JPH11163845A - バースト同期回路 - Google Patents

バースト同期回路

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JPH11163845A
JPH11163845A JP9330237A JP33023797A JPH11163845A JP H11163845 A JPH11163845 A JP H11163845A JP 9330237 A JP9330237 A JP 9330237A JP 33023797 A JP33023797 A JP 33023797A JP H11163845 A JPH11163845 A JP H11163845A
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edge
signal
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burst
data signal
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JP9330237A
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Masaki Hirota
正樹 廣田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バースト同期回路に関し、バースト信号の受
信状態に忠実な最適のバースト同期を得ることを課題と
する。 【解決手段】 バースト入力のデータ信号RDと該デー
タ信号を取り込むためのクロック信号DCKとの位相を
合わせるバースト同期回路において、データ信号RDを
その1ビット周期よりも短い時間間隔で順次遅延させ、
これらをクロック信号DCKによりサンプリングするデ
ータサンプリング部21と、複数のサンプリングデータ
信号SDにつき隣同士で論理レベルの異なるエッジED
を検出するエッジ検出部22と、データ信号の複数ビッ
ト区間につき検出された各エッジデータのエッジ分布E
Pを検出するエッジ分布検出部25と、エッジ分布EP
に基づき最適位相のデータ信号等を選択するための選択
信号SLを生成する選択信号生成部25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバースト同期回路に
関し、更に詳しくはバースト入力のデータ信号と該デー
タ信号を取り込むためのクロック信号との位相を合わせ
るバースト同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図14〜図18は従来技術を説明する図
(1)〜(5)である。図14(A)はデータのバース
ト伝送が行われる一例の光加入者システムを示してい
る。図において、主局10と複数の従局(光加入者)#
1〜#nとの間は本線(光ファイバ)1と、光カプラ2
と、各支線(光ファイバ)31 〜3n とで相互に接続さ
れている。主局10は各従局#1〜#n宛の下りデータ
を連続的に送信し、各従局#1〜#nは他局との間でデ
ータの衝突が発生しない様なタイミングに夫々自局のデ
ータをバースト的に送信する。
【0003】この場合に、各従局#1〜#nでは、下り
データが連続のため、そのリタイミング動作をPLL回
路等を用いて光モジュール内部で行える。一方、主局1
0では、上りデータが不連続な上、各従局#1〜#nか
らの距離が一定ではないために、主局10に到達する各
バースト信号のビット位相及び光信号レベルは従局毎に
異なる。このため主局10では短時間にそのバースト信
号を適正に打ち抜く最適位相を検出しなければならず、
このリタイミング動作を光モジュール後段のバースト同
期回路により行うものが主流となっている。
【0004】図14(B)は本件出願人等による従来の
バースト同期回路の構成を示している(特開平9−83
500)。図において、光ファイバ1からの光データは
光モジュール11で電気信号のデータ信号RDに変換さ
れ、バースト同期回路12に入力される。バースト同期
回路12において、サンプリング手段13は入力のデー
タ信号RDをその1ビット周期よりも短い時間間隔で順
次遅延させ、遅延データ信号DL0〜DL8(但し、一
般的にはDL0〜DLn)を生成すると共に、これらを
データクロックDCKでサンプリングして複数のサンプ
リングデータ信号SD0〜SD8を生成する。エッジ検
出手段14は各サンプリングデータ信号SD0〜SD8
につき隣同士で論理レベルの異なるエッジ(データ信号
の変化点に相当)を検出する。位相選択手段15は該エ
ッジの検出位相に基づき最適位相となるようなサンプリ
ングデータ信号の選択信号SLを生成し、データ選択手
段16は選択信号SLに対応するサンプリングデータ信
号SDiを選択する。以下、動作を具体的に説明する。
【0005】図15〜図17は従来のバース同期回路1
2の動作を説明するタイミングチャートである。図15
は入力のデータ信号RDがデューティ100%で、かつ
ジッタ無しの場合を示している。サンプリング手段13
の入力部では、図示の如く、各遅延データ信号DL0〜
DL8が生成される。ここで、遅延データ信号DL0は
遅延無しを意味し、入力のデータ信号RDと等しい。サ
ンプリング手段13はデータクロックDCKの立上がり
で遅延データ信号DL0〜DL8をサンプリングし、サ
ンプリングデータ信号SD0〜SD8を生成する。エッ
ジ検出手段14は各サンプリングデータ信号SD0〜S
D8につき隣同士で論理レベルの異なるエッジを検出
し、これを保持する。
【0006】例えばt1 のタイミングではパルスP1
立上がりエッジとその直前のパルスP0 の立下がりエ
ッジとを検出し、保持する。又は次のt2 のタイミン
グではパルスP1 の立下がりエッジとその直前の該パ
ルスP1 の立上がりエッジとを検出し、保持する。位
相選択手段15は上記エッジの検出位相に基づきデータ
クロックDCKで打ち抜くのに最適位相となるような遅
延データ(実際は最適位相で打ち抜かれたサンプリング
データ信号)の選択信号SLを生成する。
【0007】最適位相の選択方法については幾つか提案
されている。その一つは、例えばパルスP1 の立上がり
エッジが遅延データ信号DL1,DL2の間で検出さ
れたことにより、これより所定位相だけ離れた遅延デー
タ信号DL5(実際はサンプリングデータ信号SD5で
あり、以下同様とする)を選択するものである。図示の
如く、遅延データ信号DL5はその立上がりエッジから
時間φ1 だけ遅れた略中央のタイミングにデータクロッ
クDCKにより打ち抜かれる関係にあり、これは最適位
相である。又はパルスP1 の立下がりエッジが遅延デ
ータ信号DL1,DL2の間で検出されたことにより、
