JPH11167635A - 描画判定装置 - Google Patents

描画判定装置

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JPH11167635A
JPH11167635A JP9331529A JP33152997A JPH11167635A JP H11167635 A JPH11167635 A JP H11167635A JP 9331529 A JP9331529 A JP 9331529A JP 33152997 A JP33152997 A JP 33152997A JP H11167635 A JPH11167635 A JP H11167635A
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JP
Japan
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difference
image data
light beam
image
data
Prior art date
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Application number
JP9331529A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Usumoto
宏昭 臼本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH11167635A publication Critical patent/JPH11167635A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画データに基づいて形成される画像の良否
を短時間でかつ低コストで判定することが可能な描画判
定装置を提供することである。 【解決手段】 外部より与えられる描画データに基づい
てレーザ照射器2からレーザビーム30をテスト板10
0に照射して主走査方向に走査させるとともに、テーブ
ル3をY軸方向に移動させる。CCDカメラ6はレーザ
ビーム30の反射光30aを受光し、レーザビーム30
の像を画像データとして取り込む。画像処理器17はC
CDカメラ6からの画像データを画像処理し、メモリ1
8に格納する。メモリ18から読み出したストライプ領
域の画像データと描画データの対応部分との比較により
相違量が算出され、許容値を超える場合に不良部分と判
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被照射体上に光ビ
ームを走査して形成される画像の良否を判定する描画判
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板やリードフレームのパター
ン形成用のマスクは、描画装置を用いてガラス乾板等の
感光材にレーザ光でパターンを描画し、露光処理されて
形成される。図7は従来の乾板描画動作のフローチャー
トである。表面に感光材が塗布されたガラス乾板は一般
的に高価である。このため、ガラス乾板に描画する前
に、フィルム材を用いて検査用の描画が行なわれる。
【0003】すなわち、図7において、まず描画装置に
フィルム材を装着し、パターンの画像を形成するための
描画データに基づいてフィルム材に光ビームを照射して
画像を形成する(ステップS20)。そして、フィルム
材を現像して画像を顕像化する(ステップS21)。そ
の後、現像後のフィルム材に対し描画状態を検査する。
この場合には、検査機を用いてフィルム材上の画像領域
を走査するとともに検査員が目視で観察して描画状態を
検査する(ステップS22)。
【0004】フィルム材への描画状態が不良の場合には
(ステップS23)、調整作業が行なわれる。たとえ
ば、描画の欠落箇所が発見された場合には、描画データ
を確認し、描画データを修正する。また、副走査方向に
おける主走査ライン間の間隔(副走査ピッチ)が不均一
な場合や一定幅の走査領域(ストライプ領域)間のつな
ぎ目部分に間隔不良が発見された場合には、描画装置の
テーブル駆動系や光ビームの走査系などの機械的あるい
は光学的調整が行なわれる(ステップS24)。調整が
終了すると、再び他のフィルム材に対して描画を行な
い、現像後に観察および調整の各動作を繰り返して行な
う(ステップS20〜S22)。
【0005】そして、フィルム材への描画状態が良好と
なった場合(ステップS23)、その状態での描画デー
タに基づき、かつ調整後の描画装置を用いてガラス乾板
に描画を行なう(ステップS25)。その後、描画され
たガラス乾板の検査を行なう(ステップS26)。その
結果、良好であれば描画処理を終了し、不良が検出され
れば(ステップS27)、再び調整作業を行なった後
(ステップS25)、フィルム材およびガラス乾板への
