JPH11177684A - 回線インタフェース装置 - Google Patents

回線インタフェース装置

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JPH11177684A
JPH11177684A JP9346641A JP34664197A JPH11177684A JP H11177684 A JPH11177684 A JP H11177684A JP 9346641 A JP9346641 A JP 9346641A JP 34664197 A JP34664197 A JP 34664197A JP H11177684 A JPH11177684 A JP H11177684A
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JP
Japan
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call
line
destination
switching network
event
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Pending
Application number
JP9346641A
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English (en)
Inventor
Minoru Okazaki
稔 岡▲崎▼
Nobuaki Saotome
宣明 早乙女
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Fujitsu Ltd
Fujitsu I Network Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu I Network Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu I Network Systems Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9346641A priority Critical patent/JPH11177684A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、インターネット電話の呼の中継回
線を回線交換網に形成する回線インタフェース装置に関
し、通話品質が高く確保されることを特徴とする。 【解決手段】 インタネット電話の中継回線を形成する
メッセージ交換網に生じる事象を検出する事象検出手段
と、着信先となり得る個々の端末に割り付けられた加入
者番号が登録された記憶手段と、事象が検出されたとき
に、着信先の端末について記憶手段に登録された加入者
番号をダイヤル番号として回線交換網に発信する代替回
線捕捉手段と、事象が生起した完了呼について記憶手段
に登録された加入者番号宛に回線交換網から呼が着信し
たときに応答する代替回線形成手段と、着信先が応答し
たか否かを判別する代替回線形成判別手段と、代替回線
形成手段と代替回線形成判別手段とが行った判別の結果
の何れかが真であるときに、回線交換網を中継回線とし
て適用する回線切り替え手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置とL
ANに収容された端末情報処理装置との何れかに生起し
たインタネット電話の呼の中継回線を回線交換網に形成
する回線インタフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の多く
の情報処理装置がマルチメディア化され、かつインタネ
ットやイントラネットが中継回線として活用されること
によって、長距離通話もしくは国際通話のサービスが安
価に提供されるインタネット電話が普及しつつある。
【0003】また、このようなインタネット電話は、L
AN間を結ぶルータやブリッジの低廉化および普及に応
じて、多くのLANに接続された端末では利用可能とな
りつつある。図13は、LANを介してインタネット電
話を利用する端末を示す図である。図において、端末1
41-1およびルータ142-1はLAN143-1に接続さ
れ、かつ端末141-2およびルータ142-2はLAN1
43-2に接続される。これらのルータ142-1、142
-2は、インタネット144を介して相互に接続される。
【0004】また、端末141-1は、LAN143-1と
のインタフェースをとるLANインタフェース部145
-1と、図示されないマイクおよびレシーバに併せて、こ
れらのマイクおよびレシーバを介して送受される音響信
号に所定の信号処理を行う電話機部146-1とを備え
る。なお、端末141-2の構成については、端末141
-1の構成と同じであるから、ここではその説明を省略す
る。
【0005】このような構成の従来例では、例えば、端
末141-1から端末141-2宛に発信してインタネット
電話による通話が行われる過程では、その端末141-1
は、予め割り付けられたユニークなホストアドレスと、
着信先である端末141-2のアドレスを含むネットワー
クアドレスとを含むIPパケットをLAN143-1、ル
ータ142-1、インタネット144、ルータ142-2お
よびLAN143-2を介して端末141-2と相互に所定
で送受することによって、呼設定を行う。
【0006】また、端末141-1では、それぞれ上述し
た呼設定の結果、通話が可能である状態になったことを
認識すると、電話機部146-1は、それぞれ送話者から
発せられた音声を音響−電気変換および圧縮符号化する
ことによって符号列に変換し、かつLANインタフェー
ス部145-1およびLAN143-1を介してルータ14
2-1に順次与える。さらに、ルータ142-1は、その符
号列をIPパケットに変換してインタネット144に向
けて送出する。
【0007】一方、インタネット144を介して対向す
るルータ142-2は、このIPパケットに含まれる符号
列を復元し、かつLAN143-2を介して端末141-2
に与える。また、端末141-2では、LANインタフェ
ース部145-2および電話機部146-2は、上述したよ
うに端末141-1においてLANインタフェース部14
5-1および電話器146-1が行う処理と反対の処理を行
うことによって、既述の音声を音響信号として通話相手
に与える。
【0008】さらに、端末141-2において送話者(通
話相手)によって発せられた音声については、電話機部
146-2、LANインタフェース部145-2、ルータ1
42-2、142-1、ルータ142-1、LANインタフェ
ース部145-1および電話機部146-1によって、既述
の処理が可逆的に並行して施される。したがって、端末
141-1と端末141-2との間には、インタネット14
4が中継回線として適用されることによって、その中継
回線が公衆電話網に形成される場合に比べて、安価に通
信路が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例では、例えば、インタネット144が輻輳状態に陥
ると、上述したIPパケットの伝送速度が著しく低下す
るために、受話端で復元される音声信号に無用な雑音が
重畳されて通話品質が劣化し、あるいは通話の効率が低
下する場合があった。
【0010】なお、上述した通話品質の劣化や通話の効
率の低下を緩和する技術としては、音声を高い圧縮率で
圧縮符号化する技術の適用が可能である。しかし、この
ような技術は、例えば、プロバイダが保有するバックボ
ーン回線の伝送容量が不十分であり、あるいは特定のノ
ードに多くのトラヒックが集中する状態では、通話品質
の劣化は解消されなかった。
【0011】本発明は、インタネットの伝送効率が著し
く低下した状態であっても通話品質が高く確保される回
線インタフェース装置を提供することを特徴とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜1
2、16〜20に記載の発明の原理ブロック図である。
【0013】請求項1に記載の発明は、インタネット電
話の完了呼について、中継回線を形成するメッセージ交
換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段11と、
完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付けら
れた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段12
と、事象検出手段11によって事象が検出されたとき
に、完了呼の着信先である端末について記憶手段12に
登録された加入者番号をダイヤル番号として回線交換網
に発信し、かつその回線交換網に適応した呼設定を行う
代替回線捕捉手段13と、事象が生起した完了呼につい
て、記憶手段12に登録された加入者番号宛に回線交換
網から呼が着信するか否かの判別を行い、その判別の結
果が真であるときにこの呼に対して応答する代替回線形
成手段14と、代替回線捕捉手段13によって行われる
呼設定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が
応答したか否かの判別を行う代替回線形成判別手段15
と、代替回線形成手段14によって行われた判別の結果
と、代替回線形成判別手段15によって行われた判別の
結果との何れか一方が真であるときに、メッセージ交換
網に代えて回線交換網を中継回線として適用する回線切
り替え手段16とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、発信元および着信
先の識別情報をその回線交換網に送出する代替回線捕捉
手段23と、事象が生起した完了呼について、記憶手段
22に登録された加入者番号宛に回線交換網から呼が着
信するか否かの判別を行い、その判別の結果が真である
ときにこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網
を介して与えられる発信元および着信先の識別情報を取
得する代替回線形成手段24と、代替回線捕捉手段23
によって行われる呼設定の過程で、回線交換網を介して
対向する着信先が応答したか否かの判別を行う代替回線
形成判別手段25と、代替回線形成手段24によって行
われた判別の結果が真であるときには、その代替回線形
成手段24によって取得された識別情報で示される発信
元と着信先との間、かつ代替回線形成判別手段25によ
って行われた判別の結果が真であるときには、その結果
が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ結
ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ交
換網に代えて中継回線として適用する回線切り替え手段
26とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、発信元の識別情報
をその回線交換網に、着信先の識別情報をメッセージ交
換網に形成された中継回線にそれぞれ送出する代替回線
捕捉手段23aと、事象が生起した完了呼について、記
憶手段22に登録された加入者番号宛に回線交換網から
呼が着信するか否かの判別を行い、その判別の結果が真
であるときにこの呼に対して応答すると共に、その回線
交換網を介して与えられる発信元の識別情報と、メッセ
ージ交換網に形成された中継回線を介して与えられる着
信先の識別情報とを取得する代替回線形成手段24a
と、代替回線捕捉手段23aによって行われる呼設定の
過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答した
か否かの判別を行う代替回線形成判別手段25aと、代
替回線形成手段24aによって行われた判別の結果が真
であるときには、その代替回線形成手段24aによって
取得された識別情報で示される発信元と着信先との間、
かつ代替回線形成判別手段25aによって行われた判別
の結果が真であるときには、その結果が得られた完了呼
の発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回
線を特定し、その回線をメッセージ交換網に代えて中継
回線として適用する回線切り替え手段26aとを備えた
ことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、発信元の識別情報
をメッセージ交換網に形成された中継回線に、着信先の
識別情報をその回線交換網にそれぞれ送出する代替回線
捕捉手段23bと、事象が生起した完了呼について、記
憶手段22に登録された加入者番号宛に回線交換網から
呼が着信するか否かの判別を行い、その判別の結果が真
であるときにこの呼に対して応答すると共に、その回線
交換網を介して与えられる着信先の識別情報と、メッセ
ージ交換網に形成された中継回線を介して与えられる発
信元の識別情報とを取得する代替回線形成手段24b
と、代替回線捕捉手段41によって行われる呼設定の過
程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答したか
否かの判別を行う代替回線形成判別手段25bと、代替
回線形成手段24bによって行われた判別の結果が真で
あるときには、その代替回線形成手段24bによって取
得された識別情報で示される発信元と着信先との間、か
つ代替回線形成判別手段25bによって行われた判別の
結果が真であるときには、その結果が得られた完了呼の
発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線
を特定し、その回線をメッセージ交換網に代えて中継回
線として適用する回線切り替え手段26bとを備えたこ
とを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、発信元および着信
先の識別情報をメッセージ交換網に形成された中継回線
に送出する代替回線捕捉手段23cと、事象が生起した
完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番号
宛に回線交換網から呼が着信するか否かの判別を行い、
その判別の結果が真であるときにこの呼に対して応答す
ると共に、中継回線であるメッセージ交換網を介して与
えられる発信元および着信先の識別情報を取得する代替
回線形成手段24cと、代替回線捕捉手段23cによっ
て行われる呼設定の過程で、回線交換網を介して対向す
る着信先が応答したか否かの判別を行う代替回線形成判
別手段25cと、代替回線形成手段24cによって行わ
れた判別の結果が真であるときには、その代替回線形成
手段24cによって取得された識別情報で示される発信
元と着信先との間、かつ代替回線形成判別手段25cに
よって行われた判別の結果が真であるときには、その結
果が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ
結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ
交換網に代えて中継回線として適用する回線切り替え手
段26cとを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、着信先の識別情報
をその回線交換網に送出する代替回線捕捉手段23d
と、事象が生起した完了呼について、記憶手段22に登
録された加入者番号宛に回線交換網から呼が着信するか
否かの判別を行い、その判別の結果が真であるときにこ
の呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介して
与えられる着信先の識別情報を取得する代替回線形成手
段24dと、代替回線捕捉手段23dによって行われる
呼設定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が
応答したか否かの判別を行う代替回線形成判別手段25
dと、代替回線形成手段24dによって行われた判別の
結果が真であるときには、その結果が得られた完了呼の
発信元とこの代替回線形成手段24dによって取得され
た識別情報で示される着信先との間、かつ代替回線形成
判別手段25dによって行われた判別の結果が真である
ときには、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先
との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その
回線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適用す
る回線切り替え手段26dとを備えたことを特徴とす
る。
【0019】請求項7に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、着信先の識別情報
をメッセージ交換網に形成された中継回線に送出する代
替回線捕捉手段23eと、事象が生起した完了呼につい
て、記憶手段22に登録された加入者番号宛に回線交換
網から呼が着信するか否かの判別を行い、その判別の結
果が真であるときにこの呼に対して応答すると共に、メ
ッセージ交換網に形成された中継回線を介して与えられ
る着信先の識別情報を取得する代替回線形成手段24e
と、代替回線捕捉手段23eによって行われる呼設定の
過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答した
か否かの判別を行う代替回線形成判別手段25eと、代
替回線形成手段24eによって行われた判別の結果が真
であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元と
この代替回線形成手段24eによって取得された識別情
報で示される着信先との間、かつ代替回線形成判別手段
25eによって行われた判別の結果が真であるときに
は、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先との間
をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線を
メッセージ交換網に代えて中継回線として適用する回線
切り替え手段26eとを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、発信元の識別情報
をその回線交換網に送出する代替回線捕捉手段23f
