JPH11179607A - 狭隘部用多軸穿孔空気工具 - Google Patents

狭隘部用多軸穿孔空気工具

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JPH11179607A
JPH11179607A JP36440097A JP36440097A JPH11179607A JP H11179607 A JPH11179607 A JP H11179607A JP 36440097 A JP36440097 A JP 36440097A JP 36440097 A JP36440097 A JP 36440097A JP H11179607 A JPH11179607 A JP H11179607A
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JP
Japan
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piston rod
air cylinder
air
foot plate
drilling
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JP36440097A
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English (en)
Inventor
Seiji Kurokawa
誠二 黒川
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2215/00Details of workpieces
    • B23B2215/04Aircraft components

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  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】穿孔加工工程の削減と穿孔加工精度の確保、さ
らに工具を小型コンパクトに構成して作業性の向上を図
ることができ、航空機構造物等の狭隘部での作業を可能
にする。 【解決手段】ケース本体1にエアシリンダ2とエアモー
タ3とを軸心線が平行にかつ軸心上オフセットして配置
し、エアシリンダ2に嵌合する第1のピストンロッド6
と第2のピストンロッド7とを同軸に形成する一方、そ
れぞれクランププレート8とフートプレート9を設け
る。エアモータ3でドリルDRを駆動する。第2のピス
トンロッド7に設けたフートプレート9に厚部9aを形
成し、加工物Wに当接する基準面9b、9c、9dとす
る。切削速度を制御するためのハイドロスピードコント
ローラ16を設け、エアシリンダ2とエアモータ3への
圧縮空気を供給制御するバルブ群を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航空機や宇宙機
器等の構造物における狭隘部の穿孔作業時、作業能率と
穿孔精度の向上を図る狭隘部用多軸穿孔空気工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】航空機、宇宙機器等の構造物は、構造上
狭い空間の狭隘部が存在し、このような部位を製造、組
み立てるためには穿孔作業が必須となる。先ず、このよ
うな狭隘部の具体例を図15から図17により説明す
る。図15は航空機の主翼を支持している胴体部分の構
造、すなわち胴体の中央部にあって左右両側の主翼を支
持している底部構造の背骨に当たる、キールビームとい
われる構造部分を表している。この部分を拡大して分解
した構造は図16に示す通りとなる。大略の構造を説明
すると、上面パネル組立体Aと下面パネル組立体Bとの
間に機体前方から前桁組立体C、3枚のスパン方向ビー
ム組立体D、そして後桁組立体Eが設けられて、いわゆ
る床と桁の主構造体を形成している。上面パネル組立体
Aの上面外板上には機体前後方向に複数の翼上部床ビー
ム組立体Fが組み立てられる。また前桁組立体Cの前面
には前桁下面隔壁組立体Gが形成され、下面パネル組立
体Bの上下には下面ビーム組立体H、Iがそれぞれ左右
に組付けられる。これらおのおのの組立体の片面側に
は、細かに図示してあるように、ストリンガ、スティフ
ナ、スタビライザなどの補強材が縦横に配置されて補強
