JPH11178065A - アナログモードおよびディジタルモードを選択的に使用する機能を有するデュアルモード無線通信装置 - Google Patents

アナログモードおよびディジタルモードを選択的に使用する機能を有するデュアルモード無線通信装置

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JPH11178065A
JPH11178065A JP9343072A JP34307297A JPH11178065A JP H11178065 A JPH11178065 A JP H11178065A JP 9343072 A JP9343072 A JP 9343072A JP 34307297 A JP34307297 A JP 34307297A JP H11178065 A JPH11178065 A JP H11178065A
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JP
Japan
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digital
mode
analog
data
signal
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Application number
JP9343072A
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English (en)
Inventor
Masanori Katayanagi
正則 片柳
Akira Nakamura
顕 中村
Yoshihiro Nomura
宜宏 野村
Akira Ishikura
明 石倉
Osamu Kurokawa
修 黒川
Masakuni Hyodo
正邦 兵頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両通信モードにおいて同じ量の音声データを
圧縮して蓄積することが可能なデュアルモード無線通信
装置を提供する。 【解決手段】 録音制御手段20aは、ディジタルモー
ド時にユーザの録音要求があると、CDMA信号処理部
6が出力する音声データを、切替回路16を介して音声
データ記憶エリア21aに記録し、アナログモードの場
合には、アナログ音声回路15が出力するアナログ受話
信号を、切替回路17を介してPCM符号処理部8に入
力してディジタル信号に変換し、そして音声符号処理部
7にて圧縮処理を施し、切替回路18を介して音声デー
タ記憶エリア21aに記録する。再生制御手段20b
は、通信モードによらず、ユーザの再生要求に応じて、
音声データ記憶エリア21aから音声データを読み出
し、切替回路16を介して音声符号処理部7に入力して
蓄積した音声データを再生するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車電話装
置、携帯電話装置などのように、基地局との間の通信モ
ードとして、アナログモードおよびディジタルモードを
選択的に使用するデュアルモード無線通信装置の録音再
生機能に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のデュアルモード無線通信
装置の構成を示すもので、アナログモードとCDMA
(Code Division Multiple Access )方式のディジタル
モードの二つの通信方式を有している。
【0003】この従来のデュアルモード無線通信装置
は、ディジタルモードが設定された状態においては、切
替回路9,14が制御部23から出力される切替制御信
号SWCに従ってPCM符号処理部8側に切り替わって
いる。
【0004】この状態で、図示しない基地局からディジ
タル通話チャネルを介して送られた無線周波信号(以
下、受信無線周波信号と称する)は、アンテナ1で受信
されたのちアンテナ共用器(DUP)2を介して受信回
路(RX)3に入力される。
【0005】受信回路3では、上記受信無線周波信号が
周波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局
部発振信号とミキシングされて中間周波信号に周波数変
換される。なお、上記周波数シンセサイザ4から発生さ
れる受信局部発振信号の周波数は、制御部23から出力
される制御信号SYCによって指示される。
【0006】上記受信中間周波信号は、CDMA信号処
理部6で直交復調処理が施されたのち、PN符号を用い
て逆拡散処理が施され、自機宛の受信データが抽出され
る。この抽出された受信データは、音声符号処理部7に
て伸長処理が施されてディジタル受話信号に変換され
る。
【0007】そして、上記ディジタル受話信号は、PC
