JPH1056806A - 整畦機 - Google Patents
整畦機Info
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- JPH1056806A JPH1056806A JP22084196A JP22084196A JPH1056806A JP H1056806 A JPH1056806 A JP H1056806A JP 22084196 A JP22084196 A JP 22084196A JP 22084196 A JP22084196 A JP 22084196A JP H1056806 A JPH1056806 A JP H1056806A
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Abstract
土の押し付け送り長さを良好なものとすることができる
と共に回転整畦体の垂直方向の高さを低くすることがで
きてそれだけ装置全体の機高を低くすることができる。 【解決手段】 整畦機構12は畦の一方側面及び畦の上
面を整畦可能な回転整畦体13と回転整畦体を回転させ
る回転機構14とからなり、回転整畦体の回転軸線P1
を畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定
角度θの上向き方向に配置してなる。
Description
や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
1−141212号公報、実公昭51−47785号公
報、実開昭53−102411号公報、実開昭53−2
0316号公報、特開昭51−100409号公報、実
開昭60−119209号公報、実開昭61−1759
05号公報、特開昭61−47103号公報、特開昭6
1−212202号公報、実開昭62−1507号公
報、実開昭61−158105号公報、実開平3−79
605号公報、実開平5−60207号公報に示す構造
のものが知られている。
連結機構により機枠を上下動可能に連結し、機枠に盛土
機構としての旧畦上に土を跳ね上げる回転ロータをその
回転軸線を畦造成方向と平行又は交差する方向に設け、
機枠に回転ロータの上方及び畦の上方にカバー部材を設
け、回転ロータの進行方向後方位置に畦の上面及び畦の
一方側面に合わせた形状の整畦体を設け、かつ該走行機
体の動力取出軸を駆動源として整畦体を往復畦叩動作さ
せるクランク式又は油圧式の畦叩機構を設け、走行機体
を旧畦に沿って走行させ、回転ロータで圃場中の泥土を
旧畦上に盛り上げ、この盛土を整畦体の畦叩き動作によ
り叩き付けるようにして構成したものである。
して、走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体を振
動動作させる振動機構を設けて構成し、旧畦上に盛り上
げられた盛土を整畦体の振動動作により締め付けるよう
に構成したものもある。
構造の場合、地方により相異する畦の土質や天候等の作
業条件によっては、必ずしも満足した整畦作業を行い得
ないことがあるという不都合を有している。
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、
請求項1記載の発明にあっては、走行機体に連結機構に
より機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛
土機構を設け、該盛土機構の進行方向前方位置の旧畦の
上面を削土する削土機構を設け、該盛土機構の上方にカ
バー部材を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に盛土
を締圧整畦可能な整畦機構を設けてなり、上記整畦機構
は畦の一方側面及び畦の上面を整畦可能な回転整畦体と
該回転整畦体を回転させる回転機構とからなり、該回転
整畦体の回転軸線を畦の一方側面の側方から畦側へ斜め
上方に向かう所定角度の上向き方向に配置して構成した
ことを特徴とする整畦機にある。
体を上下調節させる上下調節機構を設けて構成したこと
を特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、
上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な下部回転整
畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体とからな
り、該下部回転整畦体の回転軸線を畦の一方側面の側方