・固定されている。
【0003】このような構造物は、例えば大型旅客機の
場合、前桁組立体Cは幅6m、高さ3m以上、上面パネ
ル組立体Aは幅6m、前後方向の長さは5mにも及ぶ。
しかし上に述べた補強材は、上面パネル組立体Aの外板
下面や下面パネル組立体Bのパネル上面などに細かく縦
横に配置されている。このような図16の一部をさらに
拡大したものが図17で、下面パネル組立体Bのパネル
上側の一部を図示したものである。この構造は、下面パ
ネルJ上にストリンガKが約20cmの間隔で設置さ
れ、このストリンガKには長手方向の所定間隔毎にスタ
ビライザLが直交交差する形で組付けられる。さらに、
2本のストリンガKの間で短片のシェアタイMがスタビ
ライザLに固定されると共に、クリップNによりストリ
ンガKの側面に固着されるように構成されている。図1
7は各部材の形状や相互の関係配置を説明するため長尺
の各部材をカットして図示したが、実際は複雑で狭い空
間の狭隘部を呈している。
【0004】この発明は、図17に示すように、例えば
クリップNをストリンガKの側面に固定するため、矢印
で示すような方向に穿孔加工することが必要となる場
合、このような狭隘部において使用する多軸穿孔空気工
具に関するものである。従来このような穿孔工具とし
て、特開昭56−102408号公報による技術が知ら
れている。これは、コレットマンドレルと、この両側に
配置された2本の穿孔用ドリルとを具備し、被加工物
(ワーク)のドリルへのクランプ、ドリルの回転、およ
びドリルの送り等を圧縮空気源により行い、所望の間隔
を持つ案内部材を用意することによって、容易に2本の
穿孔用ドリルの間隔を調整できるものである。
【0005】特に航空機等の狭隘部での作業を可能にし
た工具の例として、特開平5−169306号公報によ
る先行技術が見い出される。これは、ナットプレート取
付け用穴明け作業に適用される軽量小型の工具に関する
もので、従来この種の工具はエアモータとワークをクラ
ンプするクランプ用シリンダとが直列に配置されて、全
長が例えば32cm程度と長かったのを、両者を並列配
置にし全長を短縮しコンパクトに構成したものである。
【0006】また航空機構造部材の比較的狭いコーナー
部を穴明け作業する際のハンドツールとしての穿孔用工
具の例が実開平2−31611号公報に開示されてい
る。これは、コーナーボールと直角にドリルを取付け、
コーナーボールに平行のエアシリンダにクランププレー
トを固定して設けてドリルに対向させたものであって、
クランププレートとドリルの間に構造部材を挟む態様で
使用する工具である。そして穿孔時にエアシリンダを作
動させてクランププレートを構造部材に当接させ、穴明
けの直角精度を向上している。
【0007】しかしながら、上に述べた先行技術には以
下のような改善すべき点があった。第1に挙げた特開昭
56−102408号公報の方法は、ワークに位置決め
用の下穴を予め穿孔し、その後本穴を穿孔することにな
り、加工工数が多い。またワークはコレット・マンドレ
ルによりクランプされるので、ワーク上の穴が損傷する
おそれがある。第2の特開平5−169306号公報の
方法は、2軸同時に穴明け、皿取りが行えるが、単に工
具自体を小型にしたものであって、穴位置の精度の向上
については何らの手段もなく、基本的には手作業に依存
し、従来の手動式のものと変わらない。第3の実開平2
−31611号公報に開示されているものは、ドリルの
案内機構が設けられていないので、穿孔されるまでの開
孔位置を確定できない。さらに、エアシリンダがワーク
クランプ機構側に配置されているため、エアシリンダは
ドリルモータと離れて配置されるので、重量が増加し、
より狭い狭隘部での作業が困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように航空機構造
物等の狭隘部での作業を可能にした最適な工具装置は、
従来のものには見出すことは出来なかった。この発明は
上記問題点に鑑みてなされたものであり、工具を小型コ
ンパクトに構成して作業性の向上を図り、もって穿孔加
工工程の削減と穿孔加工精度の向上を図ることができる
狭隘部用多軸穿孔空気工具を提供することを目的とす
る。
【0009】
【発明を解決するための手段】請求項1の発明は、ケー
ス本体にエアシリンダとエアモータとを軸心線が平行で
かつ軸心上オフセットして設け、前記エアシリンダに第
