JPH11168822A - 架空送電線用スパイラルロッド - Google Patents

架空送電線用スパイラルロッド

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JPH11168822A
JPH11168822A JP9333074A JP33307497A JPH11168822A JP H11168822 A JPH11168822 A JP H11168822A JP 9333074 A JP9333074 A JP 9333074A JP 33307497 A JP33307497 A JP 33307497A JP H11168822 A JPH11168822 A JP H11168822A
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JP
Japan
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spiral rod
transmission line
power transmission
paint
luminous
Prior art date
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Pending
Application number
JP9333074A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kikuchi
均 菊池
Katsuyoshi Abe
勝義 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】架空送電線上に螺旋状に巻き付けて標示用とす
るスパイラルロッドにおいて、夜間の暗闇の中でも標示
することの可能な、架空送電線用スパイラルロッドを提
供する。 【解決手段】スパイラルロッド本体の表面に夜光(畜
光)塗料の塗布層を設け、夜間の暗闇の中で標示を行え
るようにした。スパイラルロッドが金属製(アルミ線ま
たはアルミ覆鋼線等)の場合、夜光(畜光)塗料の塗布
層を部分的に設け、その他の部分に非塗装部を設け、こ
この部分でスパイラルロッド本体と架空送電線との電気
的接触を可能にし、スパイラルロッド本体を架空送電線
と同電位にすると良い。夜光(畜光)塗料の塗布層を部
分的に設け、その他の部分に着色塗料の塗布層を設け、
夜間は勿論、昼間でも標示を行うことも可能である。こ
の場合にも非塗装部を設けことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空送電線の存在
を知らせる標示技術に関し、より具体的には、架空送電
線上に螺旋状に巻き付けて標示用とするスパイラルロッ
ドに関する。尚、この発明における架空送電線とは、架
空送電線本線は勿論のこと、架空地線をも含む意味のも
のとする。
【0002】
【従来の技術】架空送電線は、アルミ線により表面が覆
われているため、周囲の環境色に溶け込み易く、その
分、電線の存在が分かりにくい場合があり、鳥や船舶或
いは工事用機器が電線に衝突または接触する危険性があ
る。
【0003】そこで、赤色や黄色等の目立つ色彩に着色
してある塗料で表面を着色したスパイラルロッド;カラ
ースパイラルロッドを、電線上に螺旋状に巻き付け、以
て、架空送電線の存在を視覚により認識させることが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術の架
空送電線用スパイラルロッド;カラースパイラルロッド
によれば、周囲が明るい昼間の時には効果があるもの
の、夜間の暗闇の中では視覚で確認することができず、
架空送電線の標示としては機能できなかった。
【0005】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、架空送電線上に螺旋状に巻き付けて標示用とするス
パイラルロッドにおいて、夜間の暗闇の中で標示するこ
との可能な、架空送電線用スパイラルロッドを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する第
一手段としての架空送電線用スパイラルロッドは、スパ
イラルロッド本体の表面に夜光(畜光)塗料の塗布層を
設けてなり、以て、夜間の暗闇の中で発光による標示を
行えるようにしたものである。
【0007】本発明における夜光(畜光)塗料とは、残
光時間の長い(夜間を通して発光させるために最低12
