JPH11167242A - 3波長画像化装置および3層感光体を使用し単一パスによってプロセス印刷を生成する方法 - Google Patents

3波長画像化装置および3層感光体を使用し単一パスによってプロセス印刷を生成する方法

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JPH11167242A
JPH11167242A JP10229796A JP22979698A JPH11167242A JP H11167242 A JPH11167242 A JP H11167242A JP 10229796 A JP10229796 A JP 10229796A JP 22979698 A JP22979698 A JP 22979698A JP H11167242 A JPH11167242 A JP H11167242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3波長画像化装置および3層感光体を使用し
単一パスによってプロセス印刷を生成する方法を提供す
る。 【解決手段】 3λ/3L画像化システムにおいて、単
一露光を使用し単一パスで別個の8種の色(すなわち、
K、C、M、Y、CM、CY、MY、およびW)を生成
する方法が提供される。4種の通常使用される現像ハウ
ジングのひとつと同色のトナーを含む第5現像ハウジン
グと、適切な投光露光装置とを有する電子写真の使用に
よって、従来技術のK+6画像化システムの限界を乗り
越える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラスタ出力スキャ
ナ(ROS)を使用するフルカラー電子写真印刷システ
ムに関し、ラスタ出力スキャナにはラスタ出力スキャナ
のための3波長(λ)レーザダイオード源およびベルト
またはドラム装置の3波長に反応する電荷保持表面体が
組み込まれている。本発明は、特に、フルカラープロセ
ス印刷をK+6(黒+6色:シアン、マゼンタ、黄、
赤、緑、青)色で単一パスを用いて行う単一露光画像化
システムに関する。単一パスとは、画像化表面体が印刷
装置の処理領域を1回通過するのみでフルカラー画像を
生成することを意味する。
【0002】
【従来の技術】電子写真(乾式カラー印刷)は、カラー
印刷アーキテクチャであり、複数波長レーザダイオード
光源を用いる複数カラー電子写真現像を単一ポリゴン単
一光学系ラスタ出力スキャナおよび非多色性複数層感光
体と組み合わせて、単一パスまたは2回パスのいずれか
によってカラー印刷を提供する。多様なカラー画像はす
べて同じ画像化装置において同じラスタ出力スキャナに
よって書き込まれるので、本質上、完全な位置合わせが
実現される。
【0003】電子写真は、単一パスおよび複数パスにお
いてハイライト印刷またはプロセス印刷のいずれかを生
成することができる。画像重ね合わせ(Image O
nImage)(IOI)技術を使用しフルカラープロ
セス印刷画像を生成する場合は、トナー粒子は現像済み
のトナー画像上に被着される。この形式の画像化の場合
は、現像済み画像の消去を避けるために、非干渉現像法
(NID)を使用することが望ましい。
【0004】複数波長画像化装置および複数層感光体を
使用してプロセス印刷を実現するために、これまでに幾
つかの異なる方式が開発され、これらの方式においては
各層は複数の波長の内のひとつにしか反応できない。ア
ーキテクチャを可能な限り小型にするために、ひとつの
画像化装置のみを使用してK+6色を生成できることが
望ましい。
【0005】ひとつの2重波長画像化装置および2重層
感光体を使用する場合は、プロセス印刷は2回のパスに
よって実現される。4種の現像ハウジングの場合は、ダ
イレクトブラックが使用され、実現可能な色域は、K
(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、C
M(=B)(青)、CY(=G)(緑)、およびW
(白)である。
【0006】ひとつの画像化装置を使用し単一パスによ
ってプロセス印刷を実現するために、4波長画像化装置
/4層感光体(4λ/4L)システムが開発された。し
かし、3波長画像化装置/3層感光体(3λ/3L)シ
ステムは、(4λ/4L)装置より製作が容易であり、
費用が低額であるので、3λ/3Lシステムを使用し単
一露光によって単一パスでプロセス印刷を生成するアー
キテクチャが必要とされる。3λ/3Lシステムを使用
し、1回の画像位置露光によって単一パスでK+3色を
生成する方法は、既に開発されている。しかし、単一パ
スで単一露光を使用しK+6色を出すプロセス印刷シス
テムは、依然として、解決を要する課題であった。
【0007】3λ/3Lシステムは、全部で8個の放電
状態を有する。全色域プロセス印刷は、K+6色+Wを
必要とするので、原則として、3λ/3Lシステムの8
個の放電状態によって、プロセス印刷は十分に実現され
る。しかし、4種の現像ハウジングの使用のみに制約さ
れる場合は、8個の個別の放電状態は現像処理の実施
