JPH11167688A - 所在管理システム - Google Patents

所在管理システム

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JPH11167688A
JPH11167688A JP9352195A JP35219597A JPH11167688A JP H11167688 A JPH11167688 A JP H11167688A JP 9352195 A JP9352195 A JP 9352195A JP 35219597 A JP35219597 A JP 35219597A JP H11167688 A JPH11167688 A JP H11167688A
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JP
Japan
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management
gate
area
person
managed
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JP9352195A
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English (en)
Inventor
Yasunaga Kobayashi
康永 小林
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院や特別養護老人ホームにおいて、各管理
対象者に応じた管理内容で管理を行うことのできる所在
管理システムを提供する。 【解決手段】 中央処理装置2の警報出力手段は、トラ
ンスポンダ5からのIDコード信号を受信した検知ゲー
ト(12、11、31、32)が、IDコード信号から
特定される管理対象者についてエリア設定手段によって
設定された行動エリアを区画する管理境界線上の検知ゲ
ートであるとき、管理対象者が行動エリアから出たと判
断して警報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や特別養護老
人ホーム等の施設における、人の所在を管理するシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】病院や特別養護老人ホーム等の施設で
は、アルツハイマーや脳血管障害後遺症による痴呆性を
有する人が、施設内のみならず施設を抜け出して外を徘
徊するという問題が生じている。かかる対象者は、いつ
徘徊により施設の外へ出ていくかわからないため、看護
スタッフはいつもその居場所に注意を払わなければなら
ない。これは精神的且つ肉体的に看護スタッフの大きな
負担となる。また、そのために、対象者が外へ出たこと
に看護スタッフが気付かない場合もある。このような場
合において、対象者が施設の外に出てから相当な時間が
経過した後に看護スタッフが対象者不在に気付いた場合
は、行き先がわからず広い範囲を捜索しなければならな
い。このような対象者の捜索は看護スタッフのさらなる
大きな負担となるのみならず、発見するまでに時間がか
かれば、対象者が生命の危険にさらされる可能性も大き
くなる。
【0003】そこで、かかる対象者の行動を看護スタッ
フに代わって監視するシステムが提案されている。例え
ば、特開平8−212475号公報には、送信機から送
信された電波信号を、対象者の衣服に付けたトランスポ
ンダが受信して応答信号を返すことにより、監視場所へ
の対象者の出入りを確実に検知する監視システムが開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の監
視システムを、例えば病院等の施設で多くの患者を管理
する場合に適用すると、ある特定の出入口に設置された
検知手段がトランスポンダを携帯した患者の全てを検知
し、その度に警報が出力される。すなわち、当該監視シ
ステムでは各患者に対して同一レベルでの監視が行われ
ている。しかしながら、そもそも各患者はそれぞれ異な
る病気を抱え、その病状の程度も異なるため、監視上の
留意点もそれぞれの患者で異なる。ところが上記管理シ
ステムでは、一律に警報が出力されるため、病状が軽度
で重要監視対象者でない患者にとっては必要以上に行動
制限を受けることになる。また、管理者は必要以上に警
報を受け取ることになる。結局、従来の監視システム
は、全員一律に監視を行うだけで、各患者に応じた細か
い「管理」を行うことはできなかった。従って、管理す
る側にとって、また管理される側にとっても、快適な管
理システムにはなり得なかった。
【0005】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、各管理対象者に応じた管理内容で管理を行うことの
できる所在管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の所在管理システ
ムは、少なくとも1つの管理上のエリアからなる管理領
域において管理対象者の所在を管理するシステムであっ
て、管理対象者に携帯され、当該管理対象者に対応した
固有の信号を発信するトランスポンダと、前記エリア間
の管理境界線上及び前記管理領域と管理領域外との管理
