JPH11164300A - 画像コーデック装置、画像復号化装置及び画像復号化方法 - Google Patents
画像コーデック装置、画像復号化装置及び画像復号化方法Info
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- JPH11164300A JPH11164300A JP33139797A JP33139797A JPH11164300A JP H11164300 A JPH11164300 A JP H11164300A JP 33139797 A JP33139797 A JP 33139797A JP 33139797 A JP33139797 A JP 33139797A JP H11164300 A JPH11164300 A JP H11164300A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＶＢＶを満足していないビットストリームを
リアルタイムにエンコード／デコードする画像コーデッ
ク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 復号化側ＶＢＶバッファ２１は、ビット
ストリームを受信、格納する。フレームヘッダ検出手段
２２は、ビットストリームのフレームヘッダを検出す
る。復号化手段２３は、フレームヘッダを２回検出した
場合に、復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納されている
１フレーム分のビットストリームの復号化を行う。
リアルタイムにエンコード／デコードする画像コーデッ
ク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 復号化側ＶＢＶバッファ２１は、ビット
ストリームを受信、格納する。フレームヘッダ検出手段
２２は、ビットストリームのフレームヘッダを検出す
る。復号化手段２３は、フレームヘッダを２回検出した
場合に、復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納されている
１フレーム分のビットストリームの復号化を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は画像コーデック装
置、画像復号化装置及び画像復号化方法に関し、特に画
像の符号化及び復号化を行い、ビットストリームをＶＢ
Ｖ（Video Buffering Verifier) によって制御する画像
コーデック装置、画像の復号化を行い、ビットストリー
ムをＶＢＶによって制御する画像復号化装置及び画像の
復号化を行い、ビットストリームをＶＢＶによって制御
する画像復号化方法に関する。
置、画像復号化装置及び画像復号化方法に関し、特に画
像の符号化及び復号化を行い、ビットストリームをＶＢ
Ｖ（Video Buffering Verifier) によって制御する画像
コーデック装置、画像の復号化を行い、ビットストリー
ムをＶＢＶによって制御する画像復号化装置及び画像の
復号化を行い、ビットストリームをＶＢＶによって制御
する画像復号化方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＭＰＥＧは音声／データ／画像を統合的
に扱う技術としてマルチメディア時代の中核技術であ
り、ＬＡＮや放送などの通信アプリケーションに幅広く
対応できるように標準化されている。
に扱う技術としてマルチメディア時代の中核技術であ
り、ＬＡＮや放送などの通信アプリケーションに幅広く
対応できるように標準化されている。
【０００３】また、膨大な情報量を持つ動画像に対する
圧縮技術では、ハイブリッド符号化方式がベースになっ
ており、さらにＭＰＥＧ２では、エンコード、デコード
が矛盾なく行えるように、ＶＢＶといった概念が定義さ
れている。
圧縮技術では、ハイブリッド符号化方式がベースになっ
ており、さらにＭＰＥＧ２では、エンコード、デコード
が矛盾なく行えるように、ＶＢＶといった概念が定義さ
れている。
【０００４】ＶＢＶはエンコーダ出力に接続される仮想
デコーダモデルであり、このモデルに含まれるＶＢＶバ
ッファの占有量に対する拘束条件によって、ピクチャに
ビットを分配するためのビットストリームに対する制限
を規定している。
デコーダモデルであり、このモデルに含まれるＶＢＶバ
ッファの占有量に対する拘束条件によって、ピクチャに