描画処理を繰り返して行なう(ステップS20〜S2
8)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
乾板描画処理では、描画装置を用いてガラス乾板に描画
を行なう前に、フィルム材を用いて検査用の描画処理が
繰り返し行なわれる。このため、描画データおよび描画
装置の調整を行なって、描画結果が良好となるまでに長
時間を要する。特に、フィルム材では描画後に現像処理
が必要となり、この露光処理に長時間を要する。
【0007】また、検査のための描画に多くのフィルム
材を必要とし、さらにガラス乾板への描画後に不良が検
出された場合には、調整後に再びフィルム材およびガラ
ス乾板への描画を行なうため、フィルム材やガラス乾板
の消費量が大きくなり、コストが高くなる。
【0008】さらに、調整作業では、検査員が目視によ
る描画の観察の結果に基づいて描画装置の調整を行なう
ため、調整の精度が検査員の技量に依存し、調整基準が
曖昧となる。
【0009】本発明の目的は、描画データに基づいて形
成される画像の良否を短時間でかつ低コストで判定する
ことが可能な描画判定装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る描画判定装置は、描画データに基づい
て被照射体上に光ビームを照射させて得られた画像の良
否を判定する描画判定装置であって、描画データに基づ
いて被照射体上に光ビームを点灯または消灯させながら
主走査方向に走査させる光ビーム走査手段と、光ビーム
走査手段と被照射体とを相対的に副走査方向に移動させ
る移動手段と、光ビーム走査手段により被照射体に走査
された光ビームを撮像して画像データとして取り込む撮
像手段と、撮像手段により取り込まれた画像データと描
画データとの相違部分における相違量を検出する検出手
段と、検出手段により検出された相違部分における相違
量が所定の許容値を超えるか否かを判定する判定手段
と、判定手段によって相違量が所定の許容値を超えると
判定された場合に、相違部分の情報を出力する出力手段
とを備えたものである。
【0011】第1の発明に係る描画判定装置において
は、描画の元データである描画データに基づいて光ビー
ム走査手段が被照射体に光ビームを走査して画像を形成
し、その画像を撮像手段により撮像して画像データを得
ている。そして、検出手段によって画像データと元デー
タである描画データとの相違部分の相違量を検出し、そ
の相違量が所定の許容値を超えるか否かを判定手段が判
定することによって画像の良否を判定している。さら
に、相違量が所定の許容値を超えると判定された場合、
すなわち不良であると判定された場合、出力手段に不良
である相違部分に関する情報、たとえば位置や相違量、
相違内容などが出力される。これにより、感光材が不要
となり、それによって感光材が露光処理の省略されるこ
とにより、短時間でかつ低コストで描画状態の良否の判
定を行なうことができる。
【0012】(2)第2の発明 第2の発明に係る描画判定装置は、第1の発明に係る描
画判定装置の構成において、撮像手段が、光ビーム走査
手段により被照射体に走査される光ビームを各主走査ご
とに画像データとして取り込み、検出手段が、各主走査
ごとに撮像手段により取り込まれた画像データと描画デ
ータの対応する部分との相違部分における相違量を検出
し、判定手段が、各主走査ごとに検出手段により検出さ
れた相違部分における相違量が所定の許容値を超えるか
否かを判定するものである。
【0013】この場合、各主走査ごとに検出手段による
相違部分の検出および判定手段による相違量が許容値を
超えるか否かの判定が行なわれ、これによって描画デー
タに基づいて形成される画像の良否を主走査ごとに確認
することが可能となり、不良箇所に対して迅速に対応す
ることができる。
【0014】(3)第3の発明 第3の発明に係る描画判定装置は、第1の発明に係る描
画判定装置の構成において、記憶手段をさらに備え、光
ビーム走査手段が、被照射体上において複数の短冊状の
領域の各々に順次光ビームを点灯または消灯させながら
主走査方向に走査させ、撮像手段が、隣接する各2つの
領域において順次走査される光ビームを撮像して取り込
んだ画像データを記憶手段に記憶させ、検出手段が、記
憶手段に記憶された各2つの領域に対応する画像データ
と描画データの対応する部分との相違部分における相違
量を検出し、判定手段が、各2つの領域において検出手
段により検出された相違部分における相違量が所定の許
容値を超えるか否かを判定するものである。
【0015】この場合、分割描画処理において2つの短
冊状の領域ごとに検出手段による相違部分の検出および
判定手段による相違量が許容値を超えるか否かの判定が
行なわれ、これによって描画データに基づいて形成され
る画像の良否を短冊状の領域ごとに確認することが可能
となる。
