JPH1116842A - 半導体製造装置における排気配管のドレン抜き装置 - Google Patents

半導体製造装置における排気配管のドレン抜き装置

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JPH1116842A
JPH1116842A JP16861297A JP16861297A JPH1116842A JP H1116842 A JPH1116842 A JP H1116842A JP 16861297 A JP16861297 A JP 16861297A JP 16861297 A JP16861297 A JP 16861297A JP H1116842 A JPH1116842 A JP H1116842A
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gas
exhaust pipe
pipe
semiconductor manufacturing
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JP16861297A
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Mamoru Yonekawa
守 米川
Shigeji Masuyama
茂治 増山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造装置の排気配管中で発生するドレ
ンを回収する。 【解決手段】 ドレン抜き装置20は、排気配管7中で
発生したフッ酸水溶液等のドレンが溜るドレン溜り容器
21と、このドレン溜り容器21内に配されている邪魔
板27と、ドレン溜り容器21の最下部に形成されてい
るドレン排出口26に接続されているバルブ28とを備
えている。ドレン溜り容器21は、T型を成し、Tの腕
の一方の端部開口がガス入口22を成し、Tの腕の他方
の端部開口がガス出口23を形成している。邪魔板27
は、ドレン溜り容器21のTの最上部から鉛直下方に向
かって伸びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVD(Chemical
Vapor Deposition)装置等の半導体製造装置から排気さ
れる水分を含んだガスからドレンを除く、半導体製造装
置における排気配管のドレン抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD装置としては、例えば、図6に示
すようなものがある。
【0003】このCVD装置は、特殊ガスを用いてSi
ウェハ上に成膜するCVD装置本体1と、この装置本体
1で使用した特殊ガスを引くためのポンプ3と、装置本
体1内でSiウェハ上に成膜する際に使用したデポジッ
ションガスと装置本体1内でSiウェハを洗浄する際に
使用したクリーニングガスとの排気を切り替える切替バ
ルブ4,5、装置本体1内で使用したデポジッションガ
ス中の特定成分を除害するためのデポジッションガス処
理装置6と、装置本体1内で使用したクリーニングガス
中の特定成分を除害するためのクリーニングガス処理装
置11と、ガス処理装置6,11からの排気ガスを工場
内のメイン排気ダクト8,13へ導く排気配管7,12
と、装置本体1からの排気ガスをメイン排気ダクト8へ
導く排気配管10と、を有して構成されている。
【0004】デポジッションガスには、フッ素、フッ素
系ガス、アンモニア、モノシランガス等が含まれてい
る。デポジッションガス処理装置6は、このデポジッシ
ョンガスを高温、例えば、1000℃程度まで加熱し、
有害物を除害した後、このガスに冷却水を吹き掛けて常
温にした後、排出するものである。クリーニングガスに
は、フッ素、フッ素系ガス、塩素等が含まれている。ク
リーニングガス処理装置11は、このクリーニングガス
を高温に加熱し、このガスに水をスプレーして、有害物
を除去した後、排出するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のCV
D装置のガス処理装置6,11から排出されるガス中に
