JPH11163685A - 共聴受信対応デジタル放送受信機 - Google Patents
共聴受信対応デジタル放送受信機Info
- Publication number
- JPH11163685A JPH11163685A JP9330072A JP33007297A JPH11163685A JP H11163685 A JPH11163685 A JP H11163685A JP 9330072 A JP9330072 A JP 9330072A JP 33007297 A JP33007297 A JP 33007297A JP H11163685 A JPH11163685 A JP H11163685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- difference value
- transmission frequency
- tuning
- tuned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のブロックコンバータを用いた共聴受信
方式において、ブロックコンバータ毎の発信周波数を把
握し、自動的にブロックコンバータの違いによる受信機
への入力ＩＦ周波数の違いを補正することを目的とす
る。 【解決手段】 放送と共に伝送されて来る情報の中のネ
ットワーク情報テーブル、およびプログラムアソシエー
ションテーブルのtransport_stream_idからトランスポ
ンダの伝送周波数を検出し、同調時に設定した周波数と
の差分からブロックコンバータの発信周波数を求め、こ
れを記憶し、次回以降の同調時に前記記憶された情報を
読み出し、利用することにより自動的に入力ＩＦ周波数
のブロックコンバータ毎の違いを補正する。
方式において、ブロックコンバータ毎の発信周波数を把
握し、自動的にブロックコンバータの違いによる受信機
への入力ＩＦ周波数の違いを補正することを目的とす
る。 【解決手段】 放送と共に伝送されて来る情報の中のネ
ットワーク情報テーブル、およびプログラムアソシエー
ションテーブルのtransport_stream_idからトランスポ
ンダの伝送周波数を検出し、同調時に設定した周波数と
の差分からブロックコンバータの発信周波数を求め、こ
れを記憶し、次回以降の同調時に前記記憶された情報を
読み出し、利用することにより自動的に入力ＩＦ周波数
のブロックコンバータ毎の違いを補正する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送受信
機に係わり、特に複数のブロックコンバータを用いて受
信を行う際に、ブロックコンバータごとの発信周波数を
自動的に補正して、同調を行う共聴受信対応デジタル放
送受信機に関する。
機に係わり、特に複数のブロックコンバータを用いて受
信を行う際に、ブロックコンバータごとの発信周波数を
自動的に補正して、同調を行う共聴受信対応デジタル放
送受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のアナログ放送を同調することを目
的とする、共聴受信方式における受信は、サービスが増
えるたびに、複数のブロックコンバータを用いて未使用
の周波数に新規サービスを割り当てることが可能であっ
た。この場合、伝送周波数と受信周波数の関係が直接一
致していなくても受信すべきサービスは一つであるた
め、同調した信号を復調して受信機から再生した信号を
出力することができる。
的とする、共聴受信方式における受信は、サービスが増
えるたびに、複数のブロックコンバータを用いて未使用
の周波数に新規サービスを割り当てることが可能であっ
た。この場合、伝送周波数と受信周波数の関係が直接一
致していなくても受信すべきサービスは一つであるた
め、同調した信号を復調して受信機から再生した信号を
出力することができる。
【０００３】そのため、結果的に希望するサービスを視
聴することが可能となり、複数のブロックコンバータを
利用して、空きチャンネルに新規サービスを順次割り当
てていっても、特に問題が生じることはなかった。
聴することが可能となり、複数のブロックコンバータを
利用して、空きチャンネルに新規サービスを順次割り当
てていっても、特に問題が生じることはなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】一方、デジタル放送で
は、信号を送る一つの伝送周波数に、通常、複数のサー
ビスを多重して伝送される。
は、信号を送る一つの伝送周波数に、通常、複数のサー
ビスを多重して伝送される。
【０００５】また、伝送される信号にはサービスを構成
する信号情報だけでなく、その信号を送信する伝送周波
数を表す識別記述子（例えば、transport_stream_id）
など（以下、ＰＳＩ情報と称す）が伝送されており、こ
れらの情報を利用しながら受信機では受信動作を行う。
する信号情報だけでなく、その信号を送信する伝送周波
数を表す識別記述子（例えば、transport_stream_id）