と、事象が生起した完了呼について、記憶手段22に登
録された加入者番号宛に回線交換網から呼が着信するか
否かの判別を行い、その判別の結果が真であるときにこ
の呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介して
与えられる発信元の識別情報を取得する代替回線形成手
段24fと、代替回線捕捉手段23fによって行われる
呼設定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が
応答したか否かの判別を行う代替回線形成判別手段25
fと、代替回線形成手段24fによって行われた判別の
結果が真であるときには、その代替回線形成手段24f
によって取得された識別情報で示される発信元とその結
果が得られた完了呼の着信先との間、かつ代替回線形成
判別手段25fによって行われた判別の結果が真である
ときには、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先
との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その
回線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適用す
る回線切り替え手段26fとを備えたことを特徴とす
る。
【0021】請求項9に記載の発明は、並行して生起す
るインタネット電話の完了呼の個々について、中継回線
を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話の
妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出す
る事象検出手段21と、完了呼の着信先となり得る個々
の端末に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が
登録された記憶手段22と、事象検出手段21によって
事象が検出されたときに、その事象が生起した完了呼に
ついて、着信先の端末に対して記憶手段22に登録され
た加入者番号をダイヤル番号として設定して回線交換網
に発信し、かつ呼設定を行うと共に、発信元の識別情報
をメッセージ交換網に形成された中継回線に送出する代
替回線捕捉手段23gと、事象が生起した完了呼につい
て、記憶手段22に登録された加入者番号宛に回線交換
網から呼が着信するか否かの判別を行い、その判別の結
果が真であるときにこの呼に対して応答すると共に、メ
ッセージ交換網に形成された中継回線を介して与えられ
る発信元の識別情報とを取得する代替回線形成手段24
gと、代替回線捕捉手段23gによって行われる呼設定
の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答し
たか否かの判別を行う代替回線形成判別手段25gと、
代替回線形成手段24gによって行われた判別の結果が
真であるときには、その代替回線形成手段24gによっ
て取得された識別情報で示される発信元とこの結果が得
られた完了呼の着信先との間、かつ代替回線形成判別手
段25gによって行われた判別の結果が真であるときに
は、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先との間
をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線を
メッセージ交換網に代えて中継回線として適用する回線
切り替え手段26gとを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項10に記載の発明は、並行して生起
するインタネット電話の完了呼の個々について、中継回
線を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話
の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出
する事象検出手段21と、完了呼の発信元および着信先
となり得る個々の端末に予め割り付けられた回線交換網
の加入者番号が登録された記憶手段22aと、事象検出
手段21によって事象が検出されたときに、その事象が
生起した完了呼について、発信元と着信先との端末に対
して記憶手段22aにそれぞれ登録された加入者番号を
発信者番号とダイヤル番号として設定して回線交換網に
発信し、かつ呼設定を行うと共に、この着信先の識別情
報をその回線交換網に送出する代替回線捕捉手段23h
と、事象が生起した完了呼について、記憶手段22aに
登録された加入者番号宛に回線交換網から呼が着信する
か否かの判別を行い、その判別の結果が真であるときに
この呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介し
て与えられる発信者番号と着信先の識別情報を取得する
代替回線形成手段24hと、代替回線捕捉手段23hに
よって行われる呼設定の過程で、回線交換網を介して対
向する着信先が応答したか否かの判別を行う代替回線形
成判別手段25hと、代替回線形成手段24hによって
行われた判別の結果が真であるときには、この代替回線
形成手段24hによって取得された発信者番号に等しい
加入者番号に対応して記憶手段22aに登録された発信
元と、その代替回線形成手段24hによって取得された
識別情報で示される着信先との間、かつ代替回線形成判
別手段25hによって行われた判別の結果が真であると
きには、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先と
の間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回
線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適用する
回線切り替え手段26hとを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の発明は、並行して生起
するインタネット電話の完了呼の個々について、中継回
線を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話
の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出
する事象検出手段21と、完了呼の発信元および着信先
となり得る個々の端末に予め割り付けられた回線交換網
の加入者番号が登録された記憶手段22aと、事象検出
手段21によって事象が検出されたときに、その事象が
生起した完了呼について、発信元および着信先の端末に
対して記憶手段22にそれぞれ登録された加入者番号を
発信者番号およびダイヤル番号として設定して回線交換
網に発信し、かつ呼設定を行うと共に、その着信先の識
別情報をメッセージ交換網に形成された中継回線に送出
する代替回線捕捉手段23iと、事象が生起した完了呼
について、記憶手段22aに登録された加入者番号宛に
回線交換網から呼が着信するか否かの判別を行い、その
判別の結果が真であるときにこの呼に対して応答すると
共に、その回線交換網を介して与えられる発信者番号と
メッセージ交換網に形成された中継回線を介して与えら
れる着信先の識別情報とを取得する代替回線形成手段2
4iと、代替回線捕捉手段23iによって行われる呼設
定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答
したか否かの判別を行う代替回線形成判別手段25i
と、代替回線形成手段24iによって行われた判別の結
果が真であるときには、この代替回線形成手段24iに
よって取得された発信者番号に等しい加入者番号に対応
して記憶手段22aに登録された発信元と、その代替回
線形成手段24iによって取得された識別情報で示され
る着信先との間、かつ代替回線形成判別手段25iによ
って行われた判別の結果が真であるときには、その結果
が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ結
ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ交
換網に代えて中継回線として適用する回線切り替え手段
26iとを備えたことを特徴とする。
【0024】請求項12に記載の発明は、並行して生起
するインタネット電話の完了呼の個々について、中継回
線を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、通話
の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を検出
する事象検出手段21と、完了呼の発信元および着信先
となり得る個々の端末に予め割り付けられた回線交換網
の加入者番号が登録された記憶手段22aと、事象検出
手段21によって事象が検出されたときに、その事象が
生起した完了呼について、発信元および着信先の端末に
対して記憶手段22aにそれぞれ登録された加入者番号
を発信者番号およびダイヤル番号として設定して回線交
換網に発信し、かつ呼設定を行う代替回線捕捉手段23
jと、事象が生起した完了呼について、記憶手段22a
に登録された加入者番号宛に回線交換網から呼が着信す
るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
して与えられる発信者番号を取得する代替回線形成手段
24jと、代替回線捕捉手段23jによって行われる呼
設定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応
答したか否かの判別を行う代替回線形成判別手段25j
と、代替回線形成手段24jによって行われた判別の結
果が真であるときには、その代替回線形成手段24jに
よって取得された発信者番号に等しい加入者番号に対応
して記憶手段22aに登録された発信元と、その結果が
得られた完了呼の着信先との間、かつ代替回線形成判別
手段25jによって行われた判別の結果が真であるとき
には、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先との
間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線
をメッセージ交換網に代えて中継回線として適用する回
線切り替え手段26jとを備えたことを特徴とする。
【0025】図2は、請求項13〜20に記載の発明の
原理ブロック図である。請求項13に記載の発明は、イ
ンタネット電話の発信呼が不完了呼となる事象を検出す
る事象検出手段31と、インタネット電話の発信呼の着
信先となり得る個々の端末について、予め割り付けられ
た回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段32
と、事象検出手段31によって事象が検出されたとき
に、発信呼の着信先となるべき端末について記憶手段3
2に登録された加入者番号をダイヤル番号として回線交
換網に発信し、かつその回線交換網に適応した呼設定を
行う代替回線捕捉手段33と、記憶手段32に登録され
た加入者番号宛に回線交換網から呼が着信するか否かの
判別を行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に
対して応答する代替回線形成手段34と、代替回線捕捉
手段33によって行われる呼設定の過程で、回線交換網
を介して対向する着信先が応答したか否かの判別を行う
代替回線形成判別手段35と、代替回線形成判別手段3
5によって行われた判別の結果が真であるときに、回線
交換網をメッセージ交換網に代わる中継回線として再度
発信する再発信手段36と、代替回線形成手段34によ
って行われた判別の結果が真であるときに、回線交換網
をメッセージ交換網に代わる中継回線としてインタネッ
ト電話の着信呼の呼設定に適用する回線切り替え手段3
7とを備えたことを特徴とする。
【0026】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の回線インタフェース装置において、インタネット
電話の発信呼の発信元となり得る個々の端末について、
その発信元として有する属性が予め登録された発信元属
性記憶手段41と、インタネット電話の発信呼が生起し
たときに、その発信呼の発信元に対応して発信元属性記
憶手段41に登録された属性に特定の属性が含まれるか
否かの判別を行う発信元属性判別手段42とを備え、代
替回線捕捉手段33は、発信元属性判別手段42によっ
て行われた判別の結果が真であるときに、発信呼の着信
先となるべき端末について記憶手段32に登録された加
入者番号をダイヤル番号として回線交換網に発信し、か
つその回線交換網に適応した呼設定を行う手段を有する
ことを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の回線インタフェース装置において、インタネット
電話の発信呼の着信先となり得る個々の端末について、
その着信先として有する属性が予め登録された着信先属
性記憶手段51と、インタネット電話の着信呼が生起し
たときに、その着信呼の着信先に対応して着信先属性記
憶手段51に登録された属性に特定の属性が含まれるか
否かの判別を行う着信先属性判別手段52とを備え、回
線切り替え手段37は、着信先属性判別手段52によっ
て行われた判別の結果が真であるときに、回線交換網を
メッセージ交換網に代わる中継回線としてインタネット
電話の着信呼の呼設定に適用する手段を有することを特
徴とする。
【0028】請求項16に記載の発明は、請求項1ない
し請求項15の何れか1項に記載の回線インタフェース
装置において、事象検出手段11、21、31は、メッ
セージ交換網の輻輳状態を事象として検出することを特
徴とする。請求項17に記載の発明は、請求項1ないし
請求項15の何れか1項に記載の回線インタフェース装
置において、事象検出手段11、21、31は、通話品
質の劣化を事象として検出することを特徴とする。
【0029】請求項18に記載の発明は、請求項1ない
し請求項17の何れか1項に記載の回線インタフェース
装置において、インタネット電話の完了呼または発信呼
の着信先となり得る端末がメッセージ交換網および回線
交換網と異なる網に収容され、記憶手段12、22、2
2a、32には、着信先となり得る個々の端末につい
て、加入者番号に併せて、その端末の近傍に設置され、
かつ回線交換網に収容された端末に割り付けられた代替
加入者番号が登録され、事象検出手段11、21、31
は、完了呼または発信呼について、着信先の端末が収容
された網が輻輳状態に陥り、あるいはその網に障害が発
生したことを示す特定の事象を検出する手段を有し、代
替回線捕捉手段13、23、23a〜23j、33は、
事象検出手段11、21、31によって特定の事象が検
出されたときに、回線交換網に対する発信に先行して、
記憶手段12、22、22a、32に登録された代替加
入者番号を優先してダイヤル番号とする手段を有するこ
とを特徴とする。
【0030】請求項19に記載の発明は、請求項1ない
し請求項18の何れか1項に記載の回線インタフェース
装置において、着信先となり得る個々の端末について、
着信呼が転送されるべきか否かを示す2値情報とその着
信呼の転送先とが予め記憶された転送先記憶手段61を
備え、代替回線捕捉手段13、23、23a〜23j、
33は、インタネット電話の完了呼または発信呼の着信
先に対応して転送先記憶手段61に記憶された2値情報
の値が転送されるべき旨を示すときに、その2値情報と
共にこの転送先記憶手段61に記憶された転送先に向け
て発信することを特徴とする。
【0031】請求項20に記載の発明は、請求項1ない
し請求項19の何れか1項に記載の回線インタフェース
装置において、着信先となり得る個々の端末について、
着信呼が転送されるべきか否かを示す2値情報とその着
信呼の転送先とが予め記憶された転送先記憶手段71
と、回線切り替え手段16、26、26a〜26j、3
7が回線交換網を中継回線として適用して行う呼設定の
過程で、インタネット電話の着信呼の着信先に対応して
転送先記憶手段71に記憶された2値情報の値が転送さ
れるべき旨を示すときに、その2値情報と共にこの転送
先記憶手段71に記憶された転送先に向けてその着信呼
を転送する転送手段72とを備えたことを特徴とする。
【0032】請求項1に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段13は、インタ
ネット電話の完了呼について、中継回線を形成するメッ
セージ交換網に生じ、かつ通話の妨げ、あるいは通話品
質の劣化の要因となる事象が事象検出手段11によって
検出されると、着信先である端末について記憶手段12
に登録された加入者番号をダイヤル番号として回線交換
網に発信し、かつその回線交換網に適応した呼設定を行
う。さらに、代替回線形成判別手段15は、その呼設定
の過程で上述した回線交換網を介して対向する着信先が
応答したか否かの判別を行う。また、回線切り替え手段
16は、その判別の結果が真であると、メッセージ交換
網に代えて回線交換網を中継回線として適用する。
【0033】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段14は、上述した事象が生起した
完了呼について、着信先である端末に対応して記憶手段
12に登録された加入者番号宛にその回線交換網から呼
が着信するか否かの判別を行い、その判別の結果が真で
あるときにこの呼に対して応答する。さらに、回線切り
替え手段16は、代替回線形成手段14によって行われ
た判別の結果が真であると、メッセージ交換網に代えて
回線交換網を中継回線として適用する。
【0034】すなわち、インタネット電話の完了呼につ
いては、メッセージ交換網で生じる事象に起因して通話
サービスの提供が許容されない場合には、そのメッセー
ジ交換網に形成された中継回線に代わる中継回線が自動
的に回線交換網に形成される。したがって、メッセージ
交換網の障害、輻輳、伝送容量の如何にかかわらず、確
度高く良好な通話サービスが提供される。
【0035】請求項2に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23は、並行し
て生起するインタネット電話の完了呼の個々について、
中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象の
内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事
