公報に開示された見当合せ装置は、見当合せの時間を
大幅に短かくするという効果を有するものであるが、な
お次のような課題を有する。
【0026】印刷定盤1のアクチュエータ式当て具手段
4a,4b,4cは、前回の位置と今回のずれの大きさ
によって定められる。すなわち、制御部が認識している
アクチュエータ式当て具手段4a,4b,4cの位置
は、各回の移動量を加算したものとなっている。この
際、アクチュエータ式当て具手段4a,4b,4cの移
動指令値と実際の移動量が完全に一致していれば誤差が
生じないが、実際には完全に一致させることはできない
ので誤差が生じ、これが累積するという問題が生じる。
【0027】誤差は、例えばアクチュエータ式当て具手
段4a,4b,4cの駆動装置の機械的精度,移動量計
測手段として使用するエンコーダ等の分解能、その他種
々の要因によって必然的に起こり得るものである。この
結果、印刷機へ設けた印刷定盤1上における見当合せの
修正回数が多くなると、制御部が認識している位置と実
際の位置の差が大きくなる。
【0028】したがって、準備定盤7上での基板見当マ
ークと準備定盤見当マークの間のずれと、制御部が認識
しているアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4c
のみから、アクチュエータ式当て具手段4a,4b,4
cの移動量を決めて、アクチュエータ式当て具を移動さ
せた場合、その後に被印刷体を印刷定盤に移し、被印刷
体の2端面をアクチュエータ式当て具手段に当接させて
も、基板見当マークと印刷定盤見当マークが一致しなく
なり、アクチュエータ式当て具手段4a,4b,4cの
位置の再調整をする回数が増えることになり、被印刷体
3の取り付け位置設定に時間がかかるという問題が生じ
る。
【0029】本発明は、被印刷体の見当合せに要する時
間を短縮することを課題とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1、
請求項2に記載の発明により解決された。
【0031】請求項1の発明では、印刷機の印刷定盤1
上へ取り付ける被印刷体3の位置決めに際し、準備定盤
7上に予め取付けた被印刷体3の見当マークをCCDカ
メラ10で検出し、検出したずれ量データを制御装置1
4へ取り込み、同データに直近n回分の印刷定盤1上で
の修正量を加味して、印刷定盤1のアクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4cへ位置指令を出す。これによ
り位置決めしたアクチュエータ式当て具手段4a,4
b,4cへ準備定盤7から移した被印刷体3を当てて取
付け、印刷定盤1上のCCDカメラ12により見当マー
クが合うまで修正する。その修正量を記憶する記憶装置
15を設け、次の被印刷体3を取付ける時、直近n回の
上記修正値の平均、又は最大・最小を除いた平均最小2
乗による平均等を演算する演算部16とを制御装置11
に設け、次の新たな被印刷体3を準備定盤7で計測した
見当ずれ値に対し、上記演算部で演算した直近n個の平
均修正値等で補正して印刷定盤1のアクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4cへ制御信号を出すようにし
た。
【0032】請求項2の発明では、印刷定盤上のカメラ
で見当ずれの検出データが許容値になるまで積算・記憶
装置及びそのデータn回分を平均化し、準備定盤上のカ
メラで検出した見当ずれ量に加味して印刷定盤上のアク
チュエータを移動させる演算装置及び制御装置に替え、
準備定盤上のカメラで見当ずれ量検出値から演算し印刷
盤上アクチュエータ式当て具手段4a,4b,4cを移
動させる前にアクチュエータ式当て具手段4a,4b,
4cを原点まで復帰させた後上記演算した値に移動させ
るようにした。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の概念
的説明図である。図1の実施の形態による見当合せ装置
の印刷定盤部Aと準備定盤部Bの構造は、図5の従来技
術による見当合せ装置の印刷定盤部Aと準備定盤部Bの
構造とほぼ同一である。ただ制御装置11の構成および
機能が異なる。これ故、図5の構成部材と対応する図1
の構成部材には、同一の参照番号を付し、それらの構
成,機能についての説明を省略する。
【0034】次に図2に従って本発明の第1の実施の形
態における見当合せの手順を説明する。
【0035】(1) 準備定盤に被印刷体を設置:準備
定盤7の上に被印刷体3を載置し、被印刷体3の2つの
端面を固定式当て具手段8a,8b,8cに当接させ、
準備押し付け手段ではさんで固定する。
【0036】(2) 準備定盤上のカメラで見当ずれを
検出:基板見当マーク2と準備定盤見当マーク6を準備
定盤カメラとしてのCCDカメラ10で観察する。
【0037】印刷定盤上アクチュエータ移動量の演算と
制御:CCDカメラからのデータに基づいて、両見当マ
