JPH1116938A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH1116938A
JPH1116938A JP9165669A JP16566997A JPH1116938A JP H1116938 A JPH1116938 A JP H1116938A JP 9165669 A JP9165669 A JP 9165669A JP 16566997 A JP16566997 A JP 16566997A JP H1116938 A JPH1116938 A JP H1116938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor chip
wiring board
connector
insulating resin
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9165669A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Matsunaga
俊博 松永
Yasuki Tsutsumi
安己 堤
Norio Kishikawa
範夫 岸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9165669A priority Critical patent/JPH1116938A/ja
Publication of JPH1116938A publication Critical patent/JPH1116938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/83Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector
    • H01L2224/831Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector the layer connector being supplied to the parts to be connected in the bonding apparatus
    • H01L2224/83101Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector the layer connector being supplied to the parts to be connected in the bonding apparatus as prepeg comprising a layer connector, e.g. provided in an insulating plate member
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の生産性が低下する。 【解決手段】 フェイスダウンボンディング方式を採用
する半導体装置の製造方法であって、板状に形成された
絶縁樹脂部材4及びこの絶縁樹脂部材4に上下が貫通す
るように埋め込まれた接続部材3からなるコネクタ5を
準備する工程と、配線基板1の一表面に配置された電極
1Aと半導体チップ2の主面に配置された電極2Aとの
間に前記コネクタ5の接続部材3が介在されるように、
前記配線基板1の一表面上に前記コネクタ5を介在して
前記半導体チップ2を配置する工程と、前記コネクタ5
の絶縁樹脂部材4及び接続部材3を溶融する工程を備え
る。前記コネクタ5の接続部材3は、前記半導体チップ
2の主面に配置された複数の電極2Aと同一の配列で複
数設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、配線基板の一表面上にフェイスダウンボンデ
ィング(Face Down Bonding)方式で半導体チップを実
装する半導体装置に適用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体装置として、例えばCSP(hip
ize ackage)構造の半導体装置が開発されている。
このCSP構造の半導体装置は、配線基板の一表面上に
フェイスダウンボンディング方式で半導体チップを実装
している。フェイスダウンボンディング方式は、配線基
板の一表面に配置された電極と半導体チップの主面(素
子形成面)に配置された電極との間に接続部材を介在し
て両者を電気的にかつ機械的に接続する方式である。接
続部材としては、例えばPb(鉛)−Sn(錫)組成の金属
材からなるボールバンプが用いられている。ボールバン
プは、配線基板の一表面上に半導体チップを実装する前
の段階において、半導体チップの電極上に形成されてい
る。フェイスダウンボンディング方式は、配線基板の一
表面上に半導体チップをその占有面積内において実装す
ることができるので、ワイヤボンディング方式に比ベて
配線基板の平面サイズ並びに信号伝搬経路を縮小するこ
とができる。また、フェイスダウンボンディング方式