境界線上に設置されたアンテナを有し、前記トランスポ
ンダから発信される固有の信号を受信する検知ゲート
と、前記検知ゲートに接続された中央処理装置とを備
え、前記中央処理装置は、前記管理対象者ごとの行動エ
リアを設定するエリア設定手段と、前記固有の信号を受
信した検知ゲートが、前記固有の信号から特定される管
理対象者について前記エリア設定手段によって設定され
た行動エリアを区画する管理境界線上の検知ゲートであ
るとき警報を出力する警報出力手段とを備えたものであ
る(請求項1)。上記の所在管理システムにおいては、
管理対象者に対応した固有の信号がトランスポンダから
発信され、発信された信号は検知ゲートによって検知さ
れる。中央処理装置の警報出力手段は、トランスポンダ
からの固有の信号を受信した検知ゲートが、固有の信号
から特定される管理対象者についてエリア設定手段によ
って設定された行動エリアを区画する管理境界線上の検
知ゲートであるとき、管理対象者が行動エリアから出た
と判断して警報を出力する。
【0007】また、上記所在管理システム(請求項1)
において、トランスポンダは、これを携帯する管理対象
者の識別コードを有し、その識別コード信号を前記固有
の信号として発信し、検知ゲートは固有のアドレスコー
ドを有し、受信した識別コード信号を自己のアドレスコ
ード信号と共に前記中央処理装置に送るものであっても
よい(請求項2)。この場合、中央処理装置は、識別コ
ード信号から管理対象者を特定し、アドレスコード信号
から当該管理対象者の検知場所を特定する。
【0008】また、上記所在管理システム(請求項2)
において、中央処理装置は、識別コードに対応した管理
対象者の個人情報及び前記アドレスコードに対応した検
知ゲートのゲート情報を記憶する記憶装置を含むもので
あってもよい(請求項3)。この場合、中央処理装置
は、記憶装置に記憶されたデータに基づいて、識別コー
ドから氏名、性別、年齢、病状等の詳細な個人情報を読
み取り、また、アドレスコードからゲート情報、すなわ
ち検知ゲートの場所を読み取る。
【0009】また、上記所在管理システム(請求項3)
において、警報出力手段は、警報を画面上に出力する表
示部を有し、当該表示部には、識別コード信号を受信し
た検知ゲートのゲート情報に含まれるゲート名称と、そ
の受信時刻と、当該識別コードに対応した個人情報に含
まれる管理対象者の氏名とが表示されるものであっても
よい(請求項4)。この場合、管理者(看護スタッフ)
は、表示部に表示されたデータから、誰が、何時、どこ
の検知ゲートを通ったかを即座に把握することができ
る。
【0010】また、上記所在管理システム(請求項4)
において、中央処理装置は、警報が出力された後に、当
該警報に係る識別コード信号を受信した検知ゲートのゲ
ート名称を前記表示部に表示するものであってもよい
(請求項5)。この場合、設定された行動エリアから出
た管理対象者のその後の行動が表示される。
【0011】また、上記所在管理システム(請求項1)
において、警報出力手段は、警報に係る管理対象者を管
理する管理者の携帯ベルに警報信号を出力するものであ
ってもよい(請求項6)。この場合、中央処理装置が設
置された場所に管理者がいなくても、警報の発令を遅滞
なく通知することができる。
【0012】また、上記所在管理システム(請求項1)
において、エリア設定手段は、行動エリアを時刻に応じ
て設定するものであってもよい(請求項7)。この場
合、管理対象者の1日の行動癖等に合わせて適切な管理
を行うことができる。
【0013】また、上記所在管理システム(請求項1)
において、警報出力手段は、同一のトランスポンダから
の信号が所定時間連続して検出されないとき警報を出力
するものであってもよい(請求項8)。この場合、管理
対象者が特定の場所(トイレ等)に倒れている状態を警
報によって通知することができるので、迅速な介護を行
うことができる。
【0014】また、上記所在管理システム(請求項1)
において、警報出力手段は、警報出力中に同一管理対象
者についての再度の警報出力を禁止するものであっても
よい(請求項9)。この場合、同一の管理対象者の行動
に複数の看護スタッフが煩わされることがなく、合理的
な管理を行うことができる。
【0015】また、上記所在管理システム(請求項1)
において、検知ゲートは、アンテナに接続された送受信
機と通信インタフェースとを含み、送受信機と中央処理
装置とは通信ネットワークを介して接続されているもの
であってもよい(請求項10)。この場合、中央処理装
置は、検知ゲートをアドレスコードによって認識するこ
とができるので、検知ゲートの変更や増設が容易であ
る。また、配線も共通の通信ケーブルが使える。
【0016】また、本発明の所在管理システムは、少な
くとも1つの管理上のエリアからなる管理領域において
管理対象者の所在を管理するシステムであって、管理対
象者に携帯され、当該管理対象者に対応した固有の信号
を発信するトランスポンダと、前記エリア間の管理境界
線上及び前記管理領域と管理領域外との管理境界線上に
設置されたアンテナを有し、前記トランスポンダから発
信される固有の信号を受信する検知ゲートと、前記検知
ゲートに接続された中央処理装置とを備え、前記中央処
理装置は、前記管理対象者ごとに通過を許可する検知ゲ
ートを設定する通過ゲート設定手段と、前記固有の信号
を受信した検知ゲートが、前記固有の信号から特定され
