JPH11164294A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置

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JPH11164294A
JPH11164294A JP9324467A JP32446797A JPH11164294A JP H11164294 A JPH11164294 A JP H11164294A JP 9324467 A JP9324467 A JP 9324467A JP 32446797 A JP32446797 A JP 32446797A JP H11164294 A JPH11164294 A JP H11164294A
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reception quality
broadcast
program
receiving
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JP9324467A
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English (en)
Inventor
Shusuke Tsuboi
秀典 坪井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料放送による番組の購入時に、課金された
にもかかわらず、降雨などにより、受信品質の低下した
番組しか視聴できない或いは受信不能といった状況にな
っても、課金について視聴者に不利益を与えることがな
いようにする。 【解決手段】 有料放送を含んだ放送信号を受信する際
に、受信品質測定装置22によって受信した放送信号の
受信品質を測定し、少なくとも前記受信品質測定装置2
2の測定結果を示す情報及び受信された放送信号に含ま
れる有料放送の番組の購入を示す情報をICカード8に
記憶しておき、後でこの記憶情報を外部に送出するまた
は外部から記憶情報を読み出せるようにした。これによ
り、有料放送購入における課金を行わないか、同再放送
を1回に限り無料とする信号を受信装置に送る、あるい
は事業者側で無料の処理を行うことができるようにな
り、その課金により視聴者に与える不利益が生じないよ
うにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば衛星を介し
て伝送される放送信号を受信する放送受信装置に関し、
特に有料番組の利用料金課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、衛星を用いたテレビジョ
ン放送にあっては、有料放送のサービス形態として、チ
ャンネル毎の月契約の他、視聴した番組分だけ料金が課
金されるPPV(Pay Per View)方式がある。ところ
が、衛星放送を受信する場合、降雨等の影響によってC
/N低下や電波遮断が生じ、画質劣化或いは受信不能な
状態が発生することがある。ここで、視聴している番
組、予約記録した番組に画質劣化或いは受信不能な状態
が発生した場合、例えばチャンネル毎の月契約では、再
放送があるため再度それを視聴、或いは記録すればよ
い。しかしながら、PPV方式の番組では、視聴料金が
課金されたにもかかわらず、低品位の番組を視聴、記録
する、或いは全く番組を視聴、記録できない事態が発生
することになる。
【0003】また、将来の放送形態として計画されてい
るBS(Broadcasting Satellite)によるHDTV(Hi
gh Definition television)放送では、階層化伝送によ
るサービスが予定されている。階層化伝送方式は、高階
層情報或いは高精細情報と、低階層情報或いは基本情報
をそれぞれ所要C/Nの異なる方式により時分割に伝送
し、受信側で各階層の伝送方式の劣化状態を判定して、
復号信号を切り替えることにより実現する。
【0004】上記階層伝送方式にあっては、例えば、降
雨により伝送品質が劣化した場合、受信機では高精細情
報を用いず基本情報のみを用いた信号を復号出力として
視聴者に提供することになる。したがって、従来の課金
方式では、高階層情報の料金を支払ったにもかかわら
ず、低階層の情報しか得られない、或いは記録すること
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
衛星放送受信装置では、降雨等の影響により画質劣化或
いは受信不能状態の発生した場合、PPV方式の番組で
は、視聴料金が課金されたにもかかわらず、低品位の番
組を視聴、記録する、或いは全く番組を視聴、記録でき
ないことになる。また、階層伝送方式において、受信側
で各階層の伝送方式の劣化状態を判定して復号信号を切
り替えるものとし、特定の階層を高品位情報として課金
する課金方式を採用している場合では、例えば、契約者