など（以下、ＰＳＩ情報と称す）が伝送されており、こ
れらの情報を利用しながら受信機では受信動作を行う。
【０００６】しかし、共聴受信方式を用いたシステムで
は、ＰＳＩ情報に記載されている伝送周波数と実際の受
信機の入力周波数は一致していないことがある。
は、ＰＳＩ情報に記載されている伝送周波数と実際の受
信機の入力周波数は一致していないことがある。
【０００７】衛星放送の場合、ＰＳＩ情報内のネットワ
ーク情報テーブル内で伝送諸元として規定される伝送周
波数で変調され、更に伝送された信号は、ブロックコン
バータによりＩＦ周波数に変換されて受信機に入力され
ることになる。
ーク情報テーブル内で伝送諸元として規定される伝送周
波数で変調され、更に伝送された信号は、ブロックコン
バータによりＩＦ周波数に変換されて受信機に入力され
ることになる。
【０００８】ここで、受信機への入力ＩＦ周波数は、ブ
ロックコンバータの発振周波数により変わるため、受信
機が入力されたＩＦ周波数への同調に成功しても、その
同調した信号内に希望するサービスの情報が含まれてい
ない場合があり、そのサービスを構成する映像や音声を
受信機では復号することができないというアナログ受信
機では起こり得ない現象が生じる。
ロックコンバータの発振周波数により変わるため、受信
機が入力されたＩＦ周波数への同調に成功しても、その
同調した信号内に希望するサービスの情報が含まれてい
ない場合があり、そのサービスを構成する映像や音声を
受信機では復号することができないというアナログ受信
機では起こり得ない現象が生じる。
【０００９】従って、同調した信号が、受信を希望した
信号となるようにブロックコンバータの発振周波数を受
信機側で正しく把握しなければならない。
信号となるようにブロックコンバータの発振周波数を受
信機側で正しく把握しなければならない。
【００１０】ブロックコンバータが一つの場合は、発振
周波数も一つであるから、あらかじめ用意された発振周
波数の中から視聴者が選択し設定することで対応可能で
あるが、放送サービスが増えて、複数のブロックコンバ
ータを要する共聴受信方式では設定操作が複雑となって
しまい、視聴者がこの設定を誤るといつまでも希望サー
ビスを受信できないといった症状が起きてしまうという
問題があった。
周波数も一つであるから、あらかじめ用意された発振周
波数の中から視聴者が選択し設定することで対応可能で
あるが、放送サービスが増えて、複数のブロックコンバ
ータを要する共聴受信方式では設定操作が複雑となって
しまい、視聴者がこの設定を誤るといつまでも希望サー
ビスを受信できないといった症状が起きてしまうという
問題があった。
【００１１】本発明は、上記従来の共聴受信対応デジタ
ル放送受信機が有していた問題点を解決することを目的
とし、これを解決した共聴受信対応デジタル放送受信機
を提供するものである。
ル放送受信機が有していた問題点を解決することを目的
とし、これを解決した共聴受信対応デジタル放送受信機
を提供するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、受信しようとする信号の伝送周波数と実
際に同調するときのＩＦ周波数の関係を把握し、受信を
要求された信号に対して、正しい入力ＩＦ周波数に変換
して同調動作を行うことでブロックコンバータ毎の発振
周波数の違いを自動的に補正するようにしたものであ
り、以下のような構成を有する。
に、本発明は、受信しようとする信号の伝送周波数と実
際に同調するときのＩＦ周波数の関係を把握し、受信を
要求された信号に対して、正しい入力ＩＦ周波数に変換
して同調動作を行うことでブロックコンバータ毎の発振
周波数の違いを自動的に補正するようにしたものであ
り、以下のような構成を有する。
【００１３】即ち、請求項１記載の発明は、少なくとも
伝送諸元として伝送周波数情報を信号に多重しているデ
ジタル放送の共聴受信対応デジタル放送受信機におい
て、受信機への入力可能周波数範囲を少なくとも一回、
全範囲にわたり同調させ、各々同調した信号から該同調
した信号の伝送周波数を示す識別記述子を検出する検出
手段と、該検出された識別記述子に記述された伝送周波
数と前記同調に用いた周波数との差分値である第１の差
分値を検出する検出手段と、該検出された第１の差分値
と前記伝送周波数とを対応付けて記憶する記憶手段とを
具備し、以後の同調の際に、同調を指示された伝送周波
数と、該伝送周波数に対応する前記記憶手段で記憶した
第１の差分値を求め、該求められた第１の差分値と前記
同調を指示された伝送周波数との差分値である第２の差
分値を求め、該第２の差分値を用いることにより、自動
的に同調を行うことを特徴とする共聴受信対応デジタル
放送受信機である。
伝送諸元として伝送周波数情報を信号に多重しているデ
ジタル放送の共聴受信対応デジタル放送受信機におい
て、受信機への入力可能周波数範囲を少なくとも一回、
全範囲にわたり同調させ、各々同調した信号から該同調
した信号の伝送周波数を示す識別記述子を検出する検出
