JPH11178689A - 変色食器 - Google Patents

変色食器

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JPH11178689A
JPH11178689A JP36601497A JP36601497A JPH11178689A JP H11178689 A JPH11178689 A JP H11178689A JP 36601497 A JP36601497 A JP 36601497A JP 36601497 A JP36601497 A JP 36601497A JP H11178689 A JPH11178689 A JP H11178689A
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JP
Japan
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tableware
temperature
transparent
change
discolored
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Application number
JP36601497A
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English (en)
Inventor
Hisashi Sugaya
久 菅家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食べ物の温度を視認できる食器を実現する。 【解決手段】 食器1を透明又は半透明素材により構成
し、この内部に中空部2を設け、この中空部には、温度
変化により変色する感温変色材3を収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は食器に関し、より
詳細には温度により変色する食器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食器(この明細書では、例えば、
箸や碗、皿等、食事に使用する器具や容器を総称して
「食器」と定義する。)はガラス器等の透明素材、陶磁
器や木器等の不透明素材を問わず、その外観が一定であ
るのが通例であった。
【0003】一方、例えば感温変色インクを表面に塗布
することにより食器の温度を色の変化により示す食器が
公知である(例えば特開平7−257626号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱い食物を
不用意に口の中に入れると火傷をすることは勿論である
が、それがどのくらい熱いかは専ら勘と経験によって視
認していた。しかしながら、老人、病人、子供、乳幼児
のようにこのような勘や経験を有しないか、又は、それ
らが鈍っている者にとっては、視認によっては食物が熱
いかどうかを判断できず、熱い食物を不用意に口の中に
入れて火傷をする危険を常に孕んでいた。
【0005】又、食べ物にはそれぞれ固有の食べごろの
温度があり、この温度と違った温度の状態で食べても本
来のうま味が発揮されないことも勿論である。この場
合、食べ物自体は食べごろの温度で食器に盛られても、
配膳に手間取って温度が冷めたり、温まったりしたり、
或いは食べて側においてなかなか箸を付けずやはり温度
が冷めたり、温まったりしたりすることがよくある。
【0006】以上の問題点は、前記の従来技術の食器の
温度を色の変化により示す食器を使用することにより、
解消され得る。しかしながら、これらの公知技術の食器
においては、色の変化は食器の表面の色の変化として表
れるために、使用者に不気味な違和感を与えると共に、
清涼感に欠け、食べ物を視覚的に引き立てるための食器
として必ずしも適切でない問題を生じた。又、食べ物が
直接に接する食器の表面の色が変化するので、場合によ
っては食べ物の色と区別が付かず、使用者において食器
の色の変化を充分視認できない問題もあった。更に、変
色部分が食器の表面に露出するために、ナイフやフォー
クの接触や、食器洗浄器による高圧洗浄によりこの部分
が剥離する問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、温度を色の
変化により示す機能を有しながら、使用者に違和感を与
えることなく、しかも視認しやすく、剥離のおそれがな
い変色食器を提供することを目的とする。即ち、この発
明の食器は透明又は半透明素材により構成されると共
に、内部に中空部を有し、この中空部には、温度変化に
より変色する感温変色材を収容したことを特徴とする。
尚、この発明においては食器の全ての箇所を透明又は半
透明にしても、或いは一部分を不透明にしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例を
添付図面に基づいて説明する。 (第1実施例)図1乃至図3はこの発明の食器の第1実
施例を示すものであり、ここでは食器として箸を例にと
っている。図中符号1は箸であり、この箸は例えば透明
又は半透明のアクリル樹脂などのプラスチックや耐熱ガ
ラスなどにより成形されるものであり、全長方向に渡っ
て中空部2を有する。この中空部2には、温度変化によ
り変色する感温変色材3が収容される。この感温変色材
3は温度変化により変色するものであれば、その種類は
問わないが、ここではコレステリック系の液晶を採用し
ている。又、色の変化の設定は任意であるが、例えば8
0℃以上、70℃、60℃、50℃、40℃、30℃、
20℃と7段階に変色温度を設定すれば、丁度7色の変
化となり使用者の興味を引くこととなる。図3はこの実
施例の箸1の使用状態を示すものであり、ここでは熱い
食物Fに箸1の先端が触れることにより内部の感温変色
材3が変色する状態を図示している。
【0009】(第2実施例)図4はこの発明の食器の第
2実施例を示すものであり、ここでは食器としてスプー
ンを例にとっている。図中符号11はスプーンであり、
このスプーンは例えば透明又は半透明のアクリル樹脂な
どのプラスチックや耐熱ガラスなどにより成形されるも
のであり、スプーン部分に中空部12を有する。この中
空部12には、温度変化により変色する感温変色材13
が収容される。この実施例のその余の構成は前記第1実
施例の場合と同様なので、その記載は省略する。
【0010】(第3実施例)図5はこの発明の食器の第
3実施例を示すものであり、ここでは食器としてコップ
を例にとっている。図中符号21はコップであり、この
コップは例えば透明又は半透明のアクリル樹脂などのプ
ラスチックや耐熱ガラスなどにより成形されるものであ
り、全体に渡って中空部22を有する。この中空部22
には、温度変化により変色する感温変色材23が収容さ
れる。コップの場合は、その性格上熱い飲物も冷たい飲
物も注がれる可能性があるので、温度が冷たい時は寒色
に、熱いときは暖色に変化するように感温変色材23を
設定すれば温度を感覚的に把握することが容易となる。
この実施例のその余の構成は前記第1実施例の場合と同
様なので、その記載は省略する。
