JPH11178337A - 高電圧電源装置及び電子写真装置 - Google Patents

高電圧電源装置及び電子写真装置

Info

Publication number
JPH11178337A
JPH11178337A JP9354061A JP35406197A JPH11178337A JP H11178337 A JPH11178337 A JP H11178337A JP 9354061 A JP9354061 A JP 9354061A JP 35406197 A JP35406197 A JP 35406197A JP H11178337 A JPH11178337 A JP H11178337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
rectifying
smoothing
power supply
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9354061A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ogawara
敏 小河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9354061A priority Critical patent/JPH11178337A/ja
Publication of JPH11178337A publication Critical patent/JPH11178337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化を可能にする高電圧電源装置を提
供する。 【解決手段】 トランスT101の出力巻線23の両端
に発生する交流電圧を、コンデンサC105との接続電
位を共通電位として各々正及び負に整流平滑する整流平
滑回路31,32と、出力巻線23の両端に発生する交
流電圧を、コンデンサC110との接続電位を共通電位
として各々正及び負に整流平滑する整流平滑回路33,
34とが設ける。外部のコントローラからの制御信号に
よりトランジスタQ101,Q102を駆動して、整流
平滑回路31,33の出力と接地間の電位をそれぞれ制
御し、交流に重畳する直流出力の電圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンター等に用いられる高電圧電源装置、及び
この高電圧電源装置を搭載した電子写真装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置の画像形成には、帯
電、現像、転写、分離、除電などの種々の高電圧を用い
ているが、交流に直流を重畳した高電圧を帯電器に供給
する構成としたものが多く用いられている。
【0003】図6に帯電器の負荷特性を示す。帯電器
は、通常、500Hzから1000Hzの周波数で、8
kVppから14kVpp程度の交流を印加することに
よりコロナ放電を起こす。コロナ放電は、負極の時の方
が正極の時より放電しやすいため、帯電器自体に整流作
用を有することになる。
【0004】例えば、12kVppで1000Hzの矩
形波の交流を印加した場合では、図6に示すように直流
バイアスを印加しないときでも、一300μAの直流電
流が流れる。また、直流バイアスを変えることにより図
6のような負荷特性が得られる。
【0005】電子写真装置は、画像形成シーケンスに応
じて直流バイアスの電圧を変化させる制御を行うが、こ
の印加電圧が正極から負極まで制御する場合もある。こ
の場合の高電圧電源装置は、図7に示したように直流を
生成する直流電源回路110と交流を生成する交流電源
回路120とを別々に構成し、これらの電源回路11
0,120が負荷に対し直列に接続される構成になって
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、次のような問題があった。
【0007】直流電源回路と交流電源回路を別々に構成
しているため、装置の大型化、コストアップを伴ってお
り、さらに直流出力が正極と負極の両極が必要な場合
は、正及び負の極性をそれぞれ生成する電源が必要なた
め、さらなるコストアップと大型化を招いていた。
【0008】これらを解決するために、図8に示すよう
に交流電源回路520にトランジスタ531とダイオー
ド532,533と抵抗534を組み合わせて、負荷に
流れる電流を整流することにより自己バイアスをかける
方法も考えられている。
【0009】しかし、交流の波形が理想的な矩形波とし
ても、トランジスタの耐圧の50%までしか直流バイア
スを出力することが出来ないため、必要以上に耐圧の高
いトランジスタが必要となり、コストアップの要因とな
っていた。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、低コス
ト化を可能にする高電圧電源装置、及びこの高電圧電源
装置を搭載した低コストの電子写真装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、交流に直流電圧を重畳して出力す
る高電圧電源装置において、片端がそれぞれ負荷へ電力
を供給する出力となる第1と第2の出力巻線、及び片端
が接地され前記第1及び第2の出力巻線に重畳させる直
流電圧を生成するための交流を他端より出力する第3の
出力巻線を備えた交流生成用のトランスと、前記第1及
び第2の出力巻線の各他端と接地間にそれぞれ接続され
た第1及び第2のコンデンサと、前記第3の出力巻線の
両端に発生する交流電圧を、前記第1のコンデンサとの