1のピストンロッドおよび第2のピストンロッドを同軸
上に嵌合させ、第1のピストンロッドと第2のピストン
ロッドのそれぞれの端部に設けたクランププレートとフ
ートプレートとにより加工物をクランプし、前記エアモ
ータの出力をギア列によりドリルを把持するギアに伝達
して加工物を穿孔する狭隘部用多軸穿孔空気工具であっ
て、前記フートプレートは狭隘部の構造物に当接させて
穿孔加工時位置決めを行う基準面を備えたことを特徴と
している。
【0010】請求項2の発明は、請求項1においてフー
トプレートの基準面は、加工物突当面、底面および側面
の3次元方向の面を具備したことを特徴とする。請求項
3の発明は、請求項1又は2においてケース本体のフー
トプレートに対向する位置にフートプレートによる押圧
で変位するピストンロッドを設け、このピストンロッド
の変位により油圧媒体の流れを制御するスピードコント
ローラを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、エアシリンダとこのエ
アシリンダと軸心線が平行でかつ軸心上オフセットして
設けたエアモータとを有するケース本体と、エアシリン
ダに嵌合するピストン部を有し、エアシリンダから突出
した端部に加工物を保持するためのクランププレートを
備えた第1のピストンロッドと、この第1のピストンロ
ッドと同軸上に設けられ、エアシリンダに嵌合するピス
トン部を有し、エアシリンダから突出した端部にクラン
ププレートと協働して加工物を保持するためのフートプ
レートを備えた第2のピストンロッドと、エアモータの
回転をドリルに伝達するギア列を収容したギアボックス
と、ケース本体の上部に形成されたハンドルと、ドリル
を通過させる貫通孔にドリルの振れを防止するガイドブ
ッシュを備えると共に、加工物に当接させて穿孔加工時
位置決めを行うための基準面を形成したフートプレート
の厚部と、エアシリンダおよびエアモータへの圧縮空気
の供給を切換えるバルブ群と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を内
容毎に分けて図面を参照して説明する。はじめに図面の
内容を説明すると、図1はこの発明の工具の外観図で、
(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図
を示す。図2は一部断面で示すこの発明の工具の全体図
である。図3(a)は図2のa−a断面矢視図、(b)
は図2のb−b断面矢視図、(c)は図2のc−c矢視
図である。図4は図2の破線部4E拡大図でエアシリン
ダとピストンとの関係を説明する図。図5は図2の二点
鎖線部5E拡大図でドリルとブッシュを示す図。図6は
航空機構造物等の狭隘部においてこの発明の工具が使用
される態様を表す図である。図7は工具セット時の空気
圧作動回路説明図で、図8は図7に対応する工具の作動
状態を示す図である。図9はワークをクランプしたとき
の空気圧作動回路説明図で、図10は図9のときの工具
の作動状態を示す図である。図11は穿孔加工時の空気
圧作動回路説明図で、図12は図11のときの工具の作
動状態を示す図である。図13は穿孔加工終了時の空気
圧作動回路説明図で、図14は図13のときの工具の作
動状態を示す図である。図15はこの発明の工具が使用
される航空機構造の部位を示す図であり、図16は図1
5で図示した部分を分解・拡大した図である。そして図
17は航空機構造物の狭隘部の例を示す図である。
【0013】(工具本体の構造)先ずこの発明の工具の
全体構造を図1で説明する。ケース本体1はエアシリン
ダ2を形成し、エアモータ3を内蔵すると共に、ケース
本体1の上部に工具を操作する際のハンドル4と、下部
にはエアモータ3により駆動されギア列を介してドリル
DRを把持する装置等を収容するギアボックス5とを備
えている。エアシリンダ2とエアモータ3とは軸心線が
平行でかつ軸心上オフセットして配置してある。図1
(c)においては説明上、エアシリンダ2とエアモータ
3の位置を表すためその輪郭を図示している。
【0014】エアシリンダ2には2つのピストンが嵌合
し、エアによって軸方向自在に可動するように設けられ
ている。これら2つのピストンから伸びるピストンロッ
ドがピストンと一体又は別部材で形成され、第1のピス
トンロッド6の外周に第2のピストンロッド7が筒状に