る管理対象者について前記通過ゲート設定手段によって
設定された検知ゲート以外の検知ゲートであるとき警報
を出力する警報出力手段とを備えたものであってもよい
(請求項11)。上記の所在管理システムにおいては、
管理対象者に対応した固有の信号がトランスポンダから
発信され、発信された信号は検知ゲートによって検知さ
れる。中央処理装置の警報出力手段は、トランスポンダ
からの固有の信号を受信した検知ゲートが、固有の信号
から特定される管理対象者について通過ゲート設定手段
によって設定された検知ゲート以外の検知ゲートである
とき、管理対象者が行動エリアから出たと判断して警報
を出力する。
【0017】また、本発明の所在管理システムは、少な
くとも1つの管理上のエリアからなる管理領域において
管理対象者の所在を管理するシステムであって、管理対
象者に携帯され、当該管理対象者に対応した固有の信号
を発信するトランスポンダと、前記管理領域内の各エリ
アに設置され、前記トランスポンダから発信される固有
の信号を受信する検知ゲートと、前記検知ゲートに接続
された中央処理装置とを備え、前記中央処理装置は、前
記管理対象者ごとの行動エリアを設定するエリア設定手
段と、前記固有の信号を受信した検知ゲートにより場所
を特定し、当該検知ゲートが受信した固有の信号から管
理対象者を特定して、その記録・表示を行う記録・表示
手段と、前記場所が、前記固有の信号から特定される管
理対象者について前記エリア設定手段によって設定され
た行動エリア外であるとき警報を出力する警報出力手段
とを備えたものであってもよい(請求項12)。上記の
所在管理システムにおいては、管理対象者に対応した固
有の信号がトランスポンダから発信され、発信された信
号は検知ゲートによって検知される。中央処理装置の記
録・表示手段は、前記固有の信号を受信した検知ゲート
により場所を特定し、当該検知ゲートが受信した固有の
信号から管理対象者を特定して、その記録・表示を行
う。また、中央処理装置の警報出力手段は、トランスポ
ンダからの固有の信号を受信した検知ゲートが、固有の
信号から特定される管理対象者についてエリア設定手段
によって設定された行動エリア外であるとき警報を出力
する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
る所在管理システムの構成を示すブロック図である。図
において、本システムは、大きく分けると、検知部1、
管理部としての中央処理装置2及び通信部3の3ブロッ
クと、当該システムにより管理される管理対象者4の履
き物の底に設けられたトランスポンダ5により構成され
ている。
【0019】検知部1は管理対象者4の所在を検知する
部分であり、複数個の送受信機11及びこれらの各々に
接続されたアンテナ12を有している。アンテナ12は
コイルアンテナであり、管理領域の玄関や通用口、門等
のゲートの床面に設置される。床面に設置したのは、通
行の妨げにならず、かつ、ゲートの幅方向に広く検知で
きることを考慮したためである。また、上記のようにト
ランスポンダ5を管理対象者4の履き物に取り付けたの
は、床面に設置されたアンテナ12との良好な送受信を
図るためである。中央処理装置2は管理用ホストパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンという。)21及び
ディスプレイ(表示部)22により構成され、ナースセ
ンタや管理事務所等に設置される。パソコン21は記憶
装置(ハードディスク等)を有しており、当該記憶装置
には所在管理システムのソフトウェアや以下に述べる各
種設定データが記憶される。
【0020】通信部3は、検知部1の検知情報を中央処
理装置2へ送る部分であり、送受信機11の各々と接続
された複数個の通信インタフェース31と、パソコン2
1と接続された通信インタフェース32とを有し、各通
信インタフェース間は通信ケーブル33により接続さ
れ、1つの通信ネットワークを構成している。通信イン
タフェース31は対応する送受信機11が受信した信号
を自己のアドレスコード信号と共に通信インタフェース
32に送り、当該通信インタフェース32は受け取った
信号をパソコン21に送る。
【0021】トランスポンダ5は、より軽量・小型とし
て管理対象者に違和感無く装着してもらうために、電池
を内蔵しない電池レスタイプを使用する。このトランス
ポンダ5は、図示しないIC回路、コンデンサ及びコイ
ルアンテナからなる送受信アンテナにより構成され、I
C回路には管理対象者4のIDコード(管理対象者の識
別コード)が記憶させてある。トランスポンダ5は送受
信機11から周期的に送信された一定の電波を受信し
て、そのエネルギーを電力としてコンデンサに蓄える。
送受信機11からの電波の送信が途絶えると、これをト
ランスポンダ5が検出し、蓄えた電力によりIDコード
信号を送信する。送信されたIDコード信号はアンテナ
12及び送受信機11により受信され、通信インタフェ
ース31を介してそのアドレスコード信号と共に通信イ
ンタフェース32に送られる。通信インタフェース32
は、送られてきたIDコード信号と通信インタフェース
31のアドレスコード信号とをパソコン21に送る。従
って、パソコン21は、IDコード信号から管理対象者
が誰であるか、また、通信インターフェース31のアド
