JP5050908B2 - メディアゲートウェイ装置及びそれに用いるイベント送信方法 - Google Patents

メディアゲートウェイ装置及びそれに用いるイベント送信方法 Download PDF

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Description

本発明はメディアゲートウェイ装置及びそれに用いるイベント送信方法に関し、特にH.248/MEGACOプロトコルを使用したMG(Media Gateway:メディアゲートウェイ)のイベント送信方式に関する。
ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)勧告H.248に規定されるイベントバッファディスクリプタ(Event Buffer Descriptor)をMGに実装する場合の機能要件を以下に示す。
1、ターミネーション(Termination)単位にイベントバッファ(Event Buffer)を持ち、イベント(Event)が発生時に、イベントをイベントバッファに追加し、同時にnotifyを送信する。
2、イベントバッファに追加したイベントは、該当ターミネーションのイベントディスクリプタ(Events Descriptor)がModifyによって状態変更されるか、そのターミネーション自体が削除されるまで保持し続ける。
本発明に関連するMGでは、上記で示した機能要件を満たすために、H.248に規定されているとおりに発生したイベントをリスト化して格納するFIFO(First In First Out)バッファを用意する必要がある。
IP(Internet Protocol)電話をはじめとしたVoIP(Voice over IP)サービスにおいて、異なるポリシーをもつネットワーク間での通信を行う場合、加入者単位でサービス品質を保障するNGN(Next Generation Network)の観点からMGやMGに実装するイベント監視機能が必要とされている。
尚、下記の特許文献1には、MGで予めセットされたイベントを監視し、その監視結果をMGC(Media Gateway Controller:メディアゲートウェイコントローラ)に報告する技術が記載されている。
特開2006−304298号公報
本発明に関連するMGでは、H.248に規定されているとおりに発生したイベントをリスト化して格納するFIFOバッファを用意する必要があるため、ターミネーションが増加すると、発生するイベント数も増加し、これを管理するFIFOバッファサイズの増大によるメモリ使用量の増加、検索処理の遅延といった問題が発生する。これによって、大規模なターミネーション情報を収容するようなMGの実現が困難である。
また、FIFOバッファを用いず、イベントが発生した契機でnotifyを送信する実装とした場合には、セッション断中に発生したイベントを保持することができないため、セッション断中に発生したイベントをMGCに通知できない等の問題が発生する。特許文献1に記載の技術では、予めセットされたイベントの監視結果をMGCに報告しているだけなので、上記の問題を解決することはできない。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、加入者収容数が増加することによって取り扱う呼情報が増加するような大規模加入者収容を想定した場合でも、通話品質等のサービスレベルを監視するために用いられるイベントバッファ機能を実装することができるメディアゲートウェイ装置及びそれに用いるイベント送信方法を提供することにある。
本発明によるメディアゲートウェイ装置は、メディアゲートウェイコントローラとの間のセッションが切断されている状態において検出したイベント状態を格納する手段と、前記セッションが再確立した状態においてターミネーション単位に保持していたイベントの検索処理を行いかつその検索結果を自律的に前記メディアゲートウェイコントローラに送信する手段とを備え
運用ポリシーが異なるネットワーク境界に設置され、少なくともプロトコルの変換を行い、
自装置に登録されているターミネーション情報に基づいて前記異なるネットワーク間への運用ポリシーの変換を行い、
前記ターミネーション情報を格納するターミネーション管理テーブルを含み、
前記ターミネーション管理テーブルに、前記ターミネーション情報毎にイベントバッファ情報を格納する領域を設けている。
本発明によるイベント送信方法は、メディアゲートウェイ装置が、メディアゲートウェイコントローラとの間のセッションが切断されている状態において検出したイベント状態を格納するステップと、前記セッションが再確立した状態においてターミネーション単位に保持していたイベントの検索処理を行いかつその検索結果を自律的に前記メディアゲートウェイコントローラに送信するステップとを実行し
前記メディアゲートウェイ装置が、運用ポリシーが異なるネットワーク境界に設置され、少なくともプロトコルの変換を行い、
