JPH11165906A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH11165906A
JPH11165906A JP32872497A JP32872497A JPH11165906A JP H11165906 A JPH11165906 A JP H11165906A JP 32872497 A JP32872497 A JP 32872497A JP 32872497 A JP32872497 A JP 32872497A JP H11165906 A JPH11165906 A JP H11165906A
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Application number
JP32872497A
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English (en)
Inventor
Toshio Arashida
利夫 嵐田
Shigeo Kojima
茂雄 小島
Tetsurou Ekou
哲朗 江向
Masahiko Ishizuka
昌彦 石塚
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の用紙相互間に正確な搬送間隔を確保し
てこれらを連続的に搬送することのできる用紙搬送装置
を提供することを解決課題とする。 【解決手段】 本発明では、レジストローラ対(42)
の駆動による先行記録紙(P)の搬送開始時点から、給
紙ローラ(12)によって繰り出された後続記録紙
(P)の先端が繰出検知センサ(17)によって検出さ
れるまでの計測時間と、記録紙相互間に所定の搬送間隔
を確保した場合の対応する予設定基準時間とを比較し、
該計測時間が予設定基準時間よりも小さい場合にこれら
計測時間および予設定時間の差となる時間だけ給紙ロー
ラ(12)の回転を停止させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
に適用される用紙搬送装置に関するもので、詳しくは、
給紙手段の駆動によって繰り出された複数の用紙を、相
互間に所定の搬送間隔を確保した状態で連続的に搬送す
る用紙搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】たと
えば、中間転写体を用いて書画像のカラー出力を行う複
写機やプリンタ等の記録装置においては、その生産性の
向上を図るために当該中間転写体の周面に複数ページ分
のイメージを形成する一方、このイメージの数に対応し
た記録紙を連続的に搬送し、中間転写体を1回転させる
毎にこれら複数のイメージをそれぞれの記録紙に転写す
るように構成したものがある。
【0003】この種の記録装置では、中間転写体に形成
した複数のイメージと複数の記録紙とを1対1で対応さ
せなければならないため、記録紙を搬送させる場合に高
い精度が要求される。すなわち、この種の記録装置に適
用される用紙搬送装置においては、複数の記録紙相互間
に、中間転写体に形成したイメージの相互間隔に対応し
た搬送間隔を確保した状態で、これら記録紙を連続的に
搬送しなければならない。
【0004】しかしながら、従前の用紙搬送装置にあっ
ては、確保すべき搬送間隔に対応した時間間隔をもって
給紙ローラを回転させた場合であっても、記録紙を給紙
ユニットに載置させた時点での先端位置のばらつき、あ
るいは重送を防止するために設けられた摩擦分離材を記
録紙が通過する際の通過速度のばらつき等々の要因によ
り、先行記録紙と後続記録紙との搬送間隔が一定となら
ず、それぞれの記録紙に対して中間転写体のイメージを
正確に転写することができない虞れがある。
【0005】特に、小型化を図った記録装置の場合に
は、中間転写体の大きさも小さくなるため、当該中間転
写体に形成する複数のイメージの相互間隔も小さくせざ
るを得ず、記録紙の搬送に一層高度な精度が要求される
ことになる。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みて、複数の用紙
相互間に正確な搬送間隔を確保してこれらを連続的に搬
送することのできる用紙搬送装置を提供することを解決
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、給紙手段の駆動によって繰り出された複数の用紙
を、相互間に所定の搬送間隔を確保した状態で連続的に
