JPH11165492A - 線種切替機能付筆記具 - Google Patents

線種切替機能付筆記具

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JPH11165492A
JPH11165492A JP35223697A JP35223697A JPH11165492A JP H11165492 A JPH11165492 A JP H11165492A JP 35223697 A JP35223697 A JP 35223697A JP 35223697 A JP35223697 A JP 35223697A JP H11165492 A JPH11165492 A JP H11165492A
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pen tip
tube
tip
pen
paper
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JP35223697A
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Inventor
Tadahiro Fukuda
忠廣 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子的操作によって各種線種を自動的に引く
ことができる筆記具を提供する。 【解決手段】 交換筆芯1のペン先3を筆胴管4の先端
部のペン先支持管部5に挿通し、ペン先支持管部5の先
端口5aからペン先3を出没可能に設け、交換筆芯1の
インク収納管2の後端部2aに磁性体7を付設するとと
もに筆胴管4内にその磁性体7付設の交換筆芯1の前後
ストロ−クを司る電磁体8を対設させ、その電磁体8の
後方に電源電池9を装填し、その電源電池9から電磁体
8への電流を、設定された複数の線種に応じて断続的に
発生させる電子回路10と、その回路の線種切替スイッ
チ11を備え、ペン先3を出方向に附勢する電磁体8の
磁力よりも弱いバネ12を、交換筆芯1と電磁体8との
間に介在させる。そしてペン先3を紙に押付けて移動す
ると、制御された電磁体8の磁力によりペン先支持管部
5の先端口5aからペン先3が出没して設定線種が引か
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は線種切替機能を有す
る筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、破線や一点鎖線を筆記具で引
く場合、定規に当てて筆記具で一定幅を引いて筆先を上
げてて線を切り、また間隔を置いて筆記具を当てて一定
幅を引いて筆先を上げてて線を切る断続的な動作を繰返
しで線を引いていた。そして、その線の間隔はちょつと
した手加減で不規則になり、綺麗な線を引くことは大変
が難しかった。また、切れる度にいちいち筆記具を上げ
下ろしすることになるので手間と時間が掛かり面倒であ
った。
【0003】また、プレ−トにより案内されて書込む各
種のプラスチック製のテンプレ−ト画提供されている
が、この場合において上げ下ろしに時間がかかる上に線
種とその間隔が限られていて曲線には全く応用ができな
い難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、上げ下ろし操作なしに各種線種の
線を規則正しく綺麗に引くひこができる筆記具を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、インク収納管2の先端にペン先3を有す
る交換筆芯1を筆胴管4内に納め、前記ペン先3を筆胴
管4の先端のペン先支持管部5に支持挿通して成る筆記
具において、紙に対してペン先3の接触と不接触を制御
して各種線種の線を筆記できるようにするものである。
そのペン先3の制御の方法については、ペン先3をペン
先支持管部5の先端口5aから出没させるものと、ペン
先支持管部5に支持されるペン先出没管6をストロ−ク
させてそのペン先出没管6内に収納したペン先3を相対
的に出没させるものと二タイプの基本形態がある。
【0006】その一つのタイプは、前記ペン先支持管部
5の先端口5aから前記ペン先3を出没可能に設け、前