これより所定位相だけ離れた遅延データ信号DL5を選
択するものである。図示の如く、遅延データ信号DL5
はその立下がりエッジから時間φ1 だけ進んだ略中央の
タイミングにデータクロックDCKにより打ち抜かれる
関係にあり、これも最適位相である。この様にパルス信
号の立上がりエッジ又は立下がりエッジに基づき最適位
相を選択する方法を以後片側エッジ検出法と呼ぶ。
【0008】これに対して、他の一つは両側エッジ検出
法と呼ばれ、例えばt1 のタイミングではパルスP1
立上がりエッジとその直前のパルスP0 の立下がりエ
ッジとを検出したことにより、これらの中間位相にあ
る遅延データ信号DL5を選択する。この場合のデータ
クロックDCKは遅延データ信号DL5におけるパルス
0 とP1 との間(論理0レベル)の略中心を打ち抜く
ことになる。又は例えばt2 のタイミングではパルスP
1 の立下がりエッジとその直前の該パルスP 1 の立上
がりエッジとを検出したことにより、これらの中間位
相にある遅延データ信号DL5を選択する。この場合の
データクロックDCKは遅延データ信号DL5における
パルスP1 (論理1レベル)の略中心を打ち抜くことに
なる。なお、この例では上記入力のデータ信号RDがデ
ューティ100%で、かつジッタ無しの場合を仮定して
いるので、上記いずれのエッジ検出方法を採用しても最
適位相の選択が行える。
【0009】図16は入力のデータ信号RDのジッタは
無いが、デューティが変化する場合を示している。ここ
では、パルスP1 ,P2 の各パルス幅(論理1レベル)
が広がり、これらのパルス間隔(論理0レベル)が狭ま
る場合を示している。係る場合には、上記片側エッジ検
出法では旨く対処出来ない。その理由は、もしパルスP
1 の立上がりエッジに基づき遅延データ信号DL6を
選択したとすると、パルスP1 ,P2 (論理1レベル)
の識別タイミングは良いが、パルスP1 ,P2の間(論
理0レベル)における識別タイミングは厳しくなる。又
は、もしパルスP1 の立下がりエッジに基づき遅延デ
ータ信号DL3を選択したとすると、パルスP1 ,P2
の識別タイミングは良いが、パルスP1 ,P2 の間にお
ける識別タイミングは厳しくなる。
【0010】しかし、係る場合でも上記両側エッジ検出
法を採用すると、検出エッジ,からはこれらの中間
の遅延データ信号DL4(又はDL5)が選択され、又
は検出エッジ,からもこれらの中間の遅延データ信
号DL4(又はDL5)が選択される。この遅延データ
信号DL4(又はDL5)はこの場合における最適位相
を満たしている。
【0011】図17は入力のデータ信号RDにジッタ
(位相シフト)が存在し、かつデューティも変化する様
な、より一般的な場合を示している。図において、パル
スP1のパルス幅は規定値であるが、そのパルス位置は
右側にシフトしている。またパルスP2 のパルス幅も規
定値であるが、そのパルス位置は左側にシフトしてい
る。その結果、パルスデューティも変化している。係る
場合には、上記片側エッジ検出法では旨く対処出来な
い。その理由は、仮に検出エッジに基づき遅延データ
信号DL4を選択した場合は良いが、もし検出エッジ
に基づき遅延データ信号DL3を選択してしまうと、パ
ルスP1 ,P2 の間における識別が厳しくなる。又は検
出エッジに基づき遅延データ信号DL5を選択した場
合は良いが、もし検出エッジに基づき遅延データ信号
DL6を選択してしまうと、パルスP1,P2 の間にお
ける識別が厳しくなる。即ち、片側エッジ検出法ではど
の時点の検出エッジに基づき最適位相を決めて良いのか
確定しない問題がある。一方、両側エッジ検出法を使用
した場合の得失は次図で説明すると分かり易い。
【0012】図18は両側エッジ検出法の得失を説明す
る図である。一般に、光モジュール11の出力データR
Dには、送信側の駆動特性や伝送路長の相違等による影
響が反映されており、パルス幅変動やパルス位置変動が
含まれる。その結果、図示のようなエッジ不確定領域を
有する。具体的に言うと、例えば光ファイバ1の光入力
レベルが小さい場合は、光モジュール11の内部におけ
る信号対雑音比(SN比)が悪化し、信号に対して相対
的にノイズが増加するため、受信データRDのパルス幅
や位置はランダムに変動する{図(d),(e)}。こ
れに対して光入力レベルが適正な場合はSN比が良く、
モジュール内部のノイズは無視できる{図(a)}。し
かし、一般にモジュール内部のアンプは、ある程度の光
レベル差を吸収するために十分な利得(非線形増幅特
性)を有しており、線形領域を越えるような光入力レベ
ルがあると、図(b)に示す如くパルス幅が広がり、そ
の代わりに図(c)に示す如くパルス間の間隔(図は正
で示している)が狭くなる。
【0013】両側エッジ検出方式は、データの両側エッ
ジの中点を選択するため、パルス幅変動が最適識別時点
に対して対称{図(a)〜(c)}の場合は、常に最適
識別時点付近に選択位相をとることができる。しかし、
パルス幅や位置の変動がランダムの場合は、2つのエッ
ジが同方向に動く{図(d),(e)の}場合があり、
選択位相は最適識別点から離れてエッジ不確定領域に近
づいてしまう。
【0014】そこで、上記従来のバースト同期回路で
は、更にデータ信号の複数ビットにつき多点エッジを検
出すると共に、前記多点検出エッジに基づき平均位相を
求める方法、又は最も発生頻度の高かった検出エッジに
基づき最適位相を求める方法等が提案されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バースト同期
回路の目的は受信バーストの全データを正しく取り込む
ことであるから、上記多点検出エッジに基づき単に平均
位相を求めても、エッジの分散程度(ランダム性)が大
きいような場合には、最適位相とは限らない。また上記
最も発生頻度の高かった検出エッジに基づき最適位相を
求めても、エッジの分散程度(ランダム性)が大きいよ
うな場合には最適位相が決まらないばかりか、仮に決ま
っても最適位相とは限らない。
【0016】本発明は上記従来技術を改良すべく成され
たもので、その目的とする所は、バースト信号の受信状
態に忠実な最適のバースト同期が得られるバースト同期
回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のバース
ト同期回路は、バースト入力のデータ信号と該データ信
号を取り込むためのクロック信号との位相を合わせるバ
ースト同期回路において、前記データ信号をその1ビッ
ト周期よりも短い時間間隔で順次遅延させ、これらを前
記クロック信号によりサンプリングするデータサンプリ
ング部21と、前記サンプリングされた複数のサンプリ
ングデータ信号につき隣同士で論理レベルの異なるエッ
ジを検出するエッジ検出部22と、前記データ信号の複
