JPH1117284A - 半導体レーザ素子 - Google Patents
半導体レーザ素子Info
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- JPH1117284A JPH1117284A JP16988297A JP16988297A JPH1117284A JP H1117284 A JPH1117284 A JP H1117284A JP 16988297 A JP16988297 A JP 16988297A JP 16988297 A JP16988297 A JP 16988297A JP H1117284 A JPH1117284 A JP H1117284A
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Abstract
ともInGaAsN層を含んでいる半導体レーザ素子に
おいて、従来のAlGaAs系,InGaAsP系で素
子を形成した場合、素子設計におけるバンド構造の自由
度が小さく特性の良好なものが得られない、さらにこれ
らの各層で最適結晶成長温度が異なることから界面で待
ち時間を設ける必要があり、これに起因して信頼性の良
好なものを得ることができていなかった。 【解決手段】 従来用いられていたAlGaAs層或い
はInGaAsP層の代わりにInGaAlAsN層或
いはInGaAsPN層を使用することにより、InG
aAsN層とAlGaAs層或いはInGaAsP層の
中間のバンド構造を有するものが得られ設計の自由度が
向上する。さらに各層で結晶成長温度を一定に保つこと
ができ信頼性の向上が図れる。
Description
使用される長波長帯半導体レーザ素子に関し、特に高温
環境下での閾値電流、駆動電流特性に優れたものに関す
る。
では、光源の発光波長として1.3μm帯或いは1.5
5μm帯が主に使用されている。この波長帯域で使用さ
れている半導体レーザ素子として、従来よりInP基板
上に作製されたInGaAsP系の半導体レーザ素子が
ある。しかしながらこの材料系を用いた半導体レーザ素
子の欠点として活性層とクラッド層間の電子に対するバ
ンド不連続量であるところのΔEcが100meVと非
常に小さく、この為高温動作時に活性層に十分に電子を
閉じ込める事ができないことにより温度特性として約6
0K程度のものしか得ることができていなかった。この
為厳しい環境温度の下での使用においては冷却装置が必
要となり、光通信装置の大型化,消費電力の増大等の問
題があり、温度特性の良好な半導体レーザ素子の出現が
望まれていた。
てGaAs基板に格子整合し活性層としてInGaAs
N系を使用したものが特開平8−195522号公報で
公開されており温度特性として約150K程度のものが
期待されている。この系でのGaAs基板における格子
整合条件近傍でのバンド構造を図5に示す。この図より
GaAsに対しインジウムを加えInGaAsとするこ
とにより、GaAs格子定数に対して格子定数が大きく
なり且つバンドギャップが小さくなるという傾向を有す
ることがわかる(図5右半分)。
AsNとすることで、GaAs格子定数に対して格子定
数が小さくなり且つバンドギャップが小さくなる傾向を
有することがわかる(図5左半分)。即ちInGaAs
に対して窒素を添加しInGaAsNとするとでバンド
ギャップの伝導帯はA→B→Cへ、価電子帯はD→E→
Fへと変化しGaAsのバンドギャップである1.42
eVより小さくなる即ち長波長帯で発光し、且つGaA
sに格子整合する混晶材料のものが得られることがわか
る。さらにGaAs基板に格子整合することにより、A
lGaAs層を含んだ層構成による素子作製が可能とな