レスコード信号からどのアンテナ12すなわち、どの場
所からの信号かを識別し、信号が送られてきた時刻と共
に情報として保有することができる。
【0022】図2は、図1に示す構成を別の視点から機
能的に表示したブロック図である。図において、各所に
設けられたアンテナ12と、その各々に接続された送受
信機11並びに通信インタフェース31及び32とによ
って、トランスポンダ5からの信号を検知して管理対象
者とその居場所とを特定するための検知ゲート6が構成
されている。いわば、検知ゲート6は図1の検知部1と
通信部3とを包含した部分である。この検知ゲート6は
中央処理装置2と接続されている。中央処理装置2は、
エリア設定手段2Aと、ゲート設定手段2Bと、記録・
表示手段2Cと、警報出力手段2Dとを含んでおり、こ
れらの各手段はパソコン21(記憶装置を含む。)及び
ディスプレイ22により実現される。エリア設定手段2
Aは管理対象者ごとの行動エリアを設定する部分であ
る。ゲート設定手段2Bはゲートの場所とそのゲートに
よって区画されるエリアとを対応づけて設定する部分で
ある。記録・表示手段2Cは検知ゲート6で検知した管
理対象者の情報を記録・表示する部分である。また、警
報出力手段2Dは管理対象者が設定された行動エリアを
出た場合に警報を出力する部分である。これらの詳細に
ついては後述する。
【0023】次に、管理領域について具体例を挙げて説
明する。図3は、管理領域の見取図である。この建物は
2階建てであり、(a)は敷地と1階の間取りを、
(b)は2階の間取りをそれぞれ示している。管理領域
は図の太線で示す3つの管理上のエリアに分けられてお
り、最も大きいエリアA1が「敷地内」、次に大きいエ
リアA2が「建物内」、そして最も小さいエリアA3が
「2階」である。すなわち、「敷地内」とは、管理領域
のすべてをいい、「建物内」とは敷地内のうち、庭10
3の部分を除いたものである。「2階」とは、建物内の
うち1階部分(階段を含む。)を除いたものである。建
物の外は敷地内の自動車が通行していたり、庭に池があ
ったりするため、例えば足の動きがおぼつかない人や、
目や耳が悪い人は行動エリアが建物内に制限される。ま
た、例えば夜間に放浪する癖のある人は、行動エリアが
夜間のみ2階に制限される。なお、通常、夜間には1階
に降りる必要性はない。
【0024】前述のアンテナ12(図1)は、各エリア
A1〜A3間の管理境界線上及び管理領域(エリアA1
と同じ。)と管理領域外との管理境界線上(ハッチング
部)に設置される。すなわち、1階の正門101(ゲー
ト番号1)、西門102(ゲート番号2)、正面玄関1
10(ゲート番号10)及び通用口111(ゲート番号
11)、並びに、階段2階220(ゲート番号20)の
5箇所に設置される。なお、2階と1階との空間的な接
点は階段であるため、階段を降りる手前の部分を管理境
界線上の位置とする。ここで、ゲート番号とは、パソコ
ン21側の情報処理において検知ゲート6の識別を行う
ために設けた便宜上の番号である。送受信機11及び通
信インタフェース31は、アンテナ12の近傍に設置さ
れる(図示せず。)。また、通信インタフェース32及
び中央処理装置2は事務室内に設置される。
【0025】次に、パソコン21を主体として実行され
る所在管理システム処理について説明する。図4〜図1
1は、当該所在管理システムの処理画面を示す図であ
る。また、図12は、パソコン21によって実行される
所在管理システム処理のフローチャートである。まず、
図4はメイン画面を示す。当該所在管理システムの運用
時は通常このメイン画面が表示されている。メイン画面
の左下隅の設定ボタン401をマウスでクリックしてパ
スワードを入力すると、図5に示す各種設定画面に移行
する。この画面には対象者設定ボタン501、ゲート設
定ボタン502、検知データ一覧ボタン503、パスワ
ード変更ボタン504及び「閉じる」ボタン505が設
けられている。対象者設定ボタン501がクリックされ
ると、図6に示す対象者設定画面に移行する。この画面
に表示される情報は、部屋(番号)、氏名、ふりがな、
性別、年齢及び行動エリアである。新規にデータを入力
する場合は、編集コマンドの追加ボタン601をクリッ
クする。また、既に入力したデータを変更する場合は変
更ボタン602をクリックする。
【0026】追加ボタン601又は変更ボタン602が
クリックされると、図7に示す対象者の個別設定画面に
移行する。本画面において設定されるべきデータは、氏
名、ふりがな、性別、年齢、行動エリア、病状、タグ番
号、部屋番号、緊急連絡先、及び、備考である。新規入
力の場合は各入力欄は空欄である。ここで、行動エリア
のデータは時間と場所とによって規制されている。例え
ば、図示の例では、8時から18時30分までは建物内
に居ること、及び、18時30分以降は2階に居ること
が、当該管理対象者の管理条件である。画面右上のタグ
番号とは、管理対象者4の履き物に付けられるトランス
ポンダ5に記憶されているIDコードのことである。緊
急連絡先欄には管理対象者の親族の電話番号や住所が入
力される。また、備考欄には管理対象者の特徴点などが
入力される。例えば、管理エリアを出た管理対象者を確
認・保護する際の参考情報等が入力される。データの新
規入力及び変更はOKボタン701により確定し、キャ
ンセルボタン702により破棄される。なお、図4のメ
