JPH11171452A - 太陽光エネルギーを利用した電動式歩道橋及び電源供給装置 - Google Patents

太陽光エネルギーを利用した電動式歩道橋及び電源供給装置

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JPH11171452A
JPH11171452A JP27836298A JP27836298A JPH11171452A JP H11171452 A JPH11171452 A JP H11171452A JP 27836298 A JP27836298 A JP 27836298A JP 27836298 A JP27836298 A JP 27836298A JP H11171452 A JPH11171452 A JP H11171452A
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Japan
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power supply
motor
solar
escalator
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JP27836298A
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Yoko Enomoto
陽子 榎本
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KYOUJIN CONSULTING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日頃使いたがらない歩道橋の昇降手段を電動
にして、横断歩道の信号待ちよりは楽で快適、無機質な
都市の景観にも一役買う人に優しい太陽エネルギーを利
用した電動式歩道橋及び電源供給装置を提供する。電動
式歩道橋用の電源供給装置の信頼性と安全性を向上させ
る。 【解決手段】 歩道橋における階段の昇降を電動にする
ことにより、労苦なく楽に人々が歩道橋を通過できる。
しかも、太陽熱または太陽光を階段昇降の電力源とする
ことにより、電力消費を無料にすると共に、人の乗降時
を光センサで検出して、人の乗降時のみ昇降手段を駆動
させ、消費電力を軽減させる。電動機40の主電源をソ
ーラー11から供給する一方、主電源用の制御装置の電
源は、別系統の商用交流電源とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路又は鉄道を人
が横断するときに用いられる歩道橋に関し、太陽エネル
ギーを動力源として横断者の歩行を助ける太陽光エネル
ギーを利用した電動式歩道橋及びそれに用いられる電源
供給装置に関する。そして、本発明は、トランスポテー
ションとしての公共施設の開発における、道路にかかる
歩道橋を電動化に関する。また、本発明は、昇降機等、
電動機の出力によって機能を発揮する設備への電源供給
装置に係り、特にソーラー電源を活用した電源供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車道または鉄道を人が横切る
ために、高架橋、連絡橋及び架線橋を含む横断歩道橋が
設けられている。
【0003】また、従来より、電動機の回転により機能
を発揮する設備、例えば昇降機の一種であるエスカレー
ターにおいては、実開昭60−33574号公報に開示
されたように乗客輸送体の駆動に電動機を用いている一
方、乗客負荷の多少に応じて巻線を切替える省電力制御
方法が知られている。また、エスカレーターの運転速度
の切替えにインバータ装置を適用する方法(例えば特開
平8−198564号公報) やその応用例も公知であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大都市
の駅前、大きい交差点に見られる歩道橋は高齢者や子
供、身体の不自由な人だけでなく普通の人にも体に厳し
く時間が掛かり、心理的にも快適ではない。人々は、こ
のような従来の歩道橋を日頃なかなか使いたがらないた
め、歩道橋の下の信号交差点に人が集まってきてしまっ
ている。また、従来の歩道橋は、景観も無骨で味気な
い。
【0005】一方、上記従来のエスカレーターについて
の駆動制御技術は、商用電源による電動機の回転とその
電気的制御を前提としており、化石燃料や原子力によっ
て発電する旧来の電源に頼るものであった。従って、地