形成されて摺動可能に設けられている。第1のピストン
ロッド6の先端にクランププレート8を固着し、第2の
ピストンロッド7の端部にはフートプレート9をクラン
ププレート8に対向するよう固定している。クランププ
レート8は後に述べる制御系によりフートプレート9側
に変位し、フートプレート9と協働して加工物をクラン
プする作用を持つ。またフートプレート9は穿孔する際
に穿孔個所の位置決め用のガイドとしての機能も併せ持
つ。ギアボックス5内のギア列により駆動されるドリル
DRがフートプレート9のドリル孔を貫通してフートプ
レート9とクランププレート8とにより挟んだ加工物を
穿孔する。
【0015】ケース本体1の側面には切削油貯蔵タンク
10を設置し、パイプ11により切削油をドリルDRに
潤滑すべくフートプレート9側面の供給口に供給してい
る。またエアモータ3の近傍にエアモータ用のマフラ1
2を設けている。さらにケース本体1には後に述べるよ
うに穿孔加工速度を制御するハイドロスピードコントロ
ーラ13を設置している。
【0016】(工具の細部構造)次にこの発明の細部構
造について上に述べた重複部分は避けながら図2および
図3を参照して説明する。図2は一部断面で示す全体図
で、図3(a)は図2のa−a断面矢視図、(b)は同
図b−b断面矢視図、(c)は同じくc−c矢視図であ
る。
【0017】ドリルを把持・駆動する機構を説明する。
軸受により支持されるエアモータ3は、上に述べたよう
にケース本体1のエアシリンダ2の軸心線に平行にかつ
軸心上、つまり側面視でオフセットして配置されるが、
ドリルDRを把持するギアはエアエアシリンダ2の軸心
線に対してオフセットしない垂直線上に位置させてい
る。図3(a)を参照すると、エアシリンダ2の軸心と
ドリルDRを把持するギア16、18の軸心とは一直線
上にある。エアモータ3の軸端はギア14に連結し、こ
のギア14はギア列15を介してドリルDRを把持する
ギア16、さらにアイドラギア17を介してギア18に
連係している。これらのギア14ないし18はケース本
体1の下部に突出形成したギアボックス5内に設けられ
ている。ギア16およびギア18の軸心にはドリルDR
を把持すべくドリルDRの径などの取付形状に合った、
例えばねじ孔に構成されている。図3(a)においては
これらの穴が他のギア15、17に比してやや大き目に
作図されている。図3から明らかなようにエアモータ3
はエアエアシリンダ2の斜め下方に配置されるから、工
具本体の高さ方向を小さく構成することが可能となる。
【0018】エアシリンダ2に2つのピストンが嵌合す
る構造を述べる。図2において第1のピストンロッド6
の端部は第1ピストン6aを形成し、第2のピストンロ
ッド7の端部は第2ピストン7aを形成している。これ
ら2つのピストン6a、7aおよびエアシリンダ2との
関係位置を図2の破線部4Eを拡大した図4によりさら
に詳しく説明する。第1ピストン6aの右側に第2ピス
トン7aが配置され、それぞれ気密状態にエアシリンダ
2内で摺動可能に設けられている。各ピストン6a、7
aのそれぞれの左右の側には圧力室が形成されるよう
に、以下の構成を採っている。すなわち、第1ピストン
6aの軸心部に突部6bを形成して、第1のピストンロ
ッド6の端部が左一杯に移動してエアシリンダ2の頂部
2aに接触しても、頂部2aと第1ピストン6aとの間
には圧力室となる空間が形成されるようにする。また、
第2ピストン7aのロッド部に突部7bを設けて、第1
ピストン6aと第2ピストン7aとの側面が直接接触し
ないようにして圧力室となる空間を形成する。同様に、
第2ピストン7aの突部7bとは反対側にも突部7cを
設け、第2ピストン7aとエアシリンダ2の底部2bと
が直接接触しないようピストン7aの右室側にも圧力室
が形成されるようにする。これらは後に述べる、空気圧
を作用させる関係上必要となるが、圧力室を形成する手
段はこの例に限定されないことは勿論である。例えば第
2ピストン7aの両側に突部7b、7cを設ける代わり
に、第1ピストン6aの両側に突部を設けても良い。
【0019】そして空気圧をエアシリンダ2に導入させ
るポートについて述べると、第1ピストン6aが最も左
動した位置の第1ピストン6a左室に通じる位置にポー
ト2cを設ける。また第2ピストン7aが最も右動した
位置において、第2ピストン7aの左室に通じる位置に