は、水分が含んでおり、次第に冷却されて行く過程で、
この水分が凝縮する。もし、ガス処理装置6,11から
排出されるガスの中に僅かでもフッ素等が含まれている
と、このフッ素等が水に吸着してフッ酸水が形成されて
しまう。このフッ酸水は、非常に腐食性の高い水溶液で
あり、図7に示すように、排気配管7内で形成されたフ
ッ酸水が、工場のメイン排気ダクト8まで流れてしま
い、このメイン排気ダクト8が腐食し、孔が開いてしま
うことがある。
【0006】すなわち、従来技術では、CVD装置等の
半導体製造装置の排気配管内で生成された腐食性水溶液
が、排気ダクト等の半導体製造装置の下流側装置に流れ
込み、この装置を損傷させてしまうという問題点があ
る。
【0007】本発明は、このような従来技術に着目して
なされたもので、半導体製造装置の排気配管内で生成さ
れた腐食性水溶液が、半導体製造装置の下流側装置に流
れ込んで、この装置を損傷させてしまうのを抑制するこ
とができる、半導体製造装置における排気配管のドレン
抜き装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、半導体製造装置における排気配管のドレン抜き装置
は、排気配管からガスが入り込むガス入口と、該ガスを
前記排気配管に戻すガス出口と、該ガス入口及び該ガス
出口から鉛直下方向成分を含む方向に伸び、該ガス入口
から入り込み且つ該ガス出口から出るガスが通る空間
と、該空間の最下部にドレン排出口とが形成されている
ドレン溜り容器と、前記ドレン溜り容器の前記空間内に
配され、前記空間の最上部から該空間の最下部より所定
距離上方の位置まで伸び、該空間内に入ってきた前記ガ
スを下方向へ一旦迂回させる邪魔板と、前記ドレン排出
口に接続されているバルブと、を備えていることを特徴
とするものである。
【0009】ここで、前記半導体製造装置における排気
配管のドレン抜き装置において、前記排気配管から前記
ガスが入り込む上流側口、及び、前記ドレン溜り容器の
前記ガス入口に接続されている下流側口を有する上流側
配管と、前記ドレン溜り容器の前記ガス出口に接続され
ている上流側口、及び該ドレン溜り容器からの前記ガス
を前記排気配管に出す下流側口を有する下流側配管と、
を備え、前記上流側配管は、該上流側配管の前記上流側
口よりも前記下流側口の方が低い位置に位置し、該上流
側口と該下流側口との間に、鉛直下方に下がる鉛直部及
び/又は前記ドレン溜り容器に近づくに連れて次第に下
がってゆくテーパ部が形成され、前記下流側配管は、該
下流側配管の前記上流側口よりも前記下流側口の方が高
い位置に位置し、該上流側口と該下流側口との間に、鉛
直上方に上がる鉛直部及び/又は前記ドレン溜り容器か
ら遠ざかるに連れて次第に上がってゆくテーパ部が形成
されているものであってもよい。
【0010】また、以上の各半導体製造設備における排
気配管のドレン抜き装置において、前記ドレン溜り容器
を冷却する冷却手段を備えているものであってもよい。
【0011】さらに、以上の各半導体製造設備における
排気配管のドレン抜き装置において、前記バルブには、
前記ドレン溜り容器の前記ドレン排出口から出てきた前
記ドレンを目的の位置に導く配管又はチューブが接続さ
れているものであってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種実施形態
について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、各種
実施形態を説明するにあたり、各図ごとにおいて同一部
位には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。ま
た、本発明に係る各種実施形態は、全て、図6を用いて
前述したCVD装置に適用したものである。
【0013】まず、図1及び図2を用いて、本発明に係
る第1の実施形態としてのドレン抜き装置について説明
する。図1に示すように、この実施形態のドレン抜き装
置20は、デポジッションガス処理装置6からの排気ガ
スを工場内のメイン排気ダクト8へ導く排気配管7中の
水平部分であって、メイン排気ダクト8側に設けられて
いる。
【0014】このドレン抜き装置20は、図2に示すよ
