JPH11167276A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11167276A
JPH11167276A JP9347261A JP34726197A JPH11167276A JP H11167276 A JPH11167276 A JP H11167276A JP 9347261 A JP9347261 A JP 9347261A JP 34726197 A JP34726197 A JP 34726197A JP H11167276 A JPH11167276 A JP H11167276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing device
developing
image forming
forming apparatus
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9347261A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Yoneda
拓司 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9347261A priority Critical patent/JPH11167276A/ja
Publication of JPH11167276A publication Critical patent/JPH11167276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃や振動による現像器と潜像担持体との接
触による損傷を回避することのできる画像形成装置を提
供すること。 【解決手段】 非現像動作時に、各現像器40、40
Y、40M、40Cの現像ローラ41、41Y、41
M、41Cと、上記感光体ドラム1とが振動により接触
しない位置に臨むように、例えば、反射型センサ405
を、各現像器の中間位置で被検知部404を検出するよ
うに配置し、該反射型センサ405が被検知部404を
検出した時点で、ステッピングモータ401の駆動を停
止させて、感光体ドラム1に対して各現像器の中間位置
のケーシング部を臨ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
所定の現像位置に該現像器を順次回転させて潜像担持体
上の潜像を現像する回転型現像装置を備えた画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、回
転軸線の周りに配設された複数の現像器の回転により、
任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に変位さ
せて、該潜像担持体上に形成された潜像を現像する回転
型現像装置を用いたものが知られている(例えば、特開
昭62−251772号公報、特開昭63−78170
号公報、実開昭63−41164号公報参照)。
【0003】また、上記現像器の現像剤の交換などとい
ったメンテナンスの作業性を向上させるために、上記回
転型現像装置を、画像形成装置本体に対してスライドに
より引き出し可能な現像装置支持体に支持させた画像形
成装置が知られている(例えば、特開昭61−5803
5号公報、特開昭62−37392号公報、特開平3−
34070号公報、特開昭58−54392号公報、特
開平3−50268号公報参照)。
【0004】ところで、この種の画像形成装置では、周
知のように、上記画像形成装置の現像領域における上記
潜像担持体としての感光体ドラムと上記現像器の現像ロ
ーラとの最小離間距離(現像ギャップ)が、通常、1m
m以下の極めて小さな値に設定されている。また、この
現像ギャプの設定値の精度は、該感光体ドラム上に形成
された潜像の現像時におけるトナーの挙動を左右するた
め、現像されたトナー像の画質に大きな影響を与える。
従って、一般的な単一の現像器が搭載された画像形成装
置では、通常、上記感光体ドラムおよび現像ローラの回
転軸を、該画像形成装置本体の前後の側板に設けた軸受
け部に軸支して、上記感光体および現像ローラを極めて
精度よく位置決めするように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な回転型現像装置を備えた画像形成装置においては、複
数個の現像器を有する回転体を回転させて現像を行うた
め、各現像器の現像ローラの回転軸が位置決めされる側
板と、潜像担持体としての感光体ドラムの回転軸が位置
決めされる側板とが、それぞれ異なった側板となる。ま
た、各現像器は、現像剤の交換やメンテナンス等を容易
化するために、通常、該回転体に対して着脱自在に構成
されている。こうしたことから、上記回転型現像装置を
