JPH104553A - 動画像復号化装置 - Google Patents

動画像復号化装置

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JPH104553A
JPH104553A JP15408396A JP15408396A JPH104553A JP H104553 A JPH104553 A JP H104553A JP 15408396 A JP15408396 A JP 15408396A JP 15408396 A JP15408396 A JP 15408396A JP H104553 A JPH104553 A JP H104553A
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screen
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bit stream
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unit
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JP15408396A
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Kiyoshi Sakai
潔 酒井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/004Predictors, e.g. intraframe, interframe coding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の複数フレーム区間に渡って予測を行うフ
レーム間符号化方式により符号化された動画像データを
ビットストリームデータとして入力した復号化部1がビ
ットストリーム蓄積用領域21と再生画面蓄積用領域2
2とを備えた外部メモリ2を用いて復号する動画像復号
化装置に関し、外部メモリ2の再生画面蓄積用領域22
に必要な画面の蓄積数を減らす。 【解決手段】外部メモリ2に備わっているビットストリ
ーム蓄積用領域21においてビットストリームデータを
圧縮形式のまま保存していることに着目し、復号済みで
時間的に後の画面の処理に必要な画面データの一部を復
号済みの形態(再生画面)として蓄積する手段19を設
け、以て1画面時間(1画面の表示間隔)以内で処理す
ることが必要なフレーム数の数を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は動画像復号化装置に
関し、特にビデオ・オン・デマンド(VOD)、ディジ
タルTV放送、テレビ会議システム等のフレーム間符号
化を基本とした高能率符号化方式を用いた動画像の復号
化装置に関するものである。
【0001】フレーム間符号化方式を用いた動画像サー
ビスのための復号化装置においては、小型化・低価格化
の要求からLSI化が進められている。
【0002】この場合、フレーム間符号化方式の原理
上、大容量のメモリが必要となるが、LSI内への収容
が困難なため通常は外付けでDRAM等の外部メモリを
使用する構成が多く用いられるようになっている。
【0003】従来の復号化LSIの構成例を図1に示
す。
【0004】
【従来の技術】図5には、従来より用いられている動画
像復号化装置の構成例が示されており、この従来例にお
いては上記のようにLSI化された復号化部1に対して
外付けで外部メモリ2が使用される構成となっている。
また、この例では、1画面(ピクチャ)を符号化する際
に最大2画面のデータを参照するフレーム間符号化を行
った場合を示しており、表示処理と復号処理が同期した
構成で、復号処理に必要となる各種のバッファリング機
能を1つの外部メモリ2で実現している。
【0005】復号化部1は、入力バッファ部11と可変
長復号部12と逆量子化部13と予測値生成部14と加
算部15と表示出力部16と全体制御部17とで構成さ
れている。また、外部メモリ2はビットストリームデー
タ蓄積用領域21と再生画面蓄積用領域22とを含んで
いる。
【0006】入力バッファ部11は圧縮されたビットス
トリームデータを一旦蓄積し、外部メモリ2への書き込
みアクセスが許可された時点で所定のデータ量を外部メ
モリ2の領域21に出力する。可変長復号部12は外部
メモリ2の領域21に蓄積されたビットストリームデー
タを読み出し、可変長符号を解読して量子化された予測