がその高品位情報を受信しようとしても、降雨により伝
送品質が劣化して他の階層の基本情報しか受信できない
事態が発生する。この場合、契約した高品位情報の料金
を支払ったにもかかわらず、基本情報しか視聴或いは記
録できないことになる。このような不利益を視聴者に与
えることは、放送サービスに対する不信感を募らせるこ
とになり、好ましくない。このことは、衛星放送に限ら
ず、課金方式を採用する他の放送形態においても同様で
ある。
【0006】本発明は、上記の要望を実現するためにな
されたもので、有料放送による番組を購入したとき、課
金されたにもかかわらず、降雨などにより受信品質の低
下した番組しか視聴できない、あるいは受信不能になる
といった不利益を視聴者に与えることのない放送受信装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る放送受信装置は、有料放送を含んだ
放送信号を受信する際に、受信品質測定手段によって受
信した放送信号の受信品質を測定し、少なくとも前記受
信品質測定手段の測定結果を示す情報及び前記受信手段
で受信された放送信号に含まれる有料放送の番組の購入
を示す情報を記憶しておき、この記憶情報を外部に送出
するまたは外部から記憶情報を読み出せるようにしてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施形態と
する衛星放送受信装置の構成を示すものである。図1に
おいて、アンテナ1は放送衛星に向けて指向される衛星
放送受信アンテナである。このアンテナ1はチューナ2
に接続される。このチューナ2は、例えばBS放送の場
合、アンテナ1が受信した12GHz帯の衛星放送の信
号を140MHz帯の信号に変換する。このチューナ2
の出力は復調装置3に供給される。
【0009】この復調装置3は、チューナ2で得られた
信号からI軸(In Phase)、Q軸(Quadrature Phase)
の各位相信号を復調するもので、それぞれの復調信号は
誤り訂正装置4により誤り訂正処理を施された後、トラ
ンスポートデータストリームとタイミングクロックに復
調され、デスクランブル装置5に供給される。そのデー
タストリーム中には、複数のチャンネルに相当する映像
/音声データや制御データが時分割多重されている。多
重されているチャンネルや番組の中には有料のものもあ
り、これらはスクランブルされている。
【0010】デスクランブル装置5は、放送事業者との
間の契約で、予め視聴が許可されている番組、あるいは
PPV方式のような有料番組において、視聴者が購入し
た番組だけをパケット単位でデスクランブルする。デス
クランブルを行う場合、デスクランブルに必要な鍵をI
Cカード8からマイクロコンピュータ7を介して受け取
り、予め視聴が許可されている番組、あるいは購入した
番組の信号をデスクランブルする。このデスクランブル
装置5からは、前段から供給された全ての番組データが
パケット単位で出力され、データストリーム分配装置6
に供給される。
【0011】一方、誤り訂正装置4から、誤り訂正処理
された信号と誤り訂正処理が行われる前の信号がBER
(Bit Error Rate)測定装置21に供給され、ビット誤
り率の測定が行われる。BER測定装置21の出力信号
は、受信品質測定装置22に供給される。受信品質測定
装置22の構成例を図2に示す。
【0012】BER測定装置21から供給された誤り率
信号は時間累積装置52に供給される。この時間累積装
置52は、累積時間設定装置51により設定された時間
の間、誤り率信号を累積する。この時間累積装置52の
出力信号は、受信品質判定装置53に供給される。この
受信品質判定装置53は、時間累積装置52の出力信号
において、スレッショルド値設定装置54により設定さ
れた誤り率のスレッショルド値を下回る信号の時間累積
した結果を得る。この受信品質判定装置53の判定累積
結果はマイクロコンピュータ7に送られ、このマイクロ
コンピュータ7において現在の受信品質が判定される。
マイクロコンピュータ7による判定結果はICカード8
に記憶される。
【0013】一方、データストリーム分配装置6は、マ
イクロコンピュータ7、映像デコード装置9、及び音声
デコード装置10に接続され、デスクランブル装置5か
らパケット単位で供給される複数の番組データから、マ
イクロコンピュータ7が指定するパケットの識別方法に
従って、視聴する番組のデータを選択し、選択したデー
タを映像データ、音声データ、制御データ等に分類す
る。複数の番組のデータを分類した後、データストリー
ム分配装置6は、視聴する番組のデータを選択し、選択
したデータのうち、映像データを映像デコード装置9
に、音声データを音声デコード装置10にそれぞれ出力
する。制御データは、マイクロコンピュータ7に出力さ
れる。
【0014】映像デコード装置9は、供給されるMPE
