JPH11173288A - コンプレッサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で安価なコンプレッサーハウジン
グの提供。 【解決手段】 長円形のローター室を設けたシリンダー
ブロックを有するベーンタイプ可変容量コンプレッサ
ー。ローター溝内に複数のベーンが付設されている。前
部ブロック３１とシリンダーブロック１３の前側との間
をシールするために、前部ブロック後側の周縁部に、弾
性オーリング用円形オーリング溝を設けている。シリン
ダーブロックはローター室の外側に重量軽減用空所を有
する。前部ブロックの溝と同様に、シリンダーブロック
の後側に機械加工されたオーリング用円形溝を設けてい
る。後側ブロック５１の後側にはオーリング用円形オー
リング溝が機械加工されている。各主構成部材は、それ
らを一体に固定するためのねじ付きボルト７５を備えた
ボルトイヤー７１を有する。ボルトイヤーは４角隅部に
おける余剰空間部に配置され、コンプレッサーを矩形に
している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、広義の概念で言え
ば、空調装置のための可変容量ベーンコンプレッサーに
係り、特に自動車用コンプレッサーに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来技術による自動車の空調用コンプレ
ッサーは円筒形状を有している。過去においては、自動
車の空調用コンプレッサーには普通、駆動ベルトを緊張
させるためコンプレッサーを枢軸回転できるように、縦
方向にボルトを通すボルトイヤー（耳部分：ｅａｒ）が
取り付けられていた。例えば、コンプレッサーは一組の
下部内側ボルトイヤー上で枢軸回転することができた。
スロット付きのアームが、例えば、一組の上部外側ボル
トイヤー上で係合していた。一旦適正なベルト張力が得
られると、ボルトを締めて、その位置を保持した。コン
プレッサーがその適正な位置に回転される時には、コン
プレッサーの円筒状の形状が弓形のスロット付きのアー
ムと合致した。このような円筒形状のために、コンプレ
ッサー組立体を結合保持する貫通ボルトは、コンプレッ
サーの円形輪郭の内側に配置させられた。このことがオ
ーリングのグランドシーリングの問題を生じさせる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近代的な補機駆動シス
テムにおいては、コンプレッサーは上述したような枢軸
的な取り付けではなくて、固定される。ベルト張力はば
ね荷重負荷された別体アイドラー・プーリーによって保
持される。近代的なコンプレッサーはまたクロスボルト
式になっている。現在の適用例は、コンプレッサーとエ
ンジン上の使用可能なボルト位置との間における中間ブ
ラケットに頼ってきた。しかしながら、自動車メーカー
は、コンプレッサーと直接連結するような標準化された
ボルト用のボスの形状を与えて、コストのかかるブラケ
ットをなくし、より剛性の大きな静かな使用ができるエ
ンジンを計画している。近代的な駆動システムにおいて
は、コンプレッサーは最早枢軸的には取り付けられてい
ないので、円筒形状に関する歴史的な理由は最早有効で
はなくなっている。それにもかかわらず、現在のコンプ
レッサーは依然として円筒形状を採用している。

【０００４】現在使用されている、より新しいタイプの
自動車の空調用コンプレッサーは、可変容量の、二重ロ
ーブの、滑りベーンタイプのコンプレッサーである。こ
のタイプのコンプレッサーは、貫通ボルトのボスを４つ
の角隅部における余剰空間部分に移動させることによ
り、より長方形的な外形となっている。このタイプのコ
ンプレッサーでは、圧縮用ハウジングが長円形状のキャ
ビティー室を有している。該キャビティー室内のロータ
ーシャフト上で円筒ローターが回転する。該ローターに
は、ローターに形成された溝の中で滑動する半径方向の
ベーンが装架されている。吸気圧力になった冷媒が可変
開口を通って圧縮室に入る。前記ベーンが冷媒を圧縮
し、この冷媒はシリンダー壁における排気孔を通り、逆
止弁を経て排気プレナム（ｐｌｅｎｕｍ）に至り、そこ
からコンプレッサーを出る。