誤差データやブロック単位の予測情報等を出力する。
【0007】逆量子化部13は可変長復号部12から出
力された量子化予測誤差データを逆量子化し予測誤差デ
ータを再生する。予測値生成部14は可変長復号部12
から出力された予測情報に基づき参照画面ブロックのデ
ータを外部メモリ2の領域22から読み出して必要に応
じた演算処理を行い予測値データを出力する。加算部1
5は逆量子化部13からの予測誤差データと予測値生成
部14からの予測値データとを加算して再生画像データ
を生成し、外部メモリ2の領域22へ出力する。
【0008】表示出力部16は再生画像データを外部メ
モリ2の領域22から読み出し、ラスタスキャン等の外
部表示系に適した形式で再生画像出力を行う。そして、
全体制御部(制御・インタフェース部)17は復号化部
1内部の各ブロックからの外部メモリ2に対するアクセ
スを調停し、外部メモリ2を構成する各領域(バンク)
の割り当て処理及びアドレス管理を行うと共に各ブロッ
クの処理起動・停止の制御を行う。
【0009】図6は、図5に示した従来例におけるフレ
ーム間符号化方式での予測処理のタイムチャート(符号
化・復号化の画面単位での時間的な流れ)を示したもの
で、送信器の処理順序は図6(2)に示すように、例え
ば、最初の画面I1はそのまま必要であるが、画面P4
画面I1からの予測画面であり、画面B2,3は画面I1
(前方予測の場合)、又は画面P4(後方予測の場
合)、或いは画面I1及びP4(双方向予測の場合)から
の予測画面であることを示している。
【0010】図7はこの従来例における外部メモリ2の
再生画面蓄積用領域22における画面データの蓄積状態
の時間遷移を示している。
【0011】以下、図5に示した従来例の動作を、図6
及び図7を参照して説明する。
【0012】(1)ビットストリームデータは、図6
(3)に示す受信した順番で入力バッファ部11に一旦
蓄積され、全体制御部17を経由して、逐次外部メモリ
2のビットストリーム蓄積用領域21に書き込まれる。
【0013】(2)所定のビットストリームデータが領
域21に書き込まれると、全体制御部17が復号化部1
の各部へ復号動作開始の指示を出す。
【0014】この際、外部メモリ2内の領域21におい
て、一旦読み出されたデータが占有していた領域は開放
され、逐次新たに入力されるデータが蓄積される。すな
わち、領域21はFIFO(First In First Out)メモ
リとして使用される。
【0015】(3)全体制御部17からの指示に応じ
て、外部メモリ2の領域21から図6(3)に示す送信
器出力順序(受信器処理順序)に従って最初のI1画面
のビットストリームデータが読み出され、可変長復号部
12で量子化係数データ及びブロック単位の予測情報が
再生される。
【0016】この量子化係数データは逆量子化部13に
入力され、予測情報は予測値生成部14に入力される。
量子化係数データは、逆量子化部13にて逆量子化処理
され、逆量子化データとして加算部15に入力され、加
算部15では予測値生成部14から出力された「0」デ
ータ(初期値)と加算部15にて加算され、再生画像デ
ータが生成される。
【0017】このI1画面の再生画像データは、全体制
御部17を経由し、同図(4)に示すように外部メモリ
2の再生画面蓄積用領域22に書き込まれる。この再生
画像データは図7に示すように、B3画面の復号が終了
するまで(B2画面が表示されるまで)保持される。
【0018】(4)次に、画面の先頭タイミングにて全
体制御部17が復号化部1の各部へP 4画面の復号動作
開始の指示を出す。
【0019】(5)全体制御部17からの指示に応じ
て、外部メモリ2の領域21から2番目に受信したP4
画面のビットストリームデータが読み出され、可変長復
号部12で量子化係数データ及びブロック単位の予測情
報が再生される。
【0020】量子化係数データは逆量子化部13にて逆
量子化処理され、逆量子化データとして加算部15へ出
力される。
【0021】次に、前記予測情報に応じて、外部メモリ
2の領域22より、ブロック単位でI1画面の再生画像
データが読み出され、全体制御部17及び予測値生成部
14を経由して、加算部15にて前記逆量子化データと
加算され、P4画面が再生される。
【0022】このP4画面の再生画像データは、全体制
御部17を経由し、外部メモリ2の領域22に書き込ま
れる。このデータは図7に示すように、表示が終了する
まで保持される。
【0023】(6)次に、画面の先頭タイミングにて全
体制御部17が復号化部1の各部へB 2画面の復号動作
開始の指示を出す。
