JPH1042612A - 整畦機 - Google Patents

整畦機

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Publication number
JPH1042612A
JPH1042612A JP25187696A JP25187696A JPH1042612A JP H1042612 A JPH1042612 A JP H1042612A JP 25187696 A JP25187696 A JP 25187696A JP 25187696 A JP25187696 A JP 25187696A JP H1042612 A JPH1042612 A JP H1042612A
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JP
Japan
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ridge
rotating
rotary
embankment
seiaze
Prior art date
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Application number
JP25187696A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Minagawa
功 皆川
Takeshi Iioka
毅 飯岡
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Fuji Trailer Co Ltd
Original Assignee
Fuji Trailer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Trailer Co Ltd filed Critical Fuji Trailer Co Ltd
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Publication of JPH1042612A publication Critical patent/JPH1042612A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転整畦体によりなされる畦の一方側面への
土の押し付け送り長さを良好なものとすることができる
と共に回転整畦体の垂直方向の高さを低くすることがで
きてそれだけ装置全体の機高を低くすることができる。 【解決手段】 整畦機構12は畦の一方側面及び畦の上
面を整畦可能な回転整畦体13と回転整畦体を回転させ
る回転機構14とからなり、回転整畦体の回転軸線P1
を畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定
角度θの上向き方向に配置してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば畦の造成作業
や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の整畦機としては、特開昭5
1−141212号公報、実公昭51−47785号公
報、実開昭53−102411号公報、実開昭53−2
0316号公報、特開昭51−100409号公報、実
開昭60−119209号公報、実開昭61−1759
05号公報、特開昭61−47103号公報、特開昭6
1−212202号公報、実開昭62−1507号公
報、実開昭61−158105号公報、実開平3−79
605号公報、実開平5−60207号公報に示す構造
のものが知られている。
【0003】これらの従来構造にあっては、走行機体に
連結機構により機枠を上下動可能に連結し、機枠に盛土
機構としての旧畦上に土を跳ね上げる回転ロータをその
回転軸線を畦造成方向と平行又は交差する方向に設け、
機枠に回転ロータの上方及び畦の上方にカバー部材を設
け、回転ロータの進行方向後方位置に畦の上面及び畦の
一方側面に合わせた形状の整畦体を設け、かつ該走行機
体の動力取出軸を駆動源として整畦体を往復畦叩動作さ
せるクランク式又は油圧式の畦叩機構を設け、走行機体
を旧畦に沿って走行させ、回転ロータで圃場中の泥土を
旧畦上に盛り上げ、この盛土を整畦体の畦叩き動作によ
り叩き付けるようにして構成したものである。
【0004】また他の従来構造にあっては、整畦機構と
して、走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体を振
動動作させる振動機構を設けて構成し、旧畦上に盛り上
げられた盛土を整畦体の振動動作により締め付けるよう
に構成したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、地方により相異する畦の土質や天候等の作
業条件によっては、必ずしも満足した整畦作業を行い得