イン画面における設定ボタン401のクリックから図5
〜図7に至る上記の一連の設定手段が、前述のエリア設
定手段2A(図2)に相当する。
【0027】各種設定画面(図5)においてゲート設定
ボタン502がクリックされると、図8に示すゲートの
設定画面に移行する。本画面には、前述のゲート番号、
場所、エリアが入力・表示される。新規データの入力及
び入力済みデータの変更は、画面左下の編集コマンドの
追加ボタン801及び変更ボタン802をクリックする
ことによりそれぞれ行われる。追加ボタン801又は変
更ボタン802がクリックされると、図9に示すゲート
の個別設定画面に移行する。本画面においてはゲート番
号、場所、エリアが入力・表示される。データの新規入
力及び変更はOKボタン901により確定し、キャンセ
ルボタン902により破棄される。なお、図4のメイン
画面における設定ボタン401のクリックから図5、図
8及び図9に至る上記の一連の設定手段が、前述のゲー
ト設定手段2B(図2)に相当する。
【0028】各種設定画面(図5)において検知データ
一覧ボタン503がクリックされると、図10に示す検
知データ一覧画面に移行する。本画面には、日付、時
刻、警報発令の有無、場所、部屋番号、氏名、年齢及び
性別を1単位とする情報が経時的に表示される(詳細後
述)。画面左下の編集コマンドのクリアボタン1001
をクリックすると、全表示データを消去することができ
る。
【0029】各種設定画面(図5)においてパスワード
変更ボタン504がクリックされると、パスワード変更
画面に移行する。この画面については説明を省略する。
各種設定が終わった時点で、「閉じる」ボタン505を
クリックすればメイン画面に戻る。以上に述べた各種設
定は、図12のフローチャートに示すように、システム
の運用開始後随時行うことができる(ステップ120
1)。また、これ以外の確認操作等(後述)も、このス
テップ1201において行われる。
【0030】設定がなされた後、パソコン21は検知ゲ
ート6からの検知信号を待つ(ステップ1202)。検
知信号がない場合はステップ1201から1202が繰
り返される。検知ゲート6からの信号(IDコード信号
及びアドレスコード信号)が検知されると、その信号に
より表わされている管理対象者及び場所並びにその時刻
の各データが記録される(ステップ1203)。記録さ
れたデータは、図10の検知データ一覧画面を開けばそ
のすべてを見ることができる。例えば、図10におい
て、表示欄の最上段には1997年9月5日15時33
分に208号室の井上○○夫さん(72歳、男性)が、
階段2階の検知ゲートを通過したことが記録・表示され
る。また、同時刻に、201号室の○○亜紀子さん(6
5歳、女性)も階段2階の検知ゲートを通過したことが
記録・表示される。以下同様に、各検知ゲートでの信号
が時刻順に記録・表示される。なお、図10に示すよう
に検知データの記録及び表示を行うことが、前述の記録
・表示手段2C(図2)に相当する。
【0031】次に、パソコン21は、記録されたデータ
から、管理対象者の居場所が、管理対象者ごとに設定さ
れた行動エリア内であるか否かを判断する(ステップ1
204)。具体的には検知された場所から、ゲートの設
定(図8)によって対応づけられたエリアを読み、この
エリアが対象者の設定(図6、図7)によって設定され
た当該管理対象者の行動エリアと一致すれば当該行動エ
リアを出たと判断する。また、一致しなければ当該行動
エリア内であると判断する。なお、管理対象者の初期の
居場所は2階の各部屋であるため、外へ出るには検知ゲ
ート通過に一定の方向性が存在し、最初に階段2階22
0の検知ゲート、次に正面玄関110又は通用口111
の検知ゲート、最後に正門101又は西門102の検知
ゲートで検知される(図3参照)。すなわち、例えば行
動エリアが2階に制限されている管理対象者が、階段2
階220の検知ゲートで検出されずに、いきなり正門1
10の検知ゲートで検知されるというような事態は基本
的に起こり得ない。従って、ゲートの設定(図8)によ
って対応づけられたエリアと、対象者の設定(図6、図
7)によって設定された当該管理対象者の行動エリアと
の一致により当該行動エリアを出たと判断する手法には
信頼性がある。なお、この信頼性を向上させるため、例
えば検知ゲートのアンテナを2列に設置し、それらのア
ンテナの受信順位を判断する等により、管理対象者の検
知ゲート通過方向を確認することもできる。
【0032】ステップ1204において、設定された行
動エリア内であると判断された場合は、ステップ120
1に戻り、設定された行動エリア内ではないと判断され
た場合は、ステップ1205(詳細後述)の処理を経て
警報を出力する(ステップ1206)。例えば、図10
の検知データ一覧において、○○亜紀子さんの行動に着
目すると、階段2階を通過した後、15時38分に正面
玄関を通過している。この時間帯における○○亜紀子さ
んの行動エリアは、対象者の設定画面(図6)に示した
ように、建物内である。従って、建物内エリアを区画す
る管理境界線上にある正面玄関を通過した15時38分
に警報が出力される。
【0033】警報はメイン画面(図4)に赤色で表示さ
れる。また、メイン画面に重ねて、図11に示す警報出
力画面のウインドウが表示される。さらに、必要に応じ