ビットを分配するためのビットストリームに対する制限
を規定している。
【０００５】したがって、従来リアルタイムでの符号
化、復号化を行う場合、ビットストリームのレートは復
号化器のＶＢＶバッファサイズを満足する必要がある。
化、復号化を行う場合、ビットストリームのレートは復
号化器のＶＢＶバッファサイズを満足する必要がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のＶＢＶバッファを持つ復号化器で、ＶＢＶを満足
していないビットストリームを復号化する場合には、例
えばＤＶＤ等の蓄積メディア系のアプリケーションで用
いられているように、一旦あらかじめビットストリーム
をディスクストリーム上に蓄え、それを復号化する方法
（非リアルタイム）が採られている。
従来のＶＢＶバッファを持つ復号化器で、ＶＢＶを満足
していないビットストリームを復号化する場合には、例
えばＤＶＤ等の蓄積メディア系のアプリケーションで用
いられているように、一旦あらかじめビットストリーム
をディスクストリーム上に蓄え、それを復号化する方法
（非リアルタイム）が採られている。
【０００７】このように、ＶＢＶを満足していないビッ
トストリームは、従来ではリアルタイムに符号化、復号
化することができないといった問題があった。本発明は
このような点に鑑みてなされたものであり、ＶＢＶを満
足していないビットストリームをリアルタイムにエンコ
ード／デコードする画像コーデック装置を提供すること
を目的とする。
トストリームは、従来ではリアルタイムに符号化、復号
化することができないといった問題があった。本発明は
このような点に鑑みてなされたものであり、ＶＢＶを満
足していないビットストリームをリアルタイムにエンコ
ード／デコードする画像コーデック装置を提供すること
を目的とする。
【０００８】また、本発明の他の目的は、ＶＢＶを満足
していないビットストリームをリアルタイムにデコード
する画像復号化装置を提供することである。さらに、本
発明の他の目的は、ＶＢＶを満足していないビットスト
リームをリアルタイムにデコードする画像復号化方法を
提供することである。
していないビットストリームをリアルタイムにデコード
する画像復号化装置を提供することである。さらに、本
発明の他の目的は、ＶＢＶを満足していないビットスト
リームをリアルタイムにデコードする画像復号化方法を
提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、画像の符号化及び復号化を行い、ビットストリーム
をＶＢＶによって制御する画像コーデック装置におい
て、符合化側ＶＢＶバッファを通じて、固定または可変
レートいずれかの前記ビットストリームを出力する画像
符号化装置と、前記ビットストリームを受信、格納する
復号化側ＶＢＶバッファと、前記ビットストリームのフ
レームヘッダを検出するフレームヘッダ検出手段と、前
記フレームヘッダ検出手段で前記フレームヘッダを２回
検出した場合に、前記復号化側ＶＢＶバッファに格納さ
れている１フレーム分の前記ビットストリームの復号化
を行う復号化手段と、から構成される画像復号化装置
と、を有することを特徴とする画像コーデック装置が提
供される。
に、画像の符号化及び復号化を行い、ビットストリーム
をＶＢＶによって制御する画像コーデック装置におい
て、符合化側ＶＢＶバッファを通じて、固定または可変
レートいずれかの前記ビットストリームを出力する画像
符号化装置と、前記ビットストリームを受信、格納する
復号化側ＶＢＶバッファと、前記ビットストリームのフ
レームヘッダを検出するフレームヘッダ検出手段と、前
記フレームヘッダ検出手段で前記フレームヘッダを２回
検出した場合に、前記復号化側ＶＢＶバッファに格納さ
れている１フレーム分の前記ビットストリームの復号化
を行う復号化手段と、から構成される画像復号化装置
と、を有することを特徴とする画像コーデック装置が提
供される。
【００１０】ここで、復号化側ＶＢＶバッファは、ビッ
トストリームを受信、格納する。フレームヘッダ検出手
段は、ビットストリームのフレームヘッダを検出する。
復号化手段は、フレームヘッダ検出手段でフレームヘッ
ダを２回検出した場合に、復号化側ＶＢＶバッファに格
納されている１フレーム分のビットストリームの復号化
を行う。
トストリームを受信、格納する。フレームヘッダ検出手
段は、ビットストリームのフレームヘッダを検出する。
