JPH11170985A - 車両用ワイパー装置 - Google Patents

車両用ワイパー装置

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Publication number
JPH11170985A
JPH11170985A JP9339882A JP33988297A JPH11170985A JP H11170985 A JPH11170985 A JP H11170985A JP 9339882 A JP9339882 A JP 9339882A JP 33988297 A JP33988297 A JP 33988297A JP H11170985 A JPH11170985 A JP H11170985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
shaft
tip
wiper shaft
link mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP9339882A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Okuda
晴雄 奥田
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11170985A publication Critical patent/JPH11170985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイパーシャフトに係わるガタの発生を防止す
ることができ、しかも、部品点数並びに作業工数を削減
することができる。車両用ワイパー装置を提供する。 【解決手段】ワイパーモーターの回転駆動がリンク機構
部によって往復回転運動に変換され、リンク機構部のフ
ァイナルリンクプレート32にワイパーシャフト26が
連動連結され、ワイパーシャフト26の先端にリンク機
構部の往復回転運動に連動して被払拭面としてのミラー
表面を払拭するよう往復運動するワイパー本体27が固
定され、ワイパーシャフト26の先端とワイパー本体2
7との間に位置してワイパーモータの駆動によるワイパ
ー本体27の往復運動を許容すると共にワイパー本体2
7の不測な回動によってワイパーシャフト26の回転を
防止するクラッチ部材37がワイパーシャフト26の先
端に回転不能に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のフロントウイン
ドウガラスやバックミラー、或いはヘッドランプなどの
被払拭面を払拭する車両用ワイパー装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、図7に示すように、
車両用バックミラー1にはミラー本体2の表面を払拭す
る車両用ワイパー装置3を装備したものが知られてい
る。
【0003】車両用ワイパー装置3は、図示を略するワ
イパーモーターを内蔵したワイパー駆動ユニット4と、
ワイパーモーターの回転駆動をワイパー駆動ユニット4
内で制御した状態で出力する出力軸4aに一端が軸着さ
れたリンク機構部5と、リンク機構部5の先端にクラッ
チ機構部6を介して連動連結されたワイパーシャフト7
と、ワイパーシャフト7の先端にナット8を介して固定
されたワイパー本体9とを備えている。
【0004】クラッチ機構部6は、図5及び図6に示す
ように、リンク機構部8のファイナルリンクプレート8
aの両面に位置するクラッチプレート10,11と、一
方のクラッチプレート11に当接するワッシャ12と、
ワイパーシャフト7の一端に形成されたネジ部7aと螺
合するナット13と、ワイパーシャフト7の他端に形成
されてワイパーシャフト7とワイパー本体8とを結合す
るナット14とを備えている。
【0005】このクラッチプレート10,11は、ファ
イナルリンクプレート8aと接触している面の摩擦抵抗
により、所定の圧力まではファイナルリンクプレート8
の往復回動に連動して一体的に往復か移転し、所定の圧
力以上の回転力では互いに相対回転するように設定され
ている。また、クラッチプレート10,11の中央に
は、ワイパーシャフト7の一端寄りに形成された断面略
小判型のクラッチ保持部7cが貫通する貫通孔10a,
11aが形成されており、これによりワイパーシャフト
7とクラッチプレート10,11とが一体に回転するよ
うに設定されている。
【0006】一方、ファイナルリンクプレート5aには
クラッチ保持部7cが相対回転可能に貫通する貫通孔5
bが形成されている。
【0007】従って、ワイパー駆動ユニット4の駆動に
伴ってリンク機構部5で変換された往復運動は、ファイ
ナルリンクプレート5aで往復回動運動となり、この往
復回動運動はクラッチプレート10,11がファイナル
リンクプレート5aの往復回動に連動して往復回転運動
となることによってワイパーシャフト7が往復回転す
る。
【0008】ワイパー本体8は、ワイパーシャフト7の
往復回転によってミラー本体2の表面を払拭する。
【0009】また、例えば、ワイパー本体8に木の枝等
の何らかの障害物にぶつかったり引っかかったりして払
拭動作と同様の回動を余儀なくされた場合、このワイパ
ー本体8の回動に連動してワイパーシャフト7が回転す
る。
【0010】ワイパーシャフト7が回転すると、クラッ
チプレート10,11が同時に回転するが、この際のク
ラッチプレート10,11はファイナルリンクプレート
5aに対して摺動するため、リンク機構部5並びにワイ
パー駆動ユニット4への逆方向の動力伝達がなされず、
これによりリンク機構部5並びにワイパー駆動ユニット