接続電位を共通電位として各々正及び負に整流平滑する
第1及び第2の整流平滑回路と、前記第3の出力巻線の
両端に発生する交流電圧を、前記第2のコンデンサとの
接続電位を共通電位として各々正及び負に整流平滑する
第3及び第4の整流平滑回路と、前記第1の整流平滑回
路の出力側に接続され、接地間との電位を制御する第1
の電圧制御素子と、前記第3の整流平滑回路の出力側に
接続され、接地間との電位を制御する第2の電圧制御素
子とを備え、前記第1及び第2の電圧制御素子を駆動し
て前記第1及び第3の整流平滑回路の出力と接地間の電
位をそれぞれ制御し、交流に重畳する直流出力の電圧を
制御するものである。
【0012】第2の発明では、上記第1の発明におい
て、前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を正
または負に整流平滑する第5の整流平滑回路を設けたも
のである。
【0013】第3の発明では、上記第1の発明におい
て、3前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を
正または負に整流平滑する複数の整流平滑回路を設けた
ものである。
【0014】第4の発明では、上記第1乃至第3の発明
において、前記第1及び第2の電圧制御回路の駆動は、
外部の制御手段からの制御信号により行う構成にしたも
のである。
【0015】第5の発明では、上記第1の発明におい
て、前記第1乃至第4の整流平滑回路は、それぞれコン
デンサ、ダイオード及び抵抗の組み合わせで構成したも
のである。
【0016】第6の発明では、交流に直流電圧を重畳し
て出力する高電圧電源装置と、前記高電圧電源装置を制
御するために電子写真プロセスに応じた制御信号を出力
する制御手段と、前記高電圧電源装置で生成された高電
圧を動作電圧とする帯電器とを有し、前記帯電器を用い
る電子写真方式で画像形成を行う電子写真装置におい
て、前記高電圧電源装置は、片端がそれぞれ負荷へ電力
を供給する出力となる第1と第2の出力巻線、及び片端
が接地され前記第1及び第2の出力巻線に重畳させる直
流電圧を生成するための交流を他端より出力する第3の
出力巻線を備えた交流生成用のトランスと、前記第1及
び第2の出力巻線の各他端と接地間にそれぞれ接続され
た第1及び第2のコンデンサと、前記第3の出力巻線の
両端に発生する交流電圧を、前記第1のコンデンサとの
接続電位を共通電位として各々正及び負に整流平滑する
第1及び第2の整流平滑回路と、前記第3の出力巻線の
両端に発生する交流電圧を、前記第2のコンデンサとの
接続電位を共通電位として各々正及び負に整流平滑する
第3及び第4の整流平滑回路と、前記第1の整流平滑回
路の出力側に接続され、接地間との電位を制御する第1
の電圧制御素子と、前記第3の整流平滑回路の出力側に
接続され、接地間との電位を制御する第2の電圧制御素
子とを備え、前記制御手段からの制御信号により第1及
び第2の電圧制御素子を駆動して前記第1及び第3の整
流平滑回路の出力と接地間の電位をそれぞれ制御し、交
流に重畳する直流出力の電圧を制御するようにしたもの
である。
【0017】第7の発明では、上記第6の発明におい
て、前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を正
または負に整流平滑する第5の整流平滑回路を設けたも
のである。
【0018】第8の発明では、上記第6の発明におい
て、前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を正
または負に整流平滑する複数の整流平滑回路を設けたも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0020】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係る高電圧電源装置の要部構成図であり、図2
は、第1実施形態に係る高電圧電源装置の具体的構成を
示す回路図である。
【0021】図1において、図中の10はトランスT1
01の一次側回路である。トランスT101は、交流を
生成するトランスであり、二次側巻線として、片端がそ
れぞれ負荷へ電力を供給する出力となる第1と第2の出
力巻線21,22と、片端が接地され前記第1及び第2
の出力巻線21,22に重畳させる直流電圧を生成する
ための交流を他端より出力する第3の出力巻線23とを
有している。第1及び第2の出力巻線21,22の各他
端と接地間には、第1及び第2のコンデンサC105,
C110がそれぞれ接続されている。
【0022】さらに、第3の出力巻線23の両端に発生
する交流電圧を、前記第1のコンデンサC105との接
続電位を共通電位として各々正及び負に整流平滑する第
1及び第2の整流平滑回路31,32と、第3の出力巻
線23の両端に発生する交流電圧を、前記第2のコンデ
ンサC110との接続電位を共通電位として各々正及び
負に整流平滑する第3及び第4の整流平滑回路33,3
4とが設けられている。
【0023】また、第1の整流平滑回路31の出力と接
地間の電位を制御する第1の電圧制御素子であるトラン
ジスタQ101と、第3の整流平滑回路33の出力と接
地間の電位を制御する第2の電圧制御素子であるトラン
ジスタQ102とが設けられている。
【0024】このような構成の本実施形態の高電圧電源
装置は、外部のコントローラからの制御信号により前記
トランジスタQ101,Q102を駆動して、整流平滑
回路31,33の出力と接地間の電位をそれぞれ制御
し、交流に重畳する直流出力の電圧を制御するようにな
っている。
