JPH11173402A - トルクコンバータ付パワートランスミッション - Google Patents

トルクコンバータ付パワートランスミッション

Info

Publication number
JPH11173402A
JPH11173402A JP34243497A JP34243497A JPH11173402A JP H11173402 A JPH11173402 A JP H11173402A JP 34243497 A JP34243497 A JP 34243497A JP 34243497 A JP34243497 A JP 34243497A JP H11173402 A JPH11173402 A JP H11173402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
turbine
fixed
torque converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34243497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kuwata
高男 桑田
Shunichiro Higuchi
俊一郎 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP34243497A priority Critical patent/JPH11173402A/ja
Publication of JPH11173402A publication Critical patent/JPH11173402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクコンバータ付パワートランスミッショ
ンにおける動力合成部の構造をより簡素化するとともに
小型化する。 【解決手段】 ステータ6と、ポンプ8と、主タービン
10と、副タービン13とを備える4要素2段型トルク
コンバータ1における主タービン10に固着したタービ
ン軸9と、副タービン13に接続したカウンター軸11
との動力合成部2において、タービン軸9に内歯歯車1
5を固着し、カウンター軸11に太陽歯車16を固着
し、両歯車15、16に噛合する遊星歯車18の支軸1
7をケース4に固定し、タービン軸9を、変速機構部3
の入力軸19に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主タービンと副タ
ービンとの2個のタービンと、ステータ及びポンプとを
有する4要素2段型のトルクコンバータを備えるパワー
トランスミッションに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の4要素2段型のトルクコンバー
タを備えるパワートランスミッションとしては、例えば
特公平4−73018号公報に開示されているようなも
のがある。
【0003】この装置においては、ステータを2個設
け、そのうちの1個に結合したステータ軸と、タービン
軸とを、カウンタギヤ機構を介して連結することによ
り、1個のステータの回転力をタービン軸の回転力に合
成させるようにしている。したがって、このステータ軸
に結合した1個のステータは、副タービンとしての機能
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のものにお
いては、ステータ軸とタービン軸とを連結するカウンタ
ギヤ機構を、反転用のカウンタギヤを含む多数の平歯車
により構成していたため、動力合成部分の構成が複雑か
つ大型化し、製造が面倒であった。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、動力合成部の構造を簡素化するととも
に、同部を小型化できるようにした、トルクコンバータ
付パワートランスミッションを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1) ケースに支持されたステータと、入力軸に固定さ
れたポンプと、タービン軸に固定された主タービンと、
カウンター軸に接続された副タービンとを有する4要素
2段型トルクコンバータを有するトルクコンバータ付パ
ワートランスミッションにおいて、前記タービン軸に内
歯歯車を固着するとともに、前記カウンター軸に太陽歯
車を固着し、かつ前記内歯歯車と太陽歯車とに噛合する
遊星歯車の軸をケースに固定し、前記タービン軸を変速
機構部の入力軸に結合する。
【0007】(2) 上記(1)項において、内歯歯車に平
歯車を固着し、この平歯車に、変速機構部における1個
の変速用ギヤを噛合させる。
【0008】(3) 上記(2)項において、内歯歯車に固
着した平歯車に噛合する変速用ギヤを、後進用ギヤとす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を示す。このパワートランスミッションは、4要素2段
型のトルクコンバータ(1)と動力合成部(2)と変速機構
部(3)とからなっている。
【0010】トルクコンバータ(1)は、ケース(4)(そ
の一部のみを図示)に固着された支持筒(5)に固着され
たステータ(6)と、動力源であるエンジン等(図示省
略)に接続された入力軸(7)に固着されたポンプ(8)
と、入力軸(7)と同一軸線上に配設され、かつ支持筒
(5)の中央を挿通するタービン軸(9)に固着された主タ
ービン(10)と、タービン軸(9)と支持筒(5)との間に同
軸状に配設された筒軸状のカウンター軸(11)に、一方向
クラッチ(12)を介して接続された副タービン(13)とを備
えている。(14)は、ポンプ(8)に接続されたPTO軸
で、この回転により、トルクコンバータ(1)に作動流体
が供給されるようになっている。
【0011】ステータ(6)がケース(4)に固定されてい
る状態で、入力軸(7)からの回転力により、ポンプ(8)
が回転させられると、そのときの作動流体の流れによ
り、主タービン(10)とタービン軸(9)とが予め定めた正
転方向に回転させられ、また副タービン(13)とカウンタ
ー軸(11)とが、逆転方向に回転させられる。
【0012】動力合成部(2)は、カウンター軸(11)の逆
転方向の回転力を、その回転方向を正転に戻して、ター
ビン軸(9)に合成させるためのもので、具体的には、タ
ービン軸(9)に固着した内歯歯車(15)と、カウンター軸
(11)に固着した太陽歯車(16)と、その内歯歯車(15)と太
陽歯車(16)との両方に噛合するようにして、支軸(17)を
ケース(4)に固着した遊星歯車(18)とからなっている。
遊星歯車(18)の数は、1個または複数個であり、一般的
には3個とすることが多い。
【0013】図1におけるタービン軸(9)の右端は、変
速機構部(3)の入力軸(19)に結合するか、またそれと一
体として形成されている。
