JPH11164601A - 整畦機 - Google Patents
整畦機Info
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- JPH11164601A JPH11164601A JP33452197A JP33452197A JPH11164601A JP H11164601 A JPH11164601 A JP H11164601A JP 33452197 A JP33452197 A JP 33452197A JP 33452197 A JP33452197 A JP 33452197A JP H11164601 A JPH11164601 A JP H11164601A
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- JP
- Japan
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- ridge
- embankment
- levee
- pressing
- soil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転圧締体は盛土を予備圧締することにな
り、予備圧締された盛土を整畦機構により締圧整畦する
ので、段階的な締圧整畦を行うことができる。 【解決手段】 盛土機構4と整畦機構12との間に盛土
Gを予備圧締可能な回転圧締体33を配設してなる。
り、予備圧締された盛土を整畦機構により締圧整畦する
ので、段階的な締圧整畦を行うことができる。 【解決手段】 盛土機構4と整畦機構12との間に盛土
Gを予備圧締可能な回転圧締体33を配設してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば畦の造成作業
や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の整畦機としては、特開昭5
1−141212号公報、実公昭51−47785号公
報、実開昭53−102411号公報、実開昭53−2
0316号公報、特開昭51−100409号公報、実
開昭60−119209号公報、実開昭61−1759
05号公報、特開昭61−47103号公報、特開昭6
1−212202号公報、実開昭62−1507号公
報、実開昭61−158105号公報、実開平3−79
605号公報、実開平5−60207号公報に示す構造
のものが知られている。
1−141212号公報、実公昭51−47785号公
報、実開昭53−102411号公報、実開昭53−2
0316号公報、特開昭51−100409号公報、実
開昭60−119209号公報、実開昭61−1759
05号公報、特開昭61−47103号公報、特開昭6
1−212202号公報、実開昭62−1507号公
報、実開昭61−158105号公報、実開平3−79
605号公報、実開平5−60207号公報に示す構造
のものが知られている。
【0003】これらの従来構造にあっては、走行機体に
連結機構により機枠を上下動可能に連結し、機枠に盛土
機構としての旧畦上に土を跳ね上げる回転ロータをその
回転軸線を畦造成方向と平行又は交差する方向に設け、
機枠に回転ロータの上方及び畦の上方にカバー部材を設
け、回転ロータの進行方向後方位置に畦の上面及び畦の
一方側面に合わせた形状の整畦体を設け、かつ該走行機
体の動力取出軸を駆動源として整畦体を往復畦叩動作さ
せるクランク式又は油圧式の畦叩機構を設け、走行機体
を旧畦に沿って走行させ、回転ロータで圃場中の泥土を
旧畦上に盛り上げ、この盛土を整畦体の畦叩き動作によ
り叩き付けるようにして構成したものである。
連結機構により機枠を上下動可能に連結し、機枠に盛土
機構としての旧畦上に土を跳ね上げる回転ロータをその
回転軸線を畦造成方向と平行又は交差する方向に設け、
機枠に回転ロータの上方及び畦の上方にカバー部材を設
け、回転ロータの進行方向後方位置に畦の上面及び畦の
一方側面に合わせた形状の整畦体を設け、かつ該走行機
体の動力取出軸を駆動源として整畦体を往復畦叩動作さ
せるクランク式又は油圧式の畦叩機構を設け、走行機体
を旧畦に沿って走行させ、回転ロータで圃場中の泥土を
旧畦上に盛り上げ、この盛土を整畦体の畦叩き動作によ
り叩き付けるようにして構成したものである。
【0004】また他の従来構造にあっては、整畦機構と
して、走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体を振
動動作させる振動機構を設けて構成し、旧畦上に盛り上
げられた盛土を整畦体の振動動作により締め付けるよう
に構成したものである。
して、走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体を振
動動作させる振動機構を設けて構成し、旧畦上に盛り上
げられた盛土を整畦体の振動動作により締め付けるよう
に構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、地方により相異する畦の土質や天候等の作
業条件によっては、必ずしも満足した整畦作業を行い得
ないことがあるという不都合を有している。
構造の場合、地方により相異する畦の土質や天候等の作
業条件によっては、必ずしも満足した整畦作業を行い得
ないことがあるという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とし、本発明のうち、請求項1
記載の発明にあっては、走行機体に連結機構により機枠
を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を
設け、該盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土機
構の進行方向後方位置に盛土を締圧整畦可能な整畦機構
を設けてなり、上記盛土機構と上記整畦機構との間に盛
土を予備圧締可能な回転圧締体を配設して構成したこと
を特徴とする整畦機にある。
合を解決することを目的とし、本発明のうち、請求項1
記載の発明にあっては、走行機体に連結機構により機枠
を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を
設け、該盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土機
構の進行方向後方位置に盛土を締圧整畦可能な整畦機構
を設けてなり、上記盛土機構と上記整畦機構との間に盛
土を予備圧締可能な回転圧締体を配設して構成したこと
を特徴とする整畦機にある。
【0007】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