中、個別に維持されることができない。現像処理を実行
するには、投光露光ステップが必要であり、このステッ
プによって、最初は個別であった8種の放電状態が混成
され、その結果これらの状態が正確に同じ内部電荷、電
界、および電圧として生成され識別不能となってしま
う。この事態が発生すると、これらの二つの状態間の混
成は解除することはできない。二つの状態は、そのとき
以降、残りの処理ステップによって同じに現像され、処
理の終了時に同色が生成される。したがって、開始時の
8個の個別の放電状態の一部は、混成され現像されて同
色が現像されるので、所望の8個の個別の色(K、C、
M、Y、CM、CY、MYおよびW)は喪失される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上より理解されるよ
うに、最小数の露光および感光体を使用し単一パスによ
って、可能な限り費用が少なくかつ複雑でないプロセス
印刷画像を生成することができることが望ましい。
【0009】本発明の内容および目的に従って、3波長
画像化装置および3層感光体により単一露光を使用し単
一パスによって、K+6色+Wを生成することができる
3λ/3Lカラー画像化システムが開示される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、3λ/
3Lシステムによって単一露光を使用し単一パスで8種
の個別の色(すなわち、K、C、M、Y、CM、CY、
MY、およびW)を生成する方法が提供される。
【0011】3λ/3Lシステムは、全部で8種の放電
状態を有する。全色域プロセス印刷はK+6色+Wを必
要とするので、原則として、3λ/3Lシステムの8個
の放電状態によってプロセス印刷は十分実現される。し
かし、4種の現像ハウジングの使用のみに制約される場
合は、8個の個別の放電状態は現像処理の実施中、個別
の独立した状態を維持することができない。現像処理を
実行するには、投光露光ステップが必要であり、このス
テップによって、最初は個別であった放電状態が混成さ
れ、その結果これらの状態が正確に同じ内部電荷、電
界、および電圧として生成され識別不能と成ってしま
う。この状態が発生すると、これらの二つの状態間の混
成は解除することはできない。二つの状態は、そのとき
以降、残りの処理ステップによって同じに現像され、処
理の終了時に同色が生成される。したがって、開始時の
8個の個別の放電状態の一部は、混成され現像されて同
色が現像されるので、所望の8個の個別の色(K、C、
M、Y、CM、CY、MYおよびW)は喪失される。
【0012】本発明によれば、通常使用される4個の現
像ハウジングのひとつと同色のトナーを含む第5現像ハ
ウジングと適切な投光露光装置とを有する電子カラー写
真を使用することによって、従来技術のK+6システム
に関して前述した制約を3λ/3Lシステムにより解決
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図4に、単一パスの単一露光電子
写真印刷システム10を示す。図4は、本発明の好適な
実施形態を示す図である。印刷システム10は光導電性
ベルト装置12の形態の電荷保持部材を使用し、光導電
性ベルト装置12は3層の光導電層および1層の電気伝
導性基板を含む(図1)。ベルト装置12は、荷電装置
A、露光装置B、第1現像装置C、第2現像装置D、第
3現像装置E、第1投光ランプF、第4現像装置G、第
2投光露光装置H、第5現像装置I、転写前白色光照射
装置J、転写前荷電装置K、転写装置L、定着装置M、
クリーニング装置N、および消去/露光装置Oを通過し
連続して移動するように取り付けられる。ベルト装置
は、矢印22の方向に移動し、ベルトの連続した部分
は、ベルト装置の移動経路の周りに配置される種々の処
理装置を逐次、通過し、ベルトが前述した処理装置Aか
らOまでを1回通過することによって画像が生成され
る。
【0014】ベルト装置12は、複数のローラ14、1
6、および18の周りを移動させられ、ローラ18は駆
動ローラとして使用され、他のローラによって感光体ベ
ルト12に適切な張力が与えられる。モータ20は駆動
ローラ18を回転させ、ベルト12を矢印22の方向に
進める。駆動ローラは、適切な手段によってモータに結
合され作用する。
【0015】最初に、ベルト装置12の連続した部分は
荷電装置Aを通過し、ここで総体的に符号24によって
示したスコロトロン(scorotron)またはダイコロトロ
ン(dicorotron)のようなコロナ放電装置によって、ベ
ルト装置12に選択的に約1200ボルトまでの正また
は負の高電位V0が一様に荷電される。技術上周知の任
意の適切な制御回路を使用し、コロナ放電装置24を制
御し所望の電荷レベルを得ることができる。
【0016】次に、感光体表面体の荷電部分は、露光装
置Bを通過して進められる。露光装置Bにおいて、一様
に荷電された感光体すなわち電荷保持表面体12は、ラ
スタ出力スキャナ(ROS)28に露出され、クワドレ
