JPH05110550A - スキユーキヤンセル方式 - Google Patents

スキユーキヤンセル方式

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JPH05110550A
JPH05110550A JP3267784A JP26778491A JPH05110550A JP H05110550 A JPH05110550 A JP H05110550A JP 3267784 A JP3267784 A JP 3267784A JP 26778491 A JP26778491 A JP 26778491A JP H05110550 A JPH05110550 A JP H05110550A
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JP
Japan
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unit
skew
delayed
clock signal
data
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Withdrawn
Application number
JP3267784A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Tajima
一幸 田島
Masaaki Kawai
正昭 河合
Hidetoshi Naito
英俊 内藤
Yuji Takizawa
雄二 滝澤
Toshimi Ikeda
聡美 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はスキューキャンセル方式に関し、並
列データの伝送路長を長くできると共に並列データの高
速転送が行えるスキューキャンセル方式の提供を目的と
する。 【構成】 送信部1と受信部2間の並列伝送路で発生す
るデータ信号のスキューをキャンセルするスキューキャ
ンセル方式において、受信部2は、受信データ信号Da
を順次遅延させて1又は2以上の遅延データ信号Db,
Dcを形成すると共に、受信及び遅延データ信号Da〜
Dcと基準のクロック信号Ca間、又は受信データ信号
Daと基準のクロック信号Ca及びこれを順次遅延させ
て形成した1又は2以上の遅延クロック信号Cb,Cc
間での位相を比較することにより、基準のクロック信号
Caに位相の近い受信又は遅延データ信号Da〜Dcを
選択するスキューキャンセル部30 〜3n を備え、送信
部1からテスト用データを送信して各スキューキャンセ
ル部30 〜3nにおける選択をロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキューキャンセル方式
に関し、更に詳しくは送信部と受信部間の並列伝送路で
発生するデータ信号のスキューをキャンセルするスキュ
ーキャンセル方式に関する。コンピュータシステムやデ
ータ通信システムにおいては、架間のような比較的長い
距離で並列データを同期転送する必要があり、今日、シ
ステム規模の拡大に伴って架間の距離も長くなり、送信
部と受信部間の並列伝送路で発生するデータ信号のスキ
ューが無視できなくなっている。
【0002】
【従来の技術】図11は並列伝送路におけるデータ信号
のスキューを説明する図である。一般に伝送路における
信号の伝搬特性は伝送路の損失、材質、伝送路長等に依
存し、特にディジタル伝送路ではクロック信号とデータ
信号との同期が問題になる。しかるに、通常の並列伝送
路においては伝搬特性に僅かながらバラツキがあり、伝
送路長が長くなると特性相違による影響が顕著になる。
即ち、図示の如く、受信部におけるクロック信号の立ち
上がりを受信データの識別点とすると、チャネル0のデ
ータ信号D0 は適当な位相で入力しているが、チャネル
1のデータ信号D 1 は伝送路による遅れが小さいために
かなりの進み位相で入力しており、またチャネル2のデ
ータ信号D2 は逆に伝送路による遅れが大きいためにか
なりの遅れ位相で入力している。従って、並列伝送路長
をあまり長くすると受信データを正しくサンプリングで
きない。
【0003】従来は、伝送路長をあまり長くしないよう
に抑えていた。しかし、今後はコンピュータシステムや
データ通信システムの規模の拡大に伴い並列データの伝
送路長を長くせざるを得ない。また従来は、伝送路長を
