JPH11173988A - 結晶欠陥評価方法 - Google Patents

結晶欠陥評価方法

Info

Publication number
JPH11173988A
JPH11173988A JP9346054A JP34605497A JPH11173988A JP H11173988 A JPH11173988 A JP H11173988A JP 9346054 A JP9346054 A JP 9346054A JP 34605497 A JP34605497 A JP 34605497A JP H11173988 A JPH11173988 A JP H11173988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
crystal defect
evaluation method
analyzed
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9346054A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Sugihara
康平 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP9346054A priority Critical patent/JPH11173988A/ja
Publication of JPH11173988A publication Critical patent/JPH11173988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の基板表面に導入された結晶欠陥の種
類と密度と深さ方向の分布とを同時に測定可能にする。 【解決手段】 結晶欠陥が導入された半導体11にレー
ザービーム13を照射し、半導体11から発せられるル
ミネッセンス光17をエネルギーまたは波長別に解析し
結晶欠陥に起因する発光ピークを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体の基板表
面に導入された結晶欠陥の種類と密度と深さ方向の分布
とを同時に測定する結晶欠陥評価方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造分野では、高集積
化や低電力化のためにますます微細化が進んでいる。微
細化が進むと、これまで問題とならなかった程度の結晶
欠陥がデバイス特性に影響を及ぼすようになってくる。
結晶欠陥はさまざまな製造工程で導入される。例えば、
熱処理工程やイオン注入工程、プラズマ処理工程であ
る。プラズマ処理工程としては、ドライエッチング工程
やアッシング工程がある。これらの工程で導入される結
晶欠陥は電気的に活性で電子の発生や再結合中心として
働くために、デバイスに悪影響を及ぼす。結晶欠陥の種
類によってデバイスへの影響の程度が異なる。したがっ
て、結晶欠陥の種類およびその量を定量的に把握するこ
とは非常に重要なことである。
【0003】図5は従来の電気的な結晶欠陥評価方法を
示す概念図である。図5において、1は半導体である。
通常の半導体デバイス製造工程では、半導体1としてシ
リコン基板が用いられる。2は半導体1とオーミック接
触を得るための金属で、半導体1に接触している。半導
体1としてシリコンを用いた場合、金属2はアルミニウ
ムを用いることができる。3は半導体1と金属2に電流
を流すための電源装置、4は半導体1と金属2に流れる
電流を計測する電流計、5は半導体1と金属2にかかる
電圧を測定する電圧計、6は半導体1と金属2と電源装
置3と電流計4と電圧計5とを電気的に結ぶための金属
配線である。
【0004】図5に基づいて、従来の電気的な結晶欠陥
評価方法を説明する。半導体1としてP型シリコン、金
属2としてアルミニウムを用いた場合について説明す
る。金属2側に負の電圧が印加されるように電源装置3
を調整する。このとき半導体1と金属2はオーミック接
触になっているので、電圧に比例して電流が流れる。金
属2側に正の電圧が印加される場合も同様で、電圧の絶
対値に比例して電流の絶対値は増加する。このときの電
流−電圧の関係を示す摸式図を図6に示す。半導体1の
表面近傍に結晶欠陥が存在する場合には、半導体1と金
属2の接触がオーミック接触からショットキー接触に変
化してしまう。それにともなって図6に示すように電流
は電圧に比例しなくなる。この電流−電圧曲線の変化か
ら半導体1の表面近傍に結晶欠陥が存在するかどうかの
判定を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、電流−電圧特性からは結晶欠陥の有無