から畦側へ斜め上方に向かう所定角度の上向き方向に配
置して構成したことを特徴とするものであり、又、請求
項4記載の発明は、上記上部回転整畦体を上下調節させ
る高低調節機構を設けて構成したことを特徴とするもの
であり、又、請求項5記載の発明は、上記整畦機構によ
り生ずる機枠に対しての整畦反力を受ける反力受け体を
複数個もつ反力受け機構を設けてなることを特徴とする
ものであり、又、請求項6記載の発明は、上記反力受け
体を上下調節させる上下調節機構を設けて構成したこと
を特徴とするものであり、又、請求項7記載の発明は、
上記整畦機構により整畦される新畦面より旧畦側に突出
配置され新畦面の内方に位置する盛土を旧畦土に締圧可
能な中締部材をもつ内部締圧機構を具備してなることを
特徴とするものである。
形態例を示し、図1乃至図9は第一形態例、図10乃至
図13は第二形態例である。
において、1は走行機体であって、この場合トラクタが
用いられ、走行機体1の後部に三点リンク式の連結機構
2により機枠3を上下動可能に連結している。
タからなる盛土体5から構成され、この盛土体5はロー
タ胴5aの外周に複数個の掻上刃5bを突設すると共に
ロータ板5aに取付軸5cを突設してなり、上記機枠3
に盛土体5をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回
転自在に取付け、機枠3に走行機体1に設けられた動力
取出軸6により回転する主軸7を軸受し、盛土体5を主
軸7より変向用ギヤ列8及びチェーン機構9を介して回
転させ、盛土体5により畦際の圃場面の土を削出軌跡N
をもって削出して旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げるよ
うに構成している。
機枠3に取り付けられ、上記盛土体5の上方及び畦Wの
上方を覆う形状に形成され、カバー部材10の畦側に畦
の上面W1に接触して畦の起伏に倣って上下動自在な側
部カバー部材11を取り付けている。
一方側面W2及び畦の上面W1を整畦可能な回転整畦体1
3を備えてなり、回転整畦体13は回転機構14により
回転軸線P1を中心として図中矢印方向に強制回転され
る。
側面W2を整畦可能な円錐状の外周面15aを有して回
転軸線P1を中心とする回転ロール状の下部回転整畦体
15と、畦の上面W1を整畦可能な円筒状の外周面16
aを有して回転軸線P2を中心とする回転ロール状の上
部回転整畦体16とからなり、この下部回転整畦体15
を円錐状内周面15bを有する傘状に形成すると共に上
部回転整畦体16を下部回転整畦体15側がラッパ状に
開口する円筒状に形成し、この傘形状及び円筒開口形状
により、下部回転整畦15体と上部回転整畦体16とを
相互に重合可能に形成し、かつ下部回転整畦体15の回
転軸線P1を畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め
上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置し、さら
に、上部回転整畦体15を上下調節可能な高低調節機構
17を配設して構成している。
ー部材10の後面下部にブラケット18を突設し、ブラ
ケット18に軸受筒19を長穴20a及びボルト20b
からなる上下調節機構20により取付け、この軸受筒1
9に駆動軸21を所定角度θをもって斜め上向き状に回
転自在に軸受し、駆動軸21と截頭円錐形状にして傘状
の下部回転整畦体15のロータ軸15cとを直結し、上
記機枠3の後部側面に枠体22を垂設し、枠体22内に
チェーン機構23を設け、チェーン機構23と主軸7と
を歯車機構24により伝導連結すると共にチェーン機構
23と駆動軸21とを伸縮自在な自在継手25により連
結し、一方、上記カバー部材10の後面上部にブラケッ
ト26を突設し、ブラケット26に高低調節機構17を
介して軸受筒27を横設し、軸受筒27に中間軸28を
回転自在に横設し、機枠3の後部に主軸7に伝導連結さ
れた歯車機構29を設け、歯車機構29と上記中間軸2
8とを伸縮自在な自在継手30により連結し、上記軸受
筒27に支持枠体31を突設し、支持枠体31の下部に
駆動軸32を横設し、駆動軸32と中間軸28との間に
チェーン機構33を介装し、駆動軸32と上部回転整畦
体16のロータ軸16cとを直結し、しかして、主軸7
の回転により下部回転整畦体15及び上部回転整畦体1
6を図中矢印方向に回転させ、下部回転整畦体15の回
転接触により畦Wの一方側面W2を締圧整畦すると共に
上部回転整畦ロール体16により畦Wの上面W1を締圧