【0016】(4)第4の発明 第4の発明に係る描画判定装置は、第3の発明に係る描
画判定装置の構成において、検出手段が、記憶手段に記
憶された隣接する各2つの領域に対応する画像データと
描画データの対応する部分とを比較して各2つの領域間
のつなぎ目の間隔の相違量を検出し、判定手段が、検出
手段により検出されたつなぎ目の間隔の相違量が所定の
範囲内にあるか否かを判定するものである。
【0017】この場合、隣接する2つの領域の画像デー
タを記憶手段に記憶し、記憶された画像データと描画デ
ータの比較によって隣接する2つの領域間のつなぎ目の
間隔の良否が判定される。これによって、分割描画処理
における領域間のつなぎ目の不良の有無を容易に検出す
ることができる。
【0018】(5)第5の発明 第5の発明に係る描画判定装置は、第1の発明に係る描
画判定装置の構成において、記憶手段をさらに備え、撮
像手段が、被照射体上の全ての領域において走査される
光ビームを撮像して取り込んだ画像データを記憶手段に
記憶させ、検出手段が、記憶手段に記憶された全ての領
域の画像データと描画データとの相違部分における相違
量を検出し、判定手段が、全ての領域において検出手段
により検出された相違部分の相違量が所定の許容値を超
えるか否かを判定するものである。
【0019】この場合、被照射体上に形成される画像の
全体の画像データが記憶手段に記憶され、記憶された画
像データに対して検出手段による相違部分の検出および
判定手段による相違量が許容値を超えるか否かの判定が
行なわれる。これによって描画データに基づいて形成さ
れる画像の良否を一括して確認することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
描画判定装置を備えた描画装置のブロック図であり、図
2は図1の描画装置の概略斜視図である。本実施例の描
画装置は分割露光方式の露光装置である。
【0021】図1および図2において、描画装置は露光
ヘッド1、テーブル3、X軸駆動モータ4、Y軸駆動モ
ータ5、CCD(電荷結合素子)カメラ6およびモニタ
(図示せず)を有する。露光ヘッド1はレーザ照射器2
およびハーフミラー7を含む。露光ヘッド1は、テーブ
ル3の上方においてヘッドガイド27によりX軸方向
(主走査方向)に移動可能に案内されている。さらに、
露光ヘッド1は、ボールねじ28を介してX軸駆動モー
タ4に連結されており、X軸駆動モータ4によりX軸方
向に駆動される。この露光ヘッド1は、レーザ照射器2
からレーザビーム30をX軸方向に所定の走査幅で走査
させつつテーブル3上に照射する。
【0022】ハーフミラー7はレーザ照射器2とともに
X軸方向に駆動され、レーザ照射器2からテーブル3上
に照射されたレーザビームの反射光30aをCCDカメ
ラ6に向けて反射する。
【0023】テーブル3は、基台25上に配置されたテ
ーブルガイド26によってY軸方向(副走査方向)に移
動可能に案内されている。このテーブル3はY軸駆動モ
ータ5によりY軸方向に駆動される。
【0024】CCDカメラ6はテーブル3の端部に取り
付けられ、テーブル3とともにY軸方向に移動するとと
もに、カメラガイド(図示せず)に沿ってX軸方向に移
動可能に案内されている。このCCDカメラ6はX軸駆
動機構(図示せず)によって露光ヘッド1と同期してX
軸方向に駆動される。
【0025】図1の描画装置は、さらにレーザ制御器1
1、描画制御器12、インタフェース(I/F)13、
X軸駆動モータ制御器14、Y軸駆動モータ制御器1
5、CCDインタフェース(I/F)16、画像処理部
17、メモリ18およびCPU(中央演算処理装置)1
9を含む。
【0026】レーザ制御器11はレーザ照射器2による
レーザビーム30のオンオフ(点灯/消灯)動作を制御
する。描画制御器12は、外部の画像形成装置等から与
えられる描画データをリップ(RIP:ラスタイメージ
プロセッサ)処理してドットパターンに変換するととも
に、レーザ照射器2による主走査方向へのレーザビーム
30の走査を制御する。
【0027】X軸駆動モータ制御器14はX軸駆動モー
タ4を制御し、Y軸駆動モータ制御器15はY軸駆動モ
ータ5を制御する。CCDインタフェース16はCCD
カメラ6からの画像データの入力を制御する。画像処理
器17はCCDカメラ6から取り込まれた画像データに
基づいて画像処理を行ない、各ドットの描画位置の算出
あるいは各ドット位置での描画の有無等を検出する。メ
モリ18は、CCDカメラ6から取り込まれた画像デー
タや画像処理器17により算出された各ドットの描画位
置等のデータおよび描画制御器12により形成されたド
ットパターンの描画データを記憶する。CPU19は描
画装置の全体の制御を行なう。
【0028】本実施例においては、露光ヘッド1、レー
ザ照射器2、レーザ制御器11が本発明の光ビーム走査
手段に相当し、テーブル3およびY軸駆動モータ5が移
動手段に相当し、CCDカメラ6が撮像手段に相当し、