はわかるが、欠陥の種類や分布は解析できないという問
題点を有していた。また、半導体1上に金属2を形成す
る必要があり、通常スパッタリングもしくは蒸着などの
方法を用いるために評価試料作製に時間がかかってい
た。
【0006】この発明の目的は、迅速かつ非破壊で、半
導体表面近傍および内部の結晶欠陥の有無と欠陥の種
類、密度、深さ方向分布とを解析できる結晶欠陥評価方
法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の結晶欠陥評価方
法は、レーザービームを結晶欠陥が導入された半導体に
照射し、半導体から発せられるルミネッセンス光をエネ
ルギーまたは波長別に解析し、ルミネッセンス光のエネ
ルギー位置とピーク強度とピークの半値幅が0.1eV
より大きいか小さいかとを判別することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、半導体にレーザービーム
を照射することによって特定のエネルギーをもつルミネ
ッセンス光がピークとして観測される。ルミネッセンス
光のピーク位置とピークの半値幅とは結晶欠陥の種類を
反映しており、またルミネッセンス光のピーク強度は結
晶欠陥の密度を反映しているので、ルミネッセンス光を
解析することにより、非破壊で半導体表面近傍に導入さ
れた結晶欠陥の情報を得ることができる。
【0009】また、本発明の結晶欠陥評価方法は、半導
体表面にダウンフロー形式でエッチング性のガスを照射
し、半導体表面を削りながらルミネッセンス光を解析す
ることが好ましい。すなわち、エッチング性のガスで半
導体表面を精度よく削ることで、結晶欠陥の深さ方向の
分布および特性の変化を評価することができる。
【0010】また、本発明の結晶欠陥評価方法は、レー
ザービームとともにX線ビームを半導体表面に同時に照
射し、このX線ビームが半導体の表面で回折された回折
X線とルミネッセンス光とを同時に検出することが好ま
しい。X線ビームを照射した半導体表面から回折される
回折X線の強度は半導体表面の結晶性および格子歪を反
映しているので、ルミネッセンス光と回折X線とを同時
に測定することにより、結晶欠陥の光学的な特性と物理
的な格子歪量との対応を明確に評価することができる。
【0011】また、本発明の結晶欠陥評価方法は、X線
ビームの入射角度を変化させることにより半導体に侵入
するX線ビームの侵入深さを変えることが好ましい。X
線が深く侵入すると深いところの格子歪が測定できるた
め、連続的にX線の入射角度を変えて回折X線の強度を
測定することにより、格子歪の深さ方向分布を評価する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施の形態における
結晶欠陥評価方法を示す概念図である。図1において、
11は半導体、12は半導体11の中の電子を励起する
ためのレーザー発生装置、13はレーザー発生装置12
から発生するレーザービーム、14は信号処理のために
レーザービーム13をチョッピングするためのチョッパ
ー、15は半導体11を冷却するための液体である。通
常、液体15としては液体ヘリウムまたは液体窒素が用
いられる。16は半導体11と液体15を保持するため
のガラス容器である。17はレーザービーム13が半導
体11に照射されることによって発生するルミネッセン
ス光、18はルミネッセンス光17を絞るための凸レン
ズ、19は凸レンズ18によって絞られたルミネッセン
ス光17を分光するための分光装置、20はチョッパー
14からの信号と分光装置19からの信号とを同期させ
て微弱な信号を解析するロックインアンプ、21はロッ
クインアンプ20からの信号をアナログからデジタルデ
ータに変換するAD変換器、22はAD変換器21から
の信号をデータ解析するコンピュータシステムである。
【0014】まず、液体15によって十分低温に冷却さ
れた半導体11に対して、レーザー発生装置12からレ
ーザービーム13が照射される。半導体11の中の電子
はレーザービーム13の照射によって励起され、ある時
間の経過後に正孔と再結合して消滅する。このとき再結
合エネルギーをルミネッセンス光17として外部に放出
する。ルミネッセンス光17は凸レンズ18によって絞
られ、分光装置19に導かれる。分光装置19で分光さ
れた光はロックインアンプ20に入る。ルミネッセンス
光17は非常に微弱なので、ロックインアンプ20内で
チョッパー14からの信号と同期をとってノイズと区別
される。ロックインアンプ20から出た信号はAD交換
器21でデジタルデータに変換され、コンピュータシス
テム22で解析処理される。
【0015】図2に半導体11としてシリコンを用いた
