JPH11169065A - 肉裁断装置 - Google Patents

肉裁断装置

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JPH11169065A
JPH11169065A JP34497197A JP34497197A JPH11169065A JP H11169065 A JPH11169065 A JP H11169065A JP 34497197 A JP34497197 A JP 34497197A JP 34497197 A JP34497197 A JP 34497197A JP H11169065 A JPH11169065 A JP H11169065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
meat
plate
lattice
pressing means
Prior art date
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Pending
Application number
JP34497197A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyozo Miyagi
豊三 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOHOKU YOKI KOGYO KK
Original Assignee
TOHOKU YOKI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の切断作業により肉を交差する2方向へ
切断して所定形状に切り離す。 【解決手段】 切断手段1の板状カッター1aと押圧手
段2との間に肉Mを置いた後に、移動手段3で切断手段
1の板状カッター1a又は押圧手段2のどちらか一方を
他方へ向け移動させて、切断手段1の格子空間1s内に
押圧手段2を夫々嵌入することにより、肉Mが板状カッ
ター1aの傾斜する切断刃1dに沿って打ち抜かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば焼き鳥など
のように略同じ形状の肉片を多量に必要とする場合に使
用される肉裁断装置に関する。詳しくは、鶏肉や牛肉や
豚肉などの食肉を所定の大きさに切断する肉裁断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば焼き鳥に用いるのに鶏肉を
所定大きさに切断する場合には、1枚又は複数枚の鶏肉
をスライサーの回転刃などによって、所定幅寸法の帯状
に細長く切断した後に、これら細長い肉をそれと交差す
る方向へ再度切断することにより、四角形の肉片を作成
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の肉裁断方法では、肉を交差する2方向へ切断作
業を二度繰り返す必要があるため、切断された肉片の大
きさや形状が均一にならないばかりでなく、切断作業に
時間を要して所定大きさの肉片を短時間で供給できない
という問題がある。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、1回
の切断作業により肉を交差する2方向へ切断して所定形
状に切り離すことを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、複数の板
状カッターを格子状に組み合わせた切断手段と、この格
子状の切断手段と対向して板状カッターが出入り可能な
格子状の隙間を有し、切断手段内に区画形成された複数
の格子空間に対して出入り自在に配設した押圧手段と、
これら切断手段又は押圧手段のどちらか一方を他方へ向
け移動させて、上記格子空間内に押圧手段を夫々嵌入す
る移動手段とを備え、前記板状カッター(1a)が、移
動手段(3)によって押圧手段(2)が移動する方向へ
傾斜した切断刃(1d)を形成したことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】請求項1の発明は、切断手段の板状カッターと
押圧手段との間に肉を置いた後に、移動手段で切断手段
の板状カッター又は押圧手段のどちらか一方を他方へ向
け移動させて、切断手段の格子空間内に押圧手段を夫々
嵌入することにより、肉が板状カッターの切断刃に沿っ