は、半導体チップの主面の全域に電極を配置することが
できるので、半導体装置の多ピン化(多端子化)を図るこ
とができる。
【0003】前記CSP構造の半導体装置は、配線基板
と半導体チップとの熱膨張係数の差に起因するボールバ
ンプの破損を抑制するため、配線基板と半導体チップと
の間の間隙領域に絶縁樹脂が充填されている。絶縁樹脂
としては、例えばエポキシ系の熱硬化性樹脂が用いられ
ている。この絶縁樹脂の充填は、配線基板の一表面上に
フェイスダウンボンディング方式で半導体チップを実装
した後、半導体チップの外側から間隙領域に液状の樹脂
を流し込み(注入し)、その後、熱処理を施して液状の絶
縁樹脂を硬化させることにより行なわれる。
【0004】なお、前記半導体装置については、例え
ば、工業調査会発行の電子材料〔1996年4月号、第
14頁乃至第19頁〕に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、前述の
半導体装置について検討した結果、以下の問題点を見出
した。
【0006】前記半導体装置の製造プロセスにおいて、
半導体チップの電極とバンプとの接続は、配線基板の一
表面上に半導体チップを実装する前の段階において行な
われ、配線基板の電極とバンプとの接続は、配線基板の
一表面上に半導体チップを実装する段階において行なわ
れている。即ち、半導体チップの電極とバンプとの接続
及び配線基板の電極とバンプとの接続は別々の工程で行
なわれている。このため、半導体装置の製造工程数が増
加し、生産性が低下するという問題があった。
【0007】また、前記半導体装置の製造プロセスにお
いて、配線基板と半導体チップとの間の間隙領域におけ
る絶縁樹脂の充填は、配線基板の電極と半導体チップの
電極とを接続した後に行なわれている。即ち、配線基板
と半導体チップとの間の間隙領域における絶縁樹脂の充
填及び配線基板の電極と半導体チップの電極との接続は
別々の工程で行なわれている。このため、半導体装置の
製造工程数が増加し、生産性が低下するという問題があ
った。
【0008】また、前記半導体装置の製造プロセスにお
いて、配線基板と半導体チップとの間の間隙領域におけ
る絶縁樹脂の充填は、半導体チップの外側から間隙領域
に液状の絶縁樹脂を流し込む(注入する)ことにより行な
われている。この場合、液状の絶縁樹脂は、半導体チッ
プの周辺領域に沿って流動し、その後、半導体チップの
中央領域に向って流動する。このため、充填が完了した
絶縁樹脂に空気の巻き込みによる気泡が残存し、半導体
装置の生産性が低下するという問題があった。
【0009】本発明の目的は、半導体装置の生産性を高
めることが可能な技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0012】(1)半導体装置の製造方法であって、板
状に形成された絶縁樹脂部材及びこの絶縁樹脂部材に上
下が貫通するように埋め込まれた接続部材からなるコネ
クタを準備する工程と、配線基板の一表面に配置された
電極と半導体チップの主面に配置された電極との間に前
記コネクタの接続部材が介在されるように、前記配線基
板の一表面上に前記コネクタを介在して前記半導体チッ
プを配置する工程と、前記コネクタの絶縁樹脂部材及び
接続部材を溶融する工程を備える。前記コネクタの接続
部材は、前記半導体チップの主面に配置された複数の電
極と同一の配列で複数設けられている。
【0013】(2)前記コネクタの絶縁樹脂部材は熱硬
化性樹脂で形成され、前記コネクタの接続部材は前記熱
硬化性樹脂の硬化温度よりも高い温度で溶融する金属材
で形成されている。
【0014】上述した手段(1)によれば、半導体チッ
プの電極と接続部材との接続及び配線基板の電極と接続
部材との接続を同一工程で行うことができるので、これ
に相当する分、半導体装置の製造工程数を低減すること
ができる。この結果、半導体装置の生産性を高めること
ができる。
【0015】また、配線基板の電極と半導体チップの電
極との接続及び配線基板と半導体チップとの間の間隙領
域における絶縁樹脂の充填を同一工程で行うことができ
るので、これに相当する分、半導体装置の製造工程数を
低減することができる。この結果、半導体装置の生産性
を高めることができる。
【0016】また、半導体チップの外側から液状の絶縁
樹脂を流し込む(注入する)ことなく、配線基板と半導体
チップとの間の間隙領域における絶縁樹脂の充填を行う
ことができるので、充填が完了した絶縁樹脂には空気の
巻き込みによる気泡が残存しない。この結果、半導体装
置の生産性を高めることができる。
【0017】上述した手段(2)によれば、配線基板と
半導体チップとの間の間隙領域における間隔を保持した
状態で絶縁樹脂の充填を行うことができると共に、配線
基板と半導体チップとの間の間隙領域における間隔を保
持した状態で、配線基板の電極と半導体チップの電極と
の接続を行うことができるので、配線基板と半導体チッ
プとの間の間隙領域における間隔を一定に保つことがで
