JPH11174895A - 画像形成装置の定着装置および制御方法並びに定着制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置の定着装置および制御方法並びに定着制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH11174895A
JPH11174895A JP9341371A JP34137197A JPH11174895A JP H11174895 A JPH11174895 A JP H11174895A JP 9341371 A JP9341371 A JP 9341371A JP 34137197 A JP34137197 A JP 34137197A JP H11174895 A JPH11174895 A JP H11174895A
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temperature
fixing
predetermined value
image
heat
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JP9341371A
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Tetsushi Saito
哲史 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温用のサーミスタを用いるにもかかわらず
低温時でも温度検出の分解能、検出精度を高めることが
できるようにする。 【解決手段】 定着ヒートローラに当接して、定着ヒー
トローラ温度によって抵抗値の変化するサーミスタ50
7、508と、直列に接続された既知の値の固定抵抗5
01、502の両端に、低温時には定電流モードで電圧
を印加し、所定の温度を超えた高温時には定電圧モード
で電圧を印加する電源回路520、521を接続し、サ
ーミスタと固定抵抗との抵抗分圧比によって決まる電圧
値を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の画像
形成装置の定着装置および制御方法並びに定着制御プロ
グラムに関し、特に用紙等の記録媒体に転写されたトナ
ー画像を永久画像とするための熱定着を行う定着ヒート
ローラの温度制御及び温度制御の異常検出に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の電子写真式画像形成装置に
おける定着ヒートローラの温度制御回路の構成例を示
す。図9中、301、307、309、302、30
8、310はそれぞれ抵抗である。311と312はそ
れぞれ上ヒータと下ヒータである。305と306はそ
れぞれ上サーミスタと下サーミスタである。303、3
04はそれぞれコンデンサである。313、314はそ
れぞれOPアンプ(演算増幅器)である。315はA/
D変換器(アナログ・デジタル変換器)である。316
はアドレスデコーダである。318はI/O(入出力)
ポートである。319はヒータ駆動制御回路である。3
17はCPU(中央演算処理回路)である。
【0003】上ヒータ311、下ヒータ312はヒータ
駆動回路319によって各ヒータに電力を加えたり、加
えなかったりの0N/OFF(オン・オフ)制御を受け
る。
【0004】上サーミスタ305は上ヒータ311の温
度を読み取るためのサーミスタであり、上ヒータ311
の温度に応じてサーミスタ305の抵抗値が変化するよ
うな素子である。温度が低いときにはサーミスタ305
の抵抗値は高く、温度が高いときにはその抵抗値が低く
なる。サーミスタ305は抵抗301と直列に接続さ
れ、5Vの定電圧が印加されている。抵抗301とサー
ミスタ305によって分圧された電圧が、コンデンサ3
03と抵抗307によって構成されたLPF(ローパス
フイルタ)を通って、OPアンプ313に入力される。
OPアンプ313はバッファーとして使用され、入力側
と出力側のインピーダンス変換を行っている。OPアン
プ313の出力電圧は上ヒータ311の温度に応じたア
ナログ温度電圧である。この電圧がA/D変換器315
によって、アナログ温度電圧からデジタル温度電圧に変
換され、CPU317に読み取られる。CPU317は
その読み取った温度データからI/Oポート318の制
御を行うことでヒータ駆動回路319のON/OFF制
御を行う。
【0005】下ヒータ312に関して上記上ヒータ31
1と同様の構成の制御回路で同様の制御が行われる。従
来では一般に、このようにして上ヒータ311、下ヒー
タ312の温度制御が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に、図9示した
従来の定着ヒートローラの温度制御回路の検出電圧とサ
ーミスタ検出温度の関係を示す。
【0007】図10中、X軸は上記サーミスタ305の
検出温度値、y軸はその検出電圧値を各々表わしてい
る。電子写真に使用される熱定着器は通常150℃近辺
で使用される。150℃近辺における読み取り温度の検
出電圧の精度を上げるために、サーミスタの温度特性は
決定される。その結果、低温での温度検出部分であるd
の範囲412部分(ほぼ90℃以下)では、検出電圧の
示す特性411の温度に対する分解能が、図10に示す
ように、ほとんど無くなってしまう。
【0008】よって、低温でのサーミスタの当接量の不
具合や、信号線の断線等によって、定着ヒートローラの
温度上昇の異常検出を早急に検知することは従来では難
しかった。
【0009】そのため、サーミスタの当接量の不具合
