JPH1116374A - ホログラムメモリ装置およびこのホログラムメモリ装置により記録対象情報を記録および再生する方法 - Google Patents

ホログラムメモリ装置およびこのホログラムメモリ装置により記録対象情報を記録および再生する方法

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JPH1116374A
JPH1116374A JP17072797A JP17072797A JPH1116374A JP H1116374 A JPH1116374 A JP H1116374A JP 17072797 A JP17072797 A JP 17072797A JP 17072797 A JP17072797 A JP 17072797A JP H1116374 A JPH1116374 A JP H1116374A
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賀 章 浩 古
Koichi Kondo
藤 浩 一 近
Hiroshi Shimura
村 啓 志
Hideyuki Nishizawa
沢 秀 之 西
Akiko Hirao
尾 明 子 平
Masayuki Sekimura
村 雅 之 関
Koichi Suzumori
森 康 一 鈴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる装置間で記録媒体を交換することがで
き、かつ振動等がある環境下においても使用することが
できるホログラムメモリ装置を提供する。 【解決手段】 記録時に、記録対象情報が第1のデータ
領域51に、再生位置検出情報が第1のデータ領域51
の周りを囲むように設けられた第2のデータ領域52
に、それぞれ割り付けられたマップ50が作成される。
ホログラムメモリ装置の空間光変調器は、このマップに
基づいて物体光に情報を付加する。再生時には、画像セ
ンサに投影される物体光の画像60の第2のデータ領域
62の位置に基づいて第1のデータ領域61の位置が特
定される。これに基づいて画像センサが変位し、ホログ
ラム記録媒体の位置ずれ等に起因する画像センサに対す
る物体光の投影位置のずれが補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホログラフィの原理
を用いたホログラムメモリ装置、およびこのホログラム
メモリ装置により情報を記録および再生する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11に従来のホログラムメモリ装置の
一例を示す。図11に示すホログラムメモリ装置での情
報記録は以下のようにして行われる。すなわち、まず、
レーザ光源101から出射されたレーザ光が、ビームス
プリッタ102で物体光と参照光に分離される。
【0003】このうち物体光は、ページコンポーザとし
て機能する液晶パネル103を通過する。物体光は、液
晶パネル103を通過する際に、面としての情報を付加
され、ニオブ酸リチウム結晶からなるホログラム記録媒
体104に入射するようになっている。なお、液晶パネ
ル103により付加される情報のイメージは103aで
示すようなものであり、図11に示すイメージ103a
において、例えば白い部位が1を表すデジタルデータ、
黒い部位が0を表すデジタルデータとなる。
【0004】一方、参照光は、機械式のスキャナ105
により偏向され、ビームスプリッタ106を透過し、格
子状ミラー107に入射する。参照光は格子状ミラー1
07のいずれかの部分により反射され、ビームスプリッ
タ106、およびレンズ108を経てホログラム記録媒
体104に入射する。
【0005】物体光および参照光はホログラム記録媒体
104内で干渉し、その干渉情報がホログラム記録媒体
104内に記録されるようになっている。なお、参照光
のホログラム材料への入射角度は、スキャナ105によ
り決定されるようになっている。
【0006】情報の読み出しを行う際には、情報が記録
された場合と同じ角度で参照光をホログラム記録媒体1
04に照射することにより物体光が再生され、この再生
された物体光はCCD(CCDアレイ)109に導かれ
る。そしてCCD109は物体光を光電変換して電気信
号とし、この信号がデジタルデータに変換されるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなホログ
ラムメモリ装置においては、ホログラム記録媒体の多重
記録性を利用することにより膨大な量の情報を記録する
ことができる。しかし、このことは、多重記録された情
報を再生する場合に、記録時のホログラム記録媒体への
参照光の入射角度を精密に再現する必要があることを意
味する。
【0008】また、ホログラムメモリ装置においては、
物体光に付加されたデジタルデータを誤差なく迅速に電
気的なデジタルデータに変換する必要性から、ホログラ
ム記録材料とCCD109との位置関係を精密に調節す
る必要がある。
【0009】従って、磁気ディスクや光ディスクのよう
に、記録媒体であるホログラム材料を入れ替えて、異な
る情報を記録・再生することは極めて困難である。この
ため、従来のホログラムメモリ装置、例えば上記のホロ
グラムメモリ装置においては、ホログラム記録媒体10
4は不動の構成要素として設けられており、またホログ
ラム記録媒体104とCCD109との相対的位置関係
も不変となっている。しかし、従来のホログラムメモリ
装置のように、ホログラム記録媒体を装置の一部をなす
構成要素とすると、ホログラムメモリが本質的に有する
大容量記録性を十分に生かすことができない。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、記録媒体の入れ替えを可能とすることができるよ
うなホログラム記録媒体に対する情報の記録・再生方法
を提供するとともに、前記方法を行うのに適したホログ
ラムメモリ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ホログラムメモリ装置によりホログラム
記録媒体に記録対象情報を記録する方法において、記録
対象情報を記録する際に、記録対象情報の再生条件を示
す再生条件情報を併せて記録することを特徴とするもの
である。
【0012】また、本発明は、複数の情報付加要素によ
り物体光に情報を付加する空間光変調器を備えたホログ
ラムメモリ装置によりホログラム記録媒体に記録対象情
報を記録する方法において、記録対象情報とこの記録対
象情報の再生条件を示す再生条件情報とを、予め定めら
れた規則に基づいて、前記空間光変調器の情報付加要素
に割り付けるためのマップを作成する工程と、作成され
たマップに基づいて空間光変調器の各情報付加要素の状