る。
井戸構造の量子井戸活性層(602)及び量子障壁層
(600)のバンド構造図を図6(a)、(b)に示
す。図6(a)は量子障壁層としてGaAs層を用いた
場合を示しており、バンド構造上十分なΔEc(400
meV)を得ることができている。しかしながらGaA
s障壁層の場合、量子井戸層と量子障壁層の正孔に対す
るバンド不連続量であるところの、ΔEvが数十meV
程度しか取れず正孔に対して十分な閉じ込め構造を構成
する事ができないことが、竹内らにより第56回秋期応
用物理学会7P−KH−14で報告されている。この問
題を改善するために図6(b)で示すように量子障壁層
(601)としてGaAs層よりエネルギーギャップの
大きいAlGaAs層、特にアルミニウムの混晶比を
0.1程度とする又はGaAs基板に格子整合したエネ
ルギーギャップ1.47eV程度のIn0.05Ga0.95A
s0.9P0.1の層により量子井戸構造を作製していた。
(b)で示しているように活性領域内の量子井戸構造の
量子障壁層としてAlGaAs層を用いて構成した場
合、量子井戸構造内の量子障壁層の伝導帯の障壁高さが
図6(a)で示しているようにGaAs層(600)よ
り大きくなり、結果として井戸幅100nm程度の時、
量子井戸構造内に量子準位が5程度形成されることによ
り注入された電子による利得が最大となる準位が順次変
化する事で、発振波長が駆動電流により変化するという
問題が有った。
め、注入される電子が多重量子井戸に均一に注入せず、
素子抵抗の増大或いは多重量子井戸構造による低閾値の
効果が得られないと言う問題も有った。又、K.Nak
aharaらによりELECTRONICS LETT
ERS 1996,32,pp.1585−1586で
報告されている様にInGaAsN系に於ける素子作製
において、結晶内への窒素の取り込みを増加させる為に
は成長温度として500℃程度が最適とされる。
成長温度が700℃程度であるため、AlGaAs系で
量子障壁層を構成した場合量子井戸層と量子障壁層界面
で最適結晶成長温度への降温、昇温の為の待ち時間を設
ける必要が生じていた。
界面や光導波路層、例えばGRIN−SCH(GRad
ed INdex−Separate Confine
ment Heterostructer)構造を作製
する場合、図7で示すようにGRIN−SCH構造界面
で基板温度降温、昇温の為の待ち時間を設ける必要が生
じており、これに起因した結晶性の低下により閾値の増
大や信頼性の十分なものが得られていなかった。
AsP系やInGaP系を用いた場合、図8で示すよう
にGaInNAs活性層に対してバンド構造上滑らかに
つなぐ材料系が無いため量子障壁層、光導波路層に対し
て設計の自由度が少ないと言う問題や最適結晶成長温度
の為の降温、昇温のための待ち時間を設ける必要があっ
た。
少なくとも第1の導電型のクラッド層と、活性領域と、
第2の導電型のクラッド層を有し、前記活性領域の少な
くとも1部が窒素を含むInxGa1-xAsαN1-α層
(0<x,α<1)から構成されている半導体レーザ素
子において、Inx'Ga1-x'-y'Aly'Asα'N1-α'
層(0<x',y',α'<1)、Inx''Ga1-x''As
α''Pβ''N1-α''-β''層(0<x'',α'',β''<
1)の少なくともどちらかからなる層を含むことによ
り、InGaAsNの活性層を有する半導体レーザ素子
に対してバンド構造の設計の範囲が増し素子設計に於い
て自由度を増すことができた。
いて、量子井戸層と量子障壁層とが交互に1乃至複数積
層された量子井戸構造を有し、該量子障壁層がInx'G
a1-x'-y'Aly'Asα'N1-α'層(0<x',y',α'