や、信号線やサーミスタ自身の断線等により実際の定着
ヒートローラの温度制御が所定の温度に制御されていな
くても、温度センサが1つの為、すぐに検知することが
できず、トナー画像の定着性の低下やトナーに与える熱
量の増大により永久画像不良が発生してしまうといった
解決すべき課題があった。
【0010】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、その第1の目的は、高温用のサーミスタを用いるに
もかかわらず低温時でも温度検出の分解能、検出精度を
高めることができ、トナー画像の定着性の低下やトナー
に与える熱量の増大により永久画像不良が発生してしま
うといった従来技術の課題を解決した電子写真式の画像
形成装置の定着装置および制御方法並びに定着制御プロ
グラムを提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、低温から高温まで
一定して高精度で定着ヒートローラ上の温度を読み取り
可能とすることで、低温でのサーミスタの当接量の不具
合や、信号線の断線等によって、定着ヒートローラの温
度上昇の異常検出を早急に検知できないという従来技術
の課題を解決した電子写真式の画像形成装置の定着装置
および制御方法並びに定着制御プログラムを提供するこ
とにある。
【0012】本発明の第3の目的は、低温から高温まで
高精度な温度読み取りを実現する検出装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は感光体上の静電画像をトナー画像
に現像し、該トナー画像を記録媒体上に転写して、それ
を永久画像とするための熱定着を行なう電子写真式の画
像形成装置において、前記記録媒体上のトナーを永久画
像とするための熱定着を行う可動部である定着部材と、
前記定着部材を前記トナーが熱定着可能な所定温度にま
で加熱する発熱体と、前記発熱体によって加熱された前
記定着部材に接して該定着部材上の温度により抵抗値が
変化する温度検知素子と、前記温度検知素子と直列接続
された既知の値の固定抵抗と、前記温度検知素子と前記
固定抵抗の両端に一定電圧を印加する定電圧電源部と、
前記温度検知素子と前記固定抵抗の両端に一定電流を供
給する定電流電源部と、前記温度検知素子が検知した出
力を電気信号の温度データに変換する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された前記温度データを所
定値と比較する温度比較手段と、該温度比較手段により
比較した結果、前記温度データが前記所定値よりも低い
場合は前記定電流電源部を選択使用し、前記温度データ
が前記所定値よりも高い場合は前記定電圧電源部を選択
使用するように、前記温度検知素子と前記固定抵抗の両
端に給電する電源部を切り替える電源部切替手段と、前
記温度検出手段の前記温度データに応じて前記定着部材
の前記発熱体の発熱量を制御する発熱量制御手段とを具
備したことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、感光体上の静電画像を
トナー画像に現像し、該トナー画像を記録媒体上に転写
して、それを永久画像とするための熱定着を行なう電子
写真式の画像形成装置において、前記記録媒体上のトナ
ーを永久画像とするための熱定着を行う可動部である定
着部材と、前記定着部材を前記トナーが熱定着可能な所
定温度にまで加熱する発熱体と、前記発熱体によって加
熱された前記定着部材に接して該定着部材上の温度によ
り抵抗値が変化する温度検知素子と、前記温度検知素子
と直列接続された既知の値の固定抵抗と、前記温度検知
素子と前記固定抵抗の両端に給電する一定電圧を印加す
ることと、一定電流を供給することを切り替え可能な電
源部と、前記温度検知素子が検知した出力を電気信号の
温度データに変換する温度検出手段と、前記温度検出手
段により検出された前記温度データを所定値と比較する
温度比較手段と、前記定電圧/定電流切替可能な前記電
源部に対し前記温度比較手段により比較した結果、前記
温度データが前記所定値よりも低い場合は定電流モード
を選択・使用し、前記温度データが前記所定値よりも高
い場合は定電圧モードを選択・使用する定電流/定電圧
モード選択手段と、前記温度検出手段の前記温度データ
に応じて前記定着部材の前記発熱体の発熱量を制御する
発熱量制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】ここで、前記温度比較手段による比較結
果、前記温度データが前記所定値よりも高い第2の所定
値を超えた場合、異常信号を発生する異常信号生成手段
と、該異常信号生成手段によって異常信号が出力された
場合、前記発熱量制御手段によって前記発熱体に加える
電力を切断する電力切断手段とを有するとすることがで
きる。
【0016】また、定着装置の温度調整動作が開始する
初期温度が、所定時間後に所定温度に達しない場合にエ
ラー信号を発生する手段をさらに有するとすることがで
きる。
【0017】請求項5の発明は、感光体上の静電画像を
トナー画像に現像し、該トナー画像を記録媒体上に転写
して、それを永久画像とするための熱定着を行なう電子
写真式の画像形成装置の定着制御方法において、回転す
る可動部である定着ヒートローラに当接して該定着ヒー
トローラの温度によって抵抗値の変化するサーミスタと
該サーミスタに直列に接続された既知の値の固定抵抗と
の両端に、所定の温度以下の低温時には定電流モードで
電圧を印加し、前記所定の温度を超えた高温時には定電
圧モードで電圧を印加する第1のステップと、前記サー
ミスタと前記固定抵抗との抵抗分圧比によって決まる電