きる。この結果、半導体装置の生産性を高めることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態である半導体
装置の断面図である。
【0020】図1に示すように、半導体装置は、配線基
板1の一表面上にフェイスダウンボンディング方式で半
導体チップ2を実装している。
【0021】前記配線基板1の平面形状は例えば方形状
で形成されている。この配線基板1は、例えばガラス繊
維にエポキシ系の樹脂又はポリイミド系の樹脂を含浸さ
せた樹脂基板を主体とする多層配線構造で構成されてい
る。この場合の配線基板1は、14〜18×10~6[1
/℃]程度の熱膨張係数を有する。
【0022】前記配線基板1の一表面には電極1Aが複
数個配置され、また、配線基板1の一表面と対向するそ
の裏面には電極1Bが複数個配置されている。この電極
1A、電極1Bの夫々は、配線基板1の配線を介して電
気的に接続されている。
【0023】前記配線基板1の裏面側には接続部材とし
て例えばボールバンプ6が複数個配置されている。この
複数個のボールバンプ6の夫々は、配線基板1の裏面に
配置された複数個の電極1Bの夫々に電気的にかつ機械
的に接続されている。即ち、本実施形態の半導体装置は
BGA(all rid rray)構造で構成されている。
【0024】前記ボールバンプ6は、例えば、183
[℃]程度の融点を有する37[重量%]Pb−63
[重量%]Sn組成の金属材で形成されている。
【0025】前記半導体チップ2の平面形状は例えば方
形状で形成されている。この半導体チップ2は、例え
ば、単結晶珪素からなる半導体基板及びその主面(素子
形成面)上に形成された配線層を主体とする構造で構成
されている。この場合の半導体チップ2は、3.5×1
0~6[1/℃]程度の熱膨張係数を有する。
【0026】前記半導体チップ2には、論理回路システ
ム、記憶回路システム、或はそれらの混合回路システム
が塔載されている。また、半導体チップ2の主面(素子
形成面)には電極2Aが複数個配置されている。この複
数個の電極2Aの夫々は、半導体チップ2に塔載された
回路システムに電気的に接続されている。
【0027】前記半導体チップ2の電極2Aは、配線基
板1の一表面に配置された電極1Bに接続部材3を介在
して電気的にかつ機械的に接続されている。接続部材3
は、例えば、232[℃]程度の融点を有する97[重
量%]Sn−3[重量%]Ag(銀)組成の金属材で形成
されている。接続部材3は例えば円柱形状で形成されて
いる。
【0028】前記配線基板1と半導体チップ2との間の
間隙領域には絶縁樹脂4Aが充填されている。絶縁樹脂
4Aは、例えば、170[℃]の温度にて溶融し、その
後、硬化するエポキシ系の熱硬化性樹脂で形成されてい
る。このように、配線基板1と半導体チップ2との間の
間隙領域に絶縁樹脂4Aを充填した構成にすることによ
り、接続部材3の機械的強度を絶縁樹脂4Aの機械的強
度で補うことができるので、配線基板1と半導体チップ
2との熱膨張係数の差に起因する接続部材3の破損を抑
制することができる。
【0029】このように構成された半導体装置は、図2
(平面図)及び図3(図2に示すA−A線の位置で切った
断面図)に示すコネクタ5を用いた製造プロセスで製造
される。コネクタ5は、板状に形成された絶縁樹脂部材
4及びこの絶縁樹脂部材4に上下が貫通するように埋め
込まれた接続部材3からなる構造で構成されている。こ
のコネクタ5は、配線基板1の一表面上にフェイスダウ
ンボンディング方式で半導体チップ2を実装する際、配
線基板1と半導体チップ2との間に介在される。
【0030】前記コネクタ5において、絶縁樹脂部材4
は、例えば、170[℃]の温度にて溶融し、その後、
硬化するエポキシ系の熱硬化性樹脂で形成されている。
接続部材3は、絶縁樹脂部材4の硬化温度よりも高い温
度で溶融する金属材で形成されている。例えば、接続部
材3は、232[℃]程度の融点を有する97[重量
%]Sn−3[重量%]Ag(銀)組成の金属材で形成さ
れている。
【0031】前記コネクタ5の接続部材3は、半導体チ
ップ2の主面に配置された複数個の電極2Aと同一の配
列で複数個設けられている。この複数個の接続部材3の
夫々は例えば円柱形状で形成されている。前記コネクタ
5の絶縁樹脂部材4は、半導体チップ2の平面サイズと
ほぼ同一の平面サイズで形成されている。
【0032】次に、前記半導体装置の製造方法について
説明する。
【0033】まず、図2及び図3に示すコネクタ5を準
備する。
【0034】次に、図4(製造方法を説明するための断
面図)に示すように、配線基板1の一表面に配置された
電極1Aと半導体チップ2の主面に配置された電極2A
との間に前記コネクタ5の接続部材3が介在されるよう
に、前記配線基板1の一表面上に前記コネクタ5を介在
して前記半導体チップ2を配置する。この時、図5(製
造方法を説明するための断面図)に示すように、配線基
板1と半導体チップ2との間の間隙領域にコネクタ5の
絶縁樹脂部材4が配置される。
【0035】次に、170[℃]の温度にて第1の熱処
理を施し、前記コネクタ5の絶縁樹脂部材4を溶融す