<1)或いはInx''Ga1-x''Asα''Pβ''N1-α''
-β''層(0<x'',α'',β''<1)で構成すること
により、量子井戸構造の設計の自由度を増すことがで
き、且つ成長層毎に結晶成長温度を変える必要が無く界
面の結晶性の良好なものを得ることができた。
導波する光導波路層を有し、前記光導波層がInx'Ga
1-x'-y'Aly'Asα'N1-α'層(0<x',y',α'<
1)或いはInx''Ga1-x''Asα''Pβ''N1-α''
-β''層(0<x'',α'',β''<1)で構成すること
によりバンド構造の設定の範囲が増し、光導波路層の設
計の自由度を増すことが可能となった。
の導電型のクラッド層と第2の導電型のクラッド層の少
なくとも1方がInx'Ga1-x'-y'Aly'Asα'
N1-α'層(0<x',y',α'<1)或いはInx''G
a1-x''Asα''Pβ''N1-α''-β''層(0<x'',
α'',β''<1)で構成する事で素子成長中に界面で結
晶成長温度を変える必要が無くなり、結晶性が良好なも
のを得ることができ、従来の素子に比べて信頼性が向上
した。
(a)、図1(b)に本実施例における素子構造図及び
活性領域の構造図を示す。n型のGaAs基板上(10
0)に、例えばIII族原料としてGa、Al、Inの
固体原料を、V族原料としてAs、プラズマセルによる
N2源を使用したMBE(分子線エピタキシー)法によ
り、基板温度700℃にて0.3μm層厚のn型GaA
sバッファ層(101)、1.0μm層厚のn型Al
0.3Ga0.7As下クラッド層(102)、続いて基板温
度を500℃に下げ、図1(b)に示す様に6周期の基
板に格子整合した70nm層厚の量子井戸活性層un−
In0.06Ga0.94As0.975N0.025(109)/120
nm層厚の量子障壁層un−In0.06Ga0.74Al0.2
As0.975N0.025(110)、その後再び基板温度を7
00℃に上げ、1.0μm層厚のp型Al0.3Ga0.7A
s上クラッド層(104)、p型GaAsキャップ層
(106)を形成する。
後、これをマスク材として塩素のRIBE(反応性イオ
ンビームエッチング)によりリッジ形状を作製する。そ
の後ストライプ領域を除きSiO2膜(105)を形
成、素子両面に通常の蒸着手段によりn,p側の電極
(107)、(108)をそれぞれ形成する。
構造は、図2で示すようにInGaAlAsに窒素を加
えることで、伝導帯はA’→B’→C’へ、価電子帯は
D’→E’→F’へと変化する。これによりGaAs基
板に格子整合しつつ、且つ価電子帯のΔEvが同程度で
伝導帯のΔEcが小さい構造を有するAlGaAsより
もバンドギャップの小さいものを得ることができる(図
中△はAlGaAsのエネルギーギャップ)。
N0.025層等の本混晶系を量子障壁層に使用することに
より、従来のAl0.2Ga0.8As層の量子障壁層(図1
(b)の点線)に比べて伝導帯のΔEcを小さくするこ
とが可能となり(図1(b)の実線)、従来構造で問題
となっていた井戸内の量子障壁層のエネルギーギャップ
が大きいことにより生じていた多数の量子準位を基底準
位のみとなるように調整することができた。この効果に
より半導体レーザ素子の駆動電流に対して順次高次の量
子準位で発振していくことによる、発振波長の変化を防
ぐことができた。
とが可能となり、各量子井戸内への不均一な電子の注入
により生じる素子抵抗の増大等の問題も抑えることがで
きた。さらに組成制御性において、AlGaAs系では
ガリウム組成の変動1%に対してエネルギーギャップで
0.012meV程度しか変動しないが、本材料系では
窒素組成の変動1%に対してエネルギーギャップで0.