態を調節する工程とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、本発明は、記録対象情報とその再生
条件を示す再生条件情報とを含む情報が記録されたホロ
グラム記録媒体からホログラムメモリ装置を用いて記録
対象情報を再生する方法において、情報に含まれる再生
条件情報に基づいて再生条件を定める工程と、定められ
た再生条件に基づいて記録対象情報を読み出す工程と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明は、参照光を照射することに
よりホログラム記録媒体から再生される物体光が投影さ
れる画像センサを備えたホログラムメモリ装置を用い
て、記録対象情報とその再生条件を示す再生条件情報と
を含む情報が記録されたホログラム記録媒体から記録対
象情報を再生する方法において、物体光に付加された情
報を画像センサにより暫定的に読み出す工程と、読み出
された情報から再生条件情報を抽出する工程と、再生条
件情報に基づいて再生条件を調節する工程と、調節され
た再生条件により記録対象情報を読み出す工程とを備え
たことを特徴とするものである。
【0015】また、本発明は、ホログラム記録媒体に対
する記録対象情報の記録を行うためのホログラムメモリ
装置において、物体光および参照光を生成する手段と、
物体光に情報を付加する複数の情報付加要素を有する空
間光変調器と、記録対象情報とこの記録対象情報の再生
条件を示す再生条件情報とを、予め定められた規則に基
づいて、前記空間光変調器の各情報付加要素に割り付け
るためのマップを作成する手段と、前記マップに基づい
て前記空間光変調器を制御する手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0016】また、本発明は、ホログラム記録媒体にお
いて、情報が付加された物体光とこの物体光と干渉する
参照光との干渉情報が記録されたホログラム記録媒体に
おいて、ホログラム記録媒体に記録された情報には、記
録対象情報とこの記録対象情報の再生条件を示す再生条
件情報とが含まれていることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図8は本発明の一
実施形態を示す図である。
【0018】まず、ホログラムメモリ装置の全体構成に
ついて説明する。図1に示すように、ホログラムメモリ
装置は、干渉性の良い光、例えばレーザ光を発生する光
源装置1と、光源装置1からのレーザ光を参照光と物体
光とに分けるビームスプリッタ2とを有している。
【0019】ホログラムメモリ装置の物体光の光路上に
は、情報を物体光に付加するための空間光変調器3が設
けられており、この空間光変調器3は変調器制御部4に
より制御されている。空間光変調器3は、例えば液晶パ
ネルから構成されている。
【0020】なお、空間光変調器としては、液晶パネル
の他に例えばTI社(Texas Instrument Incorporated)
製のDMD(デジタルマイクロミラーアレーデバイス)
を使用することも可能である。DMDによる物体光への
情報の付加は、DMDを構成する各マイクロミラーを揺
動させ、第1の方向を向いたマイクロミラーにより所定
の幅を有する物体光の一部をホログラム記録媒体に入射
するように反射し、第2の方向を向いたマイクロミラー
により物体光の残りの部分をホログラム記録媒体に入射
しない方向にそらすことにより行われる。このように物
体光を互いに異なる方向に反射させた場合、物体光を光
路に垂直な面に投影すると、後に説明する投影像60と
同様な投影像が得られる。このようにして、DMDによ
り物体光に情報を付加することもできる。
【0021】また、参照光の光路上には、ホログラム記
録媒体5への参照光の入射角度を調節するための手段と
して参照光偏向器10が設けられており、この参照光偏
向器10には、参照光偏向器10の動作を制御する偏向
器制御部20が設けられている。
【0022】また、ホログラム記録媒体5から再生され
る物体光の光路上には、CCD等の光電変換素子がアレ
ー状に配列された画像センサ30が設けられている。
【0023】図2に示すように、画像センサ30は画像
センサホルダ40に取り付けられており、この画像セン
サホルダ40は、ホログラムメモリ装置本体に固着され
た取付台41に4つの圧電素子42、43、44、45
を介して取り付けられている。各圧電素子は画像センサ
制御部8により制御されるようになっている。
【0024】上記態様で設けられた画像センサ30は、
圧電素子42および43に同一の電圧を印加することに
より、若しくは圧電素子44および45に同一の電圧を
印加することにより、物体光の光路に垂直な平面上を平
行移動することができるようになっている。
【0025】また、画像センサ30は、圧電素子42お
よび43に逆の電圧を印加することにより、若しくは圧
電素子44および45に逆の電圧を印加することによ
り、物体光の光路に垂直な平面上で回転移動することが
できるようになっている。
【0026】なお、画像センサ30を変位させる機構
は、上記構成のものに限定されるものではなく、他の種
類のアクチュエータを使用してもよい。
【0027】前述した画像センサ制御部8、偏向器制御
部20および変調器制御部3はこのホログラムメモリ装
置全体を制御する中央制御演算部7により制御されるよ
うになっており、この中央制御演算部7には入出力装置
9が接続されている。
【0028】また、図1に概略的に示すように、ホログ
ラムメモリ装置には、ホログラム記録媒体5を着脱自在
に保持する保持装置6が設けられている。
【0029】次に、参照光偏向器10の構成について説
明する。
【0030】参照光偏向器10は、参照光の光路上に順
次配置された回動ミラー11、12を有している。この
うち回動ミラー11、12は、各々の反射面が互いに対
向するように設けられ、同一方向を向いたそれぞれの回
動軸線11a,12aを中心として図示しないアクチュ
エータにより回動自在となっている。
【0031】この参照光偏向器10は、以下に詳述する
ように回動ミラー11、12を同時に回動させることに
より、ホログラム記録媒体5への参照光の入射位置を変
更することなく入射角度のみを変更することができるよ
うになっている。
【0032】すなわち、図3に示すように、回動ミラー
11、12が図3実線位置にある場合、回動ミラー11
により反射された参照光は、回動ミラー12の反射面上
の点P1を通りホログラム記録媒体5の点Qに入射す
る。
【0033】この実線位置を基準として、回動ミラー1
1が二点鎖線位置となるように所定角度時計方向に回動
させ、これと並行して回動ミラー12が二点鎖線位置と
なるように所定角度時計方向に回動させる。これによ
