JPH11164007A - ハンズフリー電話装置およびこれを用いた電話システム - Google Patents

ハンズフリー電話装置およびこれを用いた電話システム

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JPH11164007A
JPH11164007A JP9340686A JP34068697A JPH11164007A JP H11164007 A JPH11164007 A JP H11164007A JP 9340686 A JP9340686 A JP 9340686A JP 34068697 A JP34068697 A JP 34068697A JP H11164007 A JPH11164007 A JP H11164007A
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JP
Japan
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hands
mobile phone
battery
telephone device
free telephone
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Withdrawn
Application number
JP9340686A
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English (en)
Inventor
Yukio Nakanishi
之男 中西
Yoshihisa Takemori
良久 竹森
Kohei Hashimoto
光平 橋本
Yasuhiro Kobayashi
靖洋 小林
Kazuhiko Fujimoto
一彦 藤本
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電池寿命を高めた「ハンズフリー電話装置およ
びこれを用いた電話システム」を提供する。 【解決手段】缶状に形成された筐体11に、携帯電話機
2が収容される電話機収容部111と電池電源14とが
設けられたハンズフリー電話装置1であり、携帯電話機
2の通話中以外は電池電源14をOFFとする省電力手
段19を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用、家庭用等
として広く用いられる汎用携帯電話機用ハンズフリーセ
ット式電話装置および電話システムに関し、特に電池寿
命を高めたハンズフリー電話装置およびこれを用いた電
話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話は飛躍的に普及してお
り、従来のハンドセット電話装置に加え、当該ハンドセ
ット操作時の片手運転を回避するために、ハンズフリー
セット電話装置も開発されている。
【0003】この場合、自動車専用電話機は、一旦自動
車を離れると使用できないことから、従来の汎用携帯電
話機をハンズフリーセット電話装置に接続可能に構成
し、走行中は自動車電話として使用可能とする一方で、
自動車を離れたときは携帯電話として使用できるように
したものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の携
帯電話機用ハンズフリー電話装置は、センターコンソー
ルのシートサイドボックスのリッド上にハンズフリーセ
ットを固定し、ここに携帯電話機をセットするのが一般
的であるが、こうするとシートサイドボックスが使用で
きなくなる。
【0005】そこで、本願出願人は、ハンズフリーセッ
トの筐体を缶状に形成してカップホルダに設置するよう
にした簡易型ハンズフリー電話装置を先に提案した。
【0006】この簡易型ハンズフリー電話装置では、缶
状筐体内にスピーカ、マイクロホン、制御回路基板およ
び乾電池を設け、この缶状筐体内に携帯電話機を挿入す
るよう構成されているので、どこにでも持ち運びがで
き、またどこにでも設置できるといったメリットがあ
る。
【0007】ところが、電池を用いて常時駆動回路に電
源を供給していると、電池の交換頻度が多くなり、使い
勝手が悪いだけでなく、電池代のコストもかかることが
判明した。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、電池寿命を高めたハンズフ
リー電話装置およびこれを用いた電話システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明のハンズフリー電話装置は、缶状に形
成された筐体に、少なくとも携帯電話機が収容される電
話機収容部と、電池電源とが設けられたハンズフリー電
話装置において、前記携帯電話機の通話中以外は前記電
池電源をOFF状態とする省電力手段を有することを特
徴とする。
【0010】本発明のハンズフリー電話装置では、電池
電源は、手動入切スイッチがON状態であっても省電力
手段により原則としてOFF状態とし、通話中のみ電池
電源をONするので、乾電池等を用いても電池寿命が格
段に向上することとなる。