て打ち抜かれるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。この実施例は、図1及び図2に示す如
く装置本体Aの上下中間位置に切断手段1を固定配備
し、この切断手段1より上方に押圧手段2を配置すると
共に、該押圧手段2を移動手段3により上記切断手段1
に向け往復動させるものである。
【0008】上記切断手段1は、例えば工具鋼などの金
属からなる複数の板状カッター1a…を交差する2方向
へ格子状に組み合わせることにより構成され、これら格
子状の板状カッター1a…の間には、複数の格子空間1
s…が区画形成される。図示例では、上側長辺に沿って
凹部1bが所定間隔毎に切欠形成された板状カッター1
a′と、下側長辺に沿って凹部1cが所定間隔毎に切欠
形成された板状カッター1a″とを、夫々複数枚ずつ用
意し、これら凹部1b…,1c…どおしを相互に嵌合さ
せることにより、図2に示す如く格子空間1s…の平面
形状が夫々正方形となる格子状に組み合わせている。
尚、格子空間1s…の平面形状は、正方形に限定され
ず、平行四辺形やひし形としたり、四角形以外のもので
あっても良い。
【0009】更に、上記板状カッター1a…の上側長辺
には、後述する移動手段3によって押圧手段2が移動す
る方向、本実施例では上下方向へ傾斜した切断刃1d…
を形成し、図示例では切断刃1d…を山形状に連続させ
ているが、これに代えて鋸歯状に連続させても良い。こ
の切断刃1d…の上方には、作業者が一点鎖線で示され
た肉Mを供給するか、或いは供給装置(図示せず)によ
り自動的に供給されるが、この際、肉Mを所定位置に置
くための位置決めガイド(図示せず)を、板状カッター
1a…間の格子空間1s…を囲むように配設しても良
い。
【0010】そして、前記装置本体Aの床板A1上に立
設した一対のアームA2,A2で上記切断手段1の周縁
部1eを支持することにより、床板A1から離して水平
に固定配置し、この切断手段1より上方には、切断刃1
d…と対向して後述する押圧手段2を配置する。
【0011】上記押圧手段2は、上記板状カッター1a
…の間に区画形成された格子空間1s…を夫々閉塞する
プラグであり、これらプラグの間には、板状カッター1
a…の切断刃1d…が出入り可能な格子状の隙間2a…
を形成する。この格子状の隙間2a…は、少なくも切断
刃1d…の上下高さ寸法より長く形成され、該隙間2a
…を介して後述する移動手段3の移動方向と直交する方
向、本実施例では左右方向へ分離されている。図示例の
場合には、これら左右方向へ分離されたプラグの上端
を、後述する移動手段3が接続される水平な連係板2b
の下面に連結して一体化させることにより、格子状の隙
間2a…を板状カッター1a…の上下高さ寸法より長く
している。
【0012】上記移動手段3は、上記切断手段1又は押
圧手段2のどちらか一方を他方へ向け移動させて、上記
板状カッター1a…間の格子空間1s…内に押圧手段2
を夫々嵌入するもので、本実施例の場合には、その駆動
源としてエアーシリンダーを使用している。上記エアー
シリンダー3は、前記装置本体Aの天井板A3に固定配
置され、作業者の手動操作か、或いは上記板状カッター
1a…の切断刃1d…上に肉Mが供給されたのを検出す
るセンサー(図示せず)からの検出信号に基づいて伸縮
動するロッド3aを有し、該ロッド3aを前記押圧手段
2のプラグが連結された連係板2bに接続する。図示例
では、エアーシリンダー3のロッド3aが装置本体Aの
天井板A3を貫通して下方に突出し、その先端を連係板
2bの上面に連結させており、この連係板2bには、天
井板A3との間に一対のスライダー3b,3bを介装し
て、ロッド3aの伸縮動により連係板2bが水平に姿勢
を保持したまま上下移動させるようにしている。
【0013】更に、上記エアーシリンダー3のロッド3
aは、エアーシリンダー3の作動初期状態で、図1の実
線に示す如く短縮して連係板2bを上昇させ、押圧手段
2のプラグ先端が記板状カッター1a…の切断刃1d…
より上方に離れて待機している。これと逆に図1及び図
2の二点鎖線に示す如く伸長して連係板2bを下降させ
た場合には、押圧手段2のプラグが格子空間1s…内に
嵌入すると同時に、該プラグ間の格子状隙間2a…内に
板状カッター1a…の切断刃1d…が嵌入し、連係板2
bをその下面が切断刃1d…より高い位置で下降を停止
させる。
【0014】一方、前記装置本体Aの床板A1上には、
上記板状カッター1a…間の格子空間1s…の直下に、
切断された肉片M1…を回収するための回収手段4を設
ける。この回収手段4は、図示例の場合、上面が開口す