ないことがあるという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、
請求項1記載の発明にあっては、走行機体に連結機構に
より機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛
土機構を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に盛土を
締圧整畦可能な整畦機構を設けてなり、上記整畦機構は
畦の一方側面及び畦の上面を整畦可能な回転整畦体と該
回転整畦体を回転させる回転機構とからなり、該回転整
畦体の回転軸線を畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上
方に向かう所定角度の上向き方向に配置して構成したこ
とを特徴とする整畦機にある。
【0007】又、請求項2記載の発明は、上記回転整畦
体を上下調節させる上下調節機構を設けて構成したこと
を特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、
上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な下部回転整
畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体とからな
り、該下部回転整畦体の回転軸線を畦の一方側面の側方
から畦側へ斜め上方に向かう所定角度の上向き方向に配
置して構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図13は本発明の実施の
形態例を示し、図1乃至図9は第一形態例、図10乃至
図13は第二形態例である。
【0009】図1乃至図9の本発明の実施の第一形態例
において、1は走行機体であって、この場合トラクタが
用いられ、走行機体1の後部に三点リンク式の連結機構
2により機枠3を上下動可能に連結している。
【0010】4は盛土機構であって、この場合回転ロー
タからなる盛土体5から構成され、この盛土体5はロー
タ胴5aの外周に複数個の掻上刃5bを突設すると共に
ロータ板5aに取付軸5cを突設してなり、上記機枠3
に盛土体5をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回
転自在に取付け、機枠3に走行機体1に設けられた動力
取出軸6により回転する主軸7を軸受し、盛土体5を主
軸7より変向用ギヤ列8及びチェーン機構9を介して回
転させ、盛土体5により畦際の圃場面の土を削出軌跡N
をもって削出して旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げるよ
うに構成している。
【0011】10はカバー部材であって、この場合上記
機枠3に取り付けられ、上記盛土体5の上方及び畦Wの
上方を覆う形状に形成され、カバー部材10の畦側に畦
の上面W1に接触して畦の起伏に倣って上下動自在な側
部カバー部材11を取り付けている。
【0012】12は整畦機構であって、この場合畦Wの
一方側面W2及び畦の上面W1を整畦可能な回転整畦体1
3を備えてなり、回転整畦体13は回転機構14により
回転軸線P1を中心として図中矢印方向に強制回転され
る。
【0013】この場合、回転整畦体13は、畦Wの一方
側面W2を整畦可能な円錐状の外周面15aを有して回
転軸線P1を中心とする回転ロール状の下部回転整畦体
15と、畦の上面W1を整畦可能な円筒状の外周面16
aを有して回転軸線P2を中心とする回転ロール状の上
部回転整畦体16とからなり、この下部回転整畦体15
を円錐状内周面15bを有する傘状に形成すると共に上
部回転整畦体16を下部回転整畦体15側がラッパ状に
開口する円筒状に形成し、この傘形状及び円筒開口形状
により、下部回転整畦15体と上部回転整畦体16とを
相互に重合可能に形成し、かつ下部回転整畦体15の回
転軸線P1を畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め
上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置し、さら
に、上部回転整畦体15を上下調節可能な高低調節機構
17を配設して構成している。
【0014】この場合上記機枠3に取り付けられたカバ
ー部材10の後面下部にブラケット18を突設し、ブラ
ケット18に軸受筒19を長穴20a及びボルト20b
からなる上下調節機構20により取付け、この軸受筒1
9に駆動軸21を所定角度θをもって斜め上向き状に回
転自在に軸受し、駆動軸21と截頭円錐形状にして傘状
の下部回転整畦体15のロータ軸15cとを直結し、上
記機枠3の後部側面に枠体22を垂設し、枠体22内に
チェーン機構23を設け、チェーン機構23と主軸7と
を歯車機構24により伝導連結すると共にチェーン機構
23と駆動軸21とを伸縮自在な自在継手25により連
結し、一方、上記カバー部材10の後面上部にブラケッ
