JPH11165778A - 洗口液及び洗口液を充填した容器 - Google Patents

洗口液及び洗口液を充填した容器

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JPH11165778A
JPH11165778A JP10244789A JP24478998A JPH11165778A JP H11165778 A JPH11165778 A JP H11165778A JP 10244789 A JP10244789 A JP 10244789A JP 24478998 A JP24478998 A JP 24478998A JP H11165778 A JPH11165778 A JP H11165778A
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JP
Japan
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mouthwash
container
shellac
mouth washes
manual spray
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JP10244789A
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English (en)
Inventor
Koichi Shibusawa
孝一 渋沢
Atsunori Takeda
穆典 武田
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗口液及び洗口液を充填した容器を提供する。 【解決手段】殺菌剤及びシェラックをエタノール及びプ
ロピレングリコールに溶解した洗口液及び洗口液を充填
した手動スプレー容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗口液を充填した容器
及び洗口液に関する。
【0002】
【発明の背景及び従来技術】近年オーラルケアについて
の関心が高まり、虫歯・歯槽膿漏を防ぐために殺菌剤を
配合した洗口液が広く使用されている。一方、研磨作用
を有する練り歯磨きに炭酸ガスを加えてエアゾール容器
に充填し、噴出時に発泡させて使用する口腔用組成物が
知られている(特願昭57ー14521号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられる洗口液
は、殺菌作用若しくは消炎作用を有する物質をエタノー
ル等の有機溶媒を含有する溶媒に溶解し、そのまま若し
くは用時水に希釈して口に含んで漱いだ後吐き出し口中
を殺菌するか、更にブラッシングするいわゆる水歯磨き
と呼ばれるものである。洗口液をそのまま用いる場合に
は収容容器の容積が大きくなり持ち運びに不便であり、
一方、用時希釈して用いる場合は、水に希釈後均一な溶
液を得るために撹拌する必要があった。しかし、洗面所
等で希釈する場合には適切な撹拌棒等が手元にあるとは
限らず、使用に当たっては不便を訴える使用者が多かっ
た。一方、エアゾール容器は容器内に圧力をかけること
により内容物を噴射することができるが従来、発泡性の
組成物に使用することが多く、有機溶媒を含有した洗口
液に応用されたことはなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗口液を充填
した手動スプレー容器である。本発明はまた、洗口液を
充填した手動スプレー容器において容器の噴射ボタンを
押すことにより、ノズルから洗口液が噴射されることを
特徴とする洗口液を充填した手動スプレー容器である。
更に本発明は、殺菌剤及びシェラックをエタノール及び
プロピレングリコールに溶解した洗口液であり、また、
エタノール及びプロピレングリコールに溶解したシネオ
ール、チモール、サリチル酸メチル、L−メントール及
びシェラックを含有する洗口液である。本発明は、洗口
液を手動スプレー容器から水中にスプレーして希釈する
ことを特徴とする洗口液の希釈方法である。
【0005】一般に、洗口液とは虫歯、歯槽膿漏、歯肉
炎、口臭の予防等に用いられる殺菌作用又は消炎作用を
有する溶液である。使用にあたっては、そのまま若しく
は使用時に適量の水に希釈し口に含み、漱いで吐き出す
いわゆるマウスウオッシュタイプと、口に含んで漱いだ
後ブラッシングするいわゆる水歯磨きタイプ(別名デン
タルリンスとも称される)があり、いずれも歯及び口腔
を消毒するものである。
【0006】洗口液の主成分は殺菌剤又は消炎剤であ
り、上記のほかに例えばグルコン酸クロルヘキシジン、
塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、アズ
レンスルホン酸ナトリウム、アミノカプロン酸、アラン
トイン、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステ
ロール、塩化ナトリウム、グリチルレチン酸、塩酸クロ
ルヘキシジン、ビタミンE、塩化リゾチーム、ヒノキチ
オール又はポリオキシエチレンラウリルエーテル等を挙
げることができる。
【0007】また、その他の薬効成分、界面活性剤、香
料、甘味料を配合することもできる。洗口液は通常、殺
菌剤等の溶解性の点から溶媒としてエタノールを使用す
る場合が多い。本発明にかかる洗口液は通常、用時水に
希釈して使用する。しかし、シェラックをエタノールの
みに溶解したものを、水に希釈する場合にはシェラック
の粒子サイズが不均一になり、はなはだしい場合は大き
い粒子が沈殿する。そこで、本発明においてはシェラッ
クをエタノール及びプロピレングリコールに溶解するこ
とにより問題を解決した。エタノール及びプロピレング
リコールの配合比は通常、プロピレングリコール60%
以下であり、より好ましくは50%以下である。またシ
ェラック含量は濃縮液の場合通常0.1〜5%であり、好ま
しくは0.2〜2%である。また、シネオール、チモール、
サリチル酸メチル及びL−メントールの配合量は、それ
ぞれ通常2.7%,1.8%,1.5%及び1.5%である。濃縮液は通
常、20〜50倍に希釈して用いる。一般に、口に含む際
の洗口液中の有効成分濃度は約0.2〜0.4%である。
【0008】洗口液の製法は通常用いられる方法による
ことができるが、例えば、シネオール、チモール、サリ
チル酸メチル、L−メントールをエタノールに溶解し、
シェラックをプロピレングリコールに溶解し、両者を混