画像処理器17およびCPU19が検出手段に相当し、
CPU19が判定手段に相当し、モニタが出力手段に相
当し、後述するテスト板100が被照射体に相当する。
【0029】次に、図1の描画装置を用いた描画動作に
ついて説明する。この描画動作においては、最初に描画
状態の確認および調整動作が行なわれ、その後正規の描
画処理が行なわれる。以下では、最初の描画状態の確認
動作について説明する。
【0030】図3は図1の描画装置における描画状態の
確認動作の模式図であり、図4は描画状態の確認動作の
フローチャートである。描画状態の確認は、外部から入
力される描画データに基づいて描画装置により検査用の
描画を行ない、描画された画像を画像データとして取り
込み、描画データと画像データとの比較によって描画状
態の良否を確認するものである。
【0031】図3および図4において、描画状態の確認
動作は、最初のストライプ領域(短冊状の領域)ST1
から最終のストライプ領域STnに向かって順次行なわ
れる。
【0032】まず、最初のストライプ領域ST1の描画
を行なうために、レーザ照射器2がストライプ領域ST
1の描画開始原点にヘッドガイド27に沿ってX軸方向
に移動される(ステップS1)。さらに、CCDカメラ
6がX軸方向に移動され、レーザ照射器2に対応する位
置に位置決めされる(ステップS2)。そして、テーブ
ル3がY軸方向に移動を開始する。テーブル3上にはレ
ーザビームに対する反射率が高い薄板状のテスト板10
0あるいはフィルム材等が載置される。このテスト板1
00あるいはフィルム材は主にレーザビームをハーフミ
ラー7に向けて反射するために設けられており、テーブ
ル3の上面がレーザビーム30を正常に反射しうる場合
にはテスト板100等を載置しなくてもよい。なお、以
下の説明ではテスト板100を用いるものとする(ステ
ップS3)。
【0033】テーブル3が所定の主走査位置に移動する
と、描画制御器12は外部の画像形成装置から与えられ
た描画データのリップ(RIP)処理を行なってドット
パターンのデータに変換し、レーザ制御器11がこのド
ットパターンのデータに基づいてレーザ照射器2をオン
オフ制御する。これにより、レーザ照射器2からレーザ
ビーム30の主走査が開始される(ステップS4)。
【0034】主走査が開始されると、図1に示すよう
に、テスト板100の表面に照射されたレーザビーム3
0の反射光30aがハーフミラー7を介してCCDカメ
ラ6に入射される。CCDカメラ6はレーザビーム30
の反射光30aの像を多値の画像データに変換してメモ
リ18に格納する。
【0035】図5はレーザビーム反射光のCCDカメラ
への入射状態を示す模式図である。反射光30aは各主
走査ラインから一定の広がり角で進行してCCDカメラ
6に入射する。このため、CCDカメラ6上での各主走
査ラインの幅はCCDカメラ6と各主走査ラインとのY
軸方向の距離に比例する。たとえば、CCDカメラ6に
近い主走査ラインMLiのCCDカメラ6への反射光3
0aの幅LiはCCDカメラ6からより離れた主走査ラ
インMLnのCCDカメラ6への反射光30aの幅Ln
よりも小さくなる。そこで、後述する画像処理器17に
おける画像処理時には、CCDカメラ6から取り込まれ
た画像データのCCDカメラ6上における位置を各主走
査ラインとCCDカメラ6とのY軸方向の距離に対して
比例演算を行なって補正する。
【0036】なお、レーザビームの反射光30aの光路
中に反射光30aを各主走査ラインの幅に対応した平行
光に変換する光学系が設けられている場合には、上記の
比例演算は行なわれない(ステップS6)。
【0037】画像処理器17はメモリ18に格納された
画像データを読み出し、多値の画像データを2値化す
る。これにより、主走査においてレーザビーム30が点
灯されたドットと点灯されなかったドットとが認識され
る。この2値化された画像データはメモリ18に記憶さ
れる(ステップS7)。
【0038】次に、所望の領域の画像データの取り込み
が終了したか否かを判断する。ここでは、2つのストラ
イプ領域ST1,ST2の画像データを取り込むものと
する。最初のストライプ領域ST1の画像データの取り
込みが終了するまで、ステップS5からステップS7の
処理を繰り返し行ない、この処理が終了すると、次のス
トライプ領域ST2に対して上記のステップS1からス
テップS7の処理を繰り返し行なう。これにより、メモ
リ18には2つのストライプ領域ST1,ST2の2値
化された画像データが記憶される(ステップS8,S
9)。
【0039】一方、メモリ18には、描画制御器12に
おいて変換されたドットパターンの描画データ(以下、
理論データと称する)が記憶されている。そして、上記
のステップにおいてレーザビームが走査された2つのス
トライプ領域ST1,ST2における画像データと理論
データとが順次メモリ18から読み出され(ステップS