回転圧締体は畦の一方側面の盛土を回転圧締可能な側面
圧締部と畦の上面の盛土を回転圧締可能な上面圧締部と
からなることを特徴とするものであり、又、請求項3記
載の発明は、上記上面圧締部を畦の外方に向かうに従っ
て次第に畦の上面に近接する拡開筒状に形成してなるこ
とを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明
は、上記側面圧締部を畦の下方に向かうに従って次第に
畦の一方側面に近接する拡開筒状に形成してなることを
特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上
記整畦機構は畦の上面を回転整畦可能な上面整畦部と畦
の一方側面を回転整畦可能な側面整畦部とからなる回転
整畦体を備えてなることを特徴とするものであり、又、
請求項6記載の発明は、上記上面整畦部及び側面整畦部
を拡開筒状に形成して該上面整畦部と側面整畦部とを互
いの縮小端部を突き合わせて全体として略鼓状の回転整
畦体に形成すると共に該回転整畦体の回転軸線を水平軸
線に対して畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向
かう傾斜角度に配置して構成したことを特徴とするもの
である。
回転圧締体は畦の一方側面の盛土を回転圧締可能な側面
圧締部と畦の上面の盛土を回転圧締可能な上面圧締部と
からなることを特徴とするものであり、又、請求項3記
載の発明は、上記上面圧締部を畦の外方に向かうに従っ
て次第に畦の上面に近接する拡開筒状に形成してなるこ
とを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明
は、上記側面圧締部を畦の下方に向かうに従って次第に
畦の一方側面に近接する拡開筒状に形成してなることを
特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上
記整畦機構は畦の上面を回転整畦可能な上面整畦部と畦
の一方側面を回転整畦可能な側面整畦部とからなる回転
整畦体を備えてなることを特徴とするものであり、又、
請求項6記載の発明は、上記上面整畦部及び側面整畦部
を拡開筒状に形成して該上面整畦部と側面整畦部とを互
いの縮小端部を突き合わせて全体として略鼓状の回転整
畦体に形成すると共に該回転整畦体の回転軸線を水平軸
線に対して畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向
かう傾斜角度に配置して構成したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明の実施の
形態例を示し、図1乃至図7は第一形態例、図8は第二
形態例、図9は第三形態例、図10は第四形態例、図1
1は第五形態例である。
形態例を示し、図1乃至図7は第一形態例、図8は第二
形態例、図9は第三形態例、図10は第四形態例、図1
1は第五形態例である。
【0009】図1乃至図7の第一形態例において、1は
走行機体であって、この場合トラクタが用いられ、走行
機体1の後部に三点リンク式の連結機構2により機枠3
を上下動可能に連結している。
走行機体であって、この場合トラクタが用いられ、走行
機体1の後部に三点リンク式の連結機構2により機枠3
を上下動可能に連結している。
【0010】4は盛土機構であって、この場合回転ロー
タからなる盛土体5から構成され、この盛土体5はロー
タ胴5aの外周に複数個の掻上刃5bを突設すると共に
ロータ板5aに取付軸5cを突設してなり、上記機枠3
に盛土体5をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回
転自在に取付け、機枠3に走行機体1に設けられた動力
取出軸6により回転する主軸7を軸受し、盛土体5を主
軸7より変向用ギヤ列8及びチェーン機構9を介して回
転させ、盛土体5により畦際の圃場面の土を削出軌跡N
をもって削土して、旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げる
ように構成している。
タからなる盛土体5から構成され、この盛土体5はロー
タ胴5aの外周に複数個の掻上刃5bを突設すると共に
ロータ板5aに取付軸5cを突設してなり、上記機枠3
に盛土体5をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回
転自在に取付け、機枠3に走行機体1に設けられた動力
取出軸6により回転する主軸7を軸受し、盛土体5を主
軸7より変向用ギヤ列8及びチェーン機構9を介して回
転させ、盛土体5により畦際の圃場面の土を削出軌跡N
をもって削土して、旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げる
ように構成している。
【0011】10はカバー部材であって、この場合上記
機枠3に取り付けられ、上記盛土体5の上方及び畦Wの
上方を覆う形状に形成され、カバー部材10の畦側に昇
降軸11a及びガイドロール11bにより畦の上面W1
に接触して畦の起伏に倣って上下動自在な側部カバー部
材11を取り付けている。
機枠3に取り付けられ、上記盛土体5の上方及び畦Wの
上方を覆う形状に形成され、カバー部材10の畦側に昇
降軸11a及びガイドロール11bにより畦の上面W1
に接触して畦の起伏に倣って上下動自在な側部カバー部
材11を取り付けている。
【0012】12は整畦機構であって、この場合、畦の
上面W1を回転整畦可能な拡開筒状の上面整畦部13a
と畦Wの一方側面W2を回転整畦可能な拡開筒状の側面
整畦部13bとを互いの縮小端部S・Sを突き合わせて
着脱可能に一体に形成されて全体として略鼓状の回転整
畦体13からなり、この回転整畦体13の回転軸線P 1
を水平軸線Lに対して畦Wの一方側面W1の側方から畦
W側へ斜め上方に向かう傾斜角度θに配置し、この回転
整畦体13を回転機構14により回転軸線P1を中心と
して図中矢印方向に強制回転させるように構成してい
る。
上面W1を回転整畦可能な拡開筒状の上面整畦部13a
と畦Wの一方側面W2を回転整畦可能な拡開筒状の側面
整畦部13bとを互いの縮小端部S・Sを突き合わせて
着脱可能に一体に形成されて全体として略鼓状の回転整
畦体13からなり、この回転整畦体13の回転軸線P 1
を水平軸線Lに対して畦Wの一方側面W1の側方から畦
W側へ斜め上方に向かう傾斜角度θに配置し、この回転
整畦体13を回転機構14により回転軸線P1を中心と
して図中矢印方向に強制回転させるように構成してい
る。
【0013】この場合、上記機枠3の後面下部にブラケ
ット15を突設し、ブラケット15に軸受筒部16を取
付け、この軸受筒部16に駆動軸18傾斜定角度θをも
って斜め上向き状に回転自在に軸受し、駆動軸18と回
