JPH11179764A - プラスチック成形品の成形方法および成形金型 - Google Patents

プラスチック成形品の成形方法および成形金型

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JPH11179764A
JPH11179764A JP34841397A JP34841397A JPH11179764A JP H11179764 A JPH11179764 A JP H11179764A JP 34841397 A JP34841397 A JP 34841397A JP 34841397 A JP34841397 A JP 34841397A JP H11179764 A JPH11179764 A JP H11179764A
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JP
Japan
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resin
cavity
molding die
volume
molding
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Application number
JP34841397A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Hatakeyama
寿治 畠山
Hidenobu Kishi
秀信 岸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高価な温度制御装置を使用するこ
となしに、肉厚分布が異なる偏肉な成形品の冷却時に成
形品各部の収縮を均一化することができるようにして、
成形品の形状精度が悪化したり光学歪みが発生するのを
防止することができるプラスチック成形品の成形方法お
よび成形金型を提供するものである。 【解決手段】 金型1、2の表面に合成樹脂フィルム17
を設け、このフィルム17の色や厚みを調整し、キャビテ
ィ5内の樹脂9の体積が大きい中央部分に対向する金型
1、2の表面の熱放射率が、キャビティ5内の樹脂9の
体積が小さい両側部分に対向する金型1、2の表面の熱
放射率よりも大きくなるように熱放射率を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ、ファクシミリ等の光学走査系、ビデオカメラの光
学機器、光ディスク等に適用されるプラスチック成形品
の成形方法および成形金型に関し、特に形状が複雑で、
かつ厚肉分布の大きな偏肉形状をした成形品を高精度に
得ることができるプラスチック成形品の成形方法および
成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチック成形品の製造方法
としては、一定の温度に保持された金型のキャビティに
溶融樹脂を射出・充填した後、冷却して樹脂を固化させ
ることにより、成形品を成形するようにしている。この
方法にあっては、樹脂の冷却の際に金型のキャビティ内
の樹脂から放熱するが、この放熱量はキャビティ形状、
すなわち、キャビティ内の樹脂体積に応じた分布をなし
ている。
【0003】このため、キャビティ形状が複雑、かつ、
極端な厚肉のバランスがあると、部分的に冷却固化の遅
延が生じて成形品各部の収縮が異なってしまい、形状精
度の悪化や光学歪みが発生してしまう。したがって、従
来より金型温度をガラス転移点以上に昇温して樹脂流動
を高めてからキャビティ内に溶融樹脂を射出し、その後
熱変形温度以下まで金型を冷却して成形品を取り出すこ
とにより、転写性の向上を図るとともに、成形品表面と
内部との温度差を少なくする工夫がなされている。特
に、レンズ等のように高精度が要求される成形品にあっ
ては、金型温度を上下させることに加えて、金型をさら
に徐冷させる方法を採用している。
【0004】従来の金型の冷却方法としては、例えば、
特開平1−200925号公報に記載されるように金型
内に設けられた冷却孔に水を循環させる方法や、特開平
7−52161号公報に記載されるように冷却用の流体
通路に液体と気体を交互に連続して流通させる方法があ
る。ところが、このような冷却方法にあっては、単に金
型に水や気体を供給しているだけであるので、体積が異
なる成形品、すなわち、偏肉形状の成形品を成形する際
には、部分的に冷却固化の遅延が生じて成形品各部の収
縮が異なってしまうことは否めない。
【0005】このような不具合を解消するものとして、
例えば、特公平7−51305号公報に記載されるもの
がある。このものは、金型内の熱媒体通路をキャビティ