10)、画像データと理論データとが比較される。この
比較処理により、テーブル3上のテスト板100に描画
された画像の良否が判定される。
【0040】図6はテスト板への描画状態を示す模式図
である。図6に示すように、画像データと理論データと
の比較によって、相違部分が検出される。たとえば、2
つのストライプ領域ST1,ST2のつなぎ目の間隔d
の相違量が検出される。また、Y軸方向における主走査
ライン間の間隔(副走査ピッチ)P1,P2の相違量が
検出される。さらに、主走査ライン中の画像の欠落箇所
20が検出される(ステップS11)。
【0041】上記各種の相違部分および相違量が検出さ
れると、その相違量が所定の許容値を超えるか否かが判
定される。たとえば、上記2つのストライプ領域ST
1,ST2のつなぎ目の間隔dが所定の範囲内にあるか
否か、また副走査ピッチP1,P2と理論データに基づ
く正規の副走査ピッチとの相違量が所定の範囲内にある
か否かが判定される(ステップS12)。
【0042】相違量が許容範囲を超える場合には、その
部分を不良部分と判定し、不良部分の位置、不良の内容
等の情報をモニタに表示し、警告を発する(ステップS
13)。なお、これら不良に関する情報はメモリ18等
の記憶手段に格納し、すべての描画処理の終了後に一括
して表示(ロギング処理)してもよい。
【0043】その後、すべての領域における描画状態の
確認作業が終了したか否かが判定され(ステップS1
4)、未終了の場合には、上記のステップS1からステ
ップS13の処理が繰り返し行なわれ、すべての領域で
の処理が終了すると、描画装置における描画状態の確認
作業が終了する。
【0044】その後、モニタに表示された不良箇所の情
報に基づいて描画装置のテーブル3の駆動系や露光ヘッ
ド1のレーザビーム走査系等の機械的あるいは光学的調
整が行なわれる。そして、調整が終了すると、再び上述
した描画状態の確認動作が繰り返され、不良箇所が修正
される。
【0045】このように、本発明による描画装置では、
感光材に描画し、その描画状態を検査することなく描画
状態の良否の判定を行なうことができる。このため、不
要な感光材の使用が省略され、描画状態の確認作業を低
コストで行なうことができる。また、感光材を使用した
場合でも感光材に描画された画像の検査を行なわないた
め、感光材の現像処理が不要となる。このため、現像に
要する時間が省略され、短時間で効率的に描画状態の確
認作業を行なうことができる。なお、感光材を使用する
場合、新品ではなく、露光済(感光済)の感光材を使用
しても良く、経済的である。
【0046】さらに、描画状態の良否の判定が一定の許
容値に基づいて行なわれる。このため、良否の判定基準
が明確となり、それによって調整作業が明確化され、調
整作業が容易となる。
【0047】なお、上記実施例において、描画データと
理論データとの比較および判定処理(ステップS10〜
S13)は、各主走査ごとに行なってもよい。この場合
には、画像データの取り込みに関連する処理(ステップ
S5〜S8)は各主走査ごとに行なわれる。このような
処理は、特に各主走査ラインにおける画像の欠落の有無
の判定に有効となる。
【0048】また、描画のすべての領域における画像デ
ータをメモリ18に取り込んだ後(図4におけるステッ
プS5〜S8)、画像データと理論データとの比較およ
び判定処理(ステップS10〜S13)を行なうように
構成してもよい。この場合には、2つのストライプ領域
間の間隔の不良、副走査ピッチの不均一、画像の欠落等
の不良の検出を行なうことができる。
【0049】なお、上記実施例においては、分割描画方
式の描画装置について説明したが、分割描画を行なわな
い描画装置に本発明を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における描画装置のブロック
図である。
【図2】図1の描画装置の概略斜視図である。
【図3】図1の描画装置における描画状態の確認動作の
模式図である。
【図4】描画状態の確認動作のフローチャートである。
【図5】レーザビームの反射光のCCDカメラへの入射
状態を示す模式図である。
【図6】テスト板における描画状態を示す模式図であ
る。
【図7】従来の乾板描画動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 露光ヘッド 2 レーザ照射器 3 テーブル 6 CCDカメラ 7 ハーフミラー 11 レーザ制御器 12 描画制御器 17 画像処理器 18 メモリ 19 CPU 30 レーザビーム 30a レーザビームの反射光 100 テスト板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画データに基づいて被照射体上に光ビ
    ームを照射させて得られた画像の良否を判定する描画判
    定装置であって、 前記描画データに基づいて前記被照射体上に光ビームを