【0011】本発明のハンズフリー電話装置において、
前記省電力手段は、少なくとも、前記携帯電話機の通話
中に発せられる電波を検知する検波手段と、前記検波手
段により前記携帯電話機からの電波を検出している間以
外は前記電池電源をOFFとするスイッチング手段とを
含むことが好ましい。
【0012】すなわち、本発明では携帯電話機が通話状
態であるときに当該携帯電話機から発せられる電波を利
用して、これを電池電源のON信号に用いる。
【0013】携帯電話機が通話状態であるときに発せら
れる電波としては、特に限定されないが、一般に携帯電
話機からはVHFあるいはマイクロ波帯域のノイズが生
じるのでこれを利用することができる。特に、本発明の
ハンズフリー電話装置は、筐体に携帯電話機が挿入され
るので、検波手段を筐体に設けておくことで当該携帯電
話機からのノイズを的確に検出することができる。
【0014】こうしたノイズは、携帯電話機の通話中に
おいては連続して発せられるので、スイッチング手段を
ONさせる指令信号は、携帯電話機からのノイズが検出
検出されている間、出力し続ければ良い。
【0015】(2)本発明のハンズフリー電話装置は、
特に限定されないが、前記筐体に、外部マイクロホン
と、外部スピーカと、前記外部マイクロホンおよび外部
スピーカと前記携帯電話機の内蔵マイクロホンおよび内
蔵スピーカの入出力端子との音声信号の送受信制御を行
う制御回路と、前記制御回路と前記携帯電話機の入出力
端子とを接続する配線とがさらに設けられていることが
より好ましい。
【0016】本発明のハンズフリー電話装置では、その
筐体が缶状に形成されているので、設置がきわめて便利
である。例えば、車載用として用いる場合は自動車に装
着されたカップホルダにそのまま設置することができ、
家庭用として用いる場合はテーブルその他の場所にその
まま設置することができる。
【0017】本発明のハンズフリー電話装置を車載用と
して適用する場合において、缶状をなす前記筐体が設置
されるカップホルダは、予め自動車に装着されているも
のの他、後付けされたものも含まれる。このカップホル
ダの装着位置は特に限定されず、センターコンソール
や、ドアサイド、インストルメントパネル上面等々、ど
こでも良い。
【0018】本発明のハンズフリー電話装置では、前記
缶状筐体に、ハンズフリーセットの入力部であるマイク
ロホンと、出力部であるスピーカとが設けられているの
で、マイクロホン及びスピーカと制御回路基板とを接続
するためのハーネスが室内に露出することがなくなる。
【0019】また、本発明のハンズフリー電話装置で
は、制御回路基板に設けられた各種電子部品の電源を電
池とし、この電池電源が缶状筐体に設けられているの
で、電源と制御回路基板とを接続するためのハーネスが
室内に露出することがなくなり、またどこへでも自由に
移動することができる。
【0020】この場合、前記電池を二次電池とすること
もできる。また、車載用として適用する場合は自動車電
源により、家庭用として適用する場合は家庭用コンセン
トにより、前記二次電池を充電するための端子を有する
ことが好ましい。こうすることにより、シガレット端子
等から車載バッテリ電源を、またはコンセントから家庭
用電源を供給できるので、長時間の使用によって電池容
量が減少してもそのまま充電することができ、乾電池に
比べ便利である。
【0021】本発明のハンズフリー電話装置では、前記
マイクロホンおよびスピーカは、ハーネスを介して前記
携帯電話機の内蔵マイクロホンおよび内蔵スピーカの入
出力端子に接続される。ハンズフリー電話装置にマイク
ロホンおよびスピーカのみを設けることにより、つまり
送受信回路等は携帯電話機のものを利用することによ
り、コンパクトで廉価なハンズフリー電話装置を提供す
ることができる。
【0022】(3)上述したハンズフリー電話装置と、
携帯電話機とを少なくとも有する電話システムによって
も上記目的を達成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明のハンズフリー電話装
置の実施形態を示す透視斜視図、図2は図1のシールド
ケースを取り外した状態を示す透視斜視図、図3は同実
施形態の縦断面図、図4は同じく平面図、図5は同実施
形態の制御構成を示すブロック図、図6はさらに具体的
な電気回路構成を示す電気回路図、図7は貫通型コンデ
ンサの実装状態を示す断面図、図8は貫通型コンデンサ
を示す断面図である。
【0024】まず最初に本実施形態の機械的構成を説明
する。本実施形態のハンズフリー電話装置1は、図1〜
図4に示されるように缶状に形成された筐体11を有し
ており、この筐体11には、携帯電話機2を挿入するた
めの電話機収容部111が形成されている。
【0025】筐体11は、具体的には直径約60mm、
高さ約120mmの大きさに形成されており、汎用缶を
用いることもできる。筐体11の材質は特に限定され
ず、アルミ、スチール、合成樹脂等々で成形することが
できる。なお、上述した缶形状の大きさの数値は単なる
例示であって、要するに汎用携帯電話機2が挿入できる
大きさであればよい。
【0026】缶状筐体11には、同図に示されるように