り、回動ミラー11により反射された参照光は、回動ミ
ラー12の反射面上の点P2を通り、回動ミラー11、
12が実線位置にある場合と同様にホログラム記録媒体
5内の点Qに入射する。
【0034】以上の説明より理解できるように、参照光
偏向器10は、ホログラム記録媒体5への入射位置を変
更することなく、ホログラム記録媒体5への入射角のみ
を変更する機能を有する。なお、前記機能を実現するた
めに回動ミラー11および回動ミラー12のそれぞれに
要求される回転角の関係は幾何的演算により容易に算出
することが可能である。
【0035】なお、参照光偏向器10の構成は上記のも
のに限定されるものではない。すなわち本件発明者によ
り開発された上記構成の他、例えば音響光学素子といわ
ゆる4f系の光学系とを組み合わせた公知の構成によ
り、参照光の入射位置を変更することなく参照光の入射
角度のみを変更する機能を実現することが可能である。
【0036】次に偏向器制御部20の構成について説明
する。図1に示すように、偏向器制御部20は、参照光
偏向器10の2枚の回動ミラー11、12の回動角度を
監視するセンサ21と、各回動ミラーの回動角度とホロ
グラム記録媒体への参照光の公称入射角θn (「公称入
射角」の定義については後述する)との関係式が格納さ
れたデータベース22と、演算部23と、校正演算(校
正演算の内容については後述する)により求められた回
動ミラー11、12の回動角度とホログラム記録媒体へ
の参照光の入射角との関係を記憶するメモリ24と、演
算部23の指令に基づいて回動ミラー11、12を駆動
するドライバ25とを有している。
【0037】なお、図1において、符号71はビームエ
キスパンダ、72および73は反射鏡、74および75
はフーリエ変換レンズ、76はコリメータレンズをそれ
ぞれ示しているが、これら構成要素は公知のものであ
り、かつ本発明の要旨とは直接関係ないため、以下の説
明においてはこれらの構成要素についての言及は行わな
いものとする。
【0038】次に、本実施形態において使用されるホロ
グラム記録媒体5について説明する。図8(a)に示す
ように、ホログラム記録媒体5は、ニオブ酸リチウムま
たはフォトポリマー等のホログラム材料からなる本体部
5aと、この本体部5aを支持する枠体5bとからな
る。保持装置6は、ホログラム記録媒体5の枠体5bを
支持することによりホログラム記録媒体5をこのホログ
ラムメモリ装置内の所定の位置に保持するようになって
いる。
【0039】次に、上記構成を有するホログラムメモリ
装置の作用について説明するが、以下の説明を進めるに
先立ち、本実施形態において「公称入射角θn 」なる概
念を導入した理由と、「公称入射角θn 」なる用語の定
義とについて説明する。
【0040】ホログラム記録媒体5への参照光の入射角
の真の値(以下、「実入射角θr 」という。図1参照)
は、参照光偏向器10の作動状態のみならず、ホログラ
ムメモリ装置の組立精度、装置の個体差、ホログラム記
録媒体5の保持装置6への装着精度等の様々な要因によ
り変動する。このことは、同一規格で製造されたホログ
ラムメモリ装置同士の間でデータの交換を行う場合に問
題となる。ホログラムメモリ装置において多重記録され
た情報を再生するためには、ホログラム記録媒体5への
再生時の参照光の入射角を、記録時の入射角と厳密に一
致させなければならないからである。
【0041】前述した記録時と再生時の入射角を一致さ
せるため、実入射角θr を記録対象情報とともに記録
し、記録された実入射角θr データに基づいて再生時の
参照光の入射角を定めるという手法も考えられるが、実
入射角θr を測定することは極めて困難である。
【0042】この問題を解決するため、本実施形態にお
いては、記録時に記録対象情報とともに公称入射角θn
のデータをホログラム記録媒体5に記録するようにして
いる。
【0043】ここで、公称入射角θn とは、ホログラム
メモリ装置およびホログラム記録媒体5が製造誤差が全
くない状態で製造され、かつホログラム記録媒体5が理
想的な状態で保持装置6に保持されているものと仮定
し、参照光偏向器10の作動状態のみに基づいて決定さ
れる仮想的な入射角である。
【0044】以上が公称入射角θn なる用語の定義であ
り、従って、公称入射角θn は、実入射角θr に対し
て、ホログラムメモリ装置およびホログラム記録媒体5
の個々の製造精度や保持装置6に対するホログラム記録
媒体5の装着精度に起因する誤差を常に含むものとな
る。
【0045】以下、本実施形態の作用について説明す
る。
【0046】まず、入出力装置9から記録すべきデジタ
ルデータ(記録対象情報)が入力され、このデジタルデ
ータは中央制御演算部7に送信される。
【0047】次に、偏向器制御部20のセンサ21によ
り参照光偏向器10の回動ミラー11、12の基準位置
に対する回転角が検出され、この回転角データは偏向器
制御部20の演算部23に送信される。
【0048】参照光偏向器10の作動状態(すなわち回
動ミラー11、12の回転角)と公称入射角θn との関
係式は偏向器制御部20のデータベース22に格納され
ており、演算部23は、データベース22から前記関係
式を取り出し、現時点でのホログラム記録媒体5への参
照光の公称入射角θn を算出する。ここで例えば公称入
射角θn の値がβ1 であった場合、この値β1 が中央制
御演算部7に送信される。なお、この時点での実入射角
θr がα1 であるものとして以下の説明を行う。
【0049】中央制御演算部7は、公称入射角θn のデ
ータβ1 を符号化する。中央制御演算部7は、この符号
化された公称入射角θn データβ1 および入出力装置9
から入力されたデジタルデータ(記録対象情報)と、中
央制御演算部7自らが生成したダミーデータとを、予め
定められた規則に基づいて配列し(マッピングを行
い)、マップ50を作成する。
【0050】作成されたマップ50を図4(a)に示
す。なお、図4(a)において、符号A1,A2,B
0,B1のいずれかが記入された各マス目にそれぞれ1
ビットのデータがマッピングされる。
【0051】図4(a)に示すように、マップ50は、
符号A1またはA2が付された長方形の第1のデータ領
域51と、第1の領域51を枠状に囲み符号B0または
B1が付された第2のデータ領域52とから構成されて
いる。第2のデータ領域52は、第1のデータ領域51
を直接的に取り囲む領域52aと、前記領域52aを更
に取り囲む領域52bとからなる。
【0052】ここで第1のデータ領域51の符号A1が
付された先頭のnビット(図4(a)においては5ビッ
ト)分の領域51aには、ホログラム記録媒体5への参
照光の公称入射角θn を示すデータ(参照光情報)が記
入される。なお、ここで前記ビット数nは記録の多重度
に基づいて定められ、多重度が高いほど多くのビット数