記インク収納管2の後端部2aに磁性体7を付設すると
ともに前記筆胴管4内にその磁性体7付設の交換筆芯1
の前後ストロ−クを司る電磁体8を対設させ、その電磁
体8の後方に電源電池9を着脱可能に装填する。
【0007】そして、その電源電池9から電磁体8への
電流を、設定された複数の線種に応じて断続的に発生さ
せる電子回路10とその回路の線種切替スイッチ11を
備え、さらに前記ペン先3を出方向に附勢する前記電磁
体8の磁力よりも弱いバネ12を、前記交換筆芯1と前
記電磁体8との間或いは前記筆胴管4との間に介在させ
る。
【0008】そして、前記電子回路10に電流が流れる
と電磁体8が磁化してペン先3を出方向に附勢する前記
バネ12に抗して前記磁性体7の磁力が働き、ペン先3
がペン先支持管部5内に没してペン先3が紙に不接触状
態となり、逆に電流が遮断されるか又は電流方向が切り
換わると前記バネ12の押圧作用によりペン先3が出て
紙に接触状態となり、ペン先3を紙に押し付け状態に移
動することで前記電子回路10から発生する選択線種電
流により定間隔断続的にペン先3が紙に接触と不接触を
繰返して設定線種が引かれることを特徴とする線種切替
機能付筆記具である。
【0009】次にもう一つのタイプは、前記ペン先3を
露出させて交換筆芯1を筆胴管4に位置固定し、そのペ
ン先3と前記ペン先支持管部5との間に前記ペン先3を
包持させたペン先出没管6を、そのペン先出没管6の出
没に伴ってその先端6aが前記ペン先3を相対的に出没
させることができるように設け、前記ペン先出没管6の
後端部6bに磁性体7を付設するとともに前記筆胴管4
内をその磁性体7付設のペン先出没管6の前後ストロ−
クを司る電磁体8を対設させ、その電磁体8の後方に電
源電池9を着脱可能に装填する。
【0010】そして、その電源電池9から電磁体8への
電流を、設定された複数の線種に応じて断続的に発生さ
せる電子回路10とその回路の線種切替スイッチ11を
備え、前記ペン先出没管6を没方向に附勢する電磁体8
の磁力よりも弱いバネ12を、前記ペン先出没管6と前
記電磁体8との間或いは前記筆胴管4との間に介在させ
る。
【0011】そして、前記電子回路10に電流が流れる
と電磁体8が磁化して前記ペン先出没管6を没方向に附
勢するバネ12に抗して前記磁性体7の磁力が働き、前
進したペン先出没管6がペン先3を隠蔽してペン先3が
紙に不接触状態となり、逆に電流が遮断されるか又は電
流方向が切り換わると前記バネ12の押圧作用により後
退したペン先出没管6からペン先3が露出して紙に接触
状態となり、ペン先3を紙に押し付け状態に移動するこ
とで前記電子回路10から発生する選択線種電流により
定間隔断続的にペン先3が紙に接触と不接触を繰返して
設定線種が引かれることを特徴とする線種切替機能付筆
記具である。
【0012】また、上記構成において、交換筆芯1の嵌
着部を設けて交換筆芯1を嵌着部に脱着可能にし、交換
筆芯1を交換できるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0013】さらに、上記構成において、ペン先支持管
部5の先端口5a又はペン先出没管6の先端部6aに径
方向の線跨ぎ溝5b,6dを設けて成るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図面で
ボ−ルペンを例に具体的に説明する。本発明は、図1及
び図2に示すように、インク収納管2の先端にボ−ルペ
ン先3を有するボ−ルペンの交換筆芯1を筆胴管4内に
納め、前記ペン先3を筆胴管4の先端のペン先支持管部
5に支持挿通して成る筆記具において、紙に対してペン
先3の接触と不接触を制御して各種線種の線を筆記でき
るようにするものであり、そのペン先3の制御の方法に
ついては、ペン先3をペン先支持管部5の先端口5aか
ら出没させるもの(図1に示す)と、ペン先支持管部5
に支持されるペン先出没管6をストロ−クさせてそのペ
ン先出没管6内に収納したペン先3を相対的に出没させ
るもの(図2に示す)と二タイプの基本形態がある。
【0015】その一つのタイプは、ペン先3が没状態で
ある図1に示すように、前記ペン先支持管部5の先端口
5aから前記ペン先3を出没可能に設ける。前記ペン先
支持管部5の先端口5aは、図3及び図4に示すよう