【０００５】通常、この種のコンプレッサーは、前部ヘ
ッド、前側ブロック、シリンダーブロック、後側ブロッ
ク、および後部ヘッドからなる複数の主構成部材を有す
る。これらの主構成部材は各々幾つかのボルト孔を有し
ており、それらはボルトによって一体に結合されてコン
プレッサーを形成する。これら主構成部材は、冷媒流体
が大気中へ漏洩しないように、相互にシールされていな
ければならない。これらダイキャスト部材は、前側ブロ
ックとシリンダーブロックとの間、およびシリンダーブ
ロックと後側ブロックとの間において「鋳造したままの
溝」内で典型的には弾性オーリングを使用している。前
側ブロックと、シリンダーブロックと、後側ブロック
は、内部の駆動部品、即ち、ローター及びベーンに対し
て非常に小さい寸法のクリアランスを維持するために、
金属対金属接触をしていなければならない。この小寸法
のクリアランスがシリンダーブロック内での逆流リーク
量を制御する。

【０００６】前部ヘッドと前側ブロックとの間、およ
び、後側ブロックと後部ヘッドとの間には、冷媒流体が
大気へ漏洩していくのを防ぐために、典型的にはガスケ
ットが使用される。このガスケット界面は、十分な押圧
力を発生させてシール性を確保するために、高圧縮締付
荷重を必要とする。従って、主構成部材を一体に結合し
て保持するための代表的なボルト装置は、多数の、大直
径の、高張力強度のボルトを必要とする。従来の円筒形
状のコンプレッサーにおいては、前記ボルトは大気に露
出されたままであるので、弾性オーリングがボルト孔円
内側周囲をシールしなければならない。このような状況
の結果、「鋳造したままの溝」とオーリングは不規則
な、即ち、非円形パターンになる。この不規則なパター
ンのために、オーリング用の溝は、機械加工するより
も、滑らかで高精度の表面を得ることのできる鋳造によ
ることが必要となる。大量生産環境の下で、許容される
シール表面をダイキャスト溝において維持することは極
めて困難であり、高価なものになる。鋳造ダイは厳しい
熱温度サイクルと腐食により損傷を修理するために、短
時間周期で交換しなければならない。最終的には、コン
プレッサーの組立途中で、液体状の室温硬化するシール
剤が、補助的対策としてオーリング溝内に注入される。

【０００７】従来技術においては、シリンダーブロック
の重量は、鋳造中にブロックに外部凹所を形成すること
によって軽減されている。その結果、より薄い壁部はま
た金属の気孔率を減少させ、ケーシングの構造健全性を
改良する。しかしながら、そのような鋳造ダイはダイの
側部にスライドを必要とし、ダイの製造と保持とが高価
なものになる。このような横方向のスライドは、キャビ
ティー間にスペースをとるので、ダイブロックあたりの
キャビティー数がより少なくなる。

【０００８】ローターシャフトは、典型的には、前部ヘ
ッド内のベアリング上で支持されている。この前部ベア
リングと主シャフトシールは連続的に潤滑する必要があ
るので、従来技術においては、コンプレッサーの後部に
おける入口プレナムからローターシャフトにおける軸線
方向にドリル加工された孔を通って延在する潤滑油送給
路が採用されている。該シャフトの前端においてはクロ
スドリル加工された孔も必要となる。ローターシャフト
にそのような孔をドリル加工することは時間のかかる作
業であり、従って高価になる。また、該ドリル孔を、先
ず最初に、あらゆるドリル加工時のくずやけずれ易いば
りを確実に除去し、第２に、例えば、シャフト状のベア
リングジャーナルを硬化させるための連続的な熱処理作
業から遊離したスケールを除去することも高価なものに
なる。

【０００９】

【課題を解決するための手段】可変容量の、ベーンタイ
プのコンプレッサーは長円形のローター室を設けたシリ
ンダーブロックを有する。ローターの溝内に装架された
複数のベーンが、ローター室の短径と同心のローターシ
ャフト上で、ローター室内で回転する。ディスク状の回
転弁板がローター室の入口側に対して回転自在に取り付
けられており、これが可変開口部材として機能する。ア
クチュエーターピストンが後側ブロックの中で、その最
大工程位置と最小工程位置との間を並進する。アクチュ
エーターピストンは後側ブロック内でシャフトに対して
横方向に延在する。該アクチュエーターピストンにおけ
る溝が前記回転弁板の後面における駆動ピンと係合す
る。制御弁が制御圧力をアクチュエーターピストンに供
給する。カートリッジタイプの逆止弁が、シリンダー壁
部における孔をローター室を出てくる冷媒ガスを排出す
る。該冷媒ガスは、シリンダーブロック内の排出室へ通
り、そこから前部ブロック（ｆｒｏｎｔ ｎｏｓｅ ｂ
ｌｏｃｋ）とシリンダーブロックの両方に形成された排
出プレナム容積部へ流れる。