長くした場合はデータの転送周期(タイムスロット幅)
D を長くしていた。しかし、タイムスロット幅TD
長くすると並列データの高速転送が行えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のス
キューキャンセル方式では、伝送路長を短く抑えたり、
または伝送路長を長くした場合はデータ転送周期を長く
していたので、システム規模の拡大が困難であったり、
または並列データの高速転送が行えなかった。本発明の
目的は、並列データの伝送路長を長くできると共に並列
データの高速転送が行えるスキューキャンセル方式を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のスキューキャンセル
方式は、送信部1と受信部2間の並列伝送路で発生する
データ信号のスキューをキャンセルするスキューキャン
セル方式において、受信部2は、受信データ信号Daを
順次遅延させて1又は2以上の遅延データ信号Db,D
cを形成すると共に、受信及び遅延データ信号Da〜D
cと基準のクロック信号Ca間、又は受信データ信号D
aと基準のクロック信号Ca及びこれを順次遅延させて
形成した1又は2以上の遅延クロック信号Cb,Cc間
での位相を比較することにより、基準のクロック信号C
aに位相の近い受信又は遅延データ信号Da〜Dcを選
択するスキューキャンセル部30 〜3n を備え、送信部
1からテスト用データを送信して各スキューキャンセル
部30 〜3n における選択をロックするものである。
【0006】
【作用】送信部1より全データチャネルCH0 〜CHn
に対し、例えば前後の数タイムスロットが「0」でかつ
中間の1タイムスロットのみ「1」のテスト用データを
一斉送信すると、各スキューキャンセル部30〜3n
はデータ信号遅延部が受信データ信号Daを受信すると
共にこれを順次遅延させて1又は2以上の遅延データ信
号Db,Dcを形成する。この状態で、比較部は、例え
ば受信及び遅延データ信号Da〜Dcを基準のクロック
信号Caで並列にサンプリングすることにより、受信及
び遅延データ信号Da〜Dcと基準のクロック信号Ca
間での位相を比較する。又は受信データ信号Daを基準
のクロック信号Ca及びこれを順次遅延させて形成した
1又は2以上の遅延クロック信号Cb,Ccで順次にサ
ンプリングすることにより、受信データ信号Daと基準
及び遅延クロック信号Ca〜Cc間での位相を比較す
る。そして、選択部は、比較部で得られたサンプリング
パターンに従って基準のクロック信号Caに位相の近い
受信又は遅延データ信号Da〜Dcを選択する。
【0007】こうして、全スキューキャンセル部30
n において上記動作が一斉に行われ、各スキューキャ
ンセル部30 〜3n では共通の基準のクロック信号Ca
に位相同期した最適の受信又は遅延データ信号Da〜D
cが選択される。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。図2は実施例のスキューキャンセル
方式の構成を示す図で、図において1は送信部、2は受
信部、30 〜3n はスキューキャンセル部、4はテスト
データ発生部、Tはトランスミッタ回路、Rはレシーバ
回路である。
【0009】受信部2に電源投入するとパワーオンリセ
ット信号PORが発生して送信部1に送られる。これを
受けた送信部1のテストデータ発生部4は受信部2に対
して連続したクロック信号C及び該連続したクロック信
号Cのうちテスト用データを「1」とした時点(識別
点)のクロック信号Cを選択するための同期用信号S及
び全データチャネルについて「010」のテスト用デー
タを送信する。
【0010】受信部2においては、各スキューキャンセ
ル部30 〜3n が受信データ信号Daを順次遅延させて
1又は2以上の遅延データ信号Db,Dcを形成すると
共に、受信及び遅延データ信号Da〜Dcと基準のクロ
ック信号Ca間、又は受信データ信号Daと基準のクロ
ック信号Ca及びこれを順次遅延させて形成した1又は
2以上の遅延クロック信号Cb,Cc間での位相を比較
することにより、基準のクロック信号Caに位相の近い
受信又は遅延データ信号Da〜Dcを選択する。
【0011】このようなスキューキャンセル部3として
は様々な構成が考えられるが、以下に具体例を詳細に説
明する。図3は第1実施例のスキューキャンセル部のブ
ロック図で、図において31は受信データ信号Daを順