復号化手段は、フレームヘッダ検出手段でフレームヘッ
ダを２回検出した場合に、復号化側ＶＢＶバッファに格
納されている１フレーム分のビットストリームの復号化
を行う。
【００１１】また、画像の復号化を行い、ビットストリ
ームをＶＢＶによって制御する画像復号化方法におい
て、符号化された前記ビットストリームをＶＢＶバッフ
ァで受信、格納し、前記ビットストリームのフレームヘ
ッダを検出し、前記フレームヘッダを２回検出した場合
に、前記ＶＢＶバッファに格納されている１フレーム分
の前記ビットストリームの復号化を行うことを特徴とす
る画像復号化方法が提供される。
ームをＶＢＶによって制御する画像復号化方法におい
て、符号化された前記ビットストリームをＶＢＶバッフ
ァで受信、格納し、前記ビットストリームのフレームヘ
ッダを検出し、前記フレームヘッダを２回検出した場合
に、前記ＶＢＶバッファに格納されている１フレーム分
の前記ビットストリームの復号化を行うことを特徴とす
る画像復号化方法が提供される。
【００１２】ここで、ビットストリームのフレームヘッ
ダを検出し、フレームヘッダを２回検出した場合に、Ｖ
ＢＶバッファに格納されている１フレーム分のビットス
トリームの復号化を行う。
ダを検出し、フレームヘッダを２回検出した場合に、Ｖ
ＢＶバッファに格納されている１フレーム分のビットス
トリームの復号化を行う。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は本発明の画像コーデック装
置の原理図である。
を参照して説明する。図１は本発明の画像コーデック装
置の原理図である。
【００１４】画像コーデック装置１は、画像の符号化
（以下、エンコード）を行う画像符号化装置１０と、画
像の復号化（以下、デコード）を行う画像復号化装置２
０とから構成され、ビットストリームをＶＢＶによって
制御する。
（以下、エンコード）を行う画像符号化装置１０と、画
像の復号化（以下、デコード）を行う画像復号化装置２
０とから構成され、ビットストリームをＶＢＶによって
制御する。
【００１５】画像符号化装置１０は、符合化側ＶＢＶバ
ッファ１１を通じて、リアルタイムにエンコードされた
固定または可変レートいずれかのビットストリームを出
力する。
ッファ１１を通じて、リアルタイムにエンコードされた
固定または可変レートいずれかのビットストリームを出
力する。
【００１６】符号化側ＶＢＶバッファ１１は、ＭＰＥＧ
２のＭＰ＠ＭＬにより定められているＶＢＶを満足する
ために最低１．７５Ｍｂｉｔの容量を持つＶＢＶバッフ
ァである。
２のＭＰ＠ＭＬにより定められているＶＢＶを満足する
ために最低１．７５Ｍｂｉｔの容量を持つＶＢＶバッフ
ァである。
【００１７】画像復号化装置２０では、復号化側ＶＢＶ
バッファ２１で、ビットストリームを受信、格納する。
復号化側ＶＢＶバッファ２１も、同様にＭＰＥＧ２のＭ
Ｐ＠ＭＬにより定められているＶＢＶを満足するために
最低１．７５Ｍｂｉｔの容量を持つＶＢＶバッファであ
る。
バッファ２１で、ビットストリームを受信、格納する。
復号化側ＶＢＶバッファ２１も、同様にＭＰＥＧ２のＭ
Ｐ＠ＭＬにより定められているＶＢＶを満足するために
最低１．７５Ｍｂｉｔの容量を持つＶＢＶバッファであ
る。
【００１８】フレームヘッダ検出手段２２は、ビットス
トリームのフレームヘッダを検出する。復号化手段２３
は、フレームヘッダ検出手段２２がフレームヘッダを２
回検出した場合に、復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納
されている１フレーム分のビットストリームのデコード
を行う。
トリームのフレームヘッダを検出する。復号化手段２３
は、フレームヘッダ検出手段２２がフレームヘッダを２
回検出した場合に、復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納
されている１フレーム分のビットストリームのデコード
を行う。
【００１９】なお、図では１回目のフレームヘッダを持
つビットストリームＢ１が復号化手段２３でデコードさ
れ、２回目のフレームヘッダを持つビットストリームＢ
２が復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納されている。
つビットストリームＢ１が復号化手段２３でデコードさ
れ、２回目のフレームヘッダを持つビットストリームＢ