【0025】次に、図2を用いてその構成及び動作を詳
細に説明する。
【0026】同図において、T101は高圧交流を生成
するトランスであり、抵抗R23を介し一次巻線の中間
タップに電源が供給される。一次巻線の他端は、トラン
ジスタQ3、Q4のコレクタにそれぞれ接続されてい
る。トランジスタQ3,Q4のベースは抵抗R11,R
12,R13,R14,R15,R16,R17,R1
8を介してそれぞれICQ5に入力される。ICQ5
は、抵抗R2をトランジスタQ1を介して不図示のコン
トローラに接続されている。
【0027】トランスT101の二次巻線は、図2に示
すように3つ巻線を持った構成となっている。ここで、
図2に示す3つの二次巻線を同図上からそれぞれ第1、
第2及び第3の出力巻線21,22,23とする。トラ
ンスT101の第1の出力巻線21の片端は、出力とな
り、帯電器負荷に接続されている。トランスT101の
第1の出力巻線21の他端はコンデンサC105に接続
され、接続点を共通電位として、コンデンサC101,
C103、ダイオードD101,D102、及び抵抗R
101により構成される正極の整流平滑回路31、及び
コンデンサC102,C104、ダイオードD103,
D104、抵抗R102により構成される負極の整流平
滑回路32に接続されている。
【0028】コンデンサC105の他端は接地される。
ダイオードD101のカソード側はトランジスタQ10
1のコレクタに接続されている。ダイオードD104の
アノード側は抵抗R103を介し、トランジスタQ10
1のエミッタに接続されている。
【0029】オベアンプQ103のプラス入力端子は不
図示のコントローラに接続されている。トランスT10
1の第1の出力巻線21の片端は出力となり、帯電器負
荷に接続されている。トランスT101の第2の出力巻
線22の他端はコンデンサC110に接続され、接続点
を共通電位として、コンデンサC106,C107、ダ
イオードD105,D106、抵抗R106により構成
される正極の整流平滑回路33、及びコンデンサC10
8,C109、ダイオードD107,D108、抵抗R
107により構成される負極の整流平滑回路34に接続
されている。
【0030】コンデンサC110の他端は接地される。
ダイオードD105のカソード側はトランジスタQ10
2のコレクタに接続されている。ダイオードD105の
アノード側は抵抗R110を介し、トランジスタQ10
2のエミッタに接続されている。オペアンプQ104の
プラス入力端子は不図示のコントローラに接続されてい
る。トランスT101の第3の出力巻線23の片端は、
前記整流平滑回路31〜34を構成するコンデンサC1
01,C102,C106,C109に接続され、他端
は接地されている。
【0031】次に、動作の説明を行う。
【0032】ICQ5の信号によりトランジスタQ3,
Q4が交互にスイッチングを行うことにより、トランス
T101は巻線比に応じた高圧交流を二次側に生成す
る。ICQ5は、抵抗R2及びトランジスタQ1を介し
て不図示のコントローラより得られるシーケンス信号に
よりオン/オフの制御を行う。
【0033】トランスT101の第1及び第2の出力巻
線21,22からは、帯電器がコロナ放電を起こす8k
Vppから14kVpp程度の交流を生成する。トラン
スT101の第3の出力巻線23からは、1kVppか
ら3kVpp程度の交流を生成する。
【0034】トランスT101の第3の出力巻線23の
両端に生成された交流電圧は、ダイオードD101、D
102、D103、D104により整流され、コンデン
サC103及び抵抗R101と、コンデンサC104及
び抵抗R102の各両端には、トランスT101の電圧
により決定される直流電圧が生成される。同様に、ダイ
オードD105、D106、D107、D108により
整流され、コンデンサC107及び抵抗R106と、コ
ンデンサC108及び抵抗R107の両端には、トラン
スT101の電圧により決定される直流電圧が生成され
る。
【0035】この時、トランジスタQ101がオフして
いる場合、ダイオードD104のアノード側の電位が、
抵抗R103を介して接地されることになる。このと
き、抵抗R102の抵抗値は、抵抗R101の抵抗値よ
り充分大きいこととする。このため、コンデンサC10
5に印加される電圧は、コンデンサC104及び抵抗R
102の両端に印加される電圧より直流負荷電流が抵抗
R103に流れることにより生ずる電圧降下分を差し引
いた電圧が、印加されることになる。この時、コンデン
サC105に印加される電圧は正極になる。
【0036】同様に、トランジスタQ102がオフして
いる場合では、ダイオードD108のアノード側の電位
が、抵抗R110を介して接地されることになる。この
とき抵抗R107の抵抗値は抵抗R106の抵抗値より
充分大きいこととする。このため、コンデンサC110
に印加される電圧は、コンテンサC108、抵抗R10
7の両端に印加される電圧より直流負荷電流が抵抗R1
10に流れることにより生ずる電圧降下分を差し引いた
電圧が、印加されることになる。この時、コンデンサC
110に印加される電圧は正極になる。
【0037】次に、トランジスタQ101がオンした場
合、ダイオードD101のカソード側の電位が接地電位
となるため、コンデンサC103、抵抗R101の両端
の直流電圧の負極がコンデンサC105に印加される。
この時の印加電圧が交流に重畳され負荷に供給される。
【0038】同様に、トランジスタQ102がオンした
場合では、ダイオードD105のカソード側の電位が接
地電位となるため、コンテンサC107、抵抗R106