てパソコン21により警報音を鳴らす。看護スタッフ
は、まず警報出力画面を確認してこの画面を閉じる。メ
イン画面には、最初に管理対象者を警報対象として検知
した時刻と場所とを示す初期検知データと、その検知後
に他のゲートを通ったときの時刻と場所とを示す最終検
知データとが表示され、その右側に部屋、氏名、性別、
年齢及び確認の状況が表示される。年齢と状況との間に
は詳細ボタン402が設けられている。詳細ボタン40
2をクリックすると、例えば図10の検知データ一覧を
見ることができる。状況欄の右は確認ボタン403であ
り、これをクリックすることにより状況の表示が未(未
確認)から確(確認済み)に変わる。このとき、文字表
示色が赤から緑に変わる。
【0034】警報を確認した(但し、確認操作をするか
しないかは自由である。)看護スタッフは現場に直行し
て○○亜紀子さんを保護し、部屋に連れ戻す等の適切な
処置を行う。あるいは、看護スタッフがかけつけて介護
する、または監視する等により、しばらく様子を見た
後、○○亜紀子さん自身がエリアに戻る場合もある。い
ずれにしても、○○亜紀子さんの信号が正面玄関110
又は通用口111において再度検出され、部屋に戻れば
その途中において再度階段2階220で信号が検出され
る。図10の例では、○○亜紀子さんは15時58分に
通用口111を通過、すなわち建物内に戻っている。こ
のときは警報は出力されない。仮に、通用口から再度外
へ出るか、或いは出たり入ったりする行動があっても、
再度の警報は出力されない。すなわち、メイン画面での
警報履歴があり、現在それが表示されている限り、再度
の警報出力は行われない。フローチャートのステップ1
205は、このために設けられたステップである。看護
スタッフが、管理対象者を部屋につれ戻したとき若しく
は管理対象者が部屋に戻ったことを確認したときは、メ
イン画面の確認ボタン402を再度クリックすることに
より、表示リストから抹消する(ステップ1201)。
【0035】以上のようにして、管理対象者の病状等に
応じて設定された管理内容で、当該管理対象者を管理す
ることができる。また、例えば、行動エリアが2階に設
定されている人が階段2階220の検知ゲートで検出さ
れ、警報が発せられた場合は、看護スタッフがすぐに介
護に向かうことにより、事故を未然に防ぐことができ
る。また、万一、看護スタッフが不在で警報に対して適
切な対処をしなかったために、管理対象者が敷地外に出
てしまった場合には、メイン画面(図4)の最終検知画
面に最後に通った検知ゲートの時刻と場所とが記録され
る。従って、その記録から迅速的確な捜索を行うことが
でき、危険を最小限に抑えることができる。
【0036】なお、上記実施形態において警報はパソコ
ン21及びディスプレイ22に出力させているが、さら
に、看護スタッフに携帯ベルを持たせ、警報が出力され
た場合にはパソコン21から携帯ベルに呼び出し信号を
発信してもよい。この場合は、もし、事務室に看護スタ
ッフがいない場合にも迅速に介護に向かうことができる
ので、管理の手落ちを防止することができる。
【0037】また、上記実施形態の所在管理システム
に、同一のトランスポンダ5からの信号が所定時間連続
して検出されない場合に、そのトランスポンダ5の持ち
主の所在不明を知らせる意味で警報を出力する機能を付
加しても良い。このようにすれば、管理対象者がある特
定の場所(例えばトイレ)に倒れている状態などの場合
にも、看護スタッフに通報してこれを知らせることがで
きる。
【0038】また、上記実施形態においては、ゲートの
設定(図8)によって対応づけられたエリアと、対象者
の設定(図6、図7)によって設定された当該管理対象
者の行動エリアとの一致により当該行動エリアを出たと
判断する手法を採用しているが、検知ゲートの通過履歴
を捉えて現在位置を推定し、管理対象者が設定された行
動エリアを出て所定時間後に警報を発令することも可能
である。この場合は、検知ゲートを少し出たり、また入
ったりの行動が繰り返されても常に管理対象者の現在位
置を把握することができる。従って、管理対象者の行動
をディスプレイ22で遠隔監視しながら管理対象者の病
状等の程度に応じて、看護スタッフ側の裁量で看護に向
かう必要性の判断を行うこともできる。
【0039】なお、上記実施形態の図2に関する説明に
おいて、中央処理装置2にエリア設定手段2Aが含まれ
ることを述べたが、当該エリア設定手段2Aに代えて、
管理対象者ごとに通過を許可する検知ゲートを設定する
通過ゲート設定手段を設けても良い。すなわち、対象者
の設定(図6、図7)において行動エリアを設定する代
わりに、通過を許可する検知ゲートの場所を設定するの
である。この場合、警報出力手段2Dは、通過を許可さ
れた検知ゲート以外の検知ゲートから管理対象者のID
コード信号が検知された場合に警報を出力することにな
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の所在管理システムによれば、
中央処理装置の警報出力手段は、トランスポンダからの
固有の信号を受信した検知ゲートが、固有の信号から特
定される管理対象者についてエリア設定手段によって設
定された行動エリアを区画する管理境界線上の検知ゲー
トであるとき、管理対象者が行動エリアから出たと判断
して警報を出力する。従って、管理対象者に応じた管理