nが割り付けられる。
【0053】また、符号A2が付された領域51bに
は、入出力装置9から入力された「記録対象情報」が割
り当てられている。なお、本明細書において、「記録対
象情報」とは、ホログラム記録媒体5に記録すべき本来
の情報、例えば音声情報、画像情報、文書情報等(これ
らはあくまで例示であり、「記録対象情報」なる用語の
概念を限定するものではない)の情報を意味している。
【0054】そして、符号B0およびB1が付された領
域、すなわち第2のデータ領域52には、第1のデータ
領域51の位置を特定するための再生位置検出データ
(以下「再生位置検出情報」ともいう)(前述したダミ
ーデータに相当する)が割り付けられている。符号B1
を付した領域52aにはデジタルデータの1が記入さ
れ、符号B0を付した領域52bにはデジタルデータの
0が記入されている。なお、後述するように、第2のデ
ータ領域52のデジタルデータは、専ら第1のデータ領
域51を特定するために使用されるものであり、それ自
体がデータとしての意味を持つものではない。
【0055】なお、前述した参照光情報(領域51a)
と再生位置検出情報(第2のデータ領域52)をあわせ
て「再生条件情報」という。すなわち、本明細書におい
て、「再生条件情報」とは、「記録対象情報」を読み出
すために用いられる情報を意味する。
【0056】以上説明したマップ50の形式(1ページ
に記録されるビット数、各領域の形状および位置関係、
各領域に割り付けられるビット数など)は規格化され、
この規格はすべてのホログラムメモリ装置に適用され
る。
【0057】なお、上述したマップ50へのデータの割
付方法は、本発明を実施するための最善の態様を示した
ものではあるが、これに限定されるものではない。すな
わち、再生位置検出情報が割り付けられる第2のデータ
領域52は、記録対象情報が割り付けられる第1のデー
タ領域51の位置の特定が可能な限りにおいて、第1の
データ領域51と一定の位置関係を有していれば十分で
ある。また、第1のデータ領域51の形状も長方形形状
に限定されるものではない。
【0058】このマップ50のデータは変調器制御部4
に送信され、変調器制御部4はこのマップ50に基づい
て空間光変調器3の各情報付加要素の状態を制御する。
【0059】ここで「情報付加要素」とは、空間光変調
器3が液晶パネルの場合は、1ビット分の情報を表現す
る1画素または複数画素の集合体をいう。また、空間光
変調器3がDMDの場合には、1ビット分の情報を表現
する1枚のマイクロミラーまたは複数枚のマイクロミラ
ーの集合体をいう。すなわち「情報付加要素」とは空間
光変調器3において1ビット分の情報を表現する1単位
の要素を意味し、情報付加要素の1単位は、図4(b)
におけるマス目1マスにより示される。
【0060】すなわち図4(b)を空間光変調器3の液
晶パネル面を示すものとした場合、ハッチングが付され
たマス目は物体光を遮断し、白く残されたマス目は物体
光を通過させるような状態となっていることを示す。ま
た、図4(b)を空間光変調器3のマイクロミラーの反
射面を示すものとした場合、ハッチングが付されたマス
目状の領域は物体光をホログラム記録媒体に入射しない
ように反射させ、白く残された領域は物体光をホログラ
ム記録媒体に導くように反射させるような状態となって
いることを示す。
【0061】そして物体光は、この空間光変調器3を通
過したり空間光変調器3により反射されることにより、
二次元画像60として表現することができる平面的な情
報を付加される。すなわち、空間光変調器3を通過した
物体光を物体光の光路と垂直な平面に投影すると、図4
(b)に示すような明暗で表現された二次元画像60が
得られる。
【0062】このようにして情報が付加された物体光は
ホログラム記録媒体5に入射する。
【0063】一方、参照光は参照光偏向器10を経て、
所定の実入射角θr でホログラム記録媒体5に入射す
る。参照光は物体光と干渉し、この干渉情報(干渉縞)
がホログラム記録媒体5に記録される。以上のようにし
てホログラム記録媒体5に1ページ分の記録対象情報が
記録される。すなわち、ホログラム記録媒体5に記録対
象情報と再生条件情報とを含む情報が記録される。
【0064】次のページの情報(記録対象情報)を書き
込む場合には、参照光偏向器10を調節してホログラム
記録媒体5への参照光の入射角を変更し、上記と同様の
手順で記録対象情報の記録が行われる。なお、この場合
も、参照光偏向器10の状態に基づいて算出された公称
入射角θn の記録が同様に行われる。すなわち、1ペー
ジ分の記録対象情報に対してこれに対応する再生条件情
報が記録されることになる。
【0065】なお、複数ページの情報(記録対象情報)
が記録される際には、ページ番号(第Nページであるか
を示す番号)Nと公称入射角θn の値は一意的に対応す
るように記録が行われる。また、互いに隣り合うページ
にそれぞれ対応する参照光の公称入射角θn の差は、常
に一定とされる。従って、互いに隣り合うページにそれ
ぞれ対応する参照光の実入射角θr の差も常に一定であ
る(図6参照)。
【0066】従って、前述したマップ50の第1のデー
タ領域51の領域51aには、公称入射角θn と一意的
に対応する参照光情報、例えばページ番号Nを記録して
も構わない。
【0067】次に、このようにして記録された記録対象
情報を他のホログラムメモリ装置で再生する場合の作用
について、図5に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0068】なお、本実施形態に示す各ホログラムメモ
リ装置及びホログラム記録媒体5は所定の規格の下に製
造されるものであり、ホログラムメモリ装置の仕様は互
いに同一となっている。
【0069】まず、ホログラム記録媒体5は、記録が行
われたホログラムメモリ装置から取り外され、再生用の
ホログラムメモリ装置の保持装置6に装着される。
【0070】再生が行われる場合、まず入出力装置9か
ら読み取り対象となっている記録対象情報のページ番号
Nが入力され、ホログラム記録媒体5に記録された記録
対象情報のうちの何ページ目の情報を読み取るかが指定
される(ステップS100)。なお、以下の説明におい
ては、説明の簡略化のため、記録時に、実入射角θrの
値がα1 、公称入射角θn の値がβ1 で記録された1ペ
ージ目の記録対象情報を読み出す場合を例にとって説明
する。
【0071】中央制御演算部7は指定されたページ番号
1と対応する公称入射角θn を求める。前述したように
ページ番号Nと公称入射角θn とは一意的に対応するよ
うになっており、かつ、ページ番号Nと公称入射角θn
との関係はすべての装置に共通しているため、求められ
た公称入射角θn の値はβ1 となる。この値β1 は偏向