時間以上は発光し続ける)夜光塗料であり、夜間の暗闇
の中で発光し続けるものとする。
【0008】スパイラルロッドは一般に金属製の例えば
アルミ線またはアルミ覆鋼線からなるため、塗料の塗布
層がスパイラルロッドの全表面に設けられた場合、スパ
イラルロッドが架空送電線から電気的に絶縁され、スパ
イラルロッドと架空送電線との間で電位差が生じる。そ
こで、夜光(畜光)塗料の塗布層をスパイラルロッドに
対して部分的に設け、その他の部分に非塗装部を設け、
この非塗装部において露出するスパイラルロッド本体と
架空送電線との電気的接触を可能にして、スパイラルロ
ッド本体を架空送電線と同電位にするのが良い。
【0009】前記のような夜光(畜光)塗料の塗布層を
設けたスパイラルロッドは、夜間の標示にのみ有効であ
るため、このものは、着色塗料の塗布層を設けた昼間標
示用のスパイラルロッドと並行して使用されることにな
る。
【0010】一方、夜光(畜光)塗料の塗布層をスパイ
ラルロッドに対して部分的に設け、その他の部分に着色
塗料の塗布層を設けてなり、以て、夜間は勿論、昼間で
も標示を行えるようにすることも可能である。この場合
においても、上記のように非塗装部を設けることが可能
である。
【0011】本発明により第二手段としては、スパイラ
ルロッド自身が夜光(畜光)顔料の混入するプラスチッ
ク系材料で形成された架空送電線用スパイラルロッドを
提供する。この手段においての夜光(畜光)顔料は、前
記の第一手段における夜光(畜光)塗料に匹敵する残光
時間を有するものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一手段におけ
る架空送電線用スパイラルロッドの具体化による実施例
を側面から示したもので、図2に同スパイラルロッドの
横断面構造を示した。
【0013】この実施例の架空送電線用スパイラルロッ
ド1は、スパイラルロッド本体2の表面に、残光時間の
長い(夜間を通して発光させるために最低12時間以上
は発光し続ける)夜光(畜光)塗料の塗布層3を設け、
そして、スパイラルロッド本体2がアルミ線またはアル
ミ覆鋼線の金属製よりなることから、夜光(畜光)塗料
の塗布層3をスパイラルロッド本体2の長手方向に任意
の間隔で部分的に設け、夜光(畜光)塗料の塗布層3に
相前後して非塗装部4を設け、この部分でスパイラルロ
ッド本体2の表面を露出するようにしてなるものであ
る。
【0014】この実施例の架空送電線用スパイラルロッ
ド1によれば、残光時間の長い(夜間を通して発光させ
るために最低12時間以上は発光し続ける)夜光(畜
光)塗料の塗布層によって、夜間の暗闇の中でも発光し
続けることができ、夜間の電線標示用としてその機能を
十分に発揮することができる。
【0015】塗料は一般に電気絶縁性であり、これを全
面に塗布すると、アルミ線またはアルミ覆鋼線よりなる
スパイラルロッド本体が架空送電線から電気的に絶縁さ
れ、若し、塗料塗布部に損傷等によって、スパイラルロ
ッド本体と架空送電線が断続的に接触して、TVI(テ
レビノイズ)やアーク発生による損傷を受け兼ねない。
その点、この実施例のように、夜光(畜光)塗料の塗布
層3と相前後して非塗装部4を設けてあるので、架空送
電線用スパイラルロッド1を架空送電線上に螺旋状に巻
き付けると、螺旋状に予備成形されたスパイラルロッド
本体2の巻き付けによる巻き締め力が発生するので、ス
パイラルロッド本体2が架空送電線の表面撚り層(アル
ミ線撚り層)に安定接触し、この接触によってスパイラ
ルロッド本体2がその非塗装部4を通じて架空送電線に
電気的に接続されて、スパイラルロッド本体2と架空送
電線とを同電位となり、延いては、前記のようなTVI
やアーク発生による損傷を防止することができる。
【0016】図3は、本発明の第二手段における架空送
電線用スパイラルロッドの具体化による実施例を側面か
ら示したものである。
【0017】この実施例の架空送電線用スパイラルロッ
ド1′は、スパイラルロッド本体の表面に夜光(畜光)
塗料の塗布層3′をスパイラルロッド本体長手方向へ任
意の間隔で部分的に設けるとともに、夜光(畜光)塗料
の塗布層3′に前後の部分で目立つ色彩;赤色や黄色の
着色塗料の塗布層5を設け、さらに、スパイラルロッド
本体がアルミ線またはアルミ覆鋼線の金属製よりなるこ
とから、夜光(畜光)塗料の塗布層3′及び着色塗料の
塗布層5に相前後して非塗装部4′を設け、この部分で
スパイラルロッド本体2の表面を露出するようにしたも
のである。
【0018】この実施例の架空送電線用スパイラルロッ