球温暖化や酸性雨問題など環境破壊の心配がないクリー
ンエネルギーとして最近特に注目されている太陽光発電
(以下、ソーラーと略す)を電源として活用する思想は
なく、況やこのソーラー電源活用時の信頼性、安全性の
確保という技術的視点はなかった。すなわち、上記従来
のエスカレーターについての駆動制御技術では、地震、
火災などの災害時においても、安定して駆動電力をエス
カレーターに供給して、不意にエスカレーターの動作が
急停止してしまうことなどを防止して、信頼性、安全性
を確保するという技術的視点はなかった。
【0006】本発明は、上述のような問題を解決するた
めになされたものであり、本発明の第1の目的は、車優
先に発達してきた都市において、日頃使いたがらない歩
道橋を電動にして、横断歩道の信号待ちよりは楽で快
適、無機質な都市の景観にも一役買う、人に優しい公共
施設となる太陽光エネルギーを利用した電動式歩道橋及
び電源供給装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、電動機の入力電源
としてソーラーから供給される電力を活用し、その電力
供給系の信頼性と安全性を高め得る電源供給装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、道路又は鉄道
を人が横断するときに用いられる歩道橋に関し、本発明
の上記第1の目的は、歩道橋における高架部位に昇降す
る手段としてエスカレーターを備え、前記エスカレータ
ーの駆動エネルギー源として太陽エネルギーを利用した
ことによって達成される。
【0009】また、本発明の上記第1の目的は、歩道橋
における高架部位に昇降する手段としてのエスカレータ
ーと、前記エスカレーターの入口に配置された光センサ
ーと、を備え、前記光センサーが人を検出したときに前
記エスカレーターが稼動し、前記エスカレーターの駆動
エネルギー源として太陽エネルギーを利用したことを特
徴とする太陽エネルギーを利用したことによって達成さ
れる。
【0010】また、本発明の上記第1の目的は、前記高
架部位及び前記エスカレーターの少なくとも一方の上に
設けられた天蓋の上面に光電変換デバイスを配置し、当
該光電変換デバイスを用いて前記太陽エネルギーを電気
エネルギーに変換して、前記エスカレーターの駆動エネ
ルギー源とすることによってより効果的に達成される。
【0011】また、本発明の上記第1の目的は、前記光
電変換デバイスとして太陽電池パネルを用いたことによ
ってより効果的に達成される。
【0012】また、本発明の上記第1の目的は、前記天
蓋としてサンルーフを用い、前記サンルーフの上面の一
部分に前記光電変換デバイスを取り付けたことによって
より効果的に達成される。
【0013】したがって、本発明の太陽光エネルギーを
利用した電動式歩道橋は、階段の乗降を電動にすること
により、労苦なく楽に歩行者が通過できる。また、本発
明の太陽光エネルギーを利用した電動式歩道橋は、太陽
エネルギーの利用により電力消費を無料にし、人の乗降
時のみ光センサーで作動する。ここで、エスカレーター
は既製品を多少改良して使用することができる。
【0014】また、本発明においては、太陽熱利用とし
て、蓄熱装置を付加した産業用に開発したシステムによ
るものであってもよい。この場合は、天蓋の上面に太陽
熱板を載せる。
【0015】また、本発明の上記第2の目的は、昇降手
段の動力源となる電動機の出力と、前記電動機の出力を
制御する制御装置とによって機能を発揮する設備におい
て、前記電動機の主電源として、ソーラー電源から供給
される直流電力をバッテリーに蓄電し、この蓄電された
電力をインバータ回路によって交流電源に変換する交流
電源回路系を経由して供給する一方、前記制御装置の電
源として、前記ソーラー電源とは別系統から供給される
商用交流電源回路系を経由して前記電動機を制御するよ
うにしたことによって達成される。
【0016】また、本発明の上記第2の目的は、昇降手
段の動力源となる電動機の出力と、前記電動機の出力を
制御する制御装置とによって機能を発揮する設備におい
て、前記電動機の電源として、ソーラー電源から供給さ
れる直流電力をバッテリーに蓄電し、この蓄電された電
力をインバータ回路によって交流電源に変換して前記電
動機に供給する交流電源回路系と、前記ソーラー電源と
は別系統から供給される商用交流電源回路系の2系統の
電源を備える一方、前記制御装置の電源として、前記ソ
ーラー電源とは別系統から供給される商用交流電源回路
系で構成したことによって達成される。