ポート2dおよび第2ピストン7aの右室に通じる位置
にポート2eをそれぞれ設ける。
【0020】第2ピストン7aの左右の部屋に連通する
箇所には逆止弁7dを設けている。逆止弁7dは図4か
ら明らかなように第2ピストン7aの右側の部屋から左
側の部屋への流れは許容するが、この逆方向は阻止する
ように構成されている。
【0021】フートプレート9は上述のようにクランプ
プレート7と協働して加工物Wをクランプする作用を持
つが、さらに穿孔加工時の位置決めの基準面としての役
割を担わせている。すなわちフートプレート9の形状は
図2に示すようにドリルDRを貫通させる部分に厚部9
aを形成し、第2のピストンロッド7に固定される基端
部分の厚さよりも厚く形成する。図2および図3(b)
から明らかなように、この厚部9aは加工物突当面9
b、底面9c、側面9dに形成される。これら3つの面
はそれぞれ平滑かつ直角度が正確に加工されている。こ
れらは航空機構造物等の狭隘部の各補強材の面に沿って
工具を移動させる際、穿孔加工時の位置決めの基準面と
なるのである。すなわち厚部9aは、それぞれ加工物突
当面9bと底面9c、加工物突当面9bと側面9d、あ
るいは底面9cと側面9dとの組合せにより、3次元方
向の直角度を規定することになり、穿孔加工時の位置決
めの際に有効に利用される。なお位置決めの精度を上げ
るため、底面9cの面を大きくして水平方向に延出させ
た延出部9eを形成している。上記厚部9aを厚く形成
しているのも同じ理由からである。
【0022】ケース本体1の第1、第2のピストンロッ
ド6、7用開口孔の直下にハイドロスピードコントロー
ラ13を設けている(図3(a))。このハイドロスピ
ードコントローラ13に連係するピストンロッド13a
がケース本体1の下面1aから突出して設けられている
(図2および図3(a)参照)。ドリルDRが加工物W
に当接する寸前に、このピストンロッド13aはフート
プレート9の上面9fに当接するようにフートプレート
9に対向する位置に設置される。よってピストンロッド
13aはフートプレート9の動きに応じて押圧される。
このピストンロッド13aの変位により作動油の流れを
規制する、ハイドロスピードコントローラ13をケース
本体1にまたは外付けでユニットとして備えている。ハ
イドロスピードコントローラ13は図7に示すように、
油圧流体がチェックバルブ、可変絞り等を有する閉回路
内を循環する構成である。そして穿孔加工速度、つまり
フートプレート9の送り速度が急速な動きにならないよ
うに制御している。この送り速度は、絞り量を変更して
適切な切削速度に設定できる。
【0023】また、穿孔加工を終了しドリルDRを孔か
ら抜く工程でエアシリンダ2の空気導入ポートを切換え
る際に、空気圧作動回路にリトラクトスイッチバルブ1
9が組み込まれる。このリトラクトスイッチバルブ19
の切替を制御するリトラクトピストンロッド19aがフ
ートプレート9の上面9fに対向する位置でケース本体
1の下面1aから突出して設けられる(図2および図3
(a)参照)。
【0024】穿孔加工時、ドリルに切削油を供給する構
造を図2、図3(b)および図5により説明する。切削
油の貯蔵タンク10からパイプ11を経てフートプレー
ト9側面の供給口に供給される切削油はフートプレート
9内に穿設した切削油通路9gを経由してガイドブッシ
ュ9hに設けた通路9jに連通導入されることにより、
ドリルのラセン溝に沿って穿孔箇所に供給される。なお
切削油貯蔵タンク10には、後に説明する圧縮空気が作
用して切削油をミスト状に噴霧させている。
【0025】2本のドリルDRの軸心線に対応するフー
トプレート9の該当位置にはドリル貫通孔が穿孔されて
おり、加工時にドリルDRの芯振れを防止するため、ガ
イドブッシュ9hが設けられている。このガイドブッシ
ュ9hは使用するドリル径の大小に応じ交換可能に設け
られるよう、フートプレート9のガイドブッシュ挿入孔
は大き目に加工すると都合がよい。なおクランププレー
ト8の対応位置にもドリルDRが貫通・通過する際の貫
通穴8aが設けられる。
【0026】このほか、ケース本体1の側面には吊り下
げ用のフック20を取付けて、作業性の向上を図ってい
る。
【0027】(この発明の工具の使用態様)航空機構造
物等の狭隘部での作業において、この発明の多軸穿孔空
気工具がどのような態様で使用されるかを図6で説明す