【００１０】前部ブロックはシリンダーブロックの前方
に配置されている。前部ブロックはローターシャフト
と、該シャフトの前端を支持するためのニードルローラ
ーベアリングとのための孔を有している。前部ブロック
とシリンダーブロックの平旦な前側との間をシールする
ために、前部ブロック後側の周縁部に、弾性オーリング
を有する円形オーリング溝が配置されている。

【００１１】シリンダーブロックはローター室の外側に
配置された内部空間を有している。該空間はウェブによ
って連通され、シリンダーブロックの重量を軽減するよ
うに設計されている。前部ブロックにおける溝と同様
に、シリンダーブロックはその後側に機械加工された円
形の溝を有している。該溝は後側ブロックに対してシー
ルするための弾性オーリングを収容している。

【００１２】後側ブロックはシャフトと、該シャフトの
後端を支持するためのニードルローラーベアリング用の
孔を有している。該後側ブロックの後側には円形のオー
リング溝が機械加工されている。該溝は後側ブロックと
後部ヘッドとの間をシールするためのオーリングを保持
している。

【００１３】後部ヘッドと後側ブロックには入口室が収
容されている。前部ブロックには潤滑油送給路が配置さ
れている。該送給路は該入口室から前部ニードルベアリ
ングの位置における孔へ通じている。前部ブロックにお
ける潤滑油排出路が、主シャフトシールとベアリングと
の間から出て、シリンダーローブの吸入部分へ通じてい
る。油を帯びた冷媒の流れが後部の入口室から前部のベ
アリングと主シャフトシールへ吸入され、シリンダーの
吸入部分へ放出され、冷媒システムの中を再循環され
る。

【００１４】前部ブロックの後面においては、下部ベー
ンのキャビティー加圧マニホルドが鋳造、あるいは機械
加工されている。該マニホルドには、前部ブロックとシ
リンダーブロックに形成された下部油サンプ空間から始
まる通路を通じて、排気圧力になった潤滑油が供給され
る。この高圧力の油はベーンの先端が長円形のローター
室の内壁と確実に係合するための遠心力を補強する。ま
た、高圧力の油はローターの両端における界面を潤滑し
シールする。

【００１５】コンプレッサーの４つの主構成部材の各々
は穴を形成された４つのボルトイヤーを有しており、該
ボルトイヤーは、それぞれのオーリング溝よりも半径方
向外側の４つの角隅部分に位置する。４つの穴の各組合
わせはねじ付きボルトを受け入れ、主構成部材を一体的
に堅固に固定している。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１を参照すると、コンプレッサ
ー１１は概ね正方形断面の外形を有する可変容量のベー
ン型コンプレッサーである。該コンプレッサーはロータ
ーキャビティーあるいはすなわちローター室１５を有す
るシリンダーブロック１３を包含する。該ローター室１
５は全体的に長円形状になっている（図３参照）。ロー
ター１９の溝中に装架された複数のベーン１７がロータ
ー室１５の内側で回転する。ローター１９はローター室
１５の短径と同心のローターシャフト２１上で回転す
る。ローター室１５から冷凍ガスを排気するための弁
（図示せず）が設けられている。冷凍ガスは、シリンダ
ーブロック１３および前部ブロック３１内に位置する排
気プレナムすなわち排気室１６へ通過していく。