に、筆胴管4の先端部に着脱可能に装着する筆芯交換キ
ャップ13に一体的に形成する。
【0016】そのペン先支持管部5の先端口5aは、前
記ペン先3が没状態の時に紙に接触する部分であり、こ
の部分は、図3に示すように、前記筆芯交換キャップ1
3の先端にペン先支持管部5部分を突出形成した態様が
可能であり、そして先端口5aにはペン先3のセンタ−
を通る径方向の線跨ぎ溝5bを設けることができる。
【0018】そして、図1に示すように、前記筆胴管4
内に前記交換筆芯1が前後スライド可能に装着し、その
交換筆芯1を筆芯ガイド14により筆胴管4内中心位置
に安定させる。そして、前記交換筆芯1のインク収納管
2の後端部2aに磁性体7を付設する。そのインク収納
管2の後端部2aの磁性体7への固定方法については、
インクの切れた交換筆芯1が交換できるように、図5に
示すように、インク収納管2に差し込む軸15a付連結
具15を永久磁石7aに固着し、その軸15aに前記イ
ンク収納管2の後端部2aを差込んで永久磁石7aとイ
ンク収納管2の後端部2aとを連結固定する。
【0019】そして、前記筆胴管4内にその磁性体7付
設の交換筆芯1の前後ストロ−クを司る電磁体8を対設
させる。即ち、図5に示すように、前記永久磁石7aの
後端面の後方に間隔を設けて電磁石8aが筆胴管4内に
固定されることになる。
【0020】その電磁体8の後方に電源電池9を電池交
換キャツプ20により着脱可能に装填する。そして、そ
の電源電池9から電磁体8への電流を、設定された複数
の線種に応じて断続的に発生させる電子回路10とその
回路の線種切替スイッチ11を備え、さらに前記ペン先
3を出方向に附勢する前記電磁体8の磁力よりも弱いコ
イルバネ12を、前記交換筆芯1と前記電磁体8との間
或いは前記筆胴管4との間に介在させる。
【0021】前記コイルバネ12は、前記ペン先3を出
方向に附勢するためのものである。従って、図5には、
永久磁石7aを巻きつけて電磁石8aの先端に当設させ
て磁性体7付の交換筆芯1を押し出せるようにした態様
が示されているが、前記コイルバネ12の装着位置は交
換筆芯1の中間部位や先端部に設けることも可能であ
る。
【0022】そして、前記電子回路10に電流が流れる
と電磁体8が磁化してペン先3を出方向に附勢する前記
バネ12に抗して前記磁性体7の磁力が働き、ペン先3
がペン先支持管部5内に没して(図1に示す)ペン先3
が紙に不接触状態となり、逆に電流が遮断されるか又は
電流方向が切り換わると前記バネ12の押圧作用により
ペン先3が出て(図10に示す)紙に接触状態となり、
ペン先3を紙に押し付け状態に移動することで前記電子
回路10から発生する選択線種電流により定間隔断続的
にペン先3が紙に接触と不接触を繰返して設定線種が引
かれる。
【0023】前記電子回路10は、図6に示すように、
例えば五種類の線種モ−ド(図7に示す線種)が選択で
きるようにし、その線種を選択する線種切替スイッチ1
1を設ける。その五種類は、図7に示すように、回路の
パルス信号(図のQ信号)により、実線、破線、点線、
一点鎖線、二点鎖線の5種類の線種モ−ドが設定され
る。そして、回路のパルス発生時に電流が流れると、図
6に示すように、前記永久磁石7aの後端面の磁極(S
極)と異なる磁極(N極)に磁化した電磁石8aがペン
先3を出方向に附勢するバネ12に抗して前記永久磁石
7aが引き付けられる。そしてペン先3が没する(図1
に示す)。パルス信号が止るとペン先3はバネ12に附
勢されて押し出される(図10に示す)。
【0024】即ち、ペン先3を紙面に押しつけて移動す
ると、パルス発生時に前記ペン先3がペン先支持管部5
内に引き込まれてペン先3が紙に不接触状態となり線が
消え、パルス信号が止るとペン先3はバネ12に附勢さ
れて押し出されてペン先3が紙面に押しつけられ筆記さ
れる。
【0025】磁性体6として前記永久磁石7aを使用す
る場合には、常に磁力があるので一旦電磁石8aが引き
付けられると離れ難くなる傾向がある。このために回路
でのパルス信号により流れる電流を+−制御して筆記状
態では同磁極に不接触状態では異磁極にすると良い。
【0026】このように、パルス信号に合せてペン先3
が紙に接触と不接触を繰返して設定線種が筆記される。
パルス信号による時間的な制御であるので、筆記スピ−