手段と、該検出された識別記述子に記述された伝送周波
数と前記同調に用いた周波数との差分値である第１の差
分値を検出する検出手段と、該検出された第１の差分値
と前記伝送周波数とを対応付けて記憶する記憶手段とを
具備し、以後の同調の際に、同調を指示された伝送周波
数と、該伝送周波数に対応する前記記憶手段で記憶した
第１の差分値を求め、該求められた第１の差分値と前記
同調を指示された伝送周波数との差分値である第２の差
分値を求め、該第２の差分値を用いることにより、自動
的に同調を行うことを特徴とする共聴受信対応デジタル
放送受信機である。
【００１４】また、請求項２記載の発明は、少なくとも
伝送諸元として伝送周波数情報を信号に多重しているデ
ジタル放送の共聴受信対応デジタル放送受信機におい
て、受信機への入力可能周波数範囲を少なくとも一回、
全範囲にわたり同調させ、各々同調した信号から該同調
した信号の伝送周波数を示す識別記述子を検出する検出
手段と、該検出された識別記述子に記述された伝送周波
数と前記同調に用いた周波数との差分値である第１の差
分値を検出する検出手段と、該検出された第１の差分値
と前記伝送周波数を示す識別記述子とを対応付けて記憶
する記憶手段とを具備し、以後の同調の際に、同調を指
示された伝送周波数を示す識別記述子と、該識別記述子
に対応する前記記憶手段で記憶した第１の差分値を求
め、該求められた第１の差分値と前記同調を指示された
伝送周波数との差分値である第２の差分値を求め、該第
２の差分値を用いることにより、自動的に同調を行うこ
とを特徴とする共聴受信対応デジタル放送受信機であ
る。
伝送諸元として伝送周波数情報を信号に多重しているデ
ジタル放送の共聴受信対応デジタル放送受信機におい
て、受信機への入力可能周波数範囲を少なくとも一回、
全範囲にわたり同調させ、各々同調した信号から該同調
した信号の伝送周波数を示す識別記述子を検出する検出
手段と、該検出された識別記述子に記述された伝送周波
数と前記同調に用いた周波数との差分値である第１の差
分値を検出する検出手段と、該検出された第１の差分値
と前記伝送周波数を示す識別記述子とを対応付けて記憶
する記憶手段とを具備し、以後の同調の際に、同調を指
示された伝送周波数を示す識別記述子と、該識別記述子
に対応する前記記憶手段で記憶した第１の差分値を求
め、該求められた第１の差分値と前記同調を指示された
伝送周波数との差分値である第２の差分値を求め、該第
２の差分値を用いることにより、自動的に同調を行うこ
とを特徴とする共聴受信対応デジタル放送受信機であ
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要を説明する。
本発明に係わる衛星を用いたデジタル放送では、放送に
多重されて伝送されて来るＰＳＩ情報の中の一部であ
る、ネットワーク情報テーブル（以下、ＮＩＴと称す）
内で、その衛星で使用される衛星中継器（以下、トラン
スポンダと称す）を表すtransport_stream_id（以下、
ＴＳ＿ｉｄと称す）と、該トランスポンダの伝送諸元を
表すsatellite_delivery_system_descriptorと呼ばれる
記述子を伝送する。該satellite_delivery_system_desc
riptorの中には、トランスポンダの伝送周波数や衛星軌
道、偏波面などが記述されている。
本発明に係わる衛星を用いたデジタル放送では、放送に
多重されて伝送されて来るＰＳＩ情報の中の一部であ
る、ネットワーク情報テーブル（以下、ＮＩＴと称す）
内で、その衛星で使用される衛星中継器（以下、トラン
スポンダと称す）を表すtransport_stream_id（以下、
ＴＳ＿ｉｄと称す）と、該トランスポンダの伝送諸元を
表すsatellite_delivery_system_descriptorと呼ばれる
記述子を伝送する。該satellite_delivery_system_desc
riptorの中には、トランスポンダの伝送周波数や衛星軌
道、偏波面などが記述されている。
【００１６】また、前記ＰＳＩ情報の一部として、プロ
グラムアソシエーションテーブル（以下、ＰＡＴと称
す）と呼ばれる情報が、受信しているトランスポンダに
対して伝送されている。このＰＡＴの中にも前記ＴＳ＿
ｉｄが含まれているので、前記ＮＩＴ内で伝送されてく
るＴＳ＿ｉｄおよびトランスポンダの伝送周波数と比較
することによって、受信機において現時点同調している
トランスポンダとトランスポンダの伝送周波数を確認す
ることができるようになっている。
グラムアソシエーションテーブル（以下、ＰＡＴと称
す）と呼ばれる情報が、受信しているトランスポンダに
対して伝送されている。このＰＡＴの中にも前記ＴＳ＿
ｉｄが含まれているので、前記ＮＩＴ内で伝送されてく
るＴＳ＿ｉｄおよびトランスポンダの伝送周波数と比較
することによって、受信機において現時点同調している
トランスポンダとトランスポンダの伝送周波数を確認す
ることができるようになっている。