前記メディアゲートウェイ装置が、自装置に登録されているターミネーション情報に基づいて前記異なるネットワーク間への運用ポリシーの変換を行い、
前記メディアゲートウェイ装置に、前記ターミネーション情報を格納するターミネーション管理テーブルを設け、
前記ターミネーション管理テーブルに、前記ターミネーション情報毎にイベントバッファ情報を格納する領域を設けている。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、加入者収容数が増加することによって取り扱う呼情報が増加するような大規模加入者収容を想定した場合でも、通話品質等のサービスレベルを監視するために用いられるイベントバッファ機能を実装することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明によるメディアゲートウェイ装置[以下、MG(Media Gateway)とする]について図1を参照して説明する。図1は本発明によるMGの構成例を示すブロック図である。図1において、MG1は、MGC(Media Gateway Controller:メディアゲートウェイコントローラ)送受信部11と、呼情報管理部12と、パケット転送部13とを備えている。
本発明は、運用ポリシーが異なるネットワーク境界に設置されるプロトコル等の変換を行うMGを、MGCからITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)勧告H.248/MEGACOを用いて制御する場合に関するものである。
本発明によるMG1は、呼情報管理部12にてセッションが切断されている状態において検出したイベント(Event)状態を格納し、MGC送受信部11にてセッションが再確立した状態において、ターミネーション(Termination)単位に保持していたイベントの検索処理を高速化し、自律的に送信する。
これによって、本発明によるMG1では、MGCへのnotifyによるイベント送信を高速化かつ確実に行っている。また、本発明によるMG1では、ネットワーク障害等を素早く検出し、IP(Internet Protocol)電話の通話品質、映像配信等のサービスレベルを維持することを可能としている。
本発明で用いるMGとは、運用ポリシーの異なるネットワーク境界で用いられるメディアゲートウェイを総称し、加入者単位、フロー単位の伝送資源の割り当てを行う機能、帯域制御及びトラヒックマーキング制御機能、NAT(Network Address Translator)/NAPT(Network Address−Port Translator)制御機能、不正なトラヒックがコアネットワークへ流入することを防ぐピンホール制御機能、パケットの転送レートを監視することでネットワークの状態を監視する品質監視機能、特定のフローを指定された宛先にコピー転送を行うモニタ機能等、SBC(Session Border Controller:セッションボーダコントローラ)の機能を持つものとする。
MGの一例としては、ETSI(European Telecommunications Standards Institute)の標準化団体の一つであるTISPAN(The Telecoms & Internet converged Services & Protocols for Advanced Networks)で議論されているNGN(Next Generation Network)アーキテクチャのうち、QoS(Quality of Service)機能を実現するためのRACS(Resource and Admission Control Subsystem)アーキテクチャに準拠するBGF(Border Gateway Function)及びRCEF(Resource Control Enforcement Function)の機能に相当するものである。
本発明で用いるMGCとは、ITU−T勧告H.248/MEGACOを用いて、上記のMGに対してターミネーションやコンテキスト(Context)等の呼情報の設定を行うものとする。ここで、ITU−T勧告H.248/MEGACOでは、コンテキストと呼ばれる論理上の要素を制御対象のベースとし、コンテキストに対してターミネーションを結び付けて制御している。
MGCの一例としては、上記のRACSアーキテクチャにおけるA−RACF(Access −Resource and Admission Control Function)の機能、またはSPDF(Service Policy Decision Function)を具備した制御装置に相当するものである。
本発明で用いるセッションとは、MGCとMGとの間の通信状態を表し、正常に通信が行える場合においてはセッションが確立され、通信経路障害もしくはMGCの故障等によって通信が行えない場合においてはセッションが切断されているものとする。