搬送する用紙搬送装置であって、前記給紙手段によって
繰り出された用紙を検出する用紙検出手段と、所定のタ
イミングで駆動し、前記用紙検出手段を通過した後の用
紙を下流に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の駆動開
始時点から、前記給紙手段によって繰り出された次の用
紙が前記用紙検出手段によって検出されるまでの計測時
間と、用紙相互間に前記所定の搬送間隔を確保した場合
の対応する予設定基準時間とを比較し、これら計測時間
および予設定基準時間の間に時間差がある場合に当該時
間差を無くすべく、少なくとも前記給紙手段の駆動を制
御する制御手段とを備えるようにしている。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、給紙手
段の駆動によって繰り出された複数の用紙を、相互間に
所定の搬送間隔を確保した状態で、回転する中間転写体
に連続的に搬送する用紙搬送装置であって、前記中間転
写体の回転位相を検出する位相検出手段と、用紙の搬送
方向に沿って配置し、前記給紙手段によって繰り出され
た用紙の先端を順次検出する上流側用紙検出手段および
下流側用紙検出手段と、前記下流側用紙検出手段によっ
て用紙の先端を検出した後に、前記位相検出手段の検出
結果に基づいて駆動し、前記用紙を前記中間転写体の予
設定した位相に搬送する搬送手段と、前記搬送手段の駆
動開始時点から、前記給紙手段によって繰り出された次
の用紙の先端が前記上流側用紙検出手段によって検出さ
れるまでの時間を計測する計時手段と、前記計時手段の
計測結果と、用紙相互間に前記所定の搬送間隔を確保し
た場合の対応する予設定基準時間とを比較する比較手段
と、前記計測結果が前記予設定基準時間よりも小さい場
合に、前記次の用紙の繰り出し途中においてこれら予設
定基準時間と計測結果との差となる時間だけ前記給紙手
段の駆動を停止させる給紙制御手段とを備えるようにし
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図2乃至図5は、本
発明に係る用紙搬送装置を適用したフルカラープリンタ
ーを示したものである。
【0010】図2からも明らかなように、このフルカラ
ープリンターは、装置筐体1の一側方に手差し給紙ユニ
ット10を備える一方、装置筐体1の内部下方に自動給
紙ユニット30を備え、さらに装置筐体1の内部に、こ
れら手差し給紙ユニット10および自動給紙ユニット3
0のそれぞれから搬送ユニット40、記録部60および
フューザユニット70を経て、装置筐体1の上面に設け
た排紙トレイ2に達する記録紙搬送路80を備えてい
る。
【0011】手差し給紙ユニット10は、先端を下方に
傾斜させる態様で配設した手差しトレイ11と、円柱状
を成し、手差しトレイ11の先端部上方域に回転可能に
配設した手差し給紙ローラ(給紙手段)12と、手差し
トレイ11の先端延長域において手差し給紙ローラ12
の周面に摺接する摩擦分離部材13とを備えて構成した
もので、手差し給紙ローラ12が一回転する毎に、摩擦
分離部材13との協働により、手差しトレイ11に載置
した記録紙Pを、その最上部に位置するものから一枚ず
つ記録紙搬送路80に繰り出す作用を成す。
【0012】この手差し給紙ユニット10には、図2乃
至図4に示すように、手差し給紙ローラ12の一端部側
に位置する部位に給紙用電磁ソレノイド14を配設して
いるとともに、手差し給紙ローラ12の回転軸12aに
おける上記給紙用電磁ソレノイド14に近接した部位に
ストッパプレート15および給紙駆動ギア16を固着保
持させ、さらに手差しトレイ11の下流側に位置する部
位に繰出検知センサ(上流側用紙検出手段)17を配設
している。
【0013】給紙用電磁ソレノイド14は、手差し給紙
ユニット本体18に保持され、後述する給紙制御部91
からの指示によって駆動されるもので、その一側部にフ
ラッパ19を備えている。フラッパ19は、先端に鉤状
部19aを有し、該鉤状部19aを手差し給紙ローラ1
2の回転軸12aに対して近接離反する態様で、その基
端部を介して上記給紙用電磁ソレノイド14に揺動可能
に支持させたもので、通常状態において給紙用電磁ソレ
ノイド14との間に介在させたコイルスプリング20の
引張力によって鉤状部19aを手差し給紙ローラ12の
回転軸12aに近接させた状態に保持される一方、当該
電磁ソレノイド14が駆動した場合に吸着され、鉤状部
19aを手差し給紙ローラ12の回転軸12aから離隔