ークのずれを求め、そのずれを第1の記憶手段15Aに
記憶させる。そして第1の記憶手段15Aに記憶された
直近n回の被印刷体についてのデータと、制御部11B
からアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4cへの
過去移動指令における移動量を格納した第2の記憶手段
15Bのデータの累算として得られるアクチュエータ式
当て具手段4a,4b,4cの計算により得られた現在
の位置についてのデータに基づいて、制御部11Bはア
クチュエータ式当て具手段4a,4b,4cが移動すべ
き量を決定し、その移動指令をアクチュエータ式当て具
手段4a,4b,4cに送る。そしてこの移動量を第2
の記憶手段15Bに格納する。
【0038】例えば第1の記憶手段15Aに記憶された
ずれの量の平均値を演算部11Aで求め、固定式当て具
手段8a,8b,8cと準備定盤見当マークの距離にそ
の平均値を加えた値いが、印刷定盤見当マークから各ア
クチュエータ式当て具手段までの距離が等しくなるよう
に、計算により得られる現在のアクチュエータ式当て具
手段の位から各アクチュエータ式当て具手段を移動させ
るべき移動量を定め、アクチュエータ式当て具手段4
a,4b,4cを移動させる。
【0039】場合によっては、そのデータ処理におい
て、データの両端の値を除く等の、公知のデータ処理を
併用する。
【0040】印刷定盤上アクチュエータ移動:この移動
指令によりアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4
cを移動する。
【0041】被印刷体を印刷定盤に移設:被印刷体3を
準備定盤7から印刷定盤1に移す。そしてアクチュエー
タ式当て具手段4a,4b,4cに被印刷体3を押し付
け手段5で押し付け、必要に応じて(図示しない)小穴
108からの負圧を用いて被印刷体3を印刷定盤1に固
定する。
【0042】印刷定盤上のカメラで見当ずれの検出:こ
の状態で、印刷定盤カメラとしてのCCDカメラ12を
用いて、基板見当マーク2と印刷定盤見当マークを観察
する。
【0043】ずれ量の演算:CCDカメラ12からの画
像データに基づき、両見当マークのずれを演算部11A
で計算する。
【0044】ずれ量が許容値内かの判断:そのずれの量
が許容範囲であれば、後段の印刷工程に移り、印刷を開
始する。
【0045】印刷定盤上アクチュエータ移動:許容範囲
外であれば、上記制御部11Bは今回のアクチュエータ
式当て具手段4a,4b,4cへの移動指令における移
動量と第2の記憶手段の中の直近m回のデータに基づい
て再び同様の計算を繰り返えして、アクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4cの移動量を決定し、移動指令
をアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4cに送
る。これを上記ずれの量が許容範囲になるまで繰り返え
す。
【0046】印刷定盤1上に於いて被印刷体3の基板見
当マーク2が許容値内に入った時のアクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4c移動量の演算値と準備定盤7
上にて検出したアクチュエータ式当て具手段4a,4
b,4c移動量との演算値の差、すなわち今回印刷に際
して印刷定盤1上で再修正した演算値は第2の記憶手段
15Bに記憶され次のアクチュエータ式当て具手段4
a,4b,4cの移動量予測に当ってのデータとしてフ
ィードバックされる。これによってアクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4cの実位置と制御手段にて認識
するデータ上の位置とのずれが補正されるようになって
いる。
【0047】前記機能により準備定盤7上にて計測した
見当マーク位置のずれ量を印刷定盤1上へ取り付ける被
印刷体3の位置補正量に略対応させることが可能となり
印刷定盤1における見当修正回数を減らす事ができる。
【0048】また印刷回数(被印刷体3の差替交換)を
重ねても制御部で認識しているアクチュエータ式当て具
手段4a,4b,4c位置と実際のアクチュエータ式当
て具手段4a,4b,4c位置との間に発生するずれが
増大する恐れがなく見当修正回数を極力少なくおさえる
事ができるようになった。
【0049】つまり、本装置ではこれら被印刷体3の差
替交換時間の短縮により大幅な生産性の向上が図れるよ
うになる。
【0050】図3は、本発明の第2の実施形態における
見当合せの手順を示す。
【0051】(1) 準備定盤に被印刷体を設置:準備
定盤7の上に被印刷体3を載置し、被印刷体3の2つの
端面を固定式当て具手段8a,8b,8cに当接させ、
準備押し付け手段ではさんで固定する。
【0052】(2) 準備定盤上のカメラで見当ずれを
検出:基板見当マーク2と準備定盤見当マーク6を準備
定盤カメラとしてのCCDカメラ10で観察する。