本発明によるネットワーク構成においては、第1のSIP(Session Initiation Protocol)クライアントから第2のSIPクライアントに対して第1のネットワーク、MG、第2のネットワークを介してSIP等のシグナリングプロトコルやRTP(Real−time Transport Protocol)等のメディア通信プロトコルを使用した通信を可能にするために、MGに登録されているターミネーション情報に基づき、第1のネットワークから第2のネットワークへの運用ポリシーの変換が行われるものとする。また、ターミネーションの設定は、第3のネットワークを介してMGCからMGに対して行われるものとする。
本発明で発生するイベントの一例としては、H.248に規定されるターミネーションに通話品質を監視するためにQuality Alert(nt/qualert)イベントを設定し、ターミネーションに適合するフローの通信状態が設定した閾値を下回った場合にMGCに対してnotifyを送信する仕組みがある。
本装置の使用例としては、MGを経由する第1のSIPクライアントと第2のSIPクライアントとの間のメディア通信フローに対して、通話品質を監視するイベントを設定した場合、当該フローが設定されたレートの閾値を下回った際に、MGから第3のネットワークを介してMGCに対してnotifyが送信されるものとする。
本発明では、H.248に規定されるイベントバッファ(Event Buffer)機能をMGに実装するにあたり、ターミネーション管理テーブルのターミネーション情報毎にイベントバッファ情報を格納する領域を用意することによって、イベントバッファ機能を実現している。また、本発明では、上述した本発明に関連するMGに必要とするFIFO(First In First Out)バッファを実装せずに、当該機能をサポートすることが可能であり、実装を容易に行うことができる。さらに、本発明では、メモリ使用量を削減することができるため、リソースの有効活用を行うことができる。
セッション断中に発生したイベントに対しては、セッション確立後にイベントバッファ情報を持つターミネーションを検索することによって、notifyを作成する。本発明では、検索条件がターミネーションのみであるため、検索規模を少なくし、検索処理の高速化を可能としている。
また、本発明では、MGCとMGとの間の通信異常やMGCの故障等でセッションが切断された後、通信状態が復旧し、セッションが再確立された時に、MGから自律的にイベントバッファに存在するイベントを順次notifyを使用して送信することで、セッションの切断中に発生したイベントを取りこぼすことなく、MGCに送信することができる。
さらに、本発明では、MGCがイベントバッファディスクリプタ(Event Buffer Descriptor)に対応しているかどうかに関わらず、notifyの送信によってイベントを通知している。このため、本発明では、MGCがイベントバッファディスクリプタをサポートしていない場合のプロトコルのバージョン不一致や、プロトコルバージョンが異なる複数台のMGCに対してMGがイベント通知を実施する状態においても、イベント送信が可能である。
上述したように、本発明は、MGに対して通話品質等のサービスレベルを監視するために用いられるイベントバッファ機能(イベント監視機能)を、加入者収容数が増加することによって取り扱う呼情報が増加するような大規模加入者収容を想定したMGにおいても実装することができる。
図2は本発明の実施の形態によるネットワーク構成の一例を示すブロック図である。図2において、本発明の実施の形態によるネットワークは、MG1と、SIPクライアント2,3と、MGC4と、ネットワーク100,200,300とから構成されている。
MG1は、本発明の対象とするシステムであり、MGC4からネットワーク300を介してH.248のターミネーション情報等の呼情報を含むパケットを受信する。SIPクライアント2,3は、ネットワーク100,200及びMG1を介して接続可能となっている。
図3は図2のMG1の構成例を示すブロック図である。図3において、MG1は、MGC送受信部11と、呼情報管理部12と、パケット転送部13とからなるSBC10を備えている。呼情報管理部12はターミネーション登録部121と、ターミネーション管理テーブル122と、イベント送信制御部123とから構成されている。
MG1がMGC4から受信したターミネーション情報は、MGC送受信部11に転送される。MGC送受信部11は転送されてきたターミネーション情報を内部通信用のフォーマットに変換し、呼情報管理部12に送信する。呼情報管理部12は、送信されてきた呼情報をターミネーション登録部121を介してターミネーション管理テーブル122に登録する。
ネットワーク100もしくはネットワーク200からパケットフローを受信した場合、パケット転送部13は、設定された呼情報に適合するかどうかを呼情報管理部12にて検索し、適合した場合、そのパケットフローに対して設定されている処理を施し、対向するネットワーク200もしくはネットワーク100に転送する。適合するターミネーション情報が存在しない場合、パケット転送部13は、そのパケットフローを廃棄する。