象が事象検出手段21によって検出されると、その事象
が生起した完了呼について、着信先の端末に対して記憶
手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号として
設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行うと共
に、発信元および着信先の識別情報をその回線交換網に
送出する。さらに、代替回線形成判別手段25は、この
ようにして行われる呼設定の過程で、回線交換網を介し
て対向する着信先が応答したか否かの判別を行う。ま
た、回線切り替え手段26は、その判別の結果が真であ
るときには、その結果が得られた完了呼の発信元と着信
先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、そ
の回線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適用
する。
【0036】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24は、上述した事象が生起した
完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番号
宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を行
い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して応
答すると共に、この回線交換網を介して与えられる発信
元および着信先の識別情報を取得する。さらに、回線切
り替え手段26は、その判別の結果が真であるときに
は、代替回線形成手段24によって取得された識別情報
で示される発信元と着信先との間それぞれ結ぶ回線交換
網の回線を特定し、その回線をメッセージ交換網に代え
て中継回線として適用する。
【0037】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0038】請求項3に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23aは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う
と共に、発信元の識別情報をその回線交換網に、着信先
の識別情報をメッセージ交換網に形成された中継回線に
それぞれ送出する。さらに、代替回線形成判別手段25
aは、その呼設定の過程で、回線交換網を介して対向す
る着信先が応答したか否かの判別を行う。また、回線切
り替え手段26aは、その判別の結果が真であるときに
は、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先との間
をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線を
メッセージ交換網に代えて中継回線として適用する。
【0039】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24aは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる発
信元の識別情報と、メッセージ交換網に形成された中継
回線を介して与えられる着信先の識別情報とを取得す
る。さらに、回線切り替え手段26aは、このようにし
て行われた判別の結果が真であるときには、代替回線形
成手段24aによって取得された識別情報で示される発
信元と着信先との間を結ぶ回線交換網の回線を特定し、
その回線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適
用する。
【0040】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0041】請求項4に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23bは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う
と共に、発信元の識別情報をメッセージ交換網に形成さ
れた中継回線に、着信先の識別情報をその回線交換網に
それぞれ送出する。さらに、代替回線形成判別手段25
bは、その呼設定の過程で、回線交換網を介して対向す
る着信先が応答したか否かの判別を行う。また、回線切
り替え手段26bは、その判別の結果が真であるときに
は、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先との間
をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線を
メッセージ交換網に代えて中継回線として適用する。
【0042】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24bは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる着
信先の識別情報と、メッセージ交換網に形成された中継
回線を介して与えられる発信元の識別情報とを取得す
る。さらに、回線切り替え手段26bは、このようにし
て代替回線形成手段24bによって行われた判別の結果
が真であるときには、その代替回線形成手段24bによ
って取得された識別情報で示される発信元と着信先との
間を結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセ
ージ交換網に代えて中継回線として適用する。
【0043】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0044】請求項5に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23cは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う
と共に、発信元および着信先の識別情報をメッセージ交
換網に形成された中継回線に送出する。さらに、代替回
線形成判別手段25cは、その呼設定の過程で、回線交
換網を介して対向する着信先が応答したか否かの判別を
行う。また、回線切り替え手段26cは、その判別の結
果が真であるときには、その結果が得られた完了呼の発
信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を
特定し、その回線をメッセージ交換網に代えて上述した
中継回線として適用する。
【0045】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24cは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、中継回線であるメッセージ交換網を介
して与えられる発信元および着信先の識別情報を取得す
る。さらに、回線切り替え手段26cは、このように代
替回線形成手段24cによって行われた判別の結果が真
であるときには、その代替回線形成手段24cによって
取得された識別情報で示される発信元と着信先との間を
結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ
交換網に代えて中継回線として適用する。
【0046】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0047】請求項6に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23dは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う
と共に、着信先の識別情報をその回線交換網に送出す
る。さらに、代替回線形成判別手段25dは、その呼設
定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答
したか否かの判別を行う。また、回線切り替え手段26
は、その判別の結果が真であるときには、その結果が得
られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ回
線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ交換網
に代えて中継回線として適用する。
【0048】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24dは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる着
信先の識別情報を取得する。さらに、回線切り替え手段
26dは、このようにして代替回線形成手段24dによ
って行われた判別の結果が真であるときには、その結果
が得られた完了呼の発信元とこの代替回線形成手段24
dによって取得された識別情報で示される着信先との間
を結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセー
ジ交換網に代えて中継回線として適用する。
【0049】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0050】請求項7に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23eは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う
と共に、着信先の識別情報をメッセージ交換網に形成さ
れた中継回線に送出する。さらに、代替回線形成判別手
段25eは、その呼設定の過程で、回線交換網を介して
対向する着信先が応答したか否かの判別を行う。また、
回線切り替え手段26は、その判別の結果が真であると
きには、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先と
の間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回
線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適用す
る。
【0051】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24eは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、メッセージ交換網に形成された中継回
線を介して与えられる着信先の識別情報を取得する。さ
らに、回線切り替え手段26eは、このようにして代替
回線形成手段24eによって行われた判別の結果が真で
あるときには、その結果が得られた完了呼の発信元とこ
の代替回線形成手段24eによって取得された識別情報
で示される着信先との間を結ぶ回線交換網の回線を特定
し、その回線をメッセージ交換網に代えて中継回線とし
て適用する。
【0052】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0053】請求項8に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23fは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う
と共に、発信元の識別情報をその回線交換網に送出す
る。さらに、代替回線形成判別手段25fは、その呼設
定の過程で、回線交換網を介して対向する着信先が応答
したか否かの判別を行う。また、回線切り替え手段26
fは、その判別の結果が真であるときには、その結果が
得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ
回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ交換
網に代えて中継回線として適用する。
【0054】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24fは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる発
信元の識別情報を取得する。また、回線切り替え手段2
6fは、このようにして代替回線形成手段24fによっ
て行われた判別の結果が真であるときには、その代替回
線形成手段24fによって取得された識別情報で示され
る発信元とその結果が得られた完了呼の着信先との間を
結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ
交換網に代えて中継回線として適用する。
【0055】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0056】請求項9に記載の発明にかかわる回線イン
タフェース装置では、代替回線捕捉手段23gは、並行
して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、着信先の端末に対し
て記憶手段22に登録された加入者番号をダイヤル番号
として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼設定を
行うと共に、発信元の識別情報をメッセージ交換網に形
成された中継回線に送出する。さらに、代替回線形成判
別手段25gは、その呼設定の過程で、回線交換網を介
して対向する着信先が応答したか否かの判別を行う。ま
た、回線切り替え手段26gは、その判別の結果が真で
あるときには、その結果が得られた完了呼の発信元と着
信先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、
その回線をメッセージ交換網に代えて中継回線として適
用する。
【0057】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24gは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22に登録された加入者番
号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別を
行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対して
応答すると共に、メッセージ交換網に形成された中継回
線を介して与えられる発信元の識別情報とを取得する。
また、回線切り替え手段26は、このようにして代替回
線形成手段24gによって行われた判別の結果が真であ
るときには、その代替回線形成手段24gによって取得
された識別情報で示される発信元とこの結果が得られた
完了呼の着信先との間を結ぶ回線交換網の回線を特定
し、その回線をメッセージ交換網に代えて中継回線とし
て適用する。
【0058】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0059】請求項10に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、代替回線捕捉手段23hは、並
行して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、発信元と着信先との
端末に対して記憶手段22aにそれぞれ登録された加入
者番号を発信者番号とダイヤル番号として設定して回線
交換網に発信し、かつ呼設定を行うと共に、この着信先
の識別情報をその回線交換網に送出する。さらに、代替
回線形成判別手段25hは、その呼設定の過程で、回線
交換網を介して対向する着信先が応答したか否かの判別
を行う。また、回線切り替え手段26hは、その判別の
結果が真であるときには、その結果が得られた完了呼の
発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線
を特定し、その回線をメッセージ交換網に代えて中継回
線として適用する。
【0060】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24hは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22aに登録された加入者
番号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別
を行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対し
て応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる
発信者番号と着信先の識別情報を取得する。また、回線
切り替え手段26hは、このようにして代替回線形成手
段24hによって行われた判別の結果が真であるときに
は、この代替回線形成手段24hによって取得された発
信者番号に等しい加入者番号に対応して記憶手段22a
に登録された発信元と、その代替回線形成手段24hに
よって取得された識別情報で示される着信先との間を結
ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ交
換網に代えて中継回線として適用する。
【0061】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0062】請求項11に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、代替回線捕捉手段23iは、並
行して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、発信元および着信先
の端末に対して記憶手段22にそれぞれ登録された加入
者番号を発信者番号およびダイヤル番号として設定して
回線交換網に発信し、かつ呼設定を行うと共に、その着
信先の識別情報をメッセージ交換網に形成された中継回
線に送出する。さらに、代替回線形成判別手段25i
は、その呼設定の過程で、回線交換網を介して対向する
着信先が応答したか否かの判別を行う。また、回線切り
替え手段26iは、その判別の結果が真であるときに
は、その結果が得られた完了呼の発信元と着信先との間
をそれぞれ結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線を
メッセージ交換網に代えて中継回線として適用する。