整畦するように構成している。
て、ベース板17aに二本のガイド杆17bを軸架し、
ガイド杆17bにスライド板17cを摺動自在に架設
し、ベース板17aに螺杆17dを架設し、螺杆17d
をスライド板17cに螺着し、螺杆17dにハンドル1
7eを固着し、ハンドル17eの正逆回動操作によりス
ライド板17cを進退自在に設けて構成したものであ
り、しかして、ベース板17aをブラケット26に固定
すると共にスライド板17cに軸受筒27を斜め状に固
定し、ハンドル17eの正逆回動操作により上部回転整
畦体16を下部整畦回転体15の外周面15aに沿って
上部回転整畦体16のラッパ状先縁内面16bが近接し
たままの状態で上下調節可能に設けて構成している。
バー部材10の後面に取り付けられ、カバー部材10の
後面と下部回転整畦体15の径大周縁部分との間から、
盛土機構により盛り上げられた畦Wの一方側面W2の基
部の土が機枠側へ漏れることを防ぐように構成したもの
である。
記カバー部材10の後面に各々二個の上下調節機構37
により上下調節自在に二個の反力受け体38を設けてな
り、この反力受け体38は板材にして進行方向前部が弧
状部38aに形成され、この二個の反力受け体38の下
部が畦の基部近傍の圃場M内に穿入し、整畦機構12に
よる整畦動作によって生ずる整畦反力を受け得るように
構成されている。
ース板37aに二本のガイド杆37bを軸架し、ガイド
杆37bにスライド板37cを摺動自在に架設し、ベー
ス板37aに螺杆37dを架設し、螺杆37dをスライ
ド板37cに螺着し、螺杆37dにハンドル37eを固
着し、ハンドル37eの正逆回動操作によりスライド板
37cを進退自在に設けて構成したものであり、しかし
て、ベース板37aをカバー部材10の後面に固定する
と共にスライド板37cに反力受け体38を固定し、ハ
ンドル37eの正逆回動操作により反力受け体38を上
下調節可能に設けて構成している。
に形成され、上記機枠3の後部に上下調節自在に支持杆
40を取付け、支持杆40に上下摺動自在に摺動杆41
を取付け、摺動杆41に安定部材39を取付け、摺動杆
32を緩衝バネ部材42により下方に弾圧し、圃場M上
に接地して機枠3の安定走行を図るものである。
構12により整畦される新畦面Qより旧畦K側に突出配
置され、新畦面Qの内方に位置する盛土Dを旧畦土に締
圧可能な中締部材44を備えてなり、この場合、上記カ
バー部材10の後面に対向一対二組のガイドローラ45
により中締部材44を往復摺動自在に取付け、中締部材
44の曲板状に形成された先端部44aを整畦機構12
により整畦される新畦面Qより旧畦K側に突出配置し、
この場合盛土体5の削出軌跡Nと新畦面Qとの間に配置
し、一方カバー部材10の上部に中間軸46を架設し、
中間軸46にクランク板47を取付け、クランク板47
の所定半径位置と中締部材44の下部とに連結杆48を
ピン48a・48bにより枢着架設し、主軸7と中間軸
46との間にチェーン機構34を架設し、主軸7の回転
により中締部材44をクランク作用により往復動作さ
せ、この往復動する中締部材44は新畦面Qの内方に位
置する盛土Dを先端部44aの断続的な締め又は緩めの
往復動作により捏ねるようにして旧畦土を締圧するよう
に構成している。
部材10の進行方向前面に保持アーム50を上記中間軸
46と同心上に上下揺動自在に枢着し、保持アーム50
の先端部にロータ軸51を回転自在に取付け、ロータ軸
51に複数個のナギナタ状の刃体をもつ削土ロータ52
を取付け、保持アーム50に削土ロータ52の上方を覆
うカバー53を取付け、上記中間軸46と削土ロータ5
2との間にチェーン機構54を架設し、上記盛土機構4
の盛土体5の進行方向前方位置の旧畦の上面部分を主軸
7により回転する削土ロータ52によって削出軌跡Sを
もって回転削土するように構成したものである。
ら、走行機体1を畦Wに沿って走行し、動力取出軸6を
回転すると一方では盛土機構4の盛土体5としての回転
ロータが畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて
盛り上げ、カバー部材10及び側部カバー部材11は盛
土体5の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上
げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方で
は整畦機構12が駆動され、回転整畦体13は回転機構
14により回転し、この場合、回転整畦体13は、畦W