ベル(4個で1セットの)画像を生成する。クワドレベ
ル画像は、完全に荷電された領域、完全に放電された領
域、および完全に荷電された領域と完全に放電された領
域の中間の二つの異なる電圧レベルに荷電された領域を
含む。二つの異なる電圧レベルの内のひとつはバックグ
ラウンドレベルを含み、一方、他は画像領域を含む。
【0017】電子サブシステム(ESS)52によっ
て、画像情報は、画像様式のラスタ出力スキャナ出力に
対する適切な制御信号に変換される。ラスタ出力スキャ
ナは、作動状態では完全にオン作動し、異なる波長の3
本のビーム38(緑色光)、40(赤色光)、および4
2(赤外光)を放射する。画像信号が存在しない場合
は、ラスタ出力スキャナは完全なオフ状態で作動し、ラ
スタ出力スキャナからビームは全く放射されない。3種
の波長の異なるビーム38、40、および42は、感光
体上において必ずそれぞれの先頭位置から逐次に走査さ
れ、優れた位置合わせを生じさせる。3ビームが感光体
の同じ領域に当たるとき、この領域は完全に放電され
る。3ビームのいずれによっても露光されなかった感光
体の領域は、完全に荷電されたまま維持される。いずれ
か二つのビームが感光体の同じ領域に当たると、その領
域は第1電圧レベルの放電された画像領域となり、完全
に放電された電圧レベルより高い状態となる。いずれか
ひとつのビームが感光体の所定の領域に当たると、その
領域は第2電圧レベルの放電された画像領域となり、完
全に放電された電圧レベルより高い状態となる。3レベ
ルのラスタ出力スキャナに対する最初の露光後のベルト
装置12の電圧プロファイルを、基準特性43として図
3に示す。
【0018】荷電領域現像画像44(図3)は、ラスタ
出力スキャナの完全オフ状態から得られ、図3のステッ
プ4において荷電領域現像を使用して現像される。領域
46、48、および50(図3)の放電領域現像画像
は、それぞれ、ラスタ出力スキャナ画像化装置の3ビー
ムの内のひとつ、二つまたはすべてによって感光体を露
光することによって得られる。これらの放電領域現像画
像は、図3のステップ2、3、6、および8において放
電領域現像剤を使用して現像される。白色領域は、領域
4が最初にラスタ出力スキャナ画像化装置の緑色ビーム
のみによって露光される場合に、図3の現像処理後に領
域4に結果として生じる。領域4における緑色ビームの
みによる露光の結果、最初に第2電圧レベルに放電さ
れ、完全に放電された電圧レベルより高くなる。
【0019】画像データ獲得、データ記憶、および図4
の電子サブシステム(ESS)52の制御下における計
算は、十分に、現在および将来ののマイクロプロセッサ
に基づく機械コントローラの能力の範囲内にあり、本発
明の一部を示すものではない。電子サブシステムは、明
確に示すために、ラスタ出力スキャナ28に接続されて
作動するものとして示したが、図から理解されるよう
に、画像化装置10の別のシステムに接続されて作動す
ることもできる。
【0020】図1に示す感光体ベルト装置12は複数の
層装置を含み、層装置は、たとえばGaOHPc(ヒド
ロキシアケガリウムアケフタロシアニン)よりなり導電
性基板56に付着される赤外感光性(たとえば、830
nm)電荷生成層58を含む。層58の頂部に、層58
の電荷移送層60が付着されている。たとえば、BZP
(ベンツイミダゾールペリレン)よりなる赤感性(たと
えば、670nm)電荷生成層62は、移送層58の頂
部に配置され、電荷生成層62の頂部に付着される電荷
生成層62の移送層64を有する。たとえば、DBA
(ジブロモアンスランスロン)よりなる緑感性(たとえ
ば、535nm)電荷生成層66およびその移送層68
は、次に、移送層64の頂部に支持される。DBAは、
緑を強く吸収し、535nmに最大感度を有する。DB
Aは、画像化装置からのすべての緑色光を吸収し、下の
赤または赤外感光性層に全く通過させない。しかし、D
BAは、670nmおよび830nmにおいては、本質
上、ゼロ吸収である。DBA層を使用することによっ
て、これらの波長を両者とも通過させて下の層に達せし
め、これらの波長のいずれによっても全く放電されない
ことが可能となる。同様に、BZP層は、670nmビ
ームを完全に吸収し、このビームが下の赤外感光性層を
放電させることを許容しない。また、BZPは、830
nmビームを完全に通過させ、830nmビームによっ
て全く放電されない。したがって、535nmビームは
DBA層のみを放電させ、670nmビームはBZP層
のみを放電させ、830nmビームはGa0HPc層の
みを放電させる。3感光体層の感光体吸収特性を、波長
の関数として図2に示す。
【0021】図1のセクション(a)においては、衝突
する光ビームが存在しないので、最初の荷電後の感光体
の状態は完全に荷電された状態であり、約1200ボル
トの代表的な値と見なされることが示されている。言い
換えれば、最初の電荷電圧より暗減衰を差し引いたもの
が感光体層全体にわたり残留する。
【0022】セクション(b)は、ビーム38、40、
および42が感光体の個別領域において電圧を印加され