4の損傷やワイパー駆動ユニット4内にのく同モータの
焼損が防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した車
両用ワイパー2にあっては、ワイパー本体8の回動支点
とクラッチプレート10,11の回転中心とが同軸上に
あるものの、ワイパーシャフト7の両端寄りにそれぞれ
位置しているため、ワイパーシャフト7が梃子の役割り
を果たしてしまい、クラッチプレート10,11にガタ
が発生し易いという問題が生じていた。
【0012】また、クラッチ保持部7cと貫通孔10
a,11aの形状や大きさが一致しないと、ワイパーシ
ャフト7の回転方向にガタが発生してしまい、ワイパー
シャフト7の回転に対してワイパー本体8に遊びができ
ワイパー本体8の払拭角が減少してしまうという問題も
生じていた。
【0013】さらに、クラッチプレート10,11をフ
ァイナルリンクプレート5aに圧接させるためには、ワ
イパーシャフト7へのワイパー本体8の固定用のナット
14とは別にナット13による締め付けが必要となり、
部品点数が増し、しかも、その組み付け作業も煩雑とな
るといった問題も生じていた。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、ワイパーシャフトに係わるガタの発生を防止す
ることができ、しかも、部品点数並びに作業工数を削減
することができる車両用ワイパー装置を提供することを
目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するため、ワイパーモーターの回転駆動を往復回
転運動に変換するリンク機構部と、該リンク機構部に連
動連結されたワイパーシャフトと、該ワイパーシャフト
の先端に固定されて前記リンク機構部の往復回転運動に
連動して被払拭面を払拭するよう往復運動するワイパー
本体と、前記ワイパーシャフトの先端と前記ワイパー本
体との間に位置するように前記ワイパーシャフトの先端
に回転不能に装着され且つ前記ワイパーモータの駆動に
よる前記ワイパー本体の往復運動を許容すると共に前記
ワイパー本体の不測な回動によって前記ワイパーシャフ
トの回転を防止するクラッチ部材とを備えていることを
要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用ワイパー装
置の実施の形態をトラックやバス等の大型車両用バック
ミラーに適用し、図1乃至図4に基づいて説明する。
【0017】図4において、車両用バックミラー21
は、樹脂性のミラーハウジング22に保持されたミラー
本体23と、図示を略するワイパーモーターを内蔵した
ワイパー駆動ユニット24と、ワイパー駆動ユニット2
4内で制御されたワイパーモーターの回転駆動を出力す
る出力軸24aに軸着されたリンク機構部25と、リン
ク機構部25の先端に連動連結されたワイパーシャフト
26と、ワイパーシャフト26の先端に固定されたワイ
パー本体27とを備えている。
【0018】リンク機構部25は、ワイパー駆動ユニッ
ト24の出力軸24aに一端が軸着された第1リンク部
材28、第1リンク部材28の他端に軸29を介して一
端が連結され且つ車体上部側(図示上方)に向けて延び
る第2リンク部材30、第2リンク部材30の他端に軸
31を介して一端が連結され且つ他端にワイパーシャフ
ト26をスプライン結合等によって連結した第3リンク
部材32とを備えている。
【0019】ワイパーシャフト26の一端26aはミラ
ーハウジング22に回転可能に保持されている。尚、一
端26aはミラーハウジング22にネジ33を介して固
定された補強保持ブラケット34を貫通している。ま
た、ワイパーシャフト26の他端26bには、図1及び
図2に示すように、雌ネジ加工が施されており、ワイパ
ー本体27のベース部材35にナット36で固定されて
いる。さらに、この他端26b寄りには他端26b側に
向けて先細り形状の筒状部26cが形成されている。
【0020】この筒状部26cには、漏斗形状のクラッ
チ部材37が設けられており、ナット36で他端26b
とワイパー本体27とを連結した際には、このナット3
6の締め付け力によって筒状部26cとベース部材35
との間に強固に挟持される。この際、クラッチ部材37
が漏斗形状を呈していることから、ナット36によって
締め付けるのみで筒状部26cとベース部材35の両者
間での密着性が確保される。尚、クラッチ部材37は、
この場合には筒状部26cに対してはスプライン結合等
によってワイパーシャフト27と一体に回転可能となっ
ており、ベース部材35に対しては摩擦抵抗(クラッチ
トルク)分だけ相対回転不能となっている。
【0021】従来の面接触型クラッチ機構の場合、図3
(A)に示すように、貫通孔10aの直径をd1、クラ
ッチプレート10の直径をD1、摩擦係数をμ、クラッ
チプレート10とファイナルリンクプレート5aとを互
いに圧接する荷重をW1とした場合、下記の数式1で求
めることができる。
【0022】
【数1】T1=W1×{(D1−d1)/4}×μ 一方、クラッチ部材37のトルク計算は、図3(B)に
示すように、クラッチ部材37の小径側の外径をd2、
大径側の外径D2、開き角をαとした場合、数式2のよ
うになる。
【0023】
【数2】 そして、全ての条件を同一としてまとめると、数式3の
ようになる。
【0024】
【数3】 ここで、μ=0.2、α=20°として計算すると、D
1:D2=1.086:0.2となり、D2はD1の約
1/5の径とすることができる。
【0025】上記の構成において、ワイパー本体27
は、ワイパー駆動ユニット24の駆動により出力軸24
aを回転させると、この回転に連動してリンク機構部2