の両端の直流電圧の負極がコンデンサC110に印加さ
れる。この時の印加電圧が交流に重畳され負荷に供給さ
れる。
【0039】このように、オペアンプQ103,Q10
4のプラス側にコントロール信号を入力し、それぞれ抵
抗R104,R108に印加される電圧をマイナス側に
入力し、トランジスタQ101,Q102(電圧制御素
子)を制御することにより、正電圧、正電流から負電
圧、負電流まで、重畳する直流の電圧、電流を制御する
ことが可能となる。
【0040】(第2実施形態)図3は、本発明の第2実
施形態に係る高電圧電源装置の回路図であり、図2と共
通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0041】第2実施形態では、前記第3の出力巻線2
3の両端に印加された交流電圧をコンデンサC111,
C112とダイオードD109,D110により構成さ
れる整流平滑回路により整流平滑し、抵抗R111、R
112により分圧した電圧を出力とした直流バイアス回
路を一つ備えている。
【0042】尚、第2実施形態では、正極の直流電圧回
路の構成を例として挙げたが、負極の直流電圧回路を用
いた構成としても構わない。その他の構成は第1の実施
形態と同様である。
【0043】(第3実施形態)図4は、本発明の第3実
施形態に係る高電圧電源装置の回路図であり、図3と共
通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0044】第3実施形態では、前記第3の出力巻線2
3の両端に印加された交流電圧をC111,C112、
D109,D110、及びコンデンサC113、C11
4、ダイオードD111、D112により構成される整
流平滑回路により整流平滑し、抵抗R111、R112
及び抵抗R113,R114により分圧した電圧を出力
としたように、直流バイアス回路を複数備えている。
【0045】尚、図5に示す第3実施形態では、正極の
直流電圧回路と負極の直流電圧回路を一つずつ備えた構
成を例として挙げたが、直流電圧出力として2つ以上の
構成であれば正極、負極の出力数は図4に示すものと異
なっても構わない。その他の構成は第1の実施形態と同
様である。
【0046】図5は、本発明の高電圧電源装置を搭載し
た電子写真装置(複写機)の構造を示す断面模式図であ
る。
【0047】この複写機には、上記実施形態で実現され
た高電圧電源装置300が搭載されている。高電圧電源
装置300は、電子写真プロセスで画像形成を行うため
の各種制御を行うコントローラ310からの制御信号に
応じて、その出力状態が制御される。そして、高電圧電
源装置300で生成された高電圧を受けて、本複写機の
1次帯電器106、転写帯電器110及び分離帯電器1
11は、所定の帯電動作を行う。
【0048】まず、図5において、100は複写装置本
体、200は原稿の自動給送を行う循環式自動原稿送り
装置、即ちフィーダー(以下RDFと記す)、250は
仕分け装置、即ちソータであり、これらRDF200と
ソータ250は本体100に対して自在に組合わせ使用
出来るようになっている。
【0049】101は原積載置台としての原稿台ガラス
である。また、102は画像読取り手段としての光学系
であり、原稿照明ランプ(露光ランプ)103と、走査
ミラーと、レンズ143と、モータ104等から構成さ
れており、モータ104により走査しつつ露光ランプ1
03で原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーと
レンズにより感光体ドラム105に照射する。
【0050】前記感光体ドラム105の周りには、1次
帯電器106と、ブランク露光ユニット107と、電位
センサ108と、現像器109と転写帯電器110と、
分離帯電器111が装備されていて、これら感光体ドラ
ム105等により画像形成手段が構成されている。
【0051】感光体ドラム105は、メインモータ11
3により図5に示す矢印の方向に回転するもので、1次
帯電器106によりコロナ帯電されており、光学系10
2から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は、現像器109により現像されて
トナー像として可視化される。
【0052】一方、上段カセット114あるいは下段カ
セット115からピックアップローラ116、117を
介し、給紙ローラ118、119により本体100内に
送られた転写紙が、レジストローラ120によりトナー
像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミング
がとられた後、感光体ドラム105に給送され、転写帯
電器110によりトナー像が転写される。この転写後、
転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム106か
ら分離され、搬送ベルト121により定着器122に導
かれて加圧、加熱により定着され、この後、排出ローラ
123により本体100の外に排出される。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の高電圧電
源装置によれば、重畳する直流電圧を制御する電圧制御
素子に印加する電圧を直流にすることができ、電圧制御
素子の耐圧まで重畳する直流電圧を制御することが可能
になる。また、交流電圧に直流電圧を重畳して負荷に供
給する出力を2つ備えた場合でも、二次側巻線を1つの
トランスで実現し、さらに二次側巻線から他系統の直流
電圧電源を共有することが出来るので、従来複数のトラ
ンスが必要であったのに対し1つのトランスで実現で