るときの感光体の状態を示す。この状態においては、各
個別領域に印加される電圧は、約800ボルトに低下さ
れる。
【0023】セクション(c)は、ビーム42および4
0が感光体に当たるときの感光体の一領域の状態を示
す。この場合は、感光体のその領域に印加される電圧は
約400ボルトに等しい。これは、2ビーム42および
40がこれらの各層に印加される電圧を全部放電し、緑
感性層に印加される電圧のみが残るためである。
【0024】セクション(d)は、ビーム42および3
8が感光体に当たるときの感光体の一領域の状態を示
し、一方、セクション(f)は、ビーム40および38
が感光体に当たるときの感光体の一領域の状態を示す。
この結果は、セクション(c)に示した結果と類似であ
る。すなわち、残留電圧はひとつの感光体層のみに印加
される。
【0025】セクション(g)は、すべての3ビーム3
8、40、および42が感光体の同一領域に当たるとき
の感光体の状態を示す。この場合は、感光体のすべての
層に印加される電圧が放電される結果となり、残留感光
体電圧は明確にするために0ボルトとして表されること
となる。
【0026】導電性基板56は、不透明、透光性、半透
明、または透明とすることが可能であり、また、適切な
導電性材料とすることが可能である。導電性材料として
は、銅、真鍮、ニッケル、亜鉛、クロム、ステンレスス
チール、導電性プラスチックおよびゴム、アルミニウ
ム、半透明アルミニウム、鋼、カドミウム、銀、金、適
切な材料を包含させることによりまたは湿潤雰囲気にお
ける調節によって材料を導電性とするために十分な含水
状態を与えることにより導電性とされた紙、インジウ
ム、スズ、金属酸化物、たとえば、スズ酸化物、インジ
ウムスズ酸化物、などが含まれる。さらに、基板は、導
電性被覆を有する絶縁層を含むことが可能であり、導電
性被膜は、たとえば、チタン処理またはアルミニウム処
理マイラー(Mylar)(登録商標)ポリエステルの
ようなプラスチックの真空蒸着による金属被覆である。
その場合、金属処理表面体は、感光体底部層あるいは感
光体底部層と基板との間に位置する電荷注入阻止層また
は粘着層のような別の層と接触される。基板は、通常
は、約6ミクロンから約250ミクロンまでの有効厚さ
を有し、好適には、約50ミクロンから約200ミクロ
ンまでであるが、厚さはこの範囲外とすることができ
る。
【0027】ラスタ出力スキャナ28は、3波長ハイブ
リッドまたはモノリシック集積レーザ半導体装置を使用
し、この半導体装置は、赤、たとえば、670nm、赤
外、たとえば、830nm、および緑、たとえば、53
5nm波長エミッタよりなる。発光ダイオード(LE
D)のような別の半導体装置を使用することもできる。
【0028】波長の異なるビーム38、40、および4
2には、タンジェンシャルオフセットを与えることがで
き、同じ走査によって感光体上にて同じ先頭位置から逐
次走査され、優れた位置合わせを生じる。また、ビーム
は、サジタルオフセットを与えることができ、異なる走
査によって、同じ先頭位置から逐次走査される。各レー
ザ照射器のタンジェンシャルオフセットは、通常、30
0μmの上限を与えられ、それは、タンジェンシャルオ
フセットは、その限界まで弓形に曲がる走査線を導入す
ることができないためである。タンジェンシャルオフセ
ットの効果によって、2成分ビームの内のひとつに対す
る電子変調信号を他のビームの変調信号に対して遅延さ
せることが必要となり、それは、感光体全域にわたる走
査中にひとつのビームが他のビームに遅れるためであ
る。各波長において、ひとつ以上のビームが放射される
ことが可能である。
【0029】3本のレーザビーム38、40、および4
2は、レーザ装置から放射され、従来のビーム入力光学
システムに入力され、ビーム入力光学システムによっ
て、ビームが複数の面を有し回転するポリゴンミラーに
当たるように、ビームは、適切な光路に沿って視準、コ
ンディショニング、および焦点調節される。ポリゴンミ
ラーは回転するので、ファセットによって、反射ビーム
はラスタ出力スキャナの走査光学系を通過するとき反復
して偏向される。偏向されたレーザビームは、画像化お
よび補正光学系の単一セットに入力され、補正光学系に
よって、ポリゴン角度エラーおよびウォブルのようなエ
ラーが補正され、ビームの焦点が感光体ベルト装置12
上に調節される。
【0030】本発明を実施する処理ステップを、図3に
示す表の左側欄に記載する。最初の露光後に始まる感光
体放電状態は、図3に示す表の最初の行に示される。図
3に示す表の個別セルは、2行の情報を有する。上の行
は、現像される色および各処理ステップ後の表面体電圧
を示す。2行目は、それぞれ、各処理ステップ後の感光
体の各層58、60、62、64、66、および68に
印加される電圧を示す。
【0031】画像化処理のステップを、図3を参照して
述べる。説明のため、すべての電圧値は、負値でありま
た理想値を示すものとする。たとえば、電圧レベルは、
感光体暗減衰による損失または放電された感光体に内在