【0017】また、本発明の上記第2の目的は、前記電
動機出力用の2系統の電源に対して、これらいずれか一
方の電源への切替えを指令する電源切替判定手段を前記
制御装置に備えたことによってより効果的に達成され
る。
【0018】また、本発明の上記第2目的は、前記ソー
ラー電源は、太陽電池パネルを利用した光電変換手段か
らなるものとすることによってより効果的に達成され
る。
【0019】また、本発明の上記第2目的は、歩道橋に
おける高架部位に昇降する手段としてのエスカレーター
の駆動力源となる電動機と、前記電動機の出力を制御す
る制御装置と、を備える電源供給装置において、前記電
動機の主電力源として、光電変換デバイスから供給され
る直流電力を蓄電するバッテリーと、前記バッテリーの
出力である直流電力を所望の交流電力に変換するインバ
ータ回路と、を備え、前記インバータ回路の出力である
交流電力を前記電動機の主電力源とすると共に、前記光
変換デバイスから前記電動機に至る電力系統とは異なる
電力系統である商用交流電力を前記制御装置の電源とし
たことによってより効果的に達成される。
【0020】上記構成によれば、電動機の回転出力は、
ソーラー電源から供給される電力を主電源とし、例え
ば、乗客保護のための安全装置などの制御系は電気性質
的に安定している商用電源を使用することから全体に信
頼性と安全性の高い電源供給装置たり得る。また、ソー
ラー電源から商用電源への切替えと、この逆切替えを電
源切替判定手段により適宜指令できるので、地震、火災
などの災害時においても、安定して駆動電力をエスカレ
ーターに供給でき、荒天など予期せぬ天候がもたらすソ
ーラー電源量不足への即応、反対に、ソーラー電源量の
充足とその活用に適切に対応できて、常に安定した信頼
性の高い電動機出力を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態に係る太陽光エネルギーを利用した電動
式歩道橋の足回りを示す平面図である。歩道橋における
高架部位には、鉄骨架台によって支えられたモルタル上
に歩行用磁気タイル1が敷き詰められている。歩道橋に
おける高架部位に昇降する手段としてエスカレーター2
を備えている。エスカレーター2の周囲には天蓋を支え
る鉄骨架台3が設けられている。
【0022】歩行用磁気タイル1が敷き詰められている
高架の部分は、道路に対してほぼ直角に配置されてい
る。乗降用のエスカレーター2は、既製品を改良して使
用する。このエスカレーター2は、エスカレーター2の
入口に配置された光センサーにて人の乗降時のみ稼動す
る。エスカレーター2を支える鉄筋コンクリートの支持
架台は5〜6トンの積載加重を支える。鉄骨架台3が支
える天蓋は、サンルーフとなっており、そのサンルーフ
の上面には太陽熱板又は太陽電池パネルを載せている。
【0023】エスカレーター2は、サンルーフの上面に
設けられた太陽熱板又は太陽電池パネルから生じる電力
を駆動源としている。
【0024】図2は、図1に示す太陽光エネルギーを利
用した電動式歩道橋を上から見下ろした部分平面図であ
る。この歩道橋の天蓋としてサンルーフ6が設けられて
おり、サンルーフ6には、太陽電池パネル4及び太陽熱
板5が貼り付けられている。
【0025】図3は、図1に示す太陽光エネルギーを利
用した電動式歩道橋のエスカレーター2部分(A−A’
部位)を縦に切った断面図である。エスカレーター2の
下には、エスカレーター2を支持するRC架台7が設け
られている。
【0026】図4は、図1に示す太陽光エネルギーを利
用した電動式歩道橋を道路側から見た立面図である。歩
道橋における高架部位8に昇降する手段としてエスカレ
ーター2が設けられている。
【0027】図5は、図1に示す太陽光エネルギーを利
用した電動式歩道橋の全体像のふかん図である。サンル
ーフ6の上面のほとんどを太陽電池パネル4で覆っても
よく、サンルーフ6の上面のほとんどを太陽熱板5で覆
ってもよい。
【0028】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態に係る電源供給装置について、電動機の回転出力に
よって機能を発揮する設備として昇降機の一種であるエ
スカレーターを例に、図6、図7に基づいて説明する。
なお、図6、図7において同じ構成、作用部分には同じ
符号を付けて示す。第2実施形態においては、エスカレ
ーター(図1乃至図5参照)は、図6に示す電気的制御
回路によって必要な電力が供給される。すなわち、ソー
ラー11で発生した電力がバッテリー12に蓄電され、
この蓄電力を直流から交流に変換するインバータ回路1