M符号処理部8にてアナログ受話信号に復号される。こ
のアナログ受話信号は、切替回路9を介したのち増幅器
10にて増幅され、スピーカ11から拡声出力される。
【0008】一方、マイクロホン12に入力された話者
の送話信号は、増幅器13で増幅されたのち切替回路1
4を介してPCM符号処理部8に入力される。PCM符
号処理部8に入力されたアナログ受話信号は、PCM符
号化処理が施されてディジタル送話信号に変換されたの
ち、音声符号処理部7にて圧縮処理が施され、送信デー
タとしてCDMA信号処理部6に入力される。
【0009】CDMA信号処理部6に入力された送信デ
ータは、送信チャネルに応じたPN符号を用いて拡散処
理が施されたのち、直交変調処理が施され送信回路(T
X)5に入力される。
【0010】送信回路5では、上記直交変調信号が送信
局部発振信号と合成されて無線周波信号に変換され、さ
らに高周波増幅される。なお、上記送信局部発振信号
は、制御部23の指示に応じて周波数シンセサイザ4か
ら出力される。
【0011】上記送信回路5から出力された送信無線周
波信号は、アンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給
され、このアンテナ1から図示しない基地局へ向けて送
信される。
【0012】次に、アナログモードが設定された状態に
おいては、切替回路9,14が制御部23から出力され
る切替制御信号SWCによってアナログ音声回路15側
に切り替わっている。
【0013】この状態で、図示しない基地局からアナロ
グ通話チャネルを介して送られた無線周波信号は、アン
テナ1で受信されたのちアンテナ共用器2を介して受信
回路3に入力され、この受信回路3で中間周波信号に周
波数変換される。この受信回路3から出力された受信中
間周波信号は、アナログ音声回路15に入力される。
【0014】このアナログ音声回路15では、上記受信
中間周波信号がFM復調によりアナログ受話信号として
再生される。このアナログ受話信号は、切替回路9を介
して増幅器10で増幅されたのち、スピーカ11から拡
声出力される。
【0015】これに対し、マイクロホン12から出力さ
れた話者の送話信号は、増幅器13で増幅されたのち切
替回路14を介してアナログ音声回路15に入力され
る。アナログ音声回路15では、上記送話信号に応じて
FM変調された変調信号が生成され、この変調信号は送
信回路5に入力される。
【0016】送信回路5では、上記変調信号が周波数シ
ンセサイザ4から発生されたアナログ通話チャネルの無
線周波数に応じた送信局部発振信号とミキシングされて
無線周波信号にアップコンバートされ、さらに所定の出
力レベルに高周波増幅される。
【0017】そして、この送信回路5から出力された無
線周波信号はアンテナ共用器2を介してアンテナ1に供
給され、このアンテナ1から図示しない基地局へ向け送
信される。
【0018】制御部23は、例えばマイクロコンピュー
タを主制御部としたもので、各部を統括して制御し、図
示しない基地局と通信リンクを開設して音声やデータの
通信を行なうための通常の制御の他に、通話相手の音声
を録音/再生する制御を行なう。
【0019】記憶部24は、例えばROMやRAMなど
の半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒体
には制御部23の制御プログラムや認証に必要な自機の
IDデータの他、送受話種々の制御データ、各種設定デ
ータ、短縮ダイヤル等に対応させたダイヤルデータ、通
話相手の音声データを記憶するエリアを備えている。
【0020】コンソールユニット(CU)22にはダイ
ヤルキー、発信キー、終了キー、音量調節キーおよびモ
ード指定キーなどのキー群と、通話相手端末の電話番号
や装置の動作状態などを表示するためのLCD表示器、
バッテリ30のDischarge 状態を示す(バッテリ30の
充電を要求する)LEDランプが設けられている。
【0021】31は電源回路であり、この電源回路31
ではバッテリ30の出力を基に所定の動作電源電圧Vcc
が生成されて各回路に供給される。ところで、ディジタ
ルモードが設定された状態において、ユーザがコンソー
ルユニット22のキーを操作する等して、通話相手の音
声を録音する要求がなされると、制御部23の制御によ
り、CDMA信号処理部6より音声符号処理部7に出力
される自機宛の受信データ(音声データ)が記憶部24
に記録される。
【0022】また、このようにしてディジタルモード時
に記憶部24に記録した音声データを再生する場合に
は、制御部23の制御により、上記音声データが記憶部
24より読み出されて音声符号処理部7に入力され、通
常の通話時と同様にしてスピーカ11より拡声出力され
る。
【0023】一方、アナログモードが設定された状態に
おいて、上記と同様にしてユーザが通話音声を録音する