【0053】印刷定盤上アクチュエータ移動量の演算と
制御:CCDカメラからのデータに基づいて、両見当マ
ークのずれを求め、そのずれと、アクチュエータ式当て
具手段の位置に基づいて、制御部11Bはアクチュエー
タ式当て具手段4a,4b,4cが移動すべき量を決定
し、その移動指令をアクチュエータ式当て具手段4a,
4b,4cに送る。
【0054】印刷定盤上アクチュエータを原点に復帰:
印刷定盤1から印刷を完了した被印刷体3を取り外した
後で、かつ次の被印刷体を印刷定盤に載置する前に、ア
クチュエータ式当て具手段4a,4b,4cを一旦零点
(原点)に復帰させる。したがって、この状態では制御
部が認識しているアクチュエータ式当て具手段4a,4
b,4cの位置は常に原点であり、誤差の累積現象は起
らない。
【0055】印刷定盤上アクチュエータ移動:この移動
指令によりアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4
cを移動する。
【0056】被印刷体を印刷定盤に移設:被印刷体3を
準備定盤7から印刷定盤1に移す。そしてアクチュエー
タ式当て具手段4a,4b,4cに被印刷体3を押し付
け手段5で押し付け、必要に応じて(図示しない)小穴
108からの負圧を用いて被印刷体3を印刷定盤1に固
定する。
【0057】印刷定盤上のカメラで見当ずれの検出:こ
の状態で、印刷定盤カメラとしてのCCDカメラ12を
用いて、基板見当マーク2と印刷定盤見当マークを観察
する。
【0058】ずれ量の演算:CCDカメラ12からの画
像データに基づき、両見当マークのずれを演算部11A
で計算する。
【0059】ずれ量が許容値内かの判断:そのずれの量
が許容範囲であれば、後段の印刷工程に移り、印刷を開
始する。
【0060】印刷定盤上アクチュエータ移動:そのずれ
が許容範囲外であれば、そのずれをなくすように、制御
部11Bがアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4
cに移動指令を送る。
【0061】ずれが無くなると、アクチュエータ式当て
具手段4a,4b,4cに被印刷体3を押し付け手段5
で押し付けることにより固定する。
【0062】この実施の形態では被印刷体3の差替交換
に際しすべてのアクチュエータ式当て具手段4a,4
b,4cを毎回零点に復帰させ、準備定盤7部にて認識
したデータをもとに演算したアクチュエータ式当て具手
段4a,4b,4cの移動量を駆動部へ出力し位置を制
御するため制御部の認識しているアクチュエータ式当て
具手段4a,4b,4cの位置と実際のアクチュエータ
式当て具手段4a,4b,4c位置との間で誤差がな
い。
【0063】このため通常は印刷機のCCDカメラ12
による基板見当マーク2の認識及びそれ以後の操作、つ
まりアクチュエータ式当て具手段4a,4b,4c移動
量の再演算やそれに伴う位置補正等々の作業が省略でき
る。
【0064】上記機能によりセットアップ時間の大幅な
短縮が可能となり、関連して生産性の向上が図れるよう
になった。
【0065】
【発明の効果】マイクロメータのオーダの見当合せのた
めに印刷定盤とは別に準備定盤を用いる見当合せにおい
て、被印刷体を差替交換しても誤差が累積することがな
くなる。従って、準備定盤で見当合せを行ってから印刷
定盤に被印刷体を移設しても、基板見当マークと印刷定
盤見当マークのずれは少ない。この結果、印刷定盤にお
ける見当位置の再調整のために要する時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における見当合せの
手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態における見当合せの
手順を示すフローチャートである。
【図4】従来技術による見当合せ装置の一例の概念図で
ある。
【図5】他の従来技術による見当合せ装置の概念図であ
る。
【符号の説明】
1 印刷定盤 2 基板見当マーク 3 被印刷体 4a,4b,4c アクチュエータ式当て具手段 5 押し付け手段 6 準備定盤見当マーク 7 準備定盤 8a,8b,8c 固定式当て具手段 9 準備押し付け手段 10 CCDカメラ 11 1御装置 11A 演算部 11B 制御部 12 CCDカメラ 13 印刷定盤見当マーク 15A,15B 記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板見当マークを持つ透明な被印刷体の
    見当合わせ装置であって、印刷定盤見当マークを有する
    印刷定盤と、上記印刷定盤と同型で上記印刷定盤におけ
    る印刷定盤見当マークの位置に対応する位置に準備定盤
    見当マークを有する準備定盤と、 上記印刷定盤上に設けられ、被印刷体の2つの隣接する
    端面にそれぞれ当接するように配置されそれぞれ各端面
    に垂直に移動可能なアクチュエータ式当て具手段と、上