部の面積が大きい箇所ではキャビティ部から近い距離に
配置し、また、熱媒体通路の上流側から下流側に向かっ
てキャビティ部との距離が小さくなるように配置する等
してキャビティ部分の温度の均一化を図るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の冷却方法にあっては、キャビティ内の樹脂か
らの放熱量分布に正確に対応させて最適な熱媒体通路を
設計しなければならないため、放熱量分布の正確な評価
や金型内における熱媒体通路の加工スペースの制約等に
よって、キャビティ内の樹脂からの放熱量分布を均一に
するのが困難である。
【0007】また、放熱量分布に正確に対応させて金型
内に熱媒体通路を形成する場合には、キャビティ形状、
樹脂の肉厚、樹脂材料が変る度にトライアンドエラーに
よって成形品の精度を保つ冷却条件や成形サイクルを決
定しなければならず、作業効率が非常に悪くなってしま
うという問題が発生してしまう。そこで本発明は、高価
な温度制御装置を使用することなしに、肉厚分布が異な
る偏肉な成形品の冷却時に成形品各部の収縮を均一化す
ることができるようにして、成形品の形状精度が悪化し
たり光学歪みが発生するのを防止することができるプラ
スチック成形品の成形方法および成形金型を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、内周面に鏡面を有するキャ
ビティが画成された一対の成形金型をガラス転移点以上
に加熱して前記キャビティ内に溶融樹脂を射出充填し、
次いで、溶融樹脂を熱変形温度以下に冷却するようにし
て前記鏡面を樹脂に転写させるようにしたプラスチック
成形品の成形方法において、前記溶融樹脂の冷却時に、
前記成形金型表面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体
積に応じて部分的に変化させるようにしたことを特徴と
している。
【0009】このようにした理由を簡単に説明する。金
型内に充填された溶融樹脂を速やかに固化させるには、
熱を効果的に取り去らなくてはならない。金型の温度を
低温に保っておけば樹脂の固化は速やかに行なわれる
が、金型温度が低いと樹脂の流動性が悪化して充填し難
くなり、成形品の物理的強度、歪み等に影響を及ぼし、
成形品の品質が低下してしまうため、金型温度はある程
度高くする必要がある。
【0010】また、形状が複雑で、かつ肉厚分布の大き
な偏肉形状をした成形品の場合には、成形品の表面と内
部の温度差をできるだけ少なくするため、ガラス転移点
以上まで金型の温度を昇温させるという手法が用いられ
ている。ところが、金型温度が高くなると、金型周囲の
空気による自然冷却の影響を考慮する必要がある。そこ
で請求項1記載の発明は、成形金型表面からの自然冷却
による放熱のロス分に着目し、溶融樹脂の冷却時に、成
形金型表面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応
じて部分的に変化させることにより、肉厚分布が異なる
偏肉な成形品の冷却時に成形品各部の収縮を均一化する
ことができる。
【0011】このため、高価な温度制御装置を使用する
ことなしに、成形品の形状精度が悪化したり光学歪みが
発生するのを防止することができる。請求項2記載の発
明は、上記課題を解決するために、少なくとも1つ以上
のキャビティを画成するとともに、それぞれ少なくとも
1つ以上の鏡面を有する一対の成形金型を準備し、該金
型のキャビティ内に略最終形状の樹脂母材を挿入して型
締めした後、該樹脂母材をガラス転移点以上に加熱して
樹脂母材に樹脂内圧を発生させ、次いで、樹脂母材を熱
変形温度以下に冷却することにより、該樹脂母材に前記
鏡面を転写させるようにしたプラスチック成形品の成形
方法において、前記樹脂母材の冷却時に、前記成形金型
表面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部
分的に変化させるようにしたことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明も、請求項1記載の発
明と同様に成形金型表面からの自然冷却による放熱のロ
ス分に着目し、溶融樹脂の冷却時に、成形金型表面の熱
放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に変
化させることにより、肉厚分布が異なる偏肉な成形品の
冷却時に成形品各部の収縮を均一化することができる。
このため、高価な温度制御装置を使用することなしに、
成形品の形状精度が悪化したり光学歪みが発生するのを
防止することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、内周面に鏡面を有するキャビティが画成され