【0024】(7)全体制御部17からの指示に応じ
て、外部メモリ2の領域21からP4画面のビットスト
リームデータが読み出され、可変長復号部12で量子化
係数データ及びブロック単位の予測情報が再生される。
【0025】量子化係数データは逆量子化部13にて逆
量子化処理され、逆量子化データとして加算部15へ出
力される。
【0026】次に、前記予測情報に応じて、外部メモリ
2の領域22より、ブロック単位でI1画面(前方予測
の場合)又はP4画面(後方予測の場合)又は両方(双
方向予測の場合)の再生画像データが読み出され、全体
制御部17を経由して、予測値生成部14に入力され
る。
【0027】予測値生成部14では両方向予測の場合の
み、画素単位で2ブロックの平均値を計算し、それ以外
の場合はそのまま加算部15へ出力する。
【0028】加算部15では、予測値生成部14の出力
データと前記逆量子化データとが加算され、B2画面が
再生される。
【0029】このB2画面の再生画像データは、全体制
御部17を経由し、外部メモリ2の領域22に書き込ま
れる。このデータは図7に示すように表示が終了される
まで保持される。
【0030】以降、復号される画面のタイプ(I画面、
P画面、B画面)に応じて、上記の処理(2)から
(6)を繰り返す。
【0031】(8)表示出力部16では、画面の先頭タ
イミングにて、図6(5)及び図7に示した順で、外部
メモリ2の領域22より全体制御部17を経由して再生
画面データを読み出し、表示装置等(図示せず)へ出力
する。
【0032】なお、全体制御部17では、まとめると以
下の5種類のアクセスを調停するとともに、各メモリ領
域のデータ保持・領域開放の管理を行う。
【0033】入力バッファ部11から外部メモリ2の
領域21への書き込みアクセス 外部メモリ2の領域21から可変長復号部12への読
み出しアクセス 外部メモリ2の領域22から予測値生成部14への読
み出しアクセス 加算部15から外部メモリ2の領域22への書き込み
アクセス 外部メモリ2の領域22から表示出力部16への読み
出しアクセス
【0034】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7から明ら
かなように、図5のような構成の復号器においては、一
般に1画面を符号化する際にN画面(上記の例では2画
面)のデータを参照するフレーム間符号化によるビット
ストリームに対応する場合には、外部メモリ内に再生画
面のフルサイズの大きさの容量が最大(N+α)枚必要
な構成になっていた。
【0035】αについては、領域22の容量を1画面よ
り小さいサイズの複数の領域(例えばフィールド画面や
1/2フィールド画面)に分割して使用することによ
り、ある程度の容量の低減が可能であるが、N面につい
ては原理的に必須のものであり、容量を低減するのは困
難であった。
【0036】これは、図7に示したように、外部メモリ
2における再生画面蓄積領域22内の再生画面データの
蓄積時間において、最大4面(参照画面としては2面)
の記憶領域が必要であることを意味している。
【0037】このため、外部メモリとして大容量のメモ
リが必要となり、システムの低価格化と小型化の妨げに
なっていた。
【0038】従って本発明は、所定の複数フレーム区間
に渡って予測を行うフレーム間符号化方式により符号化
された動画像データをビットストリームデータとして入
力した復号化部がビットストリーム蓄積用領域と再生画
面蓄積用領域とを備えた外部メモリを用いて復号する動
画像復号化装置において、外部メモリの再生画面蓄積用
領域に必要な画面の蓄積数を減らすことを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る動画像復号化装置は、復号化部が、ビ
ットストリームデータの1画面のデータの境界を検出す
る画面境界検出手段と、該画面境界検出手段によって検
出された境界の先頭データが該ビットストリーム蓄積用
領域のどこに蓄積されているかを管理するとともに該ビ
ットストリーム蓄積用領域に蓄積されたビットストリー
ムデータの内の参照画面として必要とされる最小限の画
面部分を読み出す制御手段と、該制御手段によって該ビ
ットストリーム蓄積用領域から読み出された該ビットス
トリームデータを復号する復号手段と、該復号手段によ
って復号された該画面部分のビットストリームデータを
再生画面として対応する復号処理が終了するまで蓄積す
る予測値蓄積手段とを有することを特徴としている。
【0040】すなわち、本発明においては、受信したビ