備えた画像形成装置は、その回転部や組み付け部の誤差
や遊びの積み重なりによって、各現像器が振動に対して
比較的弱い構成となる。このため、この種の画像形成装
置では、その配置替え等のための移動時や据え付け時に
画像形成装置本体が振動や衝撃を受けた際に、上記感光
体ドラムと現像ローラとが衝撃的に接触して互いに損傷
される虞があった。
【0006】特に、前述のような上記回転型現像装置が
画像形成装置本体に対して引き出し可能な引出し支持体
に搭載された構成の画像形成装置では、該引出し支持体
が画像形成装置本体から引き出された状態で、画像形成
装置本体の前後側板に対する該回転型現像装置の位置決
めが解除されることになる。従って、この引出し支持体
を備えた画像形成装置では、該回転型現像装置を画像形
成装置本体に直接組み付けた構成の画像形成装置に比較
して、その回転型現像装置の耐震性や剛性が低下し易い
構成となる。このため、このような回転型現像装置が画
像形成装置本体に対して引き出し可能な画像形成装置で
は、例えば、画像形成装置本体の移動時や据え付け時に
振動や衝撃が加わった際に、該振動により上記感光体ド
ラムと現像ローラとが衝撃的に接触して損傷する虞が高
い。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、衝撃や振動による現
像器と潜像担持体との接触による損傷を回避することの
できる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転自在な回転体の回転軸線の
回りに配設された潜像担持体に対向する現像領域に現像
剤を担持搬送する複数個の現像器を有し、該回転軸線を
中心として該回転体を回転させることにより、該現像領
域の所定の現像位置に任意の現像器を停止させて、該潜
像担持体上に形成された潜像を現像する回転型現像装置
を備えた画像形成装置において、上記回転型現像装置の
非現像動作時に、上記現像器と上記潜像担持体とが振動
により接触しない位置に臨むことを特徴とするものであ
る。
【0009】この画像形成装置においては、上記回転型
現像装置の非現像動作時に、上記現像器と上記潜像担持
体とが振動により接触しない位置に臨むので、非現像動
作時の画像形成装置本体に振動や衝撃が加わった際の、
上記潜像担持体と現像器との干渉による接触損傷が回避
される。なお、現像動作時に画像形成装置本体に振動や
衝撃が加わった場合には、上記潜像担持体および現像器
がそれぞれ回転しているので、それらの干渉による衝撃
は素早く分散される。従って、画像形成装置の現像動作
時の該干渉により該潜像担持体および現像器が大きなダ
メージを受ける可能性は少ないものと思われる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記画像形成装置の電源のオフ状態で、上
記回転型現像装置の現像器が上記潜像担持体に対して振
動により接触しない位置に臨むことを特徴とするもので
ある。
【0011】この画像形成装置においては、上記画像形
成装置の電源のオフ状態で、上記回転型現像装置の現像
器が上記潜像担持体に対して振動により接触しない位置
に臨むので、画像形成装置本体に対して振動や衝撃が加
わる可能性の高い画像形成装置の移動時や据え付け時に
おける上記潜像担持体と現像器との干渉による接触損傷
が回避される。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記画像形成装置の電源がオフされる際の
該電源のオフ命令により、上記回転体が回転して、上記
潜像担持体に対して上記現像器が振動により接触しない
位置まで回転されることを特徴とするものである。
【0013】ところで、この種の画像形成装置は、上述
のように、その作像時に任意の現像器を所定の現像位置
に回転移動させて現像を行うように構成されている。こ
のため、この画像形成装置では、その作像待機状態にお
いて、最初に現像動作を行う現像器が潜像担持体に対し
てどのような回転位置に待機しているかによって、その
ファーストプリント時間が左右されることになる。すな
わち、このような画像形成装置では、その作像待機状態
において上記潜像担持体に対して上記現像器を振動によ
り接触しない位置に回避させておくと、そのファースト
プリント時間が長くなる不具合が生じる。このため、こ
の種の画像形成装置では、通常、そのファーストプリン
ト時間を最小にするために、最初に現像動作を行う現像
器の作像待機時における回転停止位置が、潜像担持体に
対して対向した現像位置に予め設定されることが多い。
【0014】請求項3の画像形成装置においては、上記
潜像担持体に対して上記現像器が振動により接触しない
位置まで上記回転体を回転させるタイミングを、上記画
像形成装置の電源がオフされる際の該電源のオフ命令が