き、コストダウンが可能となる。
【0054】本発明の電子写真装置によれば、上記高電
圧電源装置を搭載したので、低コスト化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る高電圧電源装置の
構成を示す要部ブロック図である。
【図2】第1実施形態に係る高電圧電源装置の具体的構
成を示す回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る高電圧電源装置の
回路図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る高電圧電源装置の
回路図である。
【図5】本発明の高電圧電源装置を搭載した電子写真装
置(複写機)の構造を示す断面模式図である。
【図6】帯電器の負荷特性を示すグラフである。
【図7】従来の高電圧電源装置の要部構成図である。
【図8】従来の高電圧電源装置の他の例を示す要部構成
図である。
【符号の説明】
21 第1の出力巻線 22 第2の出力巻線 23 第3の出力巻線 31 第1の整流平滑回路 32 第2の整流平滑回路 33 第3の整流平滑回路 34 第4の整流平滑回路 T101 トランス C105 第1のコンデンサ C110 第2のコンデンサ Q101 トランジスタ(第1の電圧制御素子) Q102 トランジスタ(第2の電圧制御素子)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流に直流電圧を重畳して出力する高電
    圧電源装置において、 片端がそれぞれ負荷へ電力を供給する出力となる第1と
    第2の出力巻線、及び片端が接地され前記第1及び第2
    の出力巻線に重畳させる直流電圧を生成するための交流
    を他端より出力する第3の出力巻線を備えた交流生成用
    のトランスと、 前記第1及び第2の出力巻線の各他端と接地間にそれぞ
    れ接続された第1及び第2のコンデンサと、 前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を、前記
    第1のコンデンサとの接続電位を共通電位として各々正
    及び負に整流平滑する第1及び第2の整流平滑回路と、 前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を、前記
    第2のコンデンサとの接続電位を共通電位として各々正
    及び負に整流平滑する第3及び第4の整流平滑回路と、 前記第1の整流平滑回路の出力側に接続され、接地間と
    の電位を制御する第1の電圧制御素子と、 前記第3の整流平滑回路の出力側に接続され、接地間と
    の電位を制御する第2の電圧制御素子とを備え、 前記第1及び第2の電圧制御素子を駆動して前記第1及
    び第3の整流平滑回路の出力と接地間の電位をそれぞれ
    制御し、交流に重畳する直流出力の電圧を制御すること
    を特徴とする高電圧電源装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の出力巻線の両端に発生する交
    流電圧を正または負に整流平滑する第5の整流平滑回路
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の高電圧電源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第3の出力巻線の両端に発生する交
    流電圧を正または負に整流平滑する複数の整流平滑回路
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の高電圧電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の電圧制御回路の駆動
    は、外部の制御手段からの制御信号により行う構成にし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の高電圧
    電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1乃至第4の整流平滑回路は、そ
    れぞれコンデンサ、ダイオード及び抵抗の組み合わせで
    構成したことを特徴とする請求項1記載の高電圧電源装
    置。
  6. 【請求項6】 交流に直流電圧を重畳して出力する高電
    圧電源装置と、前記高電圧電源装置を制御するために電
    子写真プロセスに応じた制御信号を出力する制御手段
    と、前記高電圧電源装置で生成された高電圧を動作電圧
    とする帯電器とを有し、前記帯電器を用いる電子写真方
    式で画像形成を行う電子写真装置において、 前記高電圧電源装置は、 片端がそれぞれ負荷へ電力を供給する出力となる第1と
    第2の出力巻線、及び片端が接地され前記第1及び第2
    の出力巻線に重畳させる直流電圧を生成するための交流
    を他端より出力する第3の出力巻線を備えた交流生成用
    のトランスと、 前記第1及び第2の出力巻線の各他端と接地間にそれぞ
    れ接続された第1及び第2のコンデンサと、 前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を、前記
    第1のコンデンサとの接続電位を共通電位として各々正
    及び負に整流平滑する第1及び第2の整流平滑回路と、 前記第3の出力巻線の両端に発生する交流電圧を、前記
    第2のコンデンサとの接続電位を共通電位として各々正