要求を行なうと、制御部23の制御により、アナログ音
声回路15から出力される通話相手のアナログ音声信号
が録音再生用LSI19にてディジタル信号に変換され
た後、記憶部24に記録される。
【0024】また、このようにしてアナログモード時に
記憶部24に記録した音声データを再生する場合には、
制御部23の制御により、上記音声データが記憶部24
より読み出されて録音再生用LSI19に入力され、ア
ナログ信号に変換された後、通常の通話時と同様にして
スピーカ11より拡声出力される。
【0025】以上のように、従来のデュアルモード無線
通信装置では、通信モードがディジタルモードかアナロ
グモードかによって、記憶部24に記録される通話相手
の音声データの形式が異なっている。
【0026】すなわち、ディジタルモード時には、圧縮
された状態のディジタル音声データが記憶部24に記録
されるのに対して、アナログモード時には、アナログ信
号に一旦変換された音声信号を再び録音再生用LSI1
9にてディジタル信号に変換して記録するようにしてい
る。
【0027】したがって、記憶部24に記録される通話
相手の音声データは、ディジタルモードかアナログモー
ドかによって圧縮率が相違するため、同じ内容であって
も、記憶部24を使用する領域量が異なる。
【0028】このため、従来のデュアルモード無線通信
装置では、録音可能な時間がディジタルモードかアナロ
グモードかによって異なってしまい、ユーザに運用上の
混乱を招いていた。
【0029】また、録音可能な時間を通信モードによら
ず同一とする場合には、その録音可能な時間が、データ
圧縮率の低いアナログモード時の場合に依存することと
なり、ディジタルモード時の記憶部24の利用効率を低
下させるものとなっていた。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】従来のデュアルモード
無線通信装置では、音声データの圧縮率の相違により、
録音可能な時間がディジタルモードかアナログモードか
によって異なっており、ユーザに運用上の混乱を招くと
いう問題がある。これに対して、録音可能な時間を通信
モードによらず同一とした場合には、その録音可能な時
間が、データ圧縮率の低いアナログモード時の場合に依
存することとなり、ディジタルモード時の記憶部の利用
効率が低いという問題が生じる。
【0031】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、通信モードによらず、同じ量の音声データを
圧縮して蓄積することが可能なデュアルモード無線通信
装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わるデュアルモード無線通信装置
は、公衆網に接続可能な基地局との間で、アナログモー
ドとディジタルモードのうち一方の通信モードを選択的
に使用して通信するデュアルモード無線通信装置におい
て、受信信号から、自機宛てに送られたディジタル音声
データを抽出するディジタルデータ抽出手段と、このデ
ィジタルデータ抽出手段にて抽出されたディジタル音声
データに所定の処理を施して、アナログ音声信号に変換
するディジタル信号処理手段と、受信信号から、自機宛
てに送られたアナログ音声信号を再生するアナログ信号
処理手段と、上記ディジタル音声データを蓄積する音声
データ蓄積手段と、受信した音声信号の蓄積要求があっ
た際に、通信モードがディジタルモードの場合には、デ
ィジタルデータ抽出手段によって抽出されたディジタル
音声データを音声データ蓄積手段に記録し、一方、通信
モードがアナログモードの場合には、アナログ信号処理
手段によって再生されるアナログ音声信号を、ディジタ
ルデータ抽出手段によって抽出されるディジタル音声デ
ータと同じ形式のデータに変換して音声データ蓄積手段
に記録する音声データ記録制御手段とを具備して構成す
るようにした。
【0033】上記構成のデュアルモード無線通信装置で
は、通話相手から送られた音声を蓄積する場合に、ディ
ジタルモード時には、通話相手から送られるディジタル
音声データを音声データ蓄積手段に蓄積し、一方、アナ
ログモード時には、受信したアナログ音声信号を、ディ
ジタル音声データと同じ形式のデータに変換して音声デ
ータ蓄積手段に記録するようにしている。
【0034】したがって、上記構成のデュアルモード無
線通信装置によれば、アナログモード時においても、音
声データがディジタルモード時と同じ形式のデータとし
て蓄積されるため、両通信モードにおいて同じ量の音声
データを蓄積することができる。
【0035】また、この発明では、上述の構成に加え、
音声データ蓄積手段に蓄積した音声信号の再生要求があ
った場合に、音声データ蓄積手段からディジタル音声デ
ータを読み出してディジタル信号処理手段に入力し、デ