する残留電圧現象による損失のいずれも反映しない。同
様に、バイアス電圧は、バックグラウンド電圧レベルに
起因するオフセットを考慮しないが、このオフセットは
必要とされるクリーニング領域を設定するために必要で
ある。また、図示または記載してないが、下流の現像ハ
ウジングを通過するとき、画像再荷電が、現像済み画像
周辺におけるフリンジ領域現像を避けるために必要とさ
れることがある。
【0032】ステップ1.画像位置露光 最初の露光後に結果として生じる電圧分布は、図3に電
圧プロファイル43として示されるように直線状であ
る。感光体の露光された各層において100%放電の理
想的な場合が仮定されている。図より分かるように、こ
の時点においては、画像現像は全く行われていない。プ
ロファイルは、全部で8種の個別の領域に分割され、各
領域は、感光体に対する3ビーム38、40、および4
2の照射に対応する感光体の取り得る放電状態を表す。
個別領域は、図3の表の各データ列の頂部に示すよう
に、領域1、領域2などと名称を付けられる。
【0033】ステップ2.400Vにおいて黒(K)を
現像する放電領域現像(DAD) 領域8の現像の結果として、この領域の電圧は変化す
る。領域1〜7は、ステップ1の直後は同じ電圧分布を
保持する。ここで、負のKトナーが、現像装置80から
供給され、完全に現像され、電圧を0Vから400Vに
上昇させる。すべての処理ステップにおいて、現像は完
結すると仮定される。すなわち、現像される領域の電圧
が現像ハウジングバイアス電圧に達するまで、トナーは
引き続き完全な現像に供される。たとえば、導電性磁気
ブラシ(CMB)現像は、この理想的な場合に非常に近
い挙動を示す。現像されるトナー層は感光体表面体上の
電荷シートのように作用するので、約133Vの電圧が
トナー層の下の感光体の各層に一様に印加されると仮定
する。現像装置80は、従来の磁気ブラシ現像装置また
は図示のように電極の機能を果たすドナーロール81を
含む非干渉現像(NID)装置を備えることができる。
【0034】ステップ3.800Vにおいて黄(Y)を
現像する放電領域現像 4領域5、6、7、8は、すべて400Vであり、40
0Vの負の黄色トナーを完全に現像し、これらの領域を
800Vに上昇させる。この目的で、電極の機能を果た
すドナーロール装置84を含むNID装置82が備えら
れる。再度、トナー層は、電荷シートのように感光体表
面体に作用するので、約133Vの電圧がトナー層の下
の感光体の各層に一様に印加されると仮定する。黄色ト
ナーが3クリア領域に被着され、1領域は被覆されない
黄のまま残り、1領域は、次に、シアンによって被覆さ
れ、他の1領域は、次に、マゼンタによって被覆され
る。一部の黄色トナーは、黒画像上に被着されるが、そ
の画像に影響を与えることはなく、それは、転写後、黄
色トナーは黒トナーによって完全に被覆されるためであ
る。
【0035】ステップ4.800Vにおいてマゼンタ
(M)を現像する荷電領域現像(CAD) 領域1は、最初は露光されず1200Vであり、400
Vの正のMトナーを完全に現像し、この領域を800V
に低下させる。荷電領域現像用現像ハウジング86は、
非干渉現像(NID)装置の形式であり、また、電極の
機能を果たすドナーロール装置88を含む。トナー層
は、電荷シートのように感光体表面体に作用するので、
約133Vの電圧がトナー層の下の感光体の各層に一様
に印加される仮定する。これによって、感光体の各層に
印加される電圧が400Vから約266Vまで低下す
る。
【0036】ステップ5.緑色光による投光露光 投光露光ランプ90からの緑色光は、領域1のマゼンタ
トナーおよび領域8のKトナーによって阻止されること
になる。しかし、この緑色光は、Yトナーのみによって
被覆される領域5、6、7およびいずれのトナー層によ
っても被覆されていない領域2、3、4を透過する。緑
色光が透過するこれらの領域においては、緑感性感光体
層に印加される電圧は、ステップ4後の値からゼロボル
トに低下する。したがって、感光体上の表面体電圧は、
同量だけ低下する。
【0037】ステップ6.666Vにおいてシアン
(C)を現像する放電領域現像 二つの未現像領域、すなわち領域2および3、ならびに
ひとつのY領域、すなわち領域5は、666V未満であ
り、これらの領域は、すべての負のシアントナーを完全
に現像し、これらの領域の表面体電圧を666Vに上昇
させる。考察している理想的な場合においては、クリア
領域2、3は、それぞれ、266Vのシアントナーを完
全に現像し、黄で被覆される領域5は400Vのシアン
トナーを完全に現像する。トナー層は、感光体表面体に
おいて負の電荷シートのように作用するものと仮定す
る。したがって、トナー層は、クリア領域2、3におい
ては感光体の各層に約89Vを一様に印加し、最初に黄
に被覆される領域5においては感光体の各層に約133
Vを一様に印加する。シアンのみによって被覆される領
域のひとつはシアンのみにより被覆される領域のまま留
まるが、他のシアンによって被覆される領域はその後マ