る。図6は、前に述べた図17と同じ関係部位において
図17の矢印で示した方向に穿孔する場合に対応させて
おり、同じ向きに作図している。図6は位置決めセット
時であって、工具をセットするときにフートプレート9
の基準面である底面9cを下面パネルJ上に載置し、フ
ートプレート9の別の基準面である側面9dをシェアタ
イMに合わせる。つまり図17において、下面パネルJ
とシェアタイMとで形成される直角度の壁に、この発明
の工具のフートプレート9の基準面である底面9cと側
面9dを押し付けて位置決めをする。そしてドリルDR
を被加工物であるクリップNの直前にセットした状態で
ある。この場合クリップNは、接着材や両面テープ等に
よりストリンガKやシェアタイM等に仮止めして固定し
ておく。なお、フートプレート9の厚部9aは、加工物
突当面9b、底面9cおよび側面9dの3次元の方向で
基準面を設定しているので、上記構造物等の種々の方向
への穿孔加工でも対応できるのは勿論である。
【0028】(工具の制御系統)以下、この発明の作用
を空気圧作動回路に基づいて説明する。図7は、エアシ
リンダ2内を摺動する第1ピストン6aおよび第2ピス
トン7aを作動させる制御系統の空気圧作動回路であっ
て、工具のケース本体1を加工物Wにセットし、ハンド
ル4の近傍に設けた作動トリガ22aをまだオンしてい
ないときの状態である。図8は工具の載置状態を図示す
る。
【0029】図1には図示しない圧縮空気(エア)導入
口23からエアが空気圧作動回路に導入する。作動トリ
ガ22aはオンしていないので、トリガバルブ22はオ
フ状態である。よって、エアはパイロットバルブ24を
経てエアシリンダ2のポート2cに入り(矢印)、第1
のピストンロッド6の第1ピストン6aを押圧(右動)
して、クランププレート8をフートプレート9から離し
た位置にする。このとき第1ピストン6aの右室側であ
るポート2dはアンクランプチェックバルブ26が非作
動のため、大気に解放されている(点線矢印)。したが
って工具本体を加工物Wに対して載置しやすい状態にし
ている。そのほかのバルブは非作動である。また、ピス
トンロッド13aとリトラクトピストンロッド19aは
共にフートプレート9に押圧されないので変位しないか
ら、ハイドロスピードコントローラ13の制御もリトラ
クトスイッチバルブ19の切替も行われない。なお、煩
雑を避けるため図7の説明には関係しない構成要素と部
品等の参照番号や記号は省略した(以下同じ)。
【0030】図9は、第1のピストンロッド6が作動し
て加工物Wをクランプさせるときの制御系統の空気圧作
動回路を示し、図10は図9に対応するときの工具の状
態を示している。作動トリガ22aをオンすると、2位
置弁のトリガバルブ22が切換わり、エアはパイロット
バルブ24に作用する。この結果パイロットバルブ24
のポートが切換わるため、エアは矢印のように流れ、エ
アモータ3を駆動し装着されたドリルDRを回転させ
る。またエアはアンクランプチェックバルブ26に作用
して流路を切換えるので、点線矢印で示すように、第1
ピストン6aの左室側はポート2cからアンクランプチ
ェックバルブ26を介しリトラクトバルブ25を経て大
気に解放する。さらにエアはリトラクトバルブ25を経
て、エアシリンダ2のポート2eから第2ピストン7a
の右室に導入される。すると第2ピストン7aが左動す
るとともに逆止弁7dが開いてエアを徐々に第2ピスト
ン部7aの左室に逃し第1ピストン6aを左動させる結
果、第1のピストンロッド6に固定しているクランププ
レート8が徐々に加工物Wをクランプする。なお、パイ
ロットバルブ24、リトラクトバルブ25、アンクラン
プチェックバルブ26はいずれも2位置弁の構成であ
る。
【0031】図9は、加工物Wを穿孔加工するときの制
御系統の空気圧作動回路を示している。クランプ後なお
も、エアはポート2eより第2ピストン7aの右室に作
用するから第2ピストン7aを左動させると共に、逆止
弁7dを経て第1ピストン6a側に流入する。このため
第1ピストン6aも左動させることにより、フートプレ
ート9が左動し穿孔加工が行われる。この場合、ハイド
ロスピードコントローラ13のピストンロッド13aは
フートプレート9に押圧されて変位するが、ハイドロス
ピードコントローラ13内の油の流れが絞られているの
で抵抗を受ける。ここでフートプレート9の移動速度、