発せられた時としている。これにより、この画像形成装
置では、作像待機時における上記回転体の回転停止位置
を、上記何れかの現像器が上記潜像担持体に対して対向
した現像位置とすることが許容される。従って、最初に
現像動作を行う現像器の作像待機時における回転停止位
置を、上記潜像担持体に対して対向した現像位置に予め
設定しておくことによって、そのファーストプリント時
間を短縮させることが可能となる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1、2、または3
の画像形成装置において、非現像動作時における上記回
転型現像装置の上記潜像担持体との対向部位に、緩衝部
材を配設したことを特徴とするものである。
【0016】この画像形成装置においては、非現像動作
時における上記回転型現像装置の上記潜像担持体との対
向部位に配設されている緩衝部材によって、該回転型現
像装置と潜像担持体との直接的な接触が回避されるとと
もに、該潜像担持体と現像器とが誤って接触した際の衝
撃力が吸収されるので、上記潜像担持体と回転型現像装
置との干渉による接触損傷が回避される。
【0017】請求項5の発明は、請求項1、2、3、また
は4の画像形成装置において、上記回転型現像装置およ
び上記潜像担持体の少なくとも一方が、画像形成装置本
体に対して引き出し可能な引き出し支持体に支持されて
いることを特徴とするものである。
【0018】この画像形成装置においては、非現像動作
時の画像形成装置本体の振動や衝撃による上記潜像担持
体と現像器との接触損傷が回避され、且つ、上記回転型
現像装置もしくは上記潜像担持体の組み立てやメンテナ
ンスが容易化される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に
適用した一実施形態について説明する。図1は本実施形
態に係るプリンタの概略構成図である。潜像担持体とし
ての感光体ドラム1は、矢印A方向に回転駆動されなが
ら、その表面が帯電手段としての帯電チャージャ2によ
り一様に帯電された後、レーザ光学装置3により画像情
報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成され
る。ここで、露光する画像情報は所望のフルカラー画像
をイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解
した単色の画像情報である。感光体ドラム1上に形成さ
れた静電潜像は、回転型現像装置(以下、リボルバ現像
装置という)4により各々所定の現像剤としてのイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーで現像され、これ
により、感光体ドラム1上に各色画像が形成される。
【0020】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B方向に回転す
る中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、及び黒の単色毎に順次重ね合わされて転写される。
この中間転写ベルト5上への各色画像の転写は、感光体
ドラム1と中間転写ベルト5の接触状態において転写バ
イアスローラ51に所定のバイアス電圧を印加すること
で行なわれる。中間転写ベルト5上に重ね合わされて転
写されたイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像
は、両面複写兼用の自動給紙カセット7あるいは手差し
給紙トレイ7aから、給紙ローラ8または8a、及びレ
ジストローラ9を経て、転写部へ搬送された転写紙10
または10a上に、2次転写チャージャ11により一括
転写される。転写終了後の転写紙10または10aは、
定着装置12によりトナー像が定着されフルカラープリ
ントとして機外に排出される。
【0021】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
または10a上に転写されなかった中間転写ベルト5上
のトナーは、図示しない中間転写ベルトクリーナにより
中間転写ベルト5から除去される。
【0022】図2は、上記リボルバ現像装置4の概略構
成図である。該リボルバ現像装置4は、感光体ドラム1
に対向した開口部を有するケーシング(不図示)内で、
回転軸4aを中心として矢印C方向に回転される略同型
の4つの現像器40、40Y、40M、40Cと、該4
つの現像器に補給用のトナーをそれぞれ補給するための
4つのトナー補給装置45、45Y,45M,45Cと
を有している。なお、図示のリボルバ現像装置4では、
感光体ドラム1に対向する現像位置に、黒トナーとキャ
リアを収容した黒現像器40が臨んでおり、この黒現像
器40から図中反時計回りの順に、イエロートナーとキ