外部マイクロホン12が外部に延在するように設けられ
ており、また外部スピーカ13は電話機収容部111の
底面に出力方向を上向きにして設けられている。また、
電話機収容部111の底部には音声伝播用の孔112a
が形成されている。このように外部スピーカ13を電話
機収容部111の底部に上向きに設けることで、当該外
部スピーカ13から出力された音声は電話機収容部11
1の空間をそのまま上向きに伝播し、上部開口から外部
へ出力されるので、音声がこもることはなく、使用者に
はっきり伝わることになる。
【0027】図5に示すように、外部マイクロホン12
は、携帯電話機2の内蔵マイクロホン22に代わって運
転者等の音声を入力するもので、携帯電話機2の入出力
端子21に3Pジャック161を接続すれば、当該外部
マイクロホン12から入力された音声信号は、筐体11
に内蔵された音声増幅器153、音声ミュート回路15
4および3Pジャック161を介して入出力端子21か
ら携帯電話機2に送信され、携帯電話機2の内蔵制御回
路(図示しない)で信号処理されたのち、電波信号とし
て内蔵アンテナ24から通話相手側へ送られる。
【0028】これに対して、外部スピーカ13は、携帯
電話機2の内蔵スピーカ23に代わって通話相手からの
音声を出力するもので、携帯電話機2の入出力端子21
に3Pジャック161を接続すれば、内蔵アンテナ24
で受信された通話相手からの音声電波信号は、携帯電話
機2の制御回路で信号処理されたのち、入出力端子2
1、3Pジャック161、ボリューム調節器152およ
びパワーアンプ(音声電力増幅器)151を介して当該
外部スピーカ13から室内へ出力される。
【0029】缶状筐体11の底面には、電池電源14が
内蔵されており、これに直列に電池電源14の手動入切
スイッチ159が回路形成されている。なお、図5に示
す回路ブロック図では別構成とされているが、本実施形
態では手動入切スイッチ159と外部スピーカ13のボ
リューム調節器152とを一体のスイッチで構成してい
る。
【0030】電池電源14としては、汎用乾電池の他、
二次電池を採用することもできる。電池電源14を二次
電池とする場合には、充電用端子を設け、自動車バッテ
リによって二次電池を充電するようにしても良い。こう
することにより、シガレット端子等から車載バッテリ電
源を供給できるので、長時間の使用によって電池容量が
減少してもそのまま充電することができ、乾電池に比べ
便利である。なお、電池電源14に代えてシガレット端
子等から車載バッテリ電源を直接供給しても良い。
【0031】図5に示すパワーアンプ151、電源スイ
ッチ回路158、検波器(音声検波手段)157、音声
増幅器153および音声ミュート回路154は、図2に
示すように電子素子などで構成されて制御回路基板15
aに実装され、この制御回路基板15aが筐体11の電
話機収容部111の側面に装着されている。
【0032】なお、特に限定されないが、本実施形態で
は、電話機収容部111を構成する本体112はプラス
チックなどで成形され、この本体112に外部スピーカ
13、電池電源14の収納ケース113および制御回路
基板15aが取り付けられ、こうした本体112を缶体
114に挿入して爪部115で固定する構造となってい
る。
【0033】また、特に限定されないが、缶体114の
底部に複数の孔114aを形成すると、外部スピーカ1
3から出力される音声の低音域が除去され、音質が良好
となる。
【0034】本実施形態では、筐体11に内蔵された制
御回路基板15aの実装面を覆うように当該制御回路基
板15aにシールドケース17が装着されている。この
シールドケース17は、アルミニウムなどの電磁波シー
ルド材から構成され、あるいは電磁波シールド材が被覆
され、制御回路基板15aの側縁に嵌め込まれる。ただ
し、後述するアンテナ191がプリントされた領域は、
当該シールドケース17に覆われないように切り欠かれ
ている。このように、アンテナ191を除く制御回路基
板15aの実装面をシールドケース17で被覆すること
で、携帯電話機2などから放射される高周波ノイズを遮
断することができ、いわゆるプツプツ音が外部スピーカ
13から出力されたり、相手の電話機にプツプツ音が出
力されたりすることが防止される。
【0035】また、制御回路基板15aから外部マイク
ロホン12と配線16が筐体外へ引き出されるので、こ
こに貫通型コンデンサ181,183,185を設ける
べく、その通孔171,173,175が開設されてい
る。
【0036】図7は貫通型コンデンサの実装状態を示し
た断面図であり、上述したシールドケース17の通孔1
71,173,175のそれぞれに、図8に示される貫
通型コンデンサ181,183,185が実装されてい
る。この貫通型コンデンサ181,183,185は、
誘電体であるセラミック層181aとこれらの間に設け
られたハンダ181bとからなり、通孔171、17
3,175に挿入してハンダ付けすることにより、容易
に実装することができる。
【0037】こうして実装された各貫通型コンデンサ1
81の一端には、図7に示すように外部マイクロホン1
2の入力端子121がハンダ付けされ、また外部マイク