5を介してワイパーシャフト26がクラッチ部材37と
一体に往復回転すると同時にワイパー本体27が往復回
動してミラー本体23の表面を払拭する。
【0026】一方、ワイパー本体27が外力によって不
測に回動された場合、クラッチ部材37のクラッチ力が
自然に解除されて(滑り)、ワイパー本体27のみが回
動してクラッチ部材37からワイパー駆動ユニット24
に至る各構成要素への外力の伝達が防止される。
【0027】この際、ワイパー本体27は、ワイパーシ
ャフト26との結合部分に位置するクラッチ部材37を
支点として回動するため、ワイパー本体27とワイパー
シャフト26との間のガタの発生を防止することができ
る。
【0028】また、クラッチ部材37は、ワイパーシャ
フト26にワイパー本体27を固定するためにもともと
あるナット36によってワイパーシャフト26とワイパ
ー本体27とに圧接されるため、従来で示したナット1
3のように専用の取り付け手段を不要とし、部品点数並
びに組み付け作業コストを削減することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用ワ
イパー装置にあっては、ワイパーモーターの回転駆動を
往復回転運動に変換するリンク機構部と、該リンク機構
部に連動連結されたワイパーシャフトと、該ワイパーシ
ャフトの先端に固定されて前記リンク機構部の往復回転
運動に連動して被払拭面を払拭するよう往復運動するワ
イパー本体と、前記ワイパーシャフトの先端と前記ワイ
パー本体との間に位置するように前記ワイパーシャフト
の先端に回転不能に装着され且つ前記ワイパーモータの
駆動による前記ワイパー本体の往復運動を許容すると共
に前記ワイパー本体の不測な回動によって前記ワイパー
シャフトの回転を防止するクラッチ部材とを備えている
ことにより、ワイパーシャフトに係わるガタの発生を防
止することができ、しかも、部品点数並びに作業工数を
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ワイパー装置を示し、要部の分
解斜視図である。
【図2】同じく、要部の拡大断面図である。
【図3】同じく、(A)は従来のプレート型クラッチに
よるクラッチトルク計算のための説明図、(B)は本発
明の筒型クラッチによるクラッチトルク計算のための説
明図である。
【図4】同じく、一部を破断した車両用バックミラーの
斜視図である。
【図5】従来の車両用ワイパー装置を示し、要部の分解
斜視図である。
【図6】同じく、要部の拡大断面図である。
【図7】同じく、車両用バックミラーの断面図である。
【符号の説明】
23…ミラー本体(被払拭面) 24…ワイパー駆動ユニット 25…リンク機構部 26…ワイパーシャフト 27…ワイパー本体 37…クラッチ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパーモーターの回転駆動を往復回転運
    動に変換するリンク機構部と、該リンク機構部に連動連
    結されたワイパーシャフトと、該ワイパーシャフトの先
    端に固定されて前記リンク機構部の往復回転運動に連動
    して被払拭面を払拭するよう往復運動するワイパー本体
    と、前記ワイパーシャフトの先端と前記ワイパー本体と
    の間に位置するように前記ワイパーシャフトの先端に回
    転不能に装着され且つ前記ワイパーモータの駆動による
    前記ワイパー本体の往復運動を許容すると共に前記ワイ
    パー本体の不測な回動によって前記ワイパーシャフトの
    回転を防止するクラッチ部材とを備えていることを特徴
    とする車両用ワイパー装置。
  2. 【請求項2】前記クラッチ部材は、前記ワイパーシャフ
    トの先端に向かう程に小径となる漏斗形状に形成されて
    いると共に、前記ワイパーシャフトへの前記ワイパー本
    体の固定力によって前記ワイパーシャフトの先端と前記
    ワイパー本体とに圧接されていることを特徴とする請求
    項1に記載の車両用ワイパー装置。
JP9339882A 1997-12-10 1997-12-10 車両用ワイパー装置 Pending JPH11170985A (ja)

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JP9339882A JPH11170985A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 車両用ワイパー装置

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JP9339882A JPH11170985A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 車両用ワイパー装置

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JPH11170985A true JPH11170985A (ja) 1999-06-29

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JP9339882A Pending JPH11170985A (ja) 1997-12-10 1997-12-10 車両用ワイパー装置

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Effective date: 20050105

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