【0063】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24iは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22aに登録された加入者
番号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別
を行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対し
て応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる
発信者番号とメッセージ交換網に形成された中継回線を
介して与えられる着信先の識別情報とを取得する。ま
た、回線切り替え手段26iは、このようにして代替回
線形成手段24iによって行われた判別の結果が真であ
るときには、この代替回線形成手段24iによって取得
された発信者番号に等しい加入者番号に対応して記憶手
段22aに登録された発信元と、その代替回線形成手段
24iによって取得された識別情報で示される着信先と
の間を結ぶ回線交換網の回線を特定し、その回線をメッ
セージ交換網に代えて中継回線として適用する。
【0064】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0065】請求項12に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、代替回線捕捉手段23jは、並
行して生起するインタネット電話の完了呼の個々につい
て、中継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象
の内、通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる
事象が事象検出手段21によって検出されたときに、そ
の事象が生起した完了呼について、発信元および着信先
の端末に対して記憶手段22aにそれぞれ登録された加
入者番号を発信者番号およびダイヤル番号として設定し
て回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う。さらに、代
替回線形成判別手段25jは、その呼設定の過程で、回
線交換網を介して対向する着信先が応答したか否かの判
別を行う。また、回線切り替え手段26jは、その判別
の結果が真であるときには、その結果が得られた完了呼
の発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ回線交換網の回
線を特定し、その回線をメッセージ交換網に代えて中継
回線として適用する。
【0066】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段24jは、上述した事象が生起し
た完了呼について、記憶手段22aに登録された加入者
番号宛にその回線交換網から呼が着信するか否かの判別
を行い、その判別の結果が真であるときにこの呼に対し
て応答すると共に、この回線交換網を介して与えられる
発信者番号を取得する。また、回線切り替え手段26j
は、このようにして代替回線形成手段24jによって行
われた判別の結果が真であるときには、その代替回線形
成手段24jによって取得された発信者番号に等しい加
入者番号に対応して記憶手段22aに登録された発信元
と、その結果が得られた完了呼の着信先との間を結ぶ回
線交換網の回線を特定し、その回線をメッセージ交換網
に代えて中継回線として適用する。
【0067】すなわち、並行して生起している複数のイ
ンタネット電話の完了呼については、メッセージ交換網
で生じる事象に起因して通話サービスの提供が許容され
ない状態であっても、そのメッセージ交換網に形成され
た中継回線に代わる中継回線が自動的に回線交換網に形
成される。したがって、メッセージ交換網の障害、輻
輳、伝送容量の如何にかかわらず、通話サービスが提供
される。
【0068】請求項13に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、代替回線捕捉手段33は、イン
タネット電話の発信呼が不完了呼となる事象が事象検出
手段31によって検出されたときに、その発信呼の着信
先となるべき端末について記憶手段32に登録された加
入者番号をダイヤル番号として回線交換網に発信し、か
つその回線交換網に適応した呼設定を行う。さらに、代
替回線形成判別手段35は、その呼設定の過程で、回線
交換網を介して対向する着信先が応答したか否かの判別
を行う。また、再発信手段36は、その判別の結果が真
であるときに、回線交換網をメッセージ交換網に代わる
中継回線として再度発信する。
【0069】一方、回線交換網を介して対向して配置さ
れ、かつ本発明にかかわる回線インタフェース装置で
は、代替回線形成手段34は、記憶手段32に登録され
た加入者番号宛にその回線交換網から呼が着信するか否
かの判別を行い、その判別の結果が真であるときにこの
呼に対して応答する。さらに、回線切り替え手段37
は、このようにして代替回線形成手段34によって行わ
れた判別の結果が真であるときに、回線交換網をメッセ
ージ交換網に代わる中継回線としてインタネット電話の
着信呼の呼設定に適用する。
【0070】すなわち、インタネット電話の発信呼の
内、中継回線を形成するメッセージ交換網に生起した事
象に起因して不完了呼となった発信呼については、回線
交換網に対する代替の中継回線の形成と再発信とが自動
的に行われるので、そのメッセージ交換網の障害、輻輳
および伝送容量の如何にかかわらず、確度高く、かつ速
やかに通話サービスが提供される。
【0071】請求項14に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、請求項13に記載の回線インタ
フェース装置において、発信元属性記憶手段41には、
インタネット電話の発信呼の発信元となり得る個々の端
末について、その発信元として有する属性が予め登録さ
れる。また、発信元属性判別手段42は、インタネット
電話の発信呼が生起したときに、その発信呼の発信元に
対応して発信元属性記憶手段41に登録された属性に特
定の属性が含まれるか否かの判別を行う。さらに、代替
回線捕捉手段33は、その判別の結果が真であるとき
に、上述した発信呼の着信先となるべき端末について記
憶手段32に登録された加入者番号をダイヤル番号とし
て回線交換網に発信し、かつその回線交換網に適応した
呼設定を行う。
【0072】すなわち、インタネット電話の発信呼に
は、その発信呼の発信元の属性に応じて中継回線が回線
交換網に優先して形成されるので、その属性に適応した
通話サービスが提供される。請求項15に記載の発明に
かかわる回線インタフェース装置では、請求項13に記
載の回線インタフェース装置において、着信先属性記憶
手段51には、インタネット電話の発信呼の着信先とな
り得る個々の端末について、その着信先として有する属
性が予め登録される。また、着信先属性判別手段52
は、インタネット電話の着信呼が生起したときに、その
着信呼の着信先に対応して着信先属性記憶手段51に登
録された属性に特定の属性が含まれるか否かの判別を行
う。さらに、回線切り替え手段37は、その判別の結果
が真であるときに、回線交換網をメッセージ交換網に代
わる中継回線として上述したインタネット電話の着信呼
の呼設定に適用する。
【0073】すなわち、インタネット電話の着信呼に
は、その着信呼の着信先の属性に応じて中継回線が回線
交換網に優先して形成されるので、その属性に適応した
通話サービスが提供される。
【0074】請求項16に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、請求項1ないし請求項15の何
れか1項に記載の回線インタフェース装置において、事
象検出手段11、21、31は、メッセージ交換網の輻
輳状態を事象として検出する。すなわち、メッセージ交
換網に形成された中継回線に代わる中継回線がそのメッ
セージ交換網が輻輳状態に陥ったときに回線交換網に確
度高く形成されるので、トラヒックの分布に柔軟に適応
しつつ通話品質が高い通話サービスが提供される。
【0075】請求項17に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、請求項1ないし請求項15の何
れか1項に記載の回線インタフェース装置において、事
象検出手段11、21、31は、通話品質の劣化を事象
として検出する。すなわち、インタネット電話の呼の
内、真に通話品質の劣化が許容されない呼について中継
回線が回線交換網に形成されるので、その中継回線が形
成されることに起因して回線交換網の利用効率が無用に
低下することが回避される。
【0076】請求項18に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、請求項1ないし請求項17の何
れか1項に記載の回線インタフェース装置において、イ
ンタネット電話の完了呼または発信呼の着信先となり得
る端末は、メッセージ交換網および回線交換網と異なる
網に収容される。さらに、記憶手段12、22、22
a、32には、これらの完了呼または発信呼の着信先と
なり得る個々の端末について、その端末の近傍に設置さ
れ、かつ回線交換網に収容された端末に割り付けられた
代替加入者番号が加入者番号に併せて登録される。
【0077】また、代替回線捕捉手段13、23、23
a〜23j、33は、実際に生起した完了呼または発信
呼について、着信先の端末が収容された網が輻輳状態に
陥り、あるいはその網に障害が発生したことを示す特定
の事象が事象検出手段11、21、31によって検出さ
れたときに、回線交換網に対する発信に先行して、記憶
手段12、22、22a、32に登録された代替加入者
番号を優先してダイヤル番号とする。
【0078】すなわち、着信先の端末が収容された網の
状態に起因して完了呼となることが阻まれ、あるいは完
了呼となっても通話品質が低くなる可能性が高い場合に
は、その端末の近傍に設置され、かつ回線交換網に収容
された端末に対する発信が自動的に行われるので、その
端末と発信元との間には、確度高く通信路が形成され
る。
【0079】請求項19に記載の発明にかかわる回線イ
ンタフェース装置では、請求項1ないし請求項18の何
れか1項に記載の回線インタフェース装置において、転
送先記憶手段61には、着信先となり得る個々の端末に
ついて、着信呼が転送されるべきか否かを示す2値情報
とその着信呼の転送先とが予め記憶される。また、代替
回線捕捉手段13、23、23a〜23j、33は、実
際に生起したインタネット電話の完了呼または発信呼の
着信先に対応して転送先記憶手段61に記憶された2値
情報の値が転送されるべき旨を示すときに、その2値情
報と共にこの転送先記憶手段61に記憶された転送先に
向けて発信する。
【0080】すなわち、メッセージ交換網に形成された
中継回線に代えて回線交換網に形成された中継回線を介
する再発信が着信先について予め設定された転送先宛に
確実に行われるので、着信先となり得る端末の運用にか
かわる利便性が高められる。請求項20に記載の発明に
かかわる回線インタフェース装置では、請求項1ないし
請求項19の何れか1項に記載の回線インタフェース装
置において、転送先記憶手段71には、着信先となり得
る個々の端末について、着信呼が転送されるべきか否か
を示す2値情報とその着信呼の転送先とが予め記憶され
る。
【0081】また、転送手段72は、回線切り替え手段
16、26、26a〜26j、37が回線交換網を中継
回線として適用して行う呼設定の過程で、インタネット
電話の着信呼の着信先に対応して転送先記憶手段71に
記憶された2値情報の値が転送されるべき旨を示すとき
に、その2値情報と共にこの転送先記憶手段71に記憶
された転送先に向けてその着信呼を転送する。
【0082】すなわち、メッセージ交換網に形成された
中継回線に代えて回線交換網に形成された中継回線を介
して着信した呼については、着信先について予め設定さ
れた転送先宛に確実に転送されるので、着信先となり得
る端末の運用にかかわる利便性が高められる。
【0083】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0084】図3は、請求項1〜20に記載の発明に対
応した実施形態を示す図である。図において、図13に
示すものと機能および構成が同じものについては、同じ
符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。本
実施形態と図13に示す従来例との構成の相違点は、端
末141-1、141-2に代えてそれぞれ端末141-1
1、141-21が備えられ、選択サーバ111およびゲー
トウエイ112がLAN143-1に接続され、管理サー
バ113およびゲートウエイ114がLAN143-2に
接続され、さらに、これらのゲートウエイ112、11
4が回線交換網115に接続され、その回線交換網11
5の加入者線交換網(図示されない。)に収容された電
話器116が端末141-21 の設置点の近傍に設置され
た点にある。
【0085】なお、ゲートウエイ112、114につい
ては、簡単のため、それぞれアナログの加入者線を介し
て回線交換網115に接続されると仮定する。また、本
実施形態と図1および図2に示すブロック図との対応関
係については、ルータ142-1、142-2は事象検出手
段11、21、31に対応し、ゲートウエイ112、選
択サーバ111および管理サーバ113は記憶手段1
2,22,22a,32、発信元属性記憶手段41、着
信先属性記憶手段51および転送先記憶手段61,71
に対応し、ゲートウエイ112は代替回線捕捉手段1
3,23,23a〜23j,33、代替回線形成手段1
4,24,24a〜24j,34、代替回線形成判別手
段15,25,25a〜25j,35、回線切り替え手
段16,26,26a〜26j,37、転送手段72、
再発信手段36、発信元属性判別手段42および着信先
属性判別手段52に対応する。
【0086】図4は、請求項1、16、17に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する図である。以
下、図3および図4を参照して請求項1、16、17に
記載の発明に対応した実施形態の動作を説明する。本実
施形態では、LAN143-1に収容された端末は端末1
41-11 のみであり、かつLAN143-2に収容された
端末は端末141-21のみである。
【0087】ゲートウエイ112、114は、図5に示
すように、インタネット電話の呼の着信先となり得る個
々の端末について、識別情報およびIPアドレスに併せ
て、最寄りのゲートウエイを示すGW識別情報と、回線
交換網115においてそのゲートウエイに割り付けられ
た加入者番号とがそれぞれ対応付けられて予め登録され
たユーザ情報テーブル121を有する。
【0088】端末141-11 が端末141-21 宛に発信
し、かつ両者の間にインタネット144を中継回線とし
て通信路が形成されている状態では、ルータ142-1は
インタネット144のトラヒック量を監視することによ
って、その中継回線が輻輳状態に陥ったか否かを判別す
る。端末141-11 では、LANインタフェース部14
5-1は、ルータ142-1から「インタネット144が輻
輳状態に陥ったこと」ことが通知されると、LAN14
3-1を介して、その旨を示し、かつ着信先(通話相手)
である端末141-21 の識別情報(以下、「着信先識別
情報」という。)とIPアドレス(以下、「着信先アド
レス」という。)とを含む「代替回線形成要求」をゲー
トウエイ112に与える(図4(1))。
【0089】ゲートウエイ112は、このような「代替
回線形成要求」が与えられると、その「代替回線形成要
求」に含まれる「着信先識別情報」と着信先IPアドレ
スとに対応付けられてユーザ情報テーブル121に登録
された加入者番号およびGW情報を取得し、かつその加
入者番号をダイヤル番号として設定することによって回
線交換網115に対して発信する(図4(2))。
【0090】また、ゲートウエイ114は、回線交換網
115から何らかの呼(ここでは、簡単のため、ゲート
ウエイ112が発信元である呼であると仮定する。)が
着信する(図4(3))と、LAN143-2を介して端末1
41-21 に、その旨を示す「代替回線識別通知」を与え
る(図4(4))。端末141-21 は、この「代替回線識別
通知」を認識すると、その時点における通話相手である
端末141-11 について、識別情報(以下、「発信元識
別情報」という。)とIPアドレス(以下、「発信元ア
ドレス」という。)とを保全し、かつLAN143-2を
介してゲートウエイ114宛に「代替回線確認応答」を
送出する(図4(5))。
【0091】ゲートウエイ114は、この「代替回線確
認応答」を認識すると、回線交換網115の信号方式に
基づいて対向するゲートウエイ112宛に応答する(図
4(6))。ゲートウエイ112は、このようにしてゲート
ウエイ114が応答したことを回線交換網115の信号
方式に基づいて認識すると、LAN143-1を介して端
末141-11 にその旨を示す「代替回線形成完了通知」
を与える(図4(7))。
【0092】端末141-11 は、その「代替回線形成完
了通知」を認識した後には、ルータ142-1に代えてゲ
ートウエイ112宛に、後続して着信先宛に送出される
べき通話信号を示すディジタル信号(ここでは、簡単の
ためIPパケットの列として与えられると仮定する。)
を送出する(図4(8))。ゲートウエイ112は、内蔵さ
れたモデム(図示されない。)を介してこれらのディジ
タル信号を順次回線交換網115に送出する(図4
(9))。
【0093】一方、ゲートウエイ114は、このように
して回線交換網115を介して与えられるディジタル信
号を内蔵されたモデム(図示されない。)を介して復元
し、かつLAN143-2を介して端末141-21 に与え
る(図4(10)) 。端末141-21 は、上述したように
「代替回線確認応答」を送出した後にLAN143-2を
介してゲートウエイ114からディジタル信号が与えら
れると、先行して保全された「発信元識別情報」および
「発信元アドレス」を引き続き適用することによって、
後続して端末141-11 宛に送出されるべき通話信号を
示すディジタル信号(ここでは、簡単のためIPパケッ
トの列として与えられると仮定する。)を生成し、その
ディジタル信号をLAN143-2を介してゲートウエイ
114宛に送出する(図4(11)) 。
【0094】ゲートウエイ114は既述のモデムを介し