圧値を前記定着ヒートローラの温度データとして検出す
る第2のステップと、該第2のステップで検出された前
記温度データを所定値と比較する第3のステップと、前
記温度データに応じて前記定着ヒートローラの発熱体の
発熱量を制御する第4のステップとを有し、前記第3の
ステップでの比較結果、前記温度データが前記所定値よ
りも低い場合は前記第1のステップの前記定電流モード
を選択使用し、前記温度データが前記所定値よりも高い
場合は前記第1のステップの前記定電圧電源モードを選
択使用するように、前記サーミスタと前記固定抵抗の両
端に給電する電源を切り替えることを特徴とする。
【0018】ここで、前記第3のステップでの比較結
果、前記温度データが前記所定値よりも高い第2の所定
値を超えた場合、異常信号を発生する異常信号生成ステ
ップと、該異常信号生成ステップによって異常信号が出
力された場合、前記第4のステップで前記発熱体に加え
る電力を切断する電力切断ステップとを有するとするこ
とができる。
【0019】また、定着装置の温度調整動作が開始する
初期温度が、所定時間後に所定温度に達しない場合にエ
ラー信号を発生するステップをさらに有するとすること
ができる。
【0020】請求項8の発明は、感光体上の静電画像を
トナー画像に現像し、該トナー画像を記録媒体上に転写
して、それを永久画像とするための熱定着をコンピュー
タによって行なうための電子写真式の画像形成装置の定
着制御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御
プログラムはコンピュータに、回転する可動部である定
着ヒートローラに当接して該定着ヒートローラの温度に
よって抵抗値の変化するサーミスタと該サーミスタに直
列に接続された既知の値の固定抵抗との両端に、所定の
温度以下の低温時には定電流モードで電圧を印加させ、
前記所定の温度を超えた高温時には定電圧モードで電圧
を印加させ、前記サーミスタと前記固定抵抗との抵抗分
圧比によって決まる電圧値を前記定着ヒートローラの温
度データとして検出させ、前記温度データを所定値と比
較させ、前記比較結果、前記温度データが前記所定値よ
りも低い場合は前記定電流モードを選択使用させ、前記
温度データが前記所定値よりも高い場合は前記定電圧電
源モードを選択使用させるように、前記サーミスタと前
記固定抵抗の両端に給電させ、前記温度データに応じて
前記定着ヒートローラの発熱体の発熱量を制御させるこ
とを特徴とする。
【0021】ここで、前記記録媒体はコンピュータに、
前記比較結果、前記温度データが前記所定値よりも高い
第2の所定値を超えた場合、異常信号を発生させ、該異
常信号の発生の場合、前記発熱体に加える電力を切断さ
せるとすることができる。
【0022】また、前記記録媒体はコンピュータに、定
着装置の温度調整動作が開始する初期温度が、所定時間
後に所定温度に達しない場合にエラー信号を発生させる
とすることができる。
【0023】本発明では、回転する可動部である定着ヒ
ートローラに当接して、定着ヒートローラ温度によって
抵抗値の変化するサーミスタと、直列に接続された既知
の値の固定抵抗の両端に、低温時には定電流モードで電
圧を印加し、所定の温度を超えた高温時には定電圧モー
ドで電圧を印加し、サーミスタと固定抵抗との抵抗分圧
比によって決まる電圧値を検出するので、高温用のサー
ミスタを用いるにもかかわらず低温時でも温度検出の分
解能、検出精度を高めることができ、これによりトナー
画像の定着性の低下やトナーに与える熱量の増大により
永久画像不良が発生してしまうといった従来技術の課題
を解決することができる。
【0024】本発明ではまた、低温から高温まで一定し
て高精度で定着ヒートローラ上の温度を読み取り可能と
したので、低温でのサーミスタの当接量の不具合や、信
号線の断線等によって、定着ヒートローラの温度上昇の
異常検出を早急に検知できないという従来技術の課題を
解決することができる。
【0025】また、本発明では、サーミスタと、サーミ
スタに直列接続された既知の値の固定抵抗の両端に、低
温時には定電流モードで電圧を印加し、所定の温度を超
えた高温時には定電圧モードで電圧を印加し、サーミス
タと固定抵抗との抵抗分圧比によって決まる電圧値を検
出するので、低温から高温まで高精度な温度読み取りを
実現する検出装置を提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0027】[第1の実施の形態]図1は本発明の一実
施の形態のカラー画像形成装置の概略断面構成を示す。
本例の装置は上部にデジタルカラー画像リーダ部、下部
にデジタルカラー画像プリンタ部を有する。
【0028】デジタルカラー画像リーダ部において、原
稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32に
より露光走査することにより、原稿30からの反射光像
を、レンズ33によりフルカラーセンサ34に集光し、
カラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は
増幅回路(図示しない)を経て、ビデオ処理ユニット
(図示しない)において所定の画像処理を施され、デジ
タルカラー画像プリンタ部に送出される。
【0029】デジタルカラー画像プリンタ部において、
像担持体である感光ドラム(感光体)1は図1の矢印方
向に回転自在に担持され、感光ドラム1の周りに前露光
ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ露光光学系3、電
位センサ12、色の異なる4個の現像器4y,4c,4
m,4bk、ドラム上光量検知手段13、転写装置5、