数ビット区間につき前記検出された各エッジデータのエ
ッジ分布を検出するエッジ分布検出部24と、前記検出
されたエッジ分布に基づき最適位相のデータ信号又はク
ロック信号を選択するための選択信号を生成する選択信
号生成部25とを備えるものである。
【0018】本発明(1)によれば、データ信号の複数
ビット区間につき検出された各エッジデータのエッジ分
布に基づき最適位相のデータ信号又はクロック信号を選
択する構成により、バースト信号の受信状態に忠実な最
適のバースト同期が得られる。例えば、光モジュールに
おける光入力レベルが大の場合は、そのパルス幅変動は
図1(B)に示す如くほぼ対称で分散の少ないパルス幅
変動であり、このことを反映した両側エッジ分布(例え
ばエッジパターン)に基づきバースト受信状態に忠実な
最適位相の選択が行える。また光入力レベルが小の場合
は、そのパルス幅や位置の変動は図4に示す如くランダ
ムであるが、このことを反映した両側エッジ分布(例え
ばエッジパターン)に基づきバースト受信状態に忠実な
最適位相の選択が行える。
【0019】なお、受信部のクロック位相が固定のシス
テムでは、入力のデータ信号を複数段に遅延させてこれ
らの内の最適位相のデータ信号を選択する様に構成すれ
ば良いし、また受信データ信号に自局のクロック位相を
合わせるシステムでは、受信部のクロック信号を複数段
に遅延させてこれらの内の最適位相のクロック信号を選
択する様に構成すれば良い。
【0020】また本発明(2)においては、上記本発明
(1)において、データサンプリング部はクロック信号
をデータ信号の1ビット周期よりも短い時間間隔に逓倍
し又は順次遅延させた各クロック信号によりデータ信号
を順次サンプリングするものである。上記本発明(1)
の如くデータ信号をその1ビット周期よりも短い時間間
隔で順次遅延させ、これらをクロック信号によりサンプ
リングしても、又は本発明(2)の如くクロック信号を
データ信号の1ビット周期よりも短い時間間隔に逓倍し
又は順次遅延させた各クロック信号によりデータ信号を
順次サンプリングしても、エッジ検出に有用なサンプリ
ングデータを提供できる。
【0021】また本発明(3)においては、上記本発明
(1)又は(2)において、エッジ検出部は複数のサン
プリングデータ信号につき隣同士で論理レベルの異なる
立上がりエッジ及び又は立下がりエッジを検出する。本
発明(3)においては、例えば図5,図6に示す如く、
データ信号の立上がりエッジと立下がりエッジとを区別
して検出すると、バースト受信状態の特徴を別の角度か
ら評価可能となり、最適位相の他の面からの判定が可能
となる。
【0022】また本発明(4)においては、上記本発明
(1)又は(2)において、エッジ分布検出部はデータ
信号の複数ビット区間につき検出された各エッジデータ
の論理和出力に基づきエッジ分布を検出する。本発明
(4)によれば、各エッジデータの論理和出力は簡単な
構成により高速に得られると共に、得られたエッジパタ
ーンはこの種のバースト同期を得る上で重要なエッジの
分散範囲を忠実に表している。
【0023】また本発明(5)においては、上記本発明
(1)又は(2)において、エッジ分布検出部はデータ
信号の複数ビット区間につき検出された各エッジデータ
の発生頻度数に基づきエッジ分布を検出する。本発明
(5)により、各エッジの発生頻度数に基づけば、エッ
ジの分散範囲のみならず、どのエッジの検出位相に重き
を置くべきかの判断も容易に行える。
【0024】また本発明(6)においては、上記本発明
(1)において、選択信号生成部は予め複数のエッジ分
布情報と複数の選択信号との対応関係を記憶している1
又は2以上のメモリを備える。本発明(6)により、メ
モリを使用すれば、膨大な情報変換を容易に行える。ま
た本発明(7)においては、上記本発明(1)におい
て、選択信号生成部は複数のエッジ分布情報と複数の選
択信号との対応関係を規定した複数の論理回路部を備え
る。本発明(7)により、情報変換を論理回路(デコー
ダ回路)で行えば、必要なだけの情報変換部を無駄無く
構成できる。
【0025】また本発明(8)においては、上記本発明
(6)において、データ伝送路の受信信号レベルを検出
するレベル検出部を外部に備え、選択信号生成部は前記
レベル検出部のレベル検出信号に従って複数のメモリ又
は1のメモリの参照範囲を切り替える。一般に、光通信
システムでは、上記した如く、光入力レベルの大小に応
じてエッジ分布に比較的顕著な相違が認められる。従っ
て、本発明(8)により、レベル検出部のレベル検出信
号に従って複数のメモリ又は1のメモリの参照範囲を切
り替える様に構成すれば、メモリより効率的な使用が可
能となる。更にはレベル検出部のレベル検出信号をエッ
ジ分布の判定に加味することで、より適正な判定が行え
る。
【0026】また本発明(9)においては、上記本発明
(7)において、データ伝送路の受信信号レベルを検出
するレベル検出部を外部に備え、選択信号生成部は前記
レベル検出部のレベル検出信号に従って論理回路部の選
択を切り替える。本発明(9)によれば、レベル検出部
のレベル検出信号をエッジ分布の判定に加味することに
より、論理回路部の構成を一層簡単化できる。
【0027】また本発明(10)においては、上記本発
明(1)又は(2)において、エッジ分布検出部は受信
バースト信号のプリアンブル信号区間につき検出された
各エッジデータのエッジ分布を検出する。プリアンブル
信号はビット1/0の交番パターンとなる場合が多く、
エッジ分布を測定するに好適である。またプリアンブル
はバーストデータの先頭にあるため、プリアンブル判定
で得た位相を続くバースト本体の受信に適用できる。
【0028】また本発明(11)においては、上記本発
明(1)又は(2)において、エッジ分布検出部は特定
の受信バースト信号の所定ビット区間につき検出された
各エッジデータのエッジ分布を検出する。例えば光加入
者システムでは、遅延測定セル(バースト)に所定のデ
ータを搭載することにより、エッジ分布の測定に利用で
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図2は第1の実施の形態によるバースト同期回路の
ブロック図で、選択信号生成部にROMを使用した場合
を示している。図において、21は入力のデータ信号R
Dに基づき複数のサンプリングデータ信号SD0〜SD
nを生成するデータサンプリング部、22はサンプリン
グデータ信号SD0〜SDnにつき隣合う論理レベルの
変化点(エッジ)を検出するエッジ検出部、23はエッ
ジ検出部22と後述のエッジパターン検出部24と間の
配線を行う配線部、24は複数ビット分のデータ信号R
Dにつき検出した各エッジデータのエッジ分布を求める
エッジ分布検出部、25はエッジ分布の情報を最適位相