図4は図3のターミネーション管理テーブル122の詳細な構成を示す図である。図4において、ターミネーション管理テーブル122は、ターミネーション情報(“TerminationA”,“TerminationB”,“TerminationC”,“TerminationD”,“TerminationE”,“TerminationF”,“TerminationG”)、イベントディスクリプタ(Event Descriptor)情報(“EventA”,“EventB”,“none”,“EventD”,“EventE”,“none”,“EventA”)、イベントバッファ情報(“none”,“Event BufferB”,“Event BufferC”,“none”,“Event BufferE”,“none”,“none”)から構成されている。
イベントバッファ情報は、イベントディスクリプタ情報に対応するリクエスト(Request)ID、イベント種別を表すイベントID、パケットフローを特定するストリーム(Stream)ID、イベントに情報を表すイベントパラメータ(Event Param)、発生時刻を表すタイムスタンプ(Time Stamp)から構成されている。
ここで、図4における“TerminationA”のように、ターミネーションにイベントディスクリプタ情報が設定されており、該当するターミネーションにイベントが発生した場合、パケット転送部13は呼情報管理部12にイベント発生通知を行う。
呼情報管理部12がイベント発生通知を受け取った場合、そのイベント発生通知は、イベント送信制御部123に転送される。イベント送信制御部123は、MG1の装置本体のサービス状態を確認し、装置状態がインサービスであれば、処理対象のターミネーションを検索する。イベント送信制御部123は、装置状態がアウトオブサービスであれば、通知されたイベントを廃棄する。
装置状態がインサービスで、処理対象のターミネーションが存在する場合には、そのターミネーション情報のイベントバッファ項目に情報を追加する。この時、既にイベントバッファに同一のイベント(イベントIDとストリームIDとが一致)が存在した場合には、元のデータを優先し、新しく発生したイベントを廃棄する。
ターミネーション管理テーブル122のイベントバッファ項目に、上記で示したイベントバッファ情報を追加した後、装置のサービス状態がインサービスであれば、イベントバッファ情報からnotifyを作成して送信を行う。
図5は本発明の実施の形態におけるイベント発生時の動作を示すフローチャートである。これら図2〜図5を参照して本発明の実施の形態におけるイベント発生時の動作について説明する。
図4における“TerminationA”のように、イベントディスクリプタ情報が設定されてあるターミネーションにイベントが発生した場合、呼情報管理部12は、イベント検出を行った後(図5ステップS1)、装置状態確認を行う(図5ステップS2)。
呼情報管理部12は、装置状態が故障中やアウトオブサービス等でNGだった場合、そのイベントを廃棄する(図5ステップS3)。呼情報管理部12は、装置状態がインサービス等でOKだった場合、ターミネーション管理テーブル122の検索を行う(図5ステップS4)。
呼情報管理部12は、発生したイベントが設定されているターミネーションに適合するか否かを、図4に示すターミネーション管理テーブル122のターミネーション情報欄に対して線形検索のターミネーション情報検索を実施する(図5ステップS5)。呼情報管理部12は、すべてのターミネーションに対して適合しない場合、そのイベントを廃棄する(図5ステップS6)。
呼情報管理部12は、発生したイベントに適合するターミネーションが存在する場合、そのターミネーションのイベントバッファ情報の検索を行う(図5ステップS7)。呼情報管理部12は、検索した結果、既にイベントバッファ情報が書込まれており、イベントバッファに同一のイベント(イベントIDとストリームIDとが一致)が存在した場合、元のデータを優先し、新しく発生したイベントを廃棄する(図5ステップS8)。
呼情報管理部12は、イベントバッファ情報の検索の結果、図4における“TerminationA”のように、イベントバッファ情報が書込まれておらず、“none”の場合、イベントバッファ情報の書込みを行う(図5ステップS9)。その後、呼情報管理部12は、その情報を基にnotifyを作成して送信するnotify送信処理を行う(図5ステップS10)。
そして、呼情報管理部12は、当該ターミネーションのイベントが終了したこと示すために、図4におけるイベントディスクリプタ情報欄を削除する(イベントディスクリプタ情報削除)(図5ステップS11)。
ターミネーション情報に、新たにイベントディスクリプタ情報を含むModify Requestを受信した場合、呼情報管理部12は、その内容に関わらずに、該当するターミネーションのイベントバッファ情報をクリアする。この時、notifyは送信しない。また、イベントバッファ情報をもつターミネーションをSubtractする場合も、notifyは送信しない。