    及び負に整流平滑する第3及び第4の整流平滑回路と、 前記第1の整流平滑回路の出力側に接続され、接地間と
    の電位を制御する第1の電圧制御素子と、 前記第3の整流平滑回路の出力側に接続され、接地間と
    の電位を制御する第2の電圧制御素子とを備え、 前記制御手段からの制御信号により第1及び第2の電圧
    制御素子を駆動して前記第1及び第3の整流平滑回路の
    出力と接地間の電位をそれぞれ制御し、交流に重畳する
    直流出力の電圧を制御することを特徴とする電子写真装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第3の出力巻線の両端に発生する交
    流電圧を正または負に整流平滑する第5の整流平滑回路
    を設けたことを特徴とする請求項6記載の電子写真装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第3の出力巻線の両端に発生する交
    流電圧を正または負に整流平滑する複数の整流平滑回路
    を設けたことを特徴とする請求項6記載の電子写真装
    置。
JP9354061A 1997-12-09 1997-12-09 高電圧電源装置及び電子写真装置 Pending JPH11178337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9354061A JPH11178337A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 高電圧電源装置及び電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9354061A JPH11178337A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 高電圧電源装置及び電子写真装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11178337A true JPH11178337A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18435039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9354061A Pending JPH11178337A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 高電圧電源装置及び電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11178337A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014030336A (ja) * 2012-06-25 2014-02-13 Ricoh Co Ltd 電源装置、電源制御装置及び画像形成装置
JP2017204904A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 コニカミノルタ株式会社 電源装置および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014030336A (ja) * 2012-06-25 2014-02-13 Ricoh Co Ltd 電源装置、電源制御装置及び画像形成装置
JP2017204904A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 コニカミノルタ株式会社 電源装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5241207B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JPH0348509B2 (ja)
JP6727806B2 (ja) 電源装置及び画像形成装置
JPH06309044A (ja) 電源装置
JP2007034092A (ja) 高圧電源装置およびそれを備えた画像形成装置
JPH11178337A (ja) 高電圧電源装置及び電子写真装置
JP2004258207A (ja) 転写装置
JP3100797B2 (ja) 電源装置
JP3466351B2 (ja) 画像形成装置
JPH07168403A (ja) 画像形成装置
JP3309579B2 (ja) 高圧電源装置
JP2000137423A (ja) 画像形成装置
JPH04181266A (ja) 画像形成装置
KR940002426B1 (ko) 전자사진 장치용 전원장치
JP2017200303A (ja) 高圧電源装置及び画像形成装置
JPH0635327A (ja) 転写、デタック極性切換
JPH04368968A (ja) 画像形成装置
US20220181976A1 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
JP3299879B2 (ja) 画像形成装置
JP2021196466A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JPH06237591A (ja) 直流モータの定電流駆動回路
EP2806550B1 (en) Power supply unit and image forming apparatus
JP2951993B2 (ja) 画像形成装置
JP2022077437A (ja) 画像形成装置
JPH06121546A (ja) 高圧電源装置