JPH11168671A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法

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JPH11168671A
JPH11168671A JP9350123A JP35012397A JPH11168671A JP H11168671 A JPH11168671 A JP H11168671A JP 9350123 A JP9350123 A JP 9350123A JP 35012397 A JP35012397 A JP 35012397A JP H11168671 A JPH11168671 A JP H11168671A
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JP9350123A
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English (en)
Inventor
Keiichi Akagawa
圭一 赤川
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残像が発生する光検知部を持つ固体撮像装置
の残像を低減することができる固体撮像装置およびその
駆動方法を提供すること。 【解決手段】 第1のタイミングでは、光検知部1に隣
接する垂直電荷転送部16に第1電位井戸を形成し、当
該光検知部に蓄積された電荷を、転送ゲート2を通し
て、第1電位井戸へ転送し、第2のタイミングでは、第
1電位井戸に転送された電荷を、第1電位井戸が形成さ
れた部分から他の部分へ転送し、第3のタイミングで
は、第1電位井戸が形成された部分に、再度、第2電位
井戸を形成し、前記光検知部1に残存している電荷を、
転送ゲート2を通して、垂直電荷転送部の第2電位井戸
へ転送し、第3のタイミングの後のタイミングで、第1
電位井戸および第2電位井戸に転送された電荷P1,P
1’を加え合わせるように、垂直電荷転送部16に駆動
信号Φ1〜Φ7を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその駆動方法に係り、さらに詳しくは、残像低減特性
に優れた固体撮像装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン用の撮像装置としては、光
電変換によって蓄積された信号を電子ビームで走査する
撮像管が良く用いられるが、汎用の電子カメラやビデオ
カメラなどには、撮像管に比べて小型化が容易な固体撮
像装置が搭載される。
【0003】固体撮像装置としては、CCD方式のもの
が良く知られているが、その走査方法により、いくつか
の種類に区分することができる。そのうちの一つとし
て、インタライン転送方式のCCDが知られている。こ
の方式のCCDでは、フォトダイオードなどから成る光
検知部で発生した電荷を、転送ゲートを通して垂直電荷
転送部に転送し、垂直電荷転送部では、電極に所定の電
圧を順次印加することで、電位井戸を順次形成し、その
電位井戸の移動により電荷を移動し、最終的には、水平
電荷転送部を通して、出力アンプから出力端子に出力す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
ターライン方式のCCDでは、CCDの光検知部で発生
した電荷の全てを、光検知部から垂直電荷転送部へ移動
させることは困難であり、光検知部には電荷残りが生じ
ていた。たとえば1周期目の電荷の読み出し時には、C
CDの1行目の光検知部に強い光が当たっており、次の
2周期目では、全く光が当たらなかったとすると、1周
期目において、光検知部で発生した電荷の全てを、光検
知部から垂直電荷転送部へ移動させることは不可能であ
り、たとえば5%程度の電荷が光検知部に残存する。そ
の残存電荷は、次の2周期目以降の電荷の読み出し時
に、残存電荷のうちの約80%、すなわち1周期目の約
4%が残像として出力され、最後の1%は3周期目以降
に出力される。
【0005】このような残像現象を低減するように、光
検知部から垂直電荷転送部へ完全転送するための方法の
一つとして、電荷が垂直電荷転送部に転送された時点
で、光検知部としてのフォトダイオードを全て空乏化さ
せる方法がある。たとえば、光検知部が、いわゆるBP
Dと呼ばれる埋め込みフォトダイオードになっている場
合である。
【0006】しかしながら、フォトダイオードが完全に
空乏化しないPtSiショットキーダイオードを光検知
部とする赤外線CCDや、アモルファスシリコンを積層
した積層型CCD等は、残像が多いことが知られてい
る。
【0007】また、非常に細長いフォトダイオードの光
検知部を持つリニアセンサなども転送部をCCDにする
と、フォトダイオードのCCDから遠い部分の電荷がC
CDに転送されるまでに非常に長い時間を必要とし、通