ト26を突設し、ブラケット26に高低調節機構17を
介して軸受筒27を横設し、軸受筒27に中間軸28を
回転自在に横設し、機枠3の後部に主軸7に伝導連結さ
れた歯車機構29を設け、歯車機構29と上記中間軸2
8とを伸縮自在な自在継手30により連結し、上記軸受
筒27に支持枠体31を突設し、支持枠体31の下部に
駆動軸32を横設し、駆動軸32と中間軸28との間に
チェーン機構33を介装し、駆動軸32と上部回転整畦
体16のロータ軸16cとを直結し、しかして、主軸7
の回転により下部回転整畦体15及び上部回転整畦体1
6を図中矢印方向に回転させ、下部回転整畦体15の回
転接触により畦Wの一方側面W2を締圧整畦すると共に
上部回転整畦ロール体16により畦Wの上面W1を締圧
整畦するように構成している。
【0015】又、この場合上記高低調節機構17とし
て、ベース板17aに二本のガイド杆17bを軸架し、
ガイド杆17bにスライド板17cを摺動自在に架設
し、ベース板17aに螺杆17dを架設し、螺杆17d
をスライド板17cに螺着し、螺杆17dにハンドル1
7eを固着し、ハンドル17eの正逆回動操作によりス
ライド板17cを進退自在に設けて構成したものであ
り、しかして、ベース板17aをブラケット26に固定
すると共にスライド板17cに軸受筒27を斜め状に固
定し、ハンドル17eの正逆回動操作により上部回転整
畦体16を下部整畦回転体15の外周面15aに沿って
上部回転整畦体16のラッパ状先縁内面16bが近接し
たままの状態で上下調節可能に設けて構成している。
【0016】35は土漏れ防止カバーであって、上記カ
バー部材10の後面に取り付けられ、カバー部材10の
後面と下部回転整畦体15の径大周縁部分との間から、
盛土機構により盛り上げられた畦Wの一方側面W2の基
部の土が機枠側へ漏れることを防ぐように構成したもの
である。
【0017】36は反力受け機構であって、この場合上
記カバー部材10の後面に各々二個の上下調節機構37
により上下調節自在に二個の反力受け体38を設けてな
り、この反力受け体38は板材にして進行方向前部が弧
状部38aに形成され、この二個の反力受け体38の下
部が畦の基部近傍の圃場M内に穿入し、整畦機構12に
よる整畦動作によって生ずる整畦反力を受け得るように
構成されている。
【0018】この場合上記上下調節機構37として、ベ
ース板37aに二本のガイド杆37bを軸架し、ガイド
杆37bにスライド板37cを摺動自在に架設し、ベー
ス板37aに螺杆37dを架設し、螺杆37dをスライ
ド板37cに螺着し、螺杆37dにハンドル37eを固
着し、ハンドル37eの正逆回動操作によりスライド板
37cを進退自在に設けて構成したものであり、しかし
て、ベース板37aをカバー部材10の後面に固定する
と共にスライド板37cに反力受け体38を固定し、ハ
ンドル37eの正逆回動操作により反力受け体38を上
下調節可能に設けて構成している。
【0019】39は安定部材であって、この場合車輪状
に形成され、上記機枠3の後部に上下調節自在に支持杆
40を取付け、支持杆40に上下摺動自在に摺動杆41
を取付け、摺動杆41に安定部材39を取付け、摺動杆
32を緩衝バネ部材42により下方に弾圧し、圃場M上
に接地して機枠3の安定走行を図るものである。
【0020】43は内部締圧機構であって、上記整畦機
構12により整畦される新畦面Qより旧畦K側に突出配
置され、新畦面Qの内方に位置する盛土Dを旧畦土に締
圧可能な中締部材44を備えてなり、この場合、上記カ
バー部材10の後面に対向一対二組のガイドローラ45
により中締部材44を往復摺動自在に取付け、中締部材
44の曲板状に形成された先端部44aを整畦機構12
により整畦される新畦面Qより旧畦K側に突出配置し、
この場合盛土体5の削出軌跡Nと新畦面Qとの間に配置
し、一方カバー部材10の上部に中間軸46を架設し、
中間軸46にクランク板47を取付け、クランク板47
の所定半径位置と中締部材44の下部とに連結杆48を
ピン48a・48bにより枢着架設し、主軸7と中間軸
46との間にチェーン機構34を架設し、主軸7の回転
により中締部材44をクランク作用により往復動作さ
せ、この往復動する中締部材44は新畦面Qの内方に位
置する盛土Dを先端部44aの断続的な締め又は緩めの
往復動作により捏ねるようにして旧畦土を締圧するよう
に構成している。
【0021】49は削土機構であって、この場合カバー
部材10の進行方向前面に保持アーム50を上記中間軸
46と同心上に上下揺動自在に枢着し、保持アーム50
の先端部にロータ軸51を回転自在に取付け、ロータ軸
51に複数個のナギナタ状の刃体をもつ削土ロータ52
を取付け、保持アーム50に削土ロータ52の上方を覆
うカバー53を取付け、上記中間軸46と削土ロータ5
2との間にチェーン機構54を架設し、上記盛土機構4
の盛土体5の進行方向前方位置の旧畦の上面部分を主軸
7により回転する削土ロータ52によって削出軌跡Sを
もって回転削土するように構成したものである。