させた状態に保持される。
【0014】ストッパプレート15は、その周面の一箇
所に、上記フラッパ19の鉤状部19aに対する当接面
15aを有しており、該当接面15aに鉤状部19aが
当接係合した場合に、当該フラッパ19との協働によっ
て手差し給紙ローラ12の回転軸12aを停止させる作
用を成すものである。
【0015】給紙駆動ギア16は、その一部分に歯欠け
部16aを有した歯車であり、ストッパプレート15よ
りも外方側に配設している。この給紙駆動ギア16は、
上述したフラッパ19の鉤状部19aがストッパプレー
ト15の当接面15aに当接係合した状態において、図
4(a)に明示するように、隣設する第1動力伝達ギア
21に対してその歯欠け部16aを占位させる一方、フ
ラッパ19の鉤状部19aとストッパプレート15の当
接面15aとの当接係合状態が解除された場合に、手差
し給紙ユニット本体18との間に介在させた起動スプリ
ング22の引張力によって上記第1動力伝達ギア21に
歯合し、以降、再び歯欠け部16aが第1動力伝達ギア
21に占位されるまでの間、当該第1動力伝達ギア2
1、給紙用電磁クラッチ23、第2動力伝達ギア24、
第3動力伝達ギア25、第4動力伝達ギア26および主
駆動ギア27を介して図示していない駆動モータに接続
されることになる。
【0016】繰出検知センサ17は、手差し給紙ユニッ
ト10から繰り出された直後において記録紙Pの上方域
からその先端を検出するもので、その検出結果を後述す
る計時部93に出力する作用を成す。
【0017】自動給紙ユニット30は、装置筐体1に対
して着脱可能に配設した給紙カセット31と、断面が半
月形の柱状を成し、給紙カセット31の先端部上方域に
回転可能に配設した自動給紙ローラ(給紙手段)32と
を備えて構成したもので、自動給紙ローラ32が一回転
する毎に、給紙カセット31に載置した記録紙Pを、そ
の最上部に位置するものから一枚ずつ記録紙搬送路80
に繰り出す作用を成す。なお、図には明示していない
が、この自動給紙ユニット30においても、上述した手
差し給紙ユニット10と同様の駆動機構および繰出検知
センサが設けられている。
【0018】搬送ユニット40は、手差し給紙ユニット
10、あるいは自動給紙ユニット30から記録紙搬送路
80に繰り出された記録紙Pを記録部60に搬送させる
ためのもので、その上流側に搬送ローラ対41を備えて
いるとともに、その下流側にレジストローラ対42を備
え、さらにこれら搬送ローラ対41およびレジストロー
ラ対42の間に位置する部位に搬送検知センサ(下流側
用紙検出手段)43を備えている。
【0019】搬送ローラ対41は、搬送駆動ローラ44
および搬送従動ローラ45を備え、これら両ローラ4
4,45の周面を記録紙搬送路80内において相互に圧
接させたもので、搬送ローラ用電磁クラッチ46を介し
て搬送駆動ローラ44の回転軸44aを上述した主駆動
ギア27の回転軸27aに接続している。
【0020】レジストローラ対42は、レジスト駆動ロ
ーラ47およびレジスト従動ローラ48を備え、これら
両ローラ47,48の周面を記録紙搬送路80内におい
て相互に圧接させたもので、レジスト駆動ローラ47の
回転軸47aにレジストローラ用電磁クラッチ49を介
してレジストローラ駆動ギア50を備えている。レジス
トローラ駆動ギア50は、レジストローラ用電磁クラッ
チ49がONされた場合にレジスト駆動ローラ47の回
転軸47aと一体に連結されるもので、歯車列51を介
して上述した第3動力伝達ギア25に接続されている。
【0021】搬送検知センサ43は、レジストローラ対
42から予設定距離だけ下流側に位置する部位におい
て、記録紙搬送路80を搬送される記録紙Pの先端を検
出するもので、その出力結果を後述する搬送制御部90
に出力する作用を成す。
【0022】記録部60は、図2に示すように、記録紙
搬送路80の上方域に回転可能に配設した感光体ドラム
61と、この感光体ドラム61を帯電させる帯電器62
と、帯電した感光体ドラム61の周面にレーザ光を照射
することにより、該感光体ドラム61に静電潜像を形成
する露光ユニット63と、感光体ドラム61に近接した
状態で回転可能に配設し、該感光体ドラム61に対して
その周囲部に設けたイエロー、シアン、マゼンタおよび
ブラック4色の現像機64a,64b,64c,64d
を択一的に占位させることにより、該当色によって感光
体ドラム61上の静電潜像を現像するロータリ現像ユニ
ット64と、感光体ドラム61および記録紙搬送路80