常のスピードで動作させた場合には残像が発生するとい
う問題がある。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、残像が発生する光検知部を持つ固体撮像装置の残像
を低減することができる固体撮像装置およびその駆動方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る固体撮像装置は、複数の光検知部と前
記複数の光検知部で発生した電荷を読み出す駆動部とを
有する固体撮像装置であって、前記駆動部は、同じ光検
知部から2回以上に分けて電荷を取り出した後に、前記
同じ光検知部から取り出された1回目の電荷と2回目以
降の電荷とを加え合わせることを特徴とする。
【0010】前記光検知部からの電荷を読み出すための
電位井戸が形成される電荷読み出し部分を有し、前記駆
動部は、前記同じ光検知部の電荷を、前記電荷読み出し
部分に形成される第1電位井戸と第2電位井戸とに転送
した後、前記第1電位井戸と前記第2電位井戸との電荷
を加え合わせるように、前記電荷読み出し部分を制御す
ることが好ましい。
【0011】前記電荷読み出し部分が、前記光検知部に
隣接して配置された第1電荷転送部であり、前記駆動部
は、前記複数の光検知部の内の少なくとも1の第1光検
知部に隣接する第1電荷転送部に、前記第1電位井戸を
形成し、この第1光検知部に蓄積された電荷を前記第1
電位井戸に転送し、前記第1電位井戸に転送された電荷
を、第1電位井戸が形成された部分から他の部分へ転送
し、前記第1光検知部に残存している電荷を、前記第1
電位井戸が形成された部分に別に形成された第2電位井
戸に転送し、前記第1電位井戸と前記第2電位井戸との
電荷を加え合わせるように、前記第1電荷転送部に駆動
信号を供給することが好ましい。
【0012】前記光検知部と前記第1電荷転送部との接
続部には、前記各光検知部毎に転送ゲートが設けてあ
り、前記転送ゲートは、前記第1電荷転送部に電位井戸
を形成するための駆動信号に同期して、前記駆動部によ
り制御されることが好ましい。
【0013】前記光検知部が、紫外光と赤外光との少な
くとも一方を検出するセンサであることが好ましい。
【0014】前記光検知部が、マトリックス状に複数配
置され、第1方向に配置された前記光検知部の群毎に前
記第1電荷転送部が配置してあり、複数の前記第1電荷
転送部の少なくとも一方の端部を接続し、前記第1電荷
転送部を通して転送された電荷を、前記第1方向に対し
て垂直な第2方向に転送する第2電荷転送部をさらに有
することが好ましい。
【0015】前記第2電荷転送部が、第1電位井戸と第
2井戸とに転送された電荷を加え合わせるように構成し
てあることが好ましい。または、前記第1電荷転送部と
第2電荷転送部との接続部には、前記第1電位井戸およ
び第2電位井戸に転送された電荷を加え合わせるための
蓄積部をさらに設けても良い。
【0016】本発明に係る固体撮像装置の駆動方法は、
複数の光検知部で発生した電荷を読み出す固体撮像装置
の駆動方法であって、前記複数の検知部のうちの少なく
とも1つの光検知部の電荷を、2回以上に分けて取り出
した後に、前記光検知部から取り出された1回目の電荷
と2回目以降の電荷とを加え合わせることを特徴とす
る。
【0017】前記光検知部の電荷を、電位井戸を形成す
ることにより転送することが好ましい。
【0018】前記電位井戸を、光検知部の近くに配置さ
れた第1電荷転送部に形成し、最初に形成した第1電位
井戸へ、1回目の電荷の転送を行い、その後に形成した
第2電位井戸へ、2回目の電荷の転送を行い、前記第1
電位井戸と前記第2電位井戸との電荷を加え合わせるこ
とが好ましい。
【0019】さらに具体的な本発明に係る固体撮像装置
の駆動方法は、複数の光検知部と、前記各光検知部毎に
隣接して配置された転送ゲートと、前記転送ゲートに隣
接して配置された第1電荷転送部とを有する固体撮像装
置を駆動する方法において、第1のタイミングでは、複
数の光検知部のうちの少なくとも1の光検知部に隣接す
る第1電荷転送部に第1電位井戸を形成し、当該1の光
検知部に蓄積された電荷を、前記転送ゲートを通して、
前記第1電位井戸へ転送し、第2のタイミングでは、前
記第1電位井戸に転送された電荷を、第1電位井戸が形
成された部分から他の部分へ転送し、第3のタイミング
では、前記第1電位井戸が形成された部分に第2電位井
戸を形成し、前記1の光検知部に残存している電荷を、
前記転送ゲートを通して、第2電位井戸へ転送し、前記
第3のタイミングよりも後のタイミングで、前記第1電
位井戸および第2電位井戸に転送された電荷を加え合わ
せる。
【0020】
【作用】本発明に係る固体撮像装置およびその駆動方法
では、たとえば1の光検知部に光が照射されると、その
受光量に応じた信号電荷が発生する。本発明では、この
光検知部の電荷を、2回以上に分けて取り出した後に、
前記光検知部から取り出された1回目の電荷と2回目以