た一対の成形金型を備え、前記成形金型をガラス転移点
以上に加熱して前記キャビティ内に溶融樹脂を射出充填
した後、溶融樹脂を熱変形温度以下に冷却するようにし
て前記鏡面を樹脂に転写させるようにしたプラスチック
成形品の成形金型において、前記成形金型の表面に熱放
射率調整手段を設け、該熱放射率調整手段は、溶融樹脂
の冷却時に前記成形金型の表面の熱放射率をキャビティ
内の樹脂の体積に応じて部分的に変化させることを特徴
としている。
【0014】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、少なくとも1つ以上のキャビティを画成する
とともに、それぞれ少なくとも1つ以上の鏡面を有する
一対の成形金型を備え、該金型のキャビティ内に略最終
形状の樹脂母材を挿入して型締めした後、該樹脂母材を
ガラス転移点以上に加熱して樹脂母材に樹脂内圧を発生
させ、次いで、樹脂母材を熱変形温度以下に冷却するこ
とにより、該樹脂母材に前記鏡面を転写させるようにし
たプラスチック成形品の成形金型において、前記成形金
型の表面に熱放射率調整手段を設け、該熱放射率調整手
段は、溶融樹脂の冷却時に前記成形金型の表面の熱放射
率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に変化さ
せることを特徴としている。
【0015】請求項3、4記載の発明では、溶融樹脂の
冷却時に、熱放射率調整手段によって成形金型表面の熱
放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に調
整することにより、肉厚分布が異なる偏肉な成形品の冷
却時に成形品各部の収縮を均一化することができる。こ
のため、高価な温度制御装置を使用することなしに、成
形品の形状精度が悪化したり光学歪みが発生するのを防
止することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項3または4記載の発明において、前記
熱放射率調整手段は、前記キャビティ内の樹脂の体積が
大きい部分に対向する成形金型の表面の熱放射率が、前
記キャビティ内の樹脂の体積が小さい部分に対向する成
形金型の表面の熱放射率よりも大きくなるように成形金
型の表面の熱放射率を設定することを特徴としている。
【0017】その場合、肉厚分布が異なる偏肉な成形品
の冷却時に、厚肉部と薄肉部の収縮を均一化することが
できる。請求項6記載の発明は、上記課題を解決するた
めに、請求項3〜5何れかに記載の発明において、前記
熱放射率調整手段は、前記成形金型の表面に貼付された
合成樹脂フィルムからなり、該フィルムの色および厚み
を調整することにより、成形金型の表面の熱放射率をキ
ャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に変化させるこ
とを特徴としている。
【0018】その場合、合成樹脂フィルムの色と厚みを
選択して成形金型表面からの熱放射率がキャビティ内の
樹脂の体積に応じて最適なものになるようにして、厚肉
部と薄肉部の収縮を均一化することができる。請求項7
記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項3〜
5何れかに記載の発明において、前記熱放射率調整手段
は、前記成形金型の表面に塗布された塗料からなり、該
塗料の色および塗布量を調整することにより、成形金型
の表面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて
部分的に変化させることを特徴としている。
【0019】その場合、塗料の色と塗布量を選択して成
形金型表面からの熱放射率がキャビティ内の樹脂の体積
に応じて最適なものになるようにして、厚肉部と薄肉部
の収縮を均一化することができる。請求項8記載の発明
は、上記課題を解決するために、請求項3〜5何れかに
記載の発明において、前記熱放射率調整手段は、前記成
形金型の表面に形成された微細な凹凸形状からなり、該
凹凸形状による表面粗さを調整することにより、成形金
型の表面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じ
て部分的に変化させることを特徴としている。
【0020】その場合、成形金型表面の表面粗さを選択
して成形金型表面からの熱放射率がキャビティ内の樹脂
の体積に応じて最適なものになるようにして、厚肉部と
薄肉部の収縮を均一化することができる。請求項9記載
の発明は、上記課題を解決するために、請求項3〜8何
れかに記載の発明において、前記成形金型は、キャビテ