のサンプリングデータ信号を選択するための選択信号S
Liに変換する選択信号生成部、26は選択信号SLi
により対応するサンプリングデータ信号SDiを選択す
るデータセレクタ(SEL)である。
【0030】データサンプリング部21において、入力
のデータ信号RDをカスコード接続された複数の遅延素
子Dで順次遅延することにより遅延データDL0〜DL
nを生成し、かつこれらの各出力をデータクロックDC
Kの立上がりでDタイプのフリップフロップFF0〜F
Fnにセットし、サンプリングデータ信号SD0〜SD
nを生成する。
【0031】エッジ検出部22において、EDU0〜E
DUmはサンプリングデータ信号SD0〜SDnにつき
各隣合う論理レベルの変化点(エッジ)を検出するため
のエッジ検出ユニットである。EDU0において、EX
−OR回路EOはサンプリングデータ信号SD0とSD
1との排他的論理和をとっており、両者が同符号の時は
エッジ検出信号E01=0(エッジ無し)を出力し、両
者が異符号の時はエッジ検出信号E01=1(エッジ有
り)を出力する。ANDゲート回路A1はサンプリング
データ信号SD0とエッジ検出信号E01とのANDを
とっており、AND条件を満たすと立上がりエッジ検出
信号E01U=1(立上がりエッジ有り)を出力する。
またANDゲート回路A2はサンプリングデータ信号S
D1とエッジ検出信号E01とのANDをとっており、
AND条件を満たすと立下がりエッジ検出信号E01D
=1(立下がりエッジ有り)を出力する。他のEDU2
〜EDUmについても同様である。
【0032】エッジ分布検出部24はエッジ検出部22
のエッジ検出信号E01〜Emn等に基づき入力のデー
タ信号RDの複数ビットについてのエッジ分布を求め
る。どの種類のエッジ検出信号を利用するかについては
色々と考えられるが、ここでは単なるエッジ検出信号E
01〜Emnを利用する場合を説明する。エッジ分布検
出部24において、エッジ検出信号E01〜Emnは夫
々2入力のORゲート回路O0〜Omの一方に入力し、
またレジスタREGはORゲート回路O0〜Omの各出
力をデータクロックDCKの立下がりでセットすると共
に、その出力Q0〜QmをORゲート回路O0〜Omの
各他方の入力にフィードバックしている。
【0033】エッジ分布検出区間の開始時にはリセット
パルスRPが発生し、レジスタREGの内容はリセット
される。その後に第1のデータクロックDCKが発生す
ると、レジスタREGにはその時点のエッジ検出信号E
01〜Emnがセットされる。次に第2のデータクロッ
クDCKが発生すると、レジスタREGには前回と今回
のエッジ検出信号E01〜Emnの各OR出力がセット
される。以下同様にして進み、こうしてエッジ分布検出
区間の終了時にはレジスタREGに所定回数分エッジデ
ータのOR出力(エッジパターン)が保持される。
【0034】選択信号生成部15において、アドレスレ
ジスタADRはエッジ分布検出区間の終了時に発生する
ラッチパルスLPによりレジスタREGの出力(エッジ
パターンQ0〜Qm)を保持する。ROMはそのアドレ
ス入力のエッジパターンQ0〜Qmに従い最適位相のサ
ンプリングデータ信号を選択するための選択データSL
iを読み出す。そして、データセレクタ26は選択デー
タSLiに対応するサンプリングデータ信号SDiを選
択する。
【0035】図3,図4は第1の実施の形態におけるエ
ッジ分布検出動作を説明する図(1),(2)であり、
立上がりエッジと立下がりエッジとを区別せずに単なる
エッジ分布を検出する場合を示している。図3は、光モ
ジュール11における光入力レベルが相対的に高いた
め、パルス信号幅(論理1レベル)が広がり、かつパル
ス信号の間隔(論理0レベル)が狭なった場合を示して
いる。上記の如く光入力レベルが高いと、ノイズによる
影響は少なく、よってパルス信号の幅及び位置は比較的
安定である。
【0036】図において、データ信号RDの公称1ビッ
ト区間を1タイムスロットとすると、1タイムスロット
毎にデータクロックDCKが発生する。一方、入力のデ
ータ信号RDを遅延する各遅延素子Dは1タイムスロッ
トを16等分するような遅延時間を有しており、これに
より入力のデータ信号RDは順次遅延される。ところで
入力のデータ信号RDを順次遅延させることと、入力の
データ信号RDを順次遅延したタイミングで見ることと
は等価である。図は入力のデータ信号RDを固定し、こ
れを順次遅延したタイミングで見た様に表している。但
し、1タイムスロットの内側が実際にデータ信号RDの
存在する区間であり、1タイムスロットの外側は単に入
力信号波形の前後関係を分かり易くするために描かれて
いる。
【0037】図の縦軸にt1 〜t8 の各サンプルタイミ
ングを取り、入力のデータ信号8ビット分のエッジ分布
を検出する。具体的に説明すると、最初のパルスP
1 は、パルス幅が広がっており、t1 のタイミングでは
エッジが検出されない。次のt2のタイミングでは遅れ
て発生するパルスP1 の立下がりエッジと早めに発生す
るパルスP2 の立上がりエッジとが夫々単なるエッジ検
出信号E2−3,E12−13として検出される。以下
同様にしてt8 のタイミングまで進む。
【0038】図の下欄にエッジのヒストグラム(発生頻
度数)を示す。エッジE2−3,E3−4は夫々2回、
エッジE12−13は3回、エッジE13−14は1回
発生している。上記入力のデータ信号RDの性質からし
てこの様な検出結果が得られることは容易に理解でき
る。エッジ分布検出部24は毎回のエッジ検出データの
論理ORをとり、最終的にエッジパターン「00110
00000001100」を生成する。従って、光入力
レベルが高いと、各エッジの発生が比較的狭い範囲の2
か所に集中していることが分かる。
【0039】図4は、光モジュール11における光入力
レベルが相対的に低いため、ノイズの影響を受けてパル
ス信号幅及びパルス信号位置が不規則に変化した場合を
示している。図において、t1 のタイミングでは遅れて
発生するパルスP1 の立上がりエッジと早めに発生する
パルスP1 の立下がりエッジとが夫々エッジ検出信号E
0−1,E14−15として検出される。次のt2 のタ
イミングではエッジが検出されない。次のt3 のタイミ
ングでは遅れて発生するパルスP2 の立上がりエッジの
みがエッジ検出信号E3−4として検出される。以下同
様にしてt8 のタイミングまで進む。
【0040】この場合のエッジヒストグラムは、エッジ
E0−1,E1−2,E2−3,E3−4が夫々1回、
かつエッジE12−13,E13−14,E14−1
5,E15−0も夫々1回となっている。上記入力のデ
ータ信号RDの性質からしてこの様な結果が得られるこ
とは容易に理解できる。エッジ分布検出部24は毎回の
エッジ検出データの論理ORをとり、最終的にエッジパ