ャリアを収容したイエロー現像器40Y、マゼンタトナ
ーとキャリアを収容したマゼンタ現像器40M、シアン
トナーとキャリアを収容したシアン現像器40Cが配置
されている。
【0023】ここで、4つの現像器40、40Y、40
M、40Cの内部構造は、それぞれ同様であるので、以
下、現像位置にある黒現像器40を例にとってその内部
構造を説明し、他の現像器の内部構造については、それ
ぞれの黒現像器に対応する部材の符号として、黒現像器
における符号と同じ数字に、イエロー、マゼンタ、シア
ンの各現像器を区別するためY、M、Cの添字を付した
符号を図中に示し、その説明を省略する。
【0024】上記現像器40は、現像剤担持体としての
現像ローラ41と、該ケーシング部内に収容される黒ト
ナー及びキャリアからなる二成分現像剤(以下、現像剤
という)を撹拌する第1、第2撹拌スクリュウ42、4
3とを備えている。
【0025】以上の構成のリボルバ現像装置4は、矢印
C方向の回転により、各現像器を順次感光体ドラム1に
対向する現像位置に移動させて、該感光体ドラム1上の
静電潜像を可視像化する。
【0026】現像器40内の現像剤のうち、トナーは現
像の度に消費されていく。そして、該現像剤のトナー濃
度の低下が図示しないトナー濃度センサにより検知され
た場合には、トナー補給装置45のトナー容器としての
トナーボトル46からトナーが現像器内へ供給される。
これにより、現像剤のトナー濃度が所定の濃度に保たれ
て、転写紙上の画像濃度が一定に保たれる。
【0027】上記リボルバ現像装置4は、図3及び図4
に示すように、プリンタ装置本体100からスライドに
よって引き出し可能な現像装置支持体200に支持され
ている。ここで、黒現像器への補給用トナーを収容する
トナーボトル46以外のトナーボトルについては図示を
省略した。図示の例における現像装置支持体200は、
感光体ドラム1を備えた感光体ユニット300の支持体
としても機能し、該感光体ユニット300は、図3中矢
印Dで示すように現像装置支持体200に搭載される。
【0028】上記現像装置支持体200は、前側板20
1と、後側板202と、左右及び中央部の上下の計4つ
のステー部材とを有している。該現像装置支持体200
のリボルバ現像装置4が装着される現像装置装着部の下
方には、撓ますことにより簡単に着脱できるように構成
されたトナー受け203が設けられている。また、該現
像装置支持体200の両サイド部には、アキュライドス
ライドレール204が取り付けられており(図4参
照)、これにより該現像装置支持体200の装置本体手
前側へのスライド移動が可能になっている。上述の現像
器40は、該現像装置支持体200に支持されているリ
ボルバ現像装置4の支持体に対して着脱自在になってお
り、該支持体に対し図3に矢印Eで示すように搭載され
る。また、この現像装置支持体200は、図3に示すよ
うに、装置手前側に引き出された状態で、これに支持さ
れたリボルバ現像装置4の現像器40が、機外に完全に
露出されるように、該現像器40の全長以上のスライド
引き出しが可能となるように構成されている。具体的に
は、現像装置支持体200を引き出し自在に保持するた
めのアキュライドスライドレール204として、レール
の収納時の長さが500mmで、スライド量が650mmに
なる2段アキュライドスライドレールが採用されてい
る。
【0029】次に、上記リボルバ現像装置4の各現像器
を所定の現像位置に回転させる回転駆動手段としての現
像器駆動機構について説明する。この現像器駆動機構
は、図5に示すように、駆動源としてのステッピングモ
ータ401の回転を、駆動ギヤ402を介して、リボル
バギヤ403に伝達し、このリボルバギヤ403が固定
された回転軸4aを駆動することにより、リボルバ現像
装置4の各現像器40,40Y,40M,40Cを矢印
C方向に回転させる。
【0030】このリボルバ現像装置4の4つの現像器4
0,40Y,40M,40Cは、図6に示すように、互
いに90度ずつ変位した位置に配置されており、ステッ
ピングモータ401によってリボルバ現像装置4が矢印
C方向に所定の作像工程に従って90度ずつ回転される
ことにより、各現像器の現像ローラ41,41C,41
M,41Yが、黒現像器40、シアン現像器40C、マ
ゼンタ現像器40M、イエロー現像器40Yの順に、感
光体ドラム1に対向する現像位置に移動されて、該感光
体ドラム1上の静電潜像を可視像化する。
【0031】ここで、上述の各現像器の回転量(回転
角)は、ステッピングモータ401を所定のステップ量
分駆動した後励磁固定することにより正確に設定するこ
とができる。従って、感光体ドラム1に対して最初に対
向される黒現像器40以外の各現像器40C,40M,
40Yに関しては、この黒現像器40の停止位置を基準
にして、それぞれ90度ずつ回転させることにより、そ