降の電荷とを加え合わせる。1回目の電荷の取り出しで
は、光検知部には、一部の電荷が転送されずに残るもの
とする。たとえば全体の5%程度の電荷が、残像として
残るとする。
【0021】本発明では、光検知部に残存していた約5
%程度の電荷のうちの約80%、すなわち全体の約4%
程度の電荷を、2回目の電荷の取り出しにより取り出す
ことができる。すなわち、従来の方法では、約5%程度
の電荷が光検知部に残存していたものが、本発明の方法
では、約1%程度にまで低減することができる。電荷の
取り出しを3回以上行えば、光検知部に残存している電
荷をさらに低減することができるが、2回でも十分に小
さくすることができる。
【0022】その後、1回目の電荷と2回目以降の電荷
とを加え合わせ、1つの電荷パケットとする。このた
め、この電荷パケットは、前記1の光検知部で発生した
電荷のうちの約99%以上の電荷を持ち、画像信号とし
て、良好に外部に転送することができる。
【0023】本発明において、光検知部、転送ゲート、
第1電荷転送部および第1電荷転送部を駆動する駆動部
を有する固体撮像装置を駆動する場合には、光検知部、
転送ゲートおよび第1電荷転送部の構造自体を変更する
ことなく、駆動部の回路構成を変更するのみで、残像を
低減することができ、従来に比較して大幅な設計変更を
する必要がなく、経済的でもある。
【0024】なお、このような本発明の作用効果は、光
検知部から電荷を第1電荷転送部へ転送する時間を、単
純に従来の2倍にしたとしても得られるものではない。
なぜなら、単純に転送時間を2倍にしても、転送される
べき電位井戸には、既にかなりの電荷が蓄積されるた
め、光検知部から電位井戸に向かう電位勾配がほとんど
なくなってしまい、一回の転送では約95%以上の電荷
の移動が困難であるからである。
【0025】これに対して、本発明では、電位井戸をい
ったん空にして(第1電位井戸と同じ部分に、空の第2
電位井戸を作り出し)、光検知部から電位井戸への電位
勾配を大きくし、そこに残存電荷を転送するため、光検
知部に残存している電荷を効率的に引き出すことができ
る。そのため、残像の低減を図ることができるのであ
る。
【0026】特に、光検知部が、PtSiショットキー
ダイオードやアモルファスシリコンの積層型受光部を持
つ紫外光および/または赤外光を検出するセンサである
場合には、BPD型フォトダイオードと異なり、光検知
部に残存電荷が生じやすいので、本発明の効果が大き
い。
【0027】本発明に係る固体撮像装置は、光検知部が
マトリックス状に二次元的に配置されたエリアセンサと
して応用することができるが、1次元的に配置されたリ
ニアセンサに応用することもできる。
【0028】エリアセンサでは、垂直方向の電荷の転送
を行う第1電荷転送部と共に、水平方向の電荷の転送を
行う第2電荷転送部を有するので、この第2電荷転送部
を利用して、前記第1電位井戸および第2電位井戸に転
送された電荷を加え合わせることができる。なお、第1
電荷転送部と第2電荷転送部との接続部に、前記第1電
位井戸および第2電位井戸に転送された電荷を加え合わ
せるための蓄積部をさらに有しても良い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0030】図1は本発明の1実施形態に係る固体撮像
装置の概略平面図、図2(A)は図1に示すIIA−IIA
線に沿う要部概略断面図、図2(B)は同図(A)に対
応した電荷の移動を示すタイムチャート図、図3は図1
に示す垂直駆動回路の一部を示す回路図、図4(A),
(B)は図3に示すドライバ回路を説明するための論理
回路とその真理値表、図5は本発明の他の実施形態に係
る固体撮像装置の概略平面図である。
【0031】第1実施形態 図1に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、基本
的にはインタライン転送方式の固体撮像装置であるが、
駆動部としての垂直駆動回路4に特徴を有する。なお、
図1に示す固体撮像装置では、説明の容易化のために、
複数の光検知部1が3×3のマトリックス状に配置して
あるが、実際には、数百×数百程度である。また、図1
に示す固体撮像装置では、説明の容易化のために、駆動
パルス(駆動信号)の数をΦ1〜Φ7の7つとしてある
が、実際には画素の行の数は数100行程度あるので、
駆動パルスの数も画素の行の数の2倍になる。
【0032】本実施形態の固体撮像装置では、図1に示
すように、1列毎の光検知部1の群毎に、第1電荷転送
部としての垂直電荷転送部16が垂直方向に隣接して配
置してある。また、各垂直電荷転送部16の出力端に
は、タイミング調整用ゲート電極5を介して、第2電荷
転送部としての水平電荷転送部3が水平方向に配置して
ある。水平電荷転送部3の出力端には、出力アンプ6を
介して出力端子が接続してあり、出力端子7から、各光
検出部1で発生する電荷に相当する1行(1水平ライ