器制御部20に送信される。
【0072】偏向器制御部20の演算部23は、データ
ベース22に格納された(本再生装置における)公称入
射角θn と参照光偏向器10の作動状態との関係式に基
づいて、この公称入射角θn の値β1 を実現するための
参照光偏向器10の回動ミラー11、12の回転角を算
出し、その算出結果に基づいて参照光偏向器10を調節
する(ステップS101)。
【0073】次に、参照光がホログラム記録媒体5に照
射され、これによりホログラム記録媒体5から物体光が
再生される。再生された物体光は画像センサ30により
読み取られる(ステップS102)。
【0074】ここで図6は多重記録が行われたホログラ
ム記録媒体5に参照光の実入射角θr を順次変化させて
いった場合に、再生される物体光の強度の変化を概略的
に示す図である。
【0075】図6に示すように、各ページに対応する物
体光の強度分布のピークは一定の角度ごとに現れてい
る。また、参照光の実入射角θr が、物体光の強度がピ
ークを示す実入射角θr からわずかにずれると物体光強
度は大幅に減衰するようになっている。また、図6に
は、画像センサ30が物体光に付加された情報を情報と
して認識することができる物体光強度の下限値(しきい
値)が破線で示されてる。
【0076】ここで、ホログラム記録媒体5の保持装置
6への位置決め誤差や装置の個体差等の理由により、参
照光の実入射角θr の値は、2ページ目に対応する実入
射角θr の値α2 と3ページ目に対応する実入射角θr
の値α3 との間のαr となっているものとする(図6参
照)。
【0077】この場合、物体光の強度は破線で示される
しきい値以下であるため、画像センサ30は、物体光に
付加された情報を情報として認識することができない状
態にある。
【0078】画像センサ30により光電変換された画像
信号の強度を監視している中央制御演算部7は、画像信
号の強度が十分なものであるか否かを判断し(ステップ
S103)所定のしきい値以下の場合、偏向器制御部2
0に走査指令信号を発信する。
【0079】偏向器制御部20はドライバ25を介して
参照光偏向器10の回動ミラー11、12を適宜回動さ
せ、参照光の実入射角θr を連続的に変化させる(ステ
ップS104)。
【0080】中央制御演算部7は、参照光の実入射角θ
r の変化に対応して変化する画像センサ30からの画像
信号の強度を監視し、画像信号の強度が最大になった時
点(図6においては実入射角θr の値がα3 となった時
点)で偏向器制御部20に走査停止信号を発信する。そ
して参照光偏向器10の動作が停止する。ステップS1
04の処理により、画像センサ30は物体光に付加され
た情報を十分に認識することができるようになる。
【0081】ここで、次の処理ステップを説明する前
に、本ホログラムメモリ装置の画像センサ30がどのよ
うにして物体光に付加された情報を読みとるかについて
説明する。
【0082】再生された物体光が画像センサ30に入射
した場合、画像センサ30の撮像面は、図4(b)に示
すような画像60が投影される。
【0083】本ホログラムメモリ装置においては、画像
センサ30が、投影される画像60のうちマップ50の
第1のデータ領域51(図4(a)参照)に対応する第
1のデータ領域61を、撮像面の特定の領域31(図2
および7参照)で読み取ることが原則となっている。従
って、画像60を構成する各マス目(以下、このマス目
1つを「画像要素」という)に付加された情報(明暗情
報)は、画像センサ30の特定の画素により読みとられ
ることが原則となっている。なお、好ましくは1つの画
像要素には少なくとも4画素が割り当てられる。
【0084】このように、各画像要素を読みとる画素を
特定することにより、煩雑な演算操作を行うことなく、
画像センサ30により光電変換された画像信号を図4
(a)に示すようなマップ50形式のデータに復元する
ことができる。
【0085】以下、情報の読み出し操作について続けて
説明する。
【0086】次に、中央制御演算部7は、画像センサ3
0の撮像面に投影された画像60の第1のデータ領域6
1と、画像センサ30の特定の領域31との位置関係を
判断する(ステップS106)。
【0087】ここで、ホログラム記録媒体5の保持装置
6への位置決め誤差や装置の個体差等の理由により、画
像60の第1のデータ領域61が投影される位置は、画
像センサ30の領域31からずれていることが通常であ
る。画像センサ30の領域31に対する画像60の第1
のデータ領域61の位置関係は、図7(a)に示すよう
に平行移動した関係、図7(b)に示すように回転移動
した関係、または図7(c)に示すように平行移動と回
転移動の双方がなされている関係のいずれかになる。
【0088】第1のデータ領域61と領域31との位置
関係がどのようになっているかは、第1のデータ領域6
1の外側を囲む枠状の第2のデータ領域62に対応する
画像信号に基づいて演算される。
【0089】中央制御演算部7は、画像60の第2のデ
ータ領域62のうち外側の明るい領域62b(好ましく
は領域62bの四隅)が画像センサ30の撮像面のいか
なる位置にあるかを計算する。
【0090】本実施形態においては、画像60の第2の
データ領域62の領域62bと第1のデータ領域61と
の間に、第2のデータ領域62の内側の暗い領域62a
が位置している。このため、第1のデータ領域61を認
識することが容易である。すなわち、暗い領域62aを
設けることなく第1のデータ領域61の外側に直接明る
い領域62bを設けた場合には、第1の領域の位置が正
しく認識できない場合も考えらえる(このことは投影像
が撮像面に対して回転している場合に顕著となる)。こ
れに対して本実施形態においては、暗い領域62aによ
り第1のデータ領域61と第2のデータ領域62の明る
い領域62bとが分離されているため、明るい領域62
bの位置を正確に特定することができる。
【0091】次に、中央制御演算部7は、画像60の第
2のデータ領域62の明るい領域62bの位置を示すデ
ータに基づいて画像60の第1のデータ領域61の現在
位置を特定し、第1のデータ領域61と画像センサ30
の撮像面の領域31とを完全に合致させるために必要な
画像センサ30の移動量を算出する。算出された必要移
動量のデータは画像センサ制御部8に送信される。
【0092】これを受けた画像センサ制御部8は、必要
移動量のデータに基づいて画像センサ移動用の圧電素子
42〜45に印加する電圧を算出するとともに、算出さ
れた電圧を各圧電素子42〜45に印加する。これによ
り画像60の第1のデータ領域61と画像センサ30の
撮像面の領域31とが完全に合致する(ステップS10
7)。
【0093】なお、ステップS107においては、画像
センサ30を移動させることにより画像60の第1のデ