ィジタル音声データをアナログ音声信号に変換する音声
データ再生制御手段を備えることを特徴とする。
【0036】したがって、このデュアルモード無線通信
装置によれば、両通信モードにおいて、共通の制御によ
り音声データ蓄積手段に蓄積した音声データを再生する
ことができる。
【0037】さらに、この発明では、ディジタルデータ
抽出手段によって抽出されるディジタル音声データは、
所定の圧縮処理が施された形式のディジタルデータであ
って、音声データ記録制御手段が、通信モードがアナロ
グモードの場合には、アナログ信号処理手段によって再
生されるアナログ音声信号を、圧縮処理を施してディジ
タル音声データの形式に変換し、音声データ蓄積手段に
記録することを特徴とする。
【0038】上記構成のデュアルモード無線通信装置で
は、通話相手から送られた音声を蓄積する場合に、ディ
ジタルモード時には、通話相手から送られるディジタル
音声データを圧縮された状態のまま音声データ蓄積手段
に蓄積し、一方、アナログモード時には、受信したアナ
ログ音声信号を、ディジタル音声データと同じ圧縮され
た形式のデータに変換して音声データ蓄積手段に記録す
るようにしている。
【0039】したがって、上記構成のデュアルモード無
線通信装置によれば、アナログモード時においても、音
声データがディジタルモード時と同じ圧縮された形式の
データとして蓄積されるため、両通信モードにおいて同
じ量の音声データを圧縮して蓄積することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わるデュアルモード無線通信装置の構成を
示すものである。
【0041】まず、ディジタルモードが設定された状態
について説明すると、図示しない基地局からディジタル
通話チャネルを介して送られた無線周波信号(以下、受
信無線周波信号と称する)は、アンテナ1で受信された
のちアンテナ共用器(DUP)2を介して受信回路(R
X)3に入力される。
【0042】受信回路3では、上記受信無線周波信号が
周波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局
部発振信号とミキシングされて中間周波信号に周波数変
換される。なお、上記周波数シンセサイザ4から発生さ
れる受信局部発振信号の周波数は、制御部20から出力
される制御信号SYCによって指示される。
【0043】上記受信中間周波信号は、CDMA信号処
理部6で直交復調処理が施されたのち、PN符号を用い
て逆拡散処理が施され、自機宛の受信データが抽出され
る。この抽出された受信データは、切替回路16の第1
の入力端子に入力される。
【0044】切替回路16は、制御部20から出力され
る切替制御信号SWC2によって切替え制御され、通常
の通話時および音声データを蓄積する場合には、CDM
A信号処理部6より第1の入力端子に入力される受信デ
ータを、音声符号処理部7および後述の記憶部21に入
力する。
【0045】また、後述の記憶部21に蓄積した音声デ
ータを再生する場合には、通信モードによらず、第2の
入力端子に入力される記憶部21から読み出した音声デ
ータを、音声符号処理部7に入力する。
【0046】切替回路16を介した音声データは、音声
符号処理部7に入力され、ここで伸長処理が施されてデ
ィジタル受話信号に変換されたのち、PCM符号処理部
8に入力され、アナログ受話信号に復号される。
【0047】切替回路9は、第1の入力端子に上記アナ
ログ受話信号が入力され、一方、第2の入力端子には後
述のアナログ音声回路15からのアナログ受話信号が入
力される。
【0048】そして、切替回路9は、制御部20から出
力される切替制御信号SWC1によって切替え制御さ
れ、ディジタルモード時および蓄積した音声データの再
生時には、PCM符号処理部8からのアナログ受話信号
を増幅器10に選択出力し、一方、アナログモード時に
はアナログ音声回路15からのアナログ受話信号を増幅
器10に選択出力する。切替回路9より出力されるアナ
ログ受話信号は、増幅器10にて増幅され、スピーカ1
1から拡声出力される。
【0049】一方、マイクロホン12に入力された話者
の送話信号は、増幅器13で増幅されたのち切替回路1
4の入力端子に入力される。切替回路14は、制御部2
0から出力される切替制御信号SWC1によって切替え
制御され、ディジタルモード時には、上記増幅器13に
て増幅された送話信号を切替回路17の第1の入力端子
に選択出力し、一方、アナログモード時には上記送話信
号をアナログ音声回路15に選択出力する。
【0050】切替回路17は、上述のように第1の入力
端子には増幅器13にて増幅された送話信号が入力さ
れ、一方、第2の入力端子にはアナログ音声回路15か
ら出力されるアナログ受話信号が入力される。
【0051】そして、切替回路17は、制御部20から