【0011】(第4実施例)図6はこの発明の食器の第
4実施例を示すものであり、ここでは食器として碗を例
にとっている。図中符号31は碗であり、この碗は例え
ば透明又は半透明のアクリル樹脂などのプラスチックや
耐熱ガラスなどにより成形されるものであり、全体に渡
って中空部32を有する。この中空部32には、温度変
化により変色する感温変色材33が収容される。この実
施例においては、碗31の内側31Bは透明に構成して
いるが、外側31Aは不透明に構成している。この実施
例のその余の構成は前記第1実施例の場合と同様なの
で、その記載は省略する。
【0012】(第5実施例)図7はこの発明の食器の第
5実施例を示すものであり、ここでは食器としてレード
ルを例にとっている。図中符号41はレードルであり、
このレードルは例えば透明又は半透明のアクリル樹脂な
どのプラスチックや耐熱ガラスなどにより成形されるも
のであり、杓子部分に中空部42を有する。この中空部
42には、温度変化により変色する感温変色材43が収
容される。直接使用者の口に接しないレードルの場合
は、火傷防止の側面は薄く、鍋内の食物の温度を色の変
化により視認することにより調理の手助けとなるメリッ
トが大きい。この実施例のその余の構成は前記第1実施
例の場合と同様なので、その記載は省略する。
【0013】(第6実施例)図8はこの発明の食器の第
6実施例を示すものであり、ここでは食器として受け皿
を例にとっている。図中符号51は受け皿であり、この
受け皿はここでは耐熱ガラスにより成形されるものであ
り、全体に渡って中空部52を有する。この中空部52
には、温度変化により変色する感温変色材53が収容さ
れる。この受け皿においては、加熱した鍋やグラタン皿
等を載置した際に、受け皿が直ちに変色することによ
り、鍋やグラタン皿等が高温であることを使用者に知ら
せるので不用意に鍋やグラタン皿等に触れて火傷をする
事態が未然に防止されるメリットを得られる。この実施
例のその余の構成は前記第1実施例の場合と同様なの
で、その記載は省略する。
【0014】尚、以上の実施例における具体的な食器は
例示であり、この発明が実施される食器の種類はこれら
に限られないことは勿論である。
【0015】又、この発明は食器に限らず、火傷を防止
するために、温度を色の変化として視認させることが有
用な物品に実施可能なものであり、その一例として図9
に浴槽にこの発明を実施した例を示す。図中符号61は
浴槽であり、この浴槽は例えば透明又は半透明のアクリ
ル樹脂などのプラスチックや耐熱ガラスなどにより成形
されるものであり、全体に渡って中空部62を有する。
この中空部62には、温度変化により変色する感温変色
材63が収容される。この場合、浴槽内に張った湯の温
度が視覚的に認識できるので、例えば極めて高温の場合
を赤色、丁度良い湯加減の場合をオレンジ色、ぬるい場
合を青色に変化するように感温変色材63を設定すれば
火傷を防止したり、湯加減を事前に視認することが可能
となる。
【0016】
【発明の効果】以上の構成よりなる、この発明は次の特
有の効果を奏する。 食べ物の温度を食器の色の変化を介して視認できるの
で、勘と経験によらず温度を直感できるので、老人、病
人、子供、乳幼児にとって火傷防止上最適な食器が実現
される。
【0017】変色部は食器の表面に直接露出せず、透
明又は半透明素材により構成される食器の内部の中空部
に収容されるので、変色は食器の表面を透かして視認さ
せることなり、表現が直接的でなく、使用者に違和感を
与えることがなく、食べ物を視覚的に引き立てるための
食器としての機能を損なうことが防止される。
【0018】同様の理由より、普段は透明又は半透明
の食器が食物を盛ることにより色彩を帯びるという意匠
的な面白さが生じ、従来にない趣の食器が実現される。
【0019】同様の理由より、ナイフやフォークの接
触や、食器洗浄器による高圧洗浄によって変色部分が剥
離する問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の食器の第1実施例の斜視図。
【図2】同上、断面図。
【図3】同上、使用状態の斜視図。
【図4】この発明の食器の第2実施例の断面図。
【図5】この発明の食器の第3実施例の断面図。
【図6】この発明の食器の第4実施例の断面図。
【図7】この発明の食器の第5実施例の断面図。
【図8】この発明の食器の第6実施例の断面図。
【図9】この発明を浴槽に実施した実施例の断面図。
【符号の説明】
1 箸(食器) 2 中空部 3 感温変色材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明素材により構成されると
    共に、内部に中空部を有し、この中空部には、温度変化
    により変色する感温変色材を収容したことを特徴とする
    変色食器。
  2. 【請求項2】 液晶をもって感温変色材とした請求項1
    記載の変色食器。
  3. 【請求項3】 一部を不透明とした請求項1又は2記載
    の変色食器。
JP36601497A 1997-12-24 1997-12-24 変色食器 Pending JPH11178689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36601497A JPH11178689A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 変色食器

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JP36601497A JPH11178689A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 変色食器

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Publication Number Publication Date
JPH11178689A true JPH11178689A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18485702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36601497A Pending JPH11178689A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 変色食器

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JP (1) JPH11178689A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030009995A (ko) * 2001-07-25 2003-02-05 최운탁 온도감지젓가락
US7905021B2 (en) 2005-08-10 2011-03-15 Kamran Shirazi International dining kit

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