【0022】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、走行機体1を畦Wに沿って走行し、動力取出軸6を
回転すると一方では盛土機構4の盛土体5としての回転
ロータが畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて
盛り上げ、カバー部材10及び側部カバー部材11は盛
土体5の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上
げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方で
は整畦機構12が駆動され、回転整畦体13は回転機構
14により回転し、この場合、回転整畦体13は、畦W
の一方側面W2を整畦可能な下部回転整畦体15と畦の
上面W1を整畦可能な上部回転整畦体16とからなり、
下部回転整畦体15及び上部回転整畦体16からなる回
転整畦体13は回転機構14により回転し、畦Wの一方
側面W2及び畦の上面W1を締圧整畦することができ、構
造を簡素化することができると共に回転整畦体13の回
転接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を円
滑に締圧整畦することができ、この際、回転整畦体13
としての下部回転整畦体15の回転軸線P1を畦Wの一
方側面W1の側方から畦W側へ斜め上方に向かう所定角
度θの上向き方向に配置しているので、例えば、図14
の如く、回転整畦体Tの回転軸線T1を水平方向に配置
した構造と対比すると、回転整畦体13、この場合下部
回転整畦体15の進行方向前側の外周面15aによりな
される畦Wの一方側面W2への土の押し付け送り長さL
を図14に示す回転整畦体Tによりなされる畦Wの一方
側面への土の押し付け送り長さT2よりも長くすること
ができ、それだけ土の締圧を良好なものとすることがで
きると共に回転整畦体13、この場合下部回転整畦体1
5の垂直方向の高さHを図14に示す回転整畦体Tの垂
直方向の高さT3よりも低くすることができ、それだけ
装置全体の機高を低くすることができて小型化を図るこ
とができる。
【0023】更に、回転整畦体13を、畦Wの一方側面
2を整畦可能な下部回転整畦体15と畦の上面W1を整
畦可能な上部回転整畦体16とにより形成しているの
で、下部回転整畦体15及び上部回転整畦体16の回転
をそれぞれ異なる回転数に設定することができ、それだ
け畦Wの一方側面W2及び畦の上面W1を良好に締圧整畦
することができる。
【0024】又、この場合、回転整畦体13としての下
部回転整畦体15を上下調節させる上下調節機構20を
設けているので、畦の高さに応じて上下調節することが
でき、それだけ地方や場所により相異する畦の高さに対
応することができる。
【0025】又、この場合、上部回転整畦体15を上下
調節可能な高低調節機構17を配設して構成しているか
ら、上記上下調節機構20に相俟って、地方や場所によ
り相異する畦の高さに対応することができ、それだけ畦
Wの高さに応じた整畦作業を行うことができる。
【0026】又、この場合、整畦機構12により生ずる
機枠3に対しての整畦反力を受ける反力受け体38を複
数個もつ反力受け機構36を設けているので、締圧整畦
に伴う整畦反力を反力受け機構36の複数個の反力受け
体38により受けることができ、複数個の反力受け体3
6の存在により確実に整畦反力を受けることができ、整
畦機構12による締圧整畦を良好に行うことができ、そ
れだけ堅牢な畦を得ることができる。
【0027】又、この場合、上記反力受け体38は上下
調節機構37により上下調節自在に設けられているの
で、反力受け体38の下部の圃場M内への穿入度合いを
調節することができ、それだけ良好な整畦進行を確保す
ることができる。
【0028】しかもこの場合、削土機構49により旧畦
面を予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機構4
により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着
性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることが
できる。
【0029】又、この際、整畦機構12により整畦され
る新畦面Qより旧畦K側に突出配置され、新畦面Qの内
方に位置する盛土Dを旧畦土に締圧可能な中締部材44
をもつ内部締圧機構43を備えているから、内部締圧機
構43の駆動により、整畦機構12により整畦される新
畦面Qの内方に位置する盛土Dをその先端部44aによ
り旧畦土に締圧することになり、この締圧された盛土D
上の盛土を整畦機構12によって新畦面Qを締圧整畦す
ることになり、このため新畦面Qの表層部のみならず内
部も締圧することができ、整畦機構12だけで締圧整畦
する構造の場合には表層部のみ締圧されて内部が締圧不