転整畦体13のロータ軸13cとを直結し、上記機枠3
の後部側面に枠体19を垂設し、枠体19内にチェーン
機構20を設け、チェーン機構20と主軸7とを歯車機
構21により伝導連結すると共にチェーン機構20と駆
動軸18とを伸縮自在な自在継手22により連結し、し
かして、主軸7の回転により回転整畦体13を図中矢印
方向に回転させ、側面整畦部13bの回転すべり接触に
より畦Wの一方側面W2を締圧整畦すると共に上面整畦
部13aの回転すべり接触により畦Wの上面W1を締圧
整畦するように構成している。
ット15を突設し、ブラケット15に軸受筒部16を取
付け、この軸受筒部16に駆動軸18傾斜定角度θをも
って斜め上向き状に回転自在に軸受し、駆動軸18と回
転整畦体13のロータ軸13cとを直結し、上記機枠3
の後部側面に枠体19を垂設し、枠体19内にチェーン
機構20を設け、チェーン機構20と主軸7とを歯車機
構21により伝導連結すると共にチェーン機構20と駆
動軸18とを伸縮自在な自在継手22により連結し、し
かして、主軸7の回転により回転整畦体13を図中矢印
方向に回転させ、側面整畦部13bの回転すべり接触に
より畦Wの一方側面W2を締圧整畦すると共に上面整畦
部13aの回転すべり接触により畦Wの上面W1を締圧
整畦するように構成している。
【0014】24は形成機構であって、盛土機構4の進
行方向前方位置に配置され、旧畦Wの一方側面に盛土係
留部Kを形成可能な形成体25を備えてなり、この場
合、形成体25は回転機構26により駆動回転され、形
成体25は上部形成体25aと下部形成体25bからな
り、上部形成体25a及び下部形成体25bの各ロータ
軸25c・25dに薙刀状の複数個の刃板25e・25
fを放射状に取付けてなり、上記カバー部材10の前面
に上下調節機構27を介して取付枠28を取付け、ハン
ドル27aの回転により取付枠28を高低調節自在に設
けてなり、取付枠28に形成体25の上形成体25a及
び下形成体25bのロータ軸25c・25dを上下二段
に横設し、かつロータ軸25cとロータ軸25dとの間
にチェーン機構29を介在し、機枠3に伝動軸30を横
設し、伝動軸30と主軸7との間に歯車機構31を介装
し、伝動軸30とロータ軸25cとの間に伸縮自在な自
在継手32を介装し、よって、主軸7によりロータ軸2
5cを回転させると共にチェーン機構29を介してロー
タ軸25dを回転させ、これにより形成体25a・25
bを回転させて複数個の刃板25e・25fによって旧
畦の一方側面W2に複数個の凹条部分Qからなる階段状
の盛土係留部Kを削出形成するように構成している。
行方向前方位置に配置され、旧畦Wの一方側面に盛土係
留部Kを形成可能な形成体25を備えてなり、この場
合、形成体25は回転機構26により駆動回転され、形
成体25は上部形成体25aと下部形成体25bからな
り、上部形成体25a及び下部形成体25bの各ロータ
軸25c・25dに薙刀状の複数個の刃板25e・25
fを放射状に取付けてなり、上記カバー部材10の前面
に上下調節機構27を介して取付枠28を取付け、ハン
ドル27aの回転により取付枠28を高低調節自在に設
けてなり、取付枠28に形成体25の上形成体25a及
び下形成体25bのロータ軸25c・25dを上下二段
に横設し、かつロータ軸25cとロータ軸25dとの間
にチェーン機構29を介在し、機枠3に伝動軸30を横
設し、伝動軸30と主軸7との間に歯車機構31を介装
し、伝動軸30とロータ軸25cとの間に伸縮自在な自
在継手32を介装し、よって、主軸7によりロータ軸2
5cを回転させると共にチェーン機構29を介してロー
タ軸25dを回転させ、これにより形成体25a・25
bを回転させて複数個の刃板25e・25fによって旧
畦の一方側面W2に複数個の凹条部分Qからなる階段状
の盛土係留部Kを削出形成するように構成している。
【0015】33は回転圧締体であって、上記盛土機構
4と上記整畦機構12との間に配置され、この場合、回
転圧締体33は畦の一方側面W2の盛土を仕上面として
の一方側面W2に対して締代H分残した近接位置G2まで
回転圧締可能な側面圧締部33bと畦の上面W1の盛土
を仕上面としての上面W1に対して締代H分残した近接
位置G1まで回転圧締可能な上面圧締部33aとからな
り、回転圧締体33は回転機構34により上記回転整畦
体13と同方向に回転され、上記機枠3の側面に軸受筒
部36を取付け、この軸受筒部36に駆動軸37を回転
自在に軸受し、駆動軸37と回転圧締体33のロータ軸
33cとを直結し、上記機枠3の後部側面に主軸7より
歯車機構38を介して回転する伝達軸39を軸受突設
し、伝達軸39と駆動軸37とを伸縮自在な自在継手4
0により連結し、主軸7の回転により回転圧締体33を
水平軸線Rを回転軸線として図中矢印方向に回転させ、
側面圧締部33bの回転すべり接触により畦Wの一方側
面W2上の盛土Gを仕上面としての一方側面W2の近接位
置G2まで予備圧締すると共に上面圧締部33aの回転
すべり接触により畦Wの上面W1上の盛土Gを仕上面と
しての上面W1の近接位置G1まで予備圧締するように構
成している。
4と上記整畦機構12との間に配置され、この場合、回
転圧締体33は畦の一方側面W2の盛土を仕上面として
の一方側面W2に対して締代H分残した近接位置G2まで
回転圧締可能な側面圧締部33bと畦の上面W1の盛土
を仕上面としての上面W1に対して締代H分残した近接
位置G1まで回転圧締可能な上面圧締部33aとからな
り、回転圧締体33は回転機構34により上記回転整畦
体13と同方向に回転され、上記機枠3の側面に軸受筒
部36を取付け、この軸受筒部36に駆動軸37を回転
自在に軸受し、駆動軸37と回転圧締体33のロータ軸
33cとを直結し、上記機枠3の後部側面に主軸7より
歯車機構38を介して回転する伝達軸39を軸受突設
し、伝達軸39と駆動軸37とを伸縮自在な自在継手4
0により連結し、主軸7の回転により回転圧締体33を
水平軸線Rを回転軸線として図中矢印方向に回転させ、
側面圧締部33bの回転すべり接触により畦Wの一方側
面W2上の盛土Gを仕上面としての一方側面W2の近接位
置G2まで予備圧締すると共に上面圧締部33aの回転
すべり接触により畦Wの上面W1上の盛土Gを仕上面と
しての上面W1の近接位置G1まで予備圧締するように構
成している。
【0016】41は反力受体であって、この場合下側部
分が圃場M内に穿入可能な板状に形成され、カバー部材
10の後面にガイド軸42を水平方向に横設し、ガイド
軸42に反力受体41を水平方向に摺動自在に取付け、
上記回転整畦体13による整畦動作によって生ずる整畦
反力を受け得ると共に過大な締圧力が回転整畦体13に
掛かると、反力受体41が穿入静止したままで、弾圧用
バネ43に抗して機枠3側が逃動するように構成されて
いる。
分が圃場M内に穿入可能な板状に形成され、カバー部材