うに、排気配管7中で発生したフッ酸水溶液等のドレン
が溜るドレン溜り容器21と、このドレン溜り容器21
内に配されている邪魔板27と、ドレン溜り容器21の
最下部に形成されているドレン排出口26に接続されて
いるバルブ28と、このバルブ28に接続されているチ
ューブ29とを備えている。
【0015】ドレン溜り容器21は、T型配管24と、
容器21の底を形成するコーン25とを有して形成さて
いる。T型配管24のTの腕の一方の端部の開口は、ガ
ス入口22を成し、Tの腕の他方の端部の開口は、ガス
出口23を形成している。また、Tの脚部の下端部に
は、前述したコーン25が溶接されており、容器の底を
形成している。このコーン25の頂点に該当する箇所、
つまりコーン25の最下部に、ドレン排出口26が形成
されている。このドレン溜り容器21は、排気配管7の
水平部分に切り込まれ、T型配管24のTの脚部が鉛直
下方に伸びるよう、容器のガス入口22及びガス出口2
3が排気配管7にそれぞれ溶接で接続されている。T型
配管24のTの腕部分の配管内径D、つまりガス入口径
D及びガス出口23径Dは、排気配管7の内径Dと一致
している。また、T型配管24のTの脚部の配管内径D
1は、排気配管7の内径Dと同じであるか、僅かに大き
い。具体的に、T型配管24のTの脚部の配管内径D1
は、排気配管7の内径Dの1.2〜1.6倍(D1=
(1.2〜1.6)×D)程度であることが好ましい。ドレン溜
り容器21の鉛直方向の長さLは、排気配管7の内径D
の3〜4倍(L=(3〜4)×D)程度である。水平方向に
対するコーン底部25の角度αは、30°〜40°であ
る、言い替えると、コーン底部25の頂角は、120°
〜100°である。
【0016】邪魔板27は、その長さが、ドレン溜り容
器21の鉛直方向の長さLの0.5〜0.8倍程度で、
その幅が、ドレン溜り容器21のTの脚部の配管内径D
1と一致している。この邪魔板27は、ドレン溜り容器
21のTの脚部の最上部からTの脚部のコーン底部25
に向かって伸びるよう、ドレン溜り容器21内に設けら
れている。
【0017】次に、この実施形態におけるドレン抜き装
置20の作用について説明する。デポジッションガス処
理装置6からの排気ガスには、フッ素が含まれていると
すると、この排気ガスが排気配管7を通って自然冷却さ
れる過程で、排気ガス中の水分は水と成り、フッ素は水
に溶け込んで、フッ酸水溶液が形成される。この水溶液
のうち、大きな滴は、排気配管7の内周面下部を伝っ
て、ドレン溜り容器21のガス入口22からドレン溜り
容器21内に入る。ドレン溜り容器21内に入ったフッ
酸水溶液滴は、ドレン溜り容器21の内周面を伝って、
ドレン溜り容器21のコーン底部25に溜る。また、フ
ッ酸水溶液のうち、比較的小さく、ガス中に浮遊してい
る滴は、ガスと共にドレン溜り容器21のガス入口22
からドレン溜り容器21内に入る。ドレン溜り容器21
内に入ったガスは、ドレン溜り容器21内の邪魔板27
より、鉛直下方に向い、ガス中に浮遊している滴の一部
は、慣性力により、そのまま直進して、邪魔板27に衝
突し、次第に大きな滴となり、最終的には、邪魔板27
の表面を伝って落ちて行きコーン底部25に溜る。ドレ
ン溜り容器21内を鉛直下方に進んだガスは、コーン底
部25で向きを変え、鉛直上方に向かい、さらに、ドレ
ン溜り容器21のTの腕の部分で、水平方向に向きを変
えて、ドレン溜り容器21のガス出口23から出る。ガ
ス中に浮遊している滴の一部は、ドレン溜り容器21内
でガスが向きを変える部分、つまり、コーン底部25及
びTの腕の部分においても、直進し、ドレン溜り容器2
1を形成する壁面又はドレン液面に衝突して、次第に大
きな滴となり、最終的に、コーン底部25に溜る。
【0018】従って、ドレン抜き装置20内に、ガスと
共に入ってきた水溶液は、ほとんどがドレン溜り容器2
1のコーン底部25に溜り、ガスは、水溶液が除かれた
状態で排気される。このため、このドレン抜き装置20
の下流側に接続されているメイン排気ダクト8内に水溶
液が流れ込むことは、ほとんどなく、メイン排気ダクト
8の腐食による損傷を抑制することができる。
【0019】ドレン溜り容器21のコーン底部25に、