て回線交換網115にこのようなディジタル信号を順次
送出し(図4(12)) 、かつゲートウエイ112はそのデ
ィジタル信号を順次LAN143-2を介して端末141
-21 に与える(図4(13)) 。このように本実施形態によ
れば、端末141-11、141-21は、インタネット14
4に代えて回線交換網115に自動的に形成され、かつ
伝送遅延時間が輻輳等に応じて大幅に変動することがな
い代替の中継回線を介して引き続き通話信号を送受する
ことができるので、その中継回線がインタネット144
のみを介して形成される従来例に比べて通話品質が高く
維持される。
【0095】以下、請求項2〜5に記載の発明に対応し
た実施形態について説明する。本実施形態と請求項1、
16、17に記載の発明に対応した実施形態との構成の
相違点は、図3に点線で示すように、端末141-11 に
併せて、端末141-12〜141-1MがLAN143-1に
収容され、端末141-21 に併せて、端末141-22〜
141-2NがLAN143-2に収容され、既述のユーザ
情報テーブル121がゲートウエイ112、114に代
わる選択サーバ111および管理サーバ113にそれぞ
れ備えられた点にある。
【0096】図6は、請求項2〜7に記載の発明に対応
した本実施形態の動作を説明する図である。以下、図
3、図5および図6を参照して請求項2〜5に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。
【0097】端末141-11が端末141-21 宛に発信
し、かつ両者の間にインタネット144を中継回線とし
て通信路が形成されている状態では、ルータ142-1は
インタネット144のトラヒック量を監視することによ
って、その中継回線が輻輳状態に陥ったか否かを判別す
る。端末141-11 では、LANインタフェース部14
5-1は、ルータ142-1から「インタネット144が輻
輳状態に陥ったこと」ことが通知されると、着信先(通
話相手)である端末141-21 の「着信先識別情報」と
「着信先アドレス」とに併せて、発信元である端末14
1-11 の「発信元識別情報」と「発信元アドレス」とを
含む「代替回線形成要求」をLAN143-1を介してゲ
ートウエイ112に与える(図6(1))。
【0098】ゲートウエイ112は、この「代替回線形
成要求」を認識すると、その「代替回線形成要求」に含
まれる「着信先識別情報」と「着信先アドレス」とを含
む「ユーザ情報要求」をLAN143-1を介して選択サ
ーバ111に与える(図6(2))。選択サーバ111は、
その「ユーザ情報要求」に含まれる「着信先識別情報」
と「着信先アドレス」とをキーとして既述のユーザ情報
テーブル121を参照することによって、そのキーに対
応付けられて登録された加入者番号およびGW識別情報
を取得すると共に、これらの加入者番号およびGW識別
情報を含む「ユーザ情報」をLAN143-1を介してゲ
ートウエイ112に与える(図6(3))。
【0099】ゲートウエイ112は、このような「ユー
ザ情報」が与えられると、その「ユーザ情報」に含まれ
る加入者番号をダイヤル番号として設定することによっ
て回線交換網115に対して発信する(図6(4))。ま
た、ゲートウエイ114は、回線交換網115から何ら
かの呼(ここでは、簡単のため、ゲートウエイ112が
発信元である呼であると仮定する。)が着信すると、回
線交換網115に適応した信号方式に基づいて応答する
(図6(5))。
【0100】ゲートウエイ112は、このようにしてゲ
ートウエイ114が応答したことを回線交換網115の
信号方式に基づいて認識すると、上述した「代替回線形
成要求」に含まれる「着信先識別情報」、「着信先アド
レス」、「発信元識別情報」および「発信元アドレス」
とを所定の形式のビット列に変換し、かつ内蔵されたモ
デム(図示されない。)を介して回線交換網115に送
出する(図6(6))。
【0101】一方、ゲートウエイ114は、このような
ビット列を回線交換網115を介して受信し、かつ内蔵
されたモデム(図示されない。)を介して復元すること
によって、上述した「着信先識別情報」、「着信先アド
レス」、「発信元識別情報」および「発信元アドレス」
を取得する(図6(7))。さらに、ゲートウエイ114
は、端末141-21〜141-2Nの内、この着信先識別情
報で示される端末(ここでは、簡単のため、符号「14
1-21 」で示されると仮定する。)に、その「着信先識
別情報」に併せて、「着信先アドレス」、「発信元識別
情報」および「発信元アドレス」を含み、かつ回線交換
網115にインタネットに代わる中継回線が形成された
ことを示す「代替回線形成通知」をLAN143-2を介
して与える(図6(8))。
【0102】端末141-21 は、この「代替回線形成通
知」を認識すると、その「代替回線形成通知」に含まれ
る「発信元識別情報」を含む「代替回線確認応答」をL
AN143-2を介してゲートウエイ114宛に送出する
(図6(9))。ゲートウエイ114は、この「代替回線確
認応答」を所定のパケットに変換し、内蔵されたモデム
を介して回線交換網115にそのパケットを送出する
(図6(10)) 。
【0103】ゲートウエイ112はLAN143-1を介
して端末141-11 にそのパケットを与え(図6(11))
、その端末141-11 は、このパケットを認識した後
には、後続して着信先宛に送出されるべき通話信号を示
すディジタル信号(ここでは、簡単のためIPパケット
の列として与えられると仮定する。)をゲートウエイ1
12(ルータ142-1に代わる。)宛にLAN143-1
を介して送出する(図6(12)) 。
【0104】これらのディジタル信号は、上述したビッ
トと同様にしてゲートウエイ112によって回線交換網
115に送出され、かつゲートウエイ114によってL
AN143-2を介して端末141-21 に与えられる(図
6(13)) 。端末141-21 は、上述した「代替回線確認
応答」を送出した後には、ゲートウエイ114によって
このようなディジタル信号が与えられると、そのディジ
タル信号をルータ142-2から与えられていたIPパケ
ットに代えて通話信号として処理することによって、発
信元から送出された通話信号の伝送路を維持すると共
に、発信元に対して送出されるべき通話信号を示すディ
ジタル信号(ここでは、簡単のためIPパケットの列と
して与えられると仮定する。)をゲートウエイ114
(ルータ142-2に代わる。)宛にLAN143-2を介
して送出する(図6(14)) 。
【0105】このようなディジタル信号は、上述した
「代替回線確認応答」と同様にしてゲートウエイ114
によって回線交換網115に送出され、かつゲートウエ
イ112によってLAN143-1を介して端末141-1
1 に与えられる(図6(15)) 。このように本実施形態に
よれば、LAN143-1、143-2にそれぞれ収容さ
れ、かつインタネット電話の発信元あるいは着信先とな
り得る端末がそれぞれ複数である場合であっても、輻輳
状態に陥ったインタネットに形成されていた中継回線に
代わる中継回線が回線交換網115を介して自動的に形
成されるので、通話品質が高く維持される。
【0106】以下、図3、図5および図6を参照して請
求項6、7に記載の発明に対応した本実施形態の動作を
説明する。本実施形態と請求項2〜5に記載の発明に対
応した実施形態との相違点は、ゲートウエイ114が
「着信先識別情報」および「着信先アドレス」を識別す
る処理の手順にある。
【0107】端末141-11 が端末141-21 宛に発信
し、かつ両者の間にインタネット144を中継回線とし
て通信路が形成されている状態では、ルータ142-1は
インタネット144のトラヒック量を監視することによ
って、その中継回線が輻輳状態に陥ったか否かを判別す
る。端末141-11 では、LANインタフェース部14
5-1は、ルータ142-1から「インタネット144が輻
輳状態に陥ったこと」ことが通知されると、「着信先識
別情報」と「着信先アドレス」とを含み、かつ「発信元
識別情報」と「発信元アドレス」とが含まれることなく
構成された「代替回線形成要求」をLAN143-1を介
してゲートウエイ112に与える(図6(1))。
【0108】ゲートウエイ112は、この「代替回線形
成要求」を認識すると、その「代替回線形成要求」に含
まれる「着信先識別情報」と「着信先アドレス」とを含
む「ユーザ情報要求」をLAN143-1を介して選択サ
ーバ111に与える(図6(2))。選択サーバ111は、
その「ユーザ情報要求」に含まれる「着信先識別情報」
と「着信先アドレス」とをキーとして既述のユーザ情報
テーブル121を参照することによって、そのキーに対
応付けられて登録された加入者番号およびGW識別情報
を取得すると共に、これらの加入者番号およびGW識別
情報を含む「ユーザ情報」をLAN143-1を介してゲ
ートウエイ112に与える(図6(3))。
【0109】ゲートウエイ112は、このような「ユー
ザ情報」が与えられると、その「ユーザ情報」に含まれ
る加入者番号をダイヤル番号として設定することによっ
て回線交換網115に対して発信する(図6(4))。ま
た、ゲートウエイ114は、回線交換網115から何ら
かの呼(ここでは、簡単のため、ゲートウエイ112が
発信元である呼であると仮定する。)が着信すると、回
線交換網115に適応した信号方式に基づいて応答する
(図6(5))。
【0110】ゲートウエイ112は、このようにしてゲ
ートウエイ114が応答したことを回線交換網115の
信号方式に基づいて認識すると、上述した「代替回線形
成要求」に含まれる「着信先識別情報」と「着信先アド
レス」(「発信元識別情報」および「発信元アドレス」
は含まない。)とを所定の形式のビット列に変換し、か
つ内蔵されたモデム(図示されない。)を介して回線交
換網115に送出する(図6(6))。
【0111】一方、ゲートウエイ114は、このような
ビット列を回線交換網115を介して受信し、かつ内蔵
されたモデム(図示されない。)を介して復元すること
によって上述した「着信先識別情報」、「着信先アドレ
ス」を取得する(図6(7))。さらに、ゲートウエイ11
4は、端末141-21〜141-2Nの内、この着信先識別
情報で示される端末(ここでは、簡単のため、符号「1
41-21 」で示されると仮定する。)にLAN143-2
を介して、その「着信先識別情報」および「着信先アド
レス」を含み、かつ回線交換網115にインタネットに
代わる中継回線が形成されたことを示す「代替回線形成
通知」を与える(図6(8))。
【0112】端末141-21 は、この「代替回線形成通
知」を認識すると、その時点における通話相手である端
末141-11 を示す「発信元識別情報」を含む「代替回
線確認応答」をLAN143-2を介してゲートウエイ1
14宛に送出する(図6(9))。ゲートウエイ114は、
この「代替回線確認応答」を所定のパケットに変換し、
そのパケットを内蔵されたモデムを介して回線交換網1
15に送出する(図6(10)) 。
【0113】ゲートウエイ112はLAN143-1を介
して端末141-11 にそのパケットを与え(図6(11))
、その端末141-11 は、このパケットを認識した後
には、後続して着信先宛に送出されるべき通話信号を示
すディジタル信号(ここでは、簡単のためIPパケット
の列として与えられると仮定する。)をゲートウエイ1
12(ルータ142-1に代わる。)宛にLAN143-1
を介して送出する(図6(12)) 。
【0114】これらのディジタル信号は、上述したビッ
ト列と同様にしてゲートウエイ112によって回線交換
網115に送出され、かつゲートウエイ114によって
LAN143-2を介して端末141-21 に与えられる
(図6(13)) 。端末141-21 は、「代替回線確認応
答」を送出した後に、ゲートウエイ114によってこの
ようなディジタル信号が与えられると、そのディジタル
信号をルータ142-2から与えられていたIPパケット
に代えて通話信号として処理することによって、発信元
から送出された通話信号の伝送路を維持すると共に、発
信元に対して送出されるべき通話信号を示すディジタル
信号(ここでは、簡単のためIPパケットの列として与
えられると仮定する。)をゲートウエイ114(ルータ
142-2に代わる。)宛にLAN143-2を介して送出
する(図6(14)) 。
【0115】このようなディジタル信号は、上述した
「代替回線確認応答」と同様にしてゲートウエイ114
によって回線交換網115に送出され、かつゲートウエ
イ112によってLAN143-1を介して端末141-1
1 に与えられる(図6(15)) 。すなわち、LAN143
-1、143-2にそれぞれ収容され、かつインタネット電
話の発信元あるいは着信先となり得る端末がそれぞれ複
数である場合であっても、ゲートウエイ112からゲー
トウエイ114宛に「発信元識別情報」および「発信元
アドレス」が伝送されることなく、輻輳状態に陥ったイ
ンタネットに形成されていた中継回線に代わる中継回線
が回線交換網115に自動的に形成される。
【0116】したがって、本実施形態によれば、請求項
2〜5に記載の発明に対応した実施形態に比べて、イン
タネット144に代わる中継回線が回線交換網115を
介して効率的に形成され、かつ輻輳等に応じた通話品質
の劣化が速やかに改善される。図7は、請求項8、9に
記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図で
ある。
【0117】以下、図3および図7を参照して請求項
8、9に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する。本実施形態では、着信先の端末が141-21〜1
41-2Nの何れである場合においても、インタネット1
44に代わる中継回線を形成するためにゲートウエイ1
14に割り付けられた回線交換網115の加入者番号
(以下、「特定の加入者番号」という。)は、単一であ
って既知である。
【0118】端末141-11 が端末141-21 宛に発信
し、かつ両者の間にインタネット144を中継回線とし
て通信路が形成されている状態では、ルータ142-1は
インタネット144のトラヒック量を監視することによ
って、その中継回線が輻輳状態に陥ったか否かを判別す
る。LANインタフェース部145-1は、ルータ142
-1から「インタネット144が輻輳状態に陥ったこと」
ことが通知されると、端末141-21 の「着信先識別情
報」と「着信先アドレス」とが含まれ、かつ発信元であ
る端末141-11 の「発信元識別情報」と「発信元アド
レス」とを含んで構成された「代替回線形成要求」をL
AN143-1を介してゲートウエイ112に与える(図
7(1))。
【0119】ゲートウエイ112は、この「代替回線形
成要求」を認識すると、選択サーバ111に対して何ら
「ユーザ情報要求」を与えることなく、既述の特定の加
入者番号をダイヤル番号として設定することによって回
線交換網115に対して発信する(図7(2))。また、ゲ
ートウエイ114は、回線交換網115から何らかの呼
(ここでは、簡単のため、ゲートウエイ112が発信元
である呼であると仮定する。)が着信すると、回線交換
網115に適応した信号方式に基づいて応答する(図7
(3))。
【0120】ゲートウエイ112は、このようにしてゲ
ートウエイ114が応答したことを回線交換網115の
信号方式に基づいて認識すると、上述した「代替回線形
成要求」に含まれる「発信元識別情報」および「発信元
アドレス」を所定の形式のビット列に変換し、かつ内蔵
されたモデム(図示されない。)を介して回線交換網1
15に送出する(図7(4))。
【0121】一方、ゲートウエイ114は、このような
ビット列を回線交換網115を介して受信し(図7
(5))、かつ内蔵されたモデム(図示されない。)を介し
て復元することによって上述した「発信元識別情報」お
よび「発信元アドレス」を取得する。さらに、ゲートウ
エイ114は、LAN143-2を介して端末141-21
〜141-2N に、その「発信元識別情報」および「発信
元アドレス」を含む「着信先端末問い合わせ」を一斉に
送出する(図7(6))。端末141-21〜141−2N は、
インタネット電話の通話状態では、発信元の端末を示す
「発信元識別情報」および「発信元アドレス」を既知の
情報として保有し、上述した「着信先端末問い合わせ」
を認識すると、その「着信先端末問い合わせ」に含まれ
る「発信元識別情報」および「発信元アドレス」がこの
ような既知の情報に該当するか否かを判別する(図7
(7))。
【0122】端末141-21〜141−2N の内、その判
別の結果が真であることを認識した端末(ここでは、簡
単のため、符号「141-21 」で示されると仮定す
る。)は、その端末を示す「着信元識別情報」と「着信
元アドレス」とを含み、かつその旨を示す「問い合わせ
応答」をLAN143-2を介してゲートウエイ114に
与えると共に、回線交換網115にインタネットに代わ
る中継回線が形成されたことを認識する(図7(8))。
【0123】ゲートウエイ114は、この「問い合わせ
応答」を認識すると、その「問い合わせ応答」に含まれ
る「着信先識別情報」および「着信先アドレス」に併せ
て、既述の「発信元識別情報」および「発信元アドレ
ス」を含む「代替回線確認応答」を所定のパケットに変
換し、そのパケットを内蔵されたモデムを介して回線交
換網115に送出する(図7(9))。
【0124】ゲートウエイ112はLAN143-1を介
して端末141-11 にそのパケットを与え(図7(10))
、その端末141-11 は、このパケットを認識した後
には、後続して着信先宛に送出されるべき通話信号を示
すディジタル信号(ここでは、簡単のためIPパケット
の列として与えられると仮定する。)をゲートウエイ1
12(ルータ142-1に代わる。)宛にLAN143-1
を介して送出する(図7(11)) 。
【0125】これらのディジタル信号は、上述したビッ
ト列と同様にしてゲートウエイ112によって回線交換
網115に送出され、かつゲートウエイ114によって
LAN143-2を介して端末141-21 に与えられる
(図7(12)) 。端末141-21 は、既述の「問い合わせ
応答」を送出した後にゲートウエイ114によって上述
したディジタル信号が与えられると、そのディジタル信
号をルータ142-2から与えられていたIPパケットに
代えて通話信号として処理することによって、発信元か
ら送出された通話信号の伝送路を維持すると共に、発信
元に対して送出されるべき通話信号を示すディジタル信