ドを調節することにより各種線種の断線間隔を広くした
り狭くしたりすることができる。筆記スピ−ドを定速と
すると定間隔の線種が引ける。
【0027】前記電磁体8としては、パルス電流によっ
て磁力を得られれば良いので、前記電磁石8aのほかに
電磁ソレノイド(図省略)を使用することができる。ま
た、前記磁性体7としては、前記電磁体8に発生する磁
力に引き付けられれば良いので、前記永久磁石7aのほ
かに鉄芯などの使用ができる。インクが切れた時には従
来のボ−ルペンの芯替えと同様に、筆芯交換キャップ1
3の筆胴管への着脱部13aを筆胴管4の筆芯交換キャ
ップの着脱部4aから外してインク切れの交換筆芯1を
前方に引き抜き(図9に示す)、新しい交換筆芯1を差
し替え、筆芯交換キャップ13を装着(図8に示す)す
れば良い。以上交換筆芯1についてボ−ルペンでの例を
具体的に示したが、フェルトペンなど各種ペン先構造筆
記具でもボ−ルペンの場合と同様に使用できる。
【0028】次にもう一つのタイプについて以下説明す
る。このタイプは、ペン先3が没状態である図2に示す
ように、ペン先支持管部5に支持されるペン先出没管6
を往復させてそのペン先出没管6内に抱持されているペ
ン先3を相対的に出没させるタイプである。
【0029】この形態の構造をさらに詳しく説明する
と、図2に示すように、交換筆芯1のペン先3をペン先
支持管部5から露出させ、インク収納管2の後端部2a
を筆胴管4内に設けた交換筆芯固定部17に嵌着して位
置固定する。そして、前記ペン先3と前記ペン先支持管
部5との間に前記ペン先3を包持させたペン先出没管6
を、そのペン先出没管6の出没に伴ってその先端6aが
前記ペン先3を相対的に出没させることができるように
設ける。
【0030】前記ペン先出没管6に長い管を使用する場
合には、その管後部においては、ペン先3を備えた交換
筆芯1を筆胴管4内に固定するために、その交換筆芯固
定部17を避けて軸方向への往復を可能とするスライド
孔19をペン先出没管6の側壁面に設ける。また、図2
に示すように、短い管を使用する場合には、その後端6
b側を金属又はプラスチック製の連結ア−ム6cに形成
する。
【0031】そして、このペン先出没管6の後端6b又
は前記連結ア−ム6cの後端6bにペン先出没管連結具
16を装着し、そのペン先出没管連結具16の後面に磁
性体7を固着する。交換筆芯1の交換は、前記交換筆芯
1の固定部17に着脱可能な交換筆芯嵌着穴18を設け
て、交換筆芯1が簡単に抜け落ちることのないように摩
擦抵抗により固定されるようにする。
【0032】そして、前記ペン先出没管6の後端部6b
に磁性体7を付設するとともに前記筆胴管4内をその磁
性体7付設のペン先出没管6の前後ストロ−クを司る電
磁体8を対設させ、その電磁体8の後方に電源電池9を
着脱可能に装填する。
【0033】そして、その電源電池9から電磁体8への
電流を、設定された複数の線種に応じて断続的に発生さ
せる電子回路10とその回路の線種切替及びオン・オフ
するロ−タリ−式の線種切替スイッチ11を備え、前記
ペン先出没管6を没方向に附勢する電磁体8の磁力より
も弱いコイルバネ12を、前記ペン先出没管6の後端と
前記電磁体8との間に介在させる。前記コイルバネ12
の装着位置は前記ペン先出没管6の中間部位や先端部に
設けることも可能である。
【0034】そして、上記タイプと同様に、前記電子回
路10に電流が流れると電磁体8が磁化して前記ペン先
出没管6を没方向に附勢するバネ12に抗して前記磁性
体7の磁力が働き、前進したペン先出没管6がペン先3
を隠蔽してペン先3が紙に不接触状態となり、逆に電流
が遮断されるか又は電流方向が切り換わると前記バネ1
2の押圧作用により後退したペン先出没管6からペン先
3が露出して紙に接触状態となり、上記タイプと同様
に、ペン先3を紙に押し付け状態に移動することで前記
電子回路10から発生する選択線種電流により定間隔断
続的にペン先3が紙に接触と不接触を繰返して設定線種
が引かれる。
【0035】このタイプにおいていも、上記タイプと同
様に、前記電磁体8を電磁石8a又は電磁ソレノイドと
するができ、また前記磁性体7を永久磁石7aや鉄心と
とすることがきる。またペン先出没管6の先端6aに、
上記タイプと同様に、ペン先3のセンタ−を通る線跨ぎ