の間に二次転写ベルト(中間転写体)65を巻回させて
なる二次転写ユニット66と、感光体ドラム61上の現
像された潜像(以下、単にイメージと称する)を二次転
写ベルト65上に転写させる一次転写ロール67と、二
次転写ベルト65上に転写されたイメージを記録紙搬送
路80において記録紙Pに転写させる二次転写ロール6
8とを備えている。
【0023】また、この記録部60では、図5に示すよ
うに、二次転写ベルト65におけるイメージの転写域外
にマーカ65aを付す一方、該マーカ65aの通過域に
これを検出するためのマーカ検知センサ69を配設して
いる。これらマーカ65aおよびマーカ検知センサ69
は、回転する二次転写ベルト65の回転位相を検出する
ためのもので、マーカ検知センサ69の出力結果が後述
する搬送制御部90に出力される。
【0024】上記のような構成を有した記録部60で
は、帯電器62および露光ユニット63を経て、記録す
べき書画像の第1色目、たとえばイエローの画像信号に
対応した潜像が感光体ドラム61に形成されると、当該
潜像がイエロー現像機64aによって現像され、さらに
このイエローイメージが一次転写ロール67によって二
次転写ベルト65に転写される。
【0025】上述した工程が、さらにシアン、マゼンタ
およびブラックの各色において繰り返されると、最終的
に二次転写ベルト65にフルカラーのイメージが形成さ
れることになる。なお、本実施形態で適用する二次転写
ベルト65は、イメージが一つの場合、最大457.2
mmのものを転写させることが可能であり、またイメー
ジが二つの場合、最大215.9mmのものを転写させ
ることが可能な長さを有している。
【0026】フューザユニット70は、一対の定着ロー
ラ71,72間において記録紙Pを加熱および加圧する
ことにより、記録部60で転写されたイメージを記録紙
Pに定着させる作用を成すものである。
【0027】図1は、上述したフルカラープリンターに
おいて、二次転写ベルト65に2ページ分のイメージを
転写した場合に、手差し給紙ユニット10(あるいは自
動給紙ユニット30)から繰り出した2枚の記録紙P
を、これらの相互間に所定の搬送間隔を確保した状態で
記録部60に搬送するための記録紙搬送制御系を示すも
のである。
【0028】図1において搬送制御部90は、搬送検知
センサ43およびマーカ検知センサ69からの検出信号
に基づき、レジストローラ用電磁クラッチ49および搬
送ローラ用電磁クラッチ46を通じてレジストローラ対
42および搬送ローラ対41の回転を個別に制御し、ま
た、給紙制御部91は、給紙用電磁クラッチ23および
給紙用電磁ソレノイド14を通じて給紙ローラ12の回
転を制御するものである。
【0029】記憶部92は、2枚の記録紙Pの相互間に
所定の搬送間隔を確保した状態において、レジストロー
ラ対42が駆動し、先の記録紙Pの搬送が開始された時
点から次の記録紙Pの先端が繰出検知センサ17によっ
て検出されるまでの基準時間を記録紙Pのサイズ毎に予
め設定記憶するメモリである。
【0030】計時部93は、レジストローラ対42によ
って実際に先の記録紙Pの搬送を開始した時点から次の
記録紙Pの先端が繰出検知センサ17によって検出され
るまでの時間を計測するタイマである。
【0031】比較部94は、計時部93による計測結果
と記憶部92に設定記憶した対応する基準時間とを比較
し、その比較結果に基づく制御信号を上述した給紙制御
部91に加えるものである。
【0032】以下、図6に示したフローチャートを参照
しながら、フルカラープリンターにおいて手差しトレイ
11に載置させた2枚の記録紙Pに連続的に記録を行う
場合の記録紙搬送方法について説明していく。なお、手
差しトレイ11に載置させる記録紙Pの大きさは、当該
手差しトレイ11に配設した図示していない用紙サイズ
検知センサの検出信号により、あるいは操作者の手入力
により、搬送以前において既知となっているものとす
る。
【0033】まず、上述したフルカラープリンターで
は、電源が投入された状態において常時主駆動ギア27
が図示していない駆動モータによって回転されている。
【0034】このとき、給紙制御部91によって給紙用
電磁クラッチ23および給紙用電磁ソレノイド14がい
ずれもOFFした状態に保持されているとともに、搬送
制御部90によってレジストローラ用電磁クラッチ49
および搬送ローラ用電磁クラッチ46のいずれもがOF
Fされた状態にあり、給紙ローラ12、レジストローラ
対42および搬送ローラ対41がすべて停止している。