ターン「1111000000001111」を生成す
る。従って、光入力レベルが低いと、各エッジの発生が
比較的広い範囲に分散していることが分かる。
【0041】光加入者システムでは、上記図3の状況は
比較的近距離の従局からの受信バーストで発生し、また
上記図4の状況は比較的遠距離の従局からの受信バース
トで発生し、また図示しないが、これらの中間の従局か
らは図3と図4の中間の性格のバースト信号が受信され
る。そして、上記いずれにしても、本第1の実施の形態
における上記エッジ分布検出方法によれば、検出したエ
ッジパターンに応じて逆に入力のバースト信号の特性を
推測できる。更には、検出したエッジパターンに従って
入力の全バーストデータを確実に打ち抜ける様な最適の
サンプリング位相を正確に決定できる。
【0042】図5,図6は第1の実施の形態における他
のエッジ分布検出動作を説明する図(1),(2)であ
り、立上がりエッジと立下がりエッジとを区別してこれ
らのエッジ分布を検出する場合を示している。なお、図
2において、立上がりエッジと立下がりエッジとを区別
して検出する場合は、立上がりエッジ検出信号E01U
〜EmnU及び立下がりエッジ検出信号E01D〜Em
nDを夫々エッジ分布検出部24に入力すれば良い。
【0043】図5は上記図3と同様に光モジュール11
における光入力レベルが相対的に高い場合を示してい
る。従って、エッジの発生位置及び発生頻度数は図3の
ものと同様である。但し、ここでは立上がりエッジと立
下がりエッジとを分けて検出した結果、最終的に立上が
りエッジパターン「000000000000110
0」と、立下がりエッジパターン「001100000
0000000」とが得られる。これらのエッジパター
ンを見ると、立上がりエッジの発生は比較的狭い範囲の
1か所に集中し、かつ立下がりエッジの発生は上記立上
がりエッジと対称位置の比較的狭い範囲の1か所に集中
していることが分かる。別の見方をすれば、立上がりエ
ッジと立下がりエッジとは互いに離れて発生しているこ
とが分かる。
【0044】図6は上記図4と同様に光モジュール11
における光入力レベルが相対的に低い場合を示してい
る。従って、エッジの発生位置及び発生頻度数は図4の
ものと同様である。但し、ここでも立上がりエッジと立
下がりエッジとを分けて検出した結果、最終的に立上が
りエッジパターン「100100000000010
1」と、立下がりエッジパターン「001100000
0001010」とが得られる。これらのエッジパター
ンを見ると、立上がりエッジ及び立上がりエッジの発生
が互いに共通の比較的広い範囲に分散していることが分
かる。別の見方をすれば、立上がりエッジと立下がりエ
ッジとは互いに近接して発生していることが分かる。
【0045】従って、本第1の実施の形態における上記
他のエッジ分布検出方法によれば、検出した立上がり及
び立下がりの各エッジパターンに応じて逆に入力のバー
スト信号の特性(受信状況)を的確に推測できる。更に
は、検出した立上がり及び立下がりの各エッジパターン
に従って入力の全バーストデータを確実に打ち抜ける様
な最適のサンプリング位相を正確に選択できる。
【0046】なお、以下は、特にことわらない限り、立
上がりエッジと立下がりエッジとを区別しない場合のエ
ッジパターンを使用する場合について説明を続ける。図
7は第1の実施の形態における選択信号生成部を説明す
る図で、該図はROMのアドレス入力(エッジパタ−ン
EP)とROMの読出データ(選択データSL)との関
係を示している。
【0047】図7(A)は上記図3で得られたエッジパ
タ−ンに対応するROMテーブル(1)の記憶内容を示
している。図3を見ると、図3に示す様な位相で入力す
るデータ信号RDに対しては最終的にエッジパターン
「0011000000001100」が得られた。こ
の様な位相で入力する全バーストデータRDをデータク
ロックDCKにより最適位相(各データビットの略中心
付近)で打ち抜くためには、入力のデータ信号RDを8
単位遅延時間分遅らせた遅延データ信号DL08(実際
は遅延データ信号DL08をデータクロックDCKでサ
ンプリングしたサンプリングデータ信号SD08)を選
択するのが良いことは図から容易に理解できる。図7
(A)に戻り、ROMテーブル(1)はこの関係を予め
記憶しており、ROMアドレス「0011000000
001100」の欄にはサンプリングデータ信号SD0
8を選択するためのROMデータ「SL08」が記憶さ
れている。
【0048】ところで、上記図3では入力のデータ信号
RDとデータクロックDCKとがたまたま図示の様な位
相関係にあったが、実際上は主局10と各従局#1〜#
nとの間にクロックの同期関係は無いから、入力のデー
タ信号RDとデータクロックDCKとの位相関係は様々
なものと成り得る。但し、この例では遅延データ信号の
分解能が16であることから、入力のデータ信号RDと
データクロックDCKとの間の位相関係も16通り規定
しておけば良い。この場合に、図3において、入力のデ
ータ信号RDが該図よりも1単位遅延時間分遅れて入力
したと仮定すると、そのエッジパタ−ンは「00011
00000000110」となり、この場合の最適位相
のサンプリングデータ信号はSD09となる。図7
(A)に戻り、ROMテーブル(1)には、更にこの関
係が記憶されており、ROMアドレス「0001100
000000110」の欄にはサンプリングデータ信号
SD09を選択するためのROMデータ「SL09」が
記憶されている。以下、同様にして進み、ROMテーブ
ル(1)には全体で16通りの位相関係が記憶されてい
る。
【0049】図7(B)は上記図4で得られたエッジパ
タ−ンに対応するROMテーブル(2)の記憶内容を示
している。ROMテーブル(2)の上記図4で得られた
エッジパタ−ン(ROMアドレス)「11110000
00001111」の欄には最適位相のサンプリングデ
ータ信号SD08を選択するためのROMデータ「SL
08」が記憶されている。更にこれを基準として16通
りの位相関係が記憶されている。
【0050】なお、図示しないが、他にも上記両エッジ
パターンに類似又はこれらの中間にあるような様々なエ
ッジパターン「0001000000001100」,
「0011000000001000」,「01110
00000001100」,「01110000000
01110」等が発生し得る。これらについても夫々に
16通りの位相関係が記憶される。この場合に、どの形
のエッジパターン及びどの位相のエッジパターンであっ
ても16ビットのROMアドレス空間においては夫々に
ユニークなアドレスを指すので、全位相関係を1つのR
OMに収容できる。
【0051】図8は第2の実施の形態によるバースト同