の一方側面W2を整畦可能な下部回転整畦体15と畦の
上面W1を整畦可能な上部回転整畦体16とからなり、
下部回転整畦体15及び上部回転整畦体16からなる回
転整畦体13は回転機構14により回転し、畦Wの一方
側面W2及び畦の上面W1を締圧整畦することができ、構
造を簡素化することができると共に回転整畦体13の回
転接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を円
滑に締圧整畦することができ、しかも削土機構により旧
畦面を予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機構
により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着
性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることが
でき、この際、回転整畦体13としての下部回転整畦体
15の回転軸線P1を畦Wの一方側面W1の側方から畦W
側へ斜め上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置し
ているので、例えば、図14の如く、回転整畦体Tの回
転軸線T1を水平方向に配置した構造と対比すると、回
転整畦体13、この場合下部回転整畦体15の進行方向
前側の外周面15aによりなされる畦Wの一方側面W2
への土の押し付け送り長さLを図14に示す回転整畦体
Tによりなされる畦Wの一方側面への土の押し付け送り
長さT2よりも長くすることができ、それだけ土の締圧
を良好なものとすることができると共に回転整畦体1
3、この場合下部回転整畦体15の垂直方向の高さHを
図14に示す回転整畦体Tの垂直方向の高さT3よりも
低くすることができ、装置全体の機高を低くすることが
できて小型化を図ることができる。
W2を整畦可能な下部回転整畦体15と畦の上面W1を整
畦可能な上部回転整畦体16とにより形成しているの
で、下部回転整畦体15及び上部回転整畦体16の回転
をそれぞれ異なる回転数に設定することができ、それだ
け畦Wの一方側面W2及び畦の上面W1を良好に締圧整畦
することができる。
部回転整畦体15を上下調節させる上下調節機構20を
設けているので、畦の高さに応じて上下調節することが
でき、それだけ地方や場所により相異する畦の高さに対
応することができる。
調節可能な高低調節機構17を配設して構成しているか
ら、上記上下調節機構20に相俟って、地方や場所によ
り相異する畦の高さに対応することができ、それだけ畦
Wの高さに応じた整畦作業を行うことができる。
機枠3に対しての整畦反力を受ける反力受け体38を複
数個もつ反力受け機構36を設けているので、締圧整畦
に伴う整畦反力を反力受け機構36の複数個の反力受け
体38により受けることができ、複数個の反力受け体3
6の存在により確実に整畦反力を受けることができ、整
畦機構12による締圧整畦を良好に行うことができ、そ
れだけ堅牢な畦を得ることができる。
調節機構37により上下調節自在に設けられているの
で、反力受け体38の下部の圃場M内への穿入度合いを
調節することができ、それだけ良好な整畦進行を確保す
ることができる。
る新畦面Qより旧畦K側に突出配置され、新畦面Qの内
方に位置する盛土Dを旧畦土に締圧可能な中締部材44
をもつ内部締圧機構43を備えているから、内部締圧機
構43の駆動により、整畦機構12により整畦される新
畦面Qの内方に位置する盛土Dをその先端部44aによ
り旧畦土に締圧することになり、この締圧された盛土D
上の盛土を整畦機構12によって新畦面Qを締圧整畦す
ることになり、このため新畦面Qの表層部のみならず内
部も締圧することができ、整畦機構12だけで締圧整畦
する構造の場合には表層部のみ締圧されて内部が締圧不
足となり易かったのに比べて、締圧されなかった又は不
足した内部までも締圧することができ、それだけ盛土全
体を締圧することができ、表層部にみならず内部までも
堅牢な畦を得ることができ、良好な整畦作業を行うこと
ができる。
12の内の回転整畦体13の別例構造を示し、この場
合、回転整畦体13は、畦Wの一方側面W2を整畦可能
な外周面13a及び畦Wの上面W1を整畦可能な円筒状
の外周面13bを有してなり、かつ回転整畦体13の回
転軸線P1を畦Wの一方側面W1の側方から畦W側へ斜め
上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置してなり、
上記所定角度θをもって斜め上向き状の回転軸線P1を