【００１７】一方、衛星放送では、外部のパラボラアン
テナで受信したトランスポンダの伝送周波数をブロック
コンバータでＩＦ周波数に変換してから、受信機までケ
ーブルで伝送するため、受信機が、受信機内部のチュー
ナの同調周波数を設定するには、該ＩＦ周波数値を用い
ることになる。しかし、ブロックコンバータの発振周波
数が異なれば、受信機に入力されるＩＦ周波数の値が変
わるため、受信を希望するトランスポンダの伝送周波数
に対して、同調設定すべきＩＦ周波数と一致させるよう
な対処が必要となる。
テナで受信したトランスポンダの伝送周波数をブロック
コンバータでＩＦ周波数に変換してから、受信機までケ
ーブルで伝送するため、受信機が、受信機内部のチュー
ナの同調周波数を設定するには、該ＩＦ周波数値を用い
ることになる。しかし、ブロックコンバータの発振周波
数が異なれば、受信機に入力されるＩＦ周波数の値が変
わるため、受信を希望するトランスポンダの伝送周波数
に対して、同調設定すべきＩＦ周波数と一致させるよう
な対処が必要となる。
【００１８】ここで、受信機において、同調に成功した
周波数と同調設定した周波数の差分値が使用しているブ
ロックコンバータの発振周波数となることを利用して、
受信機に受信可能なＩＦ周波数帯の全範囲を一度通して
同調させ、その際同調に成功した各々のＩＦ周波数値に
対して、前記ＰＡＴのＴＳ＿ｉｄを確認し、前記ＮＩＴ
内のＴＳ＿ｉｄと一致するトランスポンダの伝送周波数
を判定し、更に、該周波数から同調したＩＦ周波数の差
分をとれば、同調可能なトランスポンダおよびそのブロ
ックコンバータの発振周波数の関係を求めることができ
る。
周波数と同調設定した周波数の差分値が使用しているブ
ロックコンバータの発振周波数となることを利用して、
受信機に受信可能なＩＦ周波数帯の全範囲を一度通して
同調させ、その際同調に成功した各々のＩＦ周波数値に
対して、前記ＰＡＴのＴＳ＿ｉｄを確認し、前記ＮＩＴ
内のＴＳ＿ｉｄと一致するトランスポンダの伝送周波数
を判定し、更に、該周波数から同調したＩＦ周波数の差
分をとれば、同調可能なトランスポンダおよびそのブロ
ックコンバータの発振周波数の関係を求めることができ
る。
【００１９】以上のことより、各ＴＳ＿ｉｄとその差分
値、即ちブロックコンバータの発振周波数、または、各
トランスポンダの伝送周波数とその差分値を関連付けて
記憶しておけば、次回以降の同調時に、同調するトラン
スポンダに対するこれらの値を呼び出して利用すること
により、複数のブロックコンバータが使用されていて
も、自動的に希望するトランスポンダを受信することが
できる。
値、即ちブロックコンバータの発振周波数、または、各
トランスポンダの伝送周波数とその差分値を関連付けて
記憶しておけば、次回以降の同調時に、同調するトラン
スポンダに対するこれらの値を呼び出して利用すること
により、複数のブロックコンバータが使用されていて
も、自動的に希望するトランスポンダを受信することが
できる。
【００２０】このため、同調はしたがサービスの受信が
できない、といったデジタル放送特有の現象を防ぐこと
ができる。
できない、といったデジタル放送特有の現象を防ぐこと
ができる。
【００２１】次に図面を参照して本発明の実施の形態を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００２２】図１は本発明に係わる共聴受信対応デジタ
ル放送受信機の初期動作の手順を示すフローチャートで
ある。
ル放送受信機の初期動作の手順を示すフローチャートで
ある。
【００２３】図示しない初めて電源を入れる場合や、視
聴者の要求によって図１のフローに処理が導かれる。ス
テップ１は、現在の同調設定周波数が、チューナの入力
周波数の範囲に入っているかを確認する。範囲内に入っ
ている場合、ステップ２に移行する。
聴者の要求によって図１のフローに処理が導かれる。ス
テップ１は、現在の同調設定周波数が、チューナの入力
周波数の範囲に入っているかを確認する。範囲内に入っ
ている場合、ステップ２に移行する。
【００２４】ステップ２では、周波数をチューナの同調
周波数分解能で決まる設定基準単位（例えば、１２５Ｋ
Ｈｚ）に対して１単位増加させてから同調動作に入る。
この１単位増加させた周波数において同調を行い同期が
成立するかをステップ４で判断する。ここで、同期が成
立せず、同調が失敗したと判断した場合は、ステップ２
に戻り周波数を増加させてから、再び同調をおこなうこ
とになる。
周波数分解能で決まる設定基準単位（例えば、１２５Ｋ
Ｈｚ）に対して１単位増加させてから同調動作に入る。
この１単位増加させた周波数において同調を行い同期が
成立するかをステップ４で判断する。ここで、同期が成
立せず、同調が失敗したと判断した場合は、ステップ２
に戻り周波数を増加させてから、再び同調をおこなうこ
とになる。
【００２５】同調が成功した場合、ステップ５におい
て、受信した信号の中からＰＡＴとＮＩＴを抽出し、Ｔ
Ｓ＿ｉｄとトランスポンダの伝送周波数を読み取ること