ータ領域61と画像センサ30の撮像面の領域31とを
合致させる処理、すなわち画像センサ30に対する物体
光の投影位置の補正処理を行ったが、これに限定される
ものではない。
【0094】すなわち、上記処理と等価な処理を画像セ
ンサ30を移動させることなく演算処理のみにより実施
してもよい。この演算処理は、画像センサ30の所定位
置からずれて投影された画像60を画像センサ30の所
定位置に投影されたものとして処理できるように、画像
センサ30からの信号をソフトウエア的に変形させるこ
とにより実施される。
【0095】特に、図7(a)に示すような平行移動を
補正する処理は演算処理により容易に行うことができる
ため、回転移動に対する補正処理を画像センサ30を移
動させることにより行い、平行移動に対する補正処理を
演算処理により行うことも好ましい。
【0096】また、本実施形態においては、画像センサ
30を変位させることにより、画像センサと物体光との
相対的位置関係を補正するようにしているが、これに限
定されるものでもない。すなわち保持装置6を移動させ
る機構を設けて、この機構を作動させることによりホロ
グラム記録5を移動させ、これにより位置関係の補正を
行ってもよい。参照光はある程度の幅をもってホログラ
ム記録媒体5に入射するため、このような手法により補
正を行うことも可能である。
【0097】ところで、ホログラム記録媒体5の位置ず
れ等に起因して再生された物体光の光路方向、すなわち
画像センサ30の撮像面の法線方向にも投影像は移動す
るが、この方向への位置ずれの影響は少ないため補正操
作は必要ない。
【0098】ステップS107が終了すると、再生され
た物体光に付加された情報(記録対象情報および再生条
件情報)を読み取ることが可能となるため、中央制御演
算部7は、この時点で画像60の第1のデータ領域61
に記録された情報を暫定的に読み出す(ステップS10
8)。
【0099】これにより、特に第1のデータ領域51の
領域51aに記録された記録時の参照光の公称入射角θ
n の値(参照光情報)が読み出される。なお、この場合
誤った第3ページが読みだされているため、読み出され
た公称入射角θn の値はβ3である。中央制御演算部7
はこの値β3 を偏向器制御部20に送信する。
【0100】次に、偏向器制御部20の演算部23は、
データベース22に格納された関係式により参照光偏向
器10の現時点における状態に基づいて公称入射角θn
を算出するとともに、算出した値を中央制御演算部7か
ら送られた公称入射角θn の値と比較する(ステップS
109)。
【0101】ホログラムメモリ装置の個体差やホログラ
ム記録媒体の位置決め誤差等により、両公称入射角の間
には差があるのが通常であり、本例では以下のようにな
っている。
【0102】すなわち、図6に示すように、ステップS
104が終了した時点において、参照光変更器10はホ
ログラム記録媒体5に実入射角α3 で参照光を入射させ
るような状態になっている。ここで、再生を実行してい
るホログラムメモリ装置は、データベース22に格納さ
れた参照光変更器10の状態と参照光の公称入射角θn
との関係式に基づいて、現時点における参照光の公称入
射角θn の値がβ1 +(α3 −αr )であるものと認識
している。
【0103】従ってホログラム記録媒体5から読み出さ
れた公称入射角と偏向器制御部20の演算部23が認識
している公称入射角との間には、β3 −{β1 +(α3
−αr )}なる差がある。
【0104】演算部23は、前記差β3 −{β1 +(α
3 −αr )}に基づいてデータベース22から読み込ん
だ関係式を校正する。具体的には、例えば、参照光変更
器10がホログラム記録媒体5に実入射角α3 で参照光
を入射させるような状態になっている場合に、演算部2
3が公称入射角がβ3 であると認識できるように関係式
を校正する。そして演算部23は校正した関係式をメモ
リ24に記憶させる(ステップS110)。
【0105】なお、これ以降は、偏向器制御部20にお
ける公称入射角θn を求める演算はメモリ24に記憶さ
れた校正後の関係式に基づいて行われる。そしてメモリ
24内に記憶された関係式は、ホログラム記録媒体5の
装着状態が変化しない限りは変更されない。
【0106】次に、中央制御演算部7は、ホログラム記
録媒体5から読み出された公称入射角θn の値に基づい
て現在読み出されているページ番号Nを求め、ステップ
S101で指定したページ番号と一致しているかを確認
する(ステップS111)。
【0107】本具体例においては、1ページ目を指定し
たのに対して3ページ目が読まれていることがわかるた
め、中央制御演算部7は、参照光の入射角を2ページ分
に相当する分だけずらすように偏向器制御部20に指令
を発し、これを受けた偏向器制御部20は、参照光の入
射角を所定角度(この場合β3 −β1 )ずらすように回
動ミラー11、12の回転角を修正する(ステップS1
12)。
【0108】ステップS112が終了すると、指定した
ページに記録された情報を正しく読めるようになる。中
央制御演算部7は、画像センサ30から送信されてくる
画像信号をマップ50形式のデータに復元する。更に中
央制御演算部7は、記録対象情報および再生条件情報を
含むマップ50形式のデータから記録対象情報を抽出
し、入出力装置9に出力する(ステップS113)。以
上により記録対象情報の読み出しが完了する。
【0109】なお、上記説明においては、あるホログラ
ムメモリ装置で記録が行われたホログラム記録媒体5を
他のホログラムメモリ装置により読み出す場合の作用に
ついて説明したが、これとは異なる場合、例えば、ある
ホログラムメモリ装置で部分的に記録が行われたホログ
ラム記録媒体5に、他のホログラムメモリ装置により残
余の部分に更に記録を行う場合には、既に書き込まれた
情報(参照光情報)を一旦読み出すことにより上記と同
様にして前記関係式の校正処理を行い、校正された関係
式に基づいてその後の記録時の公称入射角を算出し記録
すればよい。
【0110】すなわち、ホログラム記録媒体5に最初に
情報を書き込んだ装置により記録された公称入射角を基
準として、他の装置における公称入射角が修正されるこ
とになる。
【0111】なお、上記実施形態においては、公称入射
角という基準を用いて装置間の整合をとるようにしてい
るが、これに限定されるものではない。実入射角の測定
は理論的には可能であるため(装置の構成は複雑化する
が)、実入射角を基準として装置間の整合をとるように
してもよい。
【0112】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ホログラム記録媒体の位置決め誤差や再生用参照光
の入射角の誤差等があっても、ホログラムメモリ装置の
大容量記録を損なうことなく、前記誤差を適切に補正す