内容で当該管理対象者の管理を行うことができる。
【0041】請求項2の所在管理システムによれば、中
央処理装置は、識別コード(IDコード)信号から管理
対象者を特定し、アドレスコード信号から当該管理対象
者の検知場所を特定することができる。
【0042】請求項3の所在管理システムによれば、中
央処理装置は、記憶装置に記憶されたデータに基づい
て、識別コードから氏名、性別、年齢、病状等の詳細な
個人情報を読み取り、また、アドレスコードからゲート
情報、すなわち検知ゲートの場所を読み取ることができ
る。
【0043】請求項4の所在管理システムによれば、管
理者(看護スタッフ)は、表示部に表示されたデータか
ら、誰が、何時、どこの検知ゲートを通ったかを即座に
把握することができる。
【0044】請求項5の所在管理システムによれば、設
定された行動エリアから出た管理対象者のその後の行動
が表示されるので、管理対象者の保護が遅れた場合に
も、同管理対象者の捜索を迅速確実に行うことができ
る。
【0045】請求項6の所在管理システムによれば、中
央処理装置が設置された場所に管理者がいなくても、警
報の発令を遅滞なく通知することができるので、確実な
管理を行うことができる。
【0046】請求項7の所在管理システムによれば、管
理対象者の1日の行動癖等に合わせて適切な管理を行う
ことができるので安全であると共に過度の管理も防止で
きる。
【0047】請求項8の所在管理システムによれば、管
理対象者が特定の場所(トイレ等)に倒れている状態を
警報によって通知することができるので、迅速な介護を
行うことができる。
【0048】請求項9の所在管理システムによれば、同
一の管理対象者の行動に複数の看護スタッフが煩わされ
ることがなく、合理的な管理を行うことができる。
【0049】請求項10の所在管理システムによれば、
中央処理装置は、検知ゲートをアドレスコードによって
認識することができるので、検知ゲートの変更やの増設
が容易である。また、配線も共通の通信ケーブルが使え
るため工事が簡単である。
【0050】請求項11の所在管理システムによれば、
中央処理装置の警報出力手段は、トランスポンダからの
固有の信号を受信した検知ゲートが、固有の信号から特
定される管理対象者について通過ゲート設定手段によっ
て設定された検知ゲート以外の検知ゲートであるとき、
管理対象者が行動エリアから出たと判断して警報を出力
する。従って、管理対象者に応じた管理内容で当該管理
対象者の管理を行うことができる。
【0051】請求項12の所在管理システムによれば、
中央処理装置の記録・表示手段は、トランスポンダ固有
の信号を受信した検知ゲートにより場所を特定し、当該
検知ゲートが受信した固有の信号から管理対象者を特定
して、その記録・表示を行う。また、中央処理装置の警
報出力手段は、トランスポンダからの固有の信号を受信
した検知ゲートが、固有の信号から特定される管理対象
者についてエリア設定手段によって設定された行動エリ
ア外であるとき警報を出力する。従って、管理対象者に
応じた管理内容で当該管理対象者の管理を行うととも
に、すべての管理対象者について検知された行動の記録
・表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による所在管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す構成を別の視点から機能的に表示し
たブロック図である。
【図3】管理領域の見取り図である。
【図4】当該所在管理システムのメイン画面である。
【図5】当該所在管理システムの各種設定画面である。
【図6】当該所在管理システムの対象者の設定画面であ
る。
【図7】当該所在管理システムの対象者の個別設定画面
である。
【図8】当該所在管理システムのゲートの設定画面であ
る。
【図9】当該所在管理システムのゲートの個別設定画面
である。
【図10】当該所在管理システムの検知データ一覧画面
である。
【図11】当該所在管理システムの検知結果画面であ
る。
【図12】当該所在管理システム処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 検知部 2 中央処理装置 2A エリア設定手段 2B ゲート設定手段 2C 記録・表示手段 2D 警報出力手段 3 通信部 4 管理対象者 5 トランスポンダ 6 検知ゲート 11 送受信機 12 アンテナ 21 パソコン 22 ディスプレイ 31、32 通信インタフェース A1、A2、A3 エリア
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 1/38 H04B 1/38

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの管理上のエリアからなる
    管理領域において管理対象者の所在を管理するシステム
    であって、 管理対象者に携帯され、当該管理対象者に対応した固有
    の信号を発信するトランスポンダと、 前記エリア間の管理境界線上及び前記管理領域と管理領
    域外との管理境界線上に設置されたアンテナを有し、前
    記トランスポンダから発信される固有の信号を受信する
    検知ゲートと、 前記検知ゲートに接続された中央処理装置とを備え、前