になる。この読み取ったＰＡＴのＴＳ＿ｉｄを基準にし
て、現在同調しているトランスポンダの伝送周波数をＮ
ＩＴの情報から確認する。
て、受信した信号の中からＰＡＴとＮＩＴを抽出し、Ｔ
Ｓ＿ｉｄとトランスポンダの伝送周波数を読み取ること
になる。この読み取ったＰＡＴのＴＳ＿ｉｄを基準にし
て、現在同調しているトランスポンダの伝送周波数をＮ
ＩＴの情報から確認する。
【００２６】次に、ステップ６で前記ＮＩＴの情報から
確認したトランスポンダの伝送周波数と同調に設定した
周波数の差分を取ることで、受信したトランスポンダに
おけるブロックコンバータの発振周波数を確定し、その
後のステップ７で、ＴＳ＿ｉｄ、トランスポンダの伝送
周波数の一方または両方、そして、前記差分値であるブ
ロックコンバータの発振周波数を記憶する。
確認したトランスポンダの伝送周波数と同調に設定した
周波数の差分を取ることで、受信したトランスポンダに
おけるブロックコンバータの発振周波数を確定し、その
後のステップ７で、ＴＳ＿ｉｄ、トランスポンダの伝送
周波数の一方または両方、そして、前記差分値であるブ
ロックコンバータの発振周波数を記憶する。
【００２７】また、ＮＩＴはネットワークを組むトラン
スポンダについて共通であるため、１度にトランスポン
ダすべての情報を取り込みＴＳ＿ｉｄとトランスポンダ
の伝送周波数を一回の受信で記憶してしまうことも可能
である。
スポンダについて共通であるため、１度にトランスポン
ダすべての情報を取り込みＴＳ＿ｉｄとトランスポンダ
の伝送周波数を一回の受信で記憶してしまうことも可能
である。
【００２８】このステップ７の後、ステップ１へ戻り、
まだチューナの入力周波数範囲内であるならばこの処理
フローを順次続け、範囲外であれば、ステップ３へ進み
終了処理が行われる。
まだチューナの入力周波数範囲内であるならばこの処理
フローを順次続け、範囲外であれば、ステップ３へ進み
終了処理が行われる。
【００２９】また、図２は、本発明の共聴受信対応デジ
タル放送受信機による番組選択時の同調手順を示すフロ
ーチャートである。
タル放送受信機による番組選択時の同調手順を示すフロ
ーチャートである。
【００３０】デジタル放送の場合、視聴者は自分の希望
するサービスを選択するときに、そのサービスを表すse
rvice_idと呼ばれる記述子を用いることになる。これ
は、アナログ放送と異なり、トランスポンダの伝送周波
数に合わせても、更にその中に複数のサービスが含まれ
ているからである。
するサービスを選択するときに、そのサービスを表すse
rvice_idと呼ばれる記述子を用いることになる。これ
は、アナログ放送と異なり、トランスポンダの伝送周波
数に合わせても、更にその中に複数のサービスが含まれ
ているからである。
【００３１】図２において、ステップ８にて、視聴者に
より希望するservice_idが入力されることにより番組選
局が行われる。受信機では、ステップ９で、このservic
e_idが存在するトランスポンダをＮＩＴの情報から調
べ、そのトランスポンダの伝送周波数を得る。
より希望するservice_idが入力されることにより番組選
局が行われる。受信機では、ステップ９で、このservic
e_idが存在するトランスポンダをＮＩＴの情報から調
べ、そのトランスポンダの伝送周波数を得る。
【００３２】受信すべきservice_idのトランスポンダの
伝送周波数が得られたなら、ステップ１０で、図１の手
順で記憶したブロックコンバータの発振周波数を記憶手
段より読み出し、ステップ１１でトランスポンダの伝送
周波数からブロックコンバータの発振周波数を引くこと
により、チューナに入力されるＩＦ周波数を計算する。
伝送周波数が得られたなら、ステップ１０で、図１の手
順で記憶したブロックコンバータの発振周波数を記憶手
段より読み出し、ステップ１１でトランスポンダの伝送
周波数からブロックコンバータの発振周波数を引くこと
により、チューナに入力されるＩＦ周波数を計算する。
【００３３】ステップ１２で、この求めたＩＦ周波数で
同調することにより、希望するサービスを含んだトラン
スポンダの受信が確実に行われ、そのサービスの構成信
号を復号することで番組選択が完了されることになる。
同調することにより、希望するサービスを含んだトラン
スポンダの受信が確実に行われ、そのサービスの構成信
号を復号することで番組選択が完了されることになる。
【００３４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のブ
ロックコンバータを用いて伝送周波数を複数のＩＦ周波
数帯へシフトさせたような視聴者にとって複雑な共聴受
信方式でも、自動的かつ確実に希望するサービスを受信
することが可能となる。
ロックコンバータを用いて伝送周波数を複数のＩＦ周波
数帯へシフトさせたような視聴者にとって複雑な共聴受
信方式でも、自動的かつ確実に希望するサービスを受信
することが可能となる。
【図１】本発明による初期同調動作処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図２】本発明による初期同調後の番組選択時の同調動