クリーニング器6を配置する。ここで、y ,c,m,b
kはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色を表
す。
【0030】レーザ露光光学系3において、リーダ部か
らの画像信号はレーザ出力部(不図示)にて光信号に変
換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3aで反
射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光ドラ
ム1の面に投影される。
【0031】プリンタ部画像形成時には感光ドラム1を
矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した後の
感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させて、各分
解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成する。
【0032】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂を基体
としたトナー画像を形成する。現像器は偏心カム24
y,24c,24m,24Bkの動作により、各分解色
に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにしてい
る。
【0033】さらに、感光ドラム1上のトナー画像を、
記録材カセット7より搬送系及び転写装置5を介して感
光ドラム1と対向した位置に供給された記録材に転写す
る。転写装置5は本例では転写ドラム5a、転写帯電器
5b、記録材を静電吸着させるための吸着帯電器5cと
対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器
5eとを有し、回転駆動されるように軸支された転写ド
ラム5aの周面開口域には誘電体からなる記録材担持シ
ート5fを円筒状に一体的に張設している。記録材担持
シート5fはポリカーボネートフィルム等の誘電体シー
トを使用している。
【0034】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー像
は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持さ
れた記録材上に転写する。
【0035】このように記録材担持シート5fに吸着搬
送される記録材には所望数の色画像が転写され、フルカ
ラー画像を形成する。
【0036】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a,分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介してトレイ10に排紙する。他方、転写後感光ドラム
1は表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃した後
再度画像形成工程に供する。
【0037】記録材の両面に画像を形成する場合には定
着器9を排出後、すぐに搬送パス切替ガイド19を駆動
し、搬送縦パス20を経て、反転パス21aにいったん
導いた後、反転ローラ21bの逆転により、送り込まれ
た際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに
退出させ、中間トレイ22に収納する。その後再び上述
した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成す
る。
【0038】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラ
シ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5
fを介して該ローラ16に対向するバックアップブラシ
17の作用により清掃を行なう。このような清掃は画像
形成前もしくは後に行ない、また、ジャム(紙づまり)
発生時には随時行なう。
【0039】また、本例においては所望のタイミングで
偏心カム25を動作させ、転写ドラム5aと一体化して
いるカムフォロワ5iを作動させることにより、記録材
担持シート5fと感光ドラム1とのギャップを任意に設
定可能な構成としている。例えば、スタンバイ中または
電源オフ時には転写ドラム5aと感光ドラム1の間隔を
離す。
【0040】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。
【0041】図2は図1の定着器9のさらに詳細な構成
を示す。ここでは、実施の形態として、上記の画像形成
部で現像され、転写されたトナー画像を記録紙上に永久
画像とするため、上熱定着ヒートローラ20aと、下加
圧ローラ20bを当接し、定着ニップ間でトナー画像を
加熱定着する定着器として説明する。
【0042】図2において、トナー画像と接触する熱定
着ヒートローラ20aはアルミニウム製の芯金218上
に1mm厚のHVT(高温加硫型)シリコンゴム層21
7を有し、更にこのシリコンゴム層217の外側に特定
の付加型シリコンゴム層216を有し、全体で直径60
mmの円筒状に形成されている。
【0043】一方、加圧ローラ20bはアルミニウム製
の芯金212上に1mm厚のHVTシリコンゴム層と、
更に厚さ1mmの前記特定の付加型シリコンゴム層21
5を設け、直径60mmに構成されている。
【0044】上述の定着ヒートローラ20aには発熱手
段である搬送ロ―ラヒータ209が芯金218内に配置