号(ここでは、簡単のためIPパケットの列として与え
られると仮定する。)をゲートウエイ114(ルータ1
42-2に代わる。)宛にLAN143-2を介して送出す
る(図7(13))。
【0126】このようなディジタル信号は、上述した
「代替回線確認応答」と同様にしてゲートウエイ114
によって回線交換網115に送出され、かつゲートウエ
イ112によってLAN143-1を介して端末141-1
1 に与えられる(図7(14))。すなわち、LAN143-
2に収容された複数の端末がインタネット電話の着信先
となり得る場合であっても、ゲートウエイ112からゲ
ートウエイ114宛に「着信先識別情報」および「着信
先アドレス」が伝送されることなく、輻輳状態に陥った
インタネットに代わる中継回線が回線交換網を介して自
動的に形成される。
【0127】したがって、本実施形態によれば、請求項
2〜5に記載の発明に対応した実施形態に比べて、イン
タネット144に代わる中継回線が回線交換網115に
効率的に形成され、輻輳等に応じた通話品質の劣化が速
やかに改善される。図8は、請求項10〜12に記載の
発明に対応した本実施形態の動作を説明する図である。
【0128】以下、図3、図5および図8を参照して請
求項10〜12に記載の発明に対応した本実施形態の動
作を説明する。本実施形態では、回線交換網115とし
て、発信者番号通知機能を有するISDNが適用され
る。端末141-11 が端末141-21 宛に発信し、かつ
両者の間にインタネット144を中継回線として通信路
が形成されている状態では、ルータ142-1はインタネ
ット144のトラヒック量を監視することによって、そ
の中継回線が輻輳状態に陥ったか否かを判別する。
【0129】端末141-11 では、LANインタフェー
ス部145-1は、ルータ142-1から「インタネット1
44が輻輳状態に陥ったこと」が通知されると、着信先
である端末141-21 の「着信先識別情報」と「着信先
アドレス」とに併せて、発信元である端末141-11 の
「発信元識別情報」と「発信元アドレス」とを含む「代
替回線形成要求」をLAN143-1を介してゲートウエ
イ112に与える(図8(1))。
【0130】ゲートウエイ112は、この「代替回線形
成要求」を認識すると、その「代替回線形成要求」に含
まれる「着信先識別情報」、「着信先アドレス」、「発
信元識別情報」および「発信元アドレス」を含む「発着
信ユーザ情報要求」をLAN143-1を介して選択サー
バ111に与える(図8(2))。選択サーバ111は、そ
の「発着信ユーザ情報要求」に含まれる「着信先識別情
報」と「着信先アドレス」とを第一のキーとして既述の
ユーザ情報テーブル121を参照することによって、そ
の第一のキーに対応付けられて登録された加入者番号
(以下、「第一の加入者番号」という。)およびGW識
別情報を取得する。また、選択サーバ111は、「発着
信ユーザ情報要求」に含まれる「発信元識別情報」と
「発信元アドレス」とを第二のキーとして既述のユーザ
情報テーブル121を参照することによって、その第二
のキーに対応付けられて登録された加入者番号(以下、
「第二の加入者番号」という。)を取得する。さらに、
選択サーバ111は、これらの「第一の加入者番号」、
GW識別情報および「第二の加入者番号」を含む「発着
信ユーザ情報」をLAN143-1を介してゲートウエイ
112に与える(図8(3))。
【0131】ゲートウエイ112は、このような「発着
信ユーザ情報」が与えられると、その「発着信ユーザ情
報」に含まれる「第一の加入者番号」をダイヤル番号と
して設定し、かつ「第二の加入者番号」を発信者番号と
して設定することによって回線交換網115に対して発
信する(図8(4))。また、ゲートウエイ114は、回線
交換網115から何らかの呼(ここでは、簡単のため、
ゲートウエイ112が発信元である呼であると仮定す
る。)が着信すると、その回線交換網115に適応した
信号方式に基づいて上述した発信者番号を取得し、かつ
応答する(図8(5))。
【0132】ゲートウエイ112は、このようにしてゲ
ートウエイ114が応答したことを回線交換網115の
信号方式に基づいて認識すると、上述した「代替回線形
成要求」に含まれる「着信先識別情報」および「着信先
アドレス」とを所定の形式のビット列に変換しつつ回線
交換網115に送出する(図8(6))。一方、ゲートウエ
イ114は、回線交換網115を介してこのようなビッ
ト列を受信して復元することによって上述した「着信先
識別情報」および「着信先アドレス」を取得する(図8
(7))。
【0133】さらに、ゲートウエイ114は、端末14
1-21〜141-2Nの内、この着信先識別情報で示される
端末(ここでは、簡単のため、符号「141-21 」で示
されると仮定する。)にLAN143-2を介して、その
「着信先識別情報」に併せて「着信先アドレス」を含
み、かつインタネットに形成されていた中継回線に代わ
る中継回線が回線交換網115に形成されたことを示す
「代替回線形成通知」を与える(図8(8))。
【0134】端末141-21 は、この「代替回線形成通
知」を認識すると、発信元である端末141-11 を示す
「発信元識別情報」を含む「代替回線確認応答」をLA
N143-2を介してゲートウエイ114宛に送出する
(図8(9))。ゲートウエイ114は、この「代替回線確
認応答」を所定のパケットに変換し、そのパケットを内
蔵されたモデムを介して回線交換網115に送出する
(図8(10)) 。
【0135】ゲートウエイ112はLAN143-1を介
して端末141-11 にそのパケットを与え(図8(11))
、その端末141-11 は、このパケットを認識した後
には、後続して着信先宛に送出されるべき通話信号を示
すディジタル信号(ここでは、簡単のためIPパケット
の列として与えられると仮定する。)をゲートウエイ1
12(ルータ142-1に代わる。)宛にLAN143-1
を介して送出する(図8(12)) 。
【0136】これらのディジタル信号は、上述したビッ
ト列と同様にしてゲートウエイ112によって回線交換
網115に送出され、かつゲートウエイ114によって
LAN143-2を介して端末141-21 に与えられる
(図8(13)) 。端末141-21 は、「代替回線確認応
答」を送出した後にゲートウエイ114によってこのよ
うなディジタル信号が与えられると、そのディジタル信
号をルータ142-2から与えられていたIPパケットに
代えて通話信号として処理することによって、発信元か
ら送出された通話信号の伝送路を維持すると共に、発信
元に対して送出されるべき通話信号を示すディジタル信
号(ここでは、簡単のためIPパケットの列として与え
られると仮定する。)をゲートウエイ114(ルータ1
42-2に代わる。)宛にLAN143-2を介して送出す
る(図8(14)) 。
【0137】このようなディジタル信号は、上述した
「代替回線確認応答」と同様にしてゲートウエイ114
によって回線交換網115に送出され、かつゲートウエ
イ112によってLAN143-1を介して端末141-1
1 に与えられる(図8(15)) 。すなわち、LAN143
-2に収容された複数の端末がインタネット電話の着信先
となり得る場合であっても、ゲートウエイ112からゲ
ートウエイ114宛に「発信元識別情報」および「発信
元アドレス」が伝送されず、かつ回線交換網115に固
有の発信者番号通知機能が活用されることによって、輻
輳状態に陥ったインタネットに代わる中継回線が回線交
換網に自動的に形成される。
【0138】したがって、本実施形態によれば、請求項
2〜5に記載の発明に対応した実施形態に比べて、イン
タネット144に代わる中継回線が回線交換網115に
効率的に形成され、輻輳等に応じた通話品質の劣化が速
やかに改善される。なお、本実施形態では、「着信先識
別情報」および「着信先アドレス」がゲートウエイ11
2からゲートウエイ114に伝達されているが、例え
ば、インタネット電話の呼設定の過程で着信先の端末1
41-21 が発信者番号に併せて、発信者識別情報および
発信者アドレスを得ることができ、かつインタネット1
44に代わる中継路が形成されるためにゲートウエイ1
14に割り付けられた回線交換網115の加入者番号が
単一である場合には、これらの「着信先識別情報」およ
び「着信先アドレス」は請求項8、9に記載の発明に対
応した実施形態と同様にしてゲートウエイ114に伝達
されなくてもよい。
【0139】また、上述した各実施形態では、発信元の
端末141-11 と着信先の端末141-21 とは、インタ
ネット144に代わる中継回線が回線交換網115に形
成された後に個別に送出すべき通話信号の送出先を主導
的にそれぞれゲートウエイ112、114宛に切り替え
ている。しかし、例えば、ゲートウエイ114とルータ
142-2とがLAN143-2に対して同じアドレスを有
し、かつゲートウエイ112とルータ142-1とがLA
N143-1に対して同じアドレスを有すると共に、これ
らのゲートウエイ112、114がそれぞれルータ14
2-1、142-2の動作を規制することによって同様の切
り替えが行われてもよい。
【0140】さらに、上述した各実施形態では、インタ
ネット144が輻輳状態に陥った事象を起点として回線
交換網115にそのインタネット144に代わる中継回
線が形成されているが、例えば、「端末141-11 が予
め決められた基準(例えば、通話信号に重畳された既知
のパイロット信号に関する信号判定の結果)に基づいて
通話品質を検定し、その通話品質が所定の閾値を下回っ
たことを認識する」ことによって同様の起点が得られて
もよい。
【0141】以下、請求項13〜15に記載の発明に対
応した本実施形態について説明する。本実施形態と請求
項1〜12に記載の発明に対応した実施形態との相違点
は、回線交換網115に形成される中継回線がインタネ
ット電話の完了呼に対して形成されるものではなく、完
了呼率の向上に供される代替の中継回線である点にあ
る。
【0142】なお、回線交換網115については、簡単
のため、ここではアナログの電話網であると仮定する。
図9は、請求項13〜15に記載の発明に対応した本実
施形態の動作を説明する図である。以下、図3、図5お
よび図9を参照して本実施形態の動作を説明する。
【0143】端末141-11 は、端末141-21 宛に発
信すると、呼設定の手順に基づいて該当する発信呼が完
了呼となっか否かを判別する。さらに、LANインタフ
ェース部145-1は、何らかの原因によってその発信呼
が不完了呼となったことを識別すると、着信先である端
末141-21 の「着信先識別情報」と「着信先アドレ
ス」とに併せて、発信元である端末141-11 の「発信
元識別情報」と「発信元アドレス」とを含む「代替回線
形成要求」をLAN143-1を介してゲートウエイ11
2に与える(図9(1))。
【0144】ゲートウエイ112は、この「代替回線形
成要求」を認識すると、その「代替回線形成要求」に含
まれる「着信先識別情報」と「着信先アドレス」とを含
む「ユーザ情報要求」をLAN143-1を介して選択サ
ーバ111に与える(図9(2))。
【0145】選択サーバ111は、その「ユーザ情報要
求」に含まれる「着信先識別情報」と「着信先アドレ
ス」とをキーとして既述のユーザ情報テーブル121を
参照することによって、そのキーに対応付けられて登録
された加入者番号およびGW識別情報を取得すると共
に、これらの加入者番号およびGW識別情報を含む「ユ
ーザ情報」をLAN143-1を介してゲートウエイ11
2に与える(図9(3))。
【0146】ゲートウエイ112は、その「ユーザ情
報」に含まれる加入者番号をダイヤル番号として設定す
ることによって回線交換網115に対して発信する(図
9(4))。以下、ゲートウエイ112、114および端末
141-11、141-21は、既述の請求項2〜5に記載の
発明に対応した実施形態と同様にして連係する(図9
(5)〜(15))ので、端末141-11 はインタネット144
に代わる中継回線として回線交換網115が自動的に利
用されることによって、LAN143-1、ゲートウエイ
112、回線交換網115、ゲートウエイ114および
LAN143-2を介して所望の着信先である端末141
-21 との間に、通信路が確保される。
【0147】したがって、本実施形態によれば、インタ
ネット144が輻輳状態、障害その他のインタネット電
話の中継回線として利用できない状態に陥った場合に
も、LAN143-1、143-2に収容された端末は、イ
ンタネット144に代わる回線交換網115に自動的に
形成された中継回線を介して、確実に再発信することが
できる。
【0148】なお、本実施形態では、一旦、インタネッ
ト電話の発信呼が不完了呼となったときに自動的に再発
信が行われ、かつ中継回線として回線交換網115が適
用されているが、例えば、発信元の端末の発信クラスや
着信先の端末の着信クラスその他の属性(例えば、「高
品質通話を要求する属性」)に応じて、中継回線として
インタネットと回線交換網との何れか一方が選択され、
あるいは優先して適用されることによって、多様なサー
ビスの要求に柔軟に適応することも可能である。
【0149】以下、請求項18に記載の発明に対応した
実施形態について説明する。図10は、請求項18に記
載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する図であ
る。本実施形態と請求項1〜17に記載の発明に対応し
た実施形態との構成の相違点は、図3に示すように、端
末141a-11〜141a-1Mが端末141-11 〜141
-1M に代えて備えられ、回線交換網115に接続された
電話器116が端末141-21 の設置点の近傍に配置さ
れた点にある。
【0150】なお、端末141a-11 と端末141-11
との構成の相違点は、図3に点線で示すように、回線交
換網115に加入者線を介して接続された回線インタフ
ェース部117-1を有する点にある。また、端末141
a-12〜141a-1Mの構成については、端末141a-1
1 の構成と同じであるから、ここでは、その説明および
図示を省略する。
【0151】以下、図3、図5および図10を参照して
本実施形態の動作を説明する。選択サーバ111は、図
5に網掛けを付して示すように、個々の端末について、
識別情報、IPアドレスおよび加入者番号に併せて、既
述の電話器116のように併設された電話器の番号を示
す「併設端末加入者番号」が登録されたユーザ情報テー
ブル121aをユーザ情報テーブル121に代えて有す
る。
【0152】また、管理サーバ113は、LAN143
-2について、OSIの第一層を介して伝送される監視用
のストリーム信号をモニタすることによって輻輳状態
(例えば、パケットによって占有される時間率が60パ
ーセントを超えた状態)に陥ったか否かを判別し、その
判別の結果をルータ142-2に逐次通知する(図10
(1))。
【0153】端末141a-11 が端末141-21 宛に発
信し(図10(2))、かつインタネット144が中継回線
として適用されている状態では、ルータ142-2は、そ
のインタネット144、ルータ142-1およびLAN1
43-1を介して上述した判別の結果を端末141a-11
に通知する(図10(3))。
【0154】端末141a-11 は、該当するインタネッ
ト電話の発信呼が完了呼となる前にこのようにして通知
された結果に基づいて「LAN143-2が輻輳状態に陥
った」ことを認識すると、その発信呼の呼設定を予め決
められた手順に基づいて中断し(図10(4))、かつ「着
信先識別情報」および「着信先アドレス」を含む「ユー
ザ情報要求」をLAN143-1を介して選択サーバ11
1に与える(図10(5))。
【0155】選択サーバ111は、その「着信先識別情
報」および「着信先アドレス」の組み合わせに対応して
ユーザ情報テーブル121aに登録された「併設端末加
入者番号」を取得し、その「併設端末加入者番号」を含
む「ユーザ情報」をLAN143-1を介して端末141
a-11 に与える(図10(6))。端末141a-11 では、
回線インタフェース部117-1は、その「ユーザ情報」
に含まれる「併設端末加入者番号」をダイヤル番号とし
て設定することによって回線交換網115に発信する
(図10(7))。
【0156】電話器116がこのような発信呼の生起に
応じて鳴動し(図10(8))、かつ操作者によってオフフ
ック状態となる(図10(9))と、回線インタフェース部
117-1は回線交換網115の信号方式に基づいてその
旨を認識し(図10(10)) 、かつ電話機部146-1を介
して送受される通話信号について、その信号方式に基づ
くインタフェースをとる(図10(11)、(12))。
【0157】すなわち、LAN143-2が輻輳状態に陥
っている状態であっても、そのLAN143-2に収容さ
れ、かつ着信先となるべき端末141-21 に併設された
電話器116宛に対する発信が自動的に行われるので、
所在が端末141-21 の周辺であることが明らかである
通話相手との間に通信手段が確保される。以下、請求項
19、20に記載の発明に対応した実施形態について説
明する。
【0158】図11は、請求項19、20に記載の発明
に対応した本実施形態の動作を説明する図である。以
下、図3、図5および図11に記載の発明に対応した本
実施形態の動作を説明する。管理サーバ113は、図5
に示すユーザ情報テーブル121(121a)に併せ
て、図12に示すように、LAN143-2に収容された
端末141-21 〜141-2N について、着信呼の転送先
を示す「転送先識別情報」が個別に登録された転送制御
テーブル131を有する。
【0159】端末141-21 では、操作者は、他の端末
(例えば、LAN143-1に収容された端末141-1
M)が設置された場所に移動する場合には、その端末1
41-1Mの識別情報(以下、「転送先識別情報」とい
う。)と、端末141-21 の識別情報(以下、「転送元
情報」という。)とを図示されない操作部を介して指定
する。端末141-21 は、このようにして指定された
「転送先識別情報」と「転送元識別情報」とを含む「転
送登録要求」をLAN143-2を介して管理サーバ11
3に与え(図11(1))、かつ「後続して生起する着信呼
が転送されるべきか否か」を示す2値情報(ここでは、
簡単のため端末141-21 に保持されると仮定する。)
の論理値を「1」に設定して待機する。
【0160】管理サーバ113は、転送制御テーブル1
31を構成するレコードの内、上述した「転送登録要
求」に含まれる「転送元識別情報」に対応するレコード