G(Moving Picture Experts Group)形式で圧縮された
映像データを伸張し、圧縮、伸張による映像データと音
声データの時間上のずれを調整をするもので、その映像
データ出力はNTSCエンコード・OSD(On Screen
Display )装置12に供給される。
【0015】NTSCエンコード・OSD装置12は、
CCIR656フォーマットでディジタル化された映像
信号をアナログのNTSC信号に変換し、OSD機能に
より画面上に文字情報等を付加してCRT13に映出す
るものである。また、ここで得られた映像信号は、特に
図示しないが、VTR、DVD−RAM等の記録・再生
装置15にも出力され、映像信号の記録、及び再生が行
われる。
【0016】一方、音声デコード装置10は、供給され
る圧縮された音声データを伸張し、アナログ音声信号と
して出力するもので、そのアナログ音声信号はスピーカ
14より音響再生される。また、記録・再生装置15に
記録に適した信号に変換され出力される。記録・再生装
置15により音声信号の記録・再生が行われる。
【0017】上記マイクロコンピュータ7で処理された
受信品質測定装置22の出力信号は受信品質表示装置2
3に供給される。この受信品質表示装置23は、マイク
ロコンピュータ7の制御によって受信品質の低下あるい
は受信不能の表示を行う。また、マイクロコンピュータ
7には、受信品質予測情報収集装置16が接続される。
この受信品質予測情報収集装置16は、受信品質測定装
置22の出力信号である現在の受信品質と、受信品質測
定装置22の出力信号である受信品質の時間経過による
変化と、電話回線制御装置11、あるいは図には示され
ていない有線放送といった有線による外部情報入力端子
を介して、受信装置外部から入力される気象情報等の受
信品質予測情報と、受信番組、受信データ中の気象情報
等の受信品質予測情報とを常時分析し、受信品質を予測
する。
【0018】ここで受信品質が低下する事が予測された
場合、マイクロコンピュータ7を介して、映像デコード
装置9に受信品質低下の告知を行うためのEPG(Elec
trical Program Guide)データが送られる。あるいはO
SDによる告知を行うための制御データがNTSCエン
コード・OSD装置12に対して送られる。
【0019】上記構成による衛星放送受信装置の動作を
図3を用いて説明する。図3は、受信品質検査のフロー
チャートを示している。視聴者は、衛星放送を受信しよ
うとして、受信機を設置して電源投入後(S1)、初期
設定としてまずアンテナ1の設定を行う(S2)。アン
テナ1の設定では、まず無料で放送されている番組を受
信し(S3)、受信品質を測定して正しく受信できてい
ることを確認する(S4)。
【0020】具体的には、図1のBER測定装置21に
より誤り率を測定し、受信品質測定装置22によりアン
テナ設定時の受信品質を測定する。ここで、無料番組が
正しく受信できないとき、または受信品質が不良である
場合、視聴者にアンテナ設定が正しく行われていないこ
と、すなわち受信品質が不良であることを告知し、視聴
者に再設定を促す(S5)。
【0021】一方、無料番組が正しく受信され、受信品
質が良好である場合、アンテナ設定のモードを終了し、
このときの受信品質をデータAとして記録する(S
6)。次に、視聴者が番組を視聴、録画している状態、
あるいは番組の視聴、録画は行われておらず受信機がス
タンバイ状態になっている場合(S7)、常に図1のB
ER測定装置21により誤り率を測定し、受信品質測定
装置22により通常使用時の受信品質を測定する(S
8)。通常使用時の受信品質データは、一定時間間隔で
測定され、平均値データBとして記録される(S9)。
【0022】ここで、例えば視聴者がPPV放送といっ
た有料放送番組の購入を行ったとする(S9)。有料放
送番組購入は、マイクロコンピュータ7により認識さ
れ、ディスクランブル装置5においてスクランブルが解
除され、番組購入が記録される(S10)。この状態で
受信品質の低下を監視し、受信不良か否かを判断する
(S11)。ここで、降雨等によりBER測定装置21
の出力信号である誤り率が低下すると、受信品質測定装
置22から受信品質が低下したことを示す信号がマイク
ロコンピュータ7に入力される。ここにおける受信品質
の低下にあっては、BER測定装置21の出力信号であ
る誤り率が放送の遮断を示す値あるいは画像が著しく乱
れて視聴が困難な状態の値であり、その値が予め設定し
た一定時間を継続して超えて出力されている場合、受信
品質の低下と判断される。このとき、視聴者に対しては
受信品質の不良が告知され、ICカード8には受信品質
の低下が記録されるか、あるいは有料放送購入取り消し
を示す信号が記録される(S12)。受信品質が低下し
ていない場合は、有料放送番組の視聴が継続され、IC
カード8にはそのまま有料放送番組購入記録のみが残る
(S13)。
【0023】尚、アンテナ設定時の受信品質、通常使用