つまり加工物Wの移動速度が急速にならないように制御
される。また、エア通路は切削油貯蔵タンク10にも連
通しているので、切削油は切削油通路9gを経由してガ
イドブッシュ9hの通路9jからミスト状となってドリ
ルDRに供給される。
【0032】図11は、穿孔加工が完了したときの制御
系統の空気圧作動回路を示し、図12は図11に対応す
るときの工具を示す。穿孔加工が完了すると、リトラク
トピストンロッド19aがフートプレート9の上面9f
に押されてリトラクトスイッチバルブ19が切換わる。
するとエアはスプールバルブ27に作用する。ここで、
スプールバルブ27は、リトラクトスイッチバルブ19
からの空気圧が作用したときボール27cにより閉止さ
れるシート部27aと、逆にリトラクトチェックバルブ
28からの空気圧が作用したとき閉止されるシート部2
7bとを含むものである。そしてこれらシート部27
a、27bの間の分岐する通路がリトラクトチェックバ
ルブ28を切換え作用するよう連通している。したがっ
て、リトラクトスイッチバルブ19からのエアにより、
ボール27cがシート部27aを閉止するので、エアは
リトラクトチェックバルブ28に作用してその流路を切
換える。このためパイロットバルブ24からのエアはリ
トラクトチェックバルブ28を経てリトラクトバルブ2
5に作用し、その流路を切換える。この結果、第2ピス
トン7aの右室側のポート2eは大気に解放され(点線
矢印)、第1ピストン6aの左室側のポート2cにエア
が導入されるので、リトラクトが開始される。
【0033】図13は、リトラクトが完了するまでの制
御系統の空気圧作動回路を示し、図14は図13に対応
するときの工具の位置を示す。リトラクトが開始する
と、リトラクトピストンロッド19aがフートプレート
9から離れ、リトラクトスイッチバルブ19は元に切換
わる。ここで、スプールバルブ27は、前の状態すなわ
ち、エアがシート部27aに作用してリトラクトチェッ
クバルブ28が連通した状態に保持されるので、リトラ
クトバルブ25は図11と同じ状態に維持される。そし
て、ドリルDRのリトラクトが完了する。そしてフート
プレート9とクランププレート7は加工物Wをクランプ
したまま、エアモータ3は回転したまま穿孔加工直前の
状態に戻る。
【0034】作動トリガ22aをオフすると、エアの供
給は図7の場合と同様となり、クランププレート8は加
工物Wから離れて元の状態に戻り、同時にエアモータ3
の回転が停止し、切削油貯蔵タンク10へのエアの供給
も停止する。
【0035】以上この発明の構造と作用を述べたが、お
のおのの機構および制御系は、例えば、他の型式のバル
ブでも良く、種々の態様が考えられる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、フ
ートプレートに形成した案内機構である基準面を加工物
の構造部材に当接することにより、自動的に開孔位置が
確定され、位置決めガイド用のコレット、マンドレル、
およびガイドピン等が必要なく、下穴加工を省けるの
で、前工程までの加工工数を低減できる。さらに、ケー
ス本体にエアシリンダとエアモータとを軸心線が平行に
かつ軸心上オフセットして配置したので、工具全体がコ
ンパクトに構成され、狭隘部での適用が可能となり、操
作性、作業性が向上する。また、ケース本体または外部
に脱着可能なハイドロスピードコントローラを設けたの
で、エアシリンダ内部に切削速度を制御するための作動
油を必要とせず、適切な切削速度を設定でき、自動送り
穿孔加工によりバラツキのない均一な切削加工ができ
る。さらに、フートプレートにドリル径に応じて交換可
能なガイドブッシュを設けたので、種々のドリル径に適
合可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の工具の外観図で、(a)は正面図、
(b)は左側面図、(c)は右側面図を示す。
【図2】一部断面で示すこの発明の工具の全体図であ
る。
【図3】図3(a)は図2のa−a断面矢視図、(b)
は図2のb−b断面矢視図、(c)は図2のc−c矢視
図である。
【図4】図2の破線部4E拡大図でエアシリンダとピス
トンとの関係を説明する図。
【図5】図2の二点鎖線部5E拡大図でドリルとブッシ
ュを示す図。
【図6】航空機構造物等の狭隘部においてこの発明の工
具が使用される態様を表す図。