の現像ローラを41C,41M,41Yを所定の現像位
置に正確に位置決めさせることができる。
【0032】しかしながら、黒現像器40に関しては、
これを予め設定した角度(例えば、45度)分だけ正確
に回転させたとしても、その回転開始位置がずれている
と、現像ローラ41を所定の現像位置に正確に位置決め
することはできない。従って、この黒現像器40の現像
ローラ41を所定の現像位置に正確に位置決めするため
には、その正確な回転開始位置(以下、この位置を「基
準位置」という)を検知(以下、この基準位置の検知を
「ホーム検知」という)し、このホーム検知タイミング
をステッピングモータ401の駆動開始タイミングとし
て黒現像器40の回転を開始させる必要がある。
【0033】ここでは、上記ホーム検知の検知方法とし
て、図6に示すように、該現像器と共に回転する回転体
としてのリボルバギヤ403に被検知部404を設け、
この被検知部404を検知手段としての反射型センサ4
05で検知する方法が採られている。 (以下、余白)
【0034】ところで、この種のカラープリンタでは、
図7および図8に示すように、その現像領域における感
光体ドラム1と各現像器40、40Y、40M、40C
の現像ローラ41、41Y、41M、41Cとの最小離
間距離(現像ギャップGp)が、例えば、Gp=0.5
mm±0.1mmという極めて小さな値に設定されてい
る。この現像ギャプGpの値は、該感光体ドラム1上に
形成された潜像の現像時におけるトナーの挙動を左右す
るため、この種のカラープリンタは、通常の動作時にお
けるプリンタ本体の振動程度では該現像ギャップGpが
変化しないように構成されている。
【0035】しかしながら、この種のカラープリンタ
は、一般的に、プリンタ本体を移動する場合に加わるよ
うな大きな振動に対してまで該現像ギャップGpが変化
しないように構成されているわけではない。また、上述
のようなリボルバ現像装置4を備えたカラープリンタに
おいては、通常、4個の現像器40、40Y、40M、
40Cを有する回転体としてのケーシングを回転させて
現像を行うため、各現像器の現像ローラ41、41Y、
41M、41Cの回転軸が位置決めされる側板と、潜像
担持体としての感光体ドラム1の回転軸が位置決めされ
る側板とが、それぞれ異なった側板となる(図3参
照)。さらに、各現像器40、40Y、40M、40C
は、現像剤の交換やメンテナンス等を容易化するため
に、該回転体に対して着脱自在に構成されている(図4
参照)。こうしたことから、上記リボルバ現像装置4を
備えたカラープリンタは、その回転部や組み付け部の誤
差や遊びの積み重なりによって、各現像器40、40
Y、40M、40Cが比較的振動し易い構成となる。こ
のため、この種のカラープリンタでは、その配置替え等
のための移動時や据え付け時に画像形成装置本体が振動
や衝撃を受けた際に、上記感光体ドラムと現像ローラと
が衝撃的に接触して互いに損傷される虞があった。
【0036】特に、上記リボルバ現像装置4がプリンタ
本体100に対して引き出し可能な引出し支持体として
の現像装置支持体200に搭載された構成のカラープリ
ンタでは、図3に示すように、該現像装置支持体200
がプリンタ本体100から引き出された状態で、プリン
タ本体100の前後側板に対する該リボルバ現像装置4
の位置決めが解除されることになる。従って、このカラ
ープリンタでは、該プリンタ本体にリボルバ現像装置を
直接組み付けた構成の装置に比較して、そのリボルバ現
像装置の耐震性や剛性が低下し易い構成となる。このた
め、このようなリボルバ現像装置がプリンタ本体に対し
て引き出し可能に構成された画像形成装置では、例えば
図7において、そのプリンタ本体に振動や衝撃が加わっ
た際に、該振動により上記感光体ドラム1と現像ローラ
41とが衝撃的に接触して損傷する虞が高い。
【0037】そこで、本実施形態にかかるカラープリン
タでは、その非現像動作時に、各現像器40、40Y、
40M、40Cの現像ローラ41、41Y、41M、4
1Cと、上記感光体ドラム1とが振動により接触しない
位置に臨むように、例えば図9に示すように、感光体ド
ラム1に対して各現像器の中間位置のケーシング部が臨
むように構成する。このように、感光体ドラム1に対し
て各現像器の中間位置のケーシング部が臨むようにする
方法としては、例えば、図6に示すように、反射型セン
サ405を、各現像器の中間位置で被検知部404を検
出するように配置し、該反射型センサ405が被検知部
404を検出した時点で、ステッピングモータ401の
駆動を停止するように構成する。
【0038】ここで、図10に示す感光体ドラム1と各
現像器の中間位置のケーシング部とのギャップGc(離
間距離)は、前述したリボルバ現像装置4の構成から明
らかなように、該ケーシング等の形状により、上述のよ
うなプリンタ移動時に加わる振動や衝撃によっても現像
