JPH11176847A - 焼き付け装置 - Google Patents

焼き付け装置

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JPH11176847A
JPH11176847A JP34032397A JP34032397A JPH11176847A JP H11176847 A JPH11176847 A JP H11176847A JP 34032397 A JP34032397 A JP 34032397A JP 34032397 A JP34032397 A JP 34032397A JP H11176847 A JPH11176847 A JP H11176847A
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JP
Japan
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lead frame
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unit
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Abandoned
Application number
JP34032397A
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English (en)
Inventor
Akira Kijimuta
晃 雉子牟田
Kouki Oidori
功騎 追鳥
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼き付けの加工精度を向上させる焼き付け装
置を提供すること。 【解決手段】 焼き付けを行う対象物を供給するため、
複数の対象物を収容する対象物供給部と、対象物供給部
の対象物を搬送する搬送部と、搬送部により対象物供給
部から運ばれてきた対象物を焼き付ける焼き付け部と、
搬送部により焼き付け部から運ばれてきた対象物を収容
するための対象物収容部と、を有する焼き付け装置にお
いて、焼き付け部は、対象物を焼き付けるための加熱部
材と、加熱部材の上部に設けられており、対象物を挿入
して保持する中空部を有する保持部材と、保持部材に保
持されている対象物の上部に配置され対象物を固定する
固定部材とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼き付け装置、特
に、焼き付け精度が向上する焼き付け装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通常、リードフレーム等にIC(Int
egrated Circuit)をボンディングする
場合には、ICがリードフレーム等から脱落しないよう
にICを仮止めする。仮止めの際、ICのピンをリード
フレーム等の穴に挿入して、ICを焼き付ける(バーニ
ング)ことにより行われる。ここで、リードフレームと
は、チップの組立に用いられる金属製のリボンであっ
て、数個以上のパターンが形成されている。
【0003】図5に従来の焼き付け装置のシステム図を
示す。図5において、焼き付け装置1は、供給部2、搬
送部3、バーニング部4、収容部5等を有している。供
給部2は対象物である複数のリードフレームLFが収容
されており、供給部2から搬送部3に対してリードフレ
ームLFが一つずつ供給される。リードフレームLFに
はICが搭載されていて、リードフレームLFの裏側か
らICの位置決めピンが突出している。搬送部3は例え
ばベルトコンベアであって、リードフレームLFをベル
トの上に載せて搬送が行われる。このときリードフレー
ムLFはICの位置決めピンがベルトコンベア3と対向
して搬送される。
【0004】そして、供給部2から供給されたリードフ
レームLFはローダ側3aに設けられている反転機構6
により反転されて、位置決めピンが上向きの状態にな
る。その後リードフレームLFはバーニング部4の下側
を通過する。この際、バーニング部4は下向きに炎がで
ているので、リードフレームLFとICの位置決めピン
とを焼き付けにより仮止めを行うことができる。その
後、リードフレームLFはアンローダ側3aに設けられ
ている反転機構6により反転されて、位置決めピンが下
向きになるように位置決めされる。そして、搬送部3に
よってリードフレームLFは収容部5に収容される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の焼き付け装置1ではリードフレームLFに対するバー
ニングは、リードフレームLFがバーニング部4の下側
を通過することで行われているため、リードフレームL