10の後面にガイド軸42を水平方向に横設し、ガイド
軸42に反力受体41を水平方向に摺動自在に取付け、
上記回転整畦体13による整畦動作によって生ずる整畦
反力を受け得ると共に過大な締圧力が回転整畦体13に
掛かると、反力受体41が穿入静止したままで、弾圧用
バネ43に抗して機枠3側が逃動するように構成されて
いる。
【0017】44は安定部材であって、この場合車輪状
に形成され、上記機枠3の後部に上下調節自在に設けら
れ、圃場M上に接地して機枠3の安定走行を図るように
構成されている。
に形成され、上記機枠3の後部に上下調節自在に設けら
れ、圃場M上に接地して機枠3の安定走行を図るように
構成されている。
【0018】45は逸失防止板であって、上記回転圧締
体33の側面圧締部33bの外周面の外方端縁周部の下
方位置にしてカバー部材10から突設され、カバー部材
10の後面と側面圧締部33bの外方端縁周部との間の
下側部分から進行方向後方への盛土の逸失を防ぐように
構成したものである。
体33の側面圧締部33bの外周面の外方端縁周部の下
方位置にしてカバー部材10から突設され、カバー部材
10の後面と側面圧締部33bの外方端縁周部との間の
下側部分から進行方向後方への盛土の逸失を防ぐように
構成したものである。
【0019】46は土漏れ防止板であって、上記カバー
部材10の下部に調節機構47により取り付けられ、土
漏れ防止板46の突出位置を調節することにより盛土体
5による削出跡Nとの相対位置を調節するように構成し
ている。
部材10の下部に調節機構47により取り付けられ、土
漏れ防止板46の突出位置を調節することにより盛土体
5による削出跡Nとの相対位置を調節するように構成し
ている。
【0020】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、走行機体1を畦Wに沿って走行し、動力取出軸6を
回転すると一方では盛土機構4の盛土体5としての回転
ロータが畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて
盛り上げ、カバー部材10及び側部カバー部材11は盛
土体5の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上
げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方で
は整畦機構12の駆動により盛土は締圧整畦され、この
整畦機構12による締圧整畦の前段階において、回転圧
締体33は盛土を予備圧締することになり、予備圧締さ
れた盛土を整畦機構12により締圧整畦するので、段階
的な締圧整畦を行うことができ、それだけ良好な整畦作
業を行うことができる。
ら、走行機体1を畦Wに沿って走行し、動力取出軸6を
回転すると一方では盛土機構4の盛土体5としての回転
ロータが畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて
盛り上げ、カバー部材10及び側部カバー部材11は盛
土体5の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上
げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方で
は整畦機構12の駆動により盛土は締圧整畦され、この
整畦機構12による締圧整畦の前段階において、回転圧
締体33は盛土を予備圧締することになり、予備圧締さ
れた盛土を整畦機構12により締圧整畦するので、段階
的な締圧整畦を行うことができ、それだけ良好な整畦作
業を行うことができる。
【0021】この場合、上記回転圧締体33は畦の一方
側面W2の盛土を仕上面としての一方側面W2に対して締
代H分残した近接位置G2まで回転圧締可能な側面圧締
部33bと畦の上面W1の盛土を仕上面としての上面W1
に対して締代H分残した近接位置G1まで回転圧締可能
な上面圧締部33aとからなるので、側面圧締部33b
の回転すべり接触により畦Wの一方側面W2上の盛土G
を仕上面としての一方側面W2の近接位置G2まで予備圧
締すると共に上面圧締部33aの回転すべり接触により
畦Wの上面W1上の盛土Gを仕上面としての上面W1の近
接位置G1まで予備圧締することができ、畦の一方側面
W2上の盛土及び畦の上面W1上の盛土を確実に予備圧締
することができる。
側面W2の盛土を仕上面としての一方側面W2に対して締
代H分残した近接位置G2まで回転圧締可能な側面圧締
部33bと畦の上面W1の盛土を仕上面としての上面W1
に対して締代H分残した近接位置G1まで回転圧締可能
な上面圧締部33aとからなるので、側面圧締部33b
の回転すべり接触により畦Wの一方側面W2上の盛土G
を仕上面としての一方側面W2の近接位置G2まで予備圧
締すると共に上面圧締部33aの回転すべり接触により
畦Wの上面W1上の盛土Gを仕上面としての上面W1の近
接位置G1まで予備圧締することができ、畦の一方側面
W2上の盛土及び畦の上面W1上の盛土を確実に予備圧締
することができる。
【0022】又、この場合上記整畦機構12は、畦の上
面W1を回転整畦可能な上面整畦部13aと畦Wの一方
側面W2を回転整畦可能な側面整畦部13bとからなる
回転整畦体13を備えているので、回転整畦体13は回
転機構14により回転し、回転整畦体13の回転により
その拡開筒状の側面整畦部13bは畦の一方側面W2に
盛られた盛土Gを下向き回転接触して締圧すると共に上
面整畦部13aは畦の上面W1に盛られた盛土Gを下向
き回転接触して締圧し、回転整畦体13の滑り接触回転
により畦Wの上面W1及び一方側面W2を同時に締圧整畦
することができ、それだけ良好な締圧作用を行うことが
でき、強固にして畦の表面が円滑な整畦作業を行うこと
ができ、又、この場合、上面整畦部13a及び側面整畦
部13bを拡開筒状に形成して上面整畦部13aと側面
整畦部13bとを互いの縮小端部S・Sを突き合わせて
全体として略鼓状の回転整畦体13に形成すると共にこ
の回転整畦体13の回転軸線P1を水平軸線Lに対して
畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向か
う傾斜角度θに配置しているから、回転整畦体13の回
転軸線P1を水平方向に配置した構造と対比すると、回
転整畦体13の進行方向前側の外周面によりなされる畦
の一方側面W2への土の押し付け送り長さを長くするこ
とができ、それだけ土の締圧を良好なものとすることが
できると共に回転整畦体13の垂直方向の高さを回転整
畦体の回転軸線を水平方向に配置した構造と対比して低
くすることができ、それだけ装置全体の機高を低くする
ことができて小型化を図ることができる。
面W1を回転整畦可能な上面整畦部13aと畦Wの一方