【0014】変速機構部(3)は、前進1段後進1段の常
時噛合式のものとしてあり、入力軸(19)に固着した第1
入力ギヤ(20)と、入力軸(19)と平行に配設した中間軸(2
1)に固着した第2入力ギヤ(22)とを互いに噛合させ、入
力軸(19)に枢嵌した第1中間ギヤ(23)と第1入力ギヤ(2
0)との間に、多板式の前進用クラッチ(24)を、また中間
軸(21)に枢嵌した第2中間ギヤ(25)と第2入力ギヤ(22)
との間に、多板式の後進用クラッチ(26)をそれぞれ設
け、第1、第2両中間ギヤ(23)(25)に、入力軸(19)と平
行に配設した出力軸(27)に固着した出力ギヤ(28)を噛合
させたものよりなっている。
【0015】なお、図1においては、第1、第2中間ギ
ヤ(23)(25)と出力ギヤ(28)とを展開して示してあるた
め、第2中間ギヤ(25)と出力ギヤ(28)とが噛合していな
いように示されているが、実際には、図1の右方から見
た場合、その3個のギヤは三角形の配置をなして、それ
ぞれが他の2個のギヤに常時噛合している。
【0016】したがって、前進用クラッチ(24)を励磁す
ると、第1入力ギヤ(20)と第1中間ギヤ(23)とが結合さ
れ、入力軸(19)−第1入力ギヤ(20)−前進用クラッチ(2
4)−第1中間ギヤ(23)−出力ギヤ(28)を順次介して、出
力軸(27)に前進用の回転力が付与される。
【0017】また、後進用クラッチ(26)を励磁すると、
第2入力ギヤ(22)と第2中間ギヤ(25)とが結合され、入
力軸(19)−第1入力ギヤ(20)−第2入力ギヤ(22)−後進
用クラッチ(26)−第2中間ギヤ(25)−出力ギヤ(28)を順
次介して、出力軸(27)に後進用の回転力が付与される。
【0018】第1の実施形態によると、主タービン(10)
の回転力に、副タービン(13)の回転力が付加されること
により、特に低速度比域において、トルク比を増大する
ことができる。また、動力合成部(2)において、遊星歯
車機構を用いたことにより、同部を従来のもの比して著
しく小型化かつ簡素化することができ、容易に製造でき
る。
【0019】図2は、本発明の第2の実施形態を示す。
なお、第1の実施形態のものと対応する構成部材には、
同一の符号を付して図示するに止め、その詳細な説明は
省略する。
【0020】この実施形態においては、内歯歯車(15)の
外周に平歯車(リングギヤ)(30)を一体的に形成し、これ
を第1の実施形態における第1入力ギヤ(20)と同様のも
のとして、第2入力ギヤ(22)に噛合させている。
【0021】このような構成とすることにより、変速機
構部(3)の歯車機構をより簡素化することができるとと
もに、図2に示すように、入力ギヤ列(平歯車(30)と第
2入力ギヤ(22))と中間ギヤ及び出力ギヤ列(第1、第2
中間ギヤ(23)(25)及び出力ギヤ(28))とを互いに近接し
て配設し、クラッチ類をその外側に配設することがで
き、装置全体の薄型化を図ることができるとともに、ク
ラッチの点検や補修が容易となる。
【0022】
【発明の効果】(a) 請求項1記載の発明によると、タ
ービン軸に固着した内歯歯車と、カウンター軸に固着し
た太陽歯車とが同軸をなし、その間に遊星歯車を配設す
るだけでよいので、構造を簡素化できるとともに、動力
合成部を実質的に内歯歯車の外径寸法まで小型化するこ
とができ、従来のもののように、平歯車列が側方に大き
く張り出すといったことがない。
【0023】(b) 請求項2記載の発明によると、変速
機構部の歯車機構まで簡素化及び小型化、特に薄型化す
ることができる。
【0024】(c) 請求項3記載の発明によると、ター
ビン軸に固着した内歯歯車と一体とした平歯車から、タ
ービン軸及びカウンター軸の合成回転力を、後進用ギヤ
に直接反転させて伝達することができるので、後進時の
エネルギーロスを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を模式的に示す縦断正
面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を模式的に示す縦断正
面図である。
【符号の説明】
(1)トルクコンバータ (2)動力合成部 (3)変速機構部 (4)ケース (5)支持筒 (6)ステータ (7)入力軸 (8)ポンプ (9)タービン軸 (10)主タービン (11)カウンター軸 (12)一方向クラッチ (13)副タービン (14)PTO軸 (15)内歯歯車 (16)太陽歯車 (17)支軸 (18)遊星歯車 (19)入力軸 (20)第1入力ギヤ (21)中間軸 (22)第2入力ギヤ (23)第1中間ギヤ (24)前進用クラッチ (25)第2中間ギヤ (26)後進用クラッチ (27)出力軸 (28)出力ギヤ (30)平歯車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに支持されたステータと、入力軸
    に固定されたポンプと、タービン軸に固定された主ター
    ビンと、カウンター軸に接続された副タービンとを有す
    る4要素2段型トルクコンバータを有するトルクコンバ
    ータ付パワートランスミッションにおいて、 前記タービン軸に内歯歯車を固着するとともに、前記カ
    ウンター軸に太陽歯車を固着し、かつ前記内歯歯車と太
    陽歯車とに噛合する遊星歯車の軸をケースに固定し、前
    記タービン軸を変速機構部の入力軸に結合したことを特
    徴とするトルクコンバータ付パワートランスミッショ
    ン。
  2. 【請求項2】 内歯歯車に平歯車を固着し、この平歯車
    に、変速機構部における1個の変速用ギヤを噛合させた
    ことを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータ付パ
    ワートランスミッション。
  3. 【請求項3】 内歯歯車に固着した平歯車に噛合する変
    速用ギヤを、後進用ギヤとした請求項2記載のトルクコ
    ンバータ付パワートランスミッション。
JP34243497A 1997-12-12 1997-12-12 トルクコンバータ付パワートランスミッション Pending JPH11173402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34243497A JPH11173402A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 トルクコンバータ付パワートランスミッション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34243497A JPH11173402A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 トルクコンバータ付パワートランスミッション