Fの位置決めピンを上向きにする必要が生じる。よっ
て、リードフレームLFを反転する機構6、6が必要と
なり、焼き付け装置1の構造が複雑になってしまうとい
う問題がある。
【0006】また、上述した焼き付け装置1で焼き付け
を行うと、リードフレームLFのたわみ、搬送部3の振
動等により炎とリードフレームLFとの距離が安定しな
いために、焼き付けにばらつきが生じてしまい、仮止め
が確実に行うことができないという問題がある。
【0007】さらに、リードフレームLFが収容部2か
ら焼き付け部5に搬送されるとき、ベルトコンベア等で
搬送するとタクトが長くなってしまい、また焼き付け部
5からの熱影響を受けてIC等が破損してしまう等の問
題が生じている。
【0008】そこで本発明は上記課題を解消し、焼き付
けの加工精度を向上させる焼き付け装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、焼き付けを行う対象物を供給するため、複数の
対象物を収容する対象物供給部と、対象物供給部の対象
物を搬送する搬送部と、搬送部により対象物供給部から
運ばれてきた対象物を焼き付ける焼き付け部と、搬送部
により焼き付け部から運ばれてきた対象物を収容するた
めの対象物収容部と、を有する焼き付け装置において、
焼き付け部は、対象物を焼き付けるための加熱部材と、
加熱部材の上部に設けられており、対象物を挿入して保
持する中空部を有する保持部材と、保持部材に保持され
ている対象物の上部に配置され対象物を固定する固定部
材とを備える焼き付け装置により、達成される。
【0010】本発明では、対象物に焼き付は、対象物が
保持部材により保持されていて、対象物の上部から固定
部材によって固定されている状態により行われる。これ
により、加熱部材と対象物の距離が一定に保たれ、焼き
付け精度が向上するとともに、保持部材により対象物に
与える熱影響を最小限に押さえることができる。また、
対象物に焼き付けを行う際、対象物が焼き付け部の上側
に配置されることにより行われる。これにより、対象物
を反転させる必要がなくなり、焼き付け装置の機構の簡
略化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0012】図1には本発明の焼き付け装置の好ましい
実施の形態を示す概略斜視図であり、図1を参照して焼
き付け装置10について詳しく説明する。図1におい
て、焼き付け装置10は対象物供給部であるリードフレ
ーム供給部20、搬送部30、焼き付け部であるバーニ
ング部40、対象物収容部であるリードフレーム収容部
50等を有している。焼き付け装置10はその外側にケ
ース11を有しており、ケース11内において対象物で
あるリードフレームLFの焼き付けが行われる。
【0013】図2にはリードフレーム供給部20の概略
斜視図を示しており、図1と図2を参照してリードフレ
ーム供給部20について詳しく説明する。図2におい
て、リードフレーム供給部20はマガジン21、マガジ
ン収容部22、マガジンセンサ23、エレベータ24、
リードフレーム検出センサ25等を有している。マガジ
ン21は中空部21aを有しており、中空部21aには
ICの搭載したリードフレームLFが複数個収容され
る。マガジン21はマガジン収容部22の定位置に着脱
可能に保持される。
【0014】マガジン収容部22はマガジン検出センサ
23を備えており、マガジン検出センサ23はマガジン
21がマガジン収容部22に正しくセットされている
か、またはマガジン21の配置方向が正しいかを検出し
制御部60に送る。
【0015】マガジン収容部22の上側にはリードフレ
ーム検出センサ25が配置されている。リードフレーム
検出センサ25はリードフレームLFがエレベータ24
により所定の位置に位置決めされたことを検出して図1
の制御部60に送る。また、図2のマガジン収容部22
の底面にはエレベータ24が配置されている。エレベー
タ24は矢印Z方向に移動可能であり、マガジン21に
収容されているリードフレームLFを矢印Z方向に移動
させる。エレベータ24の動作は制御部60により制御
されている。
【0016】次に図1と図3を参照して搬送部30につ
いて詳しく説明する。図1の搬送部30は、ガイドレー
ル31、支柱32、対象物保持部であるリードフレーム
保持部33からなっている。ガイドレール31はケース
11に固定されており、リードフレーム供給部20から
リードフレーム収容部50まで移動させることができる
ように設けられている。ガイドレール31には支柱32
の一端側が固定されており、支柱32の他端側にはリー
ドフレーム保持部33が接続されている。支柱32はリ
ードフレーム保持部33を矢印Z方向に移動させること
ができる。
【0017】図3にはリードフレーム保持部33の概略