ン)毎の画像信号を出力するようになっている。
【0033】各光検知部1と、各列毎の垂直電荷転送部
16とは、転送ゲート2により接続してあり、ゲート電
極11,13,15に印加される電圧に応じて、光検知
部1に発生する電荷が、垂直電荷転送部16へと転送可
能になっている。
【0034】垂直電荷転送部16の長手方向に沿った断
面を図2に示す。図2に示すように、垂直電荷転送部1
6を含めて、光検知部1(図1参照)、転送ゲート2
(図1参照)およびその他の回路は、半導体基板20上
に形成される。半導体基板20は、たとえばシリコン基
板などで構成され、垂直電荷転送部16では、図2に示
すように、基板20の表面にイオン注入法などで不純物
拡散層21が形成され、その上に熱酸化法などによる酸
化シリコン膜から成る絶縁膜22が形成され、その上
に、たとえばポリシリコン膜などで構成される電極10
〜15が形成される。なお、タイミング調整用ゲート電
極5および水平電荷転送部3のための電極も、電極10
〜15と同様にして形成される。
【0035】電極10〜15、絶縁膜22および不純物
拡散層21が、電荷結合素子(CCD)から成る垂直電
荷転送部16を構成し、電極10〜15に順次、駆動電
圧パルスを印加することで、電荷の移動が可能になる。
また、水平電荷転送部3も、電荷結合素子(CCD)で
構成してあり、その長手方向に沿って電荷の移動が可能
になっている。なお、本実施形態では、垂直電荷転送部
16における一つ置きの電極11,13,15が転送ゲ
ート2を開くためのゲート電極を兼ねており、一つの光
検出部1に対して二つの電極10,11または12,1
3または14,15が配置してある。
【0036】本実施形態において、光検知部としては、
特に限定されないが、たとえば、通常の可視光を検出す
るフォトセンサ、あるいはPtSiショットキーダイオ
ードやアモルファスシリコンの積層型受光部を持つ紫外
光および/または赤外光を検出するセンサで構成してあ
る。
【0037】本実施形態に係る固体撮像装置の垂直電荷
転送部16を構成する電極10〜15およびゲート電極
5には、駆動部としての垂直駆動回路4から、それぞれ
Φ1〜Φ7の駆動パルスが印加される。これら駆動パル
スを生成するための垂直駆動回路4の一例を図3に示
す。
【0038】本実施形態の垂直駆動回路4は、シフトレ
ジスタ21を有し、シフトレジスタ21には、スタート
パルスSTとクロック信号CLKとが外部から入力され
るようになっている。このシフトレジスタ21の出力
は、3×3の光検知部1の垂直電荷転送部16を駆動す
るための出力信号であるため、本実施形態では、3段で
あるが、実際には、光検知部1の行数に応じた数百段と
なる。本実施形態では、このシフトレジスタ21の出力
は、3つのAND回路22にそれぞれ入力され、ゲート
パルスとの論理積が個別に取られる。
【0039】AND回路22からの各出力SR1〜SR
3は、3つのドライバ23の一方の入力端子IN2へと
入力される。これらドライバ23の他方の入力端子IN
1には、外部同期信号V2,V4,V6が入力される。
外部同期信号V1,V3,V5,V7は、それぞれ駆動
信号Φ1,Φ3,Φ5,Φ7を発生し、その駆動信号
は、図1に示す電極10,12,14,5へと供給さ
れ、これらを駆動する。他の駆動信号Φ2,Φ4,Φ6
は、転送ゲート2を開閉するためのゲート電極を兼ねた
電極11,13,15を駆動するものであり、ゲートパ
ルスGTとの同期が図られると共に、図2(B)に示す
タイミングで電位井戸を形成するために、外部同期信号
V2,V4,V6との同期が図られる。このような目的
で、図3に示すドライバ23は、たとえば図4に示す回
路となっている。
【0040】図4に示すように、ドライバ23は、二つ
のNAND回路25,26と、NOR回路27と、二つ
のNOT回路28,30と、CMOS回路を構成する一
方のPMOS29およびNMOS31と、PMOS32
およびNMOS33とを有する。ドライバの入力端子I
N1は、二つのNAND回路25の第1入力端子に接続
してあると共に、NOR回路27の第1入力端子に接続
してある。入力端子IN2は、AND回路25の第2入
力端子およびNOR回路27の第2入力端子に接続して
あると共に、NOT回路28を介してNAND回路26
の第2入力端子に接続してある。
【0041】NAND回路25の出力端子は、PMOS
32のゲート電極に接続してある。PMOS32のソー
ス端子は定電圧源VHに接続してあり、ドレイン端子は
出力端子OUTに接続してある。
【0042】NAND回路26の出力端子はPMOS2
9のゲート電極に接続してあると共に、NOT回路30
を介してNMOS31のゲート電極に接続してある。P
MOS29およびNMOS31から成るCMOSのソー
ス端子は定電圧源VMに接続してあり、ドレイン端子は
出力端子OUTに接続してある。NOR回路27の出力
端子はNMOS33のゲート電極に接続してある。NM