溝6dを設けることができる。
【0036】
【発明の作用並びに効果】本発明は以上のようで、ペン
先3は出没方法は、ペン先3をペン先支持管部5の先端
口から出没させるもの(図1に示す)と、ペン先支持管
部5に支持されるペン先出没管6をストロ−クさせてそ
のペン先出没管6内に収納されているペン先3を相対的
に出没させるもの(図2に示す)と二つのタイプの基本
形態がある。そのいずれも、電磁石8aや電磁ソレノイ
ドなどの電磁体8の磁力でペン先3を相対的に出方向に
附勢するバネ12に抗して磁性体7が押し引きされ、そ
の磁性体7に固定されているペン先3がペン先支持管部
5内に引き込まれるか又はペン先出没管6内にペン先3
を相対的に没させてペン先3が紙に不接触状態となり、
逆に電流が遮断されるか又は電流方向が切り換わると前
記バネ12の押圧作用により後退したペン先出没管6か
らペン先3が露出して紙に接触状態となる。
【0037】そして、筆記する場合に、ペン先3を紙面
に当てて移動すると、そのペン先3をペン先支持管部5
の先端5a又はペン先出没管6内の先端6aから回路に
より制御して定間隔に繰り返し出没し、筆記具を上げ下
ろし操作せずに選択した各種の線種を規則正しく綺麗に
引くことが可能となる。
【0038】また、径方向の線跨ぎ溝5b,6dを設け
た形態では、紙に着いた濡れているインクをペン先支持
管部5の先端5a又はペン先出没管6内の先端6aが擦
ってしまい、その先端5a,6aがインクで汚れるのを
回避するとともに、各種の線種における断線部分にイン
クが付着することを防止する。さらに、線を引くために
ペン先3を定規に合わせようとするときに、その定規の
辺縁に管5,6の側壁部分が当りペン先3が定規から離
れてしまう。このため、筆記されるべき線の位置をその
線跨ぎ溝5b,6d空間から目視確認し、筆記位置を正
確に決めることができる。以上のように、定規に当てた
りフリ−ハンドにより、各種の線種を実線を引くのと同
様な作業で、簡単に且つ綺麗に引くことが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(イ)が縦断側面図、(ロ)が図1の
正面図。
【図2】別の形態の(イ)が縦断側面図、(ロ)が図2
の正面図。
【図3】キャップ部分の側面図。
【図4】別の態様のキャップ部分の側面図。
【図5】磁性体と電磁体部分の要部を示す縦断側面図。
【図6】本発明の回路図。
【図7】回路から発生するパルス信号のグラフ図。
【図8】別の態様の平面図。
【図9】図8のキャップを外した状態を示す平面図。
【図10】図1のペン先が出状態を示す縦断側面図。
【図11】図2のペン先が出状態を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1 交換筆芯 2 インク収納管 2a インク収納管の後端部 3 ペン先 4 筆胴管 4a 筆胴管の筆芯交換キャップ着脱部 5 ペン先支持管部 5a ペン先支持管部の先端口 5b 線跨ぎ溝 6 ペン先出没管 6a ペン先出没管の先端 6b ペン先出没管の後端部 6c 連結ア−ム 6d 線跨ぎ溝 7 磁性体 7a 永久磁石 8 電磁体 8a 電磁石 9 電源電池 10 電子回路 11 線種切替スイッチ 12 バネ 13 筆芯交換キャップ 13a 筆芯交換キャップの筆胴管への着脱部 14 筆芯ガイド 15 軸付連結具 15a 軸付連結具の軸 16 ペン先出没管連結具 17 交換筆芯固定部 18 固定部の交換筆芯嵌着穴 19 スライド孔 20 電池交換キャツプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク収納管(2)の先端にペン先
    (3)を有する交換筆芯(1)を筆胴管(4)内に納
    め、前記ペン先(3)を筆胴管(4)の先端のペン先支
    持管部(5)に支持挿通して成る筆記具において、前記
    ペン先支持管部(5)の先端口(5a)から前記ペン先
    (3)を出没可能に設け、前記インク収納管(2)の後
    端部(2a)に磁性体(7)を付設するとともに前記筆
    胴管(4)内にその磁性体(7)付設の交換筆芯(1)
    の前後ストロ−クを司る電磁体(8)を対設させ、その
    電磁体(8)の後方に電源電池(9)を着脱可能に装填