期回路のブロック図で、選択信号生成部を論理回路で構
成した場合を示している。図において、27は選択信号
生成部、28は集積回路等で構成したエッジパターンデ
コーダ部(EPDEC)、29はデータマルチプレクサ
(MUX)である。なお、図2のセレクタ26に代えて
データマルチプレクサ29を設けた理由は、図2ではR
OMの読出データD0〜D4がSEL26内でデコード
され、対応するサンプリングデータSD0〜SDnの内
の何れか一つを選択するのに対して、図8ではエッジパ
ターンデコーダ部28の各デコード出力SL0〜SLn
がサンプリングデータSD0〜SDnの内の何れか一つ
を選択するためである。他の構成は図2と同様で良い。
【0052】図9は第2の実施の形態における選択信号
生成部を説明する図で、図において、28はエッジパタ
ーンデコーダ部(EPDEC)、28a〜28cは夫々
に所定のエッジパターンのデコードを担当するデコーダ
ユニット(DUa〜DUc)、29はデータマルチプレ
クサ(MUX)である。デコーダユニット28aにおい
て、ANDゲート回路A00aは、上記図7(A)に示
すROMテーンブル(1)の第11行目のエッジパター
ン「0000110000110000」が入力した時
にのみ最適位相のサンプリングデータ信号SD00を選
択するための選択信号EN00=1を出力する。以下同
様にして進み、ANDゲート回路A15aはROMテー
ンブル(1)の第10行目のエッジパターン「0001
100001100000」が入力した時にのみ最適位
相のサンプリングデータ信号SD15を選択するための
選択信号EN15=1を出力する。
【0053】デコーダユニット28cにおいて、AND
ゲート回路A00cは、上記図7(B)に示すROMテ
ーンブル(2)の第9行目のエッジパターン「0000
111111110000」が入力した時にのみ最適位
相のサンプリングデータ信号SD00を選択するための
選択信号EN00=1を出力する。以下同様にして進
み、ANDゲート回路A15cはROMテーンブル
(2)の第8行目のエッジパターン「00011111
11100000」が入力した時にのみ最適位相のサン
プリングデータ信号SD15を選択するための選択信号
EN15=1を出力する。
【0054】デコーダユニット28bについても同様で
あり、但し、デコーダユニット28bは残りの各種のエ
ッジパターンのデコードを担当するものとする。デコー
ダユニット28a〜28cの各出力信号EN00〜EN
15は夫々にワイヤードORされ、選択信号SL00〜
SL15としてデータマルチプレクサ29の各入力端子
に入力する。そして、ANDゲート回路A00〜A15
の何れか一つが選択されると、対応するサンプリングデ
ータ信号SDiが出力される。
【0055】なお、例えば上記デコーダユニット28a
において、立上がりエッジと立下がりエッジとからなる
各エッジパタ−ン「000000000110000
0」,「0001100000000000」をデコー
ドする場合は、これらは対(対称的)で現れるので、立
上がりエッジパタ−ン「00000000011000
00」のみ、又は立下がりエッジパタ−ン「00011
00000000000」のみ、をデコードしても良
い。因みに、これを図2のROM等から成る選択信号生
成部25に適用する場合は、エッジパタ−ンの情報量
(ビット1の数)が半減することから、ROMの小容量
化につながる。
【0056】又は図9に示す如く、ANDゲート回路A
00aの一方の側の入力端子に立上がりエッジエッジパ
ターン信号EP12−13U,EP13−14Uを接続
し、かつ他方の側の入力端子に立下がりエッジエッジパ
ターン信号EP2−3D,EP3−4Dを接続しても良
い。因みに、この接続は正のパルス幅が広い場合の受信
バーストに対応している。一方、負のパルス幅が広い場
合の受信バーストに対しては、図示しないが、立上がり
及び立下がりの各エッジエッジパターン信号の接続を上
記とは逆にした、例えばANDゲート回路A00a´を
更に設けることが可能である。この場合のANDゲート
回路A00a´の出力については、正のパルス幅が広い
場合と負のパルス幅が広い場合とで受信バーストの性質
が同一なら選択信号EN00に接続する。また正のパル
ス幅が広い場合と負のパルス幅が広い場合とで受信バー
ストの性質が微妙に異なる場合はANDゲート回路A0
0a´の出力を選択信号EN01又はEN15に接続す
ることも可能である。以上のことは、他のANDゲート
回路A01a〜A15a、及び他のデコーダユニット2
8b,28cについても同様に考えられる。従って、立
上がり及び立下がりエッジを区別して検出する方法によ
れば、受信バーストの性質に応じたきめ細かい位相制御
が可能となる。
【0057】また、図示しないが、例えば図8における
エッジ分布検出部24のORゲート回路O0〜Omとレ
ジスタREGとから成る回路構成に代えて、各検出エッ
ジ信号に対応する16個分のカウンタ回路(数ビットカ
ウンタ)を設けることが可能である。こうすれば、所定
ビット区間に渡る各検出エッジのヒストグラム(発生頻
度数)を検出できる。ヒストグラムを使用すれば、エッ
ジの分布範囲(エッジパターン)のみならず、その中の
どの位置にエッジが集中しているかの情報も同時に分か
るため、その分布状態を考慮した一層高度な位相制御を
行える。因みに、この場合の次段の選択信号生成部27
は、全カウンタの出力をアドレス入力とする様なメモリ
(ROM等)で構成しても良いし、又はスピードが許さ
れるならCPUやDSP等のプログラム制御により最適
位相の検出機能を実現できる。
【0058】図10は第3の実施の形態によるバースト
同期回路のブロック図で、光モジュール11における光
信号レベルの検出信号RLをエッジパターンの判定に利
用する場合を示している。図において、11は光モジュ
ール、18は光/電変換部(O/E)、27は第3の実
施の形態における選択信号生成部、31は集積回路等で
構成されたエッジパターンデコーダ部(EPDEC)で
ある。その他の構成は図8と同様で良い。光/電変換部
18は入力の光データの光強度を検出して所定閾値以上
の場合は光検出レベル信号RL=1、それ以外の場合は
光検出レベル信号RL=0を出力する。
【0059】図11は第3の実施の形態における選択信
号生成部を説明する図で、図において、31はエッジパ
ターンデコーダ部(EPDEC)、31a,31cは夫
々に所定のエッジパターンのデコードを担当するデコー
ダユニット(DUa,DUc)、29はデータマルチプ
レクサ(MUX)である。デコーダユニット31aにお
いて、ANDゲート回路A00aは、基本的には上記図
7(A)に示すROMテーンブル(1)の第11行目の
エッジパターン「0000110000110000」
が入力した時に最適位相のサンプリングデータ信号SD