水溶液(ドレン)がある程度溜ると、ドレン溜り容器2
1の下部に設けられているバルブ28を開き、コーン底
部25に溜っていたドレンをドレン排出口26から容器
外に排出し、チューブ29によって、目的の箇所、例え
ば、ドレン回収容器等に送る。
【0020】次に、本発明に係る第2実施形態としての
ドレン抜き装置について、図3を用いて説明する。この
実施形態のドレン抜き装置20aは、第1の実施形態に
おけるドレン溜り容器21の外周に冷却ジャケット30
と設けたと共に、ドレン溜り容器21のガス入口22及
びガス出口23にそれぞれフランジ22a,23aを設
けたもので、その他に関しては、第1の実施形態と同様
である。
【0021】冷却ジャケット30には、冷却水を冷却ジ
ャケット30内に供給する冷却水供給配管31aと、冷
却ジャケット30内の冷却水を排出する冷却水排出配管
31bとが接続されている。
【0022】この実施形態は、基本的に第1の実施形態
と同じなので、第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができると共に、ドレン溜り容器21が冷却ジャケット
30内の冷却水で冷され、ドレン溜り容器21内のガス
に含まれている水分が積極的に液化されるので、排気配
管7を通ってきたガス中から、より効率的にドレンを回
収することができる。なお、ここでは、冷却ジャケット
30を設けたが、この換わりに、ドレン溜り容器21の
外周面に冷却水を直接噴霧するスプレーを設けても、基
本的に同様の効果を得ることができる。また、この実施
形態では、排気配管7とフランジ22a,23aで接続
されているので、ドレン溜り容器21が腐食しても、比
較的容易に、ドレン溜り容器21を交換することができ
る。
【0023】次に、本発明に係る第3の実施形態として
のドレン抜き装置について、図4を用いて説明する。こ
の実施形態のドレン抜き装置20bは、第1の実施形態
のドレン抜き装置と、クランク型の二つのガス配管3
2,33とを備えているものである。
【0024】二つのガス配管32,33のうち、一方の
ガス配管(以下、上流側ガス配管とする。)32の上流
側口32aは、水平部分の排気配管7に接続され、上流
側ガス配管32の下流側口32bは、ドレン溜り容器2
1のガス入口22に接続されている。また、二つのガス
配管32,33のうち、他方のガス配管(以下、下流側
ガス配管とする。)33の上流側口33aは、ドレン溜
り容器21のガス出口23に接続され、下流側ガス配管
33の下流側口33bは、水平部分の排気配管7に接続
されている。クランク型を成す上流側ガス配管32及び
下流側ガス配管33の中間部分は、いずれも鉛直方向に
伸び、そこが鉛直部32c,33cを形成している。
【0025】すなわち、この実施形態では、上流側ガス
配管32と、ドレン溜り容器21のTの腕部分と、下流
側ガス配管33とで、U字型を形成している。
【0026】このように、ドレン溜り容器21の上流側
と下流側とに、それぞれ、クランク型のガス配管32,
33を設けたので、ガス配管32,33の屈曲部におい
て、ガス中に浮遊している比較的小さい水溶液滴をガス
配管内壁で捕らえることができ、しかも、ドレン溜り容
器21は、U字型の底部に設けられているので、ガス配
管内壁で捕らえた水溶液滴をドレン溜り容器21内に効
果的に回収することができる。
【0027】なお、この実施形態において、上流側ガス
配管32及び下流側ガス配管33は、それぞれ鉛直部3
2c,33cを有しているが、この換わりに、ドレン溜
り容器21に近づくに連れて、次第に下方に向かうテー
パ部を有していてもよい。
【0028】次に、本発明に係る第4の実施形態として
のドレン抜き装置について、図5を用いて説明する。こ
の実施形態のドレン抜き装置20cも、第3の実施形態
と同様に、第1の実施形態のドレン抜き装置と、クラン
ク型の二つのガス配管34,33とを備えているもので
ある。
【0029】二つのガス配管32,33のうち、一方の
ガス配管(以下、上流側ガス配管とする。)34は、変
形クランク型のガス配管で、その上流側口34aは、水
平部分の排気配管7に接続され、上流側ガス配管34の
下流側口34bは、ドレン溜り容器21のガス入口22