次遅延させて1又は2以上の遅延データ信号Db,Dc
を形成するデータ信号遅延部、32は受信及び遅延デー
タ信号Da〜Dcを基準のクロック信号Caで並列にサ
ンプリングするラッチ回路(サンプリング部)、33は
サンプリング部32の出力が真である受信及び遅延デー
タ信号Da〜Dcのうち基準のクロック信号Caに位相
の近いものを選択する選択部、Dは遅延ゲート回路、A
はANDゲート回路、OはORゲート回路、Iはインバ
ータ回路、EはEORゲート回路である。
【0012】図4は第1実施例のスキューキャンセル部
の動作を説明する図で、図4の(A)は動作タイミング
チャート、図4の(B)は選択部33における選択論理
を示す真理値表である。図4の(A)において、データ
信号遅延部31は受信データ信号Daに基づいてこれよ
りΔt遅れた遅延データ信号Dbと、さらにΔt遅れた
遅延データ信号Dcとを形成している。この状態で、ラ
ッチ回路32は受信及び遅延データ信号Da〜Dcを基
準のクロック信号Caで並列にサンプリングするが、そ
のラッチ出力パターンLa〜Lcは受信データ信号Da
と基準のクロック信号Caとの位相関係に応じて異な
る。
【0013】即ち、受信データ信号Daが大きく遅延す
る伝送路では基準のクロック信号Caの立ち上がり(識
別点)が受信データ信号Daの先頭部に近づいて、例え
ば図のt0 の位置にあると考えられる。この場合のラッ
チ出力パターンLa〜Lcは「100」であり、受信デ
ータ信号Daをそのまま利用(選択)するのが良い。ま
た、受信データ信号Daの遅延が幾分少ない伝送路では
識別点はt1 に移動し、この場合のラッチ出力パターン
La〜Lcは「110」になる。この場合も受信データ
信号Daをそのまま利用するのが良い。さらに受信デー
タ信号Daの遅延が少なくなると識別点はt2 又はt3
に移動し、この場合のラッチ出力パターンLa〜Lcは
「111」になる。この場合は識別点が受信データ信号
Dbの略中心にあるので受信データ信号Dbを利用する
のが良い。なお、受信データ信号Daが大きく鈍ってし
まうような伝送路ではt2 又はt3 の識別点にラッチ出
力パターンLa〜Lcが「010」となることが考えら
れる。この場合も受信データ信号Dbを利用するのが良
い。さらに受信データ信号Daの遅延が少なくなった場
合について上記と同様に考えられる。
【0014】上記のようなラッチ出力パターンLa〜L
cと選択部33における選択の関係を表にしたのが図4
の(B)であり、図3の選択部33は図4の(B)の表
を満足するように構成されている。こうして、第1実施
例の構成では送信部1がテスト用データを一回送信する
だけで、各スキューキャンセル部30〜3n では夫々独
自のスキューが補償され、その状態で保持(ロック)さ
れる。
【0015】図5は第2実施例のスキューキャンセル部
のブロック図で、図において31はデータ信号遅延部、
34はテスト用データの入力毎に受信及び遅延データ信
号Da〜Deのうち隣位相の信号の組を順次選択して出
力する選択部、341,342はセレクタ、343はカ
ウンタ、35は選択部34の出力を基準のクロック信号
Caで並列にサンプリングするラッチ回路(サンプリン
グ部)、36はサンプリング部35の出力が全て真の時
に選択部34の選択をロックするロック部、5は同期用
信号Sの後端を遅延させる遅延ユニット(DU)、NA
はNANDゲート回路である。
【0016】図6は第2実施例のスキューキャンセル部
の動作タイミングチャートである。最初にテスト用デー
タが送られるタイミングではカウンタ343のカウン
ト出力QCは「0」であり、セレクタ342は受信デー
タ信号Daを、セレクタ341は遅延データ信号Dbを
夫々選択している。この状態で、ラッチ回路35はセレ
クタ342,341の各出力DA (=Da),DB(=
Db)を基準のクロック信号Caで並列にサンプリング
するが、いずれのデータ信号DA ,DB も識別点から外
れているので、そのラッチ出力パターンLA ,LB
「00」である。このために、カウンタ343は信号S
´立ち下がりで+1される。
【0017】次にテスト用データが送られるタイミング
ではカウンタ343のカウント出力QCは「1」であ
り、セレクタ342は遅延データ信号Dbを、セレクタ
341は遅延データ信号Dcを夫々選択している。これ
により、ラッチ出力パターンLA ,LB は「01」とな