され、加圧ロ―ラ20bには同じくヒータ213が芯金
212内に配置されて,記録材(記録用紙)の両面から
加圧および加熱を同時に行っている。定着ヒートローラ
20aに当接されたサーミスタ210によって定着ヒ―
トローラ20aの温度が検出され、また、加圧ローラ2
0bに当接されたサーミスタ211によって、加圧ロー
ラ20bの温度が検出される。この検知温度に基づいて
制御装置214によりハロゲンヒータ209、213が
制御され、定着ヒートローラ20aの温度は170℃、
加圧ローラ20aの温度は165℃に一定に維持される
ように制御される。なお、定着ヒートローラ20aと加
圧ローラ20bとは加圧機構(不図示)によって総加圧
80kgで加圧されている。
【0045】また、図2において,203〜208は離
型剤塗布手段たるオイル塗布装置、201と202はク
リーニング装置を構成する。加圧ローラ20bのオイ
ル、汚れを除去するクリーニングブレードは図示してな
い。オイル塗布装置は、オイルパン207内のジネチル
シリコンオイル208をオイル汲み上げローラ206、
205及びオイル塗布ローラ204を経由させて、オイ
ル塗布量調整ブレード203でオイル塗布量を規制して
定着ヒートローラ20a上に塗布する。クリーニング装
置は、突き当てローラ201によって定着ヒートローラ
20a上に当接されたウエブ202によって定着ヒート
ローラ20aの表面を清掃する。
【0046】上記定着装置では未定着トナー像を表面に
胆持した記録材が定着ヒートローラ20aと加圧ローラ
20bとの間の定着ニップに搬送され、記録材はその表
裏両面から加圧加熱されてトナーの定着が行われる。こ
の際、定着ヒートローラ20a、加圧ローラ20bに付
着したトナーはそれぞれクリーニング装置、クリーニン
グブレードによって除去される。
【0047】画像形成部で現像され、転写されたトナー
画像を記録紙上に永久画像とするために、現在は定着ヒ
ートローラ20aによる熱定着手段が主に用いられてい
る。一般に、ヒータを内装した定着ヒートローラ20a
と加圧ローラ20bを当接し、回転させ定着ニップが形
成されている。そのニップ間を、記録紙が通過する間
に、ヒータの熱によりトナーを熱定着する。
【0048】定着ヒートローラ20aと加圧ローラ20
bの温度制御は次のようにして行われる。回転する定着
ヒートローラ20a上に当接されたサーミスタ等の温度
センサ210により、定着ヒートローラ20a上の温度
を検知し、検知した温度に応じて制御装置214は、定
着ヒートローラ20aの温度を170℃に一定に維持さ
れるように、ハロゲンヒータ209を通電制御する。同
様に、回転する加圧ローラ20b上に当接されたサーミ
スタ等の温度センサ211により、加圧ローラ20b上
の温度を検知し、検知した温度に応じて制御装置214
は、加圧ローラ20aの温度を165℃に一定に維持さ
れるように、ハロゲンヒータ213を通電制御する。
【0049】図3は本実施の形態におけるサーミスタ2
10、211の検出温度と、検出電圧関係の一例を示
す。図3中、601の曲線はサーミスタと固定抵抗に定
電流モードで電圧を印加したときの検出温度と検出電圧
の特性を示し、602の曲線は同じくサーミスタと固定
抵抗に定電圧モードで電圧を印加したときの特性を示
す。
【0050】本発明では、定電流モード601の特性が
ほぼリニア(直線)である範囲d1(603)と、定電
圧モード602の特性がほぼリニアである範囲d2(6
04)とを、それぞれ低温時と高温時とに切り替えて、
定着ヒートローラ20aの温度制御、及び異常検出を行
う。これにより、本発明では、温度誤差の少ない範囲で
サーミスタを使用することができ、また上記検出電圧の
低温度部分での分解能も高くすることができる。
【0051】図4は本発明の一実施の形態であるカラー
画像形成装置の制御回路の構成を示す。図4中、50
1,502,507,508,509,510はそれぞ
れ固定抵抗、505および506はサーミスタ、503
および504はコンデンサ、513および514はOP
アンプ(演算増幅器)、511および512は定着ヒー
トローラ、515はA/D(アナログ・デジタル)変換
器、516はアドレスデコーダ、517はCPU(中央
演算処理装置)、518はI/O(入出力)ポートであ
る。519はヒータ制御回路、520および521は定
電流モードと定電圧モード切り替え可能な電源回路であ
る。
【0052】定着ヒートローラ511(512)の表面
温度はそのローラに接触したサーミスタ505(下側ロ
ーラでは506)によって読み取られる。サーミスタ5
05(506)はローラ温度に対応して抵抗値が変化す
るようになっており、その抵抗値は低い温度では抵抗値
は高く、高い温度では抵抗値は低くなる。電源回路52
0(521)から印加された電圧が、サーミスタ505
(506)の温度に応じた抵抗値と固定抵抗501(5
02)の抵抗値によって抵抗分圧され、ローラ表面温度
に応じた電圧を取り出すことができる。
【0053】電源回路520(521)は、上記の図3
で説明したように、検出温度が所定の温度よりも低い低
温時には、定電流モードで動作させ、検出温度がその所
定の温度よりも高い高温時には、定電圧モードで動作さ
せる。
【0054】固定抵抗507(508)とコンデンサ5
03(504)は上記分圧電圧に含まれるノイズ成分を
除去するためのフィルターとして機能し、OPアンプ5
13(514)はインピーダンス変換を行うバッファー
として機能する。OPアンプ513(514)の出力に
より、上(下)ローラ511(512)の表面温度に対
応する分圧電圧を、A/D変換器515のCH1(CH
2)に入力する。A/D変換器515では入力されたア