に接続されている。また、二つのガス配管34,33の
うち、他方のガス配管(以下、下流側ガス配管とす
る。)33の上流側口33aは、ドレン溜り容器21の
ガス出口23に接続され、下流側ガス配管33の下流側
口33bは、水平部分の排気配管7に接続されている。
変形クランク型を成す上流側ガス配管34は、その上流
側口34aからドレン溜り容器21に近づくに連れて次
第に下方に向かうテーパー部34dと、このテーパー部
34dの下流端から鉛直下方に下がる鉛直部34cを有
している。また、下流側ガス配管33の中間部分は、第
3の実施形態と同様、鉛直部33cを形成している。
【0030】この実施形態においても、第3の実施形態
と同様に、ガス配管34,33の屈曲部において、ガス
中に浮遊している比較的小さい水溶液滴をガス配管内壁
で捕らえることができ、しかも、ガス配管内壁で捕らえ
た水溶液滴をドレン溜り容器21内に効果的に回収する
ことができる。
【0031】なお、この第4の実施形態及び前述した第
3の実施形態に関しても、第2の実施形態と同様に、ド
レン溜り容器20のガス入口22及びガス出口23に、
さらにガス配管32,33,34の両端部に、フランジ
を設けてもよい。さらに、ドレン溜り容器20の外周
に、さらにはガス配管の外周に、冷却ジャケット又は冷
却スプレーを設けてもよい。
【0032】また、以上の各種実施形態において、ドレ
ン抜き装置20,20a,20b,20cは、いずれ
も、デポジッションガス処理装置6とメイン排気ダクト
8との間の排気管7に設けたが、クリーニングガス処理
装置11とメインダクト13との間の排気管12に設け
てもよい。さらに、以上の実施形態において、半導体製
造装置は、いずれもCVD装置であるが、フッ素系ガス
や塩素系ガスを使用するエッチング装置であってもよ
い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、半導体製造装置から伸
びる排気配管中で液化したドレンのうち、比較的大きな
滴は、ガス入口からドレン溜り容器内に入り、ドレン溜
り容器の内周面を伝って、ドレン溜り容器の底に溜り、
比較的小さくガス中に浮遊している滴は、ガスと共にガ
ス入口からドレン溜り容器内に入るものの、邪魔板に衝
突し、次第に大きな滴となり、最終的には、邪魔板の表
面を伝って落ちて行き、ドレン溜り容器の底に溜る。従
って、ドレン抜き装置内に、ガスと共に入ってきた滴
は、ほとんどがドレン溜り容器の底に溜り、ガスは、水
溶液が除かれた状態で排気される。このため、このドレ
ン抜き装置の下流側に接続されている装置に水溶液が流
れ込むことは、ほとんどなく、下流側装置の腐食による
損傷を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての半導体製
造装置における排気配管のドレン抜き装置の側面図であ
る。
【図2】本発明に係る第1の実施形態としての半導体製
造装置における排気配管のドレン抜き装置の断面図であ
る。
【図3】本発明に係る第2の実施形態としての半導体製
造装置における排気配管のドレン抜き装置の側面図であ
る。
【図4】本発明に係る第3の実施形態としての半導体製
造装置における排気配管のドレン抜き装置の側面図であ
る。
【図5】本発明に係る第4の実施形態としての半導体製
造装置における排気配管のドレン抜き装置の側面図であ
る。
【図6】半導体製造(CVD)装置の系統図である。
【図7】従来の半導体製造装置における排気配管の側面
図である。
【符号の説明】
1…CVD装置本体、6…デポジッションガス処理装
置、7,12…排気配管、8,13…メイン排気ダク
ト、11…クリーニングガス処理装置、20,20a,
20b,20c…ドレン抜き装置、21…ドレン溜り容
器、22…ガス入口、23…ガス出口、22a,23a
…フランジ、24…T型配管、25…コーン底部、26
…ドレン排出口、27…邪魔板、28…バルブ、29…
チューブ、30…冷却ジャケット、32,34…上流側
ガス配管、32a,34a…(上流側ガス配管の)上流
側口、32b,34b…(上流側ガス配管の)下流側
口、32c,34c…(上流側ガス配管の)鉛直部、3
4d…テーパー部、33…下流側ガス配管、33a…