【図7】工具セット時の空気圧作動回路説明図。
【図8】図7に対応する工具の作動状態を示す図。
【図9】加工物をクランプしたときの空気圧作動回路説
明図。
【図10】図9のときの工具の作動状態を示す図。
【図11】穿孔加工時の空気圧作動回路説明図。
【図12】図11のときの工具の作動状態を示す図。
【図13】穿孔加工終了時の空気圧作動回路説明図。
【図14】図13のときの工具の作動状態を示す図。
【図15】この発明の工具が使用される航空機構造の部
位を示す図。
【図16】図15で図示した部分を分解・拡大した図。
【図17】航空機構造物の狭隘部の例を示し、図16を
一部拡大した図。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 エアシリンダ 3 エアモータ 4 ハンドル 5 ギアボックス 6 第1のピストンロッド 6a 第1ピストン 7 第2のピストンロッド 7a 第2ピストン 7d 逆止弁 8 クランププレート 9 フートプレート 9a 厚部 9b 加工物突当面 9c 底面 9d 側面 9e 延出部 9f 上面 9g 切削油通路 13 ハイドロスピードコントローラ 13a ピストンロッド 19 リトラクトスイッチバルブ 19a リトラクトピストンロッド 22 トリガバルブ 22a 作動トリガ 24 パイロットバルブ 25 リトラクトバルブ 26 アンクランプチェックバルブ 27 スプールバルブ 28 リトラクトチェックバルブ DR ドリル W 加工物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体にエアシリンダとエアモータと
    を軸心線が平行でかつ軸心上オフセットして設け、前記
    エアシリンダに第1のピストンロッドおよび第2のピス
    トンロッドを同軸上に嵌合させ、第1のピストンロッド
    と第2のピストンロッドのそれぞれの端部に設けたクラ
    ンププレートとフートプレートとにより加工物をクラン
    プし、前記エアモータの出力をギア列によりドリルを把
    持するギアに伝達して加工物を穿孔する狭隘部用多軸穿
    孔空気工具であって、 前記フートプレートは狭隘部の構造物に当接させて穿孔
    加工時位置決めを行う基準面を備えたことを特徴とする
    狭隘部用多軸穿孔空気工具。
  2. 【請求項2】前記フートプレートの基準面は、加工物突
    当面、底面および側面の3次元方向の面を具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の狭隘部用多軸穿孔空気工
    具。
  3. 【請求項3】前記ケース本体の前記フートプレートに対
    向する位置にフートプレートによる押圧で変位するピス
    トンロッドを設け、このピストンロッドの変位により油
    圧媒体の流れを制御するスピードコントローラを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の狭隘部用多軸穿
    孔空気工具。
  4. 【請求項4】エアシリンダとこのエアシリンダと軸心線
    が平行でかつ軸心上オフセットして設けたエアモータと
    を有するケース本体と、 前記エアシリンダに嵌合するピストン部を有し、エアシ
    リンダから突出した端部に加工物を保持するためのクラ
    ンププレートを備えた第1のピストンロッドと、 この第1のピストンロッドと同軸上に設けられ、前記エ
    アシリンダに嵌合するピストン部を有し、エアシリンダ
    から突出した端部に前記クランププレートと協働して加
    工物を保持するためのフートプレートを備えた第2のピ
    ストンロッドと、 前記エアモータの回転をドリルに伝達するギア列を収容
    したギアボックスと、 前記ケース本体の上部に形成されたハンドルと、 ドリルを通過させる貫通孔にドリルの振れを防止するガ
    イドブッシュを備えると共に、加工物に当接させて穿孔
    加工時位置決めを行うための基準面を形成した前記フー
    トプレートの厚部と、 前記エアシリンダおよびエアモータへの圧縮空気の供給
    を切換えるバルブ群と、を備えたことを特徴とする狭隘
    部用多軸穿孔空気工具。
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