る容器であるが、この容器に代えて例えばベルトコンベ
ヤなどの搬送機構を配設して、回収した切断された肉片
M1…を自動的に後工程へ搬送するようにしても良い。
【0015】次に、斯かる肉裁断装置の作動について説
明する。先ず、図1の実線に示す押圧手段2のプラグが
上方に待機する初期状態で、切断手段1を構成する板状
カッター1a…の切断刃1d…上に肉Mが供給され、こ
れに対応して手動により移動手段を構成するエアーシリ
ンダー3を始動させるか、又はセンサーにより自動的に
始動すると、そのロッド3aが図1の二点鎖線に示す如
く下降し始め、これに連動して連係板2b及び押圧手段
2のプラグも下降する。
【0016】その後、押圧手段2のプラグ先端が、切断
刃1d…上の肉Mに突き当たり、それ以降は肉Mを切断
刃1d…へ向けて下方に押圧する。その結果、格子状に
配置された板状カッター1a…の傾斜した切断刃1d…
によって肉Mは、下側から徐々に平面四角形に切断さ
れ、ついには打ち抜かれて肉片M1…に切り離される。
【0017】これに伴って、図2の二点鎖線に示す如く
押圧手段2のプラグが格子空間1s…内に嵌入すると同
時に、該プラグ間の格子状隙間2a…内に板状カッター
1a…の切断刃1d…が嵌入する。これにより、格子空
間1s…内に入り込んだ肉片M1…も抜け落ち、回収手
段4の容器にすべて回収される。
【0018】その後、移動手段のエアーシリンダー3
は、手動又は自動的にロッド3aが上昇を開始して初期
状態に戻り、それ以降は、上述した作動が繰り返され
る。
【0019】尚、前示実施例では、装置本体Aに固定配
備された切断手段1に対し、移動手段3により押圧手段
2を往復動させたが、これに限定されず、これと逆に装
置本体Aに押圧手段2を固定配備し、これに対し切断手
段1を移動手段3により往復動させても良い。この場合
には、作業者が肉Mを供給する際に、切断手段1の切断
刃1d…に接触し難くなって怪我を防止できるという効
果がある。
【0020】更に、移動手段3の駆動源としてエアーシ
リンダーを使用したが、これに限定されず、オイルシリ
ンダーなどの他の駆動源を使用したり、人力によって移
動させても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、切断手段の板状カッターと押圧手段
との間に肉を置いた後に、移動手段で切断手段の板状カ
ッター又は押圧手段のどちらか一方を他方へ向け移動さ
せて、切断手段の格子空間内に押圧手段を夫々嵌入する
ことにより、肉が板状カッターの傾斜する切断刃に沿っ
て打ち抜かれるので、1回の切断作業により肉を交差す
る2方向へ切断して所定形状に切り離せる。従って、肉
を交差する2方向へ切断作業を2回繰り返す必要がある
従来の肉裁断方法に比べ、切断された肉片の大きさを均
一にできると共に、切断作業が瞬時に完了して所定大き
さの肉片を短時間で供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す肉裁断装置の一部切
欠正面図である。
【図2】 図1の(2)−(2)線に沿える切断手段の
部分的な拡大横断平面図であり、更に一部切欠して示し
ている。
【符号の説明】
M 肉 1 切断手段 1a 板状カッター 1d 切断刃 2 押圧手段 2a 格子状の隙
間 3 移動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉(M)を所定の大きさに切断する肉裁
    断装置において、 複数の板状カッター(1a)を格子状に組み合わせた切
    断手段(1)と、 この格子状の切断手段(1)と対向して板状カッター
    (1a)が出入り可能な格子状の隙間(2a)を有し、
    切断手段(1)内に区画形成された複数の格子空間(1
    s)に対して出入り自在に配設した押圧手段(2)と、 これら切断手段(1)又は押圧手段(2)のどちらか一
    方を他方へ向け移動させて、上記格子空間(1s)内に
    押圧手段(2)を夫々嵌入する移動手段(3)とを備
    え、前記板状カッター(1a)が、移動手段(3)によ
    って押圧手段(2)が移動する方向へ傾斜した切断刃
    (1d)を形成したことを特徴とする肉裁断装置。
JP34497197A 1997-12-15 1997-12-15 肉裁断装置 Pending JPH11169065A (ja)

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