00を選択するための選択信号EN00=1を出力する
ように構成されている。但し、このANDゲート回路A
00aにはエッジパターンのビット「1」が入力する端
子の前後(前又は後でも良い)の端子にHIGHレベル
が入力されており、これらのエッジパターンビットの論
理1/0には感知しないようになっている。即ち、この
ANDゲート回路A00aはエッジパターンデータが
「0000110000110000」以外の、例えば
「0000111001110000」等であっても選
択信号EN00=1を出力する。ANDゲート回路A0
1a〜A15aについても同様である。またデコーダユ
ニット31cに付いても同様に考えられる。そして、外
部からの光検出レベル信号RL=1(光受信レベルが高
い)の場合はデコーダユニット31aの側が付勢され、
また光検出レベル信号RL=0(光受信レベルが低い)
の場合はデコーダユニット31cの側が付勢され、こう
して光受信レベルによりデコーダユニット31a/31
cが使い分けられる。因みに、この例ではデコーダユニ
ット31a,31cの検出範囲が広がった結果、これら
の中間のエッジパターンの処理をするためのデコーダユ
ニット31bが省略されている。この場合に、デコーダ
ユニット31a,31cの各検出範囲を広げると、入力
のバースト信号の性質によってはデコーダユニット31
a,31cの各出力が同時に満足される状況も有り得る
が、バースト信号の性質を反映した光検出レベル信号R
L=1/0によって切り分けられるため、適正な位相制
御を行える。
【0060】なお、上記はデコーダユニット31a,3
1cを簡単化した場合の一例を示すものに過ぎない。よ
り正確な位相制御を行う場合にはデコーダユニット31
a,31cの内部に夫々異なるエッジパターンに対応で
きるANDゲート回路を設け、これらをデコーダグルー
プユニット31a,31cとする。例えばエッジパター
ン「0000110000110000」を検出するA
NDゲート回路A00aとエッジパターン「00001
11001110000」を検出するANDゲート回路
A00a´とを個別に設け、その出力をEN00に接続
する。更には、これより少し進み位相のエッジパターン
「0001110000110000」を検出するAN
Dゲート回路A00a´又はA15a´を設け、その出
力をEN00又はEN15に接続する。以下同様であ
る。そして、この場合も外部からの光検出レベル信号R
L=1/0に従ってデコーダグループユニット31a,
31cを使い分ける。特に光通信システムにおいては、
光検出レベルと発生するエッジパターンとの間に上記図
3,図4で述べた様な関係が認められるため、この構成
は有効である。
【0061】なお、上記本第3の実施の形態における考
えは、図2のROMを使用した選択信号生成部25にも
適用できる。即ち、光検出レベル信号RLに従ってRO
Mの参照範囲を変え、又は複数で構成したROMの選択
を切り替えられる。勿論、上記光検出レベル信号RLは
1/0の2値に限らず、光検出レベルをより細かく段階
分けした3値以上であっても良い。
【0062】図12は第4の実施の形態によるバースト
同期回路のブロック図で、データサンプリング部の他の
構成を示している。図において、21´はデータサンプ
リング部である。データサンプリング部21´では、図
2のデータサンプリング部21とは逆に、入力のデータ
信号RDは遅延されず、代わりにデータクロックDCK
が各遅延素子Dにより順次遅延されている。従って、こ
の場合の各サンプリングデータ信号SD0〜SDnは入
力のデータ信号RDをその頭から尾まで遅延データクロ
ックDK0〜DKnによりスキャンサンプルしたものと
なる。そして、ほぼ1タイムスロットを経過した時点で
は現タイムスロットのエッジデータが出揃う。エッジ分
布検出部24において、レジスタREGは遅延データク
ロックDKnから少し遅延したクロックDKndにより
ORゲート回路O0〜Omの出力を取り込む。こうし
て、レジスタREGは入力のデータ信号RDの複数ビッ
ト分の検出エッジのOR出力を取り込める。
【0063】更に、この第4の実施の形態では、MUX
29は、上記サンプリングデータ信号SD0〜SDnの
内の何れか一つを選択する代わりに、遅延データクロッ
クDK0〜DKnの内の何れか一つを選択する様に構成
されている。この場合の入力のデータ信号RDは、その
ままのものが使用される。自局のデータクロック位相を
受信バースト信号RDの位相に合わせるようなシステム
では、この構成を採用できる。
【0064】図13は実施の形態によるエッジ分布の測
定範囲を説明する図である。図は光加入者システムにお
ける上り回線の通信方式の一例を示している。各従局#
1〜#nは、自局の送信セル(運用セル)が有る場合
は、運用セルのフレームタイミングの他局の運用セルと
衝突しないタイミングに自局の運用セルを送信する。1
セルには、先頭よりプリアンブルPR(ビット10の交
番パターン)、セル同期用信号DL、データ信号等の各
エリアが設けられている。一方、新たに従局#5を接続
する様な場合には、1フレーム内に遅延測定用ウィンド
なるものが設けられており、主局10は従局#5の出力
する遅延測定セル#5を用いて主局10から従局#5ま
での距離を測定し、従局#5が運用セルを送出するタイ
ミングを制御するための遅延測定を行う。
【0065】係る通信方式の下でエッジ分布の測定範囲
としては次の3つの方法が考えられる。第1の方法は、
遅延測定セルや運用セルにかかわらず、各セル(バース
ト信号)のヘッダにあるプリアンブルPRの区間にのみ
エッジ分布の測定を行う。この場合の判定結果の位相は
当該セルに適用できる。第2の方法は、夫々の従局の接
続時に、伝送距離測定用の遅延測定セルの全ビットに対
してエッジ分布測定を行い、好ましくは同時に光信号レ
ベルの大小を判定し、その判定結果の位相を接続後の各
運用セルに適用する。なお、遅延測定セルのデータエリ
ア等には実際上のエッジパターンを推測するに好適なる
様々なテスト用データパターンを搭載できる。第3の方
法は、従局毎に、各運用セルの全ビットに対してエッジ
分布測定を行う。その判定結果はそのセル自身ではな
く、同じ従局からの次のセルに対して適用される。
【0066】なお、上記各実施の形態では光通信システ
ムの高速性(150Mbps等)を考慮してハードウエ
ア構成によるバースト同期回路の例を示したが、高速性
を要求されない様な場合には、エッジ検出部22、エッ
ジ分布検出部24、選択信号生成部25/27等の各機
能をCPUやDSPのプログラム制御により実現しても
良い。
【0067】また、上記各実施の形態では光加入者シス
テムへの適用例を述べたが、本発明によるバースト同期
回路は他のメタリック伝送路や無線回線を利用した各種
通信システム(通常の端局間1対1通信システム,移動