時の受信品質は、有料番組購入時の受信品質低下が、ア
ンテナ設定不良による受信品質低下、あるいは通常使用
時にアンテナ設定が不良となった場合、ケーブル断線に
よる受信品質低下等、受信機自身による不良を除外する
目的で使用することができる。
【0024】上記のような処理動作の結果、有料番組放
送受信に対する課金は、以下のようにして行われる。ま
ず、放送事業者は電話回線を通じて各受信装置に設けら
れている電話回線制御装置11と回線接続した後、受信
装置内部のマイクロコンピュータ7にICカード8の記
録情報を読み出させ、その中に有料番組購入情報、及び
前記受信品質情報、あるいは有料放送購入取り消し情報
等があればこれを入手する。そして、有料放送購入にお
ける課金を行わないか、同再放送を1回に限り無料とす
る信号を受信装置に送る、あるいは事業者側で無料の処
理を行う。
【0025】したがって、上記構成による受信装置によ
れば、有料放送による番組を購入したとき課金されたに
もかかわらず、降雨などにより受信品質の低下した番組
しか視聴できない、あるいは受信不能になるといった状
況となった場合でも、その課金を自動的に調整すること
ができ、視聴者に与える不利益が生じないようにするこ
とができる。
【0026】尚、受信品質測定装置22は、図4に示す
ように構成することもできる。図4において、BER測
定装置21から供給された誤り率信号は第1の受信品質
判定装置62に供給される。この第1の受信品質判定装
置62は、スレッショルド値設定装置61で設定される
値を下回る誤り率の発生を判定する。その判定結果は時
間累積装置63に供給される。この時間累積装置63
は、累積時間設定装置64により設定された時間の間、
スレッショルド値を下回った回数を累積する。この時間
累積装置63の出力信号は、第2の受信品質判定装置6
5に供給される。この第2の受信品質判定装置65は、
時間累積装置63の出力回数が許容範囲にあるか否かに
より受信品質の良否を判定する。この受信品質判定装置
65の判定累積結果はマイクロコンピュータ7に送ら
れ、このマイクロコンピュータ7において現在の受信品
質が判定される。マイクロコンピュータ7による判定結
果はICカード8に記憶される。
【0027】(第2の実施の形態)図5は、本発明の第
2の実施形態とする衛星放送受信装置の構成を示すもの
である。本実施形態は、現在放送が計画されているBS
によるHDTV放送において、本発明の構成を実施した
場合の例である。尚、図5において、図1の構成と同一
部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を
中心に説明する。
【0028】この例におけるBSによるHDTV放送で
は、階層化伝送によるサービスが予定されている。階層
化伝送方式は、高階層情報或いは高精細情報と、低階層
情報或いは基本情報をそれぞれ所要C/Nの異なる方式
により時分割に伝送し、受信側で各伝送方式の劣化状態
を判定して、復号信号を切り替えることにより実現す
る。上記階層伝送方式では、例えば、降雨により伝送品
質が劣化した場合、受信装置では、高精細情報を用いず
基本情報のみを用いた信号を復号出力として、視聴者に
提供することになる。
【0029】図5において、チューナ2では、アンテナ
1が受信した12GHz帯の衛星放送の信号を140M
Hz帯の信号に変換し、高精細情報復調装置32及び基
本情報復調装置30に出力する。基本情報復調装置30
では前記階層化伝送方式による低階層情報或いは基本情
報の復調が行われ、基本情報誤り訂正装置31により低
階層情報或いは基本情報の誤り訂正処理が行われる。ま
た、高精細情報復調装置32では前記階層化伝送方式に
よる高階層情報或いは高精細情報の復調が行われ、高精
細情報誤り訂正装置34により高階層情報或いは高精細
情報の誤り訂正処理が行われる。
【0030】上記基本情報誤り訂正装置31と高精細情
報誤り訂正装置34の出力信号は、切替装置35によ
り、伝送された基本情報と高精細情報の切り替え制御信
号により切り替え、あるいは基本情報への高精細情報の
加算処理が行われ、出力される。
【0031】切替装置35の出力信号は、デスクランブ
ル装置5に出力される。その出力信号の中には、第1の
実施形態と同様に複数のチャンネルに相当する映像/音
声データや制御データが時分割多重されている。多重さ
れているチャンネル、番組の中には、有料のものもあ
り、これらはスクランブルされている。
【0032】デスクランブル装置5では、放送事業者と
の間の契約で、予め視聴が許可されている番組、あるい
はPPV(Pay Per View)方式のような有料番組におい
て、視聴者が購入した番組だけをパケット単位でデスク
ランブルする。デスクランブルを行う場合、デスクラン
ブルに必要な鍵をICカード38からマイクロコンピュ
ータ7を介して受け取り、視聴が許可されている番組の
信号をデスクランブルする。デスクランブル装置5は、