ットストリームデータを制御手段が外部メモリ中のビッ
トストリーム蓄積用領域に蓄積する際、画面境界検出手
段が1画面のデータの境界の先頭データが該ビットスト
リーム蓄積用領域のどこに蓄積されているかを管理す
る。
【0041】そして、制御手段は該ビットストリーム蓄
積用領域に蓄積されている該ビットストリームデータに
おける参照画面として必要とされる最小限の画面部分を
読み出す。
【0042】制御手段から読み出された該画面部分のビ
ットストリームデータは復号手段によって復号された
後、予測値蓄積手段において再生画面として蓄積され
る。
【0043】そして、この予測値蓄積手段は、対応する
復号画面が生成されるまでその画面部分を蓄積する。
【0044】このように、参照画面データの一部を再生
画面データとして保持せずに圧縮形式のまま保存し、必
要に応じて1画面のデータを複数回復号する機構を設け
ることにより、外部メモリ容量の低減を実現している。
【0045】なお、上記の参照画面として必要とされる
最小限の画面部分は、例えば1画面中のブロックサイズ
とその上下にわたる部分であればよい。
【0046】また、上記の制御手段は、該再生画面蓄積
用領域に、復号画面の順序で順次蓄積して行くことがで
きる。
【0047】さらには、上記の復号手段は、該制御手段
に直列接続された可変長復号部、逆量子化部、及び加算
部と、該可変長復号部で再生された予測情報により該該
ビットストリーム蓄積用領域に蓄積されたビットストリ
ームデータから再生画像データを生成して該加算部へ出
力する予測値生成部と、で構成することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る動画像復号化
装置の一実施例を示す。この実施例では復号化部1にお
いて、図5の従来例に対して画面境界検出部18と予測
値蓄積バッファ19とを設けた点が異なっている。ま
た、外部メモリ2におけるビットストリーム蓄積用領域
21はFIFOではなく、全体制御部17によってアド
レス管理されたメモリ領域である。
【0049】さらに、この実施例では従来例と同様に、
1画面の処理に時間的に前の1画面と、時間的に後の1
画面の合計2画面が予測画面として用いられており、そ
のうちの1画面を圧縮形式で保存する場合を示してお
り、表示処理と復号処理は同期している。
【0050】上記の画面境界検出部18は、入力バッフ
ァ部11を経由して入力されたビットストリームデータ
を解析し、1ピクチャのデータの境界を検出し、その情
報をビットストリームデータと共に全体制御部17へ出
力するものである。
【0051】また、予測値蓄積バッファ19は、現在復
号中のデータに必要となる可能性のある全ての参照画面
データ、すなわち、B画面復号時に後方予測として参照
される可能性のあるI画面又はP画面の参照画面データ
を一時的に蓄積し、可変長復号部12から出力される予
測情報に応じて予測値を出力するものである。
【0052】この場合の必要な参照画面データは、送信
器側で行う動き補償の探索範囲の水平方向の最大値によ
り決定される。動き補償ブロックのサイズを16画素×
16ライン、水平方向の探索範囲を±16ラインとした
場合の原理図を図2に示す。
【0053】また、全体制御部17は、画面境界検出部
18から出力された情報及び予測処理の状況に基づい
て、領域21内の書き込みアドレス及び読み出しアドレ
スを制御している点が図5に示した従来例における全体
制御部17と異なっている。
【0054】具体的には、一旦復号処理が終了した画面
のビットストリームデータについても、参照画面として
後に再度復号されるもの(I画面又はP画面)について
はその時点までデータを保持し、そうでない場合には領
域を新しい入力データ用に開放するよう制御を行うもの
である。
【0055】図3は符号化・復号化の画面単位での時間
遷移(予測処理のタイムチャート)を示し、同図(1)
〜(3)は図6(1)〜(3)に対応している。また、
図4は画面データの蓄積状態の時間遷移を示している。
【0056】以下、図1に示した本発明に係る動画像復
号化装置の動作を、図2〜図4を参照して説明する。
【0057】(1)ビットストリームデータは、受信し
た順番で入力バッファ部11に一旦蓄積され、全体制御
部17及びピクチャ境界検出部18を経由して、逐次外
部メモリ2のビットストリーム蓄積用領域21に書き込
まれる。
【0058】画面境界検出部18では、ビットストリー
ムの画面の境界を検出し、該情報を全体制御部17に出
力する。
【0059】全体制御部17では、各画面の先頭データ