ロホン12の接地端子122はシールドケース17にそ
のまま接地される。また、他の2つの貫通型コンデンサ
183,185の一端には、配線16の入力端子および
出力端子162,163がハンダ付けされ、接地端子1
64はシールドケース17にそのまま接地される。
【0038】外部マイクロホン12から入力された高周
波ノイズはコンデンサ181,182によって除去さ
れ、3Pジャック161から入力される高周波ノイズ
は、コンデンサ183,184によって除去され、3P
ジャック161から出力される高周波ノイズは、コンデ
ンサ185,186によって除去される。
【0039】この場合、貫通型コンデンサ181,18
3,185をシールドケース17の通孔171,17
3,175に実装しているので、その組付けが容易とな
り、しかも外部マイクロホン12のハーネスや配線16
をシールドケース17の外部へ引き出す際の隙間がなく
なり、シールド効果も格段に高くなる。
【0040】特に本実施形態では、図5および図6に示
すように、携帯電話機2が通話中のときのみ電池電源1
4をONとし、それ以外のときは電池電源14をOFF
とする省電力手段19が設けられている。この省電力手
段19は、検波手段であるアンテナ191および検波回
路192と、スイッチング手段である増幅回路193、
周波数電圧変換回路194、比較回路195およびスイ
ッチング回路196とからなる。
【0041】アンテナ191は、上述した制御回路基板
15aにプリントされ、シールドケース17にて覆われ
ない位置に設けられている。このアンテナ191は、携
帯電話機2が通話中に発する800MHzまたは1.5
GHzのノイズ(電波)を受信するもので、制御回路基
板15aにプリント成形することで、直近に挿入された
携帯電話機2からのこうした周波数帯域の電波を確実に
受信することができる。
【0042】このアンテナ191には、ショットキーバ
リアダイオード(ホットキャリアダイオード)から構成
された検波回路192が接続されており、当該ショット
キーバリアダイオード192は、ターンONおよびター
ンOFF時間が短いためVHFやマイクロ波帯域にまで
使用することができ、超高速度のスイッチングとして用
いて最適な素子である。
【0043】アンテナ191およびショットキーバリア
ダイオード192で検出された携帯電話機2からのノイ
ズは、増幅回路193で増幅されたのち周波数電圧変換
回路194にて一定電圧に変換される。そして、比較回
路195にて予め定められたしきい値内に入ったら、ス
イッチングトランジスタ(スイッチング回路)196が
作動し、このスイッチングトランジスタ196が作動す
るとスイッチングレギュレータ197が作動し、これに
より手動入切スイッチ159が入力されているときに
は、ハンズフリー制御回路15に電池電源14からの電
力が供給されることになる。
【0044】こうして電池電源14がONすると、以下
の制御回路15にてハンズフリー通話制御が実行される
ことになる。これを図6を参照して説明すると、携帯電
話機2の入出力端子21に接続される3Pジャック16
1の端子は、音声信号の入力端子162、音声信号の出
力端子163および接地端子164からなる。
【0045】音声信号の入力端子162は、マイクロコ
ンピュータCPUに接続されており、携帯電話機2から
送られてきた音声信号は、ボリューム調節器152の設
定によって調節され、パワーアンプ151によって増幅
されたのち外部スピーカ13から出力される。
【0046】この音声信号の受信と同時に、CPUから
パワーアンプ151をONする信号が出力され、手動入
切スイッチ159が入力されていれば、電池電源14は
パワーアンプ151のICに供給される。すなわち、本
実施形態では、CPU内に図5に示す検波器157が構
築されており、携帯電話機2から音声信号が入力されて
初めてパワーアンプ151の電源がONとなる。これに
より、電池電源14の省電力が図られる。
【0047】一方、外部マイクロホン12の入力端子1
21は、CPUを介して3Pジャック161の出力端子
163に接続されており、また電池電源14にも接続さ
れているので、手動入切スイッチ159が入力され、か
つ携帯電話機2に受信があれば、音声の入力が可能とな
る。
【0048】ただし本実施形態では、外部マイクロホン
12の入力端子121と3Pジャック161の出力端子
163との間には、CPUが介装され、このCPU内に
図5に示す音声ミュート回路154が構築されている。
そして、携帯電話機2からの信号を受信中であるとき
は、外部マイクロホン12から入力された音声信号は3
Pジャック161の出力端子163には送出されないこ
とになる。つまり、本実施形態では、携帯電話機2から
の信号を受信している間は、外部マイクロホン12から
入力される音声信号がキャンセルされ、これにより、外
部スピーカ13から出力された通話相手の音声が外部マ
イクロホン12に入力されても、これがキャンセルされ
るので、ハウリング現象が防止されることになる。
【0049】また、本実施形態では、外部マイクロホン
12の入力端子と接地端子との間に高周波ノイズを除去