【００１７】図１および図２を見ると、前部ブロック３
１はシリンダーブロック１３の前方に位置している。前
部ブロック３１はシャフト２１とシャフト２１の前端を
支持するニードルローラーベアリング３５と開口あるい
は多直径孔３３を有している。また前記孔３３の中には
次のもの、即ち、スナップリング、主シャフトシール、
２つのスペサー、及びＵ字形カップシールが設けられて
いる。図２を見ると、前部ブロック３１の後側の周縁部
に、円形オーリング溝３７が位置している。該溝３７
は、前部ブロック３１と、シリンダーブロック１３の前
側における滑らかな表面３９との間をシールするための
オーリング（図示せず）を保持している（図３参照）。
前部ブロック３１はまた複数個の内部空間１６を有して
おり、これらは排気ガスプレナムおよび潤滑油サンプと
して作用するように設計されるとともに、その重量を軽
減している。図３に示したように、シリンダーブロック
１３はローター室１５の外側に配置された複数の重量軽
減用の内部空間４１を有する。内部空間４１はウェブ４
３によって周縁部４０につながっている。内部空間４１
もまた排気ガスプレナムおよび潤滑油サンプとして作用
する。通路３６が、最低位空間１６から、ベーン下位の
加圧マニホルド３８へ向かって、上方へ延びている。内
部空間４１は、シリンダーブロック１３の重量を最大限
に軽減し、かつ機械加工時およびコンプレッサー運転時
に要求される必要な強度と剛性を維持するために、各種
形状を有する。シリンダーブロック１３には排気弁組立
体（図示せず）を受け留めるための２つの円筒形穴４２
が形成されている。前部ブロック３１における溝３７と
同様に、シリンダーブロック１３はその後側において機
械加工された円形の溝４５を有している（図４参照）。
溝４５は後側ブロック５１の前側における滑らかな表面
４９に対してシールするためのオーリング（図示せず）
を収容している（図５参照）。

【００１８】図５および図６を見ると、前記後側ブロッ
ク５１は、シャフト２１用の孔５３と、シャフト２１の
後端を支持するためのニードルローラーベアリング５５
とを有する。後側ブロック５１の後側の周縁部には円形
のオーリング溝またはグランド（パッキング押え）５７
が機械加工されている。溝５７は、後側ブロック５１
と、後部ヘッド６１の前側における円滑な表面５９との
間をシールするためのオーリング（図示せず）を保持し
ている（図６および図７参照）。

【００１９】図１を見ると、後部ヘッド６１と後側ブロ
ック５１によって入口室６３が画成されている。後部ヘ
ッド６１は入口室６３からコンプレッサー１１の外部へ
通じる入口孔６５を有している。後側ブロック５１と、
シリンダーブロック１３と、前部ブロック３１におい
て、潤滑油送給路６７が配置されている。該送給路６７
は、入口チェンバー６３から、後部スペーサーにおける
孔３３へ、さらにベアリング３５の後方へと延在してい
る。前部ブロック３１における２つの潤滑油排出路６９
が、ベアリング３５の前端における孔３３から、運転中
はコンプレッサーの中で最も圧力が低くなるであろうロ
ーター室１５へ延在している。前記送給路６７は、油を
帯びた冷媒を、入口チェンバー６３から孔３３へ吸引
し、Ｕ字形カップシールと、ベアリング３５と、主シャ
フトシールとを潤滑する。前記冷媒はベアリング３５を
通過し、孔３３から排出され、排出孔から排出される前
にローター室１５の中へ吸引され、再循環される。

【００２０】コンプレッサー１１の４つの主構造物、即
ち、前部ブロック３１と、シリンダーブロック１３と、
後側ブロック５１と、後部ヘッド６１の各々は、複数個
のボルトイヤー７１を有している。好的例では、１つの
主構成部材あたり４つのボルトイヤー７１が存在する。
該ボルトイヤー７１は、シャフト２１に関して、各主構
成部材におけるそれぞれのオーリング溝３７、４５、５
７より半径方向外側に配置されている。各ボルトイヤー
７１は、他の主構成部材における３つの他の穴７３と整
列する穴７３を有する。４つの穴７３の各組がねじ付き
ボルト７５を受け入れている。前部ブロック３１におけ
る穴７３にはボルト７５と係合するためのねじが形成さ
れている。残りの穴７３は隙間のあるタイプの穴であ
る。ボルト７５はコンプレッサー１１の４つの主構成部
材を一体的に堅固に固定する。

【００２１】図１を見ると、ローター室１５の入口側に
おいて、ディスク形状の回転弁板８１が取り付けられて
いる。回転弁板８１の特別な回転位置が、ローター室１
５への入口開口の位置を変化させ、従って、圧縮過程に
おいて保持される冷媒の容積を変化させる。