側面W2を回転整畦可能な側面整畦部13bとからなる
回転整畦体13を備えているので、回転整畦体13は回
転機構14により回転し、回転整畦体13の回転により
その拡開筒状の側面整畦部13bは畦の一方側面W2に
盛られた盛土Gを下向き回転接触して締圧すると共に上
面整畦部13aは畦の上面W1に盛られた盛土Gを下向
き回転接触して締圧し、回転整畦体13の滑り接触回転
により畦Wの上面W1及び一方側面W2を同時に締圧整畦
することができ、それだけ良好な締圧作用を行うことが
でき、強固にして畦の表面が円滑な整畦作業を行うこと
ができ、又、この場合、上面整畦部13a及び側面整畦
部13bを拡開筒状に形成して上面整畦部13aと側面
整畦部13bとを互いの縮小端部S・Sを突き合わせて
全体として略鼓状の回転整畦体13に形成すると共にこ
の回転整畦体13の回転軸線P1を水平軸線Lに対して
畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向か
う傾斜角度θに配置しているから、回転整畦体13の回
転軸線P1を水平方向に配置した構造と対比すると、回
転整畦体13の進行方向前側の外周面によりなされる畦
の一方側面W2への土の押し付け送り長さを長くするこ
とができ、それだけ土の締圧を良好なものとすることが
できると共に回転整畦体13の垂直方向の高さを回転整
畦体の回転軸線を水平方向に配置した構造と対比して低
くすることができ、それだけ装置全体の機高を低くする
ことができて小型化を図ることができる。
【0023】さらにこの場合、上記盛土機構4の進行方
向前方位置に旧畦Wの一方側面W2に盛土係留部Kを形
成可能な形成体25をもつ形成機構24を設けているか
ら、この形成機構24の駆動により盛土機構4による盛
土位置の進行方向前方位置において、形成体25は回転
して旧畦Wの少なくとも一方側面W2に複数個の凹状部
分Qからなる盛土係留部Kを削出形成し、この盛土係留
部Kにより土係留作用を得ることができ、よって盛土機
構4により旧畦上に盛り上げられた土を凹状部分Qから
なる盛土係留部Kにより係留して畦の側面に沿った盛土
の滑落現象を抑制することができ、畦一方側面W2の盛
土不足や畦一方側面W2の上下位置での盛土量のばらつ
きを抑制することができ、良好な整畦作業を行うことが
でき、さらに旧畦の少なくとも一方側面W2を盛土前に
おいて、予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機
構4により盛土することになり、旧畦土と盛土との結着
性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることが
でき、又、この場合、形成体24を上下調節させる上下
調節機構27が設けられているから、地方により異なる
畦の高さや幅に対応することができ、それだけ作業の融
通性を高めることができる。
向前方位置に旧畦Wの一方側面W2に盛土係留部Kを形
成可能な形成体25をもつ形成機構24を設けているか
ら、この形成機構24の駆動により盛土機構4による盛
土位置の進行方向前方位置において、形成体25は回転
して旧畦Wの少なくとも一方側面W2に複数個の凹状部
分Qからなる盛土係留部Kを削出形成し、この盛土係留
部Kにより土係留作用を得ることができ、よって盛土機
構4により旧畦上に盛り上げられた土を凹状部分Qから
なる盛土係留部Kにより係留して畦の側面に沿った盛土
の滑落現象を抑制することができ、畦一方側面W2の盛
土不足や畦一方側面W2の上下位置での盛土量のばらつ
きを抑制することができ、良好な整畦作業を行うことが
でき、さらに旧畦の少なくとも一方側面W2を盛土前に
おいて、予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機
構4により盛土することになり、旧畦土と盛土との結着
性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることが
でき、又、この場合、形成体24を上下調節させる上下
調節機構27が設けられているから、地方により異なる
畦の高さや幅に対応することができ、それだけ作業の融
通性を高めることができる。
【0024】又、この場合回転整畦体13の側面整畦部
13bと上面整畦部13aとを着脱機構23により着脱
することができ、上面整畦部13aを取り外すことによ
り、地方により異なる整畦すべき畦の高さや形態に対応
することができると共に土手や築堤の法面の締圧作業も
行うことができ、それだけ作業の融通性を高めることが
できる。
13bと上面整畦部13aとを着脱機構23により着脱
することができ、上面整畦部13aを取り外すことによ
り、地方により異なる整畦すべき畦の高さや形態に対応
することができると共に土手や築堤の法面の締圧作業も
行うことができ、それだけ作業の融通性を高めることが
できる。
【0025】この場合、上記回転圧締体33としての畦
Wの一方側面W2上の盛土を予備圧締可能な側面圧締部
部33bの外周面の外方端縁周部の下方位置に逸失防止
板45を設けているから、進行方向後方への盛土の逸失
を防ぐことができ、それだけ回転整畦体13としての側
面整畦部13bの前方位置への盛土の量を確保すること
ができ、旧畦の一方側面への盛土の締圧を良好に行うこ
とができる。
Wの一方側面W2上の盛土を予備圧締可能な側面圧締部
部33bの外周面の外方端縁周部の下方位置に逸失防止
板45を設けているから、進行方向後方への盛土の逸失
を防ぐことができ、それだけ回転整畦体13としての側
面整畦部13bの前方位置への盛土の量を確保すること
ができ、旧畦の一方側面への盛土の締圧を良好に行うこ
とができる。
【0026】又、この場合、整畦機構12により生ずる
機枠3に対しての整畦反力を受ける反力受体41を設け
ているので、締圧整畦に伴う整畦反力を確実に受けるこ
とができ、整畦機構12による締圧整畦を良好に行うこ
とができ、それだけ堅牢な畦を得ることができる。
機枠3に対しての整畦反力を受ける反力受体41を設け
ているので、締圧整畦に伴う整畦反力を確実に受けるこ
とができ、整畦機構12による締圧整畦を良好に行うこ
とができ、それだけ堅牢な畦を得ることができる。
【0027】図8の第二形態例は回転圧締体33の別例
構造を示し、この場合上記上面圧締部33aの外周面を
畦Wの外方に向かうに従って次第に畦の上面W1に近接
する拡開筒状に形成すると共に上記側面圧締部33bの
外周面を畦Wの下方に向かうに従って次第に畦の一方側
面W2に近接する拡開筒状に形成している。
構造を示し、この場合上記上面圧締部33aの外周面を
畦Wの外方に向かうに従って次第に畦の上面W1に近接
する拡開筒状に形成すると共に上記側面圧締部33bの
外周面を畦Wの下方に向かうに従って次第に畦の一方側
面W2に近接する拡開筒状に形成している。