が、外部メモリ2の領域21のどのアドレスに蓄積され
ているかを記憶する。
【0060】(2)所定のビットストリームデータが領
域21に書き込まれると、全体制御部17が復号化部1
の各部へ復号動作開始の指示を出す。
【0061】この際、外部メモリ2内の領域21におい
て、参照画面として後に再度復号されるもの(I画面
又はP画面)については、図3(4)に示すように一旦
復号処理が終了した後もデータを保持し、復号処理が完
全に終了した時点で、それらが占有していた領域が開放
される。
【0062】(3)全体制御部17からの指示に応じ
て、外部メモリ2の領域21から図3(3)に示す送信
器出力順序(受信器処理順序)に従い最初のI1画面の
ビットストリームデータが読み出され、可変長復号部1
2で量子化係数データ及びブロック単位の予測情報が再
生される。
【0063】この量子化係数データは逆量子化部13に
入力され、予測情報は予測値生成部14に入力される。
量子化係数データは、逆量子化部13にて逆量子化処理
され、逆量子化データとして加算部15に入力され、加
算部15では予測値生成部14から出力された「0」デ
ータ(初期値)と加算部15にて加算され、再生画像デ
ータが生成される。
【0064】このI1画面の再生画像データは、全体制
御部17を経由し、外部メモリ2の再生画面蓄積用領域
22に書き込まれる(図3(5)参照)。この再生画像
データは参照画面として図4に示すように、P4画面
の復号が終了するまで保持される。
【0065】(4)次に、画面の先頭タイミングにて全
体制御部17が復号化部1の各部へB 2及びP4画面の復
号動作開始の指示を出す。
【0066】(5)まず、図3及び図4に示すようにP
4画面で、これから復号するB2画面のブロックが予測値
として使用する可能性のある範囲を先行して復号する。
図2の例では上記のようにブロックサイズが16×16
で、上下16ライン分の部分が予測値として使用される
可能性がある場合の例を示している。
【0067】全体制御部17からの指示に応じて、外部
メモリ2の領域21からP4画面の32ライン分(48
ライン分が通常であるが、最初は画面上側の16ライン
分は使用できないため)のビットストリームデータが読
み出され、可変長復号部12で量子化係数データ及びブ
ロック単位の予測情報が再生される。
【0068】量子化係数データは逆量子化部13にて逆
量子化処理され、逆量子化データとして加算部15へ出
力される。
【0069】次に、前記予測情報に応じて、外部メモリ
2の領域22より、ブロック単位でI1画面の再生画像
データが読み出され、全体制御部17を経由して、予測
値生成部14に入力される。予測値生成部14ではその
まま加算部15へ出力する。
【0070】加算部15では、予測値生成部14出力デ
ータと前記逆量子化データとが加算され、P4画面(3
2ライン分)が再生される。このP4画面の再生画像デ
ータは、予測値蓄積バッファ19に貯えられる。
【0071】次に、B2画面の先頭の16ライン(1ブ
ロックライン)の復号を行う。
【0072】これらの手順はP4画面のデータを外部メ
モリ2からではなく、予測値蓄積バッファ19から読み
出すことを除いて従来例の場合と同様である。
【0073】(6)次に、外部メモリ2の領域21から
4画面の先頭33ラインから16ライン分のビットス
トリームデータを読み出し、上記(5)と同じ処理を行
う。予測値蓄積バッファ19には、順次、図2に示した
計48ライン分のP4画面の再生画像データが蓄積され
るよう制御される。
【0074】(7)B2画面の全体の復号が終了するま
で前記の処理(6)を繰り返し、B2画面の再生画面は
外部メモリ2の領域22に蓄積され、B3画面の復号が
終了するまで保持される。
【0075】(8)次に、画面の先頭タイミングにて全
体制御部17が復号化部1の各部へB 3及びP4画面の復
号動作開始の指示を出し、上記の処理(5)〜(7)と
同様にB3画面が再生され、外部メモリ2の領域22に
蓄積され、P4画面の復号が終了するまで保持される
(図3(6)及び図4参照)。
【0076】(9)次に、画面の先頭タイミングにて全
体制御部17が復号化部1の各部へP 4画面の復号動作
開始の指示を出す。この処理は従来例と同じであり、予
測値生成バッファは使用しない。またこの処理が終了し
次第、外部メモリ2の領域21内のI16画面のデータが
不要となり、占有していた領域が開放される。
【0077】以降、以上の処理を画面の処理に応じて繰
り返すことにより画面表示する(図3(7)参照)。
【0078】このようにして、本発明では図4に示した