２が復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納されている。
【００２０】次に画像復号化装置２０の動作について詳
しく説明する。図２は本発明の画像復号化装置２０の動
作手順を示すフローチャートである。 〔Ｓ１〕画像符号化装置１０がエンコードをスタートし
てから、フレームヘッダ検出手段２２は１回目のフレー
ムヘッダを検出する。 〔Ｓ２〕復号化側ＶＢＶバッファ２１は、１回目のフレ
ームヘッダを持つビットストリームＢ１を格納する。 〔Ｓ３〕フレームヘッダ検出手段２２は、２回目のフレ
ームヘッダを検出する。 〔Ｓ４〕復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納されている
ビットストリームＢ１が復号化手段２３でデコードされ
る。 〔Ｓ５〕復号化側ＶＢＶバッファ２１は、２回目のフレ
ームヘッダを持つビットストリームＢ２を格納する。
しく説明する。図２は本発明の画像復号化装置２０の動
作手順を示すフローチャートである。 〔Ｓ１〕画像符号化装置１０がエンコードをスタートし
てから、フレームヘッダ検出手段２２は１回目のフレー
ムヘッダを検出する。 〔Ｓ２〕復号化側ＶＢＶバッファ２１は、１回目のフレ
ームヘッダを持つビットストリームＢ１を格納する。 〔Ｓ３〕フレームヘッダ検出手段２２は、２回目のフレ
ームヘッダを検出する。 〔Ｓ４〕復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納されている
ビットストリームＢ１が復号化手段２３でデコードされ
る。 〔Ｓ５〕復号化側ＶＢＶバッファ２１は、２回目のフレ
ームヘッダを持つビットストリームＢ２を格納する。
【００２１】以上説明したように本発明の画像コーデッ
ク装置１は、ビットストリームのフレームヘッダを２回
検出した際に、復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納され
ている１フレーム分のビットストリームの復号化を行う
構成とした。これにより、ＶＢＶを満足してないビット
ストリームに対しても、リアルタイムにエンコード／デ
コードすることが可能になる。
ク装置１は、ビットストリームのフレームヘッダを２回
検出した際に、復号化側ＶＢＶバッファ２１に格納され
ている１フレーム分のビットストリームの復号化を行う
構成とした。これにより、ＶＢＶを満足してないビット
ストリームに対しても、リアルタイムにエンコード／デ
コードすることが可能になる。
【００２２】次に本発明を適用しないで、符号化器と復
号化器の間にメモリを用いて、リアルタイムのエンコー
ド／デコードを行った場合について説明する。復号化器
において、ビットストリーム（ピクチャスタートコー
ド）がＶＢＶバッファに入力されてからデコードを開始
するまでの時間は、符号化器により指示されるｖｂｖ
ｄｅｌａｙで定められる。
号化器の間にメモリを用いて、リアルタイムのエンコー
ド／デコードを行った場合について説明する。復号化器
において、ビットストリーム（ピクチャスタートコー
ド）がＶＢＶバッファに入力されてからデコードを開始
するまでの時間は、符号化器により指示されるｖｂｖ
ｄｅｌａｙで定められる。
【００２３】ｖｂｖ ｄｅｌａｙの値が最大値の場合に
はＶＢＶバッファに空きがなくなった時点でデコードを
開始する。以降ｖｂｖ ｄｅｌａｙの値が最大値と仮定
して説明する。
はＶＢＶバッファに空きがなくなった時点でデコードを
開始する。以降ｖｂｖ ｄｅｌａｙの値が最大値と仮定
して説明する。
【００２４】図３はリアルタイムのエンコード／デコー
ドを行う際に符号化器と復号化器の間にメモリを配置し
た場合の構成を示す図である。符号化器１０ａは符号化
側ＶＢＶバッファ１１ａを含む。復号化器２０ａは復号
化側ＶＢＶバッファ２１ａを含む。そして、メモリ３０
を介して符号化器１０ａと復号化器２０ａは接続する。
ドを行う際に符号化器と復号化器の間にメモリを配置し
た場合の構成を示す図である。符号化器１０ａは符号化
側ＶＢＶバッファ１１ａを含む。復号化器２０ａは復号
化側ＶＢＶバッファ２１ａを含む。そして、メモリ３０
を介して符号化器１０ａと復号化器２０ａは接続する。
【００２５】ここで、各フレームに対する情報発生量を
最初の１０フレームを０．１７５Ｍｂｉｔ、次の１０フ
レームを１．１７５Ｍｂｉｔ、さらに次の１０フレーム
を０．１７５Ｍｂｉｔとして、レートコントロール（Ｖ