【0028】又、図9の第三形態例も回転圧締体33の
別例構造を示し、この場合上記上面圧締部33aの外周
面を畦Wの外方に向かうに従って次第に畦の上面W1に
近接する拡開筒状に形成すると共に上記側面圧締部33
bの外周面は畦Wの一方側面W2に沿った形状に形成し
ている。尚、側面圧締部33bのみを次第に畦に近接す
る拡開筒状に形成して上面圧締部33aは畦の上面に沿
った形状に形成することもできる。
別例構造を示し、この場合上記上面圧締部33aの外周
面を畦Wの外方に向かうに従って次第に畦の上面W1に
近接する拡開筒状に形成すると共に上記側面圧締部33
bの外周面は畦Wの一方側面W2に沿った形状に形成し
ている。尚、側面圧締部33bのみを次第に畦に近接す
る拡開筒状に形成して上面圧締部33aは畦の上面に沿
った形状に形成することもできる。
【0029】この第二形態例においては、回転圧締体3
3の上面圧締部33aの外周面が畦Wの外方に向かうに
従って次第に畦の上面W1に近接する拡開筒状に形成さ
れ、かつ側面圧締部33bの外周面を畦Wの下方に向か
うに従って次第に畦の一方側面W2に近接する拡開筒状
に形成しているので、畦の上面W1と一方側面W2との交
差するいわゆる畦の肩部分の予備圧締が良化され、又、
第三形態例においても、回転圧締体33の上面圧締部3
3aの外周面が畦Wの外方に向かうに従って次第に畦の
上面W1に近接する拡開筒状に形成されているので、畦
の肩部分の予備圧締が良化される。
3の上面圧締部33aの外周面が畦Wの外方に向かうに
従って次第に畦の上面W1に近接する拡開筒状に形成さ
れ、かつ側面圧締部33bの外周面を畦Wの下方に向か
うに従って次第に畦の一方側面W2に近接する拡開筒状
に形成しているので、畦の上面W1と一方側面W2との交
差するいわゆる畦の肩部分の予備圧締が良化され、又、
第三形態例においても、回転圧締体33の上面圧締部3
3aの外周面が畦Wの外方に向かうに従って次第に畦の
上面W1に近接する拡開筒状に形成されているので、畦
の肩部分の予備圧締が良化される。
【0030】図10の第四形態例も回転圧締体33の別
例構造を示し、この場合、上面圧締部33aと側面圧締
部33bとを畦面に沿った拡開筒状に形成して互いに一
体に連結形成されて全体として略鼓状の回転圧締体33
からなり、この回転圧締体33の回転軸線Rを水平軸線
Lに対して畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め
上方に向かう傾斜角度αに配置して構成している。
例構造を示し、この場合、上面圧締部33aと側面圧締
部33bとを畦面に沿った拡開筒状に形成して互いに一
体に連結形成されて全体として略鼓状の回転圧締体33
からなり、この回転圧締体33の回転軸線Rを水平軸線
Lに対して畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め
上方に向かう傾斜角度αに配置して構成している。
【0031】この第四形態例においては、上記回転整畦
体13の回転軸線P1を水平軸線Lに対して畦Wの一方
側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向かう傾斜角度
θに配置したことによる効果と同様に、回転圧締体33
の進行方向前側の外周面によりなされる畦の一方側面W
2への土の押し付け送り長さを長くすることができ、そ
れだけ土の締圧を良好なものとすることができると共に
回転圧締体33の垂直方向の高さを回転整畦体の回転軸
線を水平方向に配置した構造と対比して低くすることが
でき、それだけ装置全体の機高を低くすることができて
小型化を図ることができる。
体13の回転軸線P1を水平軸線Lに対して畦Wの一方
側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向かう傾斜角度
θに配置したことによる効果と同様に、回転圧締体33
の進行方向前側の外周面によりなされる畦の一方側面W
2への土の押し付け送り長さを長くすることができ、そ
れだけ土の締圧を良好なものとすることができると共に
回転圧締体33の垂直方向の高さを回転整畦体の回転軸
線を水平方向に配置した構造と対比して低くすることが
でき、それだけ装置全体の機高を低くすることができて
小型化を図ることができる。
【0032】図11の第五形態例は回転整畦体13の別
例構造を示し、この場合、畦の上面W1を回転整畦可能
な円筒状の上面整畦部13aと畦Wの一方側面W2を回
転整畦可能な拡開筒状の側面整畦部13bとを側面整畦
部13bの縮小端部Sで突き合わせて一体に形成された
回転整畦体13からなり、回転整畦体13の回転軸線P
1を水平軸線L上に配置し、回転整畦体13を回転機構
14により回転軸線P1を中心として図中矢印方向に強
制回転させるように構成している。
例構造を示し、この場合、畦の上面W1を回転整畦可能
な円筒状の上面整畦部13aと畦Wの一方側面W2を回
転整畦可能な拡開筒状の側面整畦部13bとを側面整畦
部13bの縮小端部Sで突き合わせて一体に形成された
回転整畦体13からなり、回転整畦体13の回転軸線P
1を水平軸線L上に配置し、回転整畦体13を回転機構
14により回転軸線P1を中心として図中矢印方向に強
制回転させるように構成している。
【0033】この第五形態例にあっては、上記第一形態
例においての傾斜角度θの構造に伴う効果を除いて、上
記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
例においての傾斜角度θの構造に伴う効果を除いて、上
記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
【0034】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
もの例えば盛土機構4として、畦造成方向に対して交差
する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採用することも
でき、また回転機構14・26として油圧モータを採用
することもでき、又、上記実施の形態例における整畦機
構12は、回転整畦体13の回転滑り接触作用により締
圧整畦を行う構造となっているが、この回転整畦体13
に代えて、畦の上面及び一方側面に合うヘ形状の整畦体
を畦叩機構としてのクランク機構又は油圧機構により往
復畦叩動作させ、盛土を整畦体により叩き締める構造の
ものや、この整畦体を振動機構としての偏心重錘回転機
構や油圧バイブレータ機構により振動させ、盛土を整畦
体の振動動作により締め付ける構造のものを適用するこ
とも可能であり、又、回転整畦体13及び回転圧締体3
3は外周面が円状の円錐面状に限らず、外周面が多角面
からなる多角円錐状のものが用いられることもあり、