ド1′によれば、夜光(畜光)塗料の塗布層3′の発光
によって夜間の電線標示を終始行うことができ、且つま
た、着色塗料の塗布層5によって昼間の電線標示を終始
行うことができ、昼夜間の何れにおいても電線標示を行
うことが可能となる。
【0019】また、それら夜光(畜光)塗料の塗布層
3′及び着色塗料の塗布層5に相前後して非塗装部4′
を設け、この非塗装部4′にて露出されるスパイラルロ
ッド本体を架空送電線に電気的に接触させ、以て、スパ
イラルロッド本体を架空送電線と同電位となり得るよう
に工夫してある。
【0020】特に図示していないが、本発明の第三手段
の具体化による実施例として、スパイラルロッド自身を
夜光(畜光)顔料及び着色顔料の混入するプラスチック
系材料;好ましくは強靱で弾性に富むエンジニアリング
プラスチックにて螺旋状のロッドを製作した架空電線用
スパイラルロッドを提供する。
【0021】この第三のスパイラルロッドは、それ自身
を単に架空送電線上に螺旋状に巻き付けるだけで、夜間
及び昼間標示用に供することができる。また、ロッド自
身がプラスチック系材料であるので、着色塗料の塗布及
びそれによる塗布層の存在で派生するTVIやアーク発
生への対策を不要にすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、架
空送電線上に螺旋状に巻き付けて標示用とするスパイラ
ルロッドにおいて、夜間の暗闇の中でも標示することの
可能な、架空送電線用スパイラルロッドを提供するとい
う所期の課題(目的)を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一手段における架空送電線用スパイ
ラルロッドの具体化による実施例にして、架空送電線用
スパイラルロッドの中間省略状態での側面図。
【図2】図1に示す架空送電線用スパイラルロッドの横
断面図。
【図3】本発明の第二手段における架空送電線用スパイ
ラルロッドの具体化による実施例にして、架空送電線用
スパイラルロッドの中間省略状態での側面図。
【符号の説明】
1 架空送電線用スパイラルロッド 2 スパイラルロッド本体 3 夜光(畜光)塗料の塗布層 4 非塗装部 1′ 架空送電線用スパイラルロッド 3′ 夜光(畜光)塗料の塗布層 4′ 非塗装部 5 着色塗料の塗布層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架空送電線上に螺旋状に巻き付けて標示用
    とするスパイラルロッドにおいて、スパイラルロッド本
    体の表面に夜光(畜光)塗料の塗布層を設けてなる、架
    空送電線用スパイラルロッド。
  2. 【請求項2】スパイラルロッド本体に対して、夜光(畜
    光)塗料の塗布層を部分的に設け、その他の部分に非塗
    装部を設けてなる、請求項1記載の架空送電線用スパイ
    ラルロッド。
  3. 【請求項3】スパイラルロッド本体に対して、夜光(畜
    光)塗料の塗布層を部分的に設け、その他の部分に着色
    塗料の塗布層を設けてなる、請求項1記載の架空送電線
    用スパイラルロッド。
  4. 【請求項4】前記請求項3のスパイラルロッドにおい
    て、さらに非塗装部を設けてなる、架空送電線用スパイ
    ラルロッド。
  5. 【請求項5】架空送電線上に螺旋状に巻き付けて標示用
    とするスパイラルロッドにおいて、スパイラルロッド自
    身が夜光(畜光)顔料の混入するプラスチック系材料で
    形成された、架空送電線用スパイラルロッド。
JP9333074A 1997-12-03 1997-12-03 架空送電線用スパイラルロッド Pending JPH11168822A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103308A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発光体
JP6239702B1 (ja) * 2016-08-10 2017-11-29 古河電気工業株式会社 架空電線およびその製造方法

Cited By (3)

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JP2007103308A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発光体
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040217