ＢＶを満たしていない）されたビットストリームをリア
ルタイムにエンコード／デコードするものとする。
最初の１０フレームを０．１７５Ｍｂｉｔ、次の１０フ
レームを１．１７５Ｍｂｉｔ、さらに次の１０フレーム
を０．１７５Ｍｂｉｔとして、レートコントロール（Ｖ
ＢＶを満たしていない）されたビットストリームをリア
ルタイムにエンコード／デコードするものとする。
【００２６】図４は符号化側ＶＢＶバッファ１１ａ、復
号化側ＶＢＶバッファ２１ａ及びメモリ３０のビットス
トリーム蓄積遷移を示す図である。縦軸に蓄積ビット量
（Ｍｂｉｔ）、横軸にフレーム数をとる。
号化側ＶＢＶバッファ２１ａ及びメモリ３０のビットス
トリーム蓄積遷移を示す図である。縦軸に蓄積ビット量
（Ｍｂｉｔ）、横軸にフレーム数をとる。
【００２７】今、符号化器１０ａの符号化側ＶＢＶバッ
ファ１１ａに発生したビットストリームは、メモリ３０
に空きがある限り瞬時に送られる。また、メモリ３０に
存在するビットストリームは復号化器２０ａの復号化側
ＶＢＶバッファ２１ａに空きがある限り瞬時に送られ
る。
ファ１１ａに発生したビットストリームは、メモリ３０
に空きがある限り瞬時に送られる。また、メモリ３０に
存在するビットストリームは復号化器２０ａの復号化側
ＶＢＶバッファ２１ａに空きがある限り瞬時に送られ
る。
【００２８】符号化器１０ａがエンコードを開始した時
点では、メモリ３０と各ＶＢＶバッファ１１ａ、２１ａ
は空きがあるので、初めの１０フレーム（１〜１０）分
のビットストリームは即座に復号化側ＶＢＶバッファ２
１ａに蓄えられる。
点では、メモリ３０と各ＶＢＶバッファ１１ａ、２１ａ
は空きがあるので、初めの１０フレーム（１〜１０）分
のビットストリームは即座に復号化側ＶＢＶバッファ２
１ａに蓄えられる。
【００２９】また、初めの１０フレーム（１〜１０）の
エンコードが終了した時点で復号化側ＶＢＶバッファ２
１ａが満杯になるので、この時点で復号化器２０ａがデ
コードを開始する。
エンコードが終了した時点で復号化側ＶＢＶバッファ２
１ａが満杯になるので、この時点で復号化器２０ａがデ
コードを開始する。
【００３０】次の１０フレーム（１１〜２０）をエンコ
ードして得られるビットストリームは、先の１０フレー
ム（１〜１０）をエンコードして得られたビットストリ
ームより十分発生量が多いので、復号化側ＶＢＶバッフ
ァ２１ａは常に満杯になる。
ードして得られるビットストリームは、先の１０フレー
ム（１〜１０）をエンコードして得られたビットストリ
ームより十分発生量が多いので、復号化側ＶＢＶバッフ
ァ２１ａは常に満杯になる。
【００３１】よって、ビットストリームはメモリ３０、
さらに符号化側ＶＢＶバッファ１１ａに蓄えられてい
く。（ここで図４において、符号化側ＶＢＶバッファ１
０ａからメモリ３０への順番で、ビットストリームが蓄
えられているように描かれているが、両者を１個のメモ
リと考えればその順番は意味を持たない。）さらに、次
の１０フレーム（２１〜３０）をエンコードして得られ
るビットストリームは、先の１０フレーム（１１〜２
０）をエンコードして得られたビットストリームより十
分発生量が少ないので、メモリ３０、符号化側ＶＢＶバ
ッファ１１ａが空いてくる。
さらに符号化側ＶＢＶバッファ１１ａに蓄えられてい
く。（ここで図４において、符号化側ＶＢＶバッファ１
０ａからメモリ３０への順番で、ビットストリームが蓄
えられているように描かれているが、両者を１個のメモ
リと考えればその順番は意味を持たない。）さらに、次
の１０フレーム（２１〜３０）をエンコードして得られ
るビットストリームは、先の１０フレーム（１１〜２
０）をエンコードして得られたビットストリームより十
分発生量が少ないので、メモリ３０、符号化側ＶＢＶバ
ッファ１１ａが空いてくる。
【００３２】以上説明したように、本発明を用いずにＶ
ＢＶを満足しないビットストリームをリアルタイムにエ
ンコード／デコードする際には、メモリ（上記の例では
１０Ｍｂｉｔ）３０が必要となる。
ＢＶを満足しないビットストリームをリアルタイムにエ
ンコード／デコードする際には、メモリ（上記の例では
１０Ｍｂｉｔ）３０が必要となる。
【００３３】また、上記の例では、符号化器１０ａのエ
ンコードがスタートしてから、３０フレームの事例につ
いて述べたが、現実にはＤＶＤでは２時間位の映像が考
えられる。
ンコードがスタートしてから、３０フレームの事例につ