中心として回転する駆動軸21に回転整畦体13のロー
タ軸13cを取り付けてなり、かつ、上部回転整畦体1
6、その駆動伝導系統、高低調節機構17及びその付随
部分を無くして構成したものである。
14の如く、回転整畦体Tの回転軸線T1を水平方向に
配置した構造と対比すると、回転整畦体13の進行方向
前側の外周面13aによりなされる畦Wの一方側面W2
への土の押し付け送り長さLを図14に示す回転整畦体
Tによりなされる畦Wの一方側面への土の押し付け送り
長さT2よりも長くすることができ、それだけ土の締圧
を良好なものとすることができると共に回転整畦体13
の垂直方向の高さHを図14に示す回転整畦体Tの垂直
方向の高さT3よりも低くすることができ、それだけ装
置全体の機高を低くすることができて小型化を図ること
ができ、上記第一形態例と同様な作用効果を得ると共に
整畦機構12として、畦の一方側面W2及び畦の上面W1
を整畦可能な回転整畦体13と、回転整畦体13を回転
させる回転機構14とにより構成しているから、構造を
簡素化することができると共に回転整畦体13の回転す
べり接触により、畦Wの一方側面W2及び畦の上面W1は
円滑に締圧整畦され、畦Wの上面W1及び一方側面W2を
良好に整畦することができる。
ものではなく、例えば盛土機構4として、畦造成方向に
対して交差する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採用
することもでき、回転機構14として油圧モータを採用
することもでき、高低調節機構17、上下調節機構20
の構造等は適宜変更して設計されるものである。
13、下部回転整畦体15及び上部回転整畦体16を油
圧式や偏心ウエイト方式の振動機構により振動させた
り、又、クランク方式や油圧方式からなる畦叩き機構に
より畦叩き運動させる付加構造を採用することもある。
明にあっては、走行機体を畦に沿って走行すると一方で
は盛土機構が圃場泥土を旧畦上に盛り上げ、カバー部材
は泥土飛散を防止し、他方では整畦機構が駆動され、回
転整畦体は回転機構により回転し、畦の一方側面及び畦
の上面を締圧整畦することができ、構造を簡素化するこ
とができると共に回転整畦体の回転接触により畦の一方
側面及び畦の上面を円滑に締圧整畦することができ、削
土機構により旧畦面を予め削土でき、この削土された畦
面上に盛土機構により盛土することになるから、旧畦土
と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な
畦を得ることができ、この際、回転整畦体の回転軸線を
畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定角
度の上向き方向に配置しているので、回転整畦体により
なされる畦の一方側面への土の押し付け送り長さを良好
なものとすることができ、それだけ土の締圧を良好なも
のとすることができると共に回転整畦体の垂直方向の高
さを低くすることができ、それだけ装置全体の機高を低
くすることができて小型化を図ることができる。
整畦体を上下調節させる上下調節機構を設けているの
で、畦の高さに応じて上下調節することができ、それだ
け地方や場所により相異する畦の高さに対応することが
でき、又、請求項3記載の発明にあっては、上記回転整
畦体は、畦の一方側面を整畦可能な下部回転整畦体と、
畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体とからなり、下部
回転整畦体の回転軸線を畦の一方側面の側方から畦側へ
斜め上方に向かう所定角度の上向き方向に配置して構成
しているから、下部回転整畦体及び上部回転整畦体の回
転をそれぞれ異なる回転数に設定することができ、それ
だけ畦の一方側面及び畦の上面を良好に締圧整畦するこ
とができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上部回
転整畦体を上下調節可能な高低調節機構を配設して構成
しているから、地方や場所により相異する畦の高さに対
応することができ、それだけ畦の高さに応じた整畦作業
を行うことができ、又、請求項5記載の発明にあって
は、整畦機構により生ずる機枠に対しての整畦反力を受
ける反力受け体を複数個もつ反力受け機構を設けている
ので、締圧整畦に伴う整畦反力を反力受け機構の複数個
の反力受け体により受けることができ、複数個の反力受
け体の存在により確実に整畦反力を受けることができ、
整畦機構による締圧整畦を良好に行うことができ、又、