15meVも変動することにより良好な量子障壁層を形
成できなかったというような問題も、V族組成比を一定
に保ちつつIII族組成のみを変化させることにより形
成することで防ぐことができるという効果も得られた。
子障壁層による素子の室温時における閾値電流を20m
Aから15mA程度へと低減することができたと共に、
素子抵抗としても10Ωから5Ωへと低減することがで
き、特性の良好な半導体レーザ素子を得ることができ
た。本実施例では、GaAs基板に格子整合した量子障
壁層についての記載のみであるが、歪み量子井戸層に対
してそれを補償するような歪みInGaAlAsN量子
障壁層で構成しても良く、又素子作製方法としてMOC
VD法,素子構造としてリッジ構造素子としているが、
他の成長方法や埋め込み構造でも同様の効果が得られる
ことは明らかである。
構造及び活性領域の構造を図3(a)、(b)に示す。
p型GaAs基板(300)上に、例えばIII族原料
としてトリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、
トリエチルインジウム、V族原料としてアルシン、フォ
スフィン、ジメチルヒドラジンを用いたMOCVD(有
機金属気相成長)法により基板温度700℃で0.3μ
m層厚のp型GaAsバッファ層(301)、1.0μ
m層厚のp型Al0.3Ga0.7As下クラッド層(30
2)、基板温度を500℃に下げ、光導波路層となる構
造を有するAl混晶比yが0.4から0.2に変化する
ように形成された0.15μm層厚のp型In0.06Ga
1-yAlyAs0.975N0.025光導波路層(308)、続い
て3周期の基板に格子整合した70nm層厚の量子井戸
活性層In0.06Ga0.94As0.975N0.025(306)/
120nm層厚の量子障壁層にIn0.06Ga0.74Al
0.2As0.975N0.02 5(307)、その後Al混晶比y
が0.2から0.4へと変化する0.15μm層厚のn
型In0.06Ga1-yAlyAs0.975N0.025光導波路層
(308)、その後再び基板温度を700℃に上げ、
1.0μm層厚のn型Al0.3Ga0.7As上クラッド層
(304)、n型GaAsキャップ層(305)を形成
する。
後、これをマスク材としてウエットエッチングによりリ
ッジ形状を作製する。その後ストライプ領域を除きSi
O2膜(105)を形成、素子両面に通常の蒸着手段に
よりn,p側の電極(107)、(108)をそれぞれ
形成する。
の詳細図を示す。光導波路層から活性領域となる量子障
壁層をInGaAlAsN混晶比で構成することによ
り、従来の場合と比べて図中の点線で示している箇所即
ち、活性層近傍である量子井戸構造と光導波路成長界面
での最適結晶成長温度にするための基板温度の昇温,降
温が無くなり、これにより界面での結晶性の不良に起因
した閾値電流の増加を防ぐことができ、従来のAlGa
As光導波路構造を有した半導体レーザ素子の閾値電流
15mAから10mAへと低減することができた。
0.3Asにインジウムと窒素を適宜加えることでGa0.8
Al0.2Asと同じバンドギャップを有する層が構成で
きることから、光導波路層とGaAlAsクラッド層を
なめらかにつなぐバンド構造のものが得られる。さらに
他の組成を一定に保ちつつ、ガリウムとアルミニウムの
組成比のみを変化させることで基板に格子整合させつつ
且つAlGaAsクラッド層とGaInNAs活性層の
中間程度のバンドギャップを持った層を容易に形成する
ことができる為、図3(b)で示す様な光導波路層を形
成することができた。同様にしてInGaPクラッド層
の場合はInGaAsPN混晶系により中間のバンドギ
ャップを有した構造を形成することができる。
に示す。p型GaAs基板上(300)に例えばMOM
BE(有機金属分子線エピタキシー)法により基板温度
500℃で0.3μm層厚のp型InGaPバッファ層
(400)、1.0μm層厚のp型InGaAsPN下
クラッド層(401)、続いて活性領域として基板に対
して圧縮歪みを有する70nm層厚の単一量子井戸活性
層In0.06Ga0.94As0.98N0.02/量子障壁層InG
aAsPN(402)、1.0μm層厚のn型InGa
AsPN上クラッド層(403)を形成し、ストライプ
上の誘電体マスクを形成し、通常のエッチングプロセス
にてメサ構造を形成後、この誘電体マスクを利用した選
択成長により電流狭窄を有するn型InGaP層(40
4)、p型InGaP層(405)、n型InGaP層
(406)を形成した後、n型InGaAsPN上クラ
ッド層(407)、n型GaAsコンタクト層(40
8)を形成後、両面にn、p型電極(107)、(10
8)をそれぞれ形成する。