ィ内の樹脂の体積が大きい部分と前記キャビティ内の樹
脂の体積が小さい部分の材質が異なるとともに、前記熱
放射率調整手段が、前記成形金型の表面に設けられた合
成樹脂フィルム、塗料または成形金型の表面に形成され
た微細な凹凸形状の少なくとも2つ以上を組合せたもの
からなることを特徴としている。
【0021】その場合、成形金型の材質と、熱放射率調
整手段を構成する部材の組合せに基づいて成形金型表面
からの熱放射率がキャビティ内の樹脂の体積に応じて最
適なものになるようにして、厚肉部と薄肉部の収縮をよ
り一層均一化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜6は本発明に係るプラスチッ
ク成形品の成形方法および該成形方法を達成する成形金
型の第1実施形態を示す図であり、請求項1、3、5〜
9何れかに記載の発明に対応している。
【0023】まず、構成を説明する。図1において、1
は可動金型(成形金型)、2は固定金型(成形金型)で
あり、この金型1、2の内部にはキャビティ部材3、4
が設けられている。このキャビティ形成部3、4の内周
面には一定の容積を有し肉厚分布の異なるキャビティ5
が画成されており、キャビティ形成部3、4のキャビテ
ィ5を画成する内周面には鏡面が形成されている。
【0024】また、可動金型1にはスプルー1aが形成
されており、キャビティ5内にはこのスプルー1aを通
して射出成形機の成形ノズル8から溶融された樹脂9が
射出・充填されるようになっている。また、可動金型1
および固定金型2の外周部にはそれぞれ温調プレート
6、7が設けられており、この温調プレート6、7の内
部にはそれぞれ加熱ヒータ6a、7aおよび冷却パイプ
6b、7bが設けられている。加熱ヒータ6a、7aは
棒状のヒータから構成されており、冷却パイプ6b、7
bは水や空気または水と空気を所定の混合比で流通させ
るパイプからなり、金型1、2はこれら加熱ヒータ6
a、7aおよび冷却パイプ6b、7bによって加熱およ
び冷却されるようになっている。
【0025】また、キャビティ形成部3、4にはそれぞ
れ温度センサ10a、11aおよび圧力センサ10b、11bの
検出素子が設けられており、これら温度センサ10a、11
aおよび圧力センサ10b、11bはキャビティ5内の樹脂
9の温度および圧力を検知するようになっている。ま
た、温調プレート6、7は断熱板12、13を介してダイプ
レート14、15が取付けられており、ダイプレート14側に
は型締め機構16が取付けられている。この型締め機構16
はダイプレート14、断熱板12、可動金型1をダイプレー
ト15、断熱板13、固定金型2に対して図1中、左右方向
に移動させることにより、キャビティ5を開放および閉
塞するようになっているとともに、可動金型1を固定金
型2に押し付けて所定の型締め力を発生させるようにな
っている。
【0026】一方、可動金型1および固定金型2の表面
には熱放射率調整手段である合成樹脂フィルム17が貼付
されており、このフィルム17は可動金型1および固定金
型2の表面の熱放射率をキャビティ5内の樹脂9の体積
に応じて部分的に変化させるようになっている。ここ
で、フィルム17を貼付する理由を説明する。図3におい
て、例えば、縦横60mm×60mm、高さ180mmの鉄またはア
ルミニウムに黒色のフィルム17を貼付したものとフィル
ム17を貼付しないものとを比較したときの冷却速度を示
す。この図から黒色のフィルム17を貼付した場合に貼付
しないものに比べて冷却速度が速くなることが分かる。
【0027】また、図4において、黒色の熱放射率を1
としたときの各色の熱放射率を示す。この図から色によ
って熱放射率が異なることが分かる。本実施形態では、
このような合成樹脂フィルム17を、可動金型1および固
定金型2の表面の熱放射率がキャビティ5内の樹脂9の
体積に応じて部分的に変化するように可動金型1および
固定金型2の表面に貼付するのである。
【0028】具体的には、キャビティ5内の樹脂の体積
が大きい中央部分に対向する金型1、2の表面の熱放射
率が、キャビティ5内の樹脂の体積が小さい両側部分に
対向する金型1、2の表面の熱放射率よりも大きくなる
ようにフィルム17の色や厚みを選択する。例えば、キャ
ビティ5内の樹脂の体積が大きい中央部分に対向する金
型1、2の表面には黒のフィルムを所定の厚みで、キャ
ビティ5内の樹脂の体積が小さい両側部分には白色のフ
ィルムを所定の厚みで貼付したり、キャビティ5内の樹
脂の体積が大きい中央部分のみ所定の色のフィルム17を
貼付する。
【0029】次に、プラスチック成形品の成形方法を説
明する。まず、型締め機構16によって金型1、2を型締
めした後、加熱ヒータ6a、7aによって金型1、2の