ローラと感光体ドラム1とが接触しないような任意の値
に設定することが可能である。
【0039】従って、このカラープリンタにおいては、
その感光体ドラム1と各現像器の中間位置のケーシング
部とのギャップGcを、その移動時などにプリンタ本体
に振動や衝撃が加わっても、該振動や衝撃により上記感
光体ドラム1と現像ローラ41とが衝撃的に接触するこ
とのないような十分に大きな間隔に設定しておくことに
よって、該プリンタ本体の振動等による該感光体ドラム
1および現像ローラの損傷を回避することができる。
【0040】ところで、該カラープリンタに対して振動
や衝撃が加わる可能性の高いプリンタ本体の移動時や据
え付け時には、通常、その電源がオフの状態になってい
る。従って、該カラープリンタの電源がオフの状態で、
上記リボルバ現像装置4の各現像器が上記感光体ドラム
1に対して該振動により接触しない位置に臨むように構
成することにより、上述のようなプリンタ本体の移動時
や据え付け時における上記感光体ドラム1と各現像器と
の干渉による接触損傷を回避することができる。
【0041】なお、上記カラープリンタは、上述のよう
に、その作像時に任意の現像器を所定の現像位置に回転
移動させて現像を行うように構成されている。このた
め、このカラープリンタでは、その作像待機状態におい
て、最初に現像動作を行う現像器が潜像担持体に対して
どのような回転位置に待機しているかによって、そのフ
ァーストプリント時間が左右されることになる。すなわ
ち、このようなカラープリンタでは、その作像待機状態
において上記感光体ドラム1に対して上記現像器を振動
により接触しない位置に常時回避させておくと、そのフ
ァーストプリンと時間が長くなる不具合が生じる。従っ
て、この種のカラープリンタでは、通常、そのファース
トプリント時間を最小にするために、最初に現像動作を
行う現像器(一般的には、使用頻度の高い黒色現像剤を
供給する現像器40としている)の作像待機時における
回転位置が、潜像担持体に対して予め対向した現像位置
に設定されることが多い。
【0042】そこで、本実施形態に係るカラープリンタ
においては、上述のように、上記プリンタ本体の電源が
オフされる際の該電源のオフ命令により、そのリボルバ
現像装置4を回転させて、上記感光体ドラム1に対して
各現像器を振動により接触しない位置まで回転させるよ
うに構成する。これにより、該電源がオンしている状態
では、最初に現像動作を行う現像器の作像待機時におけ
る回転位置を、潜像担持体に対して予め対向した現像位
置に設定して、そのファーストプリント時間を短縮させ
ることが可能となる。
【0043】また、図9に示すように、非現像動作時に
おける上記リボルバ現像装置4の上記感光体ドラム1と
の対向部位に、緩衝部材50を配設した構成とすること
により、該緩衝部材50によって、該リボルバ現像装置
4と感光体ドラム1との直接的な接触を回避させて、感
光体ドラム1を保護することができる。また、このよう
な構成とすることにより、例えば、感光体ドラム1や現
像器の着脱時などにおいても、該感光体ドラム1と現像
器とが誤って接触した際の衝撃力を該緩衝部材50で吸
収して、上記感光体ドラム1とリボルバ現像装置4との
干渉による接触損傷を回避させることができる。
【0044】なお、図示のカラープリンタは、感光体ド
ラム1およびリボルバ現像装置4が、プリンタ本体10
0に対して引き出し可能な現像装置支持体200に支持
されている構成としたが、本実施形態に係る画像形成装
置としては、どのような構成のものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記回転型現
像装置の非現像動作時に、上記現像器と上記潜像担持体
とが振動により接触しない位置に臨むので、非現像動作
時の画像形成装置本体に振動や衝撃が加わった際の、上
記潜像担持体と現像器との干渉による接触損傷を回避で
きるという優れた効果がある。
【0046】請求項2の発明によれば、上記画像形成装
置の電源のオフ状態で、上記回転型現像装置の現像器が
上記潜像担持体に対して振動により接触しない位置に臨
むので、画像形成装置本体に対して振動や衝撃が加わる
可能性の高い画像形成装置の移動時や据え付け時におけ
る上記潜像担持体と現像器との干渉による接触損傷を回
避できいるという優れた効果がある。
【0047】請求項3の発明によれば、上記潜像担持体
に対して上記現像器が振動により接触しない位置まで上
記回転体を回転させるタイミングを、上記画像形成装置
の電源がオフされる際の該電源のオフ命令が発せられた
時としている。これにより、この画像形成装置では、作
像待機時における上記回転体の回転停止位置を、上記何
れかの現像器が上記潜像担持体に対して対向した現像位
置とすることが許容される。従って、最初に現像動作を