前段から供給された全ての番組データをデータストリー
ム分配装置6に出力する。
【0033】一方、上記高精細情報誤り訂正装置34か
ら、誤り訂正処理された信号と、誤り訂正処理が行われ
る前の信号がBER測定装置33に供給され、誤り率の
測定が行われる。BER測定装置33の出力信号は、受
信品質測定装置42と切替装置39に供給される。受信
品質測定装置42では、第1の実施形態と同様にマイク
ロコンピュータ7との間の信号のやり取りにおいて、現
在の受信品質を判定する。さらにマイクロコンピュータ
7による判定結果がICカード8に記憶される。
【0034】一方、データストリーム分配装置6は、マ
イクロコンピュータ7、高精細情報デコード装置36及
び基本情報デコード装置37に接続され、基本情報デコ
ード装置37は音声デコード装置40に接続される。
【0035】高精細情報デコード装置36、及び基本情
報デコード装置37の出力信号は、切替装置39に入力
され、BER測定装置33の出力信号により切り替えて
出力される。例えば、受信品質が良好な時、切替装置3
9からは、高精細情報デコード装置36の出力信号が出
力される。ここで降雨により伝送品質が劣化した場合、
BER測定装置33の出力信号が受信品質劣化を示すた
め、切替装置39の出力信号は、高精細情報デコード装
置36の出力信号から基本情報デコード装置37の出力
信号に切り替えられる。切替装置39の出力信号は、O
SD装置43に入力されて文字情報等が付加され、CR
T41に出力される。
【0036】一方、階層化伝送方式では、音声データは
基本情報として伝送されるので、基本情報情報デコード
装置37を介して音声デコード装置40に供給される。
この音声デコード装置40では、供給される圧縮された
音声データを伸張し、アナログ音声信号としてスピーカ
14に出力する。
【0037】ここで、ICカード8に記憶される現在の
受信品質情報は、BER測定装置33の出力信号であ
る、切替装置39の切替信号となることもある。また、
受信品質測定装置42は、いずれも第1の実施形態のも
のを同様に利用することができる。この実施形態の場
合、受信品質の告知は、高精細情報デコード装置36ま
たは基本情報デコード装置37を通じてCRT41に画
面表示させることができる。また、有料番組購入情報或
いは受信品質情報等の放送事業者への送信や利用者が操
作して行うセンターアクセスは、電話回線制御装置11
により行うことができる。
【0038】上記のような処理動作の結果、有料番組放
送受信に対する課金は、第1の実施形態と同様に処理す
ることができる。したがって、本実施形態によっても、
有料放送による番組を購入したとき課金されたにもかか
わらず、降雨などにより受信品質の低下した番組しか視
聴できない、あるいは受信不能になるといった状況とな
った場合でも、その課金を自動的に調整することがで
き、視聴者に与える不利益が生じないようにすることが
できる。
【0039】(他の実施の形態)以上、本発明の実施形
態を説明したが、本発明は上記実施形態に限るものでは
なく、様々な応用が容易に考えられる。例えば、記録予
約等で、受信品質の低下による受信不良の告知が視聴者
不在等により伝達されず、記録が行われてしまった場
合、記録された番組中に受信品質の低下あるいは放送電
波の遮断が発生している可能性があることを映像表示の
際に字幕等によって視聴者に告知する。字幕の場合は、
記録番組の最初にスーパーインポーズするようにしてお
けば、視聴開始時に直ちにその再生番組の途中に受信不
良の個所があることがわかるため、視聴者の便宜性を高
めることができる。また、告知の方法としては、画面表
示以外に、LED点灯表示、受信装置のリモコン装置で
の表示等も考えられる。この本実施形態は、ビデオテー
プレコーダ等の記録・再生装置に組み込めば、いっそう
効果的である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、有料
放送による番組を購入したとき、課金されたにもかかわ
らず降雨などにより、受信品質の低下した番組を視聴す
る、あるいは放送電波が遮断されてしまうといった状況
が発生しても、課金について視聴者に不利益を与えるこ
とのない放送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態とする衛星放送受信
装置の構成を示すブロック回路図。
【図2】 同実施形態の受信品質測定装置の具体的な構
成を示すブロック回路図。
【図3】 同実施形態の受信品質測定動作を説明するた
めのフローチャート。
【図4】 同実施形態に用いられる受信品質測定装置の
他の構成例を示すブロック回路図。
【図5】 本発明の第2の実施形態とする衛星放送受信
装置の構成を示すブロック回路図。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…チューナ、3…復調装置、4…誤り