請求項6記載の発明にあっては、上記反力受け体は上下
調節機構により上下調節自在に設けられているので、反
力受け体の下部の圃場内への穿入度合いを調節すること
ができ、それだけ良好な整畦進行を確保することができ
る。
機構により整畦される新畦面より旧畦側に突出配置さ
れ、新畦面の内方に位置する盛土を旧畦土に締圧可能な
中締部材をもつ内部締圧機構を備えているから、内部締
圧機構の駆動により、整畦機構により整畦される新畦面
の内方に位置する盛土を旧畦土に締圧することができ、
この締圧された盛土上の盛土を整畦機構によって新畦面
を締圧整畦することになり、このため新畦面の表層部の
みならず内部も締圧することができ、整畦機構だけで締
圧整畦する構造の場合には表層部のみ締圧されて内部が
締圧不足となり易かったのに比べて、締圧されなかった
又は不足した内部までも締圧することができ、それだけ
盛土全体を締圧することができ、表層部にみならず内部
までも堅牢な畦を得ることができ、良好な整畦作業を行
うことができる。
とができる。
る。
る。
る。
る。
ある。
る。
である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 走行機体に連結機構により機枠を連結
し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、
該盛土機構の進行方向前方位置の旧畦の上面を削土する
削土機構を設け、該盛土機構の上方にカバー部材を設
け、該盛土機構の進行方向後方位置に盛土を締圧整畦可
能な整畦機構を設けてなり、上記整畦機構は畦の一方側
面及び畦の上面を整畦可能な回転整畦体と該回転整畦体
を回転させる回転機構とからなり、該回転整畦体の回転
軸線を畦の一方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう
所定角度の上向き方向に配置して構成したことを特徴と
する整畦機。 - 【請求項2】 上記回転整畦体を上下調節させる上下調
節機構を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載
の整畦機。 - 【請求項3】 上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可
能な下部回転整畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整
畦体とからなり、該下部回転整畦体の回転軸線を畦の一
方側面の側方から畦側へ斜め上方に向かう所定角度の上
向き方向に配置して構成したことを特徴とする請求項1
又は2記載の整畦機。 - 【請求項4】 上記上部回転整畦体を上下調節させる高
低調節機構を設けて構成したことを特徴とする請求項3
記載の整畦機。 - 【請求項5】 上記整畦機構により生ずる機枠に対して
の整畦反力を受ける反力受け体を複数個もつ反力受け機
構を設けてなることを特徴とする請求項1乃至4記載の
整畦機。 - 【請求項6】 上記反力受け体を上下調節させる上下調
節機構を設けて構成したことを特徴とする請求項5記載
の整畦機。 - 【請求項7】 上記整畦機構により整畦される新畦面よ
り旧畦側に突出配置され新畦面の内方に位置する盛土を
旧畦土に締圧可能な中締部材をもつ内部締圧機構を具備
してなることを特徴とする請求項1乃至6記載の整畦
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22084196A JP3750086B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 整畦機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22084196A JP3750086B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 整畦機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056806A true JPH1056806A (ja) | 1998-03-03 |
JP3750086B2 JP3750086B2 (ja) | 2006-03-01 |
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Family Applications (1)
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