【００２２】回転弁板８１をその最小入口位置と最大入
口位置との間で回転させるために、アクチュエータース
プールあるいはピストン８３が、後側ブロック５１の中
で直線的に移動する。アクチュエーターピストン８３
は、後側ブロック５１の中で、シャフト２１に対して横
断的に延在する。キャビティー８５内に制御弁８７が配
置され、アクチュエーターピストン８３へ制御圧力を供
給する。

【００２３】本発明は幾つかの利点を有している。貫通
用のボルトイヤーを、コンプレッサーの円筒状本体の外
側における４つの空きコーナー（角隅部）へ移すことに
よって、代表的な不規則形状のオーリング溝の代わり
に、円形弾性オーリング溝を利用することができる。該
円形溝は不規則形状の溝より良好なシールになる。該溝
は容易に機械加工することができ、鋳造する必要がな
い。ガスケットよりもオーリングの方がシールのための
圧縮力が少なくて済むので、４つの主構成部材全てを大
気に対してシールするために、ガスケットの代わりにオ
ーリングが使用される。この改良によって、コンプレッ
サー構成部材を一体保持するために必要なボルト数およ
び寸法を減らすことができる。シリンダーブロック内の
空所はコンプレッサーの全重量を軽減する。該空所の内
部位置が横方向スライドを有した鋳造ダイの必要性をな
くし、それによってコストとメンテナンスを減少させ
る。さらに、１台のダイブロックあたりに従来技術より
多くのダイキャビティーを用いることができる。潤滑油
送給路が、従来技術のようにシャフトを通るのではな
く、構成部材ブロックを貫通して延在するので、異物の
存在しないシャフトの製作コストを減少させることがで
きる。この全体的な設計はまた、必要な主構成部材の数
を５個から４個に減少させる。

【００２４】本発明についてその形態のほんの１例を示
してきたが、当業界においてはそれだけに限られること
なく、本発明の範囲を逸脱することなしに各種変形が可
能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によって構成されたコンプレッサーの部
分断面的な側面図で、平面的な部品の幾つかは図面上で
幾分回転されている。１つの交差ボルトのボスが後部ヘ
ッドに取り付けられていることに注意すること。

【図２】図１における線２−２に沿って見た前部ブロッ
クの後面図。交差ボルトのボスが頂部および底部に取り
付けられていることに注意すること。

【図３】図１における線３−３に沿って見たシリンダー
ブロックの前面図。

【図４】図１における線４−４に沿って見たシリンダー
ブロックの後面図。

【図５】 図１における線５−５に沿って見た後側ブロ
ックの前面図。

【図６】 図１における線６−６に沿って見たシリンダ
ーブロックの後面図。

【図７】 図１における線７−７に沿って見た後部ヘッ
ドの前面図。

【符号の説明】

１１ コンプレッサー １３ シリンダーブロック １５ ローターキャビティー １６ 排出プレナム １９ ローター ２１ ローターシャフト ３１ 前部ブロック ３５ ベアリング ３７、４５、５７ オーリング溝 ４１ 内部空間 ４３ 支持リブ ５１ 後側ブロック ６１ 後部ヘッド ６３ 入口プレナム ６７ 潤滑油送給路 ６９ 排出路 ７１ ボルトイヤー ７３ 穴 ７５ ボルト