に、この「転送元識別情報」と共に与えられた「転送先
識別情報」を登録する。また、端末141-21 は、請求
項1〜18の何れかに記載の発明に対応した実施形態と
同様にして何らかの着信呼(中継回線としてインタネッ
ト144と回線交換網115との何れが適用されてもよ
い。)が着信する(図11(2))と、上述した2値情報の
論理値が「1」であるか否かを判別し、その判別の結果
が「0」である場合には、該当する着信呼を受け付ける
が、反対に「1」である場合には、端末141-21 の識
別情報を含む「転送要求」をLAN143-2を介して管
理サーバ113に与える(図11(3))。
【0161】管理サーバ113は、その「転送要求」に
含まれる識別情報に対応して転送制御テーブル131に
登録された「転送先識別情報」を取得し、かつユーザ情
報テーブル121(121a)のレコードの内、この
「転送先識別情報」が識別情報として含まれるレコード
を特定すると共に、そのレコードに含まれるIPアドレ
ス、加入者番号、GW識別情報および併設端末加入者番
号を得る。
【0162】さらに、管理サーバ113は、このように
して得られたIPアドレス、加入者番号、GW識別情報
および併設端末加入者番号をそれぞれ「着信アドレス」
等として適宜適用し、かつ請求項1〜請求項18の何れ
かに記載の発明に対応した実施形態と同様にして、その
インタネット144あるいは加入者線交換網115に対
する発信を行う(図11(4))ことによって、該当する着
信呼の転送を行う。
【0163】すなわち、転送呼であっても、輻輳状態に
陥ったインタネット144に代わる中継回線が回線交換
網115を介して形成され、かつ転送先の端末が収容さ
れたLANが輻輳状態に陥っているときには、その転送
先の端末に併設された端末に対する発信が確実に行われ
るので、通話相手の出先に至る通信路が確度高く形成さ
れる。
【0164】なお、本実施形態では、着信先の端末14
1-21 に最寄りの管理サーバ113によって転送処理が
行われているが、例えば、発信元の端末に最寄りの管理
サーバや選択サーバが既述の転送制御テーブル131お
よびユーザ情報テーブル121(121a)を有し、かつ
インタネット144や回線交換網115を介して与えら
れた「転送登録要求」に応じて既述の通りの処理を行う
と共に、発信元の端末によって与えられる「発信元識別
情報」、「発信元アドレス」、「着信先識別情報」およ
び「着信先アドレス」に応じて、これらの転送制御テー
ブル131とユーザ情報テーブル121(121a)とを
既述の通りに参照することによって、同様の転送処理が
実現されてもよい。
【0165】また、本実施形態では、着信先の端末14
1-21 が既述の2値情報の論理値を判別することによっ
て転送処理の要否が判別されているが、例えば、その転
送処理が行われるべき時間帯やスケジュールが転送制御
テーブル131に登録され、その時間帯やスケジュール
に基づいて転送処理の要否や転送先が設定されてもよ
い。
【0166】さらに、上述した各実施形態では、「発信
元識別情報」、「発信元アドレス」、「着信先識別情
報」および「着信先アドレス」がゲートウエイ112に
よって回線交換網115を介してゲートウエイ114に
伝達されているが、例えば、発信元から着信先に至るイ
ンタネット144の伝送遅延時間が許容される程度に小
さい場合には、これらの「発信元識別情報」、「発信元
アドレス」、「着信先識別情報」および「着信先アドレ
ス」の一部または全ては、インタネット144を介して
伝達されてもよい。
【0167】また、上述した各実施形態では、LAN1
43-1、インタネット144の輻輳状態の検出方法が詳
細には記述されていないが、このような輻輳状態を検出
する技術については、公知であり、これらのLAN14
3-1、インタネット144に適用された伝送方式や通信
手順に適応するならば、如何なる技術が適用されてもよ
い。
【0168】さらに、上述した各実施形態では、ユーザ
情報テーブル121(121a)の内容が設定され、ある
いは更新される過程が何ら説明されていないが、このよ
うな内容については、系構成情報や局情報としてシステ
ムの始動時に初期設定され、あるいは運用や保守にかか
わる担当者の指示に応じた更新を可能とするマンマシン
インタフェースがとられてもよい。
【0169】また、上述した各実施形態では、インタネ
ット144に形成されたパスが何ら解除されていない
が、例えば、そのインタネット144が輻輳状態に陥っ
た時点で解除され、あるいはその輻輳状態の回復に応じ
て再度中継回線として利用されてもよい。
【0170】さらに、このようにしてインタネット14
4に形成されたパスが再度利用される場合には、回線交
換網115に形成された代替の中継回線が開放されるこ
とによって、その回線交換網115の資源が有効に利用
され、かつコストの節減がはかられてもよい。また、上
述した各実施形態では、回線交換網115に適用された
信号方式が詳述されず、かつゲートウエイ112、11
4が加入者線を介してその回線交換網115に接続され
ているが、これらのゲートウエイ112、114は、例
えば、局間に適用されるべき信号方式(アナログ方式、
ディジタル方式の何れでもよい。)に基づいて回線交換
網115に接続されてもよい。
【0171】さらに、上述した各実施形態では、通話信
号が「IPパケットの列を示すディジタル信号」として
回線交換網115を介して伝送されているが、このよう
な通話信号は、例えば、所定の形式の符号(PCM信号
(AD−PCM方式、定差変調方式に基づいて生成され
た符号列を示す信号を含む。))、あるいはアナログ信号
に変換されて伝送されてもよい。
【0172】また、上述した各実施形態では、インタネ
ットに形成された中継回線に代わる中継回線が回線交換
網115に形成されているが、本発明は、パケットやセ
ルの単位にメッセージ交換が行われるならば、例えば、
イントラネットその他の網にも同様にして適用可能であ
り、このような網については、インタネットやイントラ
ネットのような分散型の交換網ではなく、単一のノード
のみから構成されてもよい。
【0173】さらに、上述した各実施形態では、LAN
143-1に接続された選択サーバ111とゲートウエイ
112とによって機能分散がはかられ、あるいはLAN
143-2に収容された管理サーバ113とゲートウエイ
114とによって機能分散がはかられることによって、
中継回線がインタネット144に代わる回線交換網11
5に形成されているが、本発明は、例えば、何らLAN
に収容されない単一のパーソナルコンピュータに実装さ
れ、これらの選択サーバ111、ゲートウエイ112、
114および管理サーバ113と同様の機能を具備する
単一の装置として構成されてもよい。
【0174】また、このような装置については、例え
ば、インタネット電話の発信元あるいは着信先のみとし
て作動することが要求される場合には、選択サーバ11
1とゲートウエイ112との組み合わせ、あるいは管理
サーバ113とゲートウエイ114との組み合わせに等
価な構成を有してもよい。
【0175】
【発明の効果】上述したように請求項1〜12に記載の
発明では、メッセージ交換網の障害、輻輳、伝送容量の
如何にかかわらず、確度高く良好な通話サービスが提供
される。
【0176】また、請求項13に記載の発明では、メッ
セージ交換網の障害、輻輳および伝送容量の如何にかか
わらず、確度高く、かつ速やかに通話サービスが提供さ
れる。さらに、請求項14に記載の発明では、発信元の
属性に応じて中継回線が回線交換網に優先して形成され
ることによって、その属性に適応した通話サービスが提
供される。
【0177】また、請求項15に記載の発明では、着信
先の属性に応じて中継回線が回線交換網に優先して形成
されることによって、その属性に適応した通話サービス
が提供される。さらに、請求項16に記載の発明では、
メッセージ交換網が輻輳状態に陥ったときに、そのメッ
セージ交換網に形成された中継回線に代わる中継回線が
回線交換網に確度高く形成され、トラヒックの分布に柔
軟に適応しつつ通話品質が高い通話サービスが提供され
る。
【0178】また、請求項17に記載の発明では、代替
の中継回線が形成されることに起因して回線交換網の利
用効率が無用に低下することが回避される。さらに、請
求項18に記載の発明では、着信先の端末が収容された
網の状態に起因して完了呼となることが阻まれ、あるい
は完了呼となっても通話品質が低くなる可能性が高い場
合に、その端末の近傍に設置され、かつ回線交換網に収
容された端末に対する発信が自動的に行われることによ
って、その端末と発信元との間に確度高く通信路が形成
される。
【0179】また、請求項19に記載の発明では、回線
交換網に形成された中継回線を介する再発信が着信先に
ついて予め設定された転送先宛に確実に行われることに
よって、その着信先となり得る端末の運用にかかわる利
便性が高められる。さらに、請求項20に記載の発明で
は、回線交換網に形成された中継回線を介して着信した
呼が予め設定された転送先宛に確実に転送されるので、
着信先となり得る端末の運用にかかわる利便性が高めら
れる。
【0180】したがって、これらの発明が適用されたメ
ッセージ交換網およびそのメッセージ交換網の端末で
は、インタネット電話の呼に対して回線交換網が活用さ
れることによって既存の電話網と同様に高い通話品質の
通話サービスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜12、16〜20に記載の発明の原
理ブロック図である。
【図2】請求項13〜20に記載の発明の原理ブロック
図である。
【図3】請求項1〜20に記載の発明に対応した実施形
態を示す図である。
【図4】請求項1、16、17に記載の発明に対応した
本実施形態の動作を説明する図である。
【図5】ユーザ情報テーブルの構成を示す図である。
【図6】請求項2〜7に記載の発明に対応した本実施形
態の動作を説明する図である。
【図7】請求項8、9に記載の発明に対応した本実施形
態の動作を説明する図である。
【図8】請求項10〜12に記載の発明に対応した本実
施形態の動作を説明する図である。
【図9】請求項13〜15に記載の発明に対応した本実
施形態の動作を説明する図である。
【図10】請求項18に記載の発明に対応した本実施形
態の動作を説明する図である。
【図11】請求項19、20に記載の発明に対応した本
実施形態の動作を説明する図である。
【図12】転送制御テーブルの構成を示す図である。
【図13】LANを介してインタネット電話を利用する
端末を示す図である。
【符号の説明】
11,21,31 事象検出手段 12,22,22a,32 記憶手段 13,23,23a〜23j,33 代替回線捕捉手段 14,24,24a〜24j,34 代替回線形成手段 15,25,25a〜25j,35 代替回線形成判別
手段 16,26,26a〜26j,37 回線切り替え手段 61,71 転送先記憶手段 72 転送手段 36 再発信手段 41 発信元属性記憶手段 42 発信元属性判別手段 51 着信先属性記憶手段 52 着信先属性判別手段 111 選択サーバ 112,114 ゲートウエイ 113 管理サーバ 115 回線交換網 116 電話器 117 回線インタフェース部 121,121a ユーザ情報テーブル 131 転送制御テーブル 141,141a 端末 142 ルータ 143 LAN 144 インタネット 145 LANインタフェース部 146 電話機部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早乙女 宣明 東京都新宿区西新宿六丁目12番1号 富士 通アイ・ネットワークシステムズ株式会社 内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタネット電話の完了呼について、中
    継回線を形成するメッセージ交換網に生じる事象の内、
    通話の妨げ、あるい通話品質の劣化の要因となる事象を
    検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、前記完了呼の着信先である端末について前記記憶手
    段に登録された加入者番号をダイヤル番号として前記回
    線交換網に発信し、かつその回線交換網に適応した呼設
    定を行う代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果と、
    前記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果
    との何れか一方が真であるときに、前記メッセージ交換
    網に代えて前記回線交換網を前記中継回線として適用す
    る回線切り替え手段とを備えたことを特徴とする回線イ
    ンタフェース装置。
  2. 【請求項2】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、発信元および着信先の識別情報をそ
    の回線交換網に送出する代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる発信元および着信先の識別情報を取得す
    る代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた識別情報で示される発信元と着信先との間、かつ前
    記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果が
    真であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元
    と着信先との間をそれぞれ結ぶ前記回線交換網の回線を
    特定し、その回線を前記メッセージ交換網に代えて前記
    中継回線として適用する回線切り替え手段とを備えたこ
    とを特徴とする回線インタフェース装置。
  3. 【請求項3】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、発信元の識別情報をその回線交換網
    に、着信先の識別情報を前記インタネットに形成された
    中継回線にそれぞれ送出する代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる発信元の識別情報と、前記メッセージ交
    換網に形成された中継回線を介して与えられる着信先の
    識別情報とを取得する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた識別情報で示される発信元と着信先との間、かつ前
    記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果が
    真であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元
    と着信先との間をそれぞれ結ぶ前記回線交換網の回線を
    特定し、その回線を前記メッセージ交換網に代えて前記
    中継回線として適用する回線切り替え手段とを備えたこ
    とを特徴とする回線インタフェース装置。
  4. 【請求項4】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、発信元の識別情報を前記メッセージ
    交換網に形成された中継回線に、着信先の識別情報をそ
    の回線交換網にそれぞれ送出する代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる着信先の識別情報と、前記メッセージ交
    換網に形成された中継回線を介して与えられる発信元の
    識別情報とを取得する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた識別情報で示される発信元と着信先との間、かつ前
    記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果が
    真であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元
    と着信先との間をそれぞれ結ぶ前記回線交換網の回線を
    特定し、その回線を前記メッセージ交換網に代えて前記
    中継回線として適用する回線切り替え手段とを備えたこ
    とを特徴とする回線インタフェース装置。
  5. 【請求項5】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、発信元および着信先の識別情報を前
    記メッセージ交換網に形成された中継回線に送出する代
    替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、中継回線であるメッ
    セージ交換網を介して与えられる発信元および着信先の
    識別情報を取得する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた識別情報で示される発信元と着信先との間、かつ前
    記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果が
    真であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元
    と着信先との間をそれぞれ結ぶ前記回線交換網の回線を
    特定し、その回線を前記メッセージ交換網に代えて前記
    中継回線として適用する回線切り替え手段とを備えたこ
    とを特徴とする回線インタフェース装置。
  6. 【請求項6】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、前記
    完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付けら
    れた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、着信先の識別情報をその回線交換網
    に送出する代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる着信先の識別情報を取得する代替回線形
    成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元と
    この代替回線形成手段によって取得された識別情報で示
    される着信先との間、かつ前記代替回線形成判別手段に
    よって行われた判別の結果が真であるときには、その結