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173402A true JPH11173402A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18353715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34243497A Pending JPH11173402A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 トルクコンバータ付パワートランスミッション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11173402A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349668A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Okamura Corp トルクコンバータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349668A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Okamura Corp トルクコンバータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3784845B2 (ja) 電気自動車用差動機構付減速装置
US9145953B2 (en) Multi-speed transmission
JP4776144B2 (ja) 液圧−機械式トランスミッション
KR100680790B1 (ko) 하이브리드 차량의 동력 전달 시스템
EP1279544A2 (en) Hybrid drivetrain for a vehicle
JP3824125B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
US10352408B2 (en) Planetary gear train of automatic transmission for vehicle
US20190316655A1 (en) Power distribution device
JPS6335444B2 (ja)
JPH0473018B2 (ja)
JP2006513376A (ja) 連続可変トランスミッション
JPH09291988A (ja) トランスミッション装置
JP2003034154A (ja) 駆動装置
JPH11173402A (ja) トルクコンバータ付パワートランスミッション
KR100792859B1 (ko) 하이브리드 차량의 파워트레인 구조
JP2002347458A (ja) 車両用変速装置
US6716134B1 (en) Step-up reduction gearing
CN113124113A (zh) 电驱动系统
JP4543304B2 (ja) スプリット形駆動装置
JP2003278884A (ja) トルクコンバータ
JPH0979346A (ja) 自動変速装置
US10781888B2 (en) Planetary gear train of automatic transmission for vehicle
JP2004114945A (ja) 車両用駆動装置およびその組み立て方法
JPH06221387A (ja) 自動変速機用歯車変速装置
US10697522B2 (en) Planetary gear train of automatic transmission for vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040331

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050322

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02