作処理手順を示すフローチャートである。
作処理手順を示すフローチャートである。
１ 同調可能範囲判定手段 ２ 同調周波数設定手段 ３ 処理終了手段 ４ 同調成否判定手段 ５ 同調周波数、トランスポンダの伝送周波数検出手段 ６ 同調周波数、トランスポンダの伝送周波数差分検出
手段 ７ 同調周波数、トランスポンダの伝送周波数差分記憶
手段 ８ 選局設定手段 ９ トランスポンダの伝送周波数確認手段 １０ ブロックコンバータ発信周波数読み出し手段 １１ ＩＦ周波数検出手段 １２ 選局手段
手段 ７ 同調周波数、トランスポンダの伝送周波数差分記憶
手段 ８ 選局設定手段 ９ トランスポンダの伝送周波数確認手段 １０ ブロックコンバータ発信周波数読み出し手段 １１ ＩＦ周波数検出手段 １２ 選局手段
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも伝送諸元として伝送周波数情
報を信号に多重しているデジタル放送の共聴受信対応デ
ジタル放送受信機において、受信機への入力可能周波数
範囲を少なくとも一回、全範囲にわたり同調させ、各々
同調した信号から該同調した信号の伝送周波数を示す識
別記述子を検出する検出手段と、該検出された識別記述
子に記述された伝送周波数と前記同調に用いた周波数と
の差分値である第１の差分値を検出する検出手段と、該
検出された第１の差分値と前記伝送周波数とを対応付け
て記憶する記憶手段とを具備し、 以後の同調の際に、同調を指示された伝送周波数と、該
伝送周波数に対応する前記記憶手段で記憶した第１の差
分値を求め、該求められた第１の差分値と前記同調を指
示された伝送周波数との差分値である第２の差分値を求
め、該第２の差分値を用いることにより、自動的に同調
を行うことを特徴とする共聴受信対応デジタル放送受信
機。 - 【請求項２】 少なくとも伝送諸元として伝送周波数情
報を信号に多重しているデジタル放送の共聴受信対応デ
ジタル放送受信機において、受信機への入力可能周波数
範囲を少なくとも一回、全範囲にわたり同調させ、各々
同調した信号から該同調した信号の伝送周波数を示す識
別記述子を検出する検出手段と、該検出された識別記述
子に記述された伝送周波数と前記同調に用いた周波数と
の差分値である第１の差分値を検出する検出手段と、該
検出された第１の差分値と前記伝送周波数を示す識別記
述子とを対応付けて記憶する記憶手段とを具備し、 以後の同調の際に、同調を指示された伝送周波数を示す
識別記述子と、該識別記述子に対応する前記記憶手段で
記憶した第１の差分値を求め、該求められた第１の差分
値と前記同調を指示された伝送周波数との差分値である
第２の差分値を求め、該第２の差分値を用いることによ
り、自動的に同調を行うことを特徴とする共聴受信対応
デジタル放送受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33007297A JP3404455B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 共聴受信対応デジタル放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33007297A JP3404455B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 共聴受信対応デジタル放送受信機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11163685A true JPH11163685A (ja) | 1999-06-18 |
| JP3404455B2 JP3404455B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=18228477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33007297A Expired - Lifetime JP3404455B2 (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 共聴受信対応デジタル放送受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3404455B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001077671A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-03-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送選局装置およびデジタル放送選局方法 |