ナログ電圧をデジタル値に変換する。デジタル値に変換
された上(下)ローラの表面温度はCPU517に送ら
れる。
【0055】CPU517は送られてきた表面温度の検
出値により、上下の各ヒータ511(512)に与える
電力量を調整する。
【0056】次に、図5、図6のフローチャートに上側
定着ヒートローラ511の温度制御を行うときの、CP
U517の動作手順を示す。
【0057】図5において、図1の電子写真方式の画像
形成装置のメインスイッチ(図示しない)が入れられる
と、まず各制御装置の初期化(STEP701)を行
う。定着ヒートローラ温度制御部では図4中のI/Oポ
ート518のP3、P4を“H”(ハイレベル)にし
て、電源回路520、521を定電流モードにする(S
TEP702)。初期化を行つた後、STEP703の
メインルーチンにはいる。
【0058】メインルーチンの中で行われる定着ヒート
ローラ温度制御ルーチン(STEP704)を図6に示
す。この定着ヒートローラ温度制御ルーチン(STEP
704)では、まずA/D変換器515の入力ポートを
“CH1”に設定する(STEP705)。次に、A/
D変換器515から上サーミスタ507のローラ検出温
度をデジタル値に変換されたデータをCPU517に取
り込み(STEP706)、取り込んだ検出温度データ
をあらかじめ設定された所定温度に相当するデータと比
較し(STEP707)、検出温度が所定値(図3の例
の場合は、約58℃)よりも高温であれば、I/Oポー
ト518のP3を“L”(ローレベル)にして、電源回
路520を定電圧モードに設定し(STEP708)、
低温であればI/Oポート518のP3を“H”にし
て、電源回路520を定電流モードに設定する(STE
P709)。
【0059】次に、CPU517は先に取り込んだ検出
温度データとあらかじめ設定された所定目標値とを比較
演算することで、定着ヒートローラ20aに供給する電
力量を決定し(STEP710)、この決定値に従いI
/Oポート518のP1をON、OFFすることで、定
着ヒートローラ20aの発熱量を制御する。
【0060】CPU517は、下側定着ヒートローラ2
0bに関しても上記と同様に発熱量を制御する。その詳
細は上記の記述内容と重複するので省略する。
【0061】以上の動作が所定間隔で繰り返され、定着
器の上・下ローラ20a,20bの表面温度を一定に保
つ。
【0062】[第2の実施の形態]図7、図8に本発明
の第2の実施の形態の上側定着ヒートローラ20aの温
度制御を行うときの、CPU517の動作フローチャー
トを示す。
【0063】図7において、図1の装置(電子写真方式
の画像形成装置)のメインスイッチが入れられると、ま
ず各制御装置の初期化(STEP801)を行う。定着
ヒートローラ温度制御部では図4中のI/Oポート51
8のP3、P4を“H”にして、電源回路520、52
1を定電流モードにする(STEP802)。初期化を
行つた後、STEP803のメインルーチンに入る。
【0064】メインルーチンの中で行われる定着ヒート
ローラ温度制御ルーチンを図8に示す。定着ヒートロー
ラ温度制御ルーチン(STEP804)では、まずA/
D変換器515の入力ポートを“CH1”に設定する
(STEP805)。次に、A/D変換器515から上
サーミスタ507のローラ検出温度をデジタル値に変換
されたデータをCPU517に取り込み(STEP80
6)、取り込んだ検出温度データをあらかじめ設定され
た第1の基準温度に相当するデータと比較し(STEP
807)、検出温度が第1の基準温度よりも低温であれ
ばI/Oポート518のP3を“H”にして、電源回路
520を定電流モードに設定する(STEP809)。
【0065】また、検出温度が上記第1の基準温度より
も高温であれば、上記検出温度データを第2の基準温度
のデータと再び比較し(STEP808)、第2の基準
温度よりも高温だった場合にはローラ20aが異常昇温
と判断してエラー信号を発生し(STEP813)、直
ちにヒータ511に供給する電力を遮断する(STEP
814)。なお、第1の基準温度よりも第2の基準温度
の方が高い温度とする。
【0066】一方、上記検出温度データが第2の基準温
度よりも低温であるならば、I/Oポート518のP3
を“L”(ローレベル)にして、電源回路520を定電
圧モードに設定し(STEP812)、次に、取り込ん
だ検出温度データをあらかじめ設定された所定目標値と
比較演算することで、定着ヒートローラ20a に供給す
る電力量を決定し(STEP810)、これに従いI/
Oポー卜518のP1をON、OFFして、定着ヒート
ローラ20aの発熱量を制御する(STEP811)。
【0067】[他の実施の形態]本発明の画像形成装置
は複写機に限らず、レーザビームまたはLED(発光ダ
イオード)アレイ等を用いたデジタルプリンタ、ファク
シミリ装置等に広く適用できる。
【0068】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。
【0069】また、本発明は、システムあるいは装置に
供給する本発明に係る制御手順のプログラム、あるいは
データを格納したフロッピーディスク、CD−ROM等
の記録媒体も対象となる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低温から高温まで一定して高精度で定着ヒートローラ上
の温度を読み取り可能となる。また、本発明によれば、
低温でのサーミスタの当接量の不具合や、信号線の断線
等によって、定着ヒートローラの温度上昇の異常検出を