る。この第1の熱処理において、絶縁樹脂部材4は液状
の絶縁樹脂となり、この液状の絶縁樹脂により、配線基
板1と半導体チップ2との間の間隙領域における充填が
行なわれる。その後、液状の絶縁樹脂は、熱処理が進む
につれて硬化する。即ち、半導体チップ2の外側から液
状の絶縁樹脂を流し込む(注入する)ことなく、配線基板
1と半導体チップ2との間の間隙領域に絶縁樹脂4Aの
充填を行うことができる。また、この第1の熱処理にお
いて、接続部材3は絶縁樹脂部材4の硬化温度よりも高
い温度で溶融する金属材で形成されているので、絶縁樹
脂部材4は溶融しても、接続部材3は溶融しない。即
ち、配線基板1と半導体チップ2との間の間隙領域にお
ける間隔を保持した状態で絶縁樹脂4Aの充填を行うこ
とができる。
【0036】次に、熱処理温度を上げ、240[℃]の
温度にて第2の熱処理を施し、前記コネクタ5の接続部
材3を溶融する。この第2の熱処理において、半導体チ
ップ2の電極2Aに接続部材3の一端側が接続され、配
線基板1の電極1Aに接続部材3の他端側が接続され
る。即ち、半導体チップ2の電極2Aと接続部材3との
接続及び配線基板1の電極1Aと接続部材3との接続を
同一工程で行うことができる。また、この第2の熱処理
において、間隙領域に充填された絶縁樹脂4Aは熱硬化
性樹脂で形成されているので、接続部材3は溶融して
も、絶縁樹脂4Aは溶融しない。即ち、配線基板1と半
導体チップ2との間の間隙領域における間隔を保持した
状態で、配線基板1の電極1Aと半導体チップ2の電極
2Aとの接続を行うことができる。なお、第1の熱処理
及び第2の熱処理は連続的に行うので、絶縁樹脂部材4
及び接続部材3の溶融は同一工程で行なわれる。従っ
て、配線基板1の電極1Aと半導体チップ2の電極2A
との接続及び配線基板1と半導体チップ2との間の間隙
領域における絶縁樹脂4Aの充填を同一工程で行うこと
ができる。
【0037】次に、前記配線基板1の裏面に配置された
複数個の電極1Bの夫々にボールバンプ6を電気的にか
つ機械的に接続することにより、図1に示す半導体装置
がほぼ完成する。この後、半導体装置は、製品完成後の
環境試験である温度サイクル試験が施され、製品として
出荷される。製品として出荷された半導体装置は、CP
Uボード、メモリボード等の実装基板に実装される。
【0038】このように、本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 (1)半導体装置の製造方法であって、板状に形成され
た絶縁樹脂部材4及びこの絶縁樹脂部材4に上下が貫通
するように埋め込まれた接続部材3からなるコネクタ5
を準備する工程と、配線基板1の一表面に配置された電
極1Aと半導体チップ2の主面に配置された電極2Aと
の間に前記コネクタ5の接続部材3が介在されるよう
に、前記配線基板1の一表面上に前記コネクタ5を介在
して前記半導体チップ2を配置する工程と、前記コネク
タ5の絶縁樹脂部材4及び接続部材3を溶融する工程を
備える。
【0039】この構成により、半導体チップ2の電極2
Aと接続部材3との接続及び配線基板1の電極1Aと接
続部材3との接続を同一工程で行うことができるので、
これに相当する分、半導体装置の製造工程数を低減する
ことができる。この結果、半導体装置の生産性を高める
ことができる。
【0040】また、配線基板1の電極1Aと半導体チッ
プ2の電極2Aとの接続及び配線基板1と半導体チップ
2との間の間隙領域における絶縁樹脂4Aの充填を同一
工程で行うことができるので、これに相当する分、半導
体装置の製造工程数を低減することができる。この結
果、半導体装置の生産性を高めることができる。
【0041】また、半導体チップ2の外側から液状の絶
縁樹脂を流し込む(注入する)ことなく、配線基板1と半
導体チップ2との間の間隙領域における絶縁樹脂4Aの
充填を行うことができるので、空気の巻き込みによる気
泡を排除できる。また、配線基板1と半導体チップ2と
の間の間隙領域における間隔が狭い場合においても、絶
縁樹脂4Aの充填を容易に行うことができる。この結
果、半導体装置の生産性を高めることができる。
【0042】(2)前記コネクタ5において、絶縁樹脂
部材4を熱硬化性樹脂で形成し、接続部材3を前記熱硬
化性樹脂の硬化温度よりも高い温度で溶融する金属材で
形成する。この構成により、配線基板1と半導体チップ
2との間の間隙領域における間隔を保持した状態で絶縁
樹脂4Aの充填を行うことができると共に、配線基板1
と半導体チップ2との間の間隙領域における間隔を保持
した状態で、配線基板1の電極1Aと半導体チップ2の
電極2Aとの接続を行うことができるので、配線基板1
と半導体チップ2との間の間隙領域における間隔を一定
に保つことができる。この結果、半導体装置の生産性を
高めることができる。
【0043】(3)前記コネクタ5において、接続部材
3を円柱形状で形成する。この構成により、球形状で形
成した場合に比べて、接続部材3の配列ピッチを狭くす
ることができるので、半導体装置の多ピン化を図ること
ができる。