又、回転整畦体13及び回転圧締体33を偏心運動させ
てその外周面により畦面を押圧する構造を付加すること
もある。
もの例えば盛土機構4として、畦造成方向に対して交差
する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採用することも
でき、また回転機構14・26として油圧モータを採用
することもでき、又、上記実施の形態例における整畦機
構12は、回転整畦体13の回転滑り接触作用により締
圧整畦を行う構造となっているが、この回転整畦体13
に代えて、畦の上面及び一方側面に合うヘ形状の整畦体
を畦叩機構としてのクランク機構又は油圧機構により往
復畦叩動作させ、盛土を整畦体により叩き締める構造の
ものや、この整畦体を振動機構としての偏心重錘回転機
構や油圧バイブレータ機構により振動させ、盛土を整畦
体の振動動作により締め付ける構造のものを適用するこ
とも可能であり、又、回転整畦体13及び回転圧締体3
3は外周面が円状の円錐面状に限らず、外周面が多角面
からなる多角円錐状のものが用いられることもあり、
又、回転整畦体13及び回転圧締体33を偏心運動させ
てその外周面により畦面を押圧する構造を付加すること
もある。
【0035】又、形成機構24及び形成体25の構造や
形態、凹条部分Q、盛土係留部Kの形態等は畦の大きさ
や畦の土状態に応じて適宜選択され、又、形成機構24
に代えて、畦の一方側面W2及び又は上面W1を盛土前に
おいて、回転する刃体により単に削土する削土機構を設
けることもある。
形態、凹条部分Q、盛土係留部Kの形態等は畦の大きさ
や畦の土状態に応じて適宜選択され、又、形成機構24
に代えて、畦の一方側面W2及び又は上面W1を盛土前に
おいて、回転する刃体により単に削土する削土機構を設
けることもある。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、走行機体を畦に沿って走行すると一方で
は盛土機構が畦際の圃場泥土を旧畦上に盛り上げ、カバ
ー部材は泥土飛散を防止し、他方では整畦機構の駆動に
より盛土は締圧整畦され、この整畦機構による締圧整畦
の前段階において、回転圧締体は盛土を予備圧締するこ
とになり、予備圧締された盛土を整畦機構により締圧整
畦するので、段階的な締圧整畦を行うことができ、それ
だけ良好な整畦作業を行うことができる。
明にあっては、走行機体を畦に沿って走行すると一方で
は盛土機構が畦際の圃場泥土を旧畦上に盛り上げ、カバ
ー部材は泥土飛散を防止し、他方では整畦機構の駆動に
より盛土は締圧整畦され、この整畦機構による締圧整畦
の前段階において、回転圧締体は盛土を予備圧締するこ
とになり、予備圧締された盛土を整畦機構により締圧整
畦するので、段階的な締圧整畦を行うことができ、それ
だけ良好な整畦作業を行うことができる。
【0037】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
回転圧締体は畦の一方側面上の盛土を回転圧締可能な側
面圧締部と畦の上面上の盛土を回転圧締可能な上面圧締
部とからなるので、側面圧締部の回転接触により畦の一
方側面上の盛土を一方側面の近接位置まで予備圧締する
と共に上面圧締部の回転接触により畦の上面上の盛土を
上面の近接位置まで予備圧締することができ、畦の一方
側面上の盛土及び畦の上面上の盛土を確実に予備圧締す
ることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上
記上面圧締部を畦の外方に向かうに従って次第に畦の上
面に近接する拡開筒状に形成しているので、畦の上面と
一方側面との交差するいわゆる畦の肩部分の予備圧締が
良化され、又、請求項4記載の発明にあっては、側面圧
締部を畦の下方に向かって次第に畦の一方側面に近接す
る拡開筒状に形成しているので、いわゆる畦の肩部分の
予備圧締を良化することができる。
回転圧締体は畦の一方側面上の盛土を回転圧締可能な側
面圧締部と畦の上面上の盛土を回転圧締可能な上面圧締
部とからなるので、側面圧締部の回転接触により畦の一
方側面上の盛土を一方側面の近接位置まで予備圧締する
と共に上面圧締部の回転接触により畦の上面上の盛土を
上面の近接位置まで予備圧締することができ、畦の一方
側面上の盛土及び畦の上面上の盛土を確実に予備圧締す
ることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上
記上面圧締部を畦の外方に向かうに従って次第に畦の上
面に近接する拡開筒状に形成しているので、畦の上面と
一方側面との交差するいわゆる畦の肩部分の予備圧締が
良化され、又、請求項4記載の発明にあっては、側面圧
締部を畦の下方に向かって次第に畦の一方側面に近接す
る拡開筒状に形成しているので、いわゆる畦の肩部分の
予備圧締を良化することができる。
【0038】又、請求項5記載の発明にあっては、上記
整畦機構は畦の上面を回転整畦可能な上面整畦部と畦の
一方側面を回転整畦可能な側面整畦部とからなる回転整
畦体を備えているので、回転整畦体の回転により側面整
畦部は畦の一方側面に盛られた盛土を回転接触して締圧
すると共に上面整畦部は畦の上面に盛られた盛土を回転
接触して締圧し、回転整畦体の接触回転により畦の上面
及び一方側面を同時に締圧整畦することができ、それだ
け良好な締圧作用を行うことができ、強固にして畦の表
面が円滑な整畦作業を行うことができ、又、請求項6記
載の発明にあっては、上面整畦部及び側面整畦部を拡開
筒状に形成して上面整畦部と側面整畦部とを互いの縮小
端部を突き合わせて全体として略鼓状の回転整畦体に形
成すると共にこの回転整畦体の回転軸線を水平軸線に対
して畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう傾
斜角度に配置しているから、回転整畦体の回転軸線を水
平方向に配置した構造と対比すると、回転整畦体の進行
方向前側の外周面によりなされる畦の一方側面への土の
押し付け送り長さを長くすることができ、それだけ土の
締圧を良好なものとすることができると共に回転整畦体
の垂直方向の高さを回転整畦体の回転軸線を水平方向に
配置した構造と対比して低くすることができ、装置全体
の機高を低くすることができて小型化を図ることができ
る。
整畦機構は畦の上面を回転整畦可能な上面整畦部と畦の
一方側面を回転整畦可能な側面整畦部とからなる回転整
畦体を備えているので、回転整畦体の回転により側面整
畦部は畦の一方側面に盛られた盛土を回転接触して締圧
すると共に上面整畦部は畦の上面に盛られた盛土を回転
接触して締圧し、回転整畦体の接触回転により畦の上面
及び一方側面を同時に締圧整畦することができ、それだ
け良好な締圧作用を行うことができ、強固にして畦の表
面が円滑な整畦作業を行うことができ、又、請求項6記