【0035】上述した状態において、図示していない記
録制御系から給紙待機信号が与えられると、給紙制御部
91によって給紙用電磁クラッチ23がONされ、主駆
動ギア27の回転が第4動力伝達ギア26、第3動力伝
達ギア25および第2動力伝達ギア24を介して第1動
力伝達ギア21に伝達される。
【0036】さらに、図示していない記録制御系から給
紙開始信号が与えられると、給紙制御部91によって給
紙用電磁ソレノイド14がONされ、フラッパ19の鉤
状部19aとストッパプレート15の当接面15aとの
当接係合状態が解除されることになり、起動スプリング
22の引張力によって給紙駆動ギア16が第1動力伝達
ギア21に歯合するとともに、搬送制御部90によって
搬送ローラ用電磁クラッチ46がONされ、主駆動ギア
27の回転が第4動力伝達ギア26、第3動力伝達ギア
25、歯車列51およびレジストローラ駆動ギア50を
介して搬送駆動ローラ47に伝達される。
【0037】この結果、給紙ローラ12が回転し、摩擦
分離部材13との協働によって手差しトレイ11に載置
した最上部に位置する記録紙P(以下、単に先行記録紙
と称する)が記録紙搬送路80に繰り出されることにな
る(ステップ101)。
【0038】記録紙搬送路80に繰り出された先行記録
紙Pは、給紙ローラ12および搬送ローラ対41によっ
て順次下流に搬送され、やがてその先端が搬送検知セン
サ43によって検出される(ステップ102)。なおこ
の間、給紙制御部91によって給紙用電磁ソレノイド1
4がOFFされ、フラッパ19の鉤状部19aがストッ
パプレート15の周面を摺接することになり、給紙ロー
ラ12が一回転した後に当該鉤状部19aが再びストッ
パプレート15の当接面15aに当接係合した状態に復
帰する。
【0039】搬送検知センサ43から先行記録紙先端の
検出信号が入力されると、当該検出信号入力時点から予
設定時間だけ搬送ローラ対41および給紙ローラ12そ
れぞれの駆動が継続され、その後、搬送制御部90およ
び給紙制御部91によって搬送ローラ用電磁クラッチ4
6および給紙用電磁クラッチ14がOFFされ、先行記
録紙Pがその先端をレジストローラ対42の直前に占位
させた予設定位置で停止される(ステップ103)。
【0040】この間、記録部60においては、先に説明
した帯電・露光・現像・一次転写を繰り返すことによ
り、二次転写ベルト65の予設定位相に互いに予設定間
隔を確保した状態で2ページ分のフルカラーイメージが
形成されている。
【0041】二次転写ベルト65に2ページ分のイメー
ジが形成されると、搬送制御部90が、マーカ検知セン
サ69からの検出信号に基づき(ステップ104)、先
行記録紙Pが正確に1ページ目のイメージに転写される
タイミングでレジストローラ用電磁クラッチ49および
搬送ローラ用電磁クラッチ46をそれぞれONし、先行
記録紙Pの記録部60への搬送を開始すると同時に、計
時部93が、レジストローラ用電磁クラッチ49がON
された時点から時間の計測を開始する(ステップ10
5)。
【0042】計時部93の計測する時間が、予設定した
2枚目の記録紙Pの給紙開始時間と一致すると(ステッ
プ106)、給紙制御部91によって給紙用電磁クラッ
チ23および給紙用電磁ソレノイド14が順次ONさ
れ、この結果、給紙ローラ12および摩擦分離部材13
の協働によって手差しトレイ11に載置した最上部に位
置する次の記録紙P(以下、単に後続記録紙と称する)
が記録紙搬送路80に繰り出されることになる(ステッ
プ107)。ここで、本実施形態のフルカラープリンタ
ーにおいて、2枚目の記録紙Pの給紙開始時間として
は、以下に記載する理由により、先行記録紙Pと後続記
録紙Pとの間に所定の搬送間隔を確保した場合の時間よ
りも十分に短い時間を設定しておく。すなわち、この種
のフルカラープリンターにあっては、確保すべき搬送間
隔に対応した時間間隔をもって給紙ローラ12を回転さ
せた場合であっても、記録紙Pを手差しトレイ11に載
置させた時点での先端位置のばらつき、あるいは給紙ロ
ーラ12と摩擦分離部材13との間を記録紙Pが通過す
る際の通過速度のばらつき等々の要因により、実際の先
行記録紙Pと後続記録紙Pとの間に増大した搬送間隔が
確保される傾向にあり、しかも先行記録紙Pと後続記録
紙Pとの間の搬送間隔が拡大した場合にこれを修正する
手段を有していないためである。
【0043】給紙ローラ12が回転すると、後続記録紙
Pの先端が給紙ローラ12および摩擦分離部材13の間
を通過した直後に繰出検知センサ17によって検出さ