| JP2003505909A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-12 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | ディジタル衛星放送受信機用の迅速な信号捕捉を行うチューニング・システム |
-
1997
- 1997-12-01 JP JP33007297A patent/JP3404455B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001077671A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-03-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送選局装置およびデジタル放送選局方法 |
| JP2003505909A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-12 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | ディジタル衛星放送受信機用の迅速な信号捕捉を行うチューニング・システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3404455B2 (ja) | 2003-05-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6480551B1 (en) | Signal processing device and method for switching signal processors thereof | |
| US7158190B2 (en) | Broadcasting receiver and channel searching method in broadcasting receiver | |
| FI114888B (fi) | Digitaalisen televisiojärjestelmän kanavaopas, jonka käyttöaika on rajoitettu | |
| US7984464B2 (en) | Digital broadcast receiving apparatus | |
| US20040036811A1 (en) | Broadcasting receiver and channel searching method in broadcasting receiver | |
| GB2375245A (en) | A broadcast receiver with means for finding a set of channels that meet some quality criterion and then examining this set for further channel information | |
| KR100975172B1 (ko) | 신호 처리 장치 및 신호 처리 방법 | |
| KR20010102104A (ko) | 텔레비젼 수상기의 탐색 튜닝의 고속화 방법 | |
| EP1050963B1 (en) | Receiver for digital terrestrial broadcasting | |
| KR100659453B1 (ko) | 수신장치 및 방법, 기록매체 | |
| JP3404455B2 (ja) | 共聴受信対応デジタル放送受信機 | |
| JPH11146293A (ja) | ディジタル信号受信端末装置 | |
| KR101006663B1 (ko) | 수신 장치 및 그 설정 방법 | |
| JP4135252B2 (ja) | 受信装置 | |
| JP2002508144A (ja) | 自動インストレーション | |
| KR100255277B1 (ko) | 위성방송 수신기의 자동채널 설정방법 | |
| JP4354593B2 (ja) | デジタル地上波放送用受信機 | |
| JP2000332578A (ja) | デジタル放送用受信機 | |
| KR20030043140A (ko) | 디지탈방송수신장치 및 그 자동채널서치방법 | |
| JP4044077B2 (ja) | 受信装置 | |
| JP3141922B2 (ja) | デジタル放送用受信機 | |
| JPS637045A (ja) | 識別信号送受信方式 | |
| EP1067689A2 (en) | Tuner | |
| JP4044076B2 (ja) | 受信装置 | |
| KR100505552B1 (ko) | 디지털 방송수신기에서의 예약 녹화방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080229 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228 Year of fee payment: 10 |