OS33のソース端子は定電圧源VLに接続してあり、
ドレイン端子は出力端子OUTに接続してある。
【0043】定電圧源VHによりPMOS32を通して
選択的に出力端子OUTから印加される電圧VHは、た
とえば約10〜15V程度であり、図1,2に示す電極
11,13,15に作用することにより、転送ゲート2
を開ける電圧に相当する。転送ゲート2を開ける電圧が
出力端子OUTに作用するのは、図4(B)に示す真理
値表から明らかなように、入力端子IN1,IN2が共
にハイ(H)となった場合である。
【0044】定電圧源VMによりCMOSを通して選択
的に出力端子OUTから印加される電圧VMは、たとえ
ば約0〜2V程度であり、図1,2に示す電極11,1
3,15に作用することにより、垂直電荷転送部16に
電位井戸を形成する電圧に相当する。垂直電荷転送部1
6に電位井戸を形成する電圧VMが出力端子OUTに作
用するのは、図4(B)に示す真理値表から明らかなよ
うに、入力端子IN1がハイ(H)で、入力端子IN2
がロー(L)となった場合である。なお、電極10,1
2,14にも、図2(B)に示すように、電極11,1
3,15にVMが作用するタイミングで、VMが作用
し、電位井戸が形成される。
【0045】定電圧源VLによりNMOS33を通して
選択的に出力端子OUTから印加される電圧VLは、た
とえば約−15〜−10V程度であり、図1,2に示す
電極11,13,15に作用することにより、垂直電荷
転送部16に電位障壁が形成される電圧に相当する。垂
直電荷転送部16に電位障壁を形成する電圧VLが出力
端子OUTに作用するのは、図4(B)に示す真理値表
から明らかなように、入力端子IN1およびIN2が共
にロー(L)となった場合である。なお、電極10,1
2,14にも、図2(B)に示すように、電極11,1
3,15にVLが作用するタイミングで、VLが作用
し、電位障壁が形成される。
【0046】次に、垂直駆動回路4からの駆動出力信号
に基づき、垂直電荷転送部16に形成される電位井戸お
よび電位障壁のタイミングを、図2に示すチャートを用
いて説明する。まず、図1に示す固体撮像装置の3×3
の光検知部1の全体に、所定パターンの光が照射された
ものとする。その結果、その光パターンに対応して、各
光検知部1には、光量に対応する電荷が発生する。ある
いは、光が当たらない光検知部1では、電荷が発生しな
い。
【0047】たとえば電極14,15に対応する1行目
の光検知部1に光照射の結果、電荷が発生したとする。
図2(B)に示すように、第1のタイミングである時刻
T1では、垂直駆動回路4からの駆動信号Φ5,Φ6と
して、電極14,15に電位井戸を形成するための電圧
VMが供給され、且つ電極15に、転送ゲート2を開け
るための電圧VHが供給されることで、光検知部1に発
生していた電荷が、垂直電荷転送部16の電位井戸(第
1電位井戸)の中に転送される。転送された結果の電荷
をP1とする。このとき、一部の電荷が転送されずに光
検知部1に残存すると仮定する。たとえば全体の5%程
度の電荷が、光検知部1の中に残像として残るとする。
なお、時刻T1では、電極10〜13には、駆動信号Φ
1〜Φ4として、電圧VLが供給され、電位障壁が形成
してある。また、電極5にも、駆動信号Φ7として、電
圧VLが供給され、電位障壁が形成してある。水平電荷
転送部3には空の電位井戸が形成してある。なお、水平
電荷転送部3の駆動は、垂直電荷転送部4の駆動信号に
同期した駆動信号を発する水平駆動回路(図示省略)に
より行われる。
【0048】次に、図2(B)に示す第2のタイミング
である時刻T2では、垂直駆動回路4から駆動信号を、
第1電荷転送部16へ送り、電極14,15に対応する
部分に電位障壁を形成し、同時に、電極5を開き、水平
電荷転送部3に形成された電位井戸へ電荷を転送する。
【0049】その後、第3のタイミングである時刻T3
では、垂直駆動回路4から駆動信号を垂直電荷転送部1
6へ送り、電極14,15に相当する第1電位井戸が形
成された部分に、再度、第2電位井戸を形成し、転送ゲ
ート2を通して、前記光検知部1に残存している電荷
を、第2電位井戸へ電荷P1’として転送する。そのた
め、前記光検知部1に残存していた約5%程度の電荷の
うちの約80%、すなわち全体の約4%程度の電荷P
1’が、第2電位井戸へ転送され、前記光検知部1に残
存している電荷は、全体に対して約1%程度に低減する
ことができる。すなわち、従来の方法では、約5%程度
の電荷が光検知部に残存していたものが、本実施形態の
方法では、約1%程度にまで低減することができる。
【0050】その後、本実施形態では、時刻T4におい
て、垂直駆動回路4から駆動信号を、垂直電荷転送部1
6へ送り、電極14,15に電圧VLを印加し、電位障
壁を形成し、同時に電極5を開き、電荷P1’を、水平
電荷転送部の電位井戸へ転送し、前記電荷P1と加え合
わせ、1つの電荷パケットとする。なお、時刻T4で