如く、外部メモリ2における再生画面蓄積領域22内の
再生画面データの蓄積時間において、最大3面(参照画
面としては1面)の記憶領域が必要であり、図7の従来
例に比較して1面削減されている。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る動画像復号化装置において
は、外部メモリに備わっているビットストリーム蓄積用
領域においてビットストリームデータを圧縮形式のまま
保存していることに着目し、復号済みで時間的に後の画
面の処理に必要な画面データの一部を復号済みの形態
(再生画面)として蓄積する手段を設けたので、1画面
時間(1画面の表示間隔)以内で処理することが必要な
フレーム数の数を低減することができ、以て圧縮率に応
じて外部メモリ容量を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動画像復号化装置の実施例を示し
たブロック図である。
【図2】本発明に係る動画像復号化装置に用いる予測値
蓄積バッファの動作原理を説明するための図である。
【図3】本発明に係る動画像復号化装置における予測処
理のタイムチャート図である。
【図4】本発明に係る動画像復号化装置における画面デ
ータの蓄積状態の時間遷移図である。
【図5】従来の動画像復号化装置を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の動画像復号化装置における予測処理のタ
イムチャート図である。
【図7】従来例における画面データの蓄積状態の時間遷
移図である。
【符号の説明】
1 復号化部(LSI) 2 外部メモリ 11 入力バッファ部 12 可変長復号部 13 逆量子化部 14 予測値生成部 15 加算部 16 表示出力部 17 全体制御部 18 画面境界検出部 19 予測値蓄積バッファ 21 ビットストリーム蓄積用領域 22 画面蓄積用領域 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の複数フレーム区間に渡って予測を行
    うフレーム間符号化方式により符号化された動画像デー
    タをビットストリームデータとして入力した復号化部が
    ビットストリーム蓄積用領域と再生画面蓄積用領域とを
    備えた外部メモリを用いて復号する動画像復号化装置に
    おいて、 該復号化部が、該ビットストリームデータの1画面のデ
    ータの境界を検出する画面境界検出手段と、該画面境界
    検出手段によって検出された境界の先頭データが該ビッ
    トストリーム蓄積用領域のどこに蓄積されているかを管
    理するとともに該ビットストリーム蓄積用領域に蓄積さ
    れたビットストリームデータの内の参照画面として必要
    とされる最小限の画面部分を読み出す制御手段と、該制
    御手段によって該ビットストリーム蓄積用領域から読み
    出された該ビットストリームデータを復号する復号手段
    と、該復号手段によって復号された該画面部分のビット
    ストリームデータを再生画面として対応する復号処理が
    終了するまで蓄積する予測値蓄積手段とを有することを
    特徴とした動画像復号化装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該参照画面として必要とされる最小限の画面部分が、1
    画面中のブロックサイズとその上下にわたる部分である
    ことを特徴とした動画像復号化装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 該制御手段が、該再生画面蓄積用領域に、復号画面の順
    序で順次蓄積して行くことを特徴とした動画像復号化装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 該復号手段が、該制御手段に直列接続された可変長復号
    部、逆量子化部、及び加算部と、該可変長復号部で再生
    された予測情報により該該ビットストリーム蓄積用領域
    に蓄積されたビットストリームデータから再生画像デー
    タを生成して該加算部へ出力する予測値生成部と、で構
    成されていることを特徴とした動画像復号化装置。
JP15408396A 1996-06-14 1996-06-14 動画像復号化装置 Withdrawn JPH104553A (ja)

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