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ローターとローターシャフトとを有する
   コンプレッサーにおいて、 排気プレナムを有する前部ブロックと、 前記ローターを受け留めるためのローターキャビティー
   を有するシリンダーブロックと、 入口プレナムを有した後側ブロックであって、前記シリ
   ンダーブロックが前記前部ブロックと該後側ブロックと
   の間に配置される、その後側ブロックと、 前記後側ブロックの後方に配置された後部ヘッドとを具
   備し、 前記ローターシャフトが前記シリンダーブロックを貫通
   し、前記前部ブロックと後側ブロック内で支持されてお
   り、 前記各ブロックが、該ブロックと後部ヘッドとの間の境
   界面をシールするために、各ブロックの外縁部の次に配
   置された、機械加工された円形オーリング溝を有し、 前記各ブロックと後部ヘッドとが、前記ローターシャフ
   トに関して前記オーリング溝より半径方向外側に位置す
   る穴を有する複数のボルトイヤーを有し、 前記ブロックと後部ヘッドとを一体に締結するために、
   前記穴内を複数のボルトが延在しているコンプレッサ
   ー。
2. 【請求項２】 請求項１に記載されたコンプレッサーに
   おいて、前記シリンダーブロックがさらに、前記ロータ
   ーキャビティーの外側に配置された支持用リブと連通す
   る複数の重量軽減用の内部空所を有するコンプレッサ
   ー。
3. 【請求項３】 請求項１に記載されたコンプレッサーに
   おいて、さらに、 ローターシャフトを支持するための前部ブロック内のベ
   アリングと、 入口プレナムからベアリングへ潤滑油を流すために、前
   記シリンダーブロック、前部ブロックおよび後側ブロッ
   クに形成された潤滑油送給路とを具備し、 前記ローターシャフトが中実体であるコンプレッサー。
4. 【請求項４】 ローターとローターシャフトとを有する
   コンプレッサーにおいて、 排気プレナムを有する前部ブロックと、 ローターキャビティーを有したシリンダーブロックであ
   って、支持用リブによって該シリンダーブロックの外縁
   部に連通した複数の重量軽減用内部空間を有し、該空間
   がローターキャビティーの外側に配置されている、その
   シリンダーブロックと、 入口プレナムを有した後側ブロックであって、前記シリ
   ンダーブロックが前記前部ブロックと前記後側ブロック
   の間にあって、それらに固定されている該後側ブロック
   と、 前記後側ブロックに固定された後部ヘッドとを具備し、 前記ローターシャフトが前記シリンダーブロックを貫通
   し、前記前部ブロックと後側ブロック内で支持されてお
   り、 前記各ブロックが、該ブロックと後部ヘッドとの間の境
   界面をシールするために、各ブロックの外縁部の近くに
   配置された、円形オーリング溝を有するコンプレッサ
   ー。
5. 【請求項５】 請求項４に記載されたコンプレッサーに
   おいて、さらに前記オーリング溝の外側に配置されたボ
   ルトを受け留めるための穴をあけられた複数のボルトイ
   ヤーを有するコンプレッサー。
6. 【請求項６】 請求項４に記載されたコンプレッサーに
   おいて、前記シリンダーブロックのオーリング溝が前記
   シャフトに対して前記空間より半径方向外側に位置して
   いるコンプレッサー。
7. 【請求項７】 請求項４に記載されたコンプレッサーに
   おいて、さらに、 ローターシャフトの一端を支持するための前部ブロック
   におけるベアリングと、 後側ブロックと、シリンダーブロックと、前部ブロック
   中の、入口プレナムから前記ベアリングへ延在する潤滑
   油送給路と、 前部ブロックの中で、該ベアリングからローターキャビ
   ティーの負圧部分に延在する排出路とを具備するコンプ
   レッサー。
8. 【請求項８】 ローターとローターシャフトとを有する
   コンプレッサーにおいて、 排気プレナムを有する前部ブロックと、 ローターキャビティーと、該ローターキャビティーの外
   側に配置された複数の重量軽減用内部空所とを有するシ
   リンダーブロックと、 入口プレナムを有する後側ブロックであって、前記シリ
   ンダーブロックが前部ブロックと前記後側ブロックの間
   にあって、それらに固定されている、該後側ブロック
   と、 前記後側ブロックに固定された後部ヘッドとを具備し、 前記ローターシャフトが前記シリンダーブロックを貫通
   し、前記前部ブロックと後側ブロック内で支持されてお
   り、 さらに、 ローターシャフトの一端を支持するための前部ブロック
   におけるベアリングと、 後側ブロックと、シリンダーブロックと、前部ブロック
   との中で、入口プレナムから前記ベアリングに延在する
   潤滑油送給路と、 前部ブロックの中で、該ベアリングからローターキャビ
   ティーの負圧部分へ延在する排出路を具備し、 前記各ブロックが、該ブロックと後部ヘッドとの間の界
   面をシールするために、各ブロックの外縁部において配
   置された円形オーリング溝を有し、 前記シリンダーブロックのオーリング溝が前記シャフト
   に対して前記空間よりも半径方向外側に位置しており、 さらに、 前記各ブロックと後部ヘッドとにおいて、ボルトを受け
   留めるために、前記オーリング溝の外側に配置された複
   数のボルトイヤーを具備し、 前記ローターシャフトが中実体であることを特徴とする
   コンプレッサー。