斜視図を示しており、図3を参照してリードフレーム保
持部33について詳しく説明する。図3のリードフレー
ム保持部33はチャック爪34、リードフレーム検出セ
ンサ35等を有している。チャック爪34はリードフレ
ームLFを確実にチャッキングして保持するため、例え
ば4つの爪34aからなっている。リードフレーム検出
センサ35は、チャック爪34がリードフレームLFを
保持しているか否かを検出して制御部60に送る。
【0018】図4にはバーニング部40の概略斜視図を
示しており、図1と図4を参照してバーニング部40に
ついて詳しく説明する。図1のバーニング部40はリー
ドフレーム収容部20とリードフレーム供給部50に間
に設けられており、図4にしめすように加熱部材である
ノズル(トーチ)41、固定部材であるリードフレーム
固定部43、保持部材であるバーニングマスク44等を
有している。ノズル41の上面部には炎42を噴出する
ための複数の穴41aが形成されており、この炎によっ
てリードフレームLFに対して焼き付けが行われる。ま
た、ノズル41は図示しない移動手段と接続されてお
り、一定速度で矢印Y方向に移動する。
【0019】バーニングマスク44は板状の部材であっ
て中空部44aを有しており、中空部44aがノズル4
1の上側に配置されるように設けられている。バーニン
グマスク44にはリードフレームLFが配置されて、中
空部44aにICの位置決めピンが挿入されて保持され
る。バーニングマスク44に保持されたリードフレーム
LFの両端部は固定部材43が設けられている。固定部
材43はリードフレームLFを上部から押さえつける。
【0020】次に図1と図2を参照してリードフレーム
収容部50について説明する。リードフレーム収容部5
0は焼き付けをしてICの仮止めが終了して、搬送部3
0が搬送してくるリードフレームLFを収容するもので
ある。尚、リードフレーム収容部50はリードフレーム
供給部20と同一の構造を有しているのでその説明を省
略する。
【0021】次に、図1乃至図4を参照して焼き付け装
置10の動作について詳しく説明する。まず、作業者等
が図2のマガジン21に複数のリードフレームLFを収
容し、位置決めアームによりマガジン21がマガジン固
定部22の所定の位置に配置される。このとき、マガジ
ン検出センサ23がマガジンが正しくセットされている
がどうか、マガジン21の方向が正しいかどうかを検出
して、制御部60に送る。
【0022】次に、エレベータ24が作動して、マガジ
ン21に収容されたリードフレームLFを矢印Z1方向
に移動させる。リードフレームLFが所定の位置まで上
がるとリードフレーム検出センサ25がリードフレーム
LFを検出して制御部60に検出信号を送る。検出信号
を受信した制御部60はエレベータ24に信号を送り、
エレベータ24の動作を停止させる。これにより、常に
チャック爪34がリードフレームLFをチャッキングす
ることができるような位置に、リードフレームLFを位
置決めすることができる。
【0023】このとき、図1のリードフレーム保持部3
3はレール31に沿って移動し、リードフレーム収容部
20の上に位置決めされている。そして、リードフレー
ム保持部33が矢印Z2方向に移動した後、図3のチャ
ッキング爪34がリードフレームLFをチャッキングす
る。そして、リードフレーム保持部33は矢印Z1方向
に移動して、リードフレームLFを保持したまま、図1
のレール31に沿って焼き付け部40の上に移動する。
このときリードフレームが搬送中に落下等のトラブルが
あったとき、図3のリードフレーム検出センサ35が制
御部60に信号を送り、アラームをならす。
【0024】次に、リードフレーム搬送部33は矢印Z
2方向に移動し、チャッキングを解除して図4のバーニ
ングマスク44の中空部44aにリードフレームLFを
配置する。そして、バーニングマスク44に配置された
リードフレームLFの上からリードフレーム固定部材4
3が押さえつける。中空部44aに配置されているIC
の位置決めピンの部位のみ焼き付けが行われるため、I
Cの炎43からの熱影響を最小限に押さえることができ
るとともに、固定部材43によりリードフレームLFが
固定され、炎42との距離が一定に保たれるため、焼き
付けにムラ等が生じることがなくなる。その後、ノズル
41が矢印Y方向に一定速度で往復移動し、リードフレ
ームLFに対して焼き付けを行う。
【0025】焼き付けが終了すると、固定部材43がリ
ードフレームLFの上部からはずされ、リードフレーム
保持部33が矢印Z2方向に移動する。そして、リード
フレーム保持部33がリードフレームLFをチャッキン
グした後、矢印Z1方向に移動する。その後、リードフ
レーム保持部33は図1の矢印X1方向に移動し、リー