行う現像器の作像待機時における回転停止位置を、上記
潜像担持体に対して対向した現像位置に予め設定してお
くことによって、そのファーストプリント時間を短縮さ
せることが可能となるという優れた効果がある。
【0048】請求項4の発明によれば、非現像動作時に
おける上記回転型現像装置の上記潜像担持体との対向部
位に配設されている緩衝部材によって、該回転型現像装
置と潜像担持体との直接的な接触を回避させることがで
きるとともに、該潜像担持体と現像器とが誤って接触し
た際の衝撃力を該緩衝部材で吸収して、上記潜像担持体
と回転型現像装置との干渉による接触損傷を回避できる
という優れた効果がある。
【0049】請求項5の発明によれば、非現像動作時の
画像形成装置本体の振動や衝撃による上記潜像担持体と
現像器との接触損傷を回避でき、且つ、上記回転型現像
装置もしくは上記潜像担持体の組み立てやメンテナンス
を容易化できる画像形成装置を提供できるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成を示す正面
図。
【図2】同プリンタのリボルバ現像装置の概略構成構成
を示す断面図。
【図3】同プリンタの現像装置支持体の概略構成を示す
斜視図。
【図4】同現像装置支持体の正面図。
【図5】同リボルバ現像装置の駆動機構の概略構成を示
す要部斜視図。
【図6】同リボルバ現像装置の駆動のタイミングを説明
するための説明図。
【図7】同リボルバ現像装置における感光体ドラムとリ
ボルバ現像装置との位置関係を説明するための概略構成
図。
【図8】同感光体ドラムとリボルバ現像装置の現像ロー
ラとの現像ギャプを示す要部拡大図。
【図9】同リボルバ現像装置における感光体ドラムとリ
ボルバ現像装置との電源オフ状態における位置関係を説
明するための概略構成図。
【図10】同リボルバ現像装置における感光体ドラムと
リボルバ現像装置との電源オフ状態における離間距離を
示す要部拡大図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 リボルバ現像装置 4a 回転軸 40,40Y,40M,40C 現像器 41,41Y,41M,41C 現像ローラ 50 緩衝部材 100 プリンタ装置本体 200 現像装置支持体 401 ステッピングモータ 402 駆動ギヤ 403 リボルバギヤ 404 被検知部 405 反射型センサ Gp 現像ギャプ Gc 感光体ドラムとリボルバ現像装置とのギャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在な回転体の回転軸線の回りに配設
    された潜像担持体に対向する現像領域に現像剤を担持搬
    送する複数個の現像器を有し、該回転軸線を中心として
    該回転体を回転させることにより、該現像領域の所定の
    現像位置に任意の現像器を停止させて、該潜像担持体上
    に形成された潜像を現像する回転型現像装置を備えた画
    像形成装置において、 上記回転型現像装置の非現像動作時に、上記現像器と上
    記潜像担持体とが振動により接触しない位置に臨むこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記画像形成装置の電源のオフ状態で、上記回転型現像
    装置の現像器が上記潜像担持体に対して振動により接触
    しない位置に臨むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記画像形成装置の電源がオフされる際の該電源のオフ
    命令により、上記回転体が回転して、上記潜像担持体に
    対して上記現像器が振動により接触しない位置まで回転
    されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3の画像形成装置にお
    いて、 非現像動作時における上記回転型現像装置の上記潜像担
    持体との対向部位に、緩衝部材を配設したことを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、または4の画像形成装置
    において、 上記回転型現像装置および上記潜像担持体の少なくとも
    一方が、画像形成装置本体に対して引き出し可能な引き
    出し支持体に支持されていることを特徴とする画像形成
    装置。