ときの典型的なデータを示す。図2の中のFEまたはB
Eとラベルしたピークは、それぞれ半導体11にレーザ
ービーム13が照射された際に生成された自由励起子が
再結合するときの発光と、励起子が不純物原子(例えば
リンやボロン)に束縛された状態で再結合するときの発
光である。どちらが観測されるかは、測定時の温度とレ
ーザービーム13の強度に依存する。一般に測定時の温
度が低いとき(液体ヘリウム温度など)には、BEが観
測され、温度が高いとき(液体窒素温度や室温など)に
はFEが観測される。これらの発光はシリコン固有のも
のであり、そのエネルギーはシリコンの禁止帯のエネル
ギー幅にほぼ等しく、約1.1eVである。
【0016】半導体11の表面近傍または内部に結晶欠
陥がある場合には、図2の中に示したFEまたはBEと
ラベルした励起子の発光エネルギーよりも低いエネルギ
ー側に発光ピークが現れる(図2においてEとラベルし
た)。これは結晶欠陥が禁止帯の中にエネルギー準位を
形成し、発光ピークのエネルギー位置が価電子帯の端か
ら結晶欠陥によって形成されたエネルギー準位までのエ
ネルギー差に対応しているためである。禁止帯の中のエ
ネルギー準位は結晶欠陥の種類によって異なる。シリコ
ン中に炭素や酸素などの不純物が混入したとき形成され
る結晶欠陥においては不純物の種類によってエネルギー
位置が異なる。また熱処理やプラズマ処理において発生
する格子歪を伴う結晶欠陥においては歪量によってエネ
ルギー位置が異なる。したがって、結晶欠陥による発光
ピークのエネルギー位置を調べることにより、どのよう
な種類の結晶欠陥であるかが解析できる。また、発光ピ
ークの強度は結晶欠陥の密度に比例するので、結晶欠陥
の種類と同時に密度も解析できる。
【0017】さらに、発光ピークの半値幅(図2の中で
dとラベルした)から結晶欠陥の種類についての情報が
わかる。不純物に起因する結晶欠陥の場合は特定の原子
位置に不純物が入って結晶欠陥が形成されるため、禁止
帯の中に形成されたエネルギー準位も一意的に決まる。
すなわちエネルギー準位の幅が小さい。しかし、格子歪
による結晶欠陥の場合には、格子が歪んだところを中心
として連続的に格子歪が緩和されていく。そのため、禁
止帯の中に形成されたエネルギー準位も連続的に変化
し、あるエネルギー幅をもつ。通常、不純物に起因する
結晶欠陥と格子歪による結晶欠陥とを区別する発光ピー
クの半値幅は0.1eVである。したがって、発光ピー
クの半値幅が0.1eVよりも大きいか小さいかを判定
することにより、結晶欠陥の種類を明確に区別すること
ができる。
【0018】以上を簡単にまとめると、半導体11に照
射されたレーザービーム13によって発生するルミネッ
センス光17を検出し、エネルギーまたは波長ごとに強
度を測定する分光装置19が設置されている。このと
き、半導体の禁止帯のエネルギー幅に対応する発光ピー
クと結晶欠陥に起因する発光ピークとが観測される。結
晶欠陥は半導体の禁止帯の中に特定のエネルギー準位を
形成し、これは発光ピークのエネルギーと対応している
ので、発光ピークのエネルギー位置から結晶欠陥の種類
を同定できる。また、発光ピークの強度は結晶欠陥の密
度(量)に比例するので、発光ピークのエネルギー位置
と強度を測定することにより、結晶欠陥の種類と量を同
時に解析できる。
【0019】さらに、不純物に起因する結晶欠陥の場合
は、特定の原子位置に不純物が入り込むため、禁止帯中
にできるエネルギー準位の幅は小さい。一方、格子歪に
起因する結晶欠陥の場合は格子の最も歪んだ箇所を中心
に連続的に歪みが緩和されるので、それに対応して禁止
帯中にできるエネルギー準位の幅も広がる。エネルギー
準位の幅は発光ピークの幅に対応するので、発光ピーク
の半値幅を測定することにより、結晶欠陥が不純物に起
因するものか、または格子歪に起因するものかを明確に
区別することができる。このように半導体11の表面近
傍に存在する結晶欠陥の種類と量の分析を同時に行える
ことにより、半導体デバイス製造工程のどの工程で結晶
欠陥が導入されたかがわかり、デバイスの品質管理を容
易に行うことができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施形態について、
図面を参照しながら説明する。以下、図3に示す本発明
の第2の実施形態の結晶欠陥評価方法について説明す
る。
【0021】31は半導体、32は半導体31に照射さ
れるレーザービーム、33はレーザービーム32が半導
体31に照射されることによって発生するルミネッセン
ス光、34は半導体31の表面をエッチングするための
ガスで、例えば半導体31としてシリコンを用いた場合
には、CF4とO2の混合プラズマガスが使用される。3