るが、識別点との同期は十分でないので、この場合も信
号S´立ち下がりでカウンタ343が+1される。
【0018】更に次にテスト用データが送られるタイミ
ングではカウンタ343のカウント出力QCは「2」
であり、セレクタ342は遅延データ信号Dcを、セレ
クタ341は遅延データ信号Ddを夫々選択している。
これにより、ラッチ出力パターンLA ,LB は「11」
となり、この状態で、遅延データ信号Dcの後端から見
た余裕αとしては0〜Δtが、また遅延データ信号Dd
の後端から見た余裕βとしてはΔt〜2Δtが確保され
る。そこで、選択部34は遅延データ信号Ddを利用
(選択)することにして、ロック部36はラッチ出力パ
ターンLA ,LB が「11」であることにより、その後
のラッチ回路35によるサンプリング及びカウンタ34
3のカウントを消勢する。
【0019】こうして、送信部1が規定回数のテスト用
データを送る間に受信部2の各スキューキャンセル部3
0 〜3n では夫々独自のタイミングにスキューを補償し
てその状態をロックし、送信部1からの一連のテスト用
データの送信が終了した時点では受信部2におけるスキ
ューがキャンセルされている。この第2実施例によれ
ば、遅延データ信号の種類(分解能)を増してもラッチ
回路35のサイズを増さないで済む利点がある。しか
も、第1実施例の選択部33にあるような複雑なデコー
ダ回路を必要としないので、全体の回路も大きくならな
いで済む。
【0020】図7は第3実施例のスキューキャンセル部
のブロック図で、図において31はデータ信号遅延部、
37は基準のクロック信号Caを順次遅延させて遅延ク
ロック信号Cb〜Ceを形成するクロック信号遅延部、
38は受信データ信号Daを基準及び遅延クロック信号
Ca〜Ceで順次サンプリングするサンプリング部、3
9はサンプリング部38の出力の真の数が所定数となる
ような受信又は遅延データ信号Da〜Deを選択する選
択部、391はセレクタ、392はROM、FFはフリ
ップフロップ回路である。
【0021】図8は第3実施例のスキューキャンセル部
の動作タイミングチャートで、クロック信号遅延部37
は基準のクロック信号Caを順次遅延させて遅延クロッ
ク信号Cb〜Ceを形成している。この状態で、サンプ
リング部38は受信データ信号Daを基準及び遅延クロ
ック信号Ca〜Ceで順次サンプリングするが、各サン
プリングの出力が真「1」となるか偽「0」となるかは
基準のクロック信号Caに対する受信データ信号Daの
位相ti に依存する。
【0022】即ち、受信データ信号Daが位相t0 で到
着する場合はサンプリング部38のサンプリング出力パ
ターンは「11111」となり、この場合は識別点が受
信データ信号Daの中心にあるので選択部39は受信デ
ータ信号Daをそのまま利用(選択)できる。次に、受
信データ信号Daが位相t1 で到着する場合はそのサン
プリング出力パターンは「11110」となり、この場
合も受信データ信号Daを利用できる。しかし、受信デ
ータ信号Daが位相t2 で到着する場合はそのサンプリ
ング出力パターンは「11100」となり、この場合は
識別点が受信データ信号Daの後端側に幾分ずれるの
で、この分を補償するために遅延データ信号Dbを利用
するのが良い。さらに、受信データ信号Daが位相t3
で到着する場合はそのサンプリング出力パターンは「1
1000」となりこの場合は遅延データ信号Dcを利用
するのが良い。以下、同様である。
【0023】ROM392はサンプリング出力パターン
をアドレス入力として上記のような受信又は遅延データ
信号Da〜Deを選択するためのデータを出力するもの
であり、これにより、各スキューキャンセル部30 〜3
nでは高い精度でスキューをキャンセルできる。図9は
他の実施例のスキューキャンセル方式の構成を示す図
で、図において3 0 〜3n は第1実施例のスキューキャ
ンセル部、37はクロック信号遅延部、40はいずれか
のスキューキャンセル部30 〜3n におけるラッチ回路
(サンプリング部)32の全出力が偽の状態であること
を検出する検出部、41は検出部40の偽の状態の検出
により基準のクロック信号Caに代えて遅延クロック信
号Cb〜Ceを順次基準のクロック信号Caとして出力
するクロック選択部、411はセレクタ、412はカウ
ンタ、NOはNORゲート回路である。
【0024】図10は他の実施例のスキューキャンセル
方式の動作タイミングチャートである。図において、最