ゼンタによって被覆されることになる。YC領域は、そ
の後トナー層によって被覆されない。ここで考察してい
る理想的な場合には、領域2、3の約266Vは、領域
5の400Vより少量のシアントナーを完全に現像す
る。しかし、同一の現像電圧下においては、所定の色を
裸感光体上に現像することは、同色トナーを現像済み第
2カラートナー層に現像することより効率が良いこと
は、画像重ね合わせ(IOI)現像に関する研究より公
知である。したがって、黄色トナーによる被覆済み領域
においては、未現像領域2、3に比較して大きな現像電
圧を利用することが可能であり(400V対約266
V)、この電圧によって、3領域2、3、5のすべてに
おいて現像されるシアントナー全量の等化が促進される
はずである。シアントナーは、電極の機能を果たすドナ
ーロール装置94を含む非干渉現像装置92を使用して
被着される。
【0038】ステップ7.赤外(IR)光による投光露
投光露光ランプ96からの赤外光が感光体の前面から照
射されるときは、赤外光は領域8においてはKトナーに
よって阻止されるが、他のすべての領域は透過する。赤
外光が感光体を透過する各領域においては、赤外感光性
感光体層に印加される電圧は、ステップ6後の値からゼ
ロボルトに低下する。感光体の表面体電圧は、いずれの
所定の領域においても、同量だけ低下する。投光露光ラ
ンプ96からの赤外光は、図4に示すように、感光体の
背面から照射することもできる。次の処理ステップは、
下記の態様(9)において述べるものと同じである。
【0039】ステップ8.400Vにおいてマゼンタ
(M)を現像する放電領域現像 ステップ7の終了後、二つの領域が400V未満であ
る。すなわち、領域3はシアントナーによって被覆され
177Vであり、領域7は黄色トナーによって被覆され
133Vである。これら二つの領域は、電極の機能を果
たすドナーロール装置100を含む非干渉現像装置98
を使用し、負のマゼンタトナーを完全に現像し400V
とする。領域3は、223Vの現像電位を有し、領域7
は、267Vの現像電位を有する。現像電位は類似であ
るので、また両領域ともひとつの既存トナー層を有する
ので、両領域は、大体等しい量のマゼンタトナーを完全
に現像するはずである。ステップ4において、領域1に
おいて現像されるマゼンタトナーは、400Vの現像電
位であるから正のマゼンタトナーであったが、領域3お
よび7において現像されるマゼンタトナーは約250V
の現像電位であるから負のマゼンタトナーである。正お
よび負のマゼンタトナーの電荷/質量比、Q/Mは、独
立に調整することができるので、量/感度の等しいトナ
ーが二つの場合に完全に現像される。電極の機能を果た
す各ドナーロール装置は、従来技術において公知である
マルチワイヤトナークラウド(multi-wire toner clou
d)現像システムによって代替することが可能であり、
この場合は、AC電圧がワイヤに印加されトナーを遊離
させるので、トナーは感光体上の画像に引き寄せられる
ことができる。マルチワイヤシステムにおいては、ワイ
ヤはドナーロールと画像化表面体、たとえば、感光体ベ
ルト装置12との間の現像ギャップに配置される。
【0040】結果として得られる色を、図3の表の最後
の行に示す。すべての放電状態が現像を完了し個別の色
を与えるので、K、C、M、Y、CM、CY、MC、お
よびWよりなるフルプロセス印刷が実現される。
【0041】図3の以下に示す幾つかの態様は、注目に
値する。
【0042】(1)領域8は、Kトナーを感光体の頂部
において現像し、黄色トナーをKトナーの頂部において
現像する。紙に転写されるとき、Kトナーは最後には頂
部になり下の黄色トナーをマスキングする。したがっ
て、領域8は、予期されるように、また図3の表の最後
の行に示されるように、黒に見える。下にある黄色トナ
ーは、黒色トナーによって既に与えられている青吸収に
さらに青吸収を追加することになる。
【0043】(2)ステップ4において、荷電領域現像
によるM現像はステップ2、3とは異なる領域を現像す
るので、ステップ4はステップ2の前、またはステップ
2と3との間とすることができる。
【0044】(3)ステップ6の記述において前述した
ように、シアントナーは、黄色トナーの頂部において現
像が行われる領域5においては、裸感光体上において現
像が行われる領域2および3におけるより、大きな現像
電位を有する。同じ現像電位の場合は、裸感光体のキャ
パシタンスが増加するために、裸感光体上においては現
像済みトナー層におけるより多量のトナー質量を完全に
現像する傾向がある。したがって、領域5において大き
な現像電位を使用し、裸領域2および3そして黄色トナ
ーによって被覆される領域5部分において現像されるシ
アントナー質量の等化を有利に促進することができる。
【0045】(4)ステップ8の記述において前述した
ように、ステップ4において現像される正の荷電領域現
像Mトナーは、ステップ8において現像される負の放電
領域現像Mトナーより大きな現像電位と見なされる。正
および負のマゼンタトナーのQ/Mは独立して調整する