5は半導体31表面にガス34を照射したときに生成す
る反応生成物、36は反応生成物35を除去するための
ガスで、半導体31としてシリコン、ガス34としてC
4とO2混合プラズマガスを用いた場合には、炭素やフ
ッ素を含まないO2プラズマガスもしくはオゾンガスが
用いられる。
【0022】半導体31にレーザービーム32を照射し
たときには、レーザービーム32は半導体31の表面か
ら数マイクロメートルの深さまで侵入する。すなわち表
面から数マイクロメートルの深さまでの情報が得られ
る。半導体31から発生したルミネッセンス光33は上
記実施の形態における結晶欠陥評価方法により測定・解
析される。
【0023】次にガス34を半導体31の表面にダウン
フロー形式で照射することによって半導体31の表面を
数ナノメートルだけエッチングする。ダウンフロー形式
で半導体31にガス34を照射することによって、半導
体31に損傷を与えず、また欠陥を生成せずに半導体3
1の表面を制御性よくエッチングすることができる。こ
のときガス34と半導体31の構成原子とが反応するこ
とによって、反応生成物35が生成されることがある。
ガス34に炭素とフッ素が含まれている場合には、反応
生成物35はCFx(xは1〜4)であることが多い。
反応生成物35は、その後の結晶欠陥評価において、レ
ーザービーム32の侵入深さを変化させる要因になるの
で除去することが望ましい。したがって、ガス36を半
導体31の表面にダウンフロー形式で照射し、反応生成
物35を除去する。その後に再度、図3(a)に示す結
晶欠陥評価方法で結晶欠陥を測定し、半導体31の表面
を数ナノメートルずつエッチング、結晶欠陥評価という
工程を繰り返すことにより、半導体31の表面から深さ
方向の結晶欠陥の分布を測定することができる。
【0024】次に、本発明の第3の実施形態について、
図面を参照しながら説明する。以下、図4に示す本発明
の第3の実施形態の結晶欠陥評価方法について説明す
る。
【0025】41は半導体、42は半導体41の表面に
照射するX線ビーム、43はX線ビーム42が半導体4
1の表面の格子面で回折された回折X線、44は半導体
41に照射するレーザービーム、45はレーザービーム
44が照射された半導体41の表面から発生するルミネ
ッセンス光である。X線ビーム42を半導体41の表面
に浅く入射させると回折X線43が観測される。X線ビ
ーム42の侵入深さは、入射角度によって変化する。入
射角度が深くなるとX線ビーム42の侵入深さは深くな
る。したがって、X線ビーム42の半導体41の表面へ
の入射角度を変化させることによりX線ビーム42の侵
入深さを連続的に変えることができる。半導体41とし
てシリコン、X線ビーム42としてCu−Kα線を用い
たときには、半導体41の回折面として(311)面や
(511)面などを利用できる。(311)面は入射角
度が浅い場合、(511)面は入射角度が深い場合に用
いる。
【0026】半導体41の表面に欠陥がなく、すなわち
結晶性がよい場合には回折X線43は明確なピークとし
て観測されるが、半導体41の表面に欠陥が存在する場
合には回折に寄与する格子面が少なくなるため回折X線
43の強度は弱くなる。したがって、回折X線43の強
度をモニタすることによって、格子歪を定量的に評価で
きる。X線ビーム42と同時にレーザービーム44を半
導体41の表面に照射するとルミネッセンス光45が観
測される。ルミネッセンス光45を解析することによっ
て、半導体41の表面近傍に含まれる結晶欠陥の種類と
密度が分かり、回折X線強度から物理的な格子歪の量が
同時にわかるので、格子歪と結晶欠陥の光学的特性の対
応を明確にすることができ、半導体プロセスで欠陥を低
減する際に役立つ。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の結晶欠陥評価方法
は、レーザービームを結晶欠陥が導入された半導体に照
射し、半導体から発せられるルミネッセンス光を波長別
に解析し、ルミネッセンス光のエネルギー位置とピーク
強度とピークの半値幅が0.1eVより大きいか小さい
かとを判別することにより、非破壊で半導体表面近傍に
導入された結晶欠陥の種類と密度とを同時に測定するこ
とができる。
【0028】さらに、半導体表面にダウンフロー形式で
エッチング性のガスを照射し、半導体表面を削りながら
ルミネッセンス光を解析することにより、結晶欠陥の深
さ方向の分布および特性の変化を評価することができ
る。
【0029】また、レーザービームとともにX線ビーム
を半導体表面に同時に照射し、X線ビームが半導体の表
面で回折された回折X線とルミネッセンス光とを同時に
検出することにより、結晶欠陥の光学的な特性と物理的