は、同時に電極12,13に対応する垂直電荷転送部1
6にも電位井戸(第1電位井戸)を形成し、時刻T1の
場合と同様にして、転送ゲート2から、2行目の光検知
部1に発生している電荷を電位井戸へ転送する。転送さ
れた電荷をP2とする。転送された電荷P2は、前記電
荷P1に対応する。なお、時刻T2〜T4の動作は、水
平電荷転送部3での転送動作が中断する水平帰線期間中
に行われる。
【0051】次に、時刻T5では、垂直駆動回路4から
垂直電荷転送部16に駆動信号を供給することにより、
電荷P2を、電極14,15に対応する電位井戸へ移
し、同時に、水平電荷転送部3を駆動し、加算された電
荷P1+P1’を、1水平走査期間をかけて、図1に示
す出力端子7から外部に読み出す。
【0052】時刻T6では、時刻T2の場合と同様にし
て、電荷P2を水平電荷転送部3へ転送し、同時に、時
刻T3の場合と同様にして、電極12,13に対応する
2行目の光検知部1に残存している電荷を電位井戸(第
2電位井戸)へ転送する。転送された電荷をP2’とす
る。この場合にも、1行目の場合と同様にして、2行目
の光検知部1に残存している電荷は、全体に対して約1
%程度に低減することができる。
【0053】時刻T7では、前記と同様にして、電荷P
2’を電極14,15に対応する垂直電荷転送部16へ
と転送し、同時に、電極10,11に対応する部分に電
位井戸(第1電位井戸)を形成し、3行目の光検知部1
から転送ゲート2を通して電荷を転送する。転送された
電荷をP3とする。
【0054】時刻T8では、電荷P1+P1’の場合と
同様にして、水平電荷転送部3にて、電荷P2と電荷P
2’とを加え合わせ、1つの電荷パケットとする。同時
に、電荷P3を隣に形成された電位井戸へ転送する。な
お、時刻T6〜T8の動作は、水平帰線期間中に行われ
る。
【0055】時刻T9では、電荷P1+P1’の場合と
同様にして、2行目の加え合わされた電荷P2+P2’
を、1水平走査期間をかけて水平電荷転送部3から外部
に読み出す。同時に、電荷P3を、さらに隣の電位井戸
へ転送する。また同時に、時刻T3の場合と同様にし
て、電極10,11に対応する部分に再度、電位井戸
(第2電位井戸)を形成し、そこに、3行目の光検知部
1に残存している電荷を転送する。転送された電荷をP
3’とする。この場合にも、1行目の場合と同様にし
て、3行目の光検知部1に残存している電荷は、全体に
対して約1%程度に低減することができる。
【0056】時刻T10では、前記と同様にして、電荷
P3を水平電荷転送部3へ転送すると共に、電荷P3’
を隣の電位井戸へと転送する。
【0057】時刻T11では、電荷P3’を、さらに隣
の電位井戸へと転送する。
【0058】時刻T12では、電荷P1+P1’の場合
と同様にして、水平電荷転送部3において、電荷P3と
電荷P3’とを加え合わせ、一つの電荷パケットとす
る。なお、時刻T10〜T13の動作は、水平帰線期間
中に行われる。
【0059】時刻T13では、電荷P1+P1’の場合
と同様にして、2行目の加え合わされた電荷P2+P
2’を、1水平走査期間をかけて水平電荷転送部3から
外部に読み出す。
【0060】このようにして、全ての行の光検知部に発
生した電荷を、水平電荷転送部3の出力端子7から高効
率で時系列に読み出すことができる。時刻T1からT1
3までが、1周期であり、その後は、時刻T1に戻り、
同様な動作が繰り返され、2周期以降でも、P1+P
1’、P2+P2’、P3+P3’が時系列に読み出さ
れる。
【0061】したがって、本実施形態では、それぞれの
電極に対応する光検知部1で発生した電荷のうちの約9
9%の電荷P1+P1’、P2+P2’、P3+P3’
を、水平電荷転送部3の出力端子7から、画像信号とし
て、良好に外部に転送することができる。
【0062】しかも、本実施形態では、光検知部1、転
送ゲート2、垂直電荷転送部16および水平電荷転送部
3の構造自体を変更することなく、垂直駆動回路4の回
路構成を変更するのみで、残像を低減することができ、
従来に比較して大幅な設計変更をする必要がなく、経済
的でもある。
【0063】第2実施形態 本実施形態では、図5に示すように、垂直電荷転送部1
6と垂直電荷転送部3との接続部に、転送された電荷を
加え合わせるための蓄積部17をさらに有している。蓄
積部17はPN接合を用いたダイオード、もしくはCC
Dのポテンシャル井戸を用いる事で電荷を蓄積すること
ができる。蓄積部17としてPNダイオードを用いる場
合は、不純物拡散層21における蓄積部17に対応する
位置の濃度をイオン注入法などを用いて高濃度にし、ポ
テンシャルを十分深くすることで電荷の蓄積を行う。ま
た蓄積部17としてCCDのポテンシャル井戸を用いる
場合には、不純物拡散層21における蓄積部17に対応
する位置の濃度は変えないが、図5には図示していない
CCD電極をゲート電極18と19の間に配置し、その
電極の電圧を電荷蓄積時にはVMに、非蓄積時にはVL