ことができるので、量/感度の等しいトナーが二つの場
合に完全に現像される。
【0046】(5)図3のステップ5において、黄は、
第1放電領域現像による現像色として任意に選択され
た。しかし、黄トナーとシアントナーとは、ステップ3
および6において、交換することができる。その理由
は、シアンおよび黄の両者は、ステップ5における緑色
光による投光露光下およびステップ7における赤外光に
よる投光露光下において同じように挙動するため、すな
わち、両者共緑および赤外に対して透光性であるためで
ある。結果として得られる同色は、図3の表の最後の行
に示されるが、異なる領域にある。さらに、紙に転写さ
れるときに、領域8の黒色トナーは、最後にはYトナー
の頂部ではなくCトナーの頂部になる。
【0047】(6)ステップ4において使用される正の
荷電領域現像マゼンタトナーを除いて、すべてのトナー
は、負の放電領域現像トナーである。
【0048】(7)マゼンタは、2回現像されなければ
ならないトナーとして任意に選択され、1回は荷電領域
現像処理によって、後1回は放電領域現像処理によって
である。ステップ4および8において、マゼンタトナー
の代わりにシアントナーを使用することができるが、そ
のときは、ステップ5において緑色投光露光の代わりに
赤色投光露光を使用する必要がある。ステップ3におい
て現像される黄色トナーは、ステップ5において緑色投
光の光を通過させた方法と同じ方法によって赤色投光の
光を通過させる。ステップ4において荷電領域現像によ
って現像されるトナーは、ステップ5において使用され
る投光露光の光を阻止し、領域1の表面体電圧がステッ
プ6において使用される現像バイアスより下に低下する
ことを防止しなければならない。ステップ4および8に
おいてマゼンタトナーの代わりにシアントナーが使用さ
れるときは、ステップ6においてシアントナーの代わり
にマゼンタトナーが使用されることになる。結果として
得られる同色は、再度異なる順序によって図3の表の最
後の行に示される。
【0049】マゼンタは、同程度に都合良く黄と交換で
きるが、そのときは、赤色投光露光をステップ5におい
て使用する必要がある。これは、感光体の頂部層3は、
青色光に対して感光性であり青色光を完全に吸収するの
で、青色光は下層に放電を誘発することはないというこ
とを意味する。
【0050】(8)青色半導体レーザは、緑色レーザの
代わりに使用することが可能であり、その場合、緑感性
層3は青感性層によって代替することになる。青感性感
光体が緑色光に対して感光性でないときは、マゼンタト
ナー現像および緑色光投光露光は交換する必要がある。
交換は、シアントナーおよび赤色光投光露光、または黄
色トナーおよび青色光投光露光と行うことができる。
【0051】(9)赤外投光露光は、感光体の背面から
実施し、前面に空間を保持することができる。背面露光
の効果は、領域1〜7のすべてにおいて前面露光と同じ
である。領域8のみはこれらの領域と異なり、領域8に
おいては、背面赤外露光は感光体の底部層3を放電させ
るが、頂部面露光の場合は領域8の黒色トナーがこの露
光を阻止する。背面露光によって、感光体の表面体電圧
は800Vから約266Vだけ低下し534Vになる。
この電圧降下は最後の処理ステップ8に影響を与えず、
ステップ8においては、放電領域現像によるマゼンタ現
像が400Vにおいて行われる。領域8において、53
4Vは、ステップ8実施中の400Vの現像バイアスよ
りまだ十分に高い。したがって、領域8においては、ス
テップ8によっていかなるトナーも現像されない。
【0052】本明細書に述べる本発明を具体化するため
に使用できるシステムアーキテクチャを、図4に示す。
大部分の構成要素は、図3に記載の処理ステップから明
らかである。赤外投光ランプは、態様(9)において前
述したように、3層感光体ベルトの背面に配置される。
前述した図3に記載してないステップは、下記の通りで
ある。
【0053】ステップ9.転写前背面露光 この背面白色光露光はランプ102を使用し、感光体に
印加される電界を除去し、その結果、表面体電圧をゼロ
に低下させる。この状況下において、正のトナーの領域
は残留する負の表面体コロナによって中和され、負のト
ナーの領域は正の表面体ホールによって中和される。表
面体電圧をゼロに低下させることは、次のステップにお
いて転写前コロトロンの有効であり効率の良い動作を可
能とするために必要である。
【0054】ステップ10.転写前コロトロン荷電 このステップにおいては、負電荷のみをトナーおよび感
光体表面体に被着させ、電圧を一定の値まで上げる。こ
の電圧上昇は、コロナ放電装置104を使用して実現さ
れる。被着された負のトナーは通常さらに負となり、被
着された正のトナーは、転写前コロトロンによって被着
される負のコロナを受け、符号を逆転し負となる。感光
体表面体において新しく負に荷電されたすべてのトナー
について、次のステップにおいて、トナーを紙に一様に
転写することが可能となる。
【0055】ステップ11.紙への転写 感光体上のトナーは、前のステップにおいて、すべて負