ドフレーム収容部50の上に位置決めされる。
【0026】そして、リードフレーム保持部33は矢印
Z2方向に移動してチャッキングを解除することによ
り、リードフレームLFをリードフレーム収容部50に
配置する。リードフレーム検出センサ55はリードフレ
ームLFが配置されたのを関知して、検出信号を制御部
60に送る。制御部60はその検出信号に基づいてエレ
ベータ54を矢印Z1方向に移動させる。また、マガジ
ン51が満杯になると、リードフレーム検出センサ55
は制御部60に信号を送る。
【0027】上記実施の形態によると、焼き付けを行う
際にリードフレーム固定部材43でリードフレームLF
を固定して行うため、リードフレームLFのたわみや機
器の振動等によるリードフレームのずれを押さえること
ができるため、リードフレームLFとノズル41との距
離を一定に保つことができる。これにより、リードフレ
ームLFの仮止め精度が向上するとともに基板との接続
強度を向上させることができる。
【0028】また、リードフレームLFの下側から焼き
付けを行うため、従来のようなリードフレームLFの反
転機構が必要とならない。このため、焼き付け装置の機
構の簡略化を図ることができる。そして、リードフレー
ムLFをチャッキングして一つずつ搬送することによ
り、リードフレームの収納、供給が同時に行うことがで
き、機構を小さくすることができる。さらに、リードフ
レームLFをマガジン21にセットするだけで焼き付け
を自動的に行うことができる。
【0029】ところで、本発明は、上記実施の形態に限
定されない。図1において、リードフレーム搬送部33
は一つしか設けられていないが、2つ以上設けても勿論
かなわない。また、上述した焼き付け装置10はリード
フレームに限られず、仮止めを必要とする対象物に対し
て使用することができる。また、加熱部材41が炎を噴
出することにより対象物に対して焼き付けを行っている
が、例えば電熱器のような炎のでないものであってもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焼き付けの加工精度を向上させる焼き付け装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼き付け装置の好ましい実施の形態を
示す斜視図。
【図2】本発明の収容部を示す拡大斜視図。
【図3】本発明のリードフレーム保持部を示す拡大斜視
図。
【図4】本発明の焼き付け部を示す拡大斜視図。
【図5】従来の焼き付け装置を示すシステム図。
【符号の説明】
10・・・焼き付け装置、20・・・リードフレーム供
給部、30・・・搬送部、40・・・焼き付け部、41
・・・加熱部材、43・・・固定部材、44・・・保持
部材、50・・・リードフレーム収容部、LF・・・リ
ードフレーム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼き付けを行う対象物を供給するため、
    複数の対象物を収容する対象物供給部と、対象物供給部
    の対象物を搬送する搬送部と、搬送部により対象物供給
    部から運ばれてきた対象物を焼き付ける焼き付け部と、
    搬送部により焼き付け部から運ばれてきた対象物を収容
    するための対象物収容部と、を有する焼き付け装置にお
    いて、 焼き付け部は、 対象物を焼き付けるための加熱部材と、 加熱部材の上部に設けられており、対象物を挿入して保
    持する中空部を有する保持部材と、 保持部材に保持されている対象物の上部に配置され対象
    物を固定する固定部材とを備えることを特徴とする焼き
    付け装置。
  2. 【請求項2】 搬送部は、対象物をチャッキングして保
    持する対象物保持部を有しており、対象物収容部から焼
    き付け部に対象物を一枚ずつ搬送する請求項1に記載の
    焼き付け装置。
JP34032397A 1997-12-10 1997-12-10 焼き付け装置 Abandoned JPH11176847A (ja)

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JP34032397A JPH11176847A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 焼き付け装置

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JP34032397A JPH11176847A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 焼き付け装置

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