3で電動機40を回転させるために通常用いられる交流
電源(例えば三相200V)に変換される。そして、ノ
ーフィーズブレーカ(通称FFB)F1を経由し、イン
バータ回路13で変換された交流電源は、上昇運転用コ
ンタクター21あるいは下降運転用コンタクター22の
切替えで電動機(IM)40によりエスカレーターを下
降側あるいは上昇側に回転させる。
【0029】一方、上記電動機40の制御回路は、上記
ソーラー11とは別系統回路である商用交流電源A10
0(例えばAC100V) からノーフィーズブレーカF
2を経由して構成されており、エスカレーターを上昇運
転させたい場合は、運転スイッチ30を上昇(UP)側
に操作すると、上昇運転用コンタクター21のコイル2
1Cが励磁されると同時に上昇運転用コンタクター21
が投入され、この時電動機40がエスカレーターを上昇
側に回転させて乗客を輸送する。反対に、下降運転させ
たい場合は、運転スイッチ30を下降(DOWN)側に
操作すると、下降運転用コンタクター22のコイル22
Cが励磁されると同時に下降運転用コンタクター22が
投入され、この時電動機40がエスカレーターを下降側
に回転させて乗客を輪送する。ここで、電動機40によ
る上昇側での運転停止は、停止スイッチ60の操作によ
り、上昇運転用コンタクター21のコイル21Cの励磁
回路を遮断する事により、上昇運転用コンタクター21
の投入を解除して電動機40の回転を停止させることに
より行われる。反対に、下降側での運転停止は、停止ス
イッチ60の操作により、下降運転用コンタクター22
のコイル22Cの励磁回路を遮断する事により、下降運
転用コンタクター22の投入を解除して電動機40の回
転を停止させることにより行われる。なお、図6の符号
21cbは上昇運転用コンタクター21の常閉接点、符
号22cbは下降運転用コンタクター22の常閉接点で
あり、それぞれ逆方向運転投入防止用として設けられて
いる。
【0030】さらに、図6の符号Sは乗客の安全確保や
構成機器の異常検出を行う各種安全装置の接点であり、
これら安全装置が動作した場合に、これの商用電源A1
00の回路を遮断し、電動機40の回転を止めてエスカ
レーターの運転を停止させるものである。
【0031】上記第2実施形態によれば、例えばソーラ
ー11の蓄電容量ダウン、インバータ回路13の異常に
よる周波数の乱れなどの不都合が発生しても、制御系は
別系統の安定した商用交流電源系に属するので、特に人
身保護に重要な安全装置の機能を消失する事はなく、地
震、火災などの災害時においても、安定して駆動電力を
エスカレーターに供給でき、エスカレーターが具備すべ
き信頼性、安全性を維持することができる。
【0032】(第3実施形態)本発明の第3実施形態に
係る電源供給装置は、図7に示す電気的制御回路で構成
され、エスカレーター(図1乃至図5参照)に必要な電
力を供給する。すなわち、電動機40の電源となるソー
ラー11の交流電源回路系としてソーラー11で発生し
た電力がバッテリー12に蓄電され、この直流蓄電力を
インバータ回路13で電動機40を回転させるために通
常用いられる交流電源に変換する回路を備えている。そ
して、ノーフィーズブレーカF1を経由し、上昇運転用
コンタクター21あるいは下降運転用コンタクター22
を経由して電動機40によりエスカレーターを下降側あ
るいは上昇側に回転させる。また、電動機40の電源と
なる前記ソーラー11以外の別系統の交流電源回路系と
して、商用交流電源A200(例えばAC三相200
V)がインバータ回路13とノーフィーズブレーカF1
との間に接続される。一方、上記電動機40の制御回路
は、上記ソーラー11とは別系統回路である商用交流電
源A100(例えばAC100V)からノーフィーズブ
レーカF2を経由して構成されている。なお、この回路
の中の運転スイッチ30の操作と運転方向の関係、上昇
運転用コンタクター21とコイル21C、下降運転用コ
ンタクター22とコイル22C、停止スイッチ60、安
全装置S、常閉接点21cb、22cbの電気的相互関
係、機能及び作用は図6と同様であるからここでは説明
を省略する。
【0033】さらに第3実施形態では、上記のソーラー
11に接続される電動機40用交流電源回路系、前記ソ
ーラー11とは別系統の電動機40用商用交流電源回路
系の2系統電源に対する電源切替判断手段として電源切
替判定器S200が商用電源A100の回路に接続され
ている。この電源切替判定器S200は、別に設けられ
たバッテリー12の蓄電量検出器(図示省略)、あるい