MGC4とMG1との間のセッション切断後、セッションが再確立した場合、呼情報管理部12は、一定時間のタイマを起動し、タイマ満了後に、ターミネーションのイベントバッファ項目を線形検索してイベントバッファ情報が存在するものについて、notifyを作成してMGC4に送信する。
イベント送信制御部123は、イベントバッファ情報をnotify送信してから、次のターミネーションに対する検索処理をするまでの時間、タイマを起動して待ち時間を置き、タイマが満了してからターミネーション検索とnotify送信とを行う。この場合には、notifyの送信間隔を調整することによって、MGC4の輻輳を防止することが可能である。
図6は本発明の実施の形態におけるセッション再確立時の処理を示すフローチャートである。これら図2〜図4と図6とを参照して本発明の実施の形態におけるセッション再確立時の処理について説明する。
呼情報管理部12は、セッションの再確立の検出した場合(セッション再確立検出)(図6ステップS21)、タイマを起動し、装置起動直後に処理を実施しないように待ち時間(Wait)をおく(起動タイマ処理)(図6ステップS22)。
呼情報管理部12は、起動タイマ処理のタイマが満了すると、ターミネーション管理テーブル122の検索を行う(図6ステップS23)。図4におけるターミネーション情報欄を線形検索し(ターミネーション検索)(図6ステップS24)、ターミネーションが存在した場合、イベントバッファ情報を検索する(イベントバッファ検索)(図6ステップS25)。
呼情報管理部12は、図4における“TerminaitonB”のようにイベントバッファ情報が存在する場合、イベントバッファ情報からnotifyを作成してMGC4に対してnotify送信を行う(notify送信処理)(図6ステップS26)。その後、呼情報管理部12は、イベントディスクリプタ情報削除を行う(図6ステップS27)。
呼情報管理部12は、イベントディスクリプタ情報を削除した結果、ターミネーション管理テーブル122において、図4における“TerminationC”のように、イベントディスクリプタ欄が“none”となる。そして、呼情報管理部12は、送信タイマを起動し、次のターミネーション検索を行うまでの時間を待ち時間(Wait)とする(送信タイマ処理)(図6ステップS28)。
図7は本発明の実施の形態におけるイベント発生時のMG1とMGC4との間のメッセージシーケンスを示すシーケンスチャートである。この図7を参照して本発明の実施の形態におけるイベント発生時のMG1とMGC4との間のメッセージのやりとりについて説明する。
図7に示すように、MG1とMGC4との間にセッションが正常に確立されている状態において(図7のa1)、MG1でイベントが発生した場合(図7のa2)、MG1は、その内部でイベントバッファ作成処理を行い(図7のa3)、MGC4に対してnotifyを送信する(図7のa4)。MGC4はその通知に対して、notify応答をMG1に送信する(図7のa5)。
MGC4とMG1との間に障害が発生し、セッション断が発生した場合において(図7のa6)、さらにMG1にイベントが発生すると(図7のa7)、MG1はその内部でイベントバッファ作成処理を実施するが、notify通知を行わない(図7のa8)。
MGC4とMG1との間の通信が回復し、セッションが再確立した場合に(図7のa9)、MG1はイベントバッファ検索処理を実施し(図7のa10)、該当するターミネーションのnotify通知を送信する(図7のa11)。MGC4は、notify通知に対してnotify応答をMG1に送信する(図7のa12)。
このように、本実施の形態では、H.248で規定されているイベントバッファディスクリプタの機能要件を、上述した本発明に関連するMGに必要とするFIFOバッファを用いずに、ターミネーション管理情報にイベントバッファディスクリプタを用いるので、実装が容易になり、開発工数を削減することができる。
また、本実施の形態では、MGC4とMG1との間のセッションが切断している間に発生したイベントを保持し、セッションの切断回復後にMG1から自律的にMGC4にイベント通知を行っているので、セッション断中のイベント情報を取りこぼすことなく、送信することができ、セッション確立後すぐにMGC4がネットワーク障害等を検出することができる。これによって、本実施の形態では、通話品質等のサービスレベルの維持を保つことが可能となる。
さらに、本実施の形態では、MEGACO電文におけるイベントバッファディスクリプタを実装せずに、notify送信によってイベントを通知しているため、MGC4とMG1とのH.248プロトコルのバージョン不一致の場合や、プロトコルバージョンが異なる複数台のMGCに対してもイベント通知の実施が可能である。