【0044】なお、前述の実施形態では、熱硬化性樹脂
で絶縁樹脂部材4を形成し、この熱硬化性樹脂の硬化温
度よりも高い温度にて溶融する金属材で接続部材3を形
成した場合について説明したが、接続部材3は熱硬化樹
脂の硬化温度よりも低い温度にて溶融する金属材で形成
してもよい。但し、接続部材3が溶融している状態にお
いて絶縁樹脂部材4の溶融を行なうことになるので、配
線基板1と半導体チップ2との間の間隙領域における間
隔が若干変動する。
【0045】また、前述の実施形態では、絶縁樹脂部材
4を熱硬化性樹脂で形成した場合について説明したが、
絶縁樹脂部材4は熱可塑性樹脂で形成してもよい。但
し、絶縁樹脂部材4が溶融している状態において接続部
材3の溶融、若しくは接続部材3が溶融している状態に
おいて絶縁樹脂部材4の溶融を行うことになるので、配
線基板1と半導体チップ2との間の間隙領域における間
隔が若干変動する。
【0046】また、前述の実施形態では、コネクタ5の
接続部材3を円柱形状で形成した場合について説明した
が、接続部材3は角柱形状で形成してもよい。この場
合、前述の実施形態と同様の効果が得られる。
【0047】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0048】例えば、本発明は、配線基板の一表面上に
フェイスダウン方式で複数の半導体チップを実装するM
CM(ulti hip odule)構造の半導体装置に適用す
ることができる。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。半導体装置の生産性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である半導体装置の断面図
である。
【図2】前記半導体装置の製造に使用されるコネクタの
平面図である。
【図3】図2に示すA−A線の位置で切った断面図であ
る。
【図4】前記半導体装置の製造方法を説明するための断
面図である。
【図5】前記半導体装置の製造方法を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
1…配線基板、1A,1B…電極、2…半導体チップ、
2A…電極、3…接続部材、4…絶縁樹脂部材、4A…
絶縁樹脂、5…コネクタ、6…ボールバンプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状に形成された絶縁樹脂部材及びこの
    絶縁樹脂部材に上下が貫通するように埋め込まれた接続
    部材からなるコネクタを準備する工程と、配線基板の一
    表面に配置された電極と半導体チップの主面に配置され
    た電極との間に前記コネクタの接続部材が介在されるよ
    うに、前記配線基板の一表面上に前記コネクタを介在し
    て前記半導体チップを配置する工程と、前記コネクタの
    絶縁樹脂部材及び接続部材を溶融する工程を備えたこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記コネクタの接続部材は、前記半導体
    チップの主面に配置された複数の電極と同一の配列で複
    数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コネクタの絶縁樹脂部材は熱硬化性
    樹脂で形成され、前記コネクタの接続部材は前記熱硬化
    性樹脂の硬化温度よりも高い温度で溶融する金属材で形
    成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記コネクタの接続部材は、円柱形状若
    しくは角柱形状で形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求3のうちいずれか1項に記載の半導体装置
    の製造方法。
JP9165669A 1997-06-23 1997-06-23 半導体装置の製造方法 Pending JPH1116938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9165669A JPH1116938A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9165669A JPH1116938A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1116938A true JPH1116938A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15816781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9165669A Pending JPH1116938A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1116938A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1283547A1 (en) * 2001-07-31 2003-02-12 United Test Center Inc. Packaging process for semiconductor package