    記アクチュエータ式当て具手段にほぼ対応する形状を有
    し上記印刷定盤上の上記アクチュエータ式当て具手段の
    位置と対応する準備定盤上の位置に配置された固定式当
    て具手段と、 被印刷体の2つの端面が上記アクチュエータ式当て具手
    段にそれぞれ当接しているときの上記基板見当マークと
    上記印刷定盤見当マークのずれを検出するために印刷定
    盤の上方に設けられている印刷定盤カメラと、被印刷体
    の2つの端面が上記固定式当て具手段にそれぞれ当接し
    ているときの上記基板見当マークと上記準備定盤見当マ
    ークのずれを検出するために準備定盤の上方に設けられ
    ている準備定盤カメラを備える印刷機の見当合わせ装置
    において、 上記準備定盤の固定式当て具手段に2端面を当接させて
    被印刷体を準備定盤に戴置したときの上記準備定盤カメ
    ラで求めた上記基板見当マークと上記準備定盤見当マー
    クのずれを記憶する第1の記憶手段と、上記第1の記憶
    手段に記憶されている直近n回の被印刷体についてのデ
    ータと上記アクチュエータ式当て具手段の計算された現
    在位置に基づいて上記アクチュエータ式当て具手段を移
    動させる制御部を備え、 上記被印刷体が上記準備定盤から上記印刷定盤に移され
    て、移動後の上記アクチュエータ式当て具手段に上記被
    印刷体の2つの端面が当接したときの上記基板見当マー
    クと上記印刷定盤見当マークのズレがゼロになるよう
    に、上記制御部が上記アクチュエータ式当て具手段を移
    動させ、 さらに上記基板見当マークと上記印刷定盤見当マークの
    ずれがゼロになるように移動させた移動量を記憶する第
    2の記憶手段を備え、現在の被印刷体が上記印刷定盤か
    ら排除された後でかつ次の被印刷体が上記印刷定盤に戴
    置される前に、上記第2の記憶手段に記憶されている直
    近m回の被印刷体にデータに基づいて定まる移動量だけ
    上記アクチュエータ式当て具手段を上記制御部が移動さ
    せることを特徴とする印刷機の見当合わせ装置。
  2. 【請求項2】 基板見当マークを持つ透明な被印刷体の
    見当合わせ装置であって、印刷定盤見当マークを有する
    印刷定盤と、上記印刷定盤と同型で上記印刷定盤におけ
    る印刷定盤見当マークの位置に対応する位置に準備定盤
    見当マークを有する準備定盤と、 上記印刷定盤上に設けられ、被印刷体の2つの隣接する
    端面にそれぞれ当接するように配置されそれぞれ各端面
    に垂直に移動可能なアクチュエータ式当て具手段と、上
    記アクチュエータ式当て具手段にほぼ対応する形状を有
    し上記印刷定盤上の上記アクチュエータ式当て具手段の
    位置と対応する準備定盤上の位置に配置された固定式当
    て具手段と、 被印刷体の2つの端面が上記アクチュエータ式当て具手
    段にそれぞれ当接しているときの上記基板見当マークと
    上記印刷定盤見当マークのずれを検出するために印刷定
    盤の上方に設けられている印刷定盤カメラと、被印刷体
    の2つの端面が上記固定式当て具手段にそれぞれ当接し
    ているときの上記基板見当マークと上記準備定盤見当マ
    ークのずれを検出するために準備定盤の上方に設けられ
    ている準備定盤カメラを備える印刷機の見当合わせ装置
    において、 上記準備定盤の固定式当て具手段に2端面を当接させて
    被印刷体を準備定盤に戴置したときの上記準備定盤カメ
    ラで求めた上記基板見当マークと上記準備定盤見当マー
    クのずれと上記アクチュエータ式当て具手段の計算され
    た現在位置に基づいて上記アクチュエータ式当て具手段
    を移動させる制御部を備え、 現在の被印刷体が上記印刷定盤から排除された後でかつ
    次の被印刷体が上記印刷定盤に戴置される前に、上記ア
    クチュエータ式当て具手段が一旦原点に復帰させられる
    ことを特徴とする印刷機の見当合わせ装置。
JP9357357A 1997-12-25 1997-12-25 印刷機の見当合せ装置 Pending JPH11179882A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082841A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Sharp Corp 印刷方法、印刷装置および表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082841A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Sharp Corp 印刷方法、印刷装置および表示装置

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