JP9347261A 1997-12-01 1997-12-01 画像形成装置 Pending JPH11167276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9347261A JPH11167276A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9347261A JPH11167276A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11167276A true JPH11167276A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18389025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9347261A Pending JPH11167276A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11167276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7068966B2 (en) 2003-02-14 2006-06-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus operable in two image formation modes using either one developing device or a plurality of developing devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7068966B2 (en) 2003-02-14 2006-06-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus operable in two image formation modes using either one developing device or a plurality of developing devices
US7158740B2 (en) 2003-02-14 2007-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
CN100357835C (zh) * 2003-02-14 2007-12-26 佳能株式会社 成像设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100673494B1 (ko) 화상 형성 장치
US8190058B2 (en) Drum cartridge including detachable spacer member and electrophotographic image forming apparatus
JP2002304106A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真感光体ドラム及び電子写真画像形成装置及びカラー電子写真画像形成装置
JPH0217112B2 (ja)
JPH1184883A (ja) 画像形成装置
US6498917B2 (en) Image forming apparatus for enhancing the durability of a vibration preventing member and protecting a rotary unit from defective rotation
JPH10301393A (ja) 現像器
JPH11167276A (ja) 画像形成装置
JP4284987B2 (ja) 画像形成装置の出荷時の梱包方法
JP3153039B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2002062731A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3116168B2 (ja) 画像形成装置
JP2004070305A (ja) 画像形成装置
JP2002311709A (ja) 画像形成装置
JP3406719B2 (ja) 画像形成装置
JP3170500B2 (ja) カラー画像記録装置
JP2789042B2 (ja) カラー画像形成装置
US20240192633A1 (en) Developing device
JPH09269626A (ja) カラー画像形成装置
JP4807993B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0553404A (ja) カラー画像形成装置
JP3170501B1 (ja) カラー画像記録装置
JP2826665B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3548412B2 (ja) 画像形成装置
JP3323316B2 (ja) カラー画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040402