ることができる。このため、ホログラム記録媒体の入れ
替えが可能で、かつ振動等がある環境下においても使用
することができるホログラムメモリ装置を提供すること
ができる。これにより、以下に示すような応用例を実現
することができる。
【0113】次に、本実施形態を応用したシステムにつ
いて説明する。
【0114】[第1の応用例]図9はホログラムメモリ
装置をビデオカメラ81および編集機器82からなる映
像システムに適用した例を示している。ビデオ画像はデ
ータ圧縮を行ったとしても膨大なデータ量となり、長時
間の撮影には大容量の記録媒体が必要となるが、ビデオ
カメラ81の記録装置として本実施形態のホログラムメ
モリ装置を適用することにより長時間撮影が可能とな
る。
【0115】また、撮影中の振動等により、ホログラム
記録媒体の装着状態が変化しても、前述した位置ずれ補
正機能および公称入射角校正機能により問題なく撮影を
続行することができる。
【0116】また、映像情報が記録されたホログラム記
録をビデオカメラ81から取り外し編集機器82に装着
する場合に、ホログラムメモリ装置の個体間の機械的誤
差やホログラム記録媒体の装着状態のばらつきの問題
も、前述した位置ずれ補正機能および公称入射角校正機
能により解決することができる。
【0117】[第2の応用例]図10はホログラムメモ
リ装置をいわゆるカーナビゲーションシステムに適用し
た例を示している。カーナビゲーションシステムにおい
ては、広域かつ詳細な地図情報等を提供する必要性か
ら、大容量の記録媒体が必要とされる。そこで、ホログ
ラム記録媒体を地図情報を格納したROM(read only m
emory)として用いる。
【0118】この場合も、走行中の振動等によりホログ
ラム記録媒体の位置ずれや、経時変化による画像センサ
の位置ずれ等が発生することも考えられるが、本実施形
態による位置ずれ補正機能および公称入射角校正機能に
より問題なく継続使用が可能となる。装置の経時変化に
対応しても特別な機械的調整は不要である。
【0119】なお、本応用例はカーナビゲーションシス
テムへの適用に限定されるものではなく、他の移動体、
例えば船や飛行機等に搭載される情報機器の記録再生装
置への適用も可能である。
【0120】[第3の応用例]さらに他の応用例とし
て、本実施形態の位置ずれ補正機能を利用して画像デー
タ等の照合や検索を行うことも可能である。
【0121】例えば、ある特定の画像と一致する画像を
画像データベースから検索することを考える。ここで扱
う画像としては、例えば指紋画像や公文書のデータ等が
挙げられる。
【0122】ここで、前記画像データベースは2値画像
を扱っており、ホログラム記録媒体にそのまま画像の形
で記憶されているとする。
【0123】本応用例においては、前記実施形態の構成
に加えて、画像センサ30に比較の対象となる比較画像
を記録するメモリ機能と、各画素ごとの比較機能を持た
せ、前記比較画像を画像センサ30に予め転送してお
く。
【0124】そしてホログラム記録媒体から順次登録し
てある画像を再生し、再生した画像それぞれについて位
置合わせを行い、同時に画像の比較を行わせる。
【0125】このようにすると、画像データベースに登
録されている大量の画像データを外部メモリに転送する
ことなく、画像の検索を行うことができる。
【0126】[ホログラム記録媒体の変形例]前述した
実施形態の説明においては、ホログラム記録媒体5とし
て比較的小型のものを想定して、ホログラム記録媒体5
内の一点に複数の情報を記録する場合を想定して説明を
行った。しかし、前述したように、本発明によるホログ
ラムメモリ装置は極めて優れた位置ずれ補正機能および
入射角校正機能を備えているため、ホログラム記録媒体
5を大型化し、ホログラム記録媒体5内の複数の領域に
それぞれ複数の情報を記録するようにしてもよい。なお
この場合、保持装置6を移動させる機構が必要となる。
【0127】さらには、図8(b)に示すように、ホロ
グラム記録媒体5の本体5aを円盤状に形成してもよ
い。この場合ホログラム記録媒体はスピンドルモータ9
0によりチャッキングされ回転自在に保持される。
【0128】この場合、スピンドルモータ90をホログ
ラム記録媒体(の本体5a)の半径方向に移動可能とす
る機構を設けたり、光学的に参照光(および物体光)の
入射位置を変更する機構を設けることにより、ホログラ
ム記録媒体の任意の位置に書き込まれた記録対象情報に
アクセスすることができる。
【0129】なお、上記2つの変形例においては、ホロ
グラム記録媒体の複数領域に記録対象情報を記録するよ
うになっているため、再生条件情報の一つとして前記各
領域のアドレスを示す情報を、前述したマップ50の第
1のデータ領域51に割り付けて記録することが好まし
い。なお、本変形例を上記の3つの応用例に適用するこ
とも当然に可能である。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる装置間で記録媒体を交換するでき、かつ振動等が
ある環境下においても使用することができるホログラム
メモリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホログラムメモリ装置の一実施形
態を示す図であって、ホログラムメモリ装置の全体構成
を示す概略図。
【図2】画像センサを変位させる手段の一例を示す図。
【図3】参照光偏向器の構成および作用を示す図。
【図4】図4(a)は、空間光変調器の各情報付加要素
への情報の割付を行うためのマップを示す図であり、図
4(b)は前記マップに基づいて制御された空間光変調
器により情報を付加された物体光を平面上に投影した場
合に得られる画像を示す図。図4(a)におけるマス目
と図4(b)におけるマス目は一対一に対応する。
【図5】記録対象情報の読み出し手順を示すフローチャ
ート。
【図6】公称入射角の校正の手順を示す図。
【図7】画像センサに投影される物体光の位置ずれの態
様を示す図。
【図8】ホログラム記録媒体の構成を示す図。
【図9】本発明の応用例を示す図。
【図10】本発明の応用例を示す図。
【図11】従来のホログラムメモリ装置を示す図。
【符号の説明】
3 空間光変調器 5 ホログラム記録媒体 5a (ホログラム記録媒体)の本体 10 参照光偏向器 30 画像センサ 50 (情報の割付を示す)マップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 沢 秀 之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 平 尾 明 子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 関 村 雅 之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 鈴 森 康 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録対象情報を記録する際に、記録対象情