初にテスト用データが送られるタイミングではカウン
タ412のカウント出力QCは「0」であり、セレクタ
411は基準のクロック信号Caを選択して全スキュー
キャンセル部30 〜3n に供給している。これにより、
各スキューキャンセル部30 〜3n のラッチ回路32は
受信及び遅延データ信号Da〜Dcを基準のクロック信
号Caで並列にサンプリングするが、この場合に、もし
全スキューキャンセル部30 〜3n のラッチ回路32に
おいてラッチ出力パターンの少なくとも1つが真になっ
ていれば夫々において位相補償が適正に行われたことに
なる。しかし、図示の如くいずれかのラッチ回路32に
おいて受信及び遅延データ信号Da〜Dcのいずれもラ
ッチできないチャネルが存在すると、もはや基準のクロ
ック信号Caでは補償しきれないデータ信号のキューが
存在することになる。この場合は検出部40の出力はH
IGHレベルであり、カウンタ412は信号S´立ち下
がりで+1される。
【0025】そして、次にテスト用データが送られるタ
イミングではカウンタ412のカウント出力QCは
「1」であり、セレクタ411は基準のクロック信号C
aに代えて遅延クロック信号Cbを選択しており、これ
により、各スキューキャンセル部30 〜3n のラッチ回
路32は受信及び遅延データ信号Da〜Dcを遅延クロ
ック信号Cbで並列にサンプリングすることになる。こ
うして、全スキューキャンセル部30 〜3n のラッチ回
路32においてラッチ出力パターンの少なくとも1つが
真になっていれば全チャネルにおいて位相補償が適正に
行われたことになる。これにより、検出部40の出力は
LOWレベルになり、カウンタ412のカウントイネー
ブル端子Eが消勢されて、さらにこの状態がトランスミ
ッタ回路Tを介して送信部1のテストデータ発生部4に
知らされる。これによりテストデータ発生部4はそれ以
上のテストデータの発生を停止し、こうして全スキュー
キャンセル部30 〜3n の選択がロックされる。
【0026】この実施例によれば、クロック信号に対し
てデータ信号の位相を進めることができるのでスキュー
をキャンセルできる範囲が拡大する効果がある。なお、
上記実施例は電気信号の並列伝送路について述べたが、
光の並列伝送路にも適用できる。また、上記実施例では
全データチャネルにスキューキャンセル部30 〜3n
設けたが、システムの布線の状況、材質等により予め位
相補償が必要と思われるデータチャネルにのみに設ける
ようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、スキュ
ーキャンセル部30〜3n は受信データ信号Daを順次
遅延させて1又は2以上の遅延データ信号Db,Dcを
形成すると共に、受信及び遅延データ信号Da〜Dcと
基準のクロック信号Ca間、又は受信データ信号Daと
基準のクロック信号Ca及びこれを順次遅延させて形成
した1又は2以上の遅延クロック信号Cb,Cc間での
位相を比較することにより、基準のクロック信号Caに
位相の近い受信又は遅延データ信号Da〜Dcを選択す
るので、並列伝送路におけるスキューを効果的にキャン
セルでき、従って、並列データの伝送路長を長くできる
と共に並列データの高速転送が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例のスキューキャンセル方式の構成
を示す図である。
【図3】図3は第1実施例のスキューキャンセル部のブ
ロック図である。
【図4】図4は第1実施例のスキューキャンセル部の動
作を説明する図である。
【図5】図5は第2実施例のスキューキャンセル部のブ
ロック図である。
【図6】図6は第2実施例のスキューキャンセル部の動
作タイミングチャートである。
【図7】図7は第3実施例のスキューキャンセル部のブ
ロック図である。
【図8】図8は第3実施例のスキューキャンセル部の動
作タイミングチャートである。
【図9】図9は他の実施例のスキューキャンセル方式の
構成を示す図である。
【図10】図10は他の実施例のスキューキャンセル方
式の動作タイミングチャートである。
【図11】図11は並列伝送路におけるデータ信号のス
キューを説明する図である。
【符号の説明】