は太陽光の有無検出器(図示省略)などによる電力量不
足の信号を受けて、ソーラー11の交流電源回路系から
商用交流電源回路系のA200への切替えを指令し、商
用電源切替用コンタクターのコイル210Cを励磁し
て、商用電源切替用コンタクターの常開接点210aを
ONさせると同時にソーラー11側の電源切替用コンタ
クターの常閉接点210bを遮断し、この状態で電動機
40は商用交流電源回路系のA200により回転する。
一方、電源切替判定器S200がソーラー11の蓄電量
充足などの信号を受けて商用交流電源回路系のA200
からソーラー11の交流電源回路系への切替えを指令し
た場合は、商用電源切替用コンタクターのコイル210
Cの励磁を解除し、これによりソーラー11側の電源切
替用コンタクターの常閉接点210bが投入され、この
状態で電動機40はソーラー11の交流電源回路系によ
り回転する。
【0034】上記第3実施形態によれば電力供給が不安
定視されるソーラー11を安定的な商用電源で補完でき
て電力供給の信頼性を高めることができるので、地震、
火災などの災害時においても、安定して駆動電力をエス
カレーターに供給して、不意にエスカレーターの動作が
急停止してしまうことなどを防止して、エスカレーター
の信頼性、安全性を確保することができる。また、この
場合も安全装置系は第2実施形態と同様商用電源系統に
属しているので所定の信頼性と安全性を確保することが
できる。
【0035】なお、本実施形態の構成は、例示したエス
カレーター設備に限定されるものではなく、エレベータ
ー、コンベアなど特に信頼性、安全性を重視する電動機
応用設備に適している。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、労苦なく楽に通過できる太陽光エネルギーを利用し
た電動式歩道橋を提供することができる。したがって、
本発明によれば、高齢者や子供、体の不自由な弱者ばか
りでなく、普通の人にも快適に用いることができる歩道
橋を提供することができる。また、本発明によれば、歩
道橋に天蓋を備え、その天蓋にサンルーフ及び光電変換
デバイスなどを備え付けているので、道路の無機質な環
境を心地よい、快適な公共空間に変えることができる。
また、本発明によれば、昇降機等の電動機の電源として
ソーラー電源と、このソーラー電源とは別系統から供給
される商用交流電源とを活用しているので、地震、火災
などの災害時においても、安定して駆動電力をエスカレ
ーター等に供給でき、エスカレーター等の昇降機の信頼
性と安全性を高める電源供給装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る太陽光エネルギー
を利用した電動式歩道橋の足回りを示す平面図である。
【図2】図1に示す太陽光エネルギーを利用した電動式
歩道橋を上から見下ろした部分平面図である。
【図3】図1に示す太陽光エネルギーを利用した電動式
歩道橋のエスカレーター部分(A−A’部位)を縦に切
った断面図である。
【図4】図1に示す太陽光エネルギーを利用した電動式
歩道橋を道路側から見た立面図である。
【図5】図1に示す太陽光エネルギーを利用した電動式
歩道橋の全体像のふかん図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る電源供給装置を示
す回路図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る電源供給装置を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 歩行用磁器タイル 2 エスカレーター 3 天蓋をささえる鉄骨架台 4 太陽電池パネル 5 太陽熱板 6 サンルーフ 7 エスカレーターを支持するRC架台 8 高架部位 11 ソーラー 12 バッテリー 13 インバータ回路 21 上昇運転用コンタクター 21C 上昇運転用コンタクターのコイル 21cd 上昇運転用コンタクターの常閉接点 22 下降運転用コンタクター 22C 下降運転用コンタクターのコイル 22cd 下降運転用コンタクターの常閉接点 30 運転スイッチ 40 電動機 60 停止スイッチ A100 商用交流電源 A200 商用交流電源 S200 電源切替判定器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩道橋における高架部位に昇降する手段
    としてエスカレーターを備え、前記エスカレーターの駆
    動エネルギー源として太陽エネルギーを利用したことを