    記中央処理装置は、 前記管理対象者ごとの行動エリアを設定するエリア設定
    手段と、 前記固有の信号を受信した検知ゲートが、前記固有の信
    号から特定される管理対象者について前記エリア設定手
    段によって設定された行動エリアを区画する管理境界線
    上の検知ゲートであるとき警報を出力する警報出力手段
    とを備えたことを特徴とする所在管理システム。
  2. 【請求項2】前記トランスポンダは、これを携帯する管
    理対象者の識別コードを有し、その識別コード信号を前
    記固有の信号として発信し、 前記検知ゲートは固有のアドレスコードを有し、受信し
    た識別コード信号を自己のアドレスコード信号と共に前
    記中央処理装置に送ることを特徴とする請求項1記載の
    所在管理システム。
  3. 【請求項3】前記中央処理装置は、前記識別コードに対
    応した管理対象者の個人情報及び前記アドレスコードに
    対応した前記検知ゲートのゲート情報を記憶する記憶装
    置を含むことを特徴とする請求項2記載の所在管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記警報出力手段は、前記警報を画面上に
    出力する表示部を有し、当該表示部には、前記識別コー
    ド信号を受信した検知ゲートのゲート情報に含まれるゲ
    ート名称と、その受信時刻と、当該識別コードに対応し
    た前記個人情報に含まれる管理対象者の氏名とが表示さ
    れることを特徴とする請求項3記載の所在管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記中央処理装置は、前記警報が出力され
    た後に、当該警報に係る識別コード信号を受信した検知
    ゲートのゲート名称を前記表示部に表示することを特徴
    とする請求項4記載の所在管理システム。
  6. 【請求項6】前記警報出力手段は、前記警報に係る管理
    対象者を管理する管理者の携帯ベルに警報信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の所在管理システム。
  7. 【請求項7】前記エリア設定手段は、前記行動エリアを
    時刻に応じて設定することを特徴とする請求項1記載の
    所在管理システム。
  8. 【請求項8】前記警報出力手段は、同一のトランスポン
    ダからの信号が所定時間連続して検出されないとき警報
    を出力することを特徴とする請求項1記載の所在管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】前記警報出力手段は、警報出力中に同一管
    理対象者についての再度の警報出力を禁止することを特
    徴とする請求項1記載の所在管理システム。
  10. 【請求項10】前記検知ゲートは、前記アンテナに接続
    された送受信機と通信インタフェースとを含み、前記送
    受信機と前記中央処理装置とは通信ネットワークを介し
    て接続されていることを特徴とする請求項1記載の所在
    管理システム。
  11. 【請求項11】少なくとも1つの管理上のエリアからな
    る管理領域において管理対象者の所在を管理するシステ
    ムであって、 管理対象者に携帯され、当該管理対象者に対応した固有
    の信号を発信するトランスポンダと、 前記エリア間の管理境界線上及び前記管理領域と管理領
    域外との管理境界線上に設置されたアンテナを有し、前
    記トランスポンダから発信される固有の信号を受信する
    検知ゲートと、 前記検知ゲートに接続された中央処理装置とを備え、前
    記中央処理装置は、 前記管理対象者ごとに通過を許可する検知ゲートを設定
    する通過ゲート設定手段と、 前記固有の信号を受信した検知ゲートが、前記固有の信
    号から特定される管理対象者について前記通過ゲート設
    定手段によって設定された検知ゲート以外の検知ゲート
    であるとき警報を出力する警報出力手段とを備えたこと
    を特徴とする所在管理システム。
  12. 【請求項12】少なくとも1つの管理上のエリアからな
    る管理領域において管理対象者の所在を管理するシステ
    ムであって、 管理対象者に携帯され、当該管理対象者に対応した固有
    の信号を発信するトランスポンダと、 前記管理領域内の各エリアに設置され、前記トランスポ
    ンダから発信される固有の信号を受信する検知ゲート
    と、 前記検知ゲートに接続された中央処理装置とを備え、前
    記中央処理装置は、 前記管理対象者ごとの行動エリアを設定するエリア設定
    手段と、 前記固有の信号を受信した検知ゲートにより場所を特定
    し、当該検知ゲートが受信した固有の信号から管理対象
    者を特定して、その記録・表示を行う記録・表示手段
    と、 前記場所が、前記固有の信号から特定される管理対象者
    について前記エリア設定手段によって設定された行動エ
    リア外であるとき警報を出力する警報出力手段とを備え
    たことを特徴とする所在管理システム。
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