載の発明にあっては、上面整畦部及び側面整畦部を拡開
筒状に形成して上面整畦部と側面整畦部とを互いの縮小
端部を突き合わせて全体として略鼓状の回転整畦体に形
成すると共にこの回転整畦体の回転軸線を水平軸線に対
して畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう傾
斜角度に配置しているから、回転整畦体の回転軸線を水
平方向に配置した構造と対比すると、回転整畦体の進行
方向前側の外周面によりなされる畦の一方側面への土の
押し付け送り長さを長くすることができ、それだけ土の
締圧を良好なものとすることができると共に回転整畦体
の垂直方向の高さを回転整畦体の回転軸線を水平方向に
配置した構造と対比して低くすることができ、装置全体
の機高を低くすることができて小型化を図ることができ
る。
【0039】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
とができる。
【図1】本発明の実施の第一形態例の全体側面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施の第一形態例の平断面図である。
【図3】本発明の実施の第一形態例の部分側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施の第一形態例の後面図である。
【図5】本発明の実施の第一形態例の前面図である。
【図6】本発明の実施の第一形態例の部分拡大後面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の実施の第一形態例の部分拡大後面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の実施の第二形態例の部分拡大後面図で
ある。
ある。
【図9】本発明の実施の第三形態例の部分拡大後面図で
ある。
ある。
【図10】本発明の実施の第四形態例の部分拡大後面図
である。
である。
【図11】本発明の実施の第五形態例の部分拡大後面図
である。
である。
W 畦 W1 上面 W2 一方側面 G 盛土 θ 傾斜角度 S 縮小端部 1 走行機体 2 連結機構 3 機枠 4 盛土機構 10 カバー部材 12 整畦機構 13 回転整畦体 13a 上面整畦部 13b 側面整畦部 33 回転圧締体 33a 上面圧締部 33b 側面圧締部
Claims (6)
- 【請求項1】 走行機体に連結機構により機枠を連結
し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、
該盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土機構の進
行方向後方位置に盛土を締圧整畦可能な整畦機構を設け
てなり、上記盛土機構と上記整畦機構との間に盛土を予
備圧締可能な回転圧締体を配設して構成したことを特徴
とする整畦機。 - 【請求項2】 上記回転圧締体は畦の一方側面の盛土を
回転圧締可能な側面圧締部と畦の上面の盛土を回転圧締
可能な上面圧締部とからなることを特徴とする請求項1
記載の整畦機。 - 【請求項3】 上記上面圧締部を畦の外方に向かうに従
って次第に畦の上面に近接する拡開筒状に形成してなる
ことを特徴とする請求項2記載の整畦機。 - 【請求項4】 上記側面圧締部を畦の下方に向かうに従
って次第に畦の一方側面に近接する拡開筒状に形成して
なることを特徴とする請求項2又は3記載の整畦機。 - 【請求項5】 上記整畦機構は畦の上面を回転整畦可能
な上面整畦部と畦の一方側面を回転整畦可能な側面整畦
部とからなる回転整畦体を備えてなることを特徴とする
請求項1、2、3又は4記載の整畦機。 - 【請求項6】 上記上面整畦部及び側面整畦部を拡開筒
状に形成して該上面整畦部と側面整畦部とを互いの縮小
端部を突き合わせて全体として略鼓状の回転整畦体に形
成すると共に該回転整畦体の回転軸線を水平軸線に対し
て畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう傾斜
角度に配置して構成したことを特徴とする請求項5記載
の整畦機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33452197A JPH11164601A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 整畦機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33452197A JPH11164601A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 整畦機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164601A true JPH11164601A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18278340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33452197A Pending JPH11164601A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 整畦機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11164601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043294A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 農作業機 |
JP2022057562A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 松山株式会社 | アタッチメント及び畦形成方法 |
-
1997
- 1997-12-04 JP JP33452197A patent/JPH11164601A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043294A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 農作業機 |
JP2022057562A (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-11 | 松山株式会社 | アタッチメント及び畦形成方法 |
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