れ、その検出信号が計時部93に加えられる(ステップ
108)。
【0044】繰出検知センサ17から検出信号が入力さ
れた計時部93は、直ちに時間の計測を終了し、その計
測時間を比較部94に出力する(ステップ109)。
【0045】計測時間を得た比較部94は、記憶部92
に設定記憶した用紙サイズに対応する基準時間を読み出
し、この基準時間と計測時間との比較を行う(ステップ
110,ステップ111)。
【0046】ここで、基準時間と計測時間との差が所定
の許容範囲内にある場合、つまり先行記録紙Pと後続記
録紙Pとの間に所定の搬送間隔が確保されている場合に
は、上述した状態が継続されることになり、これら先行
記録紙Pと後続記録紙Pとがそのままの状態で記録部6
0に搬送され、当該記録部60において二次転写ベルト
65のイメージが正確、かつ連続的に先行記録紙Pおよ
び後続記録紙Pのそれぞれに転写されることになる(ス
テップ112)。
【0047】一方、計測時間が基準時間未満である場
合、つまり先行記録紙Pと後続記録紙Pとの間隔が所定
の搬送間隔よりも小さい場合には、直ちに給紙制御部9
1に制御信号が与えられ、給紙用電磁クラッチ23がO
FFされると同時に、計測時間と基準時間との差から給
紙ローラ停止時間が算出され(ステップ113)、この
給紙ローラ停止時間だけ給紙ローラ12の回転が停止す
る。
【0048】給紙ローラ12が給紙ローラ停止時間だけ
停止すると(ステップ114)、先行記録紙Pと後続記
録紙Pとの間隔が所定の搬送間隔に修正されることにな
り、その後、手順がステップ112に移行し、記録部6
0において二次転写ベルト65のイメージが正確、かつ
連続的に先行記録紙Pおよび後続記録紙Pのそれぞれに
転写されることになる。
【0049】なお、計測時間が基準時間を大幅に超えた
場合、つまり先行記録紙Pと後続記録紙Pとの間隔が所
定の搬送間隔よりも大きい場合には、後続記録紙Pに紙
ジャム等の搬送異常が発生していると判断し、警告灯を
発した後に記録処理を停止する(ステップ115)。
【0050】このように、上記フルカラープリンターに
よれば、相互間に常に所定の搬送間隔を確保した状態で
先行記録紙Pと後続記録紙Pとを記録部60に連続的に
搬送することができるため、二次転写ベルト65に形成
した2ページ分のイメージをこれら記録紙Pのそれぞれ
に正確に転写させることが可能となる。
【0051】なお、上述した実施の形態では、フルカラ
ープリンターにおいて記録紙を記録部に搬送するための
記録紙搬送装置を例示しているが、本発明は給紙手段の
駆動によって繰り出された複数の用紙を、相互間に所定
の搬送間隔を確保した状態で連続的に搬送するものであ
れば、その他のものにももちろん適用することが可能で
ある。
【0052】また、上述した実施の形態では、給紙ロー
ラの回転のみを制御するようにしているが、搬送手段の
駆動のみを制御すること、あるいは給紙ローラの回転お
よび搬送手段の駆動の両者を制御することも可能であ
る。たとえば、計測時間が予設定基準時間よりも大きい
場合、つまり用紙相互の間隔が所定の搬送間隔よりも大
きい場合には、搬送手段の駆動を停止させることで、こ
れを修正することができるようになり、上述した実施形
態のように、記録処理を停止させる必要がなくなる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送手段の駆動開始時点から、給紙手段によって繰り出
された次の用紙が用紙検出手段によって検出されるまで
の計測時間と、用紙相互間に所定の搬送間隔を確保した
場合の対応する予設定基準時間とを比較し、これら計測
時間および予設定基準時間の間に時間差がある場合に当
該時間差を無くすように、少なくとも給紙手段の駆動を
制御するするようにしているため、給紙手段によって繰
り出された複数の用紙相互間に常に正確な搬送間隔を確
保した状態でこれらを連続的に搬送することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送装置の一実施形態を例示
したブロック図である。
【図2】図1に示した用紙搬送装置を適用するフルカラ
ープリンターを概念的に示した断面側面図である。
【図3】図2に示したフルカラープリンターの要部を概
念的に示した平面図である。
【図4】図2に示したフルカラープリンタに適用する給
紙ローラの駆動系を概念的に示した図である。
【図5】図2に示したフルカラープリンターに適用する
中間転写体を概念的に示したもので、(a)は側面図、