いて述べたが、現実にはＤＶＤでは２時間位の映像が考
えられる。
【００３４】この場合、１フレームあたりの発生量を最
初の１時間を０．１７５Ｍｂｉｔ、次の１時間を１．１
７５Ｍｂｉｔとしてレートコントロールすると、１Ｍｂ
ｉｔ×３０フレーム×３６００秒＝１０８０００Ｍｂｉ
ｔのメモリが必要である。
初の１時間を０．１７５Ｍｂｉｔ、次の１時間を１．１
７５Ｍｂｉｔとしてレートコントロールすると、１Ｍｂ
ｉｔ×３０フレーム×３６００秒＝１０８０００Ｍｂｉ
ｔのメモリが必要である。
【００３５】また、任意のレートコントロールに対応す
るにはその映像すべてビットストリーム分のメモリが必
要である。さらに、ＤＶＤのように１個のプログラムの
映像時間が限定されない放送のように永遠と続く映像で
ある場合は、無限のメモリが必要となり装置化が不可能
である。
るにはその映像すべてビットストリーム分のメモリが必
要である。さらに、ＤＶＤのように１個のプログラムの
映像時間が限定されない放送のように永遠と続く映像で
ある場合は、無限のメモリが必要となり装置化が不可能
である。
【００３６】したがって、本発明のように、ビットスト
リームのフレームヘッダを２回検出した際に、復号化側
ＶＢＶバッファ２１に格納されている１フレーム分のビ
ットストリームのデコードを行えば、ＶＢＶを満足して
いないビットストリームに対してもリアルタイムにエン
コード／デコードを行うことができる。
リームのフレームヘッダを２回検出した際に、復号化側
ＶＢＶバッファ２１に格納されている１フレーム分のビ
ットストリームのデコードを行えば、ＶＢＶを満足して
いないビットストリームに対してもリアルタイムにエン
コード／デコードを行うことができる。
【００３７】次に本発明の復号化側ＶＢＶバッファ２１
のビットストリーム蓄積遷移状態について説明する。図
５は復号化側ＶＢＶバッファ２１のビットストリーム蓄
積遷移を示す図である。縦軸に蓄積ビット量（Ｍｂｉ
ｔ）、横軸にフレーム数をとる。
のビットストリーム蓄積遷移状態について説明する。図
５は復号化側ＶＢＶバッファ２１のビットストリーム蓄
積遷移を示す図である。縦軸に蓄積ビット量（Ｍｂｉ
ｔ）、横軸にフレーム数をとる。
【００３８】本発明では復号化側ＶＢＶバッファ２１に
１フレーム分のビットストリームが格納されたら、復号
化手段２３がデコードを行うことにした。したがって、
復号化手段２３がデコードをスタートする時点で１フレ
ーム分のビットストリームが復号化ＶＢＶバッファ２１
に蓄えられていて、そのフレームをデコードしている間
にちょうど次のフレーム分のビットストリームが復号化
側ＶＢＶバッファ２１に蓄えられるので、復号化側ＶＢ
Ｖバッファ２１はアンダーフローしない。
１フレーム分のビットストリームが格納されたら、復号
化手段２３がデコードを行うことにした。したがって、
復号化手段２３がデコードをスタートする時点で１フレ
ーム分のビットストリームが復号化ＶＢＶバッファ２１
に蓄えられていて、そのフレームをデコードしている間
にちょうど次のフレーム分のビットストリームが復号化
側ＶＢＶバッファ２１に蓄えられるので、復号化側ＶＢ
Ｖバッファ２１はアンダーフローしない。
【００３９】また、１フレームの最大発生量は、復号化
側ＶＢＶバッファ２１の大きさ（１．７５Ｍｂｉｔ）で
あるのでオーバーフローしない。さらに、画像符号化装
置１０の符号化側ＶＢＶバッファ１１は復号化側ＶＢＶ
バッファ２１が満杯であり続けることがないので常時空
である。
側ＶＢＶバッファ２１の大きさ（１．７５Ｍｂｉｔ）で
あるのでオーバーフローしない。さらに、画像符号化装
置１０の符号化側ＶＢＶバッファ１１は復号化側ＶＢＶ
バッファ２１が満杯であり続けることがないので常時空
である。
【００４０】以上説明したように、ビットストリームの
フレームヘッダを２回検出した際に、復号化側ＶＢＶバ
ッファ２１に格納されている１フレーム分のビットスト
リームの復号化を行う構成とした。
フレームヘッダを２回検出した際に、復号化側ＶＢＶバ
ッファ２１に格納されている１フレーム分のビットスト
リームの復号化を行う構成とした。
【００４１】これにより、ＶＢＶを満足してないビット
ストリームをリアルタイムにエンコード／デコードする
ことを可能になる。また、ＤＶＤ等の蓄積メディアのた
めのビットストリームを作成しながら、同時にそのデコ
ード画像を確認することができる。
ストリームをリアルタイムにエンコード／デコードする