早急に検知できないという問題を解決することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した定着器を用いる電子写真方式
のデジタルカラー複写機の全体構成を示す断面図であ
る。
【図2】図1の定着器の詳細な構成を示す構成図であ
る。
【図3】本発明の定着温度と検出電圧の関係を示すグラ
フである。
【図4】本発明の一実施形態の定着温度制御回路の構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における定着温度制
御の全体を示すフローチャートである。
【図6】図5のメインルーチンの定着器上側ローラ温度
制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における定着温度制
御の全体を示すフローチャートである。
【図8】図7のメインルーチンの定着器上側ローラ温度
制御の手順を示すフローチャートである。
【図9】従来の定着温度制御回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来の定着温度と検出電圧の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 コロナ帯電器 3 レーザ露光光学系 4y,4c,4m,4bk 現像器 5 転写装置 6 クリーニング器 9 熱ローラ定着器 10 トレイ 11 前露光ランプ 20a 上熱定着ヒートローラ 20b 下加圧ローラ 201,202 クリーニング装置 203〜208 離型剤塗布手段たるオイル塗布装置 209 搬送ロ―ラヒータ 210 サーミスタ 211 サーミスタ 212 芯金 213 ヒータ 214 制御装置 215 付加型シリコンゴム層 216 付加型シリコンゴム層 217 HVT(高温加硫型)シリコンゴム層 218 芯金 501,502,507,508,509,510 固
定抵抗 503,504 コンデンサ 505,506 サーミスタ 507,508 固定抵抗 511,512 定着ヒートローラ 513,514 OPアンプ(演算増幅器) 515 A/D(アナログ・デジタル)変換器 516 アドレスデコーダ 517 CPU(中央演算処理装置) 518 I/O(入出力)ポート 519 ヒータ制御回路、 520,521 定電流モードと定電圧モードを切り替
え可能な電源回路 601 サーミスタと固定抵抗に定電流モードで電圧を
印加したときの特性 602 サーミスタと固定抵抗に定電圧モードで電圧を
印加したときの特性

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の静電画像をトナー画像に現像
    し、該トナー画像を記録媒体上に転写して、それを永久
    画像とするための熱定着を行なう電子写真式の画像形成
    装置において、 前記記録媒体上のトナーを永久画像とするための熱定着
    を行う可動部である定着部材と、 前記定着部材を前記トナーが熱定着可能な所定温度にま
    で加熱する発熱体と、 前記発熱体によって加熱された前記定着部材に接して該
    定着部材上の温度により抵抗値が変化する温度検知素子
    と、 前記温度検知素子と直列接続された既知の値の固定抵抗
    と、 前記温度検知素子と前記固定抵抗の両端に一定電圧を印
    加する定電圧電源部と、 前記温度検知素子と前記固定抵抗の両端に一定電流を供
    給する定電流電源部と、 前記温度検知素子が検知した出力を電気信号の温度デー
    タに変換する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された前記温度データを所
    定値と比較する温度比較手段と、 該温度比較手段により比較した結果、前記温度データが
    前記所定値よりも低い場合は前記定電流電源部を選択使
    用し、前記温度データが前記所定値よりも高い場合は前
    記定電圧電源部を選択使用するように、前記温度検知素
    子と前記固定抵抗の両端に給電する電源部を切り替える
    電源部切替手段と、 前記温度検出手段の前記温度データに応じて前記定着部
    材の前記発熱体の発熱量を制御する発熱量制御手段とを
    具備したことを特徴とする画像形成装置の定着装置。
  2. 【請求項2】 感光体上の静電画像をトナー画像に現像
    し、該トナー画像を記録媒体上に転写して、それを永久
    画像とするための熱定着を行なう電子写真式の画像形成
    装置において、 前記記録媒体上のトナーを永久画像とするための熱定着
    を行う可動部である定着部材と、 前記定着部材を前記トナーが熱定着可能な所定温度にま
    で加熱する発熱体と、 前記発熱体によって加熱された前記定着部材に接して該
    定着部材上の温度により抵抗値が変化する温度検知素子
    と、 前記温度検知素子と直列接続された既知の値の固定抵抗
    と、 前記温度検知素子と前記固定抵抗の両端に給電する一定
    電圧を印加することと、一定電流を供給することを切り
    替え可能な電源部と、 前記温度検知素子が検知した出力を電気信号の温度デー
    タに変換する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された前記温度データを所
    定値と比較する温度比較手段と、 前記定電圧/定電流切替可能な前記電源部に対し前記温
    度比較手段により比較した結果、前記温度データが前記
    所定値よりも低い場合は定電流モードを選択・使用し、
    前記温度データが前記所定値よりも高い場合は定電圧モ
    ードを選択・使用する定電流/定電圧モード選択手段