JP2005228990A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Ricoh Microelectronics Co Ltd 回路基板用部材の製造方法、中継基板を用いた電子部品固定方法、中継基板の製造方法および中継基板を備えた部品実装基板。

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1283547A1 (en) * 2001-07-31 2003-02-12 United Test Center Inc. Packaging process for semiconductor package
JP2005228990A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Ricoh Microelectronics Co Ltd 回路基板用部材の製造方法、中継基板を用いた電子部品固定方法、中継基板の製造方法および中継基板を備えた部品実装基板。
JP4503309B2 (ja) * 2004-02-13 2010-07-14 リコーマイクロエレクトロニクス株式会社 中継基板を用いた電子部品固定方法、中継基板の製造方法および中継基板を備えた部品実装基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3069792B2 (ja) チップサイズ半導体パッケ―ジ及びその集合体並びにその製造方法
US5535526A (en) Apparatus for surface mounting flip chip carrier modules
US6798072B2 (en) Flip chip assembly structure for semiconductor device and method of assembling therefor
KR101661442B1 (ko) 반도체 패키지 조립체를 위한 스터드 범프 구조
JP3813797B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20020030261A1 (en) Multi-flip-chip semiconductor assembly
JPH09205163A (ja) 半導体パッケージング構造及び半導体パッケージを形成する方法
JPWO2002103793A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US7679188B2 (en) Semiconductor device having a bump formed over an electrode pad
CN101740551A (zh) 用于半导体元件的叠层晶粒封装结构及其方法
US5894984A (en) Structure of electronic parts and method of soldering electronic parts to substrate
US7663254B2 (en) Semiconductor apparatus and method of manufacturing the same
KR20040030659A (ko) 칩 리드 프레임
US20020089057A1 (en) Semiconductor device including a semiconductor pellet having bump electrodes to pad electrodes of an interconnect board and method for manufacturing same
JPH1116938A (ja) 半導体装置の製造方法
US6649833B1 (en) Negative volume expansion lead-free electrical connection
JP3309832B2 (ja) 電子部品の接続構造及び接続方法
JPH11317468A (ja) 半導体装置及びその実装方法並びに半導体チップ及びその実装方法
JP3688801B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法並びにその実装方法
JPH10313022A (ja) 半導体装置
JPS6244851B2 (ja)
JPH09283555A (ja) 半導体チップの実装構造および半導体パッケージの製造方法および半導体パッケージ
JPH1167831A (ja) 半導体装置
JPH10335386A (ja) 半導体実装方法
JPH1131716A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体チップ