温度を樹脂のガラス転移点以上に昇温して樹脂流動を高
め、次いで、成形ノズル8からスプルー1aを通してキ
ャビティ5内に溶融された樹脂を充填する。
【0030】次いで、冷却パイプ6b、7bによって金
型1、2を冷却することにより、樹脂9を熱変形温度以
下に冷却する。このとき、フィルム17によって金型1、
2の表面の熱放射率がキャビティ5内の樹脂9の体積に
応じて部分的に変化されているため、樹脂9の収縮が中
央部分および両端部で均一に行なわれる。次いで、樹脂
9に鏡面が転写され、樹脂9の冷却・固化が終了したと
きに、型締め機構16によって金型1、2を型開きしてキ
ャビティ5内から成形品を取り出す。
【0031】このように本実施形態では、金型1、2の
表面に合成樹脂フィルム17を設け、このフィルム17の色
や厚みを調整し、キャビティ5内の樹脂9の体積が大き
い中央部分に対向する金型1、2の表面の熱放射率が、
キャビティ5内の樹脂9の体積が小さい両側部分に対向
する金型1、2の表面の熱放射率よりも大きくなるよう
に熱放射率を設定したため、肉厚分布が異なる偏肉な成
形品の冷却時に厚肉部と薄肉部の収縮を均一化すること
ができる。
【0032】このため、高価な温度制御装置を使用する
ことなしに、成形品の形状精度が悪化したり光学歪みが
発生するのを防止することができる。なお、本実施形態
では、熱放射率調整手段として合成樹脂フィルム17を使
用しているが、これに限らず、金型1、2の表面に所定
の色および量の塗料を塗布するようにしても良い。
【0033】すなわち、図5に黒色の熱放射率を1とし
たときの各色の熱放射率を示すように塗料の色によって
熱放射率が異なるため、可動金型1および固定金型2の
表面の熱放射率がキャビティ5内の樹脂9の体積に応じ
て部分的に変化するように可動金型1および固定金型2
の表面に塗料を塗布しても良い。具体的には、キャビテ
ィ5内の樹脂の体積が大きい中央部分に対向する金型
1、2の表面の熱放射率が、キャビティ5内の樹脂の体
積が小さい両側部分に対向する金型1、2の表面の熱放
射率よりも大きくなるように塗料の色や厚みを選択す
る。例えば、キャビティ5内の樹脂の体積が大きい中央
部分に対向する金型1、2の表面には黒の塗料を所定の
厚みで、キャビティ5内の樹脂の体積が小さい両側部分
には白色の塗料を所定の厚みで塗布したり、キャビティ
5内の樹脂の体積が大きい中央部分のみ所定の色の塗料
を塗布する。このようにしても上述したものと同様の効
果を得ることができる。
【0034】また、その他に熱放射率調整手段として、
金型1、2の表面に微細な凹凸形状を形成し、この凹凸
形状による表面粗さを調整することにより、金型1、2
の表面の熱放射率をキャビティ5内の樹脂9の体積に応
じて部分的に変化させるようにしても良い。具体的に
は、キャビティ5内の樹脂の体積が大きい中央部分に対
向する金型1、2の表面の熱放射率が、キャビティ5内
の樹脂の体積が小さい両側部分に対向する金型1、2の
表面の熱放射率よりも大きくなるように金型1、2の表
面粗さを設定する。
【0035】例えば、キャビティ5内の樹脂の体積が大
きい中央部分に対向する金型1、2の表面には表面粗さ
を悪くし、キャビティ5内の樹脂の体積が小さい両側部
分の表面粗さを良くする。このようにするのは、鏡面等
のように表面粗さが良いものは、反射率が非常に大きい
ため、逆に熱放射率が小さくなるからである。また、そ
の他に、キャビティ5内の樹脂9の体積が大きい部分の
金型1、2とキャビティ5内の樹脂9の体積が小さい部
分の金型1、2の材質を異ならせ、金型1、2の表面に
フィルム17、塗料または金型1、2の表面に形成された
微細な凹凸形状の少なくとも2つ以上を組合せたものか
ら構成しても良い。
【0036】すなわち、図6に示すようにアルミニウム
と鋼の熱放射率と熱伝導率を比較した場合に、アルミニ
ウムの方が鋼よりも熱放射率が低いため、キャビティ5
内の樹脂の体積が大きい中央部分に対向する金型1、2
の部分を鋼から構成し、キャビティ5内の樹脂の体積が
小さい両側部分に対向する金型1、2の部分をアルミニ
ウムから構成し、さらに、キャビティ5内の樹脂の体積
が大きい中央部分に対向する金型1、2の表面とキャビ
ティ5内の樹脂の体積が小さい両側部分に対向する金型
1、2の表面の熱放射率が異なるようにフィルム17、塗
料または金型1、2の表面に形成された微細な凹凸形状
の少なくとも2つ以上を組合せたものから金型1、2の
表面を構成しても良い。
【0037】図7、8は本発明に係るプラスチック成形
品の成形方法および該成形方法を達成する成形金型の第
2実施形態を示す図であり、請求項2、4、5〜9何れ
かに記載の発明に対応している。図7、8において、21