sPN層により構成することで第1の導電型のクラッド
層から活性領域及び第2の導電型のクラッド層まで5元
の材料の混晶比を適宜調整することにより素子構造を作
製することが可能となり、従来の様に各層において最適
成長温度の為の昇温或いは降温に伴う待ち時間を設ける
必要が無くなり、これに起因した界面での結晶欠陥を低
減することが可能となり、従来のクラッド層と活性領域
界面で待ち時間を設けた素子構造に比べて寿命(駆動電
流が初期電流の20%上昇する時間)を10000時間
から20000時間へと改善することができた。
GaAsN層を含んだ半導体レーザ素子において、量子
障壁層にInGaAlAsN層或いはInGaAsPN
層を使用することで正孔のバンド不連続差であるΔEv
を保持しつつ電子のバンド不連続量であるΔEcを調節
する事が可能となった。これにより量子井戸内の量子準
位を基底準位のみに設計する或いは注入された電子が均
一になるように量子障壁層の障壁の高さを調整すること
が可能となり、駆動電流による発振波長の変動の低減及
び閾値の低減が実現でき素子特性の向上が図れた。
度最適化の為の待ち時間を設ける必要が無くなった為、
結晶性の向上が図れ低閾値化及び信頼性の改善が図れ
た。
或いはInGaAsPN層で構成することにより量子井
戸構造と光導波路層の界面で成長温度最適化の為の待ち
時間を設ける必要が無く結晶性の向上により低閾値化が
図れると共に、光導波路層の層構造の設計の自由度が増
した。InGaAlAsN層で構成した場合、界面でV
族組成を変えることなくバンドギャップの異なる光導波
路層を形成することができ、組成制御性が向上した。
或いはInGaAsPN層で構成することにより成長温
度を各層毎に最適温度に変える必要がなく、混晶比を変
化させるだけで素子が構成でき、この為従来の構造もの
に比べ界面での結晶性が向上でき素子寿命を改善するこ
とができた。
り、(b)は本発明の第1の実施例における量子井戸構
造の構成図である。
けるバンドギャップの関係を示す図である。
り、(b)は本発明の第2の実施例における量子井戸構
造の構成図である。
るバンドギャップの関係を示す図である。
素子における量子井戸構造において、GaAs層を量子
障壁層に使用した場合のバンド構造図であり、(b)は
従来のInGaAsN系半導体レーザ素子においる量子
井戸構造において、AlGaAs層を量子障壁層に使用
した場合のバンド構造図である。
シーケンスである。
GaAsP層のバンド構造図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板上に少なくとも第1の導電型
のクラッド層と、活性領域と、第2の導電型のクラッド
層を有し、前記活性領域の少なくとも1部が窒素を含む
InxGa1-xAsαN1-α層(0<x,α<1)から構
成されている半導体レーザ素子において、 Inx'Ga1-x'-y'Aly’Asα'N1-α'層(0<
x',y',α'<1)かInx''Ga1-x''Asα''
Pβ''N1-α''-β''層(0<x'',α'',β''<1)
の少なくともどちらかからなる層を含むことを特徴とす
る半導体レーザ素子。 - 【請求項2】 前記半導体レーザ素子は、その活性領域
が量子井戸層と量子障壁層とが交互に1層又は複数層積
層された量子井戸構造を有し、前記量子障壁層がInx'
Ga1-x'-y'Aly'Asα'N1-α'層(0<x',y',
α'<1)かInx''Ga1-x''Asα''Pβ''N1-α''
-β''層(0<x'',α'',β''<1)の少なくともど
ちらかを含んだ層で構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項3】 前記半導体レーザ素子は、活性層からの
光を導波する光導波路層を有し、前記光導波層がInx'
Ga1-x'-y'Aly'Asα'N1-α'層(0<x',y',
α'<1)かInx''Ga1-x''Asα''Pβ''N1-α''
-β''層(0<x'',α'',β''<1)の少なくともど
ちらかを含んだ層で構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の半導体レーザ素子。 - 【請求項4】 前記半導体レーザ素子は、第1の導電型
のクラッド層と第2の導電型のクラッド層の少なくとも
1方がInx'Ga1-x'-y'Aly'Asα'N1-α'層(0
<x',y',α'<1)かInx''Ga1-x''Asα''P
β''N1-α''-β''層(0<x'',α'',β''<1)の
少なくともどちらかを含んだ層で構成されていることを
特徴とする請求項2または3に記載の半導体レーザ素
子。
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