にする事で電荷の蓄積と放出を行う。
【0064】蓄積部17の前後には、垂直電荷転送部1
6から蓄積部17へ転送するタイミングを調節するため
のゲート電極18と、蓄積部17で加え合わされた電荷
P1+P1’、P2+P2’、P3+P3’を、水平電
荷転送部3へ転送するタイミングを調節するゲート電極
19が形成してある。また、ゲート電極18,19を駆
動制御するための信号が必要となることから、垂直駆動
回路4aからは、Φ1〜Φ8の駆動信号が出力される。
その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
【0065】本実施形態では、蓄積部17で、電荷を加
え合わせる以外は、前記第1実施形態と同様な作用を有
する。蓄積部17で電荷を加え合わせることにより、加
え合わされた電荷を水平電荷転送部3へ転送するタイミ
ングの調節が確実なものとなる。
【0066】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0067】たとえば、図3,4に示す垂直駆動回路4
の回路構成は、あくまでも一例であり、これに限定され
ず、図2(A)に示すような電荷の移動を実現するため
の駆動回路であれば、どのような回路であっても良い。
【0068】また、前記第1実施形態において、垂直電
荷転送部16と水平電荷転送部3との接続部に、転送の
タイミングの確実性を上げるために、電極5を配置した
が、これら転送部16,3の駆動タイミングは、通常は
同期してあるので、必ずしもなくても良い。
【0069】さらに、上記実施形態では、光検知部を2
次元的に配置したエリアセンサについて説明したが、1
次元のリニアセンサに適用するのも容易である。また、
上記実施形態では、同じ光検知部1から、2回に分けて
垂直電荷転送部に電荷を転送したが、3回以上に分けて
転送を行えば、さらに効果があるのは言うまでもない。
ただし、2回に分けて転送を行うのみでも、上述したよ
うに、光検知部には、ほとんど残存電荷がなくなる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、固体撮像装置を構成する基本的な構造自体を変更す
ることなく、駆動部の回路構成を変更するのみで、残像
が発生する光検知部を持つ固体撮像装置の残像を、大幅
に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施形態に係る固体撮像装置
の概略平面図である。
【図2】図2(A)は図1に示すIIA−IIA線に沿う要
部概略断面図、図2(B)は同図(A)に対応した電荷
の移動を示すタイムチャート図である。
【図3】図3は図1に示す垂直駆動回路の一部を示す回
路図である。
【図4】図4は図3に示すドライバ回路を説明するため
の論理回路である。
【図5】図5は本発明の他の実施形態に係る固体撮像装
置の概略平面図である。
【符号の説明】
1… 光検知部 2… 転送ゲート 3… 水平電荷転送部(第2電荷転送部) 4,4a… 垂直駆動回路(駆動部) 5,10〜15,18,19… 電極 16… 垂直電荷転送部(第1電荷転送部) 17… 蓄積部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光検知部と前記複数の光検知部で
    発生した電荷を読み出す駆動部とを有する固体撮像装置
    であって、 前記駆動部は、同じ光検知部から2回以上に分けて電荷
    を取り出した後に、前記同じ光検知部から取り出された
    1回目の電荷と2回目以降の電荷とを加え合わせること
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光検知部からの電荷を読み出すため
    の電位井戸が形成される電荷読み出し部分を有し、 前記駆動部は、前記同じ光検知部の電荷を、前記電荷読
    み出し部分に形成される第1電位井戸と第2電位井戸と
    に転送した後、前記第1電位井戸と前記第2電位井戸と
    の電荷を加え合わせるように、前記電荷読み出し部分を
    制御する請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷読み出し部分が、前記光検知部
    に隣接して配置された第1電荷転送部であり、 前記駆動部は、前記複数の光検知部の内の少なくとも1
    の第1光検知部に隣接する第1電荷転送部に、前記第1
    電位井戸を形成し、この第1光検知部に蓄積された電荷
    を前記第1電位井戸に転送し、 前記第1電位井戸に転送された電荷を、第1電位井戸が
    形成された部分から他の部分へ転送し、 前記第1光検知部に残存している電荷を、前記第1電位
    井戸が形成された部分に別に形成された第2電位井戸に
    転送し、 前記第1電位井戸と前記第2電位井戸との電荷を加え合
    わせるように、前記第1電荷転送部に駆動信号を供給す