は可動金型(成形金型)、22は固定金型(成形金型)で
あり、この金型21、22の内部には複数のキャビティ部材
23a〜23c、24a〜24cが設けられている。
【0038】このキャビティ形成部23a〜23c、24a〜
24cの内周面には一定の容積を有し肉厚分布の異なる複
数のキャビティ25a〜25cが画成されており、キャビテ
ィ形成部23a〜23c、24a〜24cはキャビティ25a〜25
cを画成する内周面には鏡面からなる鏡面が形成されて
いる。また、このキャビティ25a〜25cには図示しない
射出成形機によって予め略最終形状に形成されたプラス
チック母材(樹脂母材)34が挿入されるようになってい
る。
【0039】また、可動金型21および固定金型22の上下
外周部にはそれぞれ温調プレート26、27が設けられてお
り、この温調プレート26、27の内部にはそれぞれ加熱ヒ
ータ26a、27aおよび冷却パイプ26b、27bが設けられ
ている。加熱ヒータ26a、27aは棒状のヒータから構成
されており、冷却パイプ26b、27bは水や空気または水
と空気を所定の混合比で流通させるパイプからなり、金
型21、22はこれら加熱ヒータ26a、27aおよび冷却パイ
プ26b、27bによって上下方向から加熱および冷却され
るようになっている。
【0040】また、金型21、22の両側部には温調ブロッ
ク28、29が設けられており、この温調ブロック28、29の
内部にはそれぞれ加熱ヒータ28a、29a、および冷却パ
イプ28b、29bが設けられている。加熱ヒータ28a、29
aは棒状のヒータから構成されており、冷却パイプ28
b、29bは水や空気または水と空気を所定の混合比で流
通させるパイプから構成されている。
【0041】また、温調ブロック28、29は押圧機構30、
31によって金型21、22に当接、離隔されるようになって
おり、押圧機構30、31によって金型21、22に当接されて
押圧されたときに金型21、22はこれら加熱ヒータ26a、
27aおよび冷却パイプ26b、27bによって両側から加熱
および冷却されるようになっている。また、キャビティ
形成部23、24にはそれぞれ温度センサ32aおよび圧力セ
ンサ32bの検出素子が設けられており、これら温度セン
サ32aおよび圧力センサ32bはキャビティ25a〜25c内
の樹脂母材34の温度および圧力を検知するようになって
いる。
【0042】また、温調プレート26、27は断熱板35、36
を介してダイプレート37、38が取付けられており、ダイ
プレート37側には型締め機構39が取付けられている。こ
の型締め機構39はダイプレート37、断熱板35、可動金型
21をダイプレート38、断熱板36、固定金型22に対して図
7中、上下方向に移動させることにより、キャビティ25
a〜25cを開放および閉塞するようになっているととも
に、可動金型21を固定金型22に押し付けて所定の型締め
力を発生させるようになっている。
【0043】一方、可動金型21および固定金型22の図8
中、左右方向(図7中、正面および背面)の表面には熱
放射率調整手段を構成する合成樹脂フィルム40が貼付さ
れており、このフィルム40は可動金型21および固定金型
22の表面の熱放射率をキャビティ25a〜25c内の樹脂母
材34の体積に応じて部分的に変化させるようになってい
る。
【0044】本実施形態では、キャビティ25a〜25c内
の樹脂の体積が大きい図7中、両側部分に対向する金型
21、22の表面の熱放射率が、キャビティ25a〜25c内の
樹脂の体積が小さい中央部分に対向する金型21、22の表
面の熱放射率よりも大きくなるようにフィルム40の色や
厚みを選択する。例えば、キャビティ25a〜25c内の樹
脂の体積が大きい両側部分に対向する金型21、22の表面
には黒のフィルムを所定の厚みで、キャビティ25a〜25
c内の樹脂の体積が小さい中央部分には黄色、白色の順
でフィルムを所定の厚みで添付する。
【0045】次に、プラスチック成形品の成形方法を説
明する。まず、型締め機構39によって金型21、22を型開
きしてキャビティ25a〜25c内に略最終形状の3つの樹
脂母材34を挿入して型締めした後、押圧機構30、31によ
って温調ブロック28、29を金型21、22に当接させて加熱
ヒータ26a、27aによって金型21、22を加熱し、金型2
1、22の温度を樹脂のガラス転移点以上に昇温して樹脂
内圧を発生させる。
【0046】次いで、冷却パイプ26b、27b、28b、29
bによって金型21、22を冷却することにより、樹脂母材
34を熱変形温度以下に冷却する。このとき、フィルム40
によっては金型21、22の表面の熱放射率がキャビティ25
a〜25c内の樹脂母材34の体積に応じて部分的に変化さ