    特徴とする太陽光エネルギーを利用した電動式歩道橋。
  2. 【請求項2】 歩道橋における高架部位に昇降する手段
    としてのエスカレーターと、前記エスカレーターの入口
    に配置された光センサーと、を備え、前記光センサーが
    人を検出したときに前記エスカレーターが稼動し、前記
    エスカレーターの駆動エネルギー源として太陽エネルギ
    ーを利用したことを特徴とする太陽光エネルギーを利用
    した電動式歩道橋。
  3. 【請求項3】 前記高架部位及び前記エスカレーターの
    少なくとも一方の上に設けられた天蓋の上面に光電変換
    デバイスを配置し、当該光電変換デバイスを用いて前記
    太陽エネルギーを電気エネルギーに変換して、前記エス
    カレーターの駆動エネルギー源とすることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の太陽光エネルギーを利用した電
    動式歩道橋。
  4. 【請求項4】 前記光電変換デバイスとして太陽電池パ
    ネルを用いたことを特徴とする請求項3に記載の太陽光
    エネルギーを利用した電動式歩道橋。
  5. 【請求項5】 前記天蓋としてサンルーフを用い、前記
    サンルーフの上面の一部分に前記光電変換デバイスを取
    り付けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の太陽
    光エネルギーを利用した電動式歩道橋。
  6. 【請求項6】 昇降手段の動力源となる電動機の出力
    と、前記電動機の出力を制御する制御装置とによって機
    能を発揮する設備において、前記電動機の主電源とし
    て、ソーラー電源から供給される直流電力をバッテリー
    に蓄電し、この蓄電された電力をインバータ回路によっ
    て交流電源に変換する交流電源回路系を経由して供給す
    る一方、前記制御装置の電源として、前記ソーラー電源
    とは別系統から供給される商用交流電源回路系を経由し
    て前記電動機を制御するようにしたことを特徴とする電
    源供給装置。
  7. 【請求項7】 昇降手段の動力源となる電動機の出力
    と、前記電動機の出力を制御する制御装置とによって機
    能を発揮する設備において、前記電動機の電源として、
    ソーラー電源から供給される直流電力をバッテリーに蓄
    電し、この蓄電された電力をインバータ回路によって交
    流電源に変換して前記電動機に供給する交流電源回路系
    と、前記ソーラー電源とは別系統から供給される商用交
    流電源回路系の2系統の電源を備える一方、前記制御装
    置の電源として、前記ソーラー電源とは別系統から供給
    される商用交流電源回路系で構成したことを特徴とする
    電源供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電源供給装置におい
    て、前記電動機出力用の2系統の電源に対して、これら
    いずれか一方の電源への切替えを指令する電源切替判定
    手段を前記制御装置に備えたことを特徴とする電源供給
    装置。
  9. 【請求項9】 前記ソーラー電源は、太陽電池パネルを
    利用した光電変換手段からなることを特徴とする請求項
    6乃至8に記載の電源供給装置。
  10. 【請求項10】 歩道橋における高架部位に昇降する手
    段としてのエスカレーターの駆動力源となる電動機と、
    前記電動機の出力を制御する制御装置と、を備える電源
    供給装置において、前記電動機の主電力源として、光電
    変換デバイスから供給される直流電力を蓄電するバッテ
    リーと、前記バッテリーの出力である直流電力を所望の
    交流電力に変換するインバータ回路と、を備え、前記イ
    ンバータ回路の出力である交流電力を前記電動機の主電
    力源とすると共に、前記光変換デバイスから前記電動機
    に至る電力系統とは異なる電力系統である商用交流電力
    を前記制御装置の電源としたことを特徴とする電源供給
    装置。
JP27836298A 1997-10-09 1998-09-30 太陽光エネルギーを利用した電動式歩道橋及び電源供給装置 Pending JPH11171452A (ja)

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