通信システム等)のバースト同期回路にも適用できる。
また、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べた
が、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の特徴的構
成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えるこ
とは言うまでも無い。
【0068】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、バース
トデータ信号の複数ビット区間につき検出された各エッ
ジデータのエッジ分布に基づき最適位相を判定する構成
により、バースト信号の受信状態に忠実な最適のバース
ト同期が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】第1の実施の形態によるバースト同期回路のブ
ロック図である。
【図3】第1の実施の形態におけるエッジ分布検出動作
を説明する図(1)である。
【図4】第1の実施の形態におけるエッジ分布検出動作
を説明する図(2)である。
【図5】第1の実施の形態における他のエッジ分布検出
動作を説明する図(1)である。
【図6】第1の実施の形態における他のエッジ分布検出
動作を説明する図(2)である。
【図7】第1の実施の形態における選択信号生成部を説
明する図である。
【図8】第2の実施の形態によるバースト同期回路のブ
ロック図である。
【図9】第2の実施の形態における選択信号生成部を説
明する図である。
【図10】第3の実施の形態によるバースト同期回路の
ブロック図である。
【図11】第3の実施の形態における選択信号生成部を
説明する図である。
【図12】第4の実施の形態によるバースト同期回路の
ブロック図である。
【図13】実施の形態によるエッジ分布の測定範囲を説
明する図である。
【図14】従来技術を説明する図(1)である。
【図15】従来技術を説明する図(2)である。
【図16】従来技術を説明する図(3)である。
【図17】従来技術を説明する図(4)である。
【図18】従来技術を説明する図(5)である。
【符号の説明】
1 本線(光ファイバ) 2 光カプラ 3 支線(光ファイバ) 10 主局 11 光モジュール 18 光/電変換部(O/E) 21 データサンプリング部 22 エッジ検出部 23 配線部 24 エッジ分布検出部 25,27 選択信号生成部 26 データセレクタ(SEL) 28,31 エッジパターンデコーダ部(EPDEC) 28a〜28c デコーダユニット(DUa〜DUc) 29 データマルチプレクサ(MUX)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バースト入力のデータ信号と該データ信
    号を取り込むためのクロック信号との位相を合わせるバ
    ースト同期回路において、 前記データ信号をその1ビット周期よりも短い時間間隔
    で順次遅延させ、これらを前記クロック信号によりサン
    プリングするデータサンプリング部と、 前記サンプリングされた複数のサンプリングデータ信号
    につき隣同士で論理レベルの異なるエッジを検出するエ
    ッジ検出部と、 前記データ信号の複数ビット区間につき前記検出された
    各エッジデータのエッジ分布を検出するエッジ分布検出
    部と、 前記検出されたエッジ分布に基づき最適位相のデータ信
    号又はクロック信号を選択するための選択信号を生成す
    る選択信号生成部とを備えることを特徴とするバースト
    同期回路。
  2. 【請求項2】 データサンプリング部はクロック信号を
    データ信号の1ビット周期よりも短い時間間隔に逓倍し
    又は順次遅延させた各クロック信号によりデータ信号を
    順次サンプリングすることを特徴とする請求項1に記載
    のバースト同期回路。
  3. 【請求項3】 エッジ検出部は複数のサンプリングデー
    タ信号につき隣同士で論理レベルの異なる立上がりエッ
    ジ及び又は立下がりエッジを検出することを特徴とする
    請求項1又は2に記載のバースト同期回路。
  4. 【請求項4】 エッジ分布検出部はデータ信号の複数ビ
    ット区間につき検出された各エッジデータの論理和出力
    に基づきエッジ分布を検出することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のバースト同期回路。
  5. 【請求項5】 エッジ分布検出部はデータ信号の複数ビ
    ット区間につき検出された各エッジデータの発生頻度数
    に基づきエッジ分布を検出することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のバースト同期回路。
  6. 【請求項6】 選択信号生成部は予め複数のエッジ分布
    情報と複数の選択信号との対応関係を記憶している1又
    は2以上のメモリを備えることを特徴とする請求項1に
    記載のバースト同期回路。
  7. 【請求項7】 選択信号生成部は複数のエッジ分布情報
    と複数の選択信号との対応関係を規定した複数の論理回
    路部を備えることを特徴とする請求項1に記載のバース
    ト同期回路。
  8. 【請求項8】 データ伝送路の受信信号レベルを検出す
    るレベル検出部を外部に備え、選択信号生成部は前記レ
    ベル検出部のレベル検出信号に従って複数のメモリ又は
    1のメモリの参照範囲を切り替えることを特徴とする請
    求項6に記載のバースト同期回路。
  9. 【請求項9】 データ伝送路の受信信号レベルを検出す
    るレベル検出部を外部に備え、選択信号生成部は前記レ
    ベル検出部のレベル検出信号に従って論理回路部の選択
    を切り替えることを特徴とする請求項7に記載のバース
    ト同期回路。
  10. 【請求項10】 エッジ分布検出部は受信バースト信号
    のプリアンブル信号区間につき検出された各エッジデー
    タのエッジ分布を検出することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のバースト同期回路。
  11. 【請求項11】 エッジ分布検出部は特定の受信バース
    ト信号の所定ビット区間につき検出された各エッジデー
    タのエッジ分布を検出することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のバースト同期回路。
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