に荷電されているので、紙基板106に対する転写は、
紙の背面に対する正のコロナ荷電、または正にバイアス
をかけられた転写ロール108によって実行される。
【0056】ステップ12.定着 転写された画像は、通常、符号110で示される熱およ
び圧力カラー定着器を使用して紙に定着される。
【0057】ステップ13.クリーニング 磁気ブラシクリーナ112または代替としてブレードに
よって、未転写トナーが感光体表面体から除去される。
【0058】ステップ14.白色光消去 消去ランプ114によって、残留電界が感光体の内部か
ら除去される。
【0059】ステップ15.クロトロン荷電 負のクロトロン荷電はコロナ放電装置24を使用し、感
光体表面体に被着され、次の画像化および現像サイクル
の準備をする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 3層感光体の略図であり、3波長画像化装置
を使用する露光組み合わせを示す図である。
【図2】 3波長画像化装置によって使用される3波長
における感光体吸収特性を示す図である。
【図3】 3波長および3層感光体を使用し単一画像化
装置によって単一パスでフルカラー画像を現像する処理
ステップを示す図である。
【図4】 3波長/3層感光体単一パス単一露光画像処
理装置に関するシステムアーキテクチャを示す略図であ
る。
【符号の説明】
10 電子写真印刷システム、12 光導電性ベルト装
置、14,16 ローラ、18 駆動ローラ、20 モ
ータ、24,104 コロナ放電装置、28ラスタ出力
スキャナ、38,40,42 ビーム、43 電圧プロ
ファイル、44 荷電領域現像による画像領域、46,
48,50 放電領域現像による画像領域、52 電子
サブシステム、56 導電性基板、58 赤外感光性電
荷生成層、60,64,68 電荷移送層、62 赤感
性電荷生成層、66 緑感性電荷生成層、80 現像装
置、81,84,88,94,100 ドナーロール装
置、82,92,98 非干渉現像装置、86 荷電領
域現像ハウジング、90,96 投光露光ランプ、10
2 白色光露光ランプ、106 紙基板、108転写ロ
ール、110 定着器、112 磁気ブラシまたはブレ
ード、114消去ランプ、A 荷電装置、B 露光装
置、C 第1現像装置、D 第2現像装置、E 第3現
像装置、F 第1露光ランプ、G 第4現像装置、H
第2投光露光装置、I 第5現像装置、J 転写前白色
光照射装置、K 転写前荷電装置、L 転写装置、M
定着装置、N クリーニング装置、O 消去/露光装
置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3種の波長の異なるビームを放射する能
    力を有する単一露光装置および電荷保持装置を使用し、
    3種の波長の異なるビームに応じてカラー画像を生成す
    る方法であって、前記方法は、 前記電荷保持装置を一様に荷電し、所定の電圧レベルと
    するステップと、 3種の異なる波長において動作する単一露光装置を使用
    し、4種の異なる電圧レベルにある画像を含む静電潜像
    を生成するステップと、 3種の異なるカラーインキを使用し荷電領域現像(CA
    D)および放電領域現像(DAD)による現像によって
    前記画像を現像するステップと、 現像画像領域および未現像画像領域をコンディショニン
    グし、前記3種の異なるカラーインキとは別個の第4カ
    ラーインキを使用し現像することができる放電領域現像
    画像を形成するステップと、 第4カラーインキを使用し現像することができる前記放
    電領域現像画像を現像し、その結果、前記現像済み画像
    は、前記3種の異なるカラーインキとは別の2種の異な
    る色の画像を形成するステップと、 他の現像済み画像をコンディショニングし、他の放電領
    域現像画像領域を形成するステップと、 前記他のDAD画像領域を、前記3種の異なるカラーイ
    ンキのひとつと同色のインキを使用して現像するステッ
    プと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、現像画
    像領域および未現像画像領域をコンディショニングする
    前記ステップは、所定の第1波長を有する投光照明光源
    を使用して実行されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、他の現
    像済み画像をコンディショニングする前記ステップは、
    所定の第2波長を有する投光照明光源を使用して実行さ
    れることを特徴とする方法。
JP10229796A 1997-08-20 1998-08-14 3波長画像化装置および3層感光体を使用し単一パスによってプロセス印刷を生成する方法 Withdrawn JPH11167242A (ja)

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