    果が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ
    結ぶ前記回線交換網の回線を特定し、その回線を前記メ
    ッセージ交換網に代えて前記中継回線として適用する回
    線切り替え手段とを備えたことを特徴とする回線インタ
    フェース装置。
  7. 【請求項7】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、着信先の識別情報を前記メッセージ
    交換網に形成された中継回線に送出する代替回線捕捉手
    段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、前記メッセージ交換
    網に形成された中継回線を介して与えられる着信先の識
    別情報を取得する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その結果が得られた完了呼の発信元と
    この代替回線形成手段によって取得された識別情報で示
    される着信先との間、かつ前記代替回線形成判別手段に
    よって行われた判別の結果が真であるときには、その結
    果が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ
    結ぶ前記回線交換網の回線を特定し、その回線を前記メ
    ッセージ交換網に代えて前記中継回線として適用する回
    線切り替え手段とを備えたことを特徴とする回線インタ
    フェース装置。
  8. 【請求項8】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、発信元の識別情報をその回線交換網
    に送出する代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる発信元の識別情報を取得する代替回線形
    成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた識別情報で示される発信元とその結果が得られた完
    了呼の着信先との間、かつ前記代替回線形成判別手段に
    よって行われた判別の結果が真であるときには、その結
    果が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ
    結ぶ前記回線交換網の回線を特定し、その回線を前記メ
    ッセージ交換網に代えて前記中継回線として適用する回
    線切り替え手段とを備えたことを特徴とする回線インタ
    フェース装置。
  9. 【請求項9】 並行して生起するインタネット電話の完
    了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ交
    換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質の
    劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の着信先となり得る個々の端末に予め割り付
    けられた回線交換網の加入者番号が登録された記憶手段
    と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、着信先の端末
    に対して前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤ
    ル番号として設定して前記回線交換網に発信し、かつ呼
    設定を行うと共に、発信元の識別情報を前記メッセージ
    交換網に形成された中継回線に送出する代替回線捕捉手
    段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、前記メッセージ交換
    網に形成された中継回線を介して与えられる発信元の識
    別情報とを取得する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた識別情報で示される発信元とこの結果が得られた完
    了呼の着信先との間、かつ前記代替回線形成判別手段に
    よって行われた判別の結果が真であるときには、その結
    果が得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ
    結ぶ前記回線交換網の回線を特定し、その回線を前記メ
    ッセージ交換網に代えて前記中継回線として適用する回
    線切り替え手段とを備えたことを特徴とする回線インタ
    フェース装置。
  10. 【請求項10】 並行して生起するインタネット電話の
    完了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ
    交換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質
    の劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の発信元および着信先となり得る個々の端末
    に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が登録さ
    れた記憶手段と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、発信元と着信
    先との端末に対して前記記憶手段にそれぞれ登録された
    加入者番号を発信者番号とダイヤル番号として設定して
    前記回線交換網に発信し、かつ呼設定を行うと共に、こ
    の着信先の識別情報をその回線交換網に送出する代替回
    線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる発信者番号と着信先の識別情報を取得す
    る代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、この代替回線形成手段によって取得さ
    れた発信者番号に等しい加入者番号に対応して前記記憶
    手段に登録された発信元と、その代替回線形成手段によ
    って取得された識別情報で示される着信先との間、かつ
    前記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果
    が真であるときには、その結果が得られた完了呼の発信
    元と着信先との間をそれぞれ結ぶ前記回線交換網の回線
    を特定し、その回線を前記メッセージ交換網に代えて前
    記中継回線として適用する回線切り替え手段とを備えた
    ことを特徴とする回線インタフェース装置。
  11. 【請求項11】 並行して生起するインタネット電話の
    完了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ
    交換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質
    の劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の発信元および着信先となり得る個々の端末
    に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が登録さ
    れた記憶手段と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、発信元および
    着信先の端末に対して前記記憶手段にそれぞれ登録され
    た加入者番号を発信者番号およびダイヤル番号として設
    定して前記回線交換網に発信し、かつ呼設定を行うと共
    に、その着信先の識別情報を前記メッセージ交換網に形
    成された中継回線に送出する代替回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる発信者番号と前記メッセージ交換網に形
    成された中継回線を介して与えられる着信先の識別情報
    とを取得する代替回線形成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、この代替回線形成手段によって取得さ
    れた発信者番号に等しい加入者番号に対応して前記記憶
    手段に登録された発信元と、その代替回線形成手段によ
    って取得された識別情報で示される着信先との間、かつ
    前記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果
    が真であるときには、その結果が得られた完了呼の発信
    元と着信先との間をそれぞれ結ぶ前記回線交換網の回線
    を特定し、その回線を前記メッセージ交換網に代えて前
    記中継回線として適用する回線切り替え手段とを備えた
    ことを特徴とする回線インタフェース装置。
  12. 【請求項12】 並行して生起するインタネット電話の
    完了呼の個々について、中継回線を形成するメッセージ
    交換網に生じる事象の内、通話の妨げ、あるい通話品質
    の劣化の要因となる事象を検出する事象検出手段と、 前記完了呼の発信元および着信先となり得る個々の端末
    に予め割り付けられた回線交換網の加入者番号が登録さ
    れた記憶手段と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、その事象が生起した完了呼について、発信元および
    着信先の端末に対して前記記憶手段にそれぞれ登録され
    た加入者番号を発信者番号およびダイヤル番号として設
    定して前記回線交換網に発信し、かつ呼設定を行う代替
    回線捕捉手段と、 前記事象が生起した完了呼について、前記記憶手段に登
    録された加入者番号宛に前記回線交換網から呼が着信す
    るか否かの判別を行い、その判別の結果が真であるとき
    にこの呼に対して応答すると共に、その回線交換網を介
    して与えられる発信者番号を取得する代替回線形成手段
    と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときには、その代替回線形成手段によって取得さ
    れた発信者番号に等しい加入者番号に対応して前記記憶
    手段に登録された発信元と、その結果が得られた完了呼
    の着信先との間、かつ前記代替回線形成判別手段によっ
    て行われた判別の結果が真であるときには、その結果が
    得られた完了呼の発信元と着信先との間をそれぞれ結ぶ
    前記回線交換網の回線を特定し、その回線を前記メッセ
    ージ交換網に代えて前記中継回線として適用する回線切
    り替え手段とを備えたことを特徴とする回線インタフェ
    ース装置。
  13. 【請求項13】 インタネット電話の発信呼が不完了呼
    となる事象を検出する事象検出手段と、 前記インタネット電話の発信呼の着信先となり得る個々
    の端末について、予め割り付けられた回線交換網の加入
    者番号が登録された記憶手段と、 前記事象検出手段によって前記事象が検出されたとき
    に、前記発信呼の着信先となるべき端末について前記記
    憶手段に登録された加入者番号をダイヤル番号として前
    記回線交換網に発信し、かつその回線交換網に適応した
    呼設定を行う代替回線捕捉手段と、 前記記憶手段に登録された加入者番号宛に前記回線交換
    網から呼が着信するか否かの判別を行い、その判別の結
    果が真であるときにこの呼に対して応答する代替回線形
    成手段と、 前記代替回線捕捉手段によって行われる呼設定の過程
    で、前記回線交換網を介して対向する着信先が応答した
    か否かの判別を行う代替回線形成判別手段と、 前記代替回線形成判別手段によって行われた判別の結果
    が真であるときに、前記回線交換網を前記メッセージ交
    換網に代わる中継回線として再度発信する再発信手段
    と、 前記代替回線形成手段によって行われた判別の結果が真
    であるときに、前記回線交換網を前記メッセージ交換網
    に代わる中継回線として前記インタネット電話の着信呼
    の呼設定に適用する回線切り替え手段とを備えたことを
    特徴とする回線インタフェース装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の回線インタフェー
    ス装置において、 インタネット電話の発信呼の発信元となり得る個々の端
    末について、その発信元として有する属性が予め登録さ
    れた発信元属性記憶手段と、 前記インタネット電話の発信呼が生起したときに、その
    発信呼の発信元に対応して前記発信元属性記憶手段に登
    録された属性に特定の属性が含まれるか否かの判別を行
    う発信元属性判別手段とを備え、 代替回線捕捉手段は、 前記発信元属性判別手段によって行われた判別の結果が
    真であるときに、前記発信呼の着信先となるべき端末に
    ついて前記記憶手段に登録された加入者番号をダイヤル
    番号として前記回線交換網に発信し、かつその回線交換
    網に適応した呼設定を行う手段を有することを特徴とす
    る回線インタフェース装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の回線インタフェー
    ス装置において、 インタネット電話の発信呼の着信先となり得る個々の端
    末について、その着信先として有する属性が予め登録さ
    れた着信先属性記憶手段と、 前記インタネット電話の着信呼が生起したときに、その
    着信呼の着信先に対応して前記着信先属性記憶手段に登
    録された属性に特定の属性が含まれるか否かの判別を行
    う着信先属性判別手段とを備え、 回線切り替え手段は、 前記着信先属性判別手段によって行われた判別の結果が
    真であるときに、前記回線交換網をメッセージ交換網に
    代わる中継回線として前記インタネット電話の着信呼の
    呼設定に適用する手段を有することを特徴とする回線イ
    ンタフェース装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし請求項15の何れか1
    項に記載の回線インタフェース装置において、 事象検出手段は、 メッセージ交換網の輻輳状態を事象として検出すること
    を特徴とする回線インタフェース装置。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし請求項15の何れか1
    項に記載の回線インタフェース装置において、 事象検出手段は、 通話品質の劣化を事象として検出することを特徴とする
    回線インタフェース装置。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし請求項17の何れか1
    項に記載の回線インタフェース装置において、 インタネット電話の完了呼または発信呼の着信先となり
    得る端末がメッセージ交換網および回線交換網と異なる
    網に収容され、 記憶手段には、 着信先となり得る個々の端末について、加入者番号に併
    せて、その端末の近傍に設置され、かつ回線交換網に収
    容された端末に割り付けられた代替加入者番号が登録さ
    れ、 事象検出手段は、 前記完了呼または前記発信呼について、着信先の端末が
    収容された網が輻輳状態に陥り、あるいはその網に障害
    が発生したことを示す特定の事象を検出する手段を有
    し、 代替回線捕捉手段は、 前記事象検出手段によって前記特定の事象が検出された
    ときに、前記回線交換網に対する発信に先行して、前記
    記憶手段に登録された代替加入者番号を優先してダイヤ
    ル番号とする手段を有することを特徴とする回線インタ
    フェース装置。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし請求項18の何れか1
    項に記載の回線インタフェース装置において、 着信先となり得る個々の端末について、着信呼が転送さ
    れるべきか否かを示す2値情報とその着信呼の転送先と
    が予め記憶された転送先記憶手段を備え、 代替回線捕捉手段は、 インタネット電話の完了呼または発信呼の着信先に対応
    して前記転送先記憶手段に記憶された2値情報の値が転
    送されるべき旨を示すときに、その2値情報と共にこの
    転送先記憶手段に記憶された転送先に向けて発信するこ
    とを特徴とする回線インタフェース装置。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし請求項19の何れか1
    項に記載の回線インタフェース装置において、 着信先となり得る個々の端末について、着信呼が転送さ
    れるべきか否かを示す2値情報とその着信呼の転送先と
    が予め記憶された転送先記憶手段と、 回線切り替え手段が回線交換網を中継回線として適用し
    て行う呼設定の過程で、インタネット電話の着信呼の着
    信先に対応して前記転送先記憶手段に記憶された2値情
    報の値が転送されるべき旨を示すときに、その2値情報
    と共にこの転送先記憶手段に記憶された転送先に向けて
    その着信呼を転送する転送手段とを備えたことを特徴と
    する回線インタフェース装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077265A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Nec Commun Syst Ltd 回線障害発生時の通信回線迂回方法及びそのシステム
JP2007082100A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Oki Electric Ind Co Ltd 交換機およびそのルーティング制御方法
JP2010147981A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nec Engineering Ltd Ip−pbxシステム

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