出力される切替制御信号SWC1によって切替え制御さ
れ、ディジタルモード時には、増幅器13にて増幅され
た送話信号をPCM符号処理部8に選択出力し、一方、
アナログモード時にはアナログ音声回路15からのアナ
ログ受話信号をPCM符号処理部8に選択出力する。
【0052】PCM符号処理部8に入力されたアナログ
受話信号は、PCM符号化処理が施されてディジタル送
話信号に変換されたのち、音声符号処理部7にて圧縮処
理が施され、送信データとして切替回路18の入力端子
に入力される。
【0053】切替回路18は、制御部20から出力され
る切替制御信号SWC3によって切替え制御され、ディ
ジタルモード時には、上記音声符号処理部7からの送信
データをCDMA信号処理部6に選択出力し、一方、ア
ナログモード時の音声データを蓄積する場合には、上記
送信データを記憶部21に選択出力する。
【0054】CDMA信号処理部6に入力された送信デ
ータは、送信チャネルに応じたPN符号を用いて拡散処
理が施されたのち、直交変調処理が施され送信回路(T
X)5に入力される。
【0055】送信回路5では、上記直交変調信号が送信
局部発振信号と合成されて無線周波信号に変換され、さ
らに高周波増幅される。なお、上記送信局部発振信号
は、制御部20の指示に応じて周波数シンセサイザ4か
ら出力される。
【0056】上記送信回路5から出力された送信無線周
波信号は、アンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給
され、このアンテナ1から図示しない基地局へ向けて送
信される。
【0057】次に、アナログモードが設定された状態に
ついて説明すると、図示しない基地局からアナログ通話
チャネルを介して送られた無線周波信号は、アンテナ1
で受信されたのちアンテナ共用器2を介して受信回路3
に入力され、この受信回路3で中間周波信号に周波数変
換される。この受信回路3から出力された受信中間周波
信号は、アナログ音声回路15に入力される。
【0058】このアナログ音声回路15では、上記受信
中間周波信号がFM復調によりアナログ受話信号として
再生される。このアナログ受話信号は、切替回路9を介
して増幅器10で増幅されたのちスピーカ11から拡声
出力されるとともに、切替回路17を介してPCM符号
処理部8に選択出力される。
【0059】一方、マイクロホン12から出力された話
者の送話信号は、増幅器13で増幅されたのち切替回路
14を介してアナログ音声回路15に入力される。アナ
ログ音声回路15では、上記送話信号に応じてFM変調
された変調信号が生成され、この変調信号は送信回路5
に入力される。
【0060】送信回路5では、上記変調信号が周波数シ
ンセサイザ4から発生されたアナログ通話チャネルの無
線周波数に応じた送信局部発振信号とミキシングされて
無線周波信号にアップコンバートされ、さらに所定の出
力レベルに高周波増幅される。
【0061】そして、この送信回路5から出力された無
線周波信号はアンテナ共用器2を介してアンテナ1に供
給され、このアンテナ1から図示しない基地局へ向け送
信される。
【0062】ところで、制御部20は、例えばマイクロ
コンピュータを主制御部としたもので、各部を統括して
制御し、図示しない基地局と通信リンクを開設して音声
やデータの通信を行なうための通常の制御の他に、通話
相手の音声を録音/再生するための制御手段として、新
たに録音制御手段20aと、再生制御手段20bとを備
えている。
【0063】録音制御手段20aは、ユーザが後述のコ
ンソールユニット(CU)22を操作して録音要求を行
なった場合に、上記切替制御信号SWC1〜3を通じ
て、切替回路9,14,16,17,18を切替え制御
し、通話相手の音声データを記憶部21に記録する制御
を行なうものである。
【0064】その制御としては、ディジタルモード時に
録音要求があった場合には、CDMA信号処理部6が出
力する通話相手からの音声データ(受信データ)を、切
替回路16を介して後述の音声データ記憶エリア21a
に記録する。
【0065】また、アナログモード時に録音要求があっ
た場合には、アナログ音声回路15が出力するアナログ
受話信号を、切替回路17を介してPCM符号処理部8
に入力してディジタル信号に変換し、そして音声符号処
理部7にて圧縮処理を施し、切替回路18を介して音声
データ記憶エリア21aに記録する。
【0066】再生制御手段20bは、ユーザがコンソー
ルユニット22を操作して再生要求を行なった場合に、
上記切替制御信号SWC1〜3を通じて、切替回路9,
14,16,17,18を切替え制御して、通話相手の
音声データを記憶部21から読み出して再生する制御を
行なうものである。
【0067】その制御としては、通信モードによらず、
再生要求があると、音声データ記憶エリア21aに記録
された音声データを読み出し、切替回路16を介して音