訂正装置、5…デスクランブル装置、6…データストリ
ーム分配装置、7…マイクロコンピュータ、8…ICカ
ード、9…映像デコード装置、10…音声デコード装
置、11…電話回線制御装置、12…NTSCエンコー
ド・OSD装置、13…CRT、14…スピーカ、15
…記録・再生装置、21…BER測定装置、22…受信
品質測定装置、23…受信品質表示装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料放送を含んだ放送信号を受信する受
    信手段と、 この手段で受信した放送信号の受信品質を測定する受信
    品質測定手段と、 少なくとも前記受信品質測定手段の測定結果を示す情報
    及び前記受信手段で受信された放送信号に含まれる有料
    放送の番組の購入を示す情報を記憶する情報記憶手段
    と、 この情報記憶手段に記憶された情報を外部に送出する、
    または外部から前記情報記憶手段に記憶された情報を読
    み出す情報伝送制御手段とを具備したことを特徴とする
    放送受信装置。
  2. 【請求項2】 一部の階層が有料の階層化伝送による放
    送信号を受信し各階層の情報を復号する受信手段と、 この手段で受信した放送信号の受信品質を測定する受信
    品質測定手段と、 前記受信手段で得られる高精細情報或いは高階層情報或
    いは重要度の低い情報の復号信号と、基本情報或いは低
    階層情報或いは重要度の高い情報の復号信号とを選択的
    に切り替える或いは加算を行う情報選択手段と、 前記受信品質測定手段の測定結果に基づいて、前記情報
    選択手段に対して、高精細情報或いは高階層情報或いは
    重要度の低い情報の復号信号と、基本情報或いは低階層
    情報或いは重要度の高い情報の復号信号とを選択的に切
    り替える制御或いは加算の制御を行う制御情報を発生す
    る制御情報発生手段と、 少なくとも前記受信品質測定手段の測定結果を示す情報
    と前記制御情報発生手段で発生される制御情報のうち少
    なくとも一方の情報を記憶する情報記憶手段とを具備し
    たことを特徴とする放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信品質測定手段は、前記受信品質
    測定手段の測定結果を時間的に累積する累積手段と、こ
    の累積手段の累積時間長を設定する累積時間長設定手段
    と、前記累積手段の累積結果のスレッショルド値を設定
    するスレッショルド値設定手段と、この手段で設定され
    た累積結果のスレッショルド値に基づいて受信品質を判
    定する判定手段とを備えることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信品質測定手段は、受信品質のス
    レッショルド値を設定する第1のスレッショルド値設定
    手段と、この手段で設定されたスレッショルド値に基づ
    いて受信品質を判定する第1の判定手段と、この判定手
    段の判定結果を時間的に累積する累積手段と、この累積
    手段の累積結果のスレッショルド値を設定する第2のス
    レッショルド値設定手段と、この手段で設定されたスレ
    ッショルド値に基づいて前記累積手段の累積結果から受
    信品質を判定する第2の判定手段とを備えることを特徴
    とする請求項1または2記載の放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記情報記憶手段は、少なくともアンテ
    ナ設定時或いは通常使用時の受信品質を基準の品質とし
    て記憶しておき、この基準品質に基づいて前記受信品質
    測定手段における現在の受信品質の値を相対的に補正す
    ることでその受信品質を正当化し記憶するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記情報記憶手段は、さらに前記受信品
    質測定手段により受信品質の劣化が判別され、視聴不可
    となった番組が検出されたとき、その番組について番組
    購入取り消しを行う情報を記録する、あるいは同番組の
    再放送時に無料または割引料金で視聴するための情報を
    記憶するようにしたことを特徴とする請求項1または2
    記載の放送受信装置。
  7. 【請求項7】 さらに、受信番組記録再生装置に前記受
    信手段で得られた番組情報を記録するとき、前記受信品
    質測定手段で得られた少なくとも受信劣化の情報をその
    記録内容の一部に含めるようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載の放送受信装置。
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