    と、 前記温度検出手段の前記温度データに応じて前記定着部
    材の前記発熱体の発熱量を制御する発熱量制御手段とを
    具備したことを特徴とする画像形成装置の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記温度比較手段による比較結果、前記
    温度データが前記所定値よりも高い第2の所定値を超え
    た場合、異常信号を発生する異常信号生成手段と、 該異常信号生成手段によって異常信号が出力された場
    合、前記発熱量制御手段によって前記発熱体に加える電
    力を切断する電力切断手段とを有することを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像形成装置の定着装置。
  4. 【請求項4】 定着装置の温度調整動作が開始する初期
    温度が、所定時間後に所定温度に達しない場合にエラー
    信号を発生する手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置の定着
    装置。
  5. 【請求項5】 感光体上の静電画像をトナー画像に現像
    し、該トナー画像を記録媒体上に転写して、それを永久
    画像とするための熱定着を行なう電子写真式の画像形成
    装置の定着制御方法において、 回転する可動部である定着ヒートローラに当接して該定
    着ヒートローラの温度によって抵抗値の変化するサーミ
    スタと該サーミスタに直列に接続された既知の値の固定
    抵抗との両端に、所定の温度以下の低温時には定電流モ
    ードで電圧を印加し、前記所定の温度を超えた高温時に
    は定電圧モードで電圧を印加する第1のステップと、 前記サーミスタと前記固定抵抗との抵抗分圧比によって
    決まる電圧値を前記定着ヒートローラの温度データとし
    て検出する第2のステップと、 該第2のステップで検出された前記温度データを所定値
    と比較する第3のステップと、 前記温度データに応じて前記定着ヒートローラの発熱体
    の発熱量を制御する第4のステップとを有し、 前記第3のステップでの比較結果、前記温度データが前
    記所定値よりも低い場合は前記第1のステップの前記定
    電流モードを選択使用し、前記温度データが前記所定値
    よりも高い場合は前記第1のステップの前記定電圧電源
    モードを選択使用するように、前記サーミスタと前記固
    定抵抗の両端に給電する電源を切り替えることを特徴と
    する画像形成装置の定着制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第3のステップでの比較結果、前記
    温度データが前記所定値よりも高い第2の所定値を超え
    た場合、異常信号を発生する異常信号生成ステップと、 該異常信号生成ステップによって異常信号が出力された
    場合、前記第4のステップで前記発熱体に加える電力を
    切断する電力切断ステップとを有することを特徴とする
    請求項5に記載の画像形成装置の定着制御方法。
  7. 【請求項7】 定着装置の温度調整動作が開始する初期
    温度が、所定時間後に所定温度に達しない場合にエラー
    信号を発生するステップをさらに有することを特徴とす
    る請求項5または6に記載の画像形成装置の定着制御方
    法。
  8. 【請求項8】 感光体上の静電画像をトナー画像に現像
    し、該トナー画像を記録媒体上に転写して、それを永久
    画像とするための熱定着をコンピュータによって行なう
    ための電子写真式の画像形成装置の定着制御プログラム
    を記録した記録媒体であって、該制御プログラムはコン
    ピュータに、 回転する可動部である定着ヒートローラに当接して該定
    着ヒートローラの温度によって抵抗値の変化するサーミ
    スタと該サーミスタに直列に接続された既知の値の固定
    抵抗との両端に、所定の温度以下の低温時には定電流モ
    ードで電圧を印加させ、前記所定の温度を超えた高温時
    には定電圧モードで電圧を印加させ、 前記サーミスタと前記固定抵抗との抵抗分圧比によって
    決まる電圧値を前記定着ヒートローラの温度データとし
    て検出させ、 前記温度データを所定値と比較させ、 前記比較結果、前記温度データが前記所定値よりも低い
    場合は前記定電流モードを選択使用させ、前記温度デー
    タが前記所定値よりも高い場合は前記定電圧電源モード
    を選択使用させるように、前記サーミスタと前記固定抵
    抗の両端に給電させ、 前記温度データに応じて前記定着ヒートローラの発熱体
    の発熱量を制御させることを特徴とする画像形成装置の
    定着制御プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体はコンピュータに、 前記比較結果、前記温度データが前記所定値よりも高い
    第2の所定値を超えた場合、異常信号を発生させ、 該異常信号の発生の場合、前記発熱体に加える電力を切
    断させることを特徴とする請求項8に記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体はコンピュータに、 定着装置の温度調整動作が開始する初期温度が、所定時
    間後に所定温度に達しない場合にエラー信号を発生させ
    ることを特徴とする請求項8または9に記載の記録媒
    体。
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