(下流側ガス配管の)ガス入口、33b…(下流側ガス
配管の)ガス出口、33c…(下流側ガス配管の)鉛直
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体製造装置から排気される、水分を含
    んだガスを通す排気配管に設けられ、該ガス中の水分が
    液化したドレンを除く、半導体製造装置における排気配
    管のドレン抜き装置において、 前記排気配管から前記ガスが入り込むガス入口と、該ガ
    スを前記排気配管に戻すガス出口と、該ガス入口及び該
    ガス出口から鉛直下方向成分を含む方向に伸び、該ガス
    入口から入り込み且つ該ガス出口から出るガスが通る空
    間と、該空間の最下部にドレン排出口とが形成されてい
    るドレン溜り容器と、 前記ドレン溜り容器の前記空間内に配され、前記空間の
    最上部から該空間の最下部より所定距離上方の位置まで
    伸び、該空間内に入ってきた前記ガスを下方向へ一旦迂
    回させる邪魔板と、 前記ドレン排出口に接続されているバルブと、 を備えていることを特徴とする半導体製造装置における
    排気配管のドレン抜き装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体製造装置における排
    気配管のドレン抜き装置において、 前記排気配管から前記ガスが入り込む上流側口、及び、
    前記ドレン溜り容器の前記ガス入口に接続されている下
    流側口を有する上流側配管と、 前記ドレン溜り容器の前記ガス出口に接続されている上
    流側口、及び該ドレン溜り容器からの前記ガスを前記排
    気配管に出す下流側口を有する下流側配管と、 を備え、 前記上流側配管は、該上流側配管の前記上流側口よりも
    前記下流側口の方が低い位置に位置し、該上流側口と該
    下流側口との間に、鉛直下方に下がる鉛直部及び/又は
    前記ドレン溜り容器に近づくに連れて次第に下がってゆ
    くテーパ部が形成され、 前記下流側配管は、該下流側配管の前記上流側口よりも
    前記下流側口の方が高い位置に位置し、該上流側口と該
    下流側口との間に、鉛直上方に上がる鉛直部及び/又は
    前記ドレン溜り容器から遠ざかるに連れて次第に上がっ
    てゆくテーパ部が形成されている、 ことを特徴とする半導体製造装置における排気配管のド
    レン抜き装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2のいずれか一項に記載の半
    導体製造設備における排気配管のドレン抜き装置におい
    て、 前記ドレン溜り容器を冷却する冷却手段を備えているこ
    とを特徴とする半導体製造設備における排気配管のドレ
    ン抜き装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載の半
    導体製造設備における排気配管のドレン抜き装置におい
    て、 前記バルブには、前記ドレン溜り容器の前記ドレン排出
    口から出てきた前記ドレンを目的の位置に導く配管又は
    チューブが接続されていることを特徴とする半導体製造
    装置における排気配管のドレン抜き装置。
JP16861297A 1997-06-25 1997-06-25 半導体製造装置における排気配管のドレン抜き装置 Pending JPH1116842A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015214746A (ja) * 2014-04-21 2015-12-03 東京エレクトロン株式会社 排気システム
KR101643139B1 (ko) * 2015-12-28 2016-07-27 주식회사 우진아이엔에스 반도체 제조설비용 배기관의 드레인포켓
JP2019161130A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社東芝 成膜装置

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