    る請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記光検知部と前記第1電荷転送部との
    接続部には、前記各光検知部毎に転送ゲートが設けてあ
    り、 前記転送ゲートは、前記第1電荷転送部に電位井戸を形
    成するための駆動信号に同期して、前記駆動部により制
    御される請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記光検知部が、紫外光と赤外光との少
    なくとも一方を検出するセンサである請求項1〜4のい
    ずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記光検知部が、マトリックス状に複数
    配置され、第1方向に配置された前記光検知部の群毎に
    前記第1電荷転送部が配置してあり、 複数の前記第1電荷転送部の少なくとも一方の端部を接
    続し、前記第1電荷転送部を通して転送された電荷を、
    前記第1方向に対して垂直な第2方向に転送する第2電
    荷転送部をさらに有する請求項3〜5のいずれかに記載
    の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記第2電荷転送部が、第1電位井戸と
    第2井戸とに転送された電荷を加え合わせるように構成
    してある請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記第1電荷転送部と第2電荷転送部と
    の接続部には、前記第1電位井戸および第2電位井戸に
    転送された電荷を加え合わせるための蓄積部をさらに有
    する請求項6に記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 複数の光検知部で発生した電荷を読み出
    す固体撮像装置の駆動方法であって、 前記複数の検知部のうちの少なくとも1つの光検知部の
    電荷を、2回以上に分けて取り出した後に、 前記光検知部から取り出された1回目の電荷と2回目以
    降の電荷とを加え合わせることを特徴とする固体撮像装
    置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記光検知部の電荷を、電位井戸を形
    成することにより転送する請求項9に記載の固体撮像装
    置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記電位井戸を、光検知部の近くに配
    置された第1電荷転送部に形成し、 最初に形成した第1電位井戸へ、1回目の電荷の転送を
    行い、 その後に形成した第2電位井戸へ、2回目の電荷の転送
    を行い、 前記第1電位井戸と前記第2電位井戸との電荷を加え合
    わせる請求項10に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 複数の光検知部と、前記各光検知部毎
    に隣接して配置された転送ゲートと、前記転送ゲートに
    隣接して配置された第1電荷転送部とを有する固体撮像
    装置を駆動する方法において、 第1のタイミングでは、複数の光検知部のうちの少なく
    とも1の光検知部に隣接する第1電荷転送部に第1電位
    井戸を形成し、当該1の光検知部に蓄積された電荷を、
    前記転送ゲートを通して、前記第1電位井戸へ転送し、 第2のタイミングでは、前記第1電位井戸に転送された
    電荷を、第1電位井戸が形成された部分から他の部分へ
    転送し、 第3のタイミングでは、前記第1電位井戸が形成された
    部分に第2電位井戸を形成し、前記1の光検知部に残存
    している電荷を、前記転送ゲートを通して、第2電位井
    戸へ転送し、 前記第3のタイミングよりも後のタイミングで、前記第
    1電位井戸および第2電位井戸に転送された電荷を加え
    合わせる固体撮像装置の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008125084A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Korea Electronics Telecommun 低電圧用イメージセンサ及びそのセンシング方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008125084A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Korea Electronics Telecommun 低電圧用イメージセンサ及びそのセンシング方法
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