な格子歪量との対応を明確に評価することができる。
【0030】また、X線ビームの入射角度を変化させる
ことにより半導体に侵入するX線ビームの侵入深さが変
化し、格子歪の深さ方向分布を知ることができる。格子
歪の深さ方向分布と結晶欠陥の種類および密度の深さ方
向分布とを対応させることにより、より詳しい結晶評価
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における結晶欠陥評価
方法を示す概念図
【図2】本発明の第1の実施形態における結晶欠陥評価
方法により得られる測定結果を示す図
【図3】本発明の第2の実施形態における深さ方向の結
晶欠陥分布を評価する方法を示す図
【図4】本発明の第3の実施形態における半導体表面の
結晶性と結晶欠陥を同時に評価する方法を示す概念図
【図5】従来の結晶欠陥評価方法を示す概念図
【図6】従来の結晶欠陥評価方法で得られる測定結果を
示す図
【符号の説明】
11、31、41 半導体 12 レーザー発生装置 13、32、44 レーザービーム 14 チョッパー 15 液体 16 ガラス容器 17、33、45 ルミネッセンス光 18 凸レンズ 19 分光装置 20 ロックインアンプ 21 AD変換器 22 コンピュータシステム 34、36 ガス 35 反応生成物 42 X線ビーム 43 回折X線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームを結晶欠陥が導入された
    半導体に照射し、前記半導体から発せられるルミネッセ
    ンス光をエネルギーまたは波長別に解析し、前記ルミネ
    ッセンス光のエネルギー位置とピーク強度とピークの半
    値幅が0.1eVより大きいか小さいかとを判別するこ
    とを特徴とする結晶欠陥評価方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体の表面をエッチング性のガス
    でダウンフロー形式で削りながらルミネッセンス光を測
    定することを特徴とする請求項1に記載の結晶欠陥評価
    方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザービームとともにX線ビーム
    を前記半導体の表面に同時に照射し、前記X線ビームが
    前記半導体の表面で回折された回折X線とルミネッセン
    ス光とを同時に検出することを特徴とする請求項1、2
    に記載の結晶欠陥評価方法。
  4. 【請求項4】 前記X線ビームの入射角度を変化させて
    前記半導体の表面に照射することを特徴とする請求項3
    に記載の結晶欠陥評価方法。
JP9346054A 1997-12-16 1997-12-16 結晶欠陥評価方法 Pending JPH11173988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9346054A JPH11173988A (ja) 1997-12-16 1997-12-16 結晶欠陥評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9346054A JPH11173988A (ja) 1997-12-16 1997-12-16 結晶欠陥評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173988A true JPH11173988A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18380833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9346054A Pending JPH11173988A (ja) 1997-12-16 1997-12-16 結晶欠陥評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11173988A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318031A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind 炭化珪素半導体素子の製造方法
JP2009088547A (ja) * 2008-12-01 2009-04-23 Central Res Inst Of Electric Power Ind 炭化珪素半導体装置の検査方法および検査装置、並びに炭化珪素半導体装置の製造方法