(b)は(a)における矢視B図である。
【図6】図1に示した用紙搬送装置の処理手順を示した
フローチャートである。
【符号の説明】
12,32…給紙ローラ、17…繰出検知センサ、40
…搬送ユニット、41…搬送ローラ対、42…レジスト
ローラ対、43…搬送検知センサ、65…二次転写ベル
ト、65a…マーカ、69…マーカ検知センサ、91…
給紙制御部、93…計時部、94…比較部、P…記録
紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 昌彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙手段の駆動によって繰り出された複
    数の用紙を、相互間に所定の搬送間隔を確保した状態で
    連続的に搬送する用紙搬送装置であって、 前記給紙手段によって繰り出された用紙を検出する用紙
    検出手段と、 所定のタイミングで駆動し、前記用紙検出手段を通過し
    た後の用紙を下流に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段の駆動開始時点から、前記給紙手段によっ
    て繰り出された次の用紙が前記用紙検出手段によって検
    出されるまでの計測時間と、用紙相互間に前記所定の搬
    送間隔を確保した場合の対応する予設定基準時間とを比
    較し、これら計測時間および予設定基準時間の間に時間
    差がある場合に当該時間差を無くすべく、少なくとも前
    記給紙手段の駆動を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 給紙手段の駆動によって繰り出された複
    数の用紙を、相互間に所定の搬送間隔を確保した状態
    で、回転する中間転写体に連続的に搬送する用紙搬送装
    置であって、 前記中間転写体の回転位相を検出する位相検出手段と、 用紙の搬送方向に沿って配置し、前記給紙手段によって
    繰り出された用紙の先端を順次検出する上流側用紙検出
    手段および下流側用紙検出手段と、 前記下流側用紙検出手段によって用紙の先端を検出した
    後に、前記位相検出手段の検出結果に基づいて駆動し、
    前記用紙を前記中間転写体の予設定した位相に搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段の駆動開始時点から、前記給紙手段によっ
    て繰り出された次の用紙の先端が前記上流側用紙検出手
    段によって検出されるまでの時間を計測する計時手段
    と、 前記計時手段の計測結果と、用紙相互間に前記所定の搬
    送間隔を確保した場合の対応する予設定基準時間とを比
    較する比較手段と、 前記計測結果が前記予設定基準時間よりも小さい場合
    に、前記次の用紙の繰り出し途中においてこれら予設定
    基準時間と計測結果との差となる時間だけ前記給紙手段
    の駆動を停止させる給紙制御手段とを備えることを特徴
    とする用紙搬送装置。
JP32872497A 1997-11-28 1997-11-28 用紙搬送装置 Pending JPH11165906A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213548A (ja) * 2000-02-02 2001-08-07 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2001322727A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Katsuragawa Electric Co Ltd 自動プリント制御方法およびその方法を用いた画像形成装置
US7548721B2 (en) 2005-05-09 2009-06-16 Ricoh Company, Ltd. Sheet transferring device and image forming device
JP2020142865A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 コニカミノルタ株式会社 給紙装置、画像形成装置、摩耗検知方法及びプログラム

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Effective date: 20040316