1 送信部 2 受信部 30 〜3n スキューキャンセル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝澤 雄二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 池田 聡美 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部(1)と受信部(2)間の並列伝
    送路で発生するデータ信号のスキューをキャンセルする
    スキューキャンセル方式において、 受信部(2)は、 受信データ信号(Da)を順次遅延させて1又は2以上
    の遅延データ信号(Db,Dc)を形成すると共に、受
    信及び遅延データ信号(Da〜Dc)と基準のクロック
    信号(Ca)間、又は受信データ信号(Da)と基準の
    クロック信号(Ca)及びこれを順次遅延させて形成し
    た1又は2以上の遅延クロック信号(Cb,Cc)間で
    の位相を比較することにより、基準のクロック信号(C
    a)に位相の近い受信又は遅延データ信号(Da〜D
    c)を選択するスキューキャンセル部(30 〜3n )を
    備え、 送信部(1)からテスト用データを送信して各スキュー
    キャンセル部(30〜3n )における選択をロックする
    ことを特徴とするスキューキャンセル方式。
  2. 【請求項2】 各スキューキャンセル部(30 〜3n
    は、 受信データ信号(Da)を順次遅延させて1又は2以上
    の遅延データ信号(Db,Dc)を形成するデータ信号
    遅延部(31)と、 受信及び遅延データ信号(Da〜Dc)を基準のクロッ
    ク信号(Ca)で並列にサンプリングするサンプリング
    部(32)と、 サンプリング部(32)の出力が真である受信及び遅延
    データ信号(Da〜Dc)のうち基準のクロック信号
    (Ca)に位相の近いものを選択する選択部(33)と
    を備えることを特徴とする請求項1のスキューキャンセ
    ル方式。
  3. 【請求項3】 受信部(2)は、 基準のクロック信号(Ca)を順次遅延させて1又は2
    以上の遅延クロック信号(Cb〜Ce)を形成するクロ
    ック信号遅延部(37)と、 いずれかのスキューキャンセル部(30 〜3n )におけ
    るサンプリング部(32)の全出力が偽の状態であるこ
    とを検出する検出部(40)と、 検出部(40)の偽の状態の検出により基準のクロック
    信号(Ca)に代えて遅延クロック信号(Cb〜Ce)
    を順次基準のクロック信号(Ca)として出力するクロ
    ック選択部(41)とを備えることを特徴とする請求項
    2のスキューキャンセル方式。
  4. 【請求項4】 各スキューキャンセル部(30 〜3n
    は、 受信データ信号(Da)を順次遅延させて1又は2以上
    の遅延データ信号(Db〜De)を形成するデータ信号
    遅延部(31)と、 テスト用データの入力毎に、受信及び遅延データ信号
    (Da〜De)のうち隣位相の信号の組を順次選択して
    出力する選択部(34)と、 選択部(34)の出力を基準のクロック信号(Ca)で
    並列にサンプリングするサンプリング部(35)と、 サンプリング部(35)の出力が全て真の時に選択部
    (34)の選択をロックするロック部(36)とを備え
    ることを特徴とする請求項1のスキューキャンセル方
    式。
  5. 【請求項5】 各スキューキャンセル部(30 〜3n
    は、 受信データ信号(Da)を順次遅延させて1又は2以上
    の遅延データ信号(Db〜De)を形成するデータ信号
    遅延部(31)と、 基準のクロック信号(Ca)を順次遅延させて1又は2
    以上の遅延クロック信号(Cb〜Ce)を形成するクロ
    ック信号遅延部(37)と、 受信データ信号(Da)を基準及び遅延クロック信号
    (Ca〜Ce)で順次サンプリングするサンプリング部
    (38)と、 サンプリング部(38)の出力の真の数が所定数となる
    ような受信又は遅延データ信号(Da〜De)を選択す
    る選択部(39)とを備えることを特徴とする請求項1
    のスキューキャンセル方式。
JP3267784A 1991-10-16 1991-10-16 スキユーキヤンセル方式 Withdrawn JPH05110550A (ja)

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