足となり易かったのに比べて、締圧されなかった又は不
足した内部までも締圧することができ、それだけ盛土全
体を締圧することができ、表層部にみならず内部までも
堅牢な畦を得ることができ、良好な整畦作業を行うこと
ができる。
【0030】図10乃至図13の第二形態例は整畦機構
12の内の回転整畦体13の別例構造を示し、この場
合、回転整畦体13は、畦Wの一方側面W2を整畦可能
な外周面13a及び畦Wの上面W1を整畦可能な円筒状
の外周面13bを有してなり、かつ回転整畦体13の回
転軸線P1を畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め
上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置してなり、
上記所定角度θをもって斜め上向き状の回転軸線P1
中心として回転する駆動軸21に回転整畦体13のロー
タ軸13cを取り付けてなり、かつ、上部回転整畦体1
6、その駆動伝導系統、高低調節機構17及びその付随
部分を無くして構成したものである。
【0031】しかして、この第二形態例にあっても、図
14の如く、回転整畦体Tの回転軸線T1を水平方向に
配置した構造と対比すると、回転整畦体13の進行方向
前側の外周面13aによりなされる畦Wの一方側面W2
への土の押し付け送り長さLを図14に示す回転整畦体
Tによりなされる畦Wの一方側面への土の押し付け送り
長さT2よりも長くすることができ、それだけ土の締圧
を良好なものとすることができると共に回転整畦体13
の垂直方向の高さHを図14に示す回転整畦体Tの垂直
方向の高さT3よりも低くすることができ、それだけ装
置全体の機高を低くすることができて小型化を図ること
ができ、上記第一形態例と同様な作用効果を得ると共に
整畦機構12として、畦の一方側面W2及び畦の上面W1
を整畦可能な回転整畦体13と、回転整畦体13を回転
させる回転機構14とにより構成しているから、構造を
簡素化することができると共に回転整畦体13の回転す
べり接触により、畦Wの一方側面W2及び畦の上面W1
円滑に締圧整畦され、畦Wの上面W1及び一方側面W2
良好に整畦することができる。
【0032】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、例えば盛土機構4として、畦造成方向に
対して交差する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採用
することもでき、回転機構14として油圧モータを採用
することもでき、高低調節機構17、上下調節機構20
の構造等は適宜変更して設計されるものである。
【0033】また上記実施の形態例における回転整畦体
13、下部回転整畦体15及び上部回転整畦体16を油
圧式や偏心ウエイト方式の振動機構により振動させた
り、又、クランク方式や油圧方式からなる畦叩き機構に
より畦叩き運動させる付加構造を採用することもある。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、走行機体を畦に沿って走行すると一方で
は盛土機構が圃場泥土を旧畦上に盛り上げ、他方では整
畦機構が駆動され、回転整畦体は回転機構により回転
し、畦の一方側面及び畦の上面を締圧整畦することがで
き、構造を簡素化することができると共に回転整畦体の
回転接触により畦の一方側面及び畦の上面を円滑に締圧
整畦することができ、この際、回転整畦体の回転軸線を
畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定角
度の上向き方向に配置しているので、回転整畦体により
なされる畦の一方側面への土の押し付け送り長さを良好
なものとすることができ、それだけ土の締圧を良好なも
のとすることができると共に回転整畦体の垂直方向の高
さを低くすることができてそれだけ装置全体の機高を低
くすることができて小型化を図ることができる。
【0035】又、請求項2記載の発明にあっては、回転
整畦体を上下調節させる上下調節機構を設けているの
で、畦の高さに応じて上下調節することができ、それだ
け地方や場所により相異する畦の高さに対応することが
でき、又、請求項3記載の発明にあっては、上記回転整
畦体は、畦の一方側面を整畦可能な下部回転整畦体と、
畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体とからなり、該下
部回転整畦体の回転軸線を畦の一方側面の側方から畦側
へ斜め上方に向かう所定角度の上向き方向に配置して構
成しているから、下部回転整畦体及び上部回転整畦体の
回転をそれぞれ異なる回転数に設定することができ、そ
れだけ畦の一方側面及び畦の上面を良好に締圧整畦する
ことができる。
【0036】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の全体側面図であ
る。