    報の再生条件を示す再生条件情報を併せて記録すること
    を特徴とする、ホログラムメモリ装置によりホログラム
    記録媒体に記録対象情報を記録する方法。
  2. 【請求項2】複数の情報付加要素により物体光に情報を
    付加する空間光変調器を備えたホログラムメモリ装置に
    よりホログラム記録媒体に記録対象情報を記録する方法
    において、 記録対象情報とこの記録対象情報の再生条件を示す再生
    条件情報とを、予め定められた規則に基づいて、前記空
    間光変調器の情報付加要素に割り付けるためのマップを
    作成する工程と、 作成されたマップに基づいて空間光変調器の各情報付加
    要素の状態を調節する工程と、を備えたことを特徴とす
    る、ホログラム記録媒体に記録対象情報を記録する方
    法。
  3. 【請求項3】前記再生条件情報には、記録時におけるホ
    ログラム記録媒体への参照光の入射角に対応する参照光
    情報が含まれていることを特徴とする、請求項2に記載
    のホログラム記録媒体に記録対象情報を記録する方法。
  4. 【請求項4】前記再生条件情報は、再生時に物体光から
    読み出される情報から記録対象情報を特定するための再
    生位置検出情報を含み、 前記再生位置検出情報と前記記録対象情報とは、予め定
    められた所定の位置関係をもって前記マップ上に割り付
    けられることを特徴とする、請求項2に記載のホログラ
    ム記録媒体に記録対象情報を記録する方法。
  5. 【請求項5】記録対象情報とその再生条件を示す再生条
    件情報とを含む情報が記録されたホログラム記録媒体か
    らホログラムメモリ装置を用いて記録対象情報を再生す
    る方法において、 情報に含まれる再生条件情報に基づいて再生条件を定め
    る工程と、 定められた再生条件に基づいて記録対象情報を読み出す
    工程と、を備えたことを特徴とする、ホログラム記録媒
    体から情報を再生する方法。
  6. 【請求項6】参照光を照射することによりホログラム記
    録媒体から再生される物体光が投影される画像センサを
    備えたホログラムメモリ装置を用いて、記録対象情報と
    その再生条件を示す再生条件情報とを含む情報が記録さ
    れたホログラム記録媒体から記録対象情報を再生する方
    法において、 物体光に付加された情報を画像センサにより暫定的に読
    み出す工程と、 読み出された情報から再生条件情報を抽出する工程と、 再生条件情報に基づいて再生条件を調節する工程と、 調節された再生条件により記録対象情報を読み出す工程
    と、を備えたことを特徴とする、ホログラム記録媒体か
    ら記録対象情報を再生する方法。
  7. 【請求項7】前記再生条件情報は、画像センサに対する
    物体光の投影位置のずれを補正するための再生位置検出
    情報を含むことを特徴とする、請求項6に記載のホログ
    ラム記録媒体から記録対象情報を再生する方法。
  8. 【請求項8】前記再生条件情報は、記録時のホログラム
    記録媒体に対する参照光の入射角に対応する参照光情報
    を含み、この参照光情報に基づいて、再生時のホログラ
    ム記録媒体への参照光の入射角が調節されることを特徴
    とする、請求項6に記載のホログラム記録媒体から記録
    対象情報を再生する方法。
  9. 【請求項9】ホログラム記録媒体に対する記録対象情報
    の記録を行うためのホログラムメモリ装置において、 物体光および参照光を生成する手段と、 物体光に情報を付加する複数の情報付加要素を有する空
    間光変調器と、 記録対象情報とこの記録対象情報の再生条件を示す再生
    条件情報とを、予め定められた規則に基づいて、前記空
    間光変調器の各情報付加要素に割り付けるためのマップ
    を作成する手段と、 前記マップに基づいて前記空間光変調器を制御する手段
    と、を備えたことを特徴とするホログラムメモリ装置。
  10. 【請求項10】記録時におけるホログラム記録媒体への
    参照光の入射角に対応する参照光情報を検出する手段を
    更に備え、 この参照光情報が前記再生条件情報として用いられるこ
    とを特徴とする、請求項9に記載のホログラムメモリ装
    置。
  11. 【請求項11】前記再生条件情報は、記録対象情報と予
    め定められた位置関係をもって前記マップ上に割り付け
    られる再生位置検出情報を含むことを特徴とする、請求
    項9に記載のホログラムメモリ装置。
  12. 【請求項12】記録対象情報とこの記録対象情報の再生
    条件を示す再生条件情報とを含む情報が記録されたホロ
    グラム記録媒体から記録対象情報の再生を行うホログラ
    ムメモリ装置において、 参照光を生成する手段と、 参照光をホログラム記録媒体に照射した場合に再生され
    る物体光が投影される画像センサと、 画像センサにより読み取られた情報から再生条件情報を
    抽出する手段と、 前記画像センサにより読み取られた情報のうち再生条件
    情報に基づいて情報の再生条件を調節する手段と、 を備えたことを特徴とするホログラムメモリ装置。
  13. 【請求項13】前記再生条件情報は、記録時におけるホ
    ログラム記録媒体への参照光の入射角に対応する参照光
    情報を含み、 前記再生条件を調節する手段は、ホログラム記録媒体へ
    の参照光の入射角を可変とする手段を含むことを特徴と
    する、請求項12に記載のホログラムメモリ装置。
  14. 【請求項14】前記再生条件情報は、前記画像センサに
    対する物体光の投影位置のずれを補正するための再生位
    置検出情報を含み、 前記再生条件を調節する手段は、再生位置検出情報に基
    づいて前記画像センサに対する物体光の投影位置のずれ
    を補正する手段を含むことを特徴とする請求項12に記
    載のホログラムメモリ装置。
  15. 【請求項15】情報が付加された物体光とこの物体光と
    干渉する参照光との干渉情報が記録されたホログラム記
    録媒体において、 ホログラム記録媒体に記録された情報には、記録対象情
    報とこの記録対象情報の再生条件を示す再生条件情報と
    が含まれていることを特徴とするホログラム記録媒体。
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