声符号処理部7に入力して上記音声データに伸長処理を
施したのち、PCM符号処理部8にてアナログ音声信号
に変換し、切替回路9および増幅器10を介してスピー
カ11より拡声出力する。
【0068】記憶部21は、例えばROMやRAMなど
の半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒体
には制御部20の制御プログラムや認証に必要な自機の
IDデータの他、送受話種々の制御データ、各種設定デ
ータ、短縮ダイヤル等に対応させたダイヤルデータを記
憶するエリアを備える他に、通話相手の音声データを記
憶するエリアとして音声データ記憶エリア21aを備え
ている。
【0069】コンソールユニット22にはダイヤルキ
ー、発信キー、終了キー、音量調節キーおよびモード指
定キーなどのキー群と、通話相手端末の電話番号や装置
の動作状態などを表示するためのLCD表示器、バッテ
リ30のDischarge 状態を示す(バッテリ30の充電を
要求する)LEDランプが設けられている。
【0070】31は電源回路であり、この電源回路31
ではバッテリ30の出力を基に所定の動作電源電圧Vcc
が生成されて各回路に供給される。次に、上記構成のデ
ュアルモード無線通信装置における通話相手の音声を記
録する動作について説明する。
【0071】まず、通信モードがディジタルモードの場
合に、ユーザがコンソールユニット22のキーを操作し
て、通話相手の音声を録音する要求がなされると、録音
制御手段20aは、切替回路16を切替制御して、CD
MA信号処理部6が出力する通話相手からの音声データ
を記憶部21に入力し、音声データ記憶エリア21aに
記録する。
【0072】これに対して、通信モードがアナログモー
ドの場合に、ユーザから通話相手の音声を録音する要求
があると、録音制御手段20aは、切替回路17,18
を切替制御して、アナログ音声回路15が出力するアナ
ログ受話信号をPCM符号処理部8に入力してディジタ
ル信号に変換し、そして音声符号処理部7にて圧縮処理
を施し、切替回路18を介して記憶部21に入力し、音
声データ記憶エリア21aに記録する。
【0073】一方、上述のようにして音声データ記憶エ
リア21aに記録した音声データを再生する動作として
は、まず、ユーザがコンソールユニット22のキーを操
作して再生要求を行なうと、再生制御手段20bが音声
データ記憶エリア21aから音声データを読み出す。
【0074】その後、切替回路9,16を切替え制御し
て、読み出した上記音声データを切替回路16を介して
音声符号処理部7に入力して上記音声データに伸長処理
を施す。
【0075】そして、PCM符号処理部8にてアナログ
音声信号に変換し、切替回路9および増幅器10を介し
てスピーカ11より拡声出力する。なお、このような音
声データの再生動作は、両通信モードにおいて共通の制
御がなされる。
【0076】以上のように、上記構成のデュアルモード
無線通信装置では、通話相手から送られた音声を蓄積す
る場合に、ディジタルモード時には、通話相手から送ら
れた音声データを、伸長する前の圧縮した状態で記憶部
21に記憶する。
【0077】また、アナログモード時には、通話相手か
ら得たアナログ音声信号をディジタル信号に変換したの
ち、ディジタルモードの送信時と同じ圧縮処理を施して
記憶部21に記憶する。すなわち、アナログモード時に
おいても、ディジタルモード時と同様に、通話相手から
送られた音声を、圧縮したディジタルデータで蓄積する
ようにしている。
【0078】したがって、上記構成のデュアルモード無
線通信装置によれば、通信モードによらず、同じ量の音
声データを圧縮して蓄積することができる。また、上記
音声データを再生する場合においては、蓄積される音声
データの形式が両通信モードで共通のため、両通信モー
ドで共通の制御で音声データの再生を行なうことができ
る。
【0079】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうま
でもない。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、通話
相手から送られた音声を蓄積する場合に、ディジタルモ
ード時には、通話相手から送られるディジタル音声デー
タを圧縮された状態のまま音声データ蓄積手段に蓄積
し、一方、アナログモード時には、受信したアナログ音
声信号を、ディジタル音声データと同じ圧縮された形式
のデータに変換して音声データ蓄積手段に記録するよう
にしている。
【0081】したがって、この発明によれば、アナログ
モード時においても、音声データがディジタルモード時
と同じ圧縮された形式のデータとして蓄積されるため、
両通信モードにおいて同じ量の音声データを圧縮して蓄