れているため、樹脂母材34の収縮が中央部分および両端
部で均一に行なわれる。
【0047】次いで、樹脂母材34に鏡面が転写されて樹
脂母材34の冷却・固化が終了したときに、型締め機構39
によって金型21、22を型開きしてキャビティ25a〜25c
内から成形品を取り出す。本実施形態にあっても第1実
施形態と同様に、金型21、22の表面に合成樹脂フィルム
40を設け、このフィルム40の色や厚みを調整することに
より、キャビティ25a〜25c内の樹脂母材34の体積が大
きい両側部分に対向する金型21、22の表面の熱放射率
が、キャビティ25a〜25c内の樹脂母材34の体積が小さ
い中央部分に対向する金型21、22の表面の熱放射率より
も大きくなるように熱放射率を設定したため、肉厚分布
が異なる偏肉な成形品の冷却時に厚肉部と薄肉部の収縮
を均一化することができ、第1実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0048】また、本実施形態でも、第1実施形態と同
様にフィルム40の代りに、金型21、22の表面に塗料を塗
布したり、金型21、22の表面の表面粗さを調整したり、
金型21、22の材質を異ならせ、かつ、フィルム40、塗料
または金型21、22の表面に形成された微細な凹凸形状の
少なくとも2つ以上を組合せたものから構成しても良
い。
【0049】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明によれば、肉厚
分布が異なる偏肉な成形品の冷却時に成形品各部の収縮
を均一化することができ、高価な温度制御装置を使用す
ることなしに、成形品の形状精度が悪化したり光学歪み
が発生するのを防止することができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、肉厚分布が
異なる偏肉な成形品の冷却時に、厚肉部と薄肉部の収縮
を均一化することができる。請求項6〜9記載の発明に
よれば、成形金型表面からの熱放射率がキャビティ内の
樹脂の体積に応じて最適なものになるようにして、厚肉
部と薄肉部の収縮を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチック成形品の成形方法お
よび該成形方法を達成する成形金型の第1実施形態を示
す図である。
【図2】第1実施形態の可動金型と固定金型の表面に塗
布された合成樹脂フィルムを示す図であり、(a)は可
動金型および固定金型の正面図、(b)は同図(a)の
B方向矢視図である。
【図3】第1実施形態の樹脂フィルムと金属の組合せに
よる冷却速度を示す図である。
【図4】第1実施形態の樹脂フィルムと色の熱放射率の
関係を示す図である。
【図5】第1実施形態の塗料と色の熱放射率の関係示す
図である。
【図6】第1実施形態の金属と熱放射率および熱伝導率
の関係を示す図である。
【図7】本発明に係るプラスチック成形品の成形方法お
よび該成形方法を達成する成形金型の第2実施形態を示
す図であり、その成形金型の正面断面図である。
【図8】図7のA−A方向矢視断面図である。
【符号の説明】
1、21 可動金型(成形金型) 2、22 固定金型(成形金型) 5、25a〜25c キャビティ 9 溶融樹脂 17、40 合成樹脂フィルム(熱放射率調整手段) 34 樹脂母材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に鏡面を有するキャビティが画成さ
    れた一対の成形金型をガラス転移点以上に加熱して前記
    キャビティ内に溶融樹脂を射出充填し、次いで、溶融樹
    脂を熱変形温度以下に冷却するようにして前記鏡面を樹
    脂に転写させるようにしたプラスチック成形品の成形方
    法において、 前記溶融樹脂の冷却時に、前記成形金型表面の熱放射率
    をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に変化させ
    るようにしたことを特徴とするプラスチック成形品の成
    形方法。
  2. 【請求項2】少なくとも1つ以上のキャビティを画成す
    るとともに、それぞれ少なくとも1つ以上の鏡面を有す
    る一対の成形金型を準備し、該金型のキャビティ内に略
    最終形状の樹脂母材を挿入して型締めした後、該樹脂母
    材をガラス転移点以上に加熱して樹脂母材に樹脂内圧を
    発生させ、次いで、樹脂母材を熱変形温度以下に冷却す
    ることにより、該樹脂母材に前記鏡面を転写させるよう
    にしたプラスチック成形品の成形方法において、 前記樹脂母材の冷却時に、前記成形金型表面の熱放射率
    をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に変化させ
    るようにしたことを特徴とするプラスチック成形品の成
    形方法。
  3. 【請求項3】内周面に鏡面を有するキャビティが画成さ
    れた一対の成形金型を備え、前記成形金型をガラス転移
    点以上に加熱して前記キャビティ内に溶融樹脂を射出充
    填した後、溶融樹脂を熱変形温度以下に冷却するように
    して前記鏡面を樹脂に転写させるようにしたプラスチッ
    ク成形品の成形金型において、 前記成形金型の表面に熱放射率調整手段を設け、該熱放
    射率調整手段は、溶融樹脂の冷却時に前記成形金型の表
    面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分
    的に変化させることを特徴とするプラスチック成形品の
    成形金型。
  4. 【請求項4】少なくとも1つ以上のキャビティを画成す
    るとともに、それぞれ少なくとも1つ以上の鏡面を有す
    る一対の成形金型を備え、該金型のキャビティ内に略最
    終形状の樹脂母材を挿入して型締めした後、該樹脂母材
    をガラス転移点以上に加熱して樹脂母材に樹脂内圧を発
    生させ、次いで、樹脂母材を熱変形温度以下に冷却する
    ことにより、該樹脂母材に前記鏡面を転写させるように
    したプラスチック成形品の成形金型において、 前記成形金型の表面に熱放射率調整手段を設け、該熱放
    射率調整手段は、溶融樹脂の冷却時に前記成形金型の表
    面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分
    的に変化させることを特徴とするプラスチック成形品の
    成形金型。
  5. 【請求項5】前記熱放射率調整手段は、前記キャビティ
    内の樹脂の体積が大きい部分に対向する成形金型の表面
    の熱放射率が、前記キャビティ内の樹脂の体積が小さい
    部分に対向する成形金型の表面の熱放射率よりも大きく
    なるように成形金型の表面の熱放射率を設定することを
    特徴とする請求項3または4記載のプラスチック成形品
    の成形金型。
  6. 【請求項6】前記熱放射率調整手段は、前記成形金型の
    表面に貼付された合成樹脂フィルムからなり、該フィル
    ムの色および厚みを調整することにより、成形金型の表
    面の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分
    的に変化させることを特徴とする請求項3〜5何れかに
    記載のプラスチック成形品の成形金型。
  7. 【請求項7】前記熱放射率調整手段は、前記成形金型の
    表面に塗布された塗料からなり、該塗料の色および塗布
    量を調整することにより、成形金型の表面の熱放射率を
    キャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的に変化させる
    ことを特徴とする請求項3〜5何れかに記載のプラスチ
    ック成形品の成形金型。
  8. 【請求項8】前記熱放射率調整手段は、前記成形金型の
    表面に形成された微細な凹凸形状からなり、該凹凸形状
    による表面粗さを調整することにより、成形金型の表面
    の熱放射率をキャビティ内の樹脂の体積に応じて部分的
    に変化させることを特徴とする請求項3〜5何れかに記
    載のプラスチック成形品の成形金型。
  9. 【請求項9】前記成形金型は、キャビティ内の樹脂の体
    積が大きい部分と前記キャビティ内の樹脂の体積が小さ
    い部分の材質が異なるとともに、前記熱放射率調整手段
    が、前記成形金型の表面に設けられた合成樹脂フィル
    ム、塗料または成形金型の表面に形成された微細な凹凸
    形状の少なくとも2つ以上を組合せたものからなること
    を特徴とする請求項3〜8何れかに記載のプラスチック
    成形品の成形金型。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061677A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Olympus Corp 成形用金型装置
JP2010094998A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Raygen Co Ltd 金型装置及びその制御方法

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