するためのコンデンサ181,182が設けられてお
り、そのうちの一つには上述した貫通型コンデンサ18
1が採用されている。3Pジャック161の入力端子1
62と接地端子164との間、および3Pジャック16
1の出力端子163と接地端子164との間にも、それ
ぞれコンデンサ183,184および185,186が
設けられており、このうちの二つには上述した貫通型コ
ンデンサ183,185が採用されている。
【0050】コンデンサのリアクタンスは、周波数およ
びコンデンサ容量に反比例するので、高周波ほどリアク
タンスが小さくなり、これにより高周波をグランドへ導
いて除去することができる。つまり、ローパスフィルタ
の機能を司る。また、コンデンサ容量は、除去したい周
波数に合わせて選択することができ、携帯電話機の周波
数の場合には、これらのコンデンサ181〜186の容
量は、10〜100pF程度である。
【0051】次に全体的な動作を説明する。携帯電話機
2をハンズフリーで用いる場合には、まず図1〜図4に
示すように、当該携帯電話機2を缶状筐体11の電話機
収容部111に入れ、3Pジャック161を携帯電話機
2の入出力端子21に接続する。また、手動入切スイッ
チ159をONし、外部スピーカ13のボリュームをボ
リュームスイッチ152で調節しておく。このとき、ス
イッチング手段であるスイッチングトランジスタ196
は作動していないので、ハンズフリー制御回路15には
主電源が供給されないことになる。
【0052】誰かから電話がかかってくると、この受信
信号は携帯電話機2のアンテナ24で受信されるが、こ
れと同時に携帯電話機2から800MHzまたは1.5
GHzのノイズが発せられる。このノイズをアンテナ1
91およびショットキーバリアダイオード192で検出
すると、このノイズ波形は、増幅回路193で増幅され
たのち周波数電圧変換回路194にて一定電圧に変換さ
れる。そして、比較回路195にて予め定められたしき
い値内に入ったら、スイッチングトランジスタ196が
作動し、このスイッチングトランジスタ196が作動す
るとスイッチングレギュレータ197が作動し、これに
よりハンズフリー制御回路15に電池電源14からの電
力が供給されることになる。
【0053】こうして電池電源が制御回路15に供給さ
れると、電話の受信信号は、携帯電話機2内部の制御回
路を介して入出力端子21から3Pジャック161の入
力端子162に入力される。
【0054】入力端子162に音声信号が入力される
と、CPUによって外部スピーカ13の音声電力増幅器
であるパワーアンプ151のICに電池電源14の電圧
が印加され、外部スピーカ13がONとなって発呼信号
(呼び出し音)が外部スピーカ13から出力される。
【0055】以上の動作と並行して、CPUの動作によ
り、外部マイクロホン12から音声が入力されても、当
該音声信号は3Pジャック161の出力端子163に送
出されないことになる。つまり、パワーアンプ151の
電源がONして外部スピーカ13から音声が出力されて
いる間は、外部マイクロホン12から入力される音声信
号が全てキャンセルされるので、これらが外部マイクロ
ホン12に入力されても、携帯電話機2に出力されず、
その結果、重複した信号が原因で生じるハウリング現象
を防止することができる。
【0056】ちなみに、外部スピーカ13からの出力が
ない場合には、CPUの動作により外部マイクロホン1
2に入力された音声信号は、3Pジャック161の出力
端子163を介して携帯電話機2に送出され、通話相手
に送られる。
【0057】このように構成された本実施形態のハンズ
フリー電話装置では、電池電源14は、手動入切スイッ
チ159がON状態であっても、省電力手段19により
原則としてOFF状態となり、通話中のみ電池電源14
がONされるので、乾電池等を用いても電池寿命が格段
に向上することとなる。また、手動入切スイッチ159
を切り忘れても電池を浪費することがなくなって、利便
性が向上する。
【0058】特に本実施形態では、検波手段としてショ
ットキーバリアダイオード192を採用しているので携
帯電話機2の受信と同時に超高速度で電池電源14をO
Nすることができ、立ち上がりのレスポンスに優れたハ
ンズフリー電話装置を提供することができる。
【0059】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、コン
パクトで設置が便利なハンズフリー電話装置を提供する
に際し、電池寿命を格段に向上させることができる。
【0061】また、本発明のハンズフリー電話装置は、
マイクロホン、スピーカ、電源および制御回路基板が筐
体に設けられているので、ハーネスの取り廻しを必要と
せず、どこへでも移動可能である。また、見栄えも良
い。しかも、送受信制御回路等は携帯電話機のものを利
用するので廉価なハンズフリー電話装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンズフリー電話装置の実施形態を示
す透視斜視図である。
【図2】図1に示すハンズフリー電話装置からシールド
ケースを取り外した状態を示す透視斜視図である。