    点灯または消灯させながら主走査方向に走査させる光ビ
    ーム走査手段と、 前記光ビーム走査手段と前記被照射体とを相対的に副走
    査方向に移動させる移動手段と、 前記光ビーム走査手段により前記被照射体に走査された
    光ビームを撮像して画像データとして取り込む撮像手段
    と、 前記撮像手段により取り込まれた前記画像データと前記
    描画データとの相違部分における相違量を検出する検出
    手段と、 前記検出手段により検出された前記相違部分における相
    違量が所定の許容値を超えるか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段によって前記相違量が前記所定の許容値を
    超えると判定された場合に、前記相違部分の情報を出力
    する出力手段とを備えたことを特徴とする描画判定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は、前記光ビーム走査手段
    により前記被照射体に走査される光ビームを各主走査ご
    とに画像データとして取り込み、 前記検出手段は、各主走査ごとに前記撮像手段により取
    り込まれた前記画像データと前記描画データの対応する
    部分との相違部分における相違量を検出し、 前記判定手段は、各主走査ごとに前記検出手段により検
    出された前記相違部分における相違量が所定の許容値を
    超えるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載
    の描画判定装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段をさらに備え、 前記光ビーム走査手段は、前記被照射体上において複数
    の短冊状の領域の各々に順次光ビームを点灯または消灯
    させながら主走査方向に走査させ、 前記撮像手段は、隣接する各2つの前記領域において順
    次走査される光ビームを撮像して取り込んだ画像データ
    を前記記憶手段に記憶させ、 前記検出手段は、前記記憶手段に記憶された各2つの領
    域に対応する画像データと前記描画データの対応する部
    分との相違部分における相違量を検出し、 前記判定手段は、各2つの領域において前記検出手段に
    より検出された前記相違部分における相違量が所定の許
    容値を越えるか否かを判定することを特徴とする請求項
    1記載の描画判定装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れた前記隣接する各2つの領域に対応する画像データと
    前記描画データの対応する部分とを比較して前記各2つ
    の領域間のつなぎ目の間隔の相違量を検出し、 前記判定手段は、前記検出手段により検出された前記つ
    なぎ目の間隔の相違量が所定の範囲内にあるか否かを判
    定することを特徴とする請求項3記載の描画判定装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段をさらに備え、 前記撮像手段は、前記被照射体上の全ての領域において
    走査される光ビームを撮像して取り込んだ画像データを
    前記記憶手段に記憶させ、 前記検出手段は、前記記憶手段に記憶された前記全ての
    領域の画像データと前記描画データとの相違部分におけ
    る相違量を検出し、 前記判定手段は、前記全ての領域において前記検出手段
    により検出された前記相違部分の相違量が所定の許容値
    を超えるか否かを判定することを特徴とする請求項1記
    載の描画判定装置。
JP9331529A 1997-12-02 1997-12-02 描画判定装置 Pending JPH11167635A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7190402B2 (en) 2001-05-09 2007-03-13 Fanuc Ltd Visual sensor for capturing images with different exposure periods
CN102780860A (zh) * 2012-05-18 2012-11-14 深圳大学 一种线阵ccd图像扫描方法

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US7190402B2 (en) 2001-05-09 2007-03-13 Fanuc Ltd Visual sensor for capturing images with different exposure periods
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