合することにより製造することができる。製造した溶液
は通常用いられる方法により手動スプレー容器に充填す
ることができる。
【0009】本発明における手動スプレー容器とは、通
常の状態では容器内部に圧がかかっておらず、使用時に
手動により空気を圧縮して容器内部の洗口液を噴射する
もの、及びいわゆるエアゾール容器の両者を意味する。
どちらの容器も通常用いられている容器であり容易に入
手でき、洗口液を充填できる。エアゾール容器とは、通
常、容器本体及びその開口部に嵌着したエアゾール噴射
弁を備えており、容器本体に充填された薬液と容器本体
内の空間にガスを充填しそのガスの作用により、噴射弁
を押すとノズルから薬液が高圧で噴射されるものであ
る。容器本体は、金属、ガラス、高分子樹脂が用いられ
るが、透明で強度も強くかつ万一の破裂の際にも安全な
高分子樹脂が好ましい。エアゾールタイプ、圧縮空気タ
イプどちらの場合も容器の材質は特にポリエチレンテレ
フタレート(PET)が好ましい。
【0010】エアゾール容器の場合、空間に充填される
ガスは常温で気体状態であるガスが用いられ、例えば、
窒素ガス、炭酸ガス、フロンガス等を挙げることができ
るが、特に窒素ガスが好ましい。窒素ガスを使用した場
合はガスの圧力を高圧にすることができ、またフロンガ
スのように環境破壊の心配もない。ガスの圧力は通常、
4〜12kg/cm2であるが容器本体の強度が許すかぎり高い
方が好ましい。本発明にかかる洗口液は、通常使用時に
水に溶解分散させて使用する。手動スプレーからの洗口
液の噴射量は通常0.3〜1mlで有り、溶解させる水は通常
10〜50mlである。
【0011】
【発明の効果】殺菌剤を含有する洗口液は、そのまま若
しくは用時水に溶解して使用するが、そのまま希釈せず
に使用する場合は容器の容量が大きくなり持ち運びに不
便であり、用時溶解する場合には均一な溶液を得るため
に撹拌する必要があった。本発明に係る手動スプレー容
器を用いると、容器がコンパクトで置き場所をとらず、
使用回数も多くなるという利点のほかに、洗口液が比較
的高圧で噴射されるため、例えばコップの中の水に噴射
すると瞬時に水と混合し、撹拌する必要がない。洗口液
は外出先の洗面所等で使用される場合が多く、撹拌する
必要がないことは使用者にとって大きな利便性を与える
ものである。しかも、噴射する操作は極めて簡便であ
り、また噴射量は正確である。
【0012】また、本発明にかかる洗口液は水に容易に
かつ均一に分散し、特にシェラックを成分として含有す
る場合は、シェラックが微粒子状態で良好に分散しかつ
経時的に凝集しない。シェラックは歯の表面に付着して
歯に光沢を与え(特開平8ー310929号公報)、細
菌の付着を防止する働きがあるが(特開平10ー142
7号公報)、この作用を効果的にもたらすためにはシェ
ラックが水に微粒子の状態で安定に存在している必要が
あり、本願発明にかかる洗口液は顕著な効果を有する。
シェラック4gをエタノール及びプロピレングリコール
の配合割合を変えた溶媒100gに溶解し、その0.5ml
を水20mlに滴下撹拌した後の波長640nmの透過率を測
定した。結果を表1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】表1よりプロピレングリコールの濃度が6
0%を越えると水に分散後の透過率が顕著に低下するこ
とが明らかである。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明がこれらに限定されるわけではない。
【0016】実施例1 シネオール2.7g、チモール1.8g、サリチル酸メチル1.
5g、L−メントール1.5g、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油10g及びシェラック1gをプロピレングリコール3
0gに溶解し、エタノールを加えて100mlとし、容
量20mlのノンガスタイプ手動式スプレーに充填し
た。得られたノンガスタイプ手動式スプレーに充填した
洗口液を水15ml中に噴射すると均一な溶液が得られ
た。一回の洗口液のスプレー量は約0.5mlであった。
【0017】実施例2 塩化セチルピリジニウム1g、l-メントール2g及び
緑色色素0.001gを75%エタノール溶液100mlに
溶解し、得られた溶液20mlをエアゾール用容器に充
填した。エアゾール容器内は窒素ガスにより、35℃で
6.5kg/cm2となるように調整した。得られたエアゾール
容器に充填した洗口液を、水50ml中に噴射すると瞬
時に混合した。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗口液を充填した手動スプレー容器。
  2. 【請求項2】洗口液を充填した手動スプレー容器におい
    て容器の噴射ボタンを押すことにより、ノズルから洗口
    液が噴射されることを特徴とする洗口液を充填した手動
    スプレー容器。
  3. 【請求項3】手動スプレー容器が容器内を窒素ガス又は
    炭酸ガスにより加圧する容器又は加圧ガスを用いない容
    器である請求項1又は2記載の手動スプレー容器。
  4. 【請求項4】洗口液が、殺菌剤及びシェラックを含有す
    る洗口液である請求項1又は2記載の手動スプレー容
    器。
  5. 【請求項5】殺菌剤及びシェラックをエタノール及びプ
    ロピレングリコールに溶解した洗口液。
  6. 【請求項6】エタノール及びプロピレングリコールに溶
    解したシネオール、チモール、サリチル酸メチル、L−
    メントール及びシェラックを含有する洗口液。
  7. 【請求項7】エタノール及びプロピレングリコールに溶
    解したシネオール、チモール、サリチル酸メチル、L−
    メントール及びシェラックを含有する洗口液を充填した
    手動スプレー容器。
  8. 【請求項8】洗口液を手動スプレー容器から水中にスプ
    レーして希釈することを特徴とする洗口液の希釈方法。
  9. 【請求項9】殺菌剤及びシェラックを含有する水に希釈
    して用いる洗口液。
JP10244789A 1997-10-03 1998-08-31 洗口液及び洗口液を充填した容器 Pending JPH11165778A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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