【図3】図1のハンズフリー電話装置の縦断面図であ
る。
【図4】図1のハンズフリー電話装置の平面図である。
【図5】図1のハンズフリー電話装置の制御構成を示す
電気ブロック図である。
【図6】図5の具体的回路構成を示す電気回路図であ
る。
【図7】本発明の実施形態に係る貫通型コンデンサの実
装状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る貫通型コンデンサを示
す断面図である。
【図9】本発明のハンズフリー電話装置の設置状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1…ハンズフリー電話装置 11…筐体 111…電話機収容部 112…本体 113…収納ケース 114…缶体 114a…孔 115…爪部 12…外部マイクロホン 121…入力端子 122…接地端子 13…外部スピーカ 14…電池電源 15…制御回路 15a…制御回路基板 151…音声電力増幅器/パワーアンプ 152…ボリューム調節器 153…音声増幅器 154…音声ミュート回路 157…検波器 158…電源スイッチ回路(電源スイッチ手段) 159…手動入切スイッチ 16…配線 161…3Pジャック 162…入力端子 163…出力端子 164…接地端子 17…シールドケース 171,173,175…通孔 18…コンデンサ 181,183,185…貫通型コンデンサ 19…省電力手段 191…アンテナ(検波手段) 192…検波回路(検波手段) 193…増幅回路(スイッチング手段) 194…周波数電圧変換回路(スイッチング手段) 195…比較回路(スイッチング手段) 196…スイッチング回路(スイッチング手段) 2…携帯電話機 21…入出力端子 22…内蔵マイクロホン 23…内蔵スピーカ 24…アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/11 H04B 7/26 L 1/21 109G (72)発明者 小林 靖洋 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 藤本 一彦 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶状に形成された筐体(11)に、少なく
    とも携帯電話機(2)が収容される電話機収容部(11
    1)と、電池電源(14)とが設けられたハンズフリー
    電話装置(1)において、 前記携帯電話機(2)の通話中以外は前記電池電源(1
    4)をOFFとする省電力手段(19)を有することを
    特徴とするハンズフリー電話装置。
  2. 【請求項2】前記省電力手段(19)は、少なくとも、
    前記携帯電話機(2)の通話中に発せられる電波を検知
    する検波手段(191〜192)と、前記検波手段によ
    り前記携帯電話機からの電波を検出している間以外は前
    記電池電源(14)をOFFとするスイッチング手段
    (193〜196)とを含むことを特徴とする請求項1
    記載のハンズフリー電話装置。
  3. 【請求項3】前記筐体(11)に、外部マイクロホン
    (12)と、外部スピーカ(13)と、前記外部マイク
    ロホン(12)および外部スピーカ(13)と前記携帯
    電話機の内蔵マイクロホン(22)および内蔵スピーカ
    (23)の入出力端子(21)との音声信号の送受信制
    御を行う制御回路(15)と、前記制御回路(15)と
    前記携帯電話機の入出力端子(21)とを接続する配線
    (16)とがさらに設けられていることを特徴とする請
    求項1または2記載のハンズフリー電話装置。
  4. 【請求項4】前記検波手段(191〜192)は、前記
    制御回路(15)に設けられ、前記携帯電話機(2)の
    通話中に発せられるノイズを検出することを特徴とする
    請求項3記載のハンズフリー電話装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れかに記載のハンズフリ
    ー電話装置(1)と、携帯電話機(2)とを少なくとも
    有する電話システム。
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WO2015040842A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 株式会社デンソー 車載の端末設置構造

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WO2015040842A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 株式会社デンソー 車載の端末設置構造
JP2015058875A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 株式会社デンソー 車載の端末設置構造

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