CN114527143A (zh) * 2022-04-22 2022-05-24 浙江大学杭州国际科创中心 无损检测半导体缺陷演变方法、系统及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318031A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind 炭化珪素半導体素子の製造方法
JP2009088547A (ja) * 2008-12-01 2009-04-23 Central Res Inst Of Electric Power Ind 炭化珪素半導体装置の検査方法および検査装置、並びに炭化珪素半導体装置の製造方法
CN114527143A (zh) * 2022-04-22 2022-05-24 浙江大学杭州国际科创中心 无损检测半导体缺陷演变方法、系统及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4393311A (en) Method and apparatus for surface characterization and process control utilizing radiation from desorbed particles
US7795593B2 (en) Surface contamination analyzer for semiconductor wafers
US4259574A (en) Microanalysis by pulse laser emission spectroscopy
US5804981A (en) Method of detecting heavy metal impurities introduced into a silicon wafer during ion implantation
Penka et al. Application of total reflection X-ray fluorescence in semiconductor surface analysis
US20090309623A1 (en) Method for Assessment of Material Defects
JPH11173988A (ja) 結晶欠陥評価方法
US5841532A (en) Method for evaluating oxygen concentrating in semiconductor silicon single crystal
JPH0697252A (ja) ポリシリコン/シリコン界面酸化物膜の厚さを決定するための方法及び装置。
JP4247007B2 (ja) 半導体ウエハの評価方法および半導体装置の製造方法
US6781126B2 (en) Auger-based thin film metrology
JPH113923A (ja) 半導体のサブミクロンシリコン表面層の金属汚染物質の検出方法
JP2006073572A (ja) 半導体結晶欠陥検査方法、半導体結晶欠陥検査装置、及びその半導体結晶欠陥検査装置を用いた半導体装置の製造方法
WO2007129596A1 (ja) エネルギー準位の測定方法、分析方法
JP4756374B2 (ja) 半導体内の電子状態測定方法。
US11898958B2 (en) Method for measuring the trap density in a 2-dimensional semiconductor material
US5528648A (en) Method and apparatus for analyzing contaminative element concentrations
Shaffner A Review of Modern Characterization Methods for Semiconductor Materials
JPH0737958A (ja) 半導体処理工程監視装置
Pawlik Assessment of layers
JPS63312649A (ja) 半導体中の不純物準位およびキャリヤ寿命同時測定方法
Vyacheslavovich et al. METHOD OF MASS SPECTROSCOPY OF MATERIAL COMPOSITION
KEENAN et al. Characterization of silicon materials for VLSI
JP2000097889A (ja) 試料分析方法および試料分析装置
Higgs et al. Application of room temperature photoluminescence for the characterization of impurities and defects in silicon