    し、その電源電池(9)から電磁体(8)への電流を、
    設定された複数の線種に応じて断続的に発生させる電子
    回路(10)とその回路の線種切替スイッチ(11)を
    備え、さらに前記ペン先(3)を出方向に附勢する前記
    電磁体(8)の磁力よりも弱いバネ(12)を、前記交
    換筆芯(1)と前記電磁体(8)との間或いは前記筆胴
    管(4)との間に介在させ、前記電子回路(10)に電
    流が流れると電磁体(8)が磁化してペン先(3)を出
    方向に附勢する前記バネ(12)に抗して前記磁性体
    (7)の磁力が働き、ペン先(3)がペン先支持管部
    (5)内に没してペン先(3)が紙に不接触状態とな
    り、逆に電流が遮断されるか又は電流方向が切り換わる
    と前記バネ(12)の押圧作用によりペン先(3)が出
    て紙に接触状態となり、ペン先(3)を紙に押し付け状
    態に移動することで前記電子回路(10)から発生する
    選択線種電流により定間隔断続的にペン先(3)が紙に
    接触と不接触を繰返して設定線種が引かれることを特徴
    とする線種切替機能付筆記具。
  2. 【請求項2】 インク収納管(2)の先端にペン先
    (3)を有する交換筆芯(1)を筆胴管(4)内に納
    め、前記ペン先(3)を筆胴管(4)の先端のペン先支
    持管部(5)に支持挿通して成る筆記具において、前記
    ペン先(3)を露出させて交換筆芯(1)を筆胴管
    (4)に位置固定し、そのペン先(3)と前記ペン先支
    持管部(5)との間に前記ペン先(3)を包持させたペ
    ン先出没管(6)を、そのペン先出没管(6)の出没に
    伴ってその先端(6a)が前記ペン先(3)を相対的に
    出没させることができるように設け、前記ペン先出没管
    (6)の後端部(6b)に磁性体(7)を付設するとと
    もに前記筆胴管(4)内をその磁性体(7)付設のペン
    先出没管(6)の前後ストロ−クを司る電磁体(8)を
    対設させ、その電磁体(8)の後方に電源電池(9)を
    着脱可能に装填し、その電源電池(9)から電磁体
    (8)への電流を、設定された複数の線種に応じて断続
    的に発生させる電子回路(10)とその回路の線種切替
    スイッチ(11)を備え、前記ペン先出没管(6)を没
    方向に附勢する電磁体(8)の磁力よりも弱いバネ(1
    2)を、前記ペン先出没管(6)と前記電磁体(8)と
    の間或いは前記筆胴管(4)との間に介在させ、前記電
    子回路(10)に電流が流れると電磁体(8)が磁化し
    て前記ペン先出没管(6)を没方向に附勢するバネ(1
    2)に抗して前記磁性体(7)の磁力が働き、前進した
    ペン先出没管(6)がペン先(3)を隠蔽してペン先
    (3)が紙に不接触状態となり、逆に電流が遮断される
    か又は電流方向が切り換わると前記バネ(12)の押圧
    作用により後退したペン先出没管(6)からペン先
    (3)が露出して紙に接触状態となり、ペン先(3)を
    紙に押し付け状態に移動することで前記電子回路(1
    0)から発生する選択線種電流により定間隔断続的にペ
    ン先(3)が紙に接触と不接触を繰返して設定線種が引
    かれることを特徴とする線種切替機能付筆記具。
  3. 【請求項3】 交換筆芯(1)の嵌着部を設けて交換筆
    芯(1)を嵌着部に脱着可能にし、交換筆芯(1)を交
    換できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の線種切替機能付筆記具。
  4. 【請求項4】 ペン先支持管部(5)の先端口(5a)
    又はペン先出没管(6)の先端部(6a)に径方向の線
    跨ぎ溝(5b),(6d)を設けて成る請求項1乃至6
    のうちいずれか一項記載の線種切替機能付筆記具。
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Cited By (6)

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