図1は本発明によるメディアゲートウェイの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるネットワーク構成の一例を示すブロック図である。 図2のメディアゲートウェイの構成例を示すブロック図である。 図3のターミネーション管理テーブルの詳細な構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるイベント発生時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるセッション再確立時の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるイベント発生時のメディアゲートウェイとメディアゲートウェイコントローラとの間のメッセージシーケンスを示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1 メディアゲートウェイ
2,3 SIPクライアント
4 メディアゲートウェイコントローラ
10 SBC
11 MGC送受信部
12 呼情報管理部
13 パケット転送部
100,200,300 ネットワーク
121 ターミネーション登録部
122 ターミネーション管理テーブル
123 イベント送信制御部

Claims (8)

  1. メディアゲートウェイコントローラとの間のセッションが切断されている状態において検出したイベント状態を格納する手段と、前記セッションが再確立した状態においてターミネーション単位に保持していたイベントの検索処理を行いかつその検索結果を自律的に前記メディアゲートウェイコントローラに送信する手段とを有し、
    運用ポリシーが異なるネットワーク境界に設置され、少なくともプロトコルの変換を行い、
    自装置に登録されているターミネーション情報に基づいて前記異なるネットワーク間への運用ポリシーの変換を行い、
    前記ターミネーション情報を格納するターミネーション管理テーブルを含み、
    前記ターミネーション管理テーブルに、前記ターミネーション情報毎にイベントバッファ情報を格納する領域を設けたことを特徴とするメディアゲートウェイ装置。
  2. 前記セッションの切断中に発生したイベントに対して、前記セッション確立後にイベントバッファ情報を持つターミネーションを検索して前記メディアゲートウェイコントローラへのnotifyを作成することを特徴とする請求項1記載のメディアゲートウェイ装置。
  3. 前記セッションが切断された後、通信状態が復旧して当該セッションが再確立した時に自律的にイベントバッファに存在するイベントを前記notifyを使用して前記メディアゲートウェイコントローラに順次送信することを特徴とする請求項2記載のメディアゲートウェイ装置。
  4. 前記メディアゲートウェイコントローラからITU−T勧告H.248/MEGACOを用いて制御されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のメディアゲートウェイ装置。
  5. メディアゲートウェイ装置が、メディアゲートウェイコントローラとの間のセッションが切断されている状態において検出したイベント状態を格納するステップと、前記セッションが再確立した状態においてターミネーション単位に保持していたイベントの検索処理を行いかつその検索結果を自律的に前記メディアゲートウェイコントローラに送信するステップとを実行し、
    前記メディアゲートウェイ装置が、運用ポリシーが異なるネットワーク境界に設置され、少なくともプロトコルの変換を行い、
    前記メディアゲートウェイ装置が、自装置に登録されているターミネーション情報に基づいて前記異なるネットワーク間への運用ポリシーの変換を行い、
    前記メディアゲートウェイ装置に、前記ターミネーション情報を格納するターミネーション管理テーブルを設け、
    前記ターミネーション管理テーブルに、前記ターミネーション情報毎にイベントバッファ情報を格納する領域を設けたことを特徴とするイベント送信方法。
  6. 前記メディアゲートウェイ装置が、前記セッションの切断中に発生したイベントに対して、前記セッション確立後にイベントバッファ情報を持つターミネーションを検索して前記メディアゲートウェイコントローラへのnotifyを作成することを特徴とする請求項5記載のイベント送信方法。
  7. 前記メディアゲートウェイ装置が、前記セッションが切断された後、通信状態が復旧して当該セッションが再確立した時に自律的にイベントバッファに存在するイベントを前記notifyを使用して前記メディアゲートウェイコントローラに順次送信することを特徴とする請求項6記載のイベント送信方法。
  8. 前記メディアゲートウェイ装置は、前記メディアゲートウェイコントローラからITU−T勧告H.248/MEGACOを用いて制御されることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載のイベント送信方法。
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