ことを可能になる。また、ＤＶＤ等の蓄積メディアのた
めのビットストリームを作成しながら、同時にそのデコ
ード画像を確認することができる。
【００４２】次に本発明の画像復号化方法について説明
する。図６は本発明の画像復号化方法の処理手順を示す
フローチャートである。 〔Ｓ１０〕符号化されたビットストリームをＶＢＶバッ
ファで受信、格納する。 〔Ｓ１１〕ビットストリームのフレームヘッダを２回検
出する。 〔Ｓ１２〕フレームヘッダを２回検出した後に、ＶＢＶ
バッファに格納されている１フレーム分のビットストリ
ームを取り出して復号化を行う。その後は、次のビット
ストリームがＶＢＶバッファに格納される。
する。図６は本発明の画像復号化方法の処理手順を示す
フローチャートである。 〔Ｓ１０〕符号化されたビットストリームをＶＢＶバッ
ファで受信、格納する。 〔Ｓ１１〕ビットストリームのフレームヘッダを２回検
出する。 〔Ｓ１２〕フレームヘッダを２回検出した後に、ＶＢＶ
バッファに格納されている１フレーム分のビットストリ
ームを取り出して復号化を行う。その後は、次のビット
ストリームがＶＢＶバッファに格納される。
【００４３】以上説明したように、本発明の画像復号化
方法は、ビットストリームのフレームヘッダを２回検出
した際に、復号化側ＶＢＶバッファに格納されている１
フレーム分のビットストリームの復号化を行うものとし
た。これにより、ＶＢＶを満足してないビットストリー
ムに対しても、リアルタイムにデコードすることが可能
になる。
方法は、ビットストリームのフレームヘッダを２回検出
した際に、復号化側ＶＢＶバッファに格納されている１
フレーム分のビットストリームの復号化を行うものとし
た。これにより、ＶＢＶを満足してないビットストリー
ムに対しても、リアルタイムにデコードすることが可能
になる。
【００４４】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像コーデ
ック装置は、ビットストリームのフレームヘッダを２回
検出した際に、復号化側ＶＢＶバッファに格納されてい
る１フレーム分のビットストリームの復号化を行う構成
とした。これにより、ＶＢＶを満足してないビットスト
リームに対しても、リアルタイムにエンコード／デコー
ドすることが可能になる。
ック装置は、ビットストリームのフレームヘッダを２回
検出した際に、復号化側ＶＢＶバッファに格納されてい
る１フレーム分のビットストリームの復号化を行う構成
とした。これにより、ＶＢＶを満足してないビットスト
リームに対しても、リアルタイムにエンコード／デコー
ドすることが可能になる。
【００４５】また、本発明の画像復号化方法は、ビット
ストリームのフレームヘッダを２回検出した際に、復号
化側ＶＢＶバッファに格納されている１フレーム分のビ
ットストリームの復号化を行うものとした。これによ
り、ＶＢＶを満足してないビットストリームに対して
も、リアルタイムにデコードすることが可能になる。
ストリームのフレームヘッダを２回検出した際に、復号
化側ＶＢＶバッファに格納されている１フレーム分のビ
ットストリームの復号化を行うものとした。これによ
り、ＶＢＶを満足してないビットストリームに対して
も、リアルタイムにデコードすることが可能になる。
【図１】本発明の画像コーデック装置の原理図である。
【図２】本発明の画像復号化装置の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図３】リアルタイムのエンコード／デコードを行う際
に符号化器と復号化器の間にメモリを配置した場合の構
成を示す図である。
に符号化器と復号化器の間にメモリを配置した場合の構
成を示す図である。
【図４】符号化側ＶＢＶバッファ、復号化側ＶＢＶバッ
ファ及びメモリのビットストリーム蓄積遷移を示す図で
ある。
ファ及びメモリのビットストリーム蓄積遷移を示す図で
ある。
【図５】復号化側ＶＢＶバッファのビットストリーム蓄
積遷移を示す図である。
積遷移を示す図である。
【図６】本発明の画像復号化方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
１……画像コーデック装置、１０……画像符号化装置、
１１……符号化側ＶＢＶバッファ、２０……画像復号化
装置、２１……復号化側ＶＢＶバッファ、２２……フレ
ームヘッダ検出手段、２３……復号化手段、Ｂ１……１
回目のフレームヘッダを持つビットストリーム、Ｂ２…