積することが可能なデュアルモード無線通信装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるデュアルモード無線通信装置
の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】従来のデュアルモード無線通信装置の構成を示
す回路ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…CDMA信号処理部 7…音声符号処理部 8…PCM符号処理部 9,14,16,17,18…切替回路 10,13…増幅器 11…スピーカ 12…マイクロホン 15…アナログ音声回路 20…制御部 20a…録音制御手段 20b…再生制御手段 21…記憶部 21a…音声データ記憶エリア 22…コンソールユニット(CU) 30…バッテリ 31…電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 宜宏 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 石倉 明 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 黒川 修 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 兵頭 正邦 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続可能な基地局との間で、ア
    ナログモードとディジタルモードのうち一方の通信モー
    ドを選択的に使用して通信するデュアルモード無線通信
    装置において、 受信信号から、自機宛てに送られたディジタル音声デー
    タを抽出するディジタルデータ抽出手段と、 このディジタルデータ抽出手段にて抽出されたディジタ
    ル音声データに所定の処理を施して、アナログ音声信号
    に変換するディジタル信号処理手段と、 受信信号から、自機宛てに送られたアナログ音声信号を
    再生するアナログ信号処理手段と、 前記ディジタル音声データを蓄積する音声データ蓄積手
    段と、 受信した音声信号の蓄積要求があった際に、通信モード
    がディジタルモードの場合には、前記ディジタルデータ
    抽出手段によって抽出されたディジタル音声データを前
    記音声データ蓄積手段に記録し、一方、通信モードがア
    ナログモードの場合には、前記アナログ信号処理手段に
    よって再生されるアナログ音声信号を、前記ディジタル
    データ抽出手段によって抽出されるディジタル音声デー
    タと同じ形式のデータに変換して前記音声データ蓄積手
    段に記録する音声データ記録制御手段とを具備すること
    を特徴とするデュアルモード無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記音声データ蓄積手段に蓄積した音声
    信号の再生要求があった場合に、前記音声データ蓄積手
    段から前記ディジタル音声データを読み出して前記ディ
    ジタル信号処理手段に入力し、前記ディジタル音声デー
    タをアナログ音声信号に変換する音声データ再生制御手
    段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデュアル
    モード無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記ディジタルデータ抽出手段によって
    抽出されるディジタル音声データは、所定の圧縮処理が
    施された形式のディジタルデータであって、 前記音声データ記録制御手段は、通信モードがアナログ
    モードの場合には、前記アナログ信号処理手段によって
    再生されるアナログ音声信号を、前記圧縮処理を施して
    前記ディジタル音声データと同じ形式に変換し、前記音
    声データ蓄積手段に記録することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のデュアルモード無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記ディジタル信号処理手段は、前記デ
    ィジタル音声データに対して、伸長処理を施してアナロ
    グ音声信号に変換することを特徴とする請求項3に記載
    のデュアルモード無線通信装置。
JP9343072A 1997-12-12 1997-12-12 アナログモードおよびディジタルモードを選択的に使用する機能を有するデュアルモード無線通信装置 Pending JPH11178065A (ja)

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