【図2】本発明の実施の第一形態例の全体平断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の第一形態例の部分側面図であ
る。
【図4】本発明の実施の第一形態例の部分側断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の第一形態例の後面図である。
【図6】本発明の実施の第一形態例の部分拡大後面図で
ある。
【図7】本発明の実施の第一形態例の部分後断面図であ
る。
【図8】本発明の実施の第一形態例の前面図である。
【図9】本発明の実施の第一形態例の説明図である。
【図10】本発明の実施の第二形態例の後面図である。
【図11】本発明の実施の第二形態例の部分拡大後面図
である。
【図12】本発明の実施の第二形態例の全体平面図であ
る。
【図13】本発明の実施の第二形態例の説明図である。
【図14】対比説明図である。
【符号の説明】 W 畦 W1 上面 W2 一方側面 θ 所定角度 P1 回転軸線 Q 新畦面 K 旧畦 D 盛土 1 走行機体 2 連結機構 3 機枠 4 盛土機構 12 整畦機構 13 回転整畦体 14 回転機構 15 下部回転整畦体 16 上部回転整畦体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に連結機構により機枠を連結
    し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、
    該盛土機構の進行方向後方位置に盛土を締圧整畦可能な
    整畦機構を設けてなり、上記整畦機構は畦の一方側面及
    び畦の上面を整畦可能な回転整畦体と該回転整畦体を回
    転させる回転機構とからなり、該回転整畦体の回転軸線
    を畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定
    角度の上向き方向に配置して構成したことを特徴とする
    整畦機。
  2. 【請求項2】 上記回転整畦体を上下調節させる上下調
    節機構を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載
    の整畦機。
  3. 【請求項3】 上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可
    能な下部回転整畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整
    畦体とからなり、該下部回転整畦体の回転軸線を畦の一
    方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定角度の上
    向き方向に配置して構成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の整畦機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU173422U1 (ru) * 2016-12-08 2017-08-28 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ульяновская государственная сельскохозяйственная академия имени П.А. Столыпина" Секция гребневой сеялки
RU173410U1 (ru) * 2016-12-27 2017-08-28 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ульяновская государственная сельскохозяйственная академия имени П.А. Столыпина" Секция гребневой сеялки

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RU173422U1 (ru) * 2016-12-08 2017-08-28 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ульяновская государственная сельскохозяйственная академия имени П.А. Столыпина" Секция гребневой сеялки
RU173410U1 (ru) * 2016-12-27 2017-08-28 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ульяновская государственная сельскохозяйственная академия имени П.А. Столыпина" Секция гребневой сеялки

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