…２回目のフレームヘッダを持つビットストリーム。
１１……符号化側ＶＢＶバッファ、２０……画像復号化
装置、２１……復号化側ＶＢＶバッファ、２２……フレ
ームヘッダ検出手段、２３……復号化手段、Ｂ１……１
回目のフレームヘッダを持つビットストリーム、Ｂ２…
…２回目のフレームヘッダを持つビットストリーム。
Claims (4)
- 【請求項１】 画像の符号化及び復号化を行い、ビット
ストリームをＶＢＶによって制御する画像コーデック装
置において、 符合化側ＶＢＶバッファを通じて、固定または可変レー
トいずれかの前記ビットストリームを出力する画像符号
化装置と、 前記ビットストリームを受信、格納する復号化側ＶＢＶ
バッファと、前記ビットストリームのフレームヘッダを
検出するフレームヘッダ検出手段と、前記フレームヘッ
ダ検出手段で前記フレームヘッダを２回検出した場合
に、前記復号化側ＶＢＶバッファに格納されている１フ
レーム分の前記ビットストリームの復号化を行う復号化
手段と、から構成される画像復号化装置と、 を有することを特徴とする画像コーデック装置。 - 【請求項２】 前記画像復号化装置は、リアルタイムに
符号化され、かつ前記復号化側ＶＢＶバッファのバッフ
ァサイズを満足しないレートである前記ビットストリー
ムを、リアルタイムに復号化することを特徴とする請求
項１記載の画像コーデック装置。 - 【請求項３】 画像の復号化を行い、ビットストリーム
をＶＢＶによって制御する画像復号化装置において、 符号化された前記ビットストリームを受信、格納する復
号化側ＶＢＶバッファと、 前記ビットストリームのフレームヘッダを検出するフレ
ームヘッダ検出手段と、 前記フレームヘッダ検出手段で前記フレームヘッダを２
回検出した場合に、前記復号化側ＶＢＶバッファに格納
されている１フレーム分の前記ビットストリームの復号
化を行う復号化手段と、 を有することを特徴とする画像復号化装置。 - 【請求項４】 画像の復号化を行い、ビットストリーム
をＶＢＶによって制御する画像復号化方法において、 符号化された前記ビットストリームをＶＢＶバッファで
受信、格納し、 前記ビットストリームのフレームヘッダを検出し、 前記フレームヘッダを２回検出した場合に、前記ＶＢＶ
バッファに格納されている１フレーム分の前記ビットス
トリームの復号化を行うことを特徴とする画像復号化方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33139797A JPH11164300A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 画像コーデック装置、画像復号化装置及び画像復号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33139797A JPH11164300A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 画像コーデック装置、画像復号化装置及び画像復号化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11164300A true JPH11164300A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18243247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33139797A Pending JPH11164300A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 画像コーデック装置、画像復号化装置及び画像復号